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四畳半神話大系
四畳半神話大系
森見登美彦/KADOKAWA
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総合評価

1637件)
4.0
458
632
344
62
9
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごくすごく面白かった。多分私好みの文章なのだと思う。 頭のいい人の屁理屈で自分が選んだ運命を嘆いている。それも理系の。京大に受かる人はそんな人ばかりなのだろうか? 最終話で、それまでの話で起こった少し不思議なことの答え合わせがされる。全部が少しづつ作用して、同じ出来事なのに少し違う。 私は自分が良いと思った機会を逃さないように生きてきたが見事に失敗だった。でも、それすらも大目に見てやるにやぶさかではないと思えた本だった。

    0
    投稿日: 2026.02.20
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    最初は少し読みづらく何がしたいんだ…って思ってたけど読めば読むほど面白くなってくる くだらない日常にふっと笑ってしまう

    1
    投稿日: 2026.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    硬派で古風な文体と語り手の知性的で捻くれた語り口調が、京都の風情と相まって、贅沢なモラトリアムと趣を感じられる。森見先生の独特な文体が本当に魅力的でした。 『脱出の可能性が見えないため、私の希望と絶望に影響されて、千円札の値打ちは乱高下した。』←四畳半から出られない絶望を表しただけの一文だけど、お気に入り 他キャラも独特かつ魅力的。 絶対的な自分軸をもつ樋口師匠 『可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である』 小津との掛け合いは捻くれの中にクスッと笑ってしまうような、いじらしさとあいらしさ 『我々は運命の黒い糸で結ばれているというわけです』 四畳半を媒介とするパラレルワールドという秀逸すぎる設定で、話が進むごとに理解に深みが増していくため惹き込まれました。 どの世界に行っても違いは四畳半内の誤差のみで、小津、明石さん、樋口師匠に羽貫さんとの関係は変わらないところが物語の真髄かと思います。

    2
    投稿日: 2026.02.05
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    並行世界みたいに、人生はいくつも分岐していく。 でも「私」がしていることは、どの世界線でもだいたい同じ。 たくさんの可能性を並べて、あれこれ考えて、迷って、あとから少し後悔する。 どの世界線にも現れる小津は、ただの友人というより、「私」の影のように思える。 ずるくて、ちゃっかりしていて、欲望に正直で、 鏡写しみたいで、少し厄介で、でも切り離せない運命の黒い糸で結ばれている。 「私」が四畳半に閉じ込められるのも、選ばなかったことや、踏み出さなかったことが、そっと形になった空間だと思う。 逃げ続けた結果、光も影も分けられなくなって、同じ場所に留まるしかなくなっただけ。 狭くて息苦しいけれど、それは誰かに閉じ込められたわけじゃない。 そして「私」はいつも最後に、違う選択をしていたらという話をする。 それなのに、どの世界線でも明石さんとは結ばれている。 「私」は明石さんを選び、明石さんも「私」を選んでくれる。 世界が違っても、どうしても選んでしまうものだけは変わらない。 それって、ちゃんと選べているということなんじゃないのかなって思った。 最後の世界の「私」は影を消そうともしない。 影を引き連れたまま、明石さんと並んで歩く。 派手じゃないけれど、静かで、ちゃんと前に進んでいる終わり方だ。 色々な世界線についてあれこれ考えるのも楽しいけれど、結局のところ、この世界観や「私」、小津、明石さんが好きだなあ、という気持ちが残った。不器用で、考えすぎて、うまく生きられないところも含めて、なんだか放っておけない。

    0
    投稿日: 2026.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔から、読みたいとは思っていたのだが、手をつけないままきていた。 アニメの再放送が始まったのを機会に、読みたい気持ちが再燃。 思った時が行動に出るトキ。 そんなワケで、読み始めたワケだ。 うん。 本当に、面白い。 うん。 アニメ、原作の世界を素晴らしく再現している。 うん。 キャスト、超合ってる。 アニメ観てるせいで、 本を読んでいると、キャストさんの声が頭の中で勝手に再生されていきます。 脳内再生脳内再生。 なので、語りの部分が浅沼晋太郎さんの声で読み進むワケですよ。 しかも、あの語り口調で。 んで、小津が小津で小津なのですよwwwwwwww もう、よっちんの、あのしゃべりが、脳内に響き渡って、 自分の頭の中、おかしくなってましたwww 樋口師匠も、明石さんも、城ケ崎先輩も、羽貫さんもwwwww 小説は、4パートに分かれてたんですな。 読み進める度に、前章を踏まえて、中身が厚くなってくカンジ。 それが、上手く重なりあっていく。 決まり文句は決まり文句で、小気味よく。 気づくと、日常会話の中で、言ってたりしてワロタ。 最後の章は、総まとめ。 今までの話が、並行世界の四畳半で拾われて行く。 タイトルにつながっているワケですが。 回収の仕方が素晴らしくて、自分も「ワタシ」と一緒に四畳半を彷徨い続ける・・・ 子供の時に、これを読んだり観たりしていたならば、 確実に夢に見てうなされてるwww イイ意味でwww こういうの、好きなんですわ。 大好きなんですわ。 恐ろしくもあり、不可思議であり、神秘的であり、謎めいていて。 そんな、SFのような、ファンタジーのような物語の中に 友情の物語が描かれている。 イイ。 「ワタシ」とみんなの関係。 「ワタシ」と明石さん 「ワタシ」と樋口師匠 「ワタシ」と羽貫さん 「ワタシ」と城ケ崎先輩 そしてなによりも 「ワタシ」と小津 小津という存在があるからこそ、「ワタシ」が成立している 「ワタシ」という存在があるからこそ、「小津」が成立している。 ”我々は運命の黒い糸で結ばれているというわけです” そして、秀逸なラスト。 二人の立場が逆転する。 「俺なりの愛だ」 「そんな汚いもん、いりません。」 この物語は、「ワタシ」の視点で描かれているワケだが、 「小津」の視点から、おなじ物語を描いたならば、 それはまた、面白いものが観られるのではなかろうか と 思うわけなのである。 うん。 ワタシは、小津が好きだwwwww 小津がよっちんでヨカッタよ!(そこか!?>自分) とにかく、小津のように生きられたら、人生満喫できる気がする・・・・・ ホント、アニメ、再放送してくれて感謝感謝。 保存版だぜよ。 まだ、半分も放送されてないのですけれども、 楽しみに待ってます。

    0
    投稿日: 2026.02.05
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     スルメ小説とは良く言ったもので、短編集の章が進めば進むほど、独特の文体に慣れ、掴みづらかった世界観が掴め、この小説の良い意味でのくだらなさと本当の意味での奥深さが理解できてきます。唯一無二の世界観のある小説だと感じました。

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時代背景はちがうだろうけど、なぜかコクリコ坂くらいの時代の雰囲気を想像してしまいました。 文章の感じが昔っぽい。 そこがいいし、おもしろいのですが。 主人公、なんだかんだ毒舌を言いつつ親友と呼ぶところがいいですね。 逆に羨ましい関係かも。 小学生同士がブーブー言いながら戯れてるみたいでかわいいですね。 川に落ちたのを川に入ってまで助けてあげるし、お見舞いも行ってあげて、優しい。 最後のやりとりもいい。 明石さん、いい 師匠がかわいいし、ほっとけないというか、関わりたくなってしまうのわかるな。 まさに、樋口マジック。 弟子は大変そうだけど。 第二話以降で、第一話で出てきた人たちとの関係性や見方変わるのが新鮮でおもしろいです。 他のキャラがしていたことを主人公がしたり、会を邪魔した人が会に参加してたり。 アホで不毛で愚行を真面目にやってるのがいいですね。 こういうのが、青春時代で1番楽しいんじゃないかと思う。 しっかりバラ色のキャンパスでは!? 見習って迷える子羊ごっこでもしようか・・・ 城ヶ崎先輩と師匠の戦い、子どもの喧嘩みたいでかわいいんだが。 主人公のサークル変わるだけで、城ヶ崎先輩が1話のイメージと全く変わるのおもしろい。 憎めないかわいい奴やん。 樋口城ヶ崎和解会談、終わるの早すぎる。 まあ、こういう関係いいよな。 最後、まさかのじゃんけん・・・ 存在を規定するのは、我々の持つ不可能性 という言葉、その生き方はしたくないけど、そういう考え方もありだし、救いになりうると思う。 地図を広げながら旅する物語を読むの、自分もしているのでとても共感した!! まさに、一緒に旅しているような最高の気分になる。 最終話、まさかの展開で驚きました! さすがに同じような繰り返しで少し飽きてきたところに、この予期せぬ展開。 3回繰り返し、その後四畳半をループし続けて、こちらまで心底うんざりした気分になりました。 つまり、同じ体験をしてる気分になれました! 主人公が、今まであったもののありがたさを知ったり、どの選択肢を選んでも同じような結果になっていただろうと気づいたのがよかったです。 最後、立場が逆転したとこも、主人公から小津への友情もよかった。 小津って、なんだかんだ好かれるキャラしてるよな。

    0
    投稿日: 2026.01.29
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    京大時代の生々しい空気感を感じた。仕事とかで日々の人間関係をドライに対応するようになってしまったけれど、学生の破茶滅茶でウェットな日々は大事だったし、少し取り戻したい気もする。

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    「成瀬は都を駆け抜ける」を読んでしまったので、森見登美彦作品に辿り着いてしまいました。 きっとこのルートを辿る方は多いはず。 京都大学三回生の男性が主人公。 一回生の春に4つのうち1つの選択を迫られる。 そして、その4つそれぞれを選んだ未来が描かれるパラレルワールド物語。 一癖も二癖もある登場人物が複数登場。 京大生って、そんな人ばかりなのですか?w 序盤は、なかなかページが進みませんでしたが、四話の物語の枠組みがほぼ一緒なので、途中から読みやすくなりました。 また、四話の物語が、相互に関係しているため、「これはこういうことだったのか」と、徐々に解明されていきます。 今私は幸せですが、 「もしあの時あの選択をしていたら、どんな未来になっていたのか。」 そんなことをたまに考えます。 まさにそんな考えが物語となった本作品。 「黒髪の乙女」「琵琶湖疏水」など、成瀬で見かけた言葉が出てきた時、一人でテンションが上がってしまいました。

    62
    投稿日: 2026.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四つの並行世界のお話。 主人公の「私」は、あの時違う道を選んでいれば、悪友の小津と出会っていなければ……とどの世界でも思っているが、結局は小津、樋口師匠、明石さんたちと出会うなど大まかな展開は同じようなもの。 特に一話目は「私」の拗らせぶりも面白く笑いながら読めた。 二話以降は同じことの繰り返しの部分もあるので、読んでいて多少気持ちがだれるところもあった。 生きていると「あの時こうしていればまた違った世界があったのかもしれない」と思い悩むこともあるけど、こうやって結局なにを選んでも実はそこまで変わらなかったのかもしれないし、今目の前にある現実を大事にしていくしかないんだなと思えた。

    1
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメを見たことがあったが、小説をちゃんと読んだことがなかったので読んでみた。 アニメが大好きで何周もしていたからこそ、小説との違いにも戸惑った部分もあったが、このキャラクターたち、そして世界観を生み出した森見さんはすごい…

    0
    投稿日: 2026.01.20
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    面白い!痛快、爽快、愉快の3拍子揃ったちょっぴりおかしなSFファンタジー。京都で大学生活送りたくなりますね(私はかつて京都の大学生でした)。主人公の語り口がまた理屈っぽくて軽妙で少し文語調なところが良い。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    最初は文体があんまり得意じゃないかなと思ったが、章を重ねるごとにキャラクターたちの魅力に惹かれた。小津がどの平行世界で仕事量が多すぎて笑った。森見先生の他の話も読みたい

    1
    投稿日: 2026.01.13
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    「成駆」を読んで森見登美彦さんの作品が読みたくなり、手に取った。 大学生の「私」が、さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。 序盤はイマイチ進まず…( 'ᵕ' ; ) 中盤あたりから、段々面白さが分かってきて、終盤あたりはページを捲る手が止まらなかった。 こんな構成の作品、初めて読んだかも。 「私」の些細な選択肢の違いが、彼に全然違う人生をもたらしていく。 世界線によって人物の相関図や「私」との関わりが微妙に違う。 でも、登場人物たちの本質は変わらない。 そして、どんなルートを辿ったとしても、変わらないこともある。 物語の核心を突くようなセリフも度々出てきて、もはや笑っていいのか、ゾッとすればいいのか…(((( '-' )))) 起こる出来事、登場するアイテム、数々のお決まりのセリフなど、ある程度読み進めて、展開が分かっているからこその面白さもあった。 「あのとき別の道を選んでいたら」 「あの人に出会っていなかったら」 など、私たちは無数の「別の世界線」を頭の中では簡単に作れるけれど、実際に生きているのは、今ここにあるこの現実だけなんですよね。 この作品を読んで、今の人生を肯定してもらえたような気がします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) ✎︎____________ 可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である(pp.150~151) 腰の据わっていない秀才よりも、腰の座っている阿呆のほうが、結局は人生を有意義に過ごすものだよ(pp.151~152) とかく恋をすると自分のみっともなさを自覚するもんですからね(p.343) ほんの些細な決断の違いで私の運命は変わる。日々私は無数の決断を繰り返すのだから、無数の異なる運命が生まれる。無数の私が生まれる。無数の四畳半が生まれる。(p.374)

    75
    投稿日: 2026.01.12
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    「男おいどん」(笑) 下宿の押入れでキノコを探すところとか、まんまそれだな。 “並行世界”を描いた四つの物語。主人公と登場人物はほぼ同じ。導入と終末の文章もほぼ同じ(これ、原稿料発生する?) なるほどね。面白いよ、面白いんだけど…。う〜ん、なんか納得がいかない。 冒頭に挙げた「男おいどん」は、松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」以前の代表作だが、圧倒的に“女性人気”が無かった。なのに、こっちは多くの人から人気を獲得できているという事実が理解できないだけか。 …と言うより、主人公の思考回路は無茶苦茶よく理解できる私だからこそ、本書の人気が理解できないのだろうと思う。 もう少し読んでみよう。

    37
    投稿日: 2026.01.04
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     のっけから、私の苦手な太宰治の『人間失格』に似たモノローグで始まる。がんばって1章読んで見れば、『夜は短し歩けよ乙女』と同じように、共感できる部分が出てくるのでは、と期待して。  うーん。私には合わない作者さんなのかも。SF的設定は理解できるし、散見される他の本やら何やらへのオマージュ?もわからないこともない。(松本零士氏や大島渚監督や太宰や漱石、ザムザも)  だが。    こんな妄想しているひまがあったら、私ならバイトしてた。根っからのプロレタリアなので、共感できない部分があまりにも多すぎて。  森見登美彦氏の本は、もういいかな、と。  ススメてくれた方ごめんなさい。

    5
    投稿日: 2026.01.03
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    不毛に思われる学生生活を怠惰に送る主人公。悪友の小津に1回生の時に出会わなければ2年間無駄に過ごさずに薔薇色のキャンパスライフを送れたと夢想しながら並行世界で違った選択をした話が4本で構成されてました。 主人公はどのサークルに入っても小津と出会い騒動に巻き込まれて最後に明石さんとねんごろになってゆきそうなのにそこは語らない。 悶々とした精神世界を彷徨っているところが歯痒いけど、歯科助手の羽貫さんに、師匠と呼ばれる樋口氏に彼のライバルの城ヶ崎氏。元はと言えば何が原因だったか忘れられても代々続く「自虐的代理代理戦争」とかラブドールの香織さん誘拐事件とか笑かしてくれました。彼女もいなくジョニーを抑えるのに必死な主人公の高潔そうな倫理観との葛藤も面白かった。 小津の暗躍は凄すぎるし彼女がいるところが抜け目ないし、4つのサークルすべてに属していて陰で操ってたとかOZの魔法使いかって思ってしまいました。

    72
    投稿日: 2026.01.02
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    再読。 定期的に森見登美彦を摂取しなければいけない体なので、一年の最後にはいずれかの作品を読むと決めている。

    2
    投稿日: 2025.12.31
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    成瀬最新刊で出てきたので、ずっと避けていたのですが気になって読むことにしました。 文体に癖があるので、最初は読みにくく、(?)なことが多かったのですが、途中からなんだか癖になってきて、受け入れられるようになりました。 夜は短し〜の方を先に読んだ方がいいとの意見が多かったので、そちらが先の方がすんなり読めてよかったのかもしれません。 個性的な仲間が不可思議な行動を起こしていますが、返ってこの物語の世界はとても平和だなと癒されました。

    34
    投稿日: 2025.12.31
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    我々という存在を規定するのは我々が持つ可能性ではなく我々が持つ不可能性である。大方の苦悩はありえべき別の人生を夢想することから始まる。他の何者にもなれない自分を認めなくてはならない

    1
    投稿日: 2025.12.29
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    「神様のカルテ」と似た文体に、そうそうこういうの好き〜!と楽しんで読むことができた。最後の、四畳半に閉じ込められる話は鳥肌。蛾が大群を形成していた理由(数百千の蛾が湧き出てくると思うと……)もわかり、蛾が部屋に各一匹いるなら、「私」も部屋に各一人いなきゃダメなんじゃないの、と。あと、部屋に各一枚のお札のシリアルナンバーがどうなってたかが地味に気になる。 私も、三つの部活どれに入ろうか迷ってたことを思い出した。結局悩みに悩んで入った部活は半年で辞めてしまったけど、そのおかげで今の楽しい私がいる。あとの二つに入っていたら、私はどうなっていたのだろう。どんな自分でも、結局今と変わらなかった気もするけど。

    12
    投稿日: 2025.12.27
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    なんだか読んでる途中からどんな話になるのかわからなくてわくわくし、最後も客観的に見たら面白い終わり方で満足。 実際無限ループだなんて怖くて仕方なさそうだが、明るく楽しい読み終わり。

    1
    投稿日: 2025.12.25
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    アニメ「四畳半神話体系」から、原作の方を読んだ。 アニメではわかりづらかった部分も小説で補われ、わかりやすく、また知的かつユーモラスな筆致が魅力的で飽くことなく読み進められた。表紙もかわいい。アニメではこのイラストがそのまま動くので、アニメの方はそこも非常に魅力である。 内容について 主人公「私」は、大学生活2年間を棒に振り、無駄に過ごしてきたと自覚する大学3回生であり、その責任すべてを唯一の親友(悪友)小津に転嫁する。「あのときああしていれば…」という過去への後悔を常に抱いていたが、彼は決して脱出することのできない四畳半部屋の連なった無限四畳半地獄で、自身の「あったかもしれない」可能性の部屋部屋を覗くことになる… まず面白いのは、「あのときああしていれば…」など、選択の数だけ、つまり無数に存在する並行世界に迷い込むくせに、その並行世界の内実は決して覗けないことである。「私」は無数の並行世界を横断する中で、そのひとつひとつの並行世界を、「その世界の「私」が住んでいる四畳半部屋」しか見ることができない。そして、その四畳半部屋のひとつひとつは、「私」でさえも注意しないと気づかないくらいのささいな違いしかないのだ。 「私」は四畳半地獄から解き放たれた後、変わらぬ世界に舞い戻り、既に持っていた「今」の生活の豊かな土壌を確認する。自分が築いてきた過去を簡単に消化すること、肯定することはできずとも、自分の並行世界、ほとんど変わらぬ四畳半部屋を思い出し、「まあなにをしても、自分ならこうなっていただろう、『今』に辿り着いているだろう」と捉え直し、肯定の代わりに「大目に見てやる」を採用する。 並行世界の話としては新しい話だなと思う。今とは違う世界を現前させるのではなく、今とほとんど変わらない世界を垣間見せることで、今を肯定させる、というのは面白いし、共感したくなった。

    1
    投稿日: 2025.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不思議な印象を受ける小説です。どのサークルを選択するかということが主人公の運命の分岐点となり、それぞれの選択によって異なった運命が待ち受けています。しかし異なった選択でも、共通して起こる出来事もあり、起こるべきことはどんな選択をしたとしても、必ず起こるのだと思わされました。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    作者の作品を読むのはこれが初めて。独特な言葉の言い回しが素敵で、いつか、自分でも使ってみたくて途中から逐一メモを取って読んでしまった。知らなかったが、アニメもあるみたいなので今度みてみよう。

    1
    投稿日: 2025.12.15
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    え、おもしろ!! 刊行から20年か。作品自体はずっと知ってたけど初めて読んだ。おもしろ~。 涼宮ハルヒの憂鬱と同じくらい面白い建付け。 しかしぶっちゃけ表紙のイラストで逆に騙された気分。イラスト見てこういう中身とは思わないじゃん。四畳半つながりで松本零士先生に表紙は描いていただくべきだったかと。当時ご存命でしたし。

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    冴えない大学生の主人公が、バラ色のキャンパスライフを求めてサークルに参加するも、悪友や謎の自由人に振り回されて全くの逆方向に進んでしまう。そんなお話。 入学時にどのサークルを選んだかで、それぞれどんな経緯を辿って行くのか、それを独特の語り口で進めていく。 映画サークル「みそぎ」、「弟子求ム」という奇想天外なビラ、ソフトボールサークル「ほんわか」、そして秘密機関「福猫飯店」。 これらサークル名を並べただけでも、すでに言葉のチョイスが普通じゃない。 それら奇妙なサークルを選択したのをきっかけに、別れた同一世界観での平行世界を描いたお話。 例の独特の語り口かつ圧倒的な語彙を用い、1つの選択によるいくつもの結果の話で楽しませ、しかもそれぞれ互いにリンクし、やがてすべてつながっていく。 愛すべき減らず口で語られるもののラストの主人公の心の境地は心に残る。 読ませ、楽しませ、紐解かせ、思い返させ、記憶させ、笑わせ、学ばせ、心に残る。 これは神業としか思えない。 なので日々拝むことにしよう。なむなむ。

    1
    投稿日: 2025.12.11
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    森見ワールド全開、阿呆踊る愉快な名作。 とある四畳半に住む腐れ大学生の存在し得た幾ばくかの世界線の物語。 全4編、パラレルに進む世界では構成・手法がなんとも奇怪。 タネが分かってからも本番、ピッタリはまるデジャヴが気持ちいい。 キャラクターもなんとも奇怪、いや妖怪である。 奇妙な友情、恋情に四畳半の主は振り回されながらもどこか楽しそうなのは我々も底なしの阿呆であるからだろうか。 そして気になる彼らも登場、キャラクターがどんどん好きになる!! 色褪せない阿呆どもをぜひに... 「僕なりの愛ですわい」 追記: 「四畳半タイムマシンブルース」も併せて読んでいただけると200倍楽しめますのでそちらも是非!!

    2
    投稿日: 2025.12.02
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    内容はいつもの森見登美彦さんの恋愛コメディといった感じであったが、4話に掛けて並行世界で起きた出来事を追っていくという仕掛けが面白かった。どの選択をするかによって話の内容は変わるものの、小津との出会いや明石さんと上手くいくことは変わらず、青春を感じました。下鴨神社の古本市に興味を持ちました。

    4
    投稿日: 2025.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通。まあ読めるけど、そんなにのめり込むほどではなかった。物語の起伏が少なくて、少し退屈してしまうこともあった。物語の構成上仕方ないことではあるが、同じ文章が何度も出てきて、少し読むのが億劫になったりもした。けど、地の文はとても面白かった。文章にユーモアがある。

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東に三四郎という青春小説の富士山が聳え立つとすれば、西にこの作品群が東山三十六峰のように並び立つといえようか。 あ、明石さんは、映画サークルの明石さんが私には一番魅力的でした

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    2025.7読了 森見登美彦さんの作品でとても有名なため、気になり触れてみた。 主人公の4つの平行世界での出来事を森見ワールド全開の言葉遣いで展開される。 "あの時あの選択をしとけば..."と誰もが夢想した事があるとは思うが、結局どれ選んでも結果としては大差ないぞ!ということを感じさせる。 青春を掴みたい主人公、麗しき黒髪の明石さん、暗躍が止まらない小津、樋口さん、羽貫さん...etcの魅力的な人物が登場し、読み手を飽きさせず楽しませてくれる。 ハチャメチャな物語、魅力的な人物で楽しめたが、ストーリー性の高い話が好きな自分としてはこの評価に落ち着く。

    1
    投稿日: 2025.11.25
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    深夜京都の4畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる世界線に 色々なことをしても大元の人生は変わらない 春を告げる物語なのだ なんか、こんなアホな一人暮らしに戻りたい カミサマーッ

    29
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パワレルワールドを描いた作品は映画やゲームでは触れたことあるけど小説では初めてだから新鮮だった。 あの時ああしていれば…って人間誰しも思うことだけど、どれを選んでも人生は大して変わらないのかもしれない。この小説の主人公もどのサークルに入っても小津と出会い明石さんと恋仲になるのだから。 あんまり期待せずに読んだけど前向きになれる本だった。 「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である」は名言。

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    「あのときの選択が間違っていた...」と悶々とする人間がひん曲がったような大学生『私』が どの選択肢を選んでも大きな流れ・運命は変わらない といった感じのお話。『私』を取り囲む奇人変人愉快痛快な友人達がみな魅了的で面白かった。特に2話の代理代理戦争の終わりがどこか爽やかな感じがして好き。 だが、『面白い!』『名作!』という周囲の評価に期待を膨らませすぎたせいか、少し物足りなさも感じた。最終話で他3話とは違う結末を迎えていたらなあ と個人的には思う。 それでも、やっぱり森見登美彦の文体は心地よくて好きだなあ。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    平行世界なのに主人公の境遇はあまり変わらない安定感 繰り返すこで奇っ怪な出来事の因果関係が見えて深みが増す 最終話は期待以上の展開

    13
    投稿日: 2025.10.23
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    一つ一つの選択によって物語や見え方が変わってくる、並行世界からなる四つのお話。  初めて触れた森見作品でしたが、クセのある言い回しや独特の世界観が一風変わっていて、不思議と惹き込まれるような読み応えあり、笑いありの奇妙な読書体験でした!  文体が気になりつつも、最初の話から最後の締めくくり方が綺麗すぎて読んで良かったと、読了後には満足感と少し寂しさを感じられた。 京都に住みたいーーー!!

    1
    投稿日: 2025.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いかにも森見登美彦って感じの奇想天外なお話! どのサークルを選ぶかで話が分岐しているけれど、小津とは運命の黒い糸で結ばれてしまってるの面白かった。 やはり森見登美彦は、こういう冴えない大学生を書くのが上手いなあ。愛すべきキャラクターばかりで楽しかったです。 話があんまり進まなかったのでちょっと退屈でした。もう少しオチに何かあるのかなあと思って期待したけどそんなにだった。 (オーディブルにて)

    4
    投稿日: 2025.10.12
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    なんだか夏目漱石を読んでいるような雰囲気。でも内容は圧倒的に馬鹿馬鹿しい(笑)こじらせ過ぎてて好きです。明石さんに「あ、ほ」って言われてみたい笑。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    アニメから入った 京都に住んでいるからこそ情景も浮かんできて楽しい キャラの面白さと古風な語り口がハマる

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都を舞台に繰り広げられる青春コメディー。 大学1回生のときに他のサークルに入っていれば…という平行世界の連作短編。結局どのサークルを選んでも関わる人に変わりなくて、「私」のポジションや物語の結末がほとんど変わらないという展開。心当たりがありすぎて少し辛いけど面白い。最後に無限の四畳半という平行世界を巡ったときも、ほぼ同じ四畳半がずっと展開されていて、相当の平行世界で変わらないキャンパスライフを送っているんだと思うと悲しくて面白い。

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    サークルの大学生活の平凡な話しかと思ったらボロアパート四畳半をループする不思議話。 伏線回収はするけど、めちゃおもろくなるわけでもなく回収に時間かかり過ぎ。 言い回しも変に癖を出してる感じでテクニックあるふうに魅せたいだけの平凡な作品。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読です。 主人公の私はどの世界線にいても小津と言うおおよそ怪物の親友と出会うことが何よりの幸せであるとわかった。 何か華やかなものを求めるのではなく、目の前にある好機を掴むことが大事だと何度も教えられた。 特徴的な個性あふれる登場人物には、読めば読むほど惹かれてしまう。

    0
    投稿日: 2025.09.01
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    自身が大学生活、最後の夏休み。 あろうことか、現在目の三宝を骨折する大怪我を負い、入院・手術をする羽目になり。 外出が出来ないから本を買い込み読んでいるのだが。この本を読んで自身の現況に腸が煮えくり返る思いをしている…。楽しそうだ、羨ましい。 追記 読み終わらず…。大分時間がかかってしまったので、 あらすじを読むと、どうやら平行世界のような感じ? 毎度ほぼ同じストーリーを辿っているのであまり楽しく読めなさそうだったので、途中リタイア…。 ただ、1周目2週目読んでる時は面白いなって思ったのでこの評価にしました。 追記(2回目) グダグダ言いつつ読み切ってしまった。 第4章の80日間は、著者の森見登美彦さんが過ごした学生時代の感じをほのかに感じた。 最終でなんだかちょっと好きになった。 しかし、同じくだりを読むのは好きではない(笑)

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★★★★★読みながら常にニヤニヤ。およそ小津のような顔をしていたであろう。森見登美彦の描く、半分腐りかけた大学生の主人公に感情移入しまくり、なんともほろ苦い青春ストーリーに満足。 僕なりの愛ですわい。そんな汚いもん、いらんわい。 蛾の大群の出どころが最終話で判明、ぎょえええええええ!! やっぱり猫ラーメン、下鴨幽水荘、樋口師匠、蛾眉書房、鴨川デルタは外せない。成就した恋ほど語るに値しないものはない。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    『夜は短し〜』に続いて読了。 実は数年前に文庫は買っていたのだが、作品世界に入れず最初の数ページで挫折、本棚で熟成させていた。知人の助言に従い『夜は短し』の後にしたところ読み切れた。嬉しい! 読み切ることができたのは『夜は短し』にも出てきた怪人奇人謎サークルのおかげ、というと彼らを有難がっている感じがしてちょっとイヤですな。 こちらも思春期に読んでいたら(私の人生が)危なかった作品だと思う。いや、もっと早くに出会って狂っていた方が良かったか?主人公が「こんなはずじゃなかったのに!」とどれほど叫んでいようとも、作中の京都の街が、大学が、そこにいる人々が魅力的すぎる。登場人物は変人奇人怪人の見本市であるというのに、実際にこんな奴が近くに居れば絶対迷惑極まりなく距離を取りたいと思うこと必至であろうに(作中でも彼らは度々厄介がられている)のに、これほど心惹かれるのはなぜなのか。 きっと私が京都で暮らす選択をしたとしてもその自分が思い描いたであろう薔薇色のキャンパスライフを送ることは叶わず、ムシャクシャして鴨川の等間隔カップルに花火爆撃をお見舞いしているかもしれない。樋口師匠も言っている。「我々という存在を規定するのは、我々がもつ不可能性である」 作品に影響されて納涼古本市に行ってみる、くらいが私にはちょうど良いのではないか。今年は逃してしまったので来年を楽しみにしていよう。

    10
    投稿日: 2025.08.18
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    恋愛小説というよりはパラレルワールドの話みたいで読んでいて同じ場面が前にもでてきたなぁと感じながらも前に進めてサクサク読めた印象。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    「お前…小津に似てるところあるな?もしかして小津か?笑」と言われたことをきっかけに読みました。 結果から言えば、癖のあるキャラクターで嬉しいやら悲しいやらでしたが、この本に興味を持たせた時点で友人の勝利です。ありがとう。 物語の舞台である京都で学生時代を過ごしたこともあり、臨場感を強く感じられて楽しかった。 また京都の街を散歩したいなと思いながら運命の黒い糸を探して人生を送りたいと思います。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    やはり小津の存在感よ(笑) 彼が居るのと居ないのでは作品のおもしろさが段違い。 これからも奴の活躍を読みたいな。

    5
    投稿日: 2025.08.01
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    書庫らでん こういう世界を描いてくれるんですね すごい物語、なんだろうね 組み上げされた物語 エピソード同士があちこちで繋がっていく あちらで、出てきたのがこちらで 繋がったり 離れたり 離れて行ったものが またこちらで キィワードに引っ張られるけど それだけじゃないんだよね ほんの少し あの時の選択が違っていたら どうなっていたか 誰もが考えるのかもしれないけど 何かは変わって 何も変わらない部分があって もし自分が あの時の選択として考えるとしたら 面白くなる

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    パラレルワールドが正面から書かれた小説。 誰しも人生の節目を振り返り、「あの時こうしていれば」と思うことはあるだろうが、まぁ、どの道を選んでも、そう変わらないのかもしれない。そんな話。 森見作品を読むのは「夜は短し~」に続いて2作目だが、森見節といわれる古風でチョケた文体が癖になる。

    3
    投稿日: 2025.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あの時こうしてればなーって思う時があるけど、例えどんな選択をしていても良くも悪くも「自分自身の範疇」になっていくし、それが自分らしさに繋がっているんではないかと感じた。数年前に読もうとした時はどうしても主人公に自分のダメな一面を重ねてしまって、読むのを辞めてしまったけど、今読み直して、よかったと感じた。学生時代はどんな下らない事でも、何かをやっていくことに意味があると感じた。  4つの話が並行世界のような構成で、共通してる部分と、違う部分、それぞれの繋がりをペンで書き込んでまとめてみたい。書き込むようの本を買おうと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    小津に始まり、小津に終わる。 恋愛については「逐一書くことはさし控え」ても、「唾棄すべき親友」のことは語りまくりじゃないか。 「私」にとっての青春はこっちなんだろうな。 万城目学『鴨川ホルモー』でも感じたが、やはり京大には賢いあほうが大勢生息しているのかも。 加茂大橋から鴨川デルタを眺めてみたいなあ。 『四畳半タイムマシンブルース 』も読んでみたい。 ―― 樋口さんと羽貫さんは『夜は短し歩けよ乙女』にも登場。

    5
    投稿日: 2025.06.17
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    バラ色のキャンパスライフという理想を夢見る、主人公のたられば思考に共感できました。独特な古風で仰々しい言い回しとユーモアも面白く、主人公の内面の葛藤や妄想を、やたらと格調高く、しかしどこか滑稽に描くことで、現実のしょぼさとのギャップがあり面白い作品だった。

    0
    投稿日: 2025.06.16
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    森見登美彦独特の読み口で、集中するまで時間がかかってしまうこともありますが、入ってしまえばイッキで読めました!やっぱりこの世界観には惹かれますね

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    「夜は短し歩けよ乙女」を先に読んでいて、 表紙が少し似ている!と思って買った一冊。 夜は短し歩けよ乙女に出てくる人たちも出てきたり 町の描写が似ていたりしていて あー!これこれとなりながら楽しく読めた。 四畳半神話体系の方が読みやすくて好きだった。 4話の中で繰り返される日々、小津との関係性、語り手が語る様子、最初は大混乱だったけど面白くて良かった。

    1
    投稿日: 2025.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見登美彦2冊目。 独特な世界観、遊び心のある構成、魅力的なキャラクター達。 もしこのコミュニティに入っていたら…と並行世界での大学生活4編が描かれる。どの道を選んでも結局は同じ人達に囲まれて、同じような出来事が起きるっていう構成が面白かった。解説にも記載があった通り、過去のことを悔やんでもしもの世界を考えても仕方ないってことなのでしょうね。 まぁ実際は、違うサークルに入っていたら、違うバイトをしていたら、出会う人も自分の行動も変わるんじゃないかなって思っちゃうけどな〜。もしもを考えても仕方ないですが…。 2章を読んだ時の既視感は今思い出してもふふっと笑える。あれどこかで聞いたフレーズ…と何度1章を読み返したことか。3章4章と進んでいくと、さらにあっここも同じだ!と答え合わせてしていく感じ。遊び心のある構成で面白かった。 小津は憎めないな。どんな道を選んでも腐れ縁になる運命なんて素敵だわい。

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学のゼミで取り扱うということで、読むのは二回目になったが、とにかく面白い。うちの先生は、「この本を読んで面白いと思った人は、本好き(別に面白くなかったからといって本嫌いというわけではない)」と言っていたけれど、どの辺がそうなのかは、今もってよく分からない。 四話はどれも、大学三回生の「私」が、明石さんと結ばれるまでのキャンパスライフを自虐的に回想する話である。この物語の仕掛けは、四話が同じ「私」の並行世界になっていることである。 大学三回生の「私」は、小津という同級生とサークルで出会ったことで、自分のキャンパスライフが極めて彼の考える理想の「薔薇色のキャンパスライフ」からかけ離れたものになってしまったとして、自分の見るに絶えないキャンパスライフを語る。そして、一回生の頃、サークル勧誘で賑わう大学の時計台の下で、別のサークルを選んでいれば、小津と出会わず、もっと違う可能性があったのではないかと後悔する。 しかし、四つの物語が教えてくれるのは、映画サークル「みそぎ」、奇想天外な弟子募集、ソフトボールサークル「ほんわか」、秘密機関<福猫飯店>という、一回生の頃の「私」が迷った四つのサークル、どれに入っても小津と出会っていたという事実である。小津は、この四つのサークルを掛け持ち、必要のない暗躍をし、八面六臂の活躍をして、阿呆なキャンパスライフを謳歌しているのであった。結果、「私」は、大学一回生のあの日、どのような選択をしていたとしても、似たようなキャンパスライフを送り、似たような結末=明石さんと結ばれるに至ることになる。 とは言いつつ、第四話「八十日間四畳半一周」の「私」だけは、やや違った結末を迎えることになる。四話の「私」だけは、無限に続くあり得たかもしれない並行世界の四畳半を目の当たりにすることになる。そして、そのどれも変わり映えしない似たような自分の部屋を見ることで、自分のこの大学二年間が、どのような選択をとっても変わり映えしなかったのであろうことを悟るのである。 それはそうと、並行世界は、並行していながら、少しずつ重なりあっている。明石さんが古本市で落とした「もちぐま」は、「私」が拾い、コインランドリーの洗濯機の中で消える(第四話)。コインランドリーの洗濯機で「私」が拾った「もちぐま」は、小津の手に渡り、樋口の闇鍋へと入れられる(第三話)。樋口の闇鍋へと入れられた「もちぐま」は、羽貫さんへと渡り、鴨大橋で鴨川に落とされる(第二話)。鴨川に落ちた「もちぐま」は、同じく鴨川に転落した小津が拾い、明石さんの手元に戻ってくる(第一話)。 この物語で唯一、同一性を持って四つの並行世界を渡り歩いたのは、「もちぐま」だけである。第四話の「私」の手元に二つの同じ下着が残ったように、並行世界は、何かと何かのトレードオフの関係で繋がっている。そう考えると、おそらく第二、三話では「もちぐま」を介して何かが二重になり、第一話では、「もちぐま」が二重になっている。 重要なのは、この「もちぐま」が、物語の進展において、何の意味もなさないことである。「私」が最終的に結ばれることになる明石さんの持ち物を拾うという展開は、二人の結びつきおいて、何かロマンチックな伏線にもなり得るのにも関わらず、何の伏線にもなっていない。 実際、物語の進展において、最も重要であるはずの蛾の大量発生については、コピペである。 私と明石さんの関係がその後いかなる展開を見せたか、それはこの稿の主旨から逸脱する。したがって、そのうれしはずかしな妙味を逐一書くことは差し控えたい。読者もそんな唾棄すべきものを読んで、貴重な時間を溝に捨てたくはないだろう。成就した恋ほど語るに値しないものはない。(p393) なぜ、「成就した恋」は「語るに値しない」のだろうか。それは、蛾の大量発生がそうであったように、ドラマチックな物語において重要なターニングポイントは、コピペで済むものだからではないだろうか 逆に「語るに値する」とされ「私」が語るのは、徹頭徹尾、どのような選択をせよ、変わることがなかった結末に至るまでの間にある、選択によって変わった棒に振った時間である。このことが、物語において重要なポイントだけが、コピペ的なのだ。 そういった意味で、この物語は、どうでもいいことを、語りによって「語るに値する」物語にする物語なのだと思う。

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四つの世界が並行していて、それぞれに伏線が散りばめられていることが一番最後にわかる非常に凝った作品である。四回繰り返すため読みやすい。 大学生として、大学の無意味と思われるような時間の過ごし方は実は特別で高尚なものだと知ることができた。 京都での学生生活の様子が場所や空気感と共にわかり、なんだか懐かしいような気持ちになった。 何気ない日常に飽きた日に読み返したいような本だった。他の森見登美彦作品も読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    並行世界もの 何を読まされてるんだ となるもののバカ馬鹿しさが面白かった。久々の長編で達成感も どんな道を選んでたとしても…というような流れではあったがほんの少しズレた視点で流れゆく世界が鮮やかに見えたりした 謎多き小津くん、彼みたいな存在が実は彩を与えてくれてたのを感じる主人公。自分もそんな友達が幼馴染からにいてニヤニヤしながら読んでた 何の涙か分からんが80日間後に出てきて自分で???謎な感情だった(たぶん感受性のせいだな) 途中で突然外人名が出てきてすぐに何のことかわかるんだけど、1番笑ったとこかもしれん 京都の賀茂大橋や猫ラーメンや下鴨神社やら行ってみたくなる 好きなフレーズ引用 腰の据わっていない秀才よりも腰の据わっていり阿呆のほうが結局は人生を有意義に過ごすものだよ この桃色筆まめ野郎!

    19
    投稿日: 2025.05.06
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    「無意味で楽しい毎日じゃないですか、何がそんなに不満なんです?」アニメにどハマりし原作を手に取りました!やっぱり大好き、素晴らしかった。自分がまだこんなに感動できる心を持ち合わせていたことに感動しました。言葉選びに知性のある悪口はほんと面白い笑 独特の癖になる言い回しを真似したくなるのは言うまでもない。

    4
    投稿日: 2025.05.02
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    完全なる森見節。全四話ですがさっくり読めます。読めるのですが、???とやるところもあります。主人公も妖怪の小津も樋口さんも明石さんも羽貫さんも城ヶ崎さんも相島先輩も香織さんも占い師のばあさんもコロッセオも蛾の大群も、全てが愛すべきキャラクターであり、造形がしっかりしているのに、絶対に実在しないと思わせるのがすごく良い。大学ってモラトリアムですよねー。

    3
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学生の主人公があの時この選択をしていたらという、4つの並行世界のお話。 文句を言いながらもどの選択肢でもなんだかんだ楽しそう。 最後の話でその意味がわかったのだが、分からず読んでいると、同じ話を繰り返しているようで若干飽きる。

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冴えない大学生と強烈な個性を持つキャラクターのやり取りが非常にクセになる作品です。 最初は設定を理解することに苦戦しましたが最後には納得できました。 主人公が今の人生に対して常に嘆いている様子が印象的で、他責思考が目立ちました。現実で燻る感覚やまだ未来は明るいはずだと信じ込める様子は若い時あるたるだと思います。 いくつかのパラレルワールドでの描写が出てくるのですがどれも似つかわしい人生を歩んでいるのが滑稽で、やはり機会を掴むこと行動しないと未来は変わらないというメッセージが伝わりました。 改めて設定を理解した上で、読むとまた面白いかと思うのでまた読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2025.04.16
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    気になっている殿方がおすすめしてくれたから早速図書館へ行き、読んだ本です。 話し方だったり、ユーモアだったりがその人と重なる部分が読んでいて内容はもちろんだが私的にそれは高まりに高まりを呼びました鼓動 私と彼の関係がそのあといかなる展開を見せたか、それは主旨から逸脱しますし、その嬉し恥ずかしな妙味を逐一書くことは差し控えたい。成就した恋ほど語るに値しないものはない のでそんなことはさておき、自信が自分にないけど、あるし、あるけど、ない。そういう自分を肯定できるとともにその内容の面白さに引き摺り込まれた。なんだこれは、、、 私はもう社会人にこの前なったけど学生の時に読んでいたら薔薇色のキャンパスライフが始まっていたかもしれないと思えて仕方ない。けどおそらく今のこのちんちくりんな私になっているのには変わりないだろうな。 もしこっちを選んでいたらどうなっていたかなあと考えたことがない人はいないと思うのでとりあえず読んだほうがいいと思います。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公はひねくれた性格の大学生。 怠惰である意味しょうもない、社会人になったらもう経験できないような面白おかしい生活を送っている。 読んでいて思わず『こいつはどうしようもないなぁー』と呟いてしまうほど主人公の考え方が独特な価値観を拗らせている。 大学生活の面白日常劇かと思っていたため、パラレルワールドのSFチックな話になった時には驚いた。 結局どんな選択をしても大体の流れは変えられないが、その細かな違いを見るのが面白い。 最終章だけはパラレルワールドの世界の歪さを感じることができる異色な話だった。 同じような内容が続いた後の核心に迫る最終章が刺激的でワクワクした。 小津との関係に主人公はうんざりしているがお似合いに見える。 小津は主人公のことを相当気に入ってる様子だったから最終章の終わり方は小津が報われた気がした。なによりお洒落だった。 神や占いといった説明し難いパワーを感じるこの世界観が好きです。

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    面白い。 この作者の書く文章が、表現が好きなのだ。 内容もすこぶる楽しい。 まぁ、5つ星だから、とやかく言うつもりはない。 好きな人の良い所を羅列したところで鬱陶しがられるだけだ。 それと同じなのだ。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    冴えない大学生「私」は自室の四畳半で夢想する。あの時、別のサークルに入っていれば。悪友の手引きがなければ。別な道を辿っていれば。私の来し方数年はまったく違った、華々しいものになっていたのではあるまいか…。 森見登美彦の長編小説第2弾。軽妙洒脱な語り口で冴えない大学生を書かせたら天下一品。あり得た過去を夢想する「私」と、どの道を辿ろうとも腐れ縁の続く友人・小津、仙人めいた師匠に、聡明な女性の明石さん。 もしも「私」が別な選択をしていたら、という前提で各章は成り立っている。もしもテニスサークルへ所属していたら、もしも秘密結社、映画サークル、正体不明の弟子入り募集へ応募していたら…。それぞれ独立した物語でありながら、それらの世界は不思議なパラレルワールドとして繋がっている。あり得た過去の数だけの世界があり、あり得た過去の数だけ四畳半の部屋がある。何とも不可思議でクセになる世界設定。 「我々の大方の苦労は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根元だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。君がいわゆる薔薇色の学生生活を満喫できるわけがない。私が保証するからどっしりかまえておれ」(樋口師匠) 「不確定な未来を規定するのは、我々の可能性ではなくて、不可能性なのだ」と樋口師匠は言う。何だかしんみりと詫びしく、それでいて今の自分を愛せるような含蓄ある言葉だね。

    1
    投稿日: 2025.04.05
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    独特な文体が最初は気になりましたが、ユーモアあふれる言い回しと、強烈な登場人物たちのおかげで楽しく読了できました。カステラやタワシ、お化け屋敷のような下宿、ラムネ、四畳半……どこか昭和レトロな風情を感じさせる描写が印象的で、個人的にとても好みでした。 いくつもの世界線を巡るなかで、どの選択肢を選んでも、結局は似たような人生に収束していく、そんな描き方に、人生ってそういうものなのかもなーとしみじみ感じました。

    0
    投稿日: 2025.04.04
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    独特の語り口調と世界観がとても良い。 森見登美彦さんの他の本も読んでみたいと思った。 第二話の四畳半自虐的代理代理戦争が、タイトルの語呂も内容も一番好きだった。 樋口師匠の名言が全てだと思った。 「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である。」 「自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根源だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。君がいわゆる薔薇色の学生生活を満喫できるわけがない。」 面白いし笑えるし、個人的に好きな作品ではあると思ったものの、4話とも同じ内容が毎回繰り返される場面がとても多く、後半は大分飽きてきてしまい読み切るのがすこし大変だった。。

    6
    投稿日: 2025.03.30
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     あのときああしていれば良かったと過去の選択を後悔することがあるけれど、結局何を選んだところで自分の世界はそう変わりはしないんだなと思った。  ダメな自分でも、やっぱり愛着があるから愛おしく思える。

    0
    投稿日: 2025.03.25
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    最初は文体に馴染めず進まなかった。いつもなら挫折するのに、なんだか負ける気がしたので読み切った。 人生は色々分かれ道、選択しなきゃならない事だらけなんだけど、あの時別の選択をしていればどうなっていたのか…。それぞれの道を読者は眺めている感覚。 半分過ぎたくらいから、その独特な世界観がクセになってくる。くっだらねー!と心の中で笑ってツッコミ入れてました。 有頂天家族も読んでみたくなった。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやーーーハマらんかった そりゃ構成は面白いし素晴らしいんだけど、特にオチもないし、言い回しは独特な世界観があって、これがハマる人は面白いと思う 解説が解説じゃない

    0
    投稿日: 2025.02.27
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    面白い設定で、よく考えられた作品だなと驚かされたし、思わず笑ってしまう内容も多くあり、本当に楽しい作品だった

    0
    投稿日: 2025.02.26
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    多くの人が妄想する「大学時代あの選択をしていたらどうなっていたのだろう」を描いたパラレルワールド小説。 まずこのフォーマットが秀逸で、ここに森見先生の世界観、個性的なキャラクター達が合わさり、非常に魅力的な小説になっている。 読み終わる頃には、不気味と描写されている小津のとりこになっていた。

    0
    投稿日: 2025.02.22
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    「我が人生、此処に在り‼️」 生きる教科書、読むだけで強くなれる。 この歳で、この精神の時に、出会えてよかった。 なんど読んでも読む度に思います。

    5
    投稿日: 2025.02.02
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    自分には世界観とか言葉が難しかった。聞き慣れない熟語などで読む手が止まる。自分の語彙力の無さを実感した。

    0
    投稿日: 2025.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4つの平行世界という設定が斬新で面白かった。 コメディ要素が強いが笑えるだけでなく、伏線回収や選択そのものについて考えさせられる良い作品だった。 些細な変化はあれど、結局は同じ結末に辿り着いていることが興味深かった。 善悪の指標や好きなタイプなど持って生まれた素質により、誰もが一貫性のある行動を取るように出来ている。その結果、同じような結末になると気付かされた。 直感的に決断しても悩んで決断しても結果は変わらないという実験結果があると聞いたことがあるが、この作品はまさにそういうことを伝えていると感じた。 自分では思い切った決断をしたつもりでも、最初からそうなるように出来ていると思えば、これからはもっと気軽に決断することができる気がする。 現実でも選択の数だけ並行世界が存在していると妄想すると楽しくて、読んでいる時より読み終わったあとの方が、この作品について長く考えてしまう。 実は、語り手の独特の言い回しが私には合わず、最初は読み切れる自信がなかった。だけど、話が進むに連れキャラ達に愛着が沸き、独特の言い回しも不思議と面白く感じられた。 余韻を残す良い作品に出会えて良かった。

    4
    投稿日: 2025.01.29
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    本書は大学生の主人公である私とその友人小津を中心に話が展開していく。独立した4章から構成されており、それぞれの章で私は異なるサークルに所属するというパラレルワールド形式の物語となっている。薔薇色のキャンパスライフを夢見る私だが、どのサークルに所属しても小津と出会い、理想とは程遠い不毛な大学生活を送ることになる。 第1章では、映画サークル「みそぎ」に入った場合の物語。 第2章では、樋口に弟子入りした場合の物語。 第3章では、ソフトボールサークル「ほんわか」に入った場合の物語。 第4章では、秘密組織「福猫飯店」に入った場合の物語が描かれている。 どの場合でも友人の小津、一個下の明石さん、大学8回生の樋口などと出会う。 最終的に私は四畳半の部屋に住んでいるのだが、ある日突然四畳半が無限に続くようになり、外に出られなくなる。四畳半が無限に続くことは、パラレルワールドが無限に存在することを示している。そして私は自身の選択次第で世界が変わることに気づき、今ある日常を大切にしようと思う。 独特な言い回しがクセになり手が止まることなく読み進めてしまう軽快な小説である。

    5
    投稿日: 2025.01.28
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     「あのとき別の道を択んでいたらもっと別の人生があったのではないか」とは、誰しも一度や二度は思うことがあったのではないだろうか。主人公は大学三回生の学生。薔薇色のキャンパスライフを想像していたのに、間違ったサークルに入ってしまったし、地獄からの使者かと見紛う小津という悪友とは腐れ縁の関係、こうした基本フォーマットのもと、4つの並行世界でのドタバタが繰り広げられる。  とても難しい構成を扱っているのに、面白おかしく読ませる作者の才能は流石と思わせるし、登場人物の関係性のバリエーションや小物の扱いなどにも工夫が凝らされていて、そこに隠されている謎を解き明かしたくなる。舞台となる京都、特に鴨川デルタにも行ってみたくなった。  もっとも、ドタバタ場面や四畳半の下宿生活はちょっとお腹一杯になる。若いころに読んでいたらもうちょっと楽しめたかな。

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    投稿日: 2025.01.28
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    森見登美彦さんの紡ぐレトロで日本的美しさを兼ね備えた多彩で愉快な語り口に、二作品目にして早くも虜に。「あのとき違う選択をしていたら…」という誰しも一度はしてしまう後悔の無意味さを、ユーモアたっぷりに根気強く教えてくれる作品だった。

    2
    投稿日: 2025.01.18
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    部活を1年でやめて2年目はだらだらぶらぶら音楽したりバスケしたり引きこもって漫画読んだりして適当にすごしていたが3回生から頑張り出した、北白川に起居していた自分に重ねて読んだ。 思い出の京都は美しく、この本で読んだ景色は全て自分の目で見た記憶で再生された。 ばかばかしく知的でおもちろく美しいお話。 死ぬまで大切にしたい本。 素直に生きてたまるかというプライドがたまらなく微笑ましい。それを思うに自分は歳をとってしまったということやね。

    1
    投稿日: 2025.01.12
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    文章の作り方が独特で森見先生の圧倒的な語彙力に圧倒される一方、私には少し癖が強すぎると感じた。パラレルワールドの話から、ちょっとした選択の重要性や人生は選択の連続であることを再認識させられた。

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    面白いと評価が高かったので、読んでみる事にした。 評価されている独特の語り口も、私には一切響かなかった… いわゆる森見ワールドってやつ? 好きな人はこういうところが好きなんだろうなぁというのは、まあ理解出来るけど私には合わん。 とにかく最初から最後まで読むのが苦痛でした!笑 途中で読むのを諦めずによく読み終えた!

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    どんな選択肢をとっても、変わらぬモチーフと転換点があって、大切な結末自体は変わらないのでは?という仮説を検証できている気分になる、楽しい小説。やはり森見ワールド。 打たんでも良い布石を打ちつづけてしまう主人公の、反省しつつもなんだかんだ素直な精神も好きだった。

    0
    投稿日: 2024.12.29
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    森見作品2作目こちら読みました‼︎ 四畳半神話大系〜‼︎ いやぁ〜びっくりするぐらい不可思議過ぎて初っ端から挫けそうになりました(笑) けど、流石森見先生読むにつれ最後まで読めるから不思議です‼︎ もう一回気になる所だけ読み直そうと思います‼︎

    1
    投稿日: 2024.12.21
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    なんとも贅沢な、「京都の大学生たち」の物語。内容自体は濃いものではないんだけど、独特なキャラクターたちがそれぞれの並行世界で絡み合うストーリーに新しさを感じる。

    0
    投稿日: 2024.12.10
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    面白かった。ある意味くだらない内容を畏まった文体で書かれてあってそのギャップも面白さの要因なのか。4章からなるがそれぞれ平行した世界線で主人公の私が入学時にそれぞれ別のサークルに所属するものの、結局は悪友小津、冷静かつ華麗な明石、へんてこな樋口師匠、美人だが酒癖の悪い羽貫らと摩訶不思議な4畳半生活を過ごす。個人的には2章の自虐的代理代理戦争が一番好きで、こんなくだらないことを伝統としてきて今後私と小津の対決も見ものだなと思った。 私は薔薇色のキャンパスライフを夢見て結果4つの世界線で4畳半の部屋で悶々と過ごす一方で悪友小津は彼女も作り、交友関係も広いという対立関係もまた面白い。

    0
    投稿日: 2024.11.16
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    私にとっては大大大大好きな一冊!!!!! 好き嫌い分かれるっていう意見はごもっともだが、関西圏に住む大学生なら一度は読んでみたらいいと思う!口コミ見て読むのやめよう、じゃなくて自分で読んで判断して欲しいと願うばかりの私の推し一冊!

    1
    投稿日: 2024.11.16
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    大学というところは、不思議な場所であった。私は映画サークル「みそぎ」にも、ソフトボールサークル「ほんわか」にも入らず、秘密機関〈福猫飯店〉など善良な私は存在すら知る術もなく、しかしながら、あるシーズンになると高級ハンバーガーと引き換えに友人という幻影たちの〈印刷所〉として暗躍し、一年間放浪の旅に出た末に適当な音楽サークルに所属していたのだが、確かにそこにも浮世離れした"神様"と呼ばれる謎の人物とその弟子が居り、魑魅魍魎が跋扈するサークル室で楽器も弾かずに築いたものは薄っぺらい人間関係であり、やたらと唐揚げとハンバーガーを頬張って過ごした記憶がある。バラ色のキャンパスライフはどこに行ったのか。 人を真っ直ぐ信じられなくなったのもこの頃である。目の前に居る馴染みの人間に対し、普通に考えれば友達や大切な存在であるはずなのに、自分だけの思い込みだった時のダメージを考慮して、表面的でなるべく軽薄な付き合いを心掛けてきた。何となく、それは主人公と小津の関係と似ている。主人公の彼も、数センチだけ僅かに開いた心のドアの隙間から、ぬらりひょん小津の正体をあらゆる角度から疑いの目を持って確かめているのだ。私には残念ながら、並行世界を共にしてくれるような友人は居ないし、神様に与えられた因果によって生まれた深い絆も無いけれど、単純に最後の展開には打ちのめされてしまった。たったこれだけの事を理解するだけの為に、あんなにも長い時間を掛けて四苦八苦するなど、大学生というものは何と阿呆なものなのだろう。

    2
    投稿日: 2024.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学生活の自堕落ぶりを卑下するあの冒頭、女の子に奥手な自分を肯定する情けなさ、んな訳あるかいの場面で登場するコロッセオ。学生時代に出会っていたらケラケラ笑いながらもどこか刺さっていたのだろう笑 選択次第で変わる部分もあれど、同じ着地にいきつく構成もコントのようで面白い。 森見さんの文章は中毒性があるとは聞いていたが、なるほどこれは他も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2024.11.10
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    今更ながらアニメを観て面白くて読みました。 私はアニメのほうが好きだったかなぁ〜。 『環境を変えるんじゃなくて自分を変える』 そんな教訓のような話だと感じた。

    2
    投稿日: 2024.10.31
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    アニメは見ていたけど原作は初見。この内容をよく1クールのアニメにしたものだ。 随所に定番のやり取りを仕込みつつ、「私」の選択に応じたさまざまな世界が描かれている。ここに表れていないだけで本当はもっと色々な「私」とその世界があったのでしょうね。 「私」ならぬ私も、これまでの人生の選択次第でまた別の道があったのかなあとそんなことを考えさせられる一冊でした。

    0
    投稿日: 2024.10.30
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    本の整理ついでに久しぶりに読んだ。 アニメも好きで暇な時によく見てたから、小説の言葉やセリフがずっと“私”の声で聞こえてくる。 どうしようもなくしょうもなくて阿呆な愛らしい私と小津

    0
    投稿日: 2024.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見登美彦さんの文章は大好きで、四畳半神話大系も文章は面白いです。 4章構成になっていて、2章を読み始めた時にあれ?となり、2章を読み進めていくとこれはもしかしてそういうことか、と予想がつき、3章が始まって絶対そうだ、となり、4章で、ん?となりました。 ん?となりましたが、物語のオチというか、教訓というか、的なところは予想通りで、で裏切られるものはなく、話としては結局繰り返し多々なので、あまり面白くなかったです。

    0
    投稿日: 2024.10.20
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    ・一瞬読むところを間違えたのかと思ったことがあった。新感覚の本だった。 ・主人公の小津に対する思いがだんだんと浮き彫りになっていくのがよかった。

    0
    投稿日: 2024.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.10.10〜2024.10.14 辿り着く結末は大同小異、でもその時々の選択でその過程は大きく変わる。森見さんらしい言葉遣いが心地よい、ちょっとしたSF仕立ての物語。 主人公は大学に入り、「薔薇色のキャンパスライフ」を夢見ていた。新歓時期らしく、「私」には様々な選択肢が与えられる。その中で、第一話は映画サークル「みそぎ」、第二話は「樋口師匠」の弟子、第三話はソフトボールサークルのような宗教サークル「ほんわか」、そして、第四話は秘密機関「福猫飯店」を選んだ世界線の話が繰り広げられる。 どの世界線を選んでも、小津にかき乱され、明石さんと恋をし、小津は橋から落ちて入院するという結論はだいたい同じ。ただ、その過程は様々である。 最終話では、「私」は無限に続く四畳半の世界を渡り歩き、それが自分の選択しなかった世界の自室だと気づく。  ほんの些細な決断の違いで私の運命は変わる。日々私は無数の決断を繰り返すのだから、無数の異なる運命が生まれる。無数の私が生まれる。無数の四畳半が生まれる。 ただし、そのことに気づくのに70日以上かかるくらい、部屋の様子は変わり映えしない。 結局、その時々の判断で世界は変わっても、根本的に変わらなければ辿り着く未来はそんなに変わらないのではないか。 一方、主人公は無限に続く四畳半地獄から抜け出したらあれをしたい、これをしたいと妄想に耽る。 実際の我々も同様にああしてればよかった、これからこうしようなんてよく想像するが、変わらなければ意味がない。 無事四畳半地獄を抜け出した「私」の今後の人生に幸あれ。

    1
    投稿日: 2024.10.14
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    著者らしさが活きているパラレルワールドストーリー。毎度似たパターンではあるが、定期的によみたくなる作家さんである。

    5
    投稿日: 2024.10.10
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    初めて森見登美彦ワールドを体感しました。 毎行面白いから読んでてほんとに楽しかった。 こんなワードセンスと思考力が欲しいです。 ただ読後感はなくて、読んでるその時が面白い!といった小説。 たまに森見ワールドに浸りたくなるかも。

    1
    投稿日: 2024.10.05
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    まどろっこしい文体と感情とパラレルの相性の良さ。結局どんな選択をしても、自分自身を劇的に変えることが無ければ、たらればの世界に辿り着く事はなく、自分は自分として生きていることを教えて貰いました。それはそれで幸せだよな。

    2
    投稿日: 2024.09.28