
総合評価
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powered by ブクログ「クジラの彼」を読んだ後だったので、恋愛メインなんだろうなーと思ったら、恋愛要素は本筋にテイストを加える程度で、基本的には警察または自衛隊vs敵の攻防で、私にとってはうれしい誤算でした。 読み始めた時には、「敵」があまりにも意外でギャグかと思いましたが、読み進めていくうちに、この「敵」も十分潜水艦の敵になりうるんだなーと思い直しました。 適度な軽さも読みやすかったですし、単純に面白かったです。 ただ軽くて甘いだけの有川作品なら遠慮、という人にオススメです。
2投稿日: 2012.11.02
powered by ブクログ巨大ザリガニが横須賀の海底から這って人間を襲って来るという話。 警察と自衛隊との兼ね合いや、政治的な問題がリアルに書かれていた。 夏木・冬原の似ているような、対象的な性格も面白かった。 望との恋がどうなるのかはハラハラしたが、まとまり良く収まっていた。 自衛隊三部作は全て日常ではあり得ない生物が出てくるが、それぞれの設定や裏付けがおもしろい!
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログ夏木さんと冬原さんがかっこよすぎでした!他のキャラクターもそれぞれ印象に残るので、読みやすかったです。 早くクジラの彼が読みたい♪( ´▽`)
0投稿日: 2012.10.31
powered by ブクログ今回の作品は、自衛隊3部作の中で最もアクが強いかも。表現が結構エグいのと、中々イライラさせられたりと・・・。 『海の底』は突然現れた深海からの脅威との戦いを描いている。 船内で立てこもる子どもたちと海上自衛隊の自衛官、横須賀で全体的な作戦を練る本部側という2つの視点から、出来事が描かれている。この2つの視点がもっと関係を持てばもっと良かったかなと。 子どもたちの描写、特に望の描写が、さすが女性の作家さんだなと思った。 何はともあれ、最後の最後で思った通りの展開があったのですごくうれしかった。(笑)
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ巨大化したエビが大挙して横須賀を襲う話。デビュー間もなくかつ3作目ということもあるのか、結構粗い。キャラ設定も中途半端。読んでもエビやカニ食べたくはならないです。
0投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログかなり面白かった。 スピード感・ドキドキ感・リアリティ、全て申し分ない。 おそらく文字数も多いのだろう、重量がある感じ。
0投稿日: 2012.10.17
powered by ブクログ巨大ザリガニ襲来!!潜水艦:立てこもり、子守・・・。 警察:奮闘するも、惨敗!!自衛隊:最初から出て来いよ!!!って感じでした。 政治とかいろいろあるから仕様がないのですが、自衛隊は子守と中学生日記を楽しみ、いい所をかっさらっていった感じだった。 艦長さんは大変無念でしたが・・・。 警察を褒めてあげたい。 面白かったんだけどね(笑)
0投稿日: 2012.10.13
powered by ブクログ自衛隊三部作の中ではいちばんリアリティ感じられて読み応えありました。閉じこめられた子ども達の人間模様、機動隊・自衛隊の細かい駆け引き、果ては軍事オタまで緻密な設定がGOOD。ああでも当分エビ食べられないかも~~^^; 冬原&夏木コンビが登場する「クジラの彼」を読み直さなくては・・・。
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ自衛隊三部作のひとつ。 横須賀にザリガニ?の超巨大な奴が押し寄せてきて、潜水艦に取り残される?戦う話。 なのになぜかキュンキュンするのよ~(笑)
1投稿日: 2012.10.10
powered by ブクログ何より横須賀人として、そして生物屋さんとして、B級映画好きとして、船乗りとして、個人的に色んな角度から楽しめました。 …ほかの方のレビューを見ると「クジラの彼」とやらが気になるな…読むべきかな?
0投稿日: 2012.10.10
powered by ブクログようやく三部作読了。読み応えあった。己の信念に基づいてハメを外す大人がかっこいい。『クジラの彼』を先に読んじゃったので再読しなきゃ。
2投稿日: 2012.10.10
powered by ブクログストーリー展開は他の自衛隊三部作作品と同じく、若干のSF的要素を織り交ぜつつ、それに立ち向かいながら、作者得意の年上男性と恋する乙女のロマンス? 恋愛ものはあまり読まないけれども、自衛隊三部作は面白い。
0投稿日: 2012.10.09
powered by ブクログ「クジラの彼」から流れてきました。 多少中だるみはあるけれど、話にぐいぐい引き込まれ、きれいな終わり方にやられました。 話のまとめ方が、やっぱりうまい。 でも、、、自衛隊の強さが目立ちすぎかな。 なんか礼賛しているような?それが、筆者の狙いなんだろうけど。
1投稿日: 2012.10.09
powered by ブクログ夏木さんが好きすぎて好きすぎて...← 番外編ふくめて、自衛隊三部作のなかで一冊1番すき♪ はじめは思わぬグロ展開だったけど← 読後感がとってもよかったです( ^ω^ )
2投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログ正体不明の生き物に襲われて、 子供たちはさぞ怖かっただろう。 でも、そこに彼らがいてくれて、 どれだけ心強かっただろう。
0投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログついに自衛隊三部作のラスト「海の底」を読んでしまった。 あとがきまで読んで、なるほどねって感心しています。 三部作の中、有川流トンデモ設定で一番現実的なストーリ-です。 また有川さんの書く小説の特色である『キャラが立つ!』は本書でも同じ。誰もがシッカリ立ってます。 潜水艦のコンビが絶妙。有川ファンならお馴染みの図書館戦争のあの二人のようです。 基本「ネタバレ」しないのが私のレビューなので、書きたくても書けないことばかり。 強いて書くならば、 中学生のクソガキ模様がうまく描写され、戦いは基本的に武器なしの肉弾戦で、警察と自衛隊の役割を明確に歯痒く表現しています。潜水艦内の名コンビとは別に、地上で警察を指揮する側にも名コンビが別にいます。 1作目「塩の街」で陸自、2作目「空の中」で空自、この3作目で海自を見事に使った有川さん。 これが初期の作品とは信じられません。 で、「空の中」とこの「海の底」番外編がアレに書かれているらしく、すぐに読む予定です。 と、平成のガメラ三部作も観ておきたい。 「空飛ぶ広報室」も我慢できずに読了済み。ほかに有川自衛隊物って無いんだろうか?
3投稿日: 2012.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつものようにラブコメでいちゃいちゃなお話かなーと裏も読まずに買い、まさかのしょっぱなからのグロ展開に目を瞠りました。ザリガニ強すぎでかすぎ怖すぎです。潜水艦に閉じ込められたみんながそれぞれ日にちを重ねて成長していく様が見えてきます。あ、ちゃんとラブもあります一応(笑) しかしあんなのが現れたら真っ先に食べられちゃいます私。 あぁ、でもいやですね食べられる最後は。
0投稿日: 2012.09.28
powered by ブクログ「クジラの彼」を先に読んでしまったから、どうしても冬原さんが気になり、図書館でも500件以上の予約のために購入。 【余談だが、買った次の日に図書館からの予約到着メールが…(+o+)】 舞台は、桜祭りでにぎわう横須賀の米軍基地。そして、海自。 そのようなときに、赤い巨大な甲殻類が襲った! 次々と人が食われる中、潜水艦へ逃げ込んだ自衛官と少年少女の運命は!? 簡単に言うと、15少年漂流記に似てる? 地上と潜水艦内で行われる事件。 とにかく、この作品は面白い。 地上での警察や軍事マニアの討論や、潜水艦内での少年少女がたくましく生きていく。でも、ヒロインの望が高校生!その年齢設定には驚きましたが、それがまたいい♪ 奮闘する海自の自衛官の青春・恋が素敵ですね。 ※追記 この後に、自衛隊三部作「塩の街」「空の中」「海の底」文庫版を一気に購入。 ・・・後悔などしていません!!だって、面白いし素敵な人ばかりだもの♪ 別れのシーンの夏木さんと望ちゃんが大人過ぎて少し切なかった。 「私のことは忘れてください。」←(うる覚えです(*_*;) 有川さんが書く人間ってどのような立場に立たされてもそこで懸命に生きていく姿が本当に好きです。 だから、はまってしまったのかも・・・。
13投稿日: 2012.09.26
powered by ブクログ購入済み 読了 図書館から借りて読んだ後、文庫の追加の1話が読みたくて購入。 男って、女がいないとどこまで無茶してやんちゃなんだか。。。
1投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ塩の街を読んでから、なかなか読む気がしなかった3部作。 でも、クジラの彼を先に読んで、夏木さんと冬原さんが出てくるなら、読んでみようと思いました。 巨大なザリガニが人間を襲い、喰らう。 普通だったら、私は絶対読まない話です。 さすが有川さん。 読んでいくうちにどんどんひきこまれました。 夏木さんかっこよかったです。 子どもたちのいろんな思いも書かれていて、おもしろかったです。 残りの空の中も読んでみる気になりました。
0投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ自衛隊三部作最終作読了。 なんとなく食わず嫌いして、読んでいなかったシリーズ。 これを読まずしてクジラの彼を読んでいたなんて。。 巨大ザリガニが横須賀を襲うというわけのわからない設定。 人間が餌と見なされ、食い散らかされ、長い内臓が引き出され… 心が折れそうになる描写もあるけど。 職務、責務を全うしようとする姿はかっこいい。 艦長エピソードは本当に悲しい。 クジラの彼、読まねば!
0投稿日: 2012.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
横須賀に突如現れた巨大ザリガニ?エビ?その巨大生物に 対応する警察警備部、機動隊。逃げ惑う一般市民達・・・ もうウル○ラマンの世界じゃん!!なんて思ったら作中で 『ウルトラ警備隊ですね、我々は』などと語る機動隊員。 こういうところが好きです。 そして巨大生物から逃げ惑う一般市民の子供達にたまたま遭遇し 救助する潜水艦乗りの乗務員とが巨大生物から退避する為 潜水艦に立てこもりさまざまなドラマが繰り広げられる。 警察警備部・機動隊・警察官僚・政府・米軍・自衛隊 軍オタなどなどさまざまの要素がライブ的に同時進行し 緊迫感の味わえる作品でした。さらに地域コミュニティーの 問題、思春期の子供達の葛藤まで加わり、読み応えのある作品でした。 最後の終わりかたは甘ぁ~い感じで結構好きですよこういうの。 巨大生物VS警察&自衛隊も面白かったんですが、夏木と望の 不器用な恋愛があってのこの作品ではないかとまで思いました。 文庫版に収録されている『海の底・前夜祭』もさることながら 先日読んだ『クジラの彼』の「有能な彼女」も再度 読み直しましたが、『海の底』を読んだ後はさらによかったです。
0投稿日: 2012.09.21
powered by ブクログ自衛隊三部作の、陸・海・空の中で、この作品は海です。 これ、アニメ化しても楽しめそう。 でも、ちょっとグロテスクなシーンもあるから難しいかなぁ。 映画を見るように楽しめました。
0投稿日: 2012.09.20
powered by ブクログ横須賀基地に巨大ザリガニの大群が襲来する。有川先生の作品でなかったら絶対に読まない内容でしたが、そこはやはり有川先生で良い意味で裏切られました。 ムキムキのヒーローが颯爽と現れるわけでもなく、微生物によって気づいたら敵が全滅しているわけでもなく…あくまで仕事として、自衛隊や機動隊など実在する職業の人々が非常識事態に対処する。ハリウッド映画が苦手な自分にとって、こういうパニックものこそ日本でもっと映画化してほしいと願わずにはいられません。陸での殺伐とした雰囲気を潜水艦での人間模様で中和しつつ進めるストーリー展開で女性にも読みやすいエンターテインメント作品でした。
0投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自衛隊三部作と言われているけど、これは警察が頑張ってる話だった。 話のもう片方の主役は自衛官だったけど、本来の彼らの職務とは違う働きだったし。 しかし、前半あれだけ大変な思いして沢山犠牲も出したのに、警察から自衛隊にバトンタッチされた後の速やかな決着は、気持ちいいより腹が立つ。 この後に読んだ文庫版『ラブコメ今昔』のあとがきで著者も随分怒ってらしたけど、適材適所って本当に大事な事。 現場の人々はそれぞれ真摯に自分の職務を全うしていて格好良かった。 けれど、その彼らを動かすトップの人間が馬鹿ばっかり。 烏丸や明石がいなかったらどうなってたの、という、結局そういうごくわずかの傑物の活躍によってしか事態は良くならない。 まさか現実はこうじゃないとは思いたいけど、ここまで極端じゃないだけで、本質はこれと同じだったらどうしようとか、つい不安になってしまう。 個人的にはこの話は、警察側の話ときりしお側の話で2つに分けて、同じ事件を軸にしたテーマの違う2本の小説にしても良かったんじゃないかなと思うのだけど、そうすると、警察側からラブコメ要素が抜けちゃうから駄目だったのかな、と思って面白かった。 冒頭で「夏木大和、冬原春臣……うーん、秋がいない」と思ったのは私だけじゃない筈だ。
1投稿日: 2012.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
塩の街,空の中との3部作との事。 塩の街を読み始めた頃,空の中と海の底を買いました。 塩の街も、出だしがあまりにも悲しく, 1週間先が読めませんでした。 空の中をその間に読み始めました。 ちょっと重いので、他の有川浩の作品を先に読み始めました。 海の底を、同時に読み始めました。 出だしが余りにも悲しく,3週間、ほとんど先に読み進めませんでした。その間に「くじらの彼」を読みました。こちらは、軽めで、さくっと読めました。海の底の続編相当のようでした。 有川浩が、何のためにこういう作品を書いているのかが納得出来ない間は、ほとんど先に進みませんでした。 登場してくる学生たちが、他の作品に登場するような子供達でした。子供達が出て来るところは読めるようになりました。 海自(海上自衛隊)の隊員が出てくる物語をいくつか読んで,登場人物に馴染んできたので、少しづつ読み進んでいます。 自衛隊は軍隊の一種なので、人が死ぬことに関係する仕事であることは間違いないと思います。 それでも人が死ぬ理由がわからないまま、先に進むことはななかな難しく,全部,読み進めることができないでいます。 全部読み終わったら,また書きに来ます。 ps. なんとか最後まで読みました。 甘い話を書きたいために、最初残酷な話にしたのだろうか。 ちょっとついていけてませんでした。 登場人物の中で,有川浩は誰だろうと考えました。 まず、森生望。女性であるし、しっかり者。 次に,木下玲一。軍事御宅。 参考文献がしっかりしています。 軍事御宅でなければ、ここまできちんとしたものは揃えられないのではと思います。入手性を考慮してamazon.co.jpで一覧にしてみました。 http://www.amazon.co.jp/lm/RVRWP68NRIJDF/ 1冊,すでにamazon.co.jpでは入手できないので代替のものを一覧にいれました。 時事通信社と共同通信社の資料を参照するなど、均衡が取れています。時事の題材は、一人の著者,一つの出版社に偏っています。話の流れの均衡上やむをえないかもしれません。
1投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログファンタジーというのか、ありえない世界に最初から突入、最後までその気にさせてくれた。等身大のザリガニに人間が襲われ食われる。阪急電車、三匹のおっさん、塩の街よりも面白かった。
0投稿日: 2012.09.06
powered by ブクログ装丁とは大違いの茹でたら真っ赤。こういう国の役人なんて言う台詞を吐かなくていい国になることはないんだろうな。2千年以上の歳月をかけて骨抜きにされてきた被支配者層は一朝一夕には変われない。生き馬の目を抜く時代に1500年の長きに渡って生き抜いたヴェネツィア共和国を参考にすることは日本人には無理なのだろうか。海の民と農耕民族の差は埋め難いか。 それにしてもキャラ設定、同人異名みたいなんで、いいの?
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログ自衛隊三部作読了! 塩の街の陸自、空の中の空自、そして海の底の海自。 中でもこの海の底が一番自衛隊色が濃い。 自衛隊色というか。。。警察、米軍も含めた専門的な領域? わからないことが多い。多過ぎる! 正直、ちょっとその辺は斜め読みです。 でもそれくらいリアルなんだと思う。 【突拍子もない怪獣】以外は、まるでノンフィクションかのようにすごくリアル。 その辺の絶妙なバランスが魅力なんだろうなぁ。 解説の「キャラ立ち+社会的なメッセージ性=隠れ社会派」なるほど! 三部作の中では一番重い。 なんでだろ?巨大エビが意外と想像出来ちゃうから?! 他の二作より、問題の解決へ向けての所謂社会派な部分の分量が多かったから? でもそこでのカッコいいおっさんたちの活躍が良い! 現実でもあんなカッコいいおっさんがぐいぐい引っ張る社会になれば良いのに。。。 一方潜水艦の中での人間模様。 夏木&冬原コンビは有川ファンにはツボでしょう。 ベタと思いつつ・・・こんな人が読みたいから有川作品読むんだもんな〜(笑) イライラさせられる圭介だけど、その緊張感も嫌いじゃないし。 読み初めの心の重さが嘘みたいに晴れて、きもちのいいハッピーエンド(^^) そしてクジラの彼を早く読まなくては!
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログ何回読んでも面白い! ほのかな恋もありますが、個人的には明石さん&その周囲の人々がたまりません\(^o^)/
0投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ母がこの作家さん好きで色々買ってくる。これは、横須賀に突如、巨大ザリカニが襲来して人を襲うというハイテンションな冒頭でついて行けるかなと。結局は色んな要素があっておもしろかった。確かに、大人が読むラノベ。厚めだけど軽くてすぐ読める
0投稿日: 2012.08.27
powered by ブクログ突然横須賀に現れた巨大甲殻類と、命を懸けて奴等と戦う人間のSF小説。説明がすごくしっかりしてるのはわかったんだけど、機動隊とか自衛隊に関しては詳しくないのでその辺りは結構斜め読みだったかも。好きな人にはたまらないんだろうけど。夏木さん素敵。口下手なところとか、でもちゃんと望ちゃんのことを考えてあげてて…うん、かっこよかった。文句なしに良い男とは言えないんだけど、そこがまた魅力なんですよね。個人的には圭介くんの家庭環境とそこから来る心理描写がうまいと思った。実際ああなるよ、本当に。
0投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログ有川さんを語るには自衛隊3部作を読破しなくては。 ということで、「海の底」。 よかったです。 普通、訳のわからないザリガニ怪獣?赤い甲殻類の大群? こんな設定で面白くなるはずがない。 と、思うでしょ。 ところがところが これがもすごく面白いんです!☆ 先に読了していた「クジラの彼」を再読することで 「クジラの彼」も10倍楽しめました!
0投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログたまたまこの間訪れた横須賀が舞台。国道16号南下とか、駅前のダイエーとか、ヴェルニー公園とか、風景が昨日の今日すぎてくっきりと浮かんでくる分何割か増しで楽しめました。 ストーリーは図書館戦争に近いが、外交やモンスターペアレント等の問題も織り交ぜて、考えさせられる所もありました。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ少し体がだるかったので、何気なしにダラダラと読み進め始めたら、 いきなり冒頭から急展開するストーリーに目が覚めました。(笑) 不覚にも「塩の街」の作者だということを失念してました。 夏木と冬原に関しては、どうしても図書館戦争を連想しがちでしたが、 非日常的なストーリーの中に日常的なしがらみ(隣近所との摩擦など)を取り込むのがうまいと思わせてくれた作品でした。 明石と烏丸のやりとりが良かったですね。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログ横須賀沖から謎の怪生物が大量に上陸。彼らは人を喰う! そんな中、停泊中の潜水艦に子供たちと自衛隊員二人が閉じ込められた! 潜水艦内と地上、二つの視点で怪生物殲滅と脱出のための戦いが描かれます。 自衛隊員二人と子供たちとのやり取りも目を離せないが ”組織の論理”で戦いに枷をはめられる警察と自衛隊の煩悶が白眉。 どちらかに偏らない描き方はさすが。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ巨大ザリガニ大発生とかありえない設定なんだけど、そこはエンタメ小説なので楽しく読めた。設定もストーリーも面白かった。けど、これ、恋愛ネタは必要なのかなぁ…。恋愛が絡むのが有川浩的世界なんだろう、そこが良さなんだろう、とわかっちゃいるけど、こういう展開は苦手だな〜。もう一回言うけどザリガニ事件は面白かったです。
0投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログ有川浩自衛隊3部作、海 自衛隊3部作のなかで唯一のあたり作品 現実がうまく描かれていた。 きりしおに閉じ込められた自衛官二人は正義だ。 しかし「―どれだけ聞き分けのいい良い子でも、あの子自身に何の罪もなくても、 ……そんでも、あの子が死んで艦長が助かったらよかったって思う俺は、ひどいか。」(本文より) というように完璧な正義など存在しない、という不条理感が良かった。 初代ガンダム級の衝撃を覚えた。(わかんない方、お父さんに聞けばきっとわかります)
6投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ自衛隊三部作の中で私が一番好きな本。主人公、冬原・夏木ペアがもう大好き!巻末おまけの前夜祭も燃えます! さらに「クジラの彼」を読むと楽しめると思います。
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログ巨大なザリガニのようなものが横須賀を襲撃してくるという確実にありえない(笑)話。 残虐な巨大ザリガニによる殺人シーンもあるが、ありえないことなのでそのまま受け入れられる。 僕はよこすかをよく知っているので地理的に凄くよくわかって楽しめたのだが、知らない人がこの本を読んで純粋に楽しめるのか??ちょっと疑問。 夏木さんと望さんの軽いロマンスも有川節で楽しめる。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ高校生の女の子と海上自衛隊員。じれったくてたまらない。心臓がむずむずするかんじ。これとほか2作の自衛隊三部作につづく「クジラの彼」と合わせてだいすきなおはなしです。
1投稿日: 2012.07.30
powered by ブクログエビ!エビ!エビ! 食べたらとってもおいしいんじゃ?と思ったわたしの予想は外れました。 以前番外編(クジラの彼)読んだけどやっぱり番外編を後に読みたかった…。 自衛隊三部作は残りは「空の中」。
0投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログなんといっても、この手の作品ではただただやられ役の警察が、かっこよかったのがいいね。明石・烏丸のコンビがよい。ベタアマ部分はこの作品ではほどほどでちょうどよかった。図書館戦争より面白い。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログエムに借りる。自衛隊の組織や武器の名前などになると読む気が失せる。 そこにまったく興味が湧かないから。 最初のスプラッタのところも気持ちが悪い。苦手。 半分以上読んでからやっと楽しめた。 三部作は「塩の街」だけでいいかな、というのが正直なところ。
0投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログ【フレーズメモ帳】 「「取り違えるな、我々の敵は一体何だ」疑問を疑問で返す論法にとっさに答えられる者はいない。」 「架空の可能性を惜しむな。長田が救われん。俺たちはそういう国の役人だ。次に同じようなことがあったら今よりうまくやれるようになる、そのために最初に蹴つまづくのが俺たちの仕事なんだ。」 「どうして圭介がそんなことをしたのか、母も父も雅之の母親も誰も考えようとしないのだ。子どもは本当は理由もなく馬鹿なことなんかしないのに。」
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログ初・有川浩。ザリガニの描写がリアルで気持ち悪かったけれど、そう思うほど引き込まれました。図書館戦争読んでみよう。
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログ空から読んで海へ。SFとして少しインパクト不足でした。大きな展開も見れなかったし、ちょっとこじつけすぎるような…。 人物を見る作品だとは思うけど、どうにもその成長の仕方がしっくりこなかった。 あまり抑揚がない作品に思えました。
0投稿日: 2012.07.17
powered by ブクログ有川作品自衛隊三部作の海上自衛隊のお話。 早い段階で物語が動き出し、緊迫した場面が続き早く早く読み進めたい気持ちはあるが状況説明が多いのでなかなかすんなり読ませてはもらえない。 細かい警察の会議や自衛隊・防衛省・警察など駆け引きの背景などは私にはまだ少し難しいと感じました。 艦内に残された夏木・冬原コンビと一緒に過ごす数日間で、一筋縄ではいかない子どもたちの心情が変わっていく。 子どもたちが残酷なのは今に始まったことではないけれど、いつか身近におこる悲劇として頭に入れておくことは必要かもしれません。 良識ある大人が食い止められる時代は今はないから。 物語が紡ぎだす正義を心に受け止めておかなければ、守るべきものを見誤りそう。 有川作品にしては恋愛要素は少なかったかな。 しかしこれがアレに続くのならば文句はあるまい。
0投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログ突如、怪物出現! ウルトラマンも地球防衛軍もいない日本はどう戦う!? 米軍横須賀基地に突如現れた怪物を太い軸として、怪物から市民を守る警察や自衛隊の戦い、そして騒動の中で潜水艦に閉じ込められてしまった乗組員と子ども達の焦燥が、三重らせんのように組み合わされた、ノンストップ・エンターテインメント。 始まって数ページで、重要人物が襲撃される、いきなりのクライマックスを迎える。そしてそのままフルアクセルで物語が展開していく。 徐々に明らかになる「怪物」の正体。思うに任せぬ掃討。救助を待つ潜水艦内の状況。 壮大なホラ話だが、シミュレーションとしてもなかなか興味深い。 すなわち、非常事態が発生した場合、日本という国はどのように対処するのか。 著者によるあとがきを読むと、実際に「友人」たちを自衛隊・米軍・行政・潜水艦等に割り振って、こっちがこう動いたらこっちはこう動く、というようにシミュレーションをしていたのだそうで(てか、それってどんな友人やねん!?(^^;))。そうした「実験」が、本書の生き生きとした描写を支えているのだろう。 やったことがないのだが、もしかしてシミュレーション・ゲームというのは、こんな感じなのかな・・・? テンポのよさでおもしろく読ませつつ、警察と自衛隊ができることの相違、自衛隊の出動の種類、ネット社会での情報のやりとりなど、細部に信憑性が感じられて唸らされる。門外漢なので、印象だけなのですが。 この厚みでリーダビリティが高いのはさすが売れっ子作家さんと感じさせる。 「非常識事態」と称するほど異常な事態なのに、メイン・キャラクターの2人の間の息のあった軽い掛け合いが重苦しさを払拭している。 ある種、パニック小説で、怪物が襲来するので、人が亡くなる描写もあり、暴力的なシーンが苦手な向きにはお薦めできない。が、それほどグロテスクな感じは個人的には受けなかった。人が襲撃されるところを外から見ている描写よりも、実際に襲撃された人の感覚の描写の方に説得力を感じた。突然大けがをすると、なるほど、こんな感じなのかも知れない。 怪物の甲殻類は「サガミ・レガリス」と名付けられる。アイディアの原型となったシナルフェウルス・レガリス(Synalpheus regalis)は、実在の生物で、テッポウエビの仲間だそうだ。regalisはラテン語でroyalを意味し、単一の女王の元で巨大コロニーを形成する「真社会性」動物という(Duffy, J. E. (1996). Eusociality in a coral-reef shrimp. Nature (London). 381, 512-514)。 「ベタ甘」と言われるラブストーリー部分は、非常に好きというわけではないが、嫌いではない。最後の着地点も微笑ましいし、まぁこれはこれで「あり」なんだろう。 が、敵役の男の子のゆがみ方がちょっと現実的でない感じを受けた。人はこんな風にゆがむものかなぁ・・・? その背後の母親の偏向や団地の閉塞感も、うーん、そうなるものかなぁ?と釈然としない。個人的には、このストーリーラインは(ある意味レガリスよりも)作り物めいて感じた。 著者デビュー作である陸上自衛隊が主人公の『塩の街』、航空自衛隊の『空の中』、そして海上自衛隊に焦点を当てた本作を併せて、自衛隊三部作と称するという。 中で、本作の舞台は比較的現実に近いらしい。 このスリル、味わってみる価値はあります。 *私事で恐縮ですが、ザリガニを飼っております。レガリス最後の顛末には、いささか涙してしまいました(^^;)。決して多数派の反応ではない、と思いますが。 *巨大化するという本書の設定もコワいですが、生殖サイクルがやたらと短くてたくさん卵を産む、という設定があったら、それもかなりコワいなぁ・・・。1週間で成熟して、それぞれがもりもりと1万個の卵を産む、とかね(--;)。
1投稿日: 2012.07.14
powered by ブクログ2010.7 番外編が収録されているので手に取ってみた。例の冬原と夏木がやらかしたことがのってます。やっぱ冬原の方が好きだなー。艦長がとても元気で、それが切ない。
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログ自衛隊三部作、最終作の海の底。 最初はちょっと怖かったです。 けどやっぱり有川さんの世界に引き込まれました。 なんだかちょっとくすぐったい温かさがあります。
1投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先に図書館戦争シリーズを読んでからこっち読んだんで、なんつーか、図書館戦争と共通性のあるというか、名前変えただけのキャラ設定同じ感じに思えた。 あ、悪い意味じゃないですよ。 でも主人公二人はモロ図書館戦争の堂上と小牧さんだよねぇ・・・と思いながら読みました。 相変わらずの漢字と専門用語の多い文章で、ちょっと飛ばし読みしてしまったけど、それは別にイヤってわけじゃなく。 簡単に文字読んで頭で理解できないから飛ばし読みっぽくなってしまうけど、ちゃんとストーリーとして大事な部分は理解できてるから、私の場合この読み方でも問題ないんです。 ありえそうでありえない、でも映画にできちゃうんじゃないかってくらいの描写でおもしろかったです。 いい感じに恋愛はさんできたところも、恋愛好きな私には〇♪ ただ、望ちゃんが「忘れてください」って言ったとこで、最後読めちゃったなー(笑)。 ま、悪い意味で「読めてつまんない」じゃなかっただけいっか。
1投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
桜祭りでにぎわう横須賀の港。停泊中の自衛艦隊「きりしお」で、おいたした罰で腕立て200回をくらう実習幹部。平和極まりない風景の中、突然鳴り響く警報。陸にあがった実習幹部、夏木と冬原の目に映ったのは、人間に襲い掛かり、食らおうとする巨大な赤い甲殻類の大群だった。取り残された子供を助けて、「きりしお」に閉じ込められた自衛官と、陸で未確認生命体と戦う警察機動隊の戦いの5日間。 どれだけ勝手な子供でも、艦長が守ったものは守る。どれだけ理不尽な思いをしても、普通の人だから、たまにはぶっちぎれちゃうけど、民間人を守るという責務を全うする自衛官という人達の姿。これが有川さんに映る自衛官の姿なんだと思う。本当に格好のいいことってこういうことなんだ、と思いました。 まぁ、6年前の堂上と小牧と郁(と玄田隊長)だよねぇ、これ。とは当然思ってしまいますが。図書館はほんと自衛隊3部作でやりたかったことを全部詰めた作品なんだなぁ。
0投稿日: 2012.07.04
powered by ブクログ中々ストーリーに入り込めなかった。 読むのに時間がかかってしまった。 海の底・前夜祭を読んだら、 踊るMOVIE2の冒頭のSAT制圧を思い出して懐かしくなった。
0投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログ自衛隊三部作の一つ。なかなか非現実的なお話やけど、設定がしっかりしているので実際に起きたのでは?!と思わせられるほど。三部作のなかでも1番グロテスクな表現が多いので、気になる人には気になるかもしれないけど、私はこれが1番好きです。
1投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログレガリスの最初の登場あたりの描写がグロ過ぎて、有川浩作品だけどハズレかも…と思いつつ読み進めると、やっぱヒューマンドラマ有りの大好きなタッチに。夏木大和三尉、好きなタイプ!!
1投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ非現実なんだけど、それぞれの責任を全力で果たすプロ達がやたら現実的でかっこいい。夏木と望とかもいいし。著者が女とは知らんかったけど、男見る目あるよ。
1投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ読んだのは結構前。トンでも設定のSFの癖にべた甘展開含む、感動物。主人公エリア以外の、目の当たりにくい自衛隊内の葛藤などもわくわくさせられます。
1投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログ自衛官三部作の最後…なのかな? 有川浩特有のラブコメ要素が薄い作品。 読むのに時間がかかった苦笑。 すごいなぁと思ったのは クジラの彼、に出てくるあの「事件」ってこれのことでしょう? 他の場所ではあんなにたんたんと過ごせるほどの 出来事かこれ?!っておもったり(笑) あ、私、クジラの彼を先に読んでいたクチです。 有川浩さんのラブコメを愛する人には物足りないかも…。
1投稿日: 2012.06.04
powered by ブクログ夏木・冬原コンビが図書戦の堂上・小牧コンビにそっくり!!圭介は手塚、望は郁みたい。グロい描写もあったけど、感動した♪
1投稿日: 2012.06.03
powered by ブクログしょっぱなから辛い展開で面食らうけど、しばらく読み進めていくとハマる ほぼありえない設定なのに、読んでるうちにもしかしたらありえちゃうのかも…なんて気がしてくるから不思議 有川さんの作品のそういうところがいつもすごいと思う。 もともとあまりエビ好きじゃなかったけど、これ読んでさらに苦手になった(笑)
0投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログいつも、ちょっと泣きそうになる。 そういうポイントを突かれる。 女の子の悔しさとか、恥ずかしさ、恋心。 密室で、あんな素敵な二人だったら、恋、しちゃうよね。 小学校から高校の頃は、20代の人がすごく大人に見えたなー。 男の子の虚栄とか、友情とか、成長。 がんばれ、男子! そして、自衛隊や警察の活躍も忘れてはいけない。 現実には、いろいろ不祥事もあるけど、やっぱりすごい。 感謝。
1投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログゴジラじゃないよね~w どちらかというと昔見た海中で巨大生物に襲われるアメリカ映画 (名前忘れた^^;)な感じ? 密室もののドキドキ感がステキですw
0投稿日: 2012.06.01
powered by ブクログ安定の有川さん。 一人一人のキャラが最高です。 夏木&冬原コンビかっこよすぎ。 もう一回「クジラの彼」が読みたくなりました。
2投稿日: 2012.06.01
powered by ブクログ有川浩 初体験がこれでした♪ 以来、新刊文庫が出れば必ず即買いする超お気に入り作家さんのお1人に♪ 自衛隊3部作のPart3に当たるということで、すぐに他の2作も買い揃えたんですが、明確なつながりはなかったんですねw 海と空は、後のクジラ~や今昔~につながっているようですが、塩~は完全に独立しているとは やられた(?)w 自衛隊VS.海獣 というストーリーなのか、とばかり思っていたら、これがいい意味で予想を裏切り、リアルとフィクションの狭間で絶妙な密室ドラマが展開していくとは ^^ 豊富なアイディアに唸らされるばかり。 それにしても、この人のはどの作品を読んでも本当にキャラクターが秀逸で、愛すべき人物設定にニヤニヤしてしまうw 代表作「図書館戦争」で “べた甘 恋愛小説家” という異名を欲しい侭にしている女性作家さんだ、ということを知るのは、これを読み終わって大分経ってからだったんですが、海と空のお話では、そこまで恋愛ネタが絡んでこないので、男性読者にとってはこの辺から始めるのがベストかも知れないな~、とw
1投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第8版読了。 作者の著作初期作品にあたり「自衛隊三部作」といわれる、第三作目にあたる一冊です。海上自衛隊が登場するお話です。 自分は、今回初めて手にとって読み終えましたが…単行本から刊行された時期から数えてずいぶんと経過してますが、それでも文庫化されるだけのおもしろさが詰まっていると感じました☆ 本のタイトルから、海底で起こる不穏な出来事を想像していたのですが…読んでいくと「海の底」が発端となった「ある出来事」が、平穏な日常を呆然とさせるほどの非日常へ加速していくという、ハリウッド映画に出てきそうなパニックムービー的冒頭でした。 そして静と動の戦いがそれぞれの立場で繰り広げられていくという…あとは読んだ人だけの楽しみといったところです☆ 自分はすでに作者の作品で、単行本で刊行された図書館戦争シリーズを読破していたので、今作で登場する海上自衛隊員が関東図書隊員の原型になったキャラに見えて楽しめました♪ 手にとった最初は、文庫本にしてはその厚みに慄きましたが、読んでみたら「うわ、大変だなコレは!」と、どんどん物語世界に引きこまれ「最後はどうなる!?」という有様ww 単行本では本編しか収録されていなかった内容が、文庫化されたこの本では、作者のあとがき、さらに短編、そして解説と豪華になってました☆ まだこの作品を未読なら、文庫版の方が内容盛りだくさんなのでオススメかと☆
1投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログ自衛隊3部作。巨大ザリガニが襲ってくる話。 グロい描写がちょっと嫌だけど、夏木&冬原コンビが面白い!
1投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログベッドの中で読んでいたのですが、 少しずつ読むつもりが 怖くて(先が気になって)寝付けず すべて読み切るはめに…ww 弟くんがかわいいと思いました
1投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログおもしろかった。 夏と冬みたいに自分の他人を全力で守れるだろうか。 人は人を傷つけるが、人は人に傷つけられる。そんなことを思った 素敵な作品だった
1投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ有川浩さんの自衛隊三部作のうちの第3作目。 この作品はそのうちの『海』にあたる物語。 潜水艦ものの物語なんだけれど、潜水艦『きりしお』は、全然潜らない(笑) 『塩の街』でも『空の中』でも、今作の『海の底』でも感じたんだけれど、 有川さんの文章は、地の文の視点が、神の視点(作者の視点、第三者的な語り)だったり、主人公の視点であったり、ヒロイン目線であったり… その時その時によってぶれていて、曖昧に揺らいでいるのが少し読みにくい… 特に『海の底』は、ストーリーも同じような場面で、同じような展開が続いていて、なかなか物語が進まない印象が強かった。 それなのに、ラストの解決はあっけなかったりします。 そんな事を感じていながら、それでも読み終えた時になんとなく気持ちい所に納まっている。 自分にとっては、そんな不思議な作家さんです。 ライトノベル的な読みやすさと、少女マンガ的な理想的なキャラ設定、どこかで期待しているハッピーエンドにしっかりと応えるエンディング… そんな収まりの良さ、みたいなのが気持ちいいのかな。 個人的にはこの三部作の中では『空の中』が一番好きです。
0投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ政治・外交・いじめ・恋愛・自我・アクション。それぞれに特化することなく上手に絡めてます。 作者には大変申し訳ないが女性のSFパニック物に懐疑的だったが考えを改めました。逆に、女性にしか描けないし考えつかないであろう描写や心理描写がとても印象的でした。
1投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ自衛隊や警察組織のことをよく調べているためか、話の展開にとてもリアリティを感じます。もちろん、事の発端は非現実的すぎてツッコミする気すら起きませんがw。そして、何と言っても登場人物がみんなカッコイイ。もう一回「クジラの彼」も読み返さなければ…。
1投稿日: 2012.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
有川浩作品4冊目。阪急電車から読み始めたこの作家の作品。図書館戦争に通じる荒唐無稽な設定。しかしひねくれクソガキ共がなんにゃかんやいうても中途半端やが自衛隊のプロ魂をもった男たちに影響され成長する様は読ませます。また他社を出し抜きスクープを取りたい成長しない大人世界もうまく描いていて、読みはじめは、「なんじゃコレ」やったけど挫折することなく読んだ。
0投稿日: 2012.05.23
powered by ブクロググロテスクな表現は多かったけど、警察や自衛隊の対応やマスコミ、人々の心理状態の描写がリアルで、こんなこと無いとは言いきれないような内容にハラハラしっぱなしで面白かった。ジャンル的にはSFっぽいと感じた。
1投稿日: 2012.05.22
powered by ブクログ最後の終わりかた好きだなぁ☆ あんなにポジティブな「忘れて下さい」を書けるのはさすがは有川浩だと思った(*^^*)
1投稿日: 2012.05.20
powered by ブクログ図書館職員をしている親戚のおすすめだということで、祖母がくれた。読了済みだったがもう一度流し読み。 改めて読んでみて、思ったのが優秀で信頼できる幹部・上官の大切さ。 こんな幹部が組織を動かしているのなら、こんな上官の命令なら、喜んで命預けます。そんな素敵なキャラクターが大勢出てくる小説です。若手のこの2人も、きっとさぞかし優秀な幹部になることでしょう。 あと、文庫版にはおまけエピソードがついてきます。本気でバカやれる奴らは素晴らしいって話。
0投稿日: 2012.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「空の中」が面白かったのでこれも期待していたのですが、これが相当面白かった!です。 こちらは海上自衛隊、警察、米軍がからむ巨大ザリガニ退治でございます。 ちゃんとお約束のロマンスもあり、ゆがんだ子供あり、でちゃんとライトノベルの要素を兼ね備えています。 ネタばれありの内容でいうと。 うーん。まず警察の明石警部がよかったです。おっさん大好き! あと烏丸警視正はいったいいくつなの?こういう小柄で整った容姿で小生意気な感じというとどうしてもキャシャーンの内藤を思い出しちゃうな・・・。 ちょっとミッチーを想像してしまいました。うん。実写化したら是非やってほしい役ですね。 夏冬コンビにはそれほど萌えませんでした。うん。多分それが図書館戦争にハマってない理由だ。 空の中のほうのコンビはかなり好きだったんだけどなー。 米軍の動きはイマイチつかめませんでした。 警察の機動隊ってのが大変だ、ってことは分かった。すごい。喘息の吸入器を取りに戻ったあの人、ちゃんと定年まで勤め上げてくれるといいなぁ。
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログ自衛隊三部作読み終わり。一番甘かったのは、塩の街で、一番ありそうな話?がこの海の底。有川さんは一気に読ませる筆力があるなぁと思う。 いろんな登場人物がいて、活き活きしてたと思う。恋愛系を除くと、渡邉艦長、烏丸参事官、滝野さんが好きかな。
0投稿日: 2012.05.10
powered by ブクログ安定の面白さ!キャラがいい! 夏が図書館戦争の堂上と被るけど。 ちょっとグロい描写が苦手ではあるものの、好きだなこれ。
0投稿日: 2012.05.10
powered by ブクログ最近、有川浩さんの作品にはまってるけど、キャラクターが好きなんだよなぁと気づいた1冊。 むちゃくちゃな夏木さんと冬原さんが好き。口は悪くて不器用だけど、誰にでも真剣にぶつかってくれる夏木さん。普段は当たりが良くて優しいけど、怒った時は笑顔でざっくりえぐる冬原さん。また、この2人のコンビがいいな。 そんな問題児を上手に育てる川邊艦長。組織の中では問題児だろうけど、先を考えて現場レベルで最善の方法を考えられる明石警部と烏丸参事官。 子供たちもみんな個性的。ただのいい子だと思ってた望も、最後の最後の諦めの悪さに惹かれた。生意気過ぎる圭介も、嫌いになりきれないし。 あ~、みんな好きで困る。 レガリスはさすがに現実離れしてるけど、自衛官の大変さとか、自由に動けない法律の縛りとか、本当なんだろうなぁと思われる部分も興味深い。 番外編が収録された『クジラの彼』も楽しみ♪
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログSFの線の本としても個人的にはいけますが、 その中で繰り広げられる人間同士の関わり合いがとても印象深い本でした。 なんというか…タイトルがピッタリな作品だなぁと…σ(^_^;)
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログロブスターって、結婚式に呼ばれた時くらいしか食べたことなくて、しかも半身グラタン。バーベキューで食い放題してみたいとも思わないが、奴らが喰いまくる描写はグロかった。 塩の街では、あえて原因を詳述してなくったのかな。さすがに話の展開上、ゴジラ対策的な展開まで描かざるを得なかっただろうか。 潜水艦内のエピソードも良かったし、当然のエピローグだった。 機動隊側の登場人物で、スピンオフが読みたい!
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログ横須賀米軍基地を襲った巨大甲殻類レガリス。次々と人が食われる。 荒唐無稽な帯で読もうか辞めようか考えたが、「阪急電車」を描く作者だし残念なことにはならないだろうと読んでみた。 孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ不良実習幹部と、艦長が自らを犠牲にして救った少年少女。 「壊走は我々任務だ」と警察が体当たりで壊滅して見せるまで自衛隊を出せない滑稽な政府やメディア・世論の批判を織り交ぜ、でも基本は少年少女達や不良実習幹部の成長物語として描かれている。 面白かった。
1投稿日: 2012.04.28
powered by ブクログ陸、海、空の自衛隊三部作。どの順番から読んでも、それぞれ独立した内容なので、良いと思いました。三部作の中では有川さんの得意とする恋愛要素が一番薄く、どちらかと言うとヒューマンな感じでした、はい。
0投稿日: 2012.04.19
powered by ブクログ予備知識なしに、『塩の街』『空の中』のつもりで油断して読みはじめたため、トラウマ並の衝撃を受けた。 そこさえすぎれば面白かった。
0投稿日: 2012.04.18
powered by ブクログデビュー作の塩の街から始まったこの三作を自衛隊三部作と呼ぶんだそうですが、とりあえず読了。どれもそれぞれ面白かったです。ラストの気持ち良さは本作でもどんぴしゃでした!
0投稿日: 2012.04.17
powered by ブクログ有川浩さんの自衛隊シリーズ。 海上自衛隊の自衛官がどんな環境で取り組んでいるのかとか、普通に生活している中では分かりようが無い部分だけど、その一部だけでも知る事ができたかな。 海から来た巨大甲殻類…。 いろいろな環境が変わってきてしまった現代だからこそ、現実に起こりそうな設定だから余計に恐い。 でも重いばかりではなく、有川さんらしい恋愛要素もありどんどん読めました。その後が描かれた『クジラの彼』も必読です。
0投稿日: 2012.04.14
powered by ブクログ設定である巨大甲殻類の描写が気持ち悪すぎて(映像がリアルに思い浮かび過ぎて)、続きが読めなく、、、何度かチャレンジしたが断念。無念。
0投稿日: 2012.04.12
powered by ブクログ「クジラの彼」で登場した「横須賀の事件」を描いた小説です。 巨大甲殻類が襲ってくるという、B級映画のような設定です。 だけどそこには街や仲間を守ろうとする人々や、思春期ならではの悩みや、冬原と夏木の掛け合いがあり、読んだ後に爽快感がありました。 圭介君にはこれから自分のために頑張って貰いたいです。
0投稿日: 2012.04.11
powered by ブクログ2012-31 やっぱ大好き!! このコンビ、いい! どっちも好き。 有川さんの書く男の人はみんな素敵な人ばっかりだ。
0投稿日: 2012.04.10
powered by ブクログ正直なところ、ラブコメ好きの私としては、もっと夏木と望にいちゃいちゃ(?笑)してほしかった!その前で終わってしまったのが惜しい!ただ、圭介が時を経て、だんだんと改心していくのはよかった。船をおりて助かってから、コロッと変わってしまったら、リアルじゃなくて気持ち悪い。そういったこどもだまし風がないのが大人にも受け入れられる要因か? 最初も入りやすい。途中警視庁の対策本部(烏丸と明石)のやりとりは難しくて飛ばすところもあったけどね。
0投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログ円谷プロの怪獣映画を観ているような出だしから一気にのめりこみました。事件発生から6日間の出来事を圧倒的なスピード感で描ききっています。登場人物たちの心理描写も美しいです。自衛隊や警察の職務遂行における人間模様や、子供たちが成長するうえで抜かなければならない心の棘に対峙する様は、痛いほど伝わってきます。この本を読んで、少しでもきゅんとなる心が自分にあったことをうれしく思いました。
0投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
望と夏木の最初の別れと、二度目の出会いがいい。 『空の中』や『塩の街』でもそうだけど、悪い印象の人物も最後には救われてる。 そんな有川作品が大好きだ。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログ子供の頃、めったに行けない海に行った時、覗いてみた海の底がなんだか不気味で、『何がいるかわからないよな…海って』と入るのが怖かったことを思い出した。巨大なザリガニだっていても不思議ではないな、、と未知の生物の出現はありえると思った。 潜水艦の構造がわからないのでスリル満点であるはずの危機的状況が飲み込めなかったのは自分の不勉強のせいかもしれないが、☆4つとした。面白いのは間違いない。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログ潜水艦という閉鎖された空間の中での人間関係と、それを廻る周りの人達の葛藤が面白い。 話自体は、荒唐無稽な話ではあるが、その中にお互いを思いやり気遣いあう気持ちのやり取りが心地良い。 切なくて、気づくとふと涙してしまうような場面もあった。 ほのぼのとした恋愛も展開され、読み終わり心が温かくなった。
0投稿日: 2012.04.02
powered by ブクログクジラの彼を先に読んでいたので主人公の二人のキャラを知っていたからわくわくして読んだ。 ストーリーはあり得ない。けど、その現実味のない設定のはずなのにすごく引き込まれるのは、物語に出てくる人がすごく人間臭くてしっかりしてるからなんだろうな、と。 …夕飯にエビが出てきて想像してしまった… まだ家にクジラの彼があったので、冬原と夏木の話を再読♪
0投稿日: 2012.03.30
powered by ブクログ自衛隊三部作のほかの二作の流れで読んだらしょっぱなから人食いザリガニが登場するというある意味ショッキングな展開でした……。痛い表現、グロい表現に対する耐性が弱すぎるせいかな……? 陸上での物語の展開は専門用語が多くて難しい、とっつきにくいと感じた部分もありましたが、艦内の場面が挟まることで緩和されているイメージ。 『空の中』と同様、こちらもその後が気になります!
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログ今までのなかで一番好きな本になったかも! 狭い共同生活の中でのいざこざやすれ違いなどを経験して 成長していく圭介や望にすごく感動した 「恥ずかしいけれど恥ではない。誰かに謗られる謂れもない。 揶揄される自分の恥ではない、揶揄する者の恥だ。」 こういう考え方してもいいですよね ちょっと話しの場面はあれなんですけど(笑) 一番心にきた言葉です
0投稿日: 2012.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
甲殻類があんまり好きではないので、冒頭の人を喰らう描写などは何度となく吐きそうになり、挫折しかけました。 それでもアリカワさんだから!の想いで読み続けるうち、続きが気になって止まらなくなってしまった。 よく知っている街がリアルに未知の巨大生物に食い荒らされていく様は、読んでいて結構しんどかったですね。 ますますエビ嫌いになりそうな予感。。笑 いつも感心してしまいますが、警察や自衛隊の裏事情まで、本当に細やかに表現されていて、様々な側面の人物のプライドがぶつかり合う焦燥感が、たまらなくクセになります。 人物描写の鮮やかさがSFの世界にリアリティを添えていて、いつの間にか登場人物ひとりひとりに思い入れが出てしまって…… 読み終わる頃には「あぁ、もう終わりかぁ…」なんて残念になったりして。 またアリカワさんにやられたぜぃ! と、白旗完敗いたしました。笑
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログ「クジラの彼」から「海の底」に入りました。 巨大ザリガニと戦うSF小説。 触れた事のないジャンルでしたが、SFが濃いだけでなく、上手く恋愛を挟んだりしているので読みやすかったです。
0投稿日: 2012.03.16
