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落日の王子 蘇我入鹿(上)
落日の王子 蘇我入鹿(上)
黒岩重吾/文藝春秋
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総合評価

10件)
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    ★評価は再読了後に。 どこか違う世界のお話の如く、名前が頭になかなか入ってこない。 それはさておき、今に続く大王の権威、やっぱり人智を超えた神の力をそこに見ていたのかな?当時の人々は。今もある意味同じ感覚がないとも言えず。

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    投稿日: 2025.05.18
  • 頭が良くて腕もたつプレイボーイ、入鹿って意外とカッコいい

    いやぁ、なっかなか進まない本だなぁ。重厚感たっぷりの作品で、日本書紀にサラっと書いてあることなどを筆者の見解も踏まえながら丁寧に描き込んでいる。正確さを重んじているせいか人名もやたら長いし、漢字読めないし、姓と名の区切りがよくわかんないし。正直、八木荘司氏の大和シリーズの方がテンポもエンタメ性もあって好きかな。上巻は蘇我氏と大王派との権力闘争の根回し的な話で終わってしまった。結局まだ何も事件は起きていない。下巻で乙巳の変に向かって一気に急展開するはず。もう少し辛抱して読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2018.11.16
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    『落日の王子 蘇我入鹿 上 (文春文庫)』では蘇我氏がクーデターで物部氏を失脚させて、政治の中枢を握るところまで、『落日の王子 蘇我入鹿 下 (文春文庫)』で、乙巳の変で蘇我入鹿・蝦夷親子が暗殺されて、翌年に大化の改新という政治改革が始る手前で終わっている。 蘇我氏が台頭して、入鹿・蝦夷親子が暗殺されるまでの過程が描かれている。古代日本史が好きな人に薦めたい本である。ただ、古代日本史の本を読んだことがない人、大学受験の日本史で古代史が苦手な人にとって、人物の略系図はあるが人物の解説がないという点で、難しいと感じる人がいるかもしれない。

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    投稿日: 2015.11.27
  • 彼が独裁者になれなかった理由

    高句麗の泉蓋蘇文のような独裁者になりたい、と作中何度も言っている入鹿。 泉蓋蘇文自身は作品に出てこないのだが、王を殺害し、国政を恣にする男だ。 なぜ、入鹿はそうなれなかったのか、そうできなかったのか。 その理由の一つが彼が倒すべき「王」が「女」であることだった。 こう書くと陳腐な恋愛話のように思えるかもしれないが、 皇極女帝と入鹿の「恋」は双方とも狡く、臆病で、身勝手で、だからこそ真実味があった。

    2
    投稿日: 2014.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蘇我入鹿を主役として、きのとみのクーデターで暗殺されるまでを描いた作品。 私の中で、蘇我氏のイメージって、まんが日本の歴史で、蝦夷と入鹿が「天皇なんてお飾りさ」ってがははと笑ってる絵が、30年近くたった今でも鮮明に覚えてて。あとは、山岸さんのまんが、日いづる処の天子の、聖徳太子に翻弄される蝦夷像。 そんな貧弱な蘇我像だったので、とても楽しめました。 唐の制度の研究、啓蒙が進む中で、蘇我氏としては自身が大王になるか、現在の大君家への中央集権を指をくわえて見てて没落するか、の選択肢だったということにとても納得。 あとは、鎌足がイヤな奴で、とっても好み(笑) 推古女帝の恋の話が読みたい。 あと、額田女王も、再読したいな。 あと、全然話と関係ないけど、「ほうほうのてい」というのが「這う這うのてい」だと初めて知った。子供たちのお気に入り絵本「バスくんのおむかえ」でも出てきた言葉だったので、早速教えといた( ´艸`)

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    投稿日: 2014.02.20
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    蘇我入鹿は自らが大王になることを求めた。それが作者の描いた入鹿です。そこには彼なりの倭国に対する理想がありました。

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    投稿日: 2013.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    政治的支配者たる大王と祭祀の支配者たる皇帝の権威を併せもつ座に登ろうとする蘇我入鹿。その野望が中大兄息子=藤原鎌足による大化の改新に脆くも潰え去るまで

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    投稿日: 2012.03.22
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    歴史の教科書だと1行で終わってしまう「大化の改新」。 この話で、悪者のようになっている蘇我入鹿の方が、実は高貴だったと知り、飛鳥時代に興味を持ち今では歴史の中でも大好きな時代になりました。蘇我入鹿がとてもカッコイイです。知識もあり真っ直ぐな人だったのかもしれません・・。

    1
    投稿日: 2011.01.18
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    日本の古代史を題材にした小説を初めて読んだ。学校で習った知識と言えば,蘇我虫殺す大化の改新ぐらいしか覚えておらず,中大兄皇子と中臣鎌足が入鹿を殺したとしか覚えていない。 そこでこの小説を読んで見た。入鹿は独裁者的では在るが,行動力もあり,読んでいて人を惹きつける魅力があった。たしかに横暴なところがあることは否めないが,嫌いではない。権謀術数に優れている訳ではないので,そこまでドロドロしたものを感じなかったせいでもあるだろう。 最後には中大兄皇子等にやられてしまい,何だか寂しくなってしまった。というのも,蘇我入鹿一人に対し,皇子以下多数が寄ってたかって殺してしまうのだから,入鹿がとてもかわいそうで,皇子らはとても卑怯に感じた。 先日,明日香村に旅行に行き,馬子の墓,入鹿の首塚,うまかしの丘,板葺の宮,飛鳥寺などをめぐってきた。入鹿の首塚にしっかりとお参りをして帰りました。

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    投稿日: 2008.08.12
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    これまでの蘇我入鹿の人物像は、自分の野望の為に権力を専横し、 鎌足と中大兄に滅ぼされたという印象しかなかったが、 どうしてそうなってしまったかが納得できるような国際状況、 生い立ち、人間関係などが語られていてとても楽しめた。

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    投稿日: 2007.10.13