
総合評価
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powered by ブクログポアロのシリーズもマープル同様、気になったものから読んでいたので今になってポアロ初登場のスタイルズ荘を読了(笑) スタイルズ荘の住人が全員怪しい、けど特に怪しいのは〜と目を皿の様にして読み進めたが、またまた犯人は当てられず。。。 100年ぐらい前に書かれた作品だけど最後のオチの部分において、スタイルズ荘を取り巻く人間のドス黒い部分(欲、嫉妬)そう言ったものは今も昔も変わらない。人間とは愚かなものだ。と感じずにはいられなかった。
17投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ犯人がわかった瞬間は、そうなの!?ってなった。 どんでん返しとは違う驚きで素直に面白かった。 この作品が105年前の作品ということが何よりもすごい。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ禿頭口髭小男にして尊大なる名探偵エルキュール・ポワロの初登場にしてアガサ・クリスティーのデビュー作。個人的にはデュパン、ホームズ、ホームズのライヴァルシリーズを経て遂に読み始めた。ワトスン役としてヘイスティング大尉がいたり舞台が館というミステリーのお約束は引き継いでいるが翻訳が良いのか元の構成が良いのか非常に読みやすく、しかも意外な真相というイキナリ面白い。キチンと情報が提示されてフェアな感じで結末まで進むのは現代ミステリー中興の祖といった印象。ツッコむのは野暮だけどヘイスティング大尉の記憶力は何気に尋常ではない。 ちなみに本書を読む前にドラマ版の方を視聴したが、それでも楽しめた。読後感がスッキリしているのも一因と思われる。
9投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログミステリーを読むとき考察しながら読み進めたりしないので、ヘイスティングスぐらい \ えー!そうだったの!じゃああれはミスリード!? / となってる。ポンコツ。 刊行から何年経っても楽しめるってすごい。
6投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ面白かった コナンドイルのシャーロックホームズを彷彿させる ミセスミスミスターの呼び名に初めは苦しんだかも 作中でシャーロックホームズに言及するところには少し興奮した 次作も読もうかなと
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ面白かったー! 最初は登場人物の名前が覚えられなくて一覧表とにらめっこしながら読んでいたけれど、自然と把握できるようになってからは作品の世界にのめり込んでいた。犯人候補が次々と入れ替わり、最後まで犯人が誰か分からなかった。まさかそうくるとは……ポアロの解説を聞くとなるほどと思える内容ではあるが。読み返してみるとたしかに怪しい点はあった。大満足。
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ結末にとてもびっくりしました。まさか、という思いがしばらく続きました。正直言うと今でもびっくりしています。とても面白くてあっという間に引き込まれました。
1投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ王道のミステリをミステリを読み始め、約15年経って初めて読む。 ポアロのキャラは、この時代としてはすごい個性的なんだろうなぁ。 小学生並みの感想しか出ないが、謎解きは面白かった。 とりあえずシリーズ10冊買ったので、順次読んでいく。
1投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これがアガサクリスティーが生み出した、ポアロシリーズの第一作目か…! 第一次世界大戦中、イギリスの田舎にある『スタイルズ荘』にて資産家のエミリー・イングルソープが毒殺されるところから物語は始まる。 容疑者はスタイルズ荘で暮らす義理の息子たちと、長男の嫁、エミリーの友人、エミリーの昔の友人の娘、そして年下の夫。 暗い影を落としていた時に光が差したように登場するエルキュールポアロ!彼の登場から物語がスピーディーかつ爽快に展開していくのがたまらなかった。 ジョンとメアリの関係やら、アルフレッドとエヴリンの関係やら…恋心を描くのがうますぎる。恋愛ありきの泥沼毒殺事件だった。 にしても、アルフレッドとエヴリンが愛し合っているとは思いもよらなかった。何事もなく逃げ切れたら、エミリーから相続した遺産を持って2人で平和に暮らそうだなんて…。あまりにも人間らしく、下品な考えで殺されたエミリーがかわいそうだった。 『ナイルに死す』に近い愛憎劇という感じ。いうてナイルに死すのほうが、もっと残酷な最期だったけど…。 期待を裏切らないストーリーで、読み進める手を止めたくなかった。面白かったなあ…。
1投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログクリスティのデビュー作ということである程度の粗削りな部分は覚悟していたが、読み始めてみると驚いたことに全くそれがない。 クリスティ作品らしいなあという要素は既に完成された状態で組み込まれているのがすごい。 主人公のヘイスティングズは美人がいるとすぐ惚れたり、その美人に相手がいると分かると途端に機嫌が悪くなったり、ポアロとのやり取りの中でもすぐ調子に乗ったり機嫌が悪くなったり、要するにいい人過ぎない等身大の人物なのが面白い。 クリスティはなんでこんなに男性の気持ちを理解し表現できるのか。 ポアロはポアロで嫌われてもおかしくないような言動をさせつつ、謎が解けた喜びで庭を走り回るようなかわいい側面を見せて魅力的なキャラクターに仕立てている。 事件の真相は、あれっこれ他のクリスティ作品でもやってたなあというネタも使いつつ(もちろんこちらの方が先)ちゃんと驚きもあり文句なしに面白かった。
1投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「オリエント急行の殺人」や「ABC殺人事件」「そして誰もいなくなった」などは読んだことがあったのだが、アガサ・クリスティのデビュー作は読んだ事が無かったと思い購入。 デビュー作がポアロだとは知らなかったのでとても驚くと同時に、デビュー作のシリーズが代表作になり尚且つその他の作品も後世に名を残していてさすがミステリーの女王だなと思った。 トリックの巧妙さはもちろん、それ以上に登場人物たちの心理を利用した話作りがとても良かった。 犯人候補が2転3転しているなと感じていたのだが、それは読者(とヘイスティングズ)がそう思ってただけでポアロの中ではずっと犯人が一貫していて、そのうえで“まだ今じゃない”と逮捕を先延ばしにしていた、という真相がとてもおもしろかった。 私は一緒に推理しながら読み進めるタイプではないのでわからないのだが、もしかしたら推理していたら本当に犯人がわかったのかもなと思わせる構成が巧みで良かった。 前書きに「クリスティのファンはそれらしくない人物を疑う」とあったのだが、ここで言うそれらしくないの意味合いが「怪しすぎるから」なのがとてもおもしろかった。
1投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ久々のクリスティ作品、堪能させていただきました。 ホームズみたいな小説からここまでの転換となると、これは歴史的な一冊であると言えるし、現代においても十分に読み応えのある…まさに古典と呼ぶに相応しい作品だと感じた。 ホームズよりポワロの方が個人的にも好みなのは、ある意味で身近に感じてしまうところなのだが、 今作では彼の観察眼や思考力に感服するのみならず、彼が散りばめてくれていたヒントを一切見つけられることなく、前書のヒントも意識していたのにものの見事に引っ掛けられました。最高です。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログよくできたミステリという感じ。 ただ、これが雛形になっているというのはとても大きな意味をもっていると思う。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログアガサクリスティをほとんど読んでこなかったので、まずはデビュー作を読んでみました。ポアロの出てくる作品は映画でいくつか観ていたので馴染みはあったのだけど、時代と国を超えてどんどん物語に引き込まれていく面白さに、なるほどこれがミステリーの女王かぁと改めて。
0投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ面白かった。 ポアロ初登場作品。最近はあまりミステリー気分ではなかったので、積読していたが、読みたくなった。 1日で読み切れた。読みやすかった。 思っていた犯人とは違ったが、それはそれで面白かった。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ1920年の作品。 ポアロ長編シリーズ一作目。 戦争で負傷したヘイスティングスは、旧友ジョンカベンディッシュからスタイルズ荘に招待される。 スタイルズ荘の当主は、ジョンの義理の母であるエミリーイングルソープであり、莫大な財産を持っていた。エミリーは最近20歳以上年下のアルフレッドイングルソープと再婚したばかりであったが、ヘイスティングス滞在中にエミリーが何者かにストリキニーネで毒殺される。 エミリーの夫アルフレッドイングルソープ、エミリーの義理の息子のジョンカベンディッシュ、その妻メアリー、ジョンの弟で医師のローレンスカベンディッシュ、エミリーの友人のハワード夫人、屋敷に住む薬剤師のシンシア・マードック、毒理学者のバウアスタインーーこの中に犯人がいるのか?ヘイスティングスは旧友エルキュールポアロとともに捜査を始めるー 記念すべきポアロ一作目!はるか昔に読んで内容をすっかり忘れていたので再読。ポアロがなんだかキャピキャピしている感じでかわいい!手をブンブン振ったりして愛おしい!ヘイスティングスの語りもいいですねぇ。美しいジョンの妻にドキドキしたり、若いシンシアに心動かされたり、感情が忙しいが全て空回りw 犯人らしき人物が二転三転して一体誰なんだ?!と最後まで楽しめる。 ストリキニーネはよく毒殺ものに出てきますねぇ。 ストリキニーネじゃないでしょうね? というフレーズが好きです。
12投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ外国文学を読むのが初めてだったため翻訳文特有の言い回しに苦戦しましたが、なんとか読破しました。意味ありげなセリフを残しつつ核心に触れることは何も話さないポアロに若干苛立たしさを感じましたが、最後の種明かしで全て腑に落ちました。
0投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ章が切り替わるごとに新たな謎が見つかり、ひとつ解決したと思いきや、それが間違っていたことが後々判明したりと、どんどん事件が深まり、謎が増えていくので読み始めると止まらなくなりました。 ポアロの真相解明のシーンでは、どんでん返しを2回3回くらったような気持ちでした。 ヘイスティングスから見たポアロの人物像が、確かな才能があり尊敬する偉大な人物として認めているものの、変わり者で自信過剰な部分には、明らかに嫌悪感を持っている様子というのがはっきりと描かれていて、それがまたポアロと、ひいてはヘイスティングスへの親しみやすさを強めている感じがして、より愛着を感じました。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリの女王のデビュー作。デビュー作から面白い!ただ人間関係が複雑なのと、キャラの名前が覚えきれないのが難点かもしれない。ていうかポアロは亡命者だったとは知らなかった。犯人は最初から一貫してあいつなんだろう、とはなっていたものの、まさか共犯者がいるとは思わなかった。ここからクリスティのさまざまな名作が始まったのかと思うとちょっとドキドキする。
0投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleにて。 「名探偵ポアロシリーズ」の1作目。 ポアロの魅力が爆発していますが、ヘイスティングスもかなり味のあるキャラクターでした。 結末は大どんでん返しと言って良いのでは。予想できてなくてかなり驚いてしまいました。推理小説に慣れてる人はわかるのかなぁ。 登場人物それぞれがなんとなく怪しく見える書き方、それでいて必要な情報はしっかり書かれている(後から思えば)、本当に緻密な作品です。 推理物だけど、それぞれの人間ドラマにも華やかさがあるのがアガサ・クリスティ氏の好きなところです。
2投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ本作は「ミステリの女王」アガサ・クリスティーのデビュー作でもあり、名探偵エルキュール・ポアロのデビュー作でもある 登場人物が出揃って直ぐ事件が起き、ポアロの意味深な発言により犯人候補がどんどん変わっていく 事件自体はシンプルながらも、謎解きの緻密さやトリックの新鮮さは100年以上経った今でも衰えていない 犯人の正体が判明した時、私達はクリスティー(あるいはポアロ)の掌の上で転がされていたんだな、という気分になった シャーロック・ホームズを愛する作者ならではの描写などもあり、ミステリ好きも文句無く楽しめると思う
2投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログ今までコナンとかで名前をぽろっとしか聞いたことないポアロ、という名探偵が意外とお茶目で、でも頭のキレはすごくて。 海外の小説だからカタカナ多くて慣れるの難しいけど、今後もシリーズ読みたいな。
6投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログアガサ・クリスティは初めて読むと思ってたけど、昔おじいちゃんの本棚にあった「ナイルに死す」を読んでいた。あれアガサだったのか。 時代的にはかなり昔だから指紋捜査もろくになくて人が死んだにしてはかなり雑な事件後の対応。 でも昔はこうだったんだよなと思うと警察や刑事も大変だったんだなぁ。 というか、科学も発達してなくて捜査法も原始的なこの時代はけっこう誤魔化せたのかな? 逃げおおせた犯罪者はたくさんいそう。 ストーリー的にはそんなことを考えてしまったけど、犯人こいつかーい!という良い振り回され感はあった。 読みやすかったけど、ミス〇〇とかミセス〇〇って書いたりファーストネームで書いたり、最初混乱したから統一してほしかったな。 洋書あるあるの名前覚えられない現象に少し困りました。 でも面白かった。
4投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あっという間に読み終わりました。スタイルズ荘で起こった殺人事件、最初から怪しい容疑者が犯人でしたが、共犯者は全く分かりませんでした。普段から仲が悪いと思い込まされてしまいました。
1投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ2025年の1作目は、アガサ・クリスティーの長編小説デビュー作。新しい年のスタートに丁度いいかな、と思い手に取った。 本作は、ヘイスティングズの一人称視点で進行する。友人に招かれた邸宅で事件に巻き込まれ、一目置いているポアロと共に解決を図ろうと奮闘するが、彼の一喜一憂する心情がとても細やかに綴られているので感情移入しやすい。時にポアロに弄ばれるような扱いを受け、いじけちゃう姿にも愛着が湧いてくる。女性に対して突拍子のない行動に出たりするのは、ちょっとひくけど(汗)勘違いも多いし。 だけど、彼の極々普通人ながら真っ直ぐで健気なところが、泥々した人間関係をいい感じに中和してくれていると思う。 ポアロの事件解決の糸口を見つけたときの、躍動感溢れる描写も良かった。小気味よく推理していく様子にもテンション上がってページを進める。 事件の真相や話の展開は意外性があり、とても痛快な作品。本格推理小説の楽しいひとときを味わえた。
53投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログクリスティデビュー。 なかなか登場人物がごっちゃになったけど、進むにつれてどんどん読めちゃう。ヘイスティングズの推理が混乱させてくる
0投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログエルキュール•ポワロの初登場作品。 クリスティの作品はいろいろ読んできたがこの作品も学生の頃読んだはずなのだが、覚えていなかった。 屋敷の女主人が何者かによって毒殺された。第一容疑者の夫にはアリバイがあり除外される。では犯人は誰なのか。 私の予想犯人今回も当たらず意外な真相でした。 この作品は1920年に書かれた作品ですいわば100年以上前の古典だがいま読んでも人間の欲望や嫉妬など情感は変わらなく面白く読めた。 2024年12月4日読了。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログミステリー界の巨匠クリスティの処女作。 登場人物の呼称が人によって異なり、混乱して読み直すことが度々あった。 物語としては、トリックよりも、一つ屋根の下で繰り広げられる人間模様の方が面白かった!
20投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログポアロ1作目と思えない完成度 難解なパズルのようにピースの繋げ方で間違った解釈が出来てしまう、それでキャラクター達がミスリードしてゆく…そんな物語 物語が二転三転して驚かされる面白さもあるし、着々とポアロが撒く種が芽吹いていくのを見るのも楽しい 推理と人間ドラマのバランスが絶妙な作品でした! ポアロ大好き!
0投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログエルキュールポアロシリーズの第1作。 ポアロといえば、小説を読んだことのない人でも、一度は聞いたことのある名探偵なのではなかろうか。 そんなポアロが小男で、私からしたらそんなに褒められた外見ではないという事は皆様は知るまい。 ただ、そんなことは関係なく、推理を聞いていれば、心理分析を聞いていれば、たちまち虜になるのがポアロなんだなと。 これを機に何作か読む予定。
1投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログなかなか登場人物がこんがらがって、読み進めるのに時間がかかりました。しかし最後の方はどんどん止まらなくなりました。
0投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ記念すべきアガサクリスティーとポワロのデビュー作。 ヘイスティングズの誤った推理にミスリードされそうになる。 今読んでも面白い。それが凄い。
1投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログ100年以上前に書かれた作品であるのに、今読んでも面白いと感じることに改めてアガサ・クリスティーという人の凄さを認識させられた。 展開が二転三転していて最後まで結末が読めず、作者の手の平の上で転がされているなという結果でした。 ポアロも他の作品の探偵達とは違う独特な人物で非常に見ていて面白いです。 どの辺りまでがネタバレになるか分からないので、名前は出さないですが、登場人物の1人の道化ぶりに笑ってしまいました(自分もおそらくこの立場だろうと思いながら笑)。
11投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポアロ一作目。 事件自体は意外と単純な謎の積み重ねで、映像化されたら気づきやすくなるかもしれない。 ただ小説だとポアロの意味深な言動と、何よりも語り手のヘイスティングズのポンコツさが混乱させてくる。(ごめんねヘイスティングズさん) 前書きで一番怪しい人が犯人と仄めかされたのに、それとも仄めかされたからこそ?真相が全然掴めなかった。灰色の脳細胞には程遠いな〜。
1投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめてのアガサ・クリスティ 難しい文章なのかなと身構えてたらたいへん読みやすかった。 まぁこの人が犯人だとフツーのお話だよなと思ったらこの人だった笑びっくりした。こういうトリック?もあるのね。 この物語しか読んでないからかもしれないがポアロが明るい雰囲気?を受けるので重くならない。 我が友モナミ
0投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログポアロシリーズの第一作。読者の私もヘイスティングと同じく、ポアロのもったいぶった秘密主義でなかなか犯人に至る手がかりと筋道が最後まで明かされないのでやきもきやきもきして… ちゃんと読んだ筈なのに人物の名前が一致せず、誰と誰が親子、夫婦(もしくは愛し合う仲)なんだっけ?と人物表を何度も読み返してしまった。
0投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ『スタイルズ荘の怪事件』はアガサ・クリスティーの探偵ポアロを主人公とした初作で、自身のメジャーデビュー作とも言える作品である。 そのせいか、後の作品にはない情報が盛られている。 ・ポアロはベルギーで刑事をしていた ・ヘイスティングは探偵業を考えていた ・ポアロが考える時は緑色の瞳を輝かせていた (〈灰色の脳〉は終盤に出てきた) 確かに今見ると事件の場面設定も謎解きも平凡な感じはあるけど、シリーズ通して描かれるポアロ像は既に概ね固まっているし、登場人物たちとの会話の妙は以降の作品と遜色なく、将来の名声の片鱗が伺える。 まぁ、全世界を虜にしたシリーズが、ここから始まったと思うだけでも感慨深い。
5投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ私がアガサクリスティー作品を好きな理由に、動機がはっきりしているからと言うのが挙げられる。本著も他の作品と同じように動機に主眼を置いて話が進んでいく。凝ったトリックも好きだけれど、なぜそんなことを起こしてしまったのか?という理由がしっかり述べられているからおもしろいなといつも思う。
4投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ二転三転する展開にヘイスティングスよろしく困惑させられました。 見当違いなことを言うヘイスティングスを小馬鹿にしてた私も、灰色の脳細胞を駆使できずにいるようです。
0投稿日: 2024.07.02
powered by ブクログ【ポアロ】 ポアロの最終話『カーテン』が読みたくて、その前にやっぱりこの本は読んでおかなくてはと思った。 ヘイスティングスのあまりのポンコツぶりにイライラするけど、素直だから憎めないキャラクター。 二転三転する上に、紛らわしい人も入ってくるので、もう少しシンプルな方が好きだ。 でもデビュー作だから張り切ってあれもこれも全部入れたい気持ちはわかる。 どいつもこいつも怪しすぎて、やっぱり面白かった。 さぁ『カーテン』読むぞー! ネタバレを一切見てないので、どういう最終話なのかワクワクする!! Audibleにて。
83投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ夫人を殺害したのはいったい誰なのか? 疑わしい人物はいるのに、何だか登場人物みんな怪しくて謎を秘めている感じだし…二転三転して振り回された! 面白かった
1投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログポアロシリーズです!これが1作目ということで、以前ポアロ登場という短編集を読みました。 そちらが私のクリスティ初なんですが。 こちらもすごく面白かったです。 ポアロが全て説明出来るのがさすが灰色の脳細胞でした! 順番に読む必要ないのでどれから読んでもいいみたいです。 アクロイド殺しと悩んでこちらから読みました。 次はアクロイド殺し読みたいと思います!
1投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログスタイルズ荘で毒殺事件が起こりそこへポワロが登場し、丹念な聞き込みと緻密な推理で事件を解決。遺産相続が絡み家族間に疑念が湧く中、持ち前の頭脳とコミュ力でうまく事件を整理していく姿が格好良かった。
1投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログポアロシリーズ シャーロック•ホームズシリーズ これは全部、読まないととまず一冊目。 正直、予想以上に面白かった! ヘイスティングスがいいなぁ〜 トリック云々は気にならないくらい 犯人が二転三転していくのが のめり込んで読んでいけた!
1投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログこれが彼のアガサ・クリスティの処女作 「スタイズ荘の怪事件」! お手並み拝見な心持ちで手に取ってみたけれど、流石のクリスティなのでした。 これで、これで処女作なのか、凄まじい!笑 期待した通り、鮮やかに裏切ってくれるというか…答え合わせ感覚で読み直したら、ヒントは其処此処に巧妙に散りばめられているのだけれど、ヘイスティングズよろしく赤子の手を捻るようにのされちゃうというか! 事件解決後の流れなんかもクリスティだな〜って感じで満足、満足。
15投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログミステリの女王アガサ・クリスティーのデビュー作。また、のちの〈名探偵ポアロ〉シリーズの最初の作品。 タイトル通り、スタイルズ荘で起きた事件の謎解き・犯人探しミステリ。そのため地理的な範囲も広くなく、登場人物たちも個性的で覚えやすくて、とても読みやすい作品でした。しかし、犯人の特定は、普段ミステリをあまり読まないためか、見事にハズレました。推理に関しては難しかったですね。 なお、ポアロの「…どうだっていいことなど、なにひとつないんです」「…もっとも単純な説明が、いつでもたいてい当たっているんです」「…もし、ある事実が推理と一致しなかったら、そのときはその推理を捨てることです」というセリフが好き。 あと、シェイクスピア『ハムレット』をパロったヘイスティングズとの掛け合いも良かったです。
30投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログ『カーテン』を読むにあたって はじまりの物語を再読しておくことに。 そうそう…たまたまスタイルズ荘の女主人が ベルギーからの亡命者を保護していたため 村にポアロさんが滞在していたのでしたね。 その女主人が不審な死を遂げ ヘイスティングズが調査を ポアロさんに依頼したのがきっかけ。 最初の長編からもう「定番」ができてる。 物質的な証拠集めもするけど 関係者の話に隠されたものを重視。 同じように聞いているはずの ヘイスティングズ(と我々)は気がつかず 灰色の脳細胞が反応する箇所がある。 でも、そのヘイスティングズが発した 一見意味のない言葉が 最後のピースをあぶり出す。 これぞ、ワトソン役の真骨頂〜。 やっぱりこのコンビが落ち着くと再確認。
6投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログアガサ・クリスティが初めて書いた記念すべき探偵小説。 一番怪しくないと思った人が犯人でした…。 そこかしこに伏線がちりばめられていたのに…。 スタイルズ荘の人々の様々な証言や物証から、パズルのピースを組み合わせていくように、ひとつの真実を導き出す過程はお見事すぎて、ため息が出ます。
14投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ記念すべき名探偵ポアロのデビュー作 明らかに怪しい金持ち老婆の20歳年下の新しい旦那。 途中までは、新旦那が犯人だと思われていたが、、、まさかの大どんでん返し。 このパターンはまさか想像つかなかった! 一度捕まり無罪釈放となれば、同じ刑罰では二度と捕まえられない。 当時はこんなことがあったのね(今でもそうなのか?)
1投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポアロシリーズを順番に読み返そうと思い立って最初の一冊目。最初に読んだのは中学生の時、10年くらい前だからトリックも犯人も全然覚えてなかった。自身の薬学の知識をトリックに活かしてて毎回複雑で面白いんだよな〜 ミスハワードの怪しさはなんとなく感じてたけど、まさかの時差トリックだった。進んで裁判にかけられようとして無罪から自由を得ようとしてたイングルソープ氏も狡猾。 愛ゆえに大切な人を守る行動が印象的だった。それがポアロの推理を邪魔したのだけどね笑 灰色の脳細胞天才!
1投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ良い。 アガサクリスティーが初めて書いた小説ということで、場面展開が急で理解が追い付かないところや、少し分かり難い表現があったりして躓いてしまう箇所があるが、結果面白かった。 スタイルズ荘の女主人が毒殺された。 その事件に乗り出したのは、探偵ポワロとその助手ヘイステイングス。 2人は事件の謎を追うが、そこには複雑に絡み合った背景があり・・・、というお決まりの流れなんだが、これが良い。 物語が進むにつれ、様々な疑問が浮かんでくるわけだが、その疑問に読者は右往左往させられ、好奇心を揺さぶられる。 加えてその事件の真相に、助手より一歩も二歩も(時には数十歩も)近づいているはずの探偵が、断片的で思わせぶりなことを言うため、さらに右往左往させられ大きなストレスがかかる。 探偵と助手という関係が効果的に生かされている物語だなと思った。 そして最後にはそのストレスを一気に薙ぎ払う謎解きパートがあり、物語はすっきりと解決する。大団円。最高。
8投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログミステリー好きなら多くの人が、コナン・ドイルと並ぶ著名なミステリー作家 であり、デビュー作にあたる作品。 コナン・ドイルのホームズシリーズか、アガサ・クリスティのポアロシリーズか、 ってくらいの有名探偵シリーズの初作品でもある。 旧友に招かれスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、 到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されてしまった。 難事件を解決するために、ベルギーから亡命して間もないヘイスティングズの 親友である、エルキューレ・ポアロに調査を依頼する。 シリーズ物は最初から読まないといけないとか、 シリーズといっても、独立してるからどれから読んでも良いとか、 いろいろ意見がある中で、名作と名高いアクロイド殺しを読むにあたって、 シリーズ最初から読んでも2作読むと到達するので、 読んでしまっても良いのではと思うところ。 映画を見たから、オリエント急行の殺人を読みたいって人だと、 読書好きじゃないと8作品目ということでちょっと大変かもしれない。
0投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ初めてのアガサクリスティ。初めは、日本語ではしないようなやりとりがあったりして慣れず読みにくいと感じたけれど、事件のからくりがわかってくると夢中になって読みました。テレビの影響からか、ポワロがどうしても野村萬斎さんに思えてしまう!笑
1投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ今さら初めてのクリスティ読書。 1920年に書かれたというのに古臭くない。少しづつ出てくる手掛かりにページをめくる手が進みます。 吸い取り紙とか蝋燭とか書き物机とか時代を感じる小物がなんだかロマンチック。
1投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログアガサクリスティーのデビュー作で、エルキュールポアロ誕生の作品。登場人物が少ないにもかかわらず、犯人の特定が難しく二転三転していくところは現代のミステリと何ら変わることのない魅力があった。なかにはそれはポアロの後出し情報じゃないかってところもないことはないが、すべてに対してフェアプレイの精神で書かれているのはミステリの歴史の礎となった作者のひとりとして素晴らしいと思う。
0投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二転三転する捜査展開にすっかり翻弄された。やっぱり一番怪しい奴が犯人だった。 カントリーハウス+莫大な遺産+争う遺族というコテコテのミステリだが、そこから3捻りくらい加えて面白くなっている。
0投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ104年前に書かれた推理小説と思いながら読むと感慨深いです アガサ・クリスティのデビュー作でありポアロのデビュー作でもあります ポアロのキャラクターが可愛い紳士で大好きになりました 犯人探しは全く当たらず、え?え?え?と全員が怪しい これはまた例の全員犯人ってやつか?と疑ってかかりましたが、真犯人はちゃんといました
9投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ好きなアガサクリスティの一作目。 初めて読んだのは中学生だがこの機会に読み直した。 登場人物の把握がとても難しいが、犯人の予想が最後までつかないし、登場人物の心情まで描写してくれるからとても入り込みやすい。 ぜひ、日本語訳してないものも読んでみたい。
0投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログポアロシリーズの第一弾、 アガサ・クリスティー第1作目 洋画の映画がきっかけで読んでみようと手を取ったのはいいのだが、難しすぎて読み終わるのに2、3ヶ月ほどかかってしまった。 犯人が誰かなのか、予想もできなければ、ヒントもないという印象は、本作品の語り手でもあるヘイスティングズと同じ立場。ポアロはヒントを出していたと言っていたけれど、そのヒントが分からず推理のピースもないような感じで予測が難しい。 犯人が分からないと言う点では面白いのかもしれない。 警察の捜査方法、裁判所などでの訊問、日本にはないシーンが沢山。文章では場面が分からなくて、難しいイメージがついたのかもしれない。
1投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログポアロシリーズ第1作目。 まず読み始めて感じたことは、登場人物の把握が大変だった。単純に自分が海外文学を読みなれていないというのが要因として大きいが、人や視点によって人物の呼び方が変わるのがとてもややこしく感じた。慣れている人は、どうってことないのかもしれない。 全体を通して思ったのは、主人公?(視点)のヘイスティングスがポンコツすぎると強く感じた。推理面にしてもそうだし、色恋沙汰に関してもそう。あらゆるところで、おいおいと声をかけたくなった。 ポアロに関しては忙しい人で、秘密主義のユニークな印象がある。その性のおかげで、ストーリーに良い味が出ているように感じた。 この作品はミステリーということで、自分も犯人を予想したが、全くの検討ハズレ。予想をカスリもしない結果だった。 実際、読者側が提示された内容で犯人を突き止められたのかは、私には分からないが、犯人を知った時は頭を殴られたような気分だった。
1投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ母が好きで、勧められて小学生の頃に何冊か読んだシリーズ。 時間経ちすぎて完全に新鮮な気持ちで読めた。 ヘイスティングズってこんなポンコツだったっけ?笑 ホームズでいうワトソンポジションだからもうちょい活躍してくれると思ってた。今後に期待。
0投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そして誰もいなくなったを読み、アガサ・クリスティをもっと読んでみたいと思って読み始めた。 全員が怪しいのに、予想を裏切る犯人だった。
1投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログその昔、「ポアロシリーズを読破したい!」と思い立った時にまず一冊目ということで手に取った記憶があります。 にも関わらず、展開や犯人がすっかり抜け落ちており……改めて、新鮮な気持ちで読み直してみました。 本書は、ポアロの愛すべき相棒・ヘイスティングス大尉の視点で綴られています。 ある程度ポアロシリーズのキャラクターを把握した今となっては――少なくとも、「スーシェ版ポワロ」を見た後では――地の文に滲み出るヘイスティングスの人柄がかわいらしいのなんの! 友人の妻であるメアリとの初対面では13行にわたって彼女の美しさを称賛したり、他の溌剌としたお嬢さんにテニスに誘われればいそいそとラケットを取りに行ったり。それでいて、女心の機微にはめっぽう弱いヘイスティングス……うーん、なんて愛おしい。笑 しかしそうしたヘイスティングスの私情が入りまくった視点が、まだポアロに慣れていなかった頃の私には読みにくかったのかもな、と感じました。物語の終盤では場所も変わって公判手続の話なんかも出てきますし。 それにしても、いかにも怪しげに見える人物にれっきとしたアリバイがあったり、一見無害そうな人物にも被害者への恨みがあったりと、登場人物みな疑わしく思わせるのが本当にお上手。そして注意深く読みばヒントとなる描写もしっかりある。 本書をいつ読むかというのは難しい質問ですが、何冊かクリスティー作品を読んだあとでまた振り返ってみるのも、早い時期からの完成度の高さに驚けるのではないかと思いました。
13投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログ名探偵ポワロの初登場。繊細な感情も含めて提示される様々な手がかり。最後まで読んで、クリスティー作品が愛され続けるのがなんか分かる気がした。
3投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の第一作目にしてポワロ初登場作品 初めにクリスティの孫からヒント貰ってたのに、。 ってなった(笑) ポワロも至るところでヒントくれてたけど 文に感じた違和感も翻訳やからかなあとか勝手に解釈して全然振り回された、おもしろかった
2投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログ記念すべきアガサ・クリスティの第一作であり、名探偵エルキュール・ポアロシリーズの第一作目だ。相棒のヘイスティングスも登場し、端役ではあるがジャップ警部も登場する。 昔一度読んでいる為再読になるが、だいぶ昔の事であり、殆ど初見だ。 スタイルズ荘における女主人の壮絶な死。 旧友の元を訪れていたヘイスティングスと女史に恩のあるポアロの再会。 当時の町の風景や生活様式もありありと感じる事ができ、当時の生活はこの様だったのかと感慨深い。そのなかで、毒という物に対しての扱い、裁判の様子など、現代日本ではイメージする事も難しい。 事件は明確に提示され、毒殺されている事は全く疑いない。その中で、フーダニットの部分が強調され、歳の差で結婚した主人なのが、二人の義息子なのか、友人たちなのか。という部分にクリスティ特有の驚きを加えている。 終盤に犯人が逮捕され、しかし物語がまだまだ続いているため何かあるのだろうと怪しんでいたが。つまりドンデン返しとはこういう事であり(多少大袈裟な部分もあるが、やり過ぎでは無い)インパクトとしては絶大だった。ポアロのリアクションを振り返るに、多少違和感がある事はヘイスティングスで無くても指摘したくなるが、許容範囲内だ。 一度逮捕され無罪になると同じ事件では逮捕されないというルールを上手く活用しており、もしかしたら筆者の考えもあり取り上げられているのかも知れない。この法律があるからこそ、ポアロは逮捕のタイミングを散々気にしており、最後納得がいく。更に今作はデビュー作ということもあり、丁寧に事件内の小さな疑惑を回収し、解説を推理に盛り込んでおりわかりやすくなっている。 また、犯人らしからぬ人、それでいて犯人であるべき人がしっかりと犯人になっている。こういう描写を入れても実際犯人に気づく事はない。クリスティの凄い所だ。 再読により印象が大きく変わった作品で、やはり学生時代、理解していない作品が多いと反省だ。ヘイスティングスが何だか滑稽に見えてしまうのは僕が歳をとったからなのだろうか。
3投稿日: 2023.07.21
powered by ブクログ2003年発行、早川書房のクリスティー文庫。正統派的なミステリーというべきかな。この作品では意外とポアロがヘイスティングズを騙していないような気がする。作品としてはまずまず意外な結論になっていると思う。 解説:「解説」(ミステリー評論家)数藤康雄、他:「『スタイルズ荘の怪事件』によせて」マシュー・プリチャード(マシュー・プリチャードは、アガサ・クリスティーの娘のロザリンドの息子で、1943年生まれ。クリスティ財団の理事長を長く務めている。)、
0投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ著者のデビュー作であり名探偵ポワロシリーズ一作目。 今読んでも全然古臭さは感じなかった(新訳だからかな?) ポワロシリーズは初読みだったのだけど思ったよりポワロのキャラのクセが強いw 読みながらそれとなく犯人を推理していたのですが、思いっきりミスリードに引っかかりました。自分には灰色の脳細胞はなかったようです
8投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログデビュー作。 失礼ながら、ワトソン役を担っている語り手(ヘイスティングズ)の頭脳については、最初からあまり期待していなかった。 彼の見当違いな推理をポアロに突っ込まれるたび、私は苦笑したものだ。 しかし、私が途中まで考えていた「フーダニット」は、語り手が中盤で思い浮かべた犯人像と一致してしまった。 自分の推理が間違っていることを本能で判断すると同時に、私はポアロになれないと痛感した。
1投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログポワロシリーズ1作目。 こういう一つ屋根の下で起こる遺産を巡るトラブルは古今東西同じなのですね。 登場人物の名前の呼び方がちょこちょこ変わるのは読みにくかったです。 ヘイスティングスは問題児だ。 法律の裏をかく発想は流石。 ミスリードもしっかりしていた。 みんな事件と関係ないことでも隠し事が多々あり、それもこちらを混乱させる。 古典的で面白かったです。
16投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログアガサクリスティのデビュー作ということで購入。昔の小説は少し歴史的背景があるので好きです。あとポアロ初登場!
1投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログアガサクリスティのデビュー作。 昔「そして誰もいなくなった」を読み、ポアロ初登場から読んでみたくなって今更読んだ。登場人物が多いけど、わりとキャラクターがしっかりしているので覚えやすい。中盤あたりの展開で一度拍子抜けするけど、さすがミステリーの女王。後半でさらに話が展開するので最後まで飽きずに読んだ。 本当はシリーズ全作読みたいけど、まずは有名どころを古い順からちょっとずつ読もうかな。次は「アクロイド殺し」かな。
1投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポアロ「・・・理由を説明しましょうか。それは、喪に服したこの家で、あなたの目だけが涙で濡れているからです」 ポアロ「直感と知性はしばしば手を携えて進むのです」 ふとしたきっかけに、新訳版の全作品が手に入り、刊行順に読むか、シリーズごとに読むか、幸せな悩みで始まる。 イギリスの田舎町のある富豪家を舞台に、母、義父、息子2人、メイドや医師たちなどの登場人物たちに、まだ若いベルギー警察出身の探偵ポアロと仲間のヘイスティングスを加えて物語が進んでいく。誰が犯人で、どのような背景か、作者が仕掛けてくる仕組みが非常に面白く、最後に驚かされる。 新訳だからかはわからないが、古臭さは感じない、とても読み応えのある作品。 アガサクリスティのポアロシリーズ第一作目。
3投稿日: 2023.04.22
powered by ブクログオーディブルにて。 立て続けにクリスティを聴いているけど、相当な古典なのにそれほど違和感が無いのが驚き。事件のからくりに関してでなく、登場人物の心情とその動き、人物像、行動について。人というのはこんなに時代を経てもそう変わらないものなのだろうか。 ポワロがベルギーから亡命してきたということを今回初めて知った気がする。
3投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログ久しぶりの古典推理小説を読んだ。 じつはクリスティは『そして誰もいなくなった』を中学生の時に読んで、ついていけなくなって以来、敬遠していた大家だ。近くのBOOKOFFでポアロシリーズの美本が何冊もあったのでまとめて買ったうちの1冊。 近頃のミステリの風潮についていけなくなってきている中で、事件物にもかかわらず ゆったりした時間の流れにひたるような気持ちがして新鮮な経験だった。 ポアロの描写はその後の探偵役に大きな影響を与えていることにも驚きがあった。 まだ、数冊あるのでゆっくり読んでいきたい。
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ単なる謎解きではなく、ポアロのキュートな人柄がファンを増やす一因なのかな。 犯人候補が2転、3転してわくわく。最後のポアロの謎解きでスッキリ。 犯人以外の登場人物にもそれぞれの思いがあって、それぞれが別の推測をして、それぞれの思惑が絡み合って、これはポアロ以外には解けない謎ですね、と思いました。
1投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ昔の海外小説ということで、多少読みにくいかと思っていたがそんなことはなかった。 最近の日本の推理小説にばかり触れていたせいか、ガッツリ推理メインのコース料理を味わった感じがします。 日本食(推理小説)は、引算の原理でシンプルさがトリックや読者の見落としを誘うが、本書は調味料と技術で味を作り込んでいる感じだ。 さすが名作と呼ばれる作品だった。 ちなみに、相変わらず海外作品は人名を覚えるのに苦労して、楽しみが半減するのが悲しい
6投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スタイルズ荘という名家の女性主人が毒により殺害されたのではないかという状況からポアロとヘイスティングズが捜査を開始する。 結論から言うと最高に面白く、疑われているからあり得ないであろう一番怪しい人間が犯人だったことで犯行の説明がない状態で驚きと混乱があった。 しかし、犯人が分かった後二人が事件の概要を話の中で説明してくれていることで納得することができた。
0投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログ推理小説は、一番疑わしいのが犯人ではないというセオリーがあるようですね。そういったお手本のような展開や裏をかいた結末もいいですね。 途中で犯人が分かってしまう聡い読者も多いようですが、私は鈍感なので最後まで楽しめました。 相棒のヘイスティングズはポワロがちゃんと説明してくれなかったり、少しバカにされたりして苛立ったり、すぐに気を取り直したりといった場面が多くて、何やらかわいい?。ヘイスティングズはワトスンなのだね。 これは、1920年ころに発表されたアガサのデビュー作らしい。 100年前の作品が今でも世界中で愛されて読まれているなんで素晴らしいですね。
20投稿日: 2023.02.04
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ポアロ、ヘイスティングスの両名が魅力的なキャラクターである。 言及がなかった物証(最後の環)が決定的な証拠として出てくるため、読者が犯人を特定するのは難しい。 しかし、ポアロが事件を明瞭とすることが重要であるため、特に不満はない。(読者への挑戦でない) 事実と証拠を魅力的な登場人物が思案する様を楽しむ推理小説である。 本作のような推理小説が自分好みであると感じた。 名探偵ポアロシリーズは全作読んでいくこととする。 以下疑問点 和訳の問題なのか、読み辛いと感じる箇所があった。 ・同じ人物を違う呼び方で呼ぶ。 ・手書きの英文で書かれたメモ
0投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ英国のミステリ作家アガサ・クリスティー(1890-1976)のデビュー作にして、名探偵ポアロシリーズの第一作、1920年。背後で複数の細かな出来事が絡まり合いすぎていて、全貌を追いきれなかった。純粋な謎解き、というものが楽しめなかったのだと思う。 「"たいしたことじゃない――どうだっていい。つじつまが合わない。忘れてしまおう"。そんな考え方をしていたら、なにも見えない。どうだっていいことなど、なにひとつないんです」(p66)。 「想像力を働かせすぎるんですよ。想像力はよき下僕だが、主人には不向きだ。もっとも単純な説明が、いつでもたいてい当たっているんです」(p139)。 「もしある事実が推理と一致しなかったら、そのときはその推理を捨てることです」(p144)。
6投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子どもらの通っている小学校から「親子読書のすすめ」なるプリントが届いた。 期間中に下記に取り組んで感想をお寄せくださいとのこと。 ①親子で同じ本をいっしょに読む。 ②親子で読書タイムをもつ。(それぞれの本を読む) ③子どもが親に読み聞かせ ④親が子どもに読み聞かせ ⑤親子でそれぞれ読んだ本の感想を話す。(あらすじや感想など) 毎年この時期になるとこのプリントが届き、妻からこの対応の役を拝命するのだが、今年(小6娘用)は⑤で自分は本書、娘は『ゴルフ場殺人事件』を読んで感想を話そうということになり、何十年かぶりの再読。 もともといつかクリスティー文庫制覇をしようと目論んでおり、攻略本と共に本書を購入していたのだが、なかなか開始のときは訪れず、寝かしておくだけではもったいないので、試しにと思い娘に手渡しておいたのだが一向に読み終わる気配がしない。 ところがコロナ療養中によほど暇だったのか、手に取ったらおもしろかったらしく、次をくれとなり『ゴルフ場~』を購入したのだが、気が付けばまた停滞。 それならばと、娘の読書の停滞と自分の”いつか病”の打破のため、冒頭の取り組みのため読み始めた。 いやぁ、おもしろい!やっぱクリスティー最高!!(懐かしさ補正込み) でも、内容は全然覚えていない。 ポアロシリーズで好きなのは何と言ってもヘイスティングズ。 ただでさえこんがらがっている事件の中で、バカが付くほどの正直さ、純真さを武器に、かき回したり、ミスリードに貢献したり、道化をもたらしてくれる。 この抜け作なくしてポアロシリーズの魅力は半減(褒めてます)。 しかし、これが100年も前のデビュー作ですよ。 信じられない。 さすが女王。 「館の女主人が毒殺された、犯人は誰?」っていうだけの話なんだけれど、こでもかというぐらいに話をもつれさせて、誰がどんな事情でそんな行動を取っていて、どんな秘密があるのか、そこで本当は何が起きていたのかを解き明かす過程を完璧なくらいに楽しませてくれる。 そんな都合よくいろんな事情が絡み合うわけないだろと言ってしまえばそれまでなのだが、それさえうっちゃってしまえばもう夢中。 そういう意味ではリアリティーという点では薄いのでしょうね。 さて、次は『ゴルフ場~』なのだが、娘はどんな感想を聞かせてくれるのかな。 犯人は言わないでよ。
35投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ100年前のデビュー作とは思えないストーリー。 ヘイスティングズといっしょに騙された。 他のポアロシリーズも読んでみたくなった。
1投稿日: 2022.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポアロの始まりは読まねば!と思って読んだ。 始まりだけどポアロはじめ登場人物の変な説明パートもなく、スムーズに読めた。さすが。 お話自体も面白かった!これに限ったことじゃないけど、登場人物覚えられないのでまとめてもらってるのありがたい
1投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログ面白かった。 ポアロと共に推理を解き明かしている感覚になれる。1日1章ずつ呼んだが、とても楽しい時間だった。 ポアロシリーズを読破したい
1投稿日: 2022.11.14
powered by ブクログデビュー作とは知らなかった。作中に過去の事件やジャップ警部とも顔馴染みの記述があるので。何よりしっかりした構成と伏線回収、複雑な人間関係をほどく眼力、どれひとつとっても既にベテランの貫禄がある作品。今回も気持ち良く騙された。
5投稿日: 2022.11.12
powered by ブクログこれがデビュー作だなんて信じられない。これを最初に読んでいたら、驚きのあまり呆然としていたかもしれないと震えあがるほど、どんでん返しがとんでもないものだった。そうして明かされた真相も、狡猾に欲張った二人は捕まった一方、他の二組の男女はなんだかんだ好転してしまったという締めまで含めて、あまりにもお見事な傑作。気持ちの良い終わり方で、個人的にはホッとした。
0投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スタイルズ荘の怪事件 アガサ・クリスティ 名探偵ポアロシリーズ① *☼*―――――*☼*――――― アガサ・クリスティのデビュー作であって、エルキュール・ポアロ初登場。 ヘイスティングズ視点。彼はポアロが優秀だと知ってるはずなのに、過去の栄光忘れてしまったかのように脳内ではポアロを老いぼれ呼ばわり。 「大したことじゃない、どうだっていい」ということは何ひとつない無いと教えられているのに、「え?それが何か関係あるんですか?」みたいなのが時々あってイラッとする。 やたら女好きで、登場人物の説明も、女性は褒めるが男性は貶しがち。そして女性に褒められると、どうも勘違いをするよう。 嬉しくて庭を走って飛び回り、頭は大丈夫かと心配されるポアロは可愛い。ちょっと(いや、だいぶ)回りくどいけど、その割に分かりやすかった。 この2人の掛け合いがかなり面白い。 結局1番初めに怪しいと思った人が犯人だったけど、途中次々と犯人候補が出て来て、誰もがホントに怪しいと思ってしまう。 犯人が分かってから読み返すと、「彼を逮捕すべきではない」と言ってるけど「犯人ではない」とは言ってなかった。 すごく嫌ってるように見せかけてるが、実は愛し合ってて共謀してた。 事件を解決させながら夫婦の寄りを戻し、更にカップルを成立させる余裕。 2022/08/03 読了(図書館)
0投稿日: 2022.08.03
powered by ブクログ今更だけど、ポアロを順番に読もうと思い立ち。 買おうと思って買って、家に帰ったらすでに買っていた、というオチ。 2冊あるうちの本棚
1投稿日: 2022.07.13
powered by ブクログやっぱり時代が変わっても面白いものは面白い。 派手なトリックはないけれど、二転三転する展開に振り回されっぱなしだった。 ほんの少しの違和感を事件解決へのヒントにしてしまうポアロ。 彼の灰色の脳細胞には感嘆させられるけど、やっぱクリスティの世界観が最高なんだよなあ。
2投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ灰色の脳細胞・名探偵ポアロ初登場!ミステリの女王、アガサ・クリスティーのデビュー作。まさに王道の面白さ。 ミスリードを重ねて読者を騙し二転三転する展開は最後の最後まで犯人がわからないスリルがある。ワトソン役のヘイスティングズの存在は安心感があり、ミステリ初心者もついていきやすい。あらゆる箇所に散りばめられたパズルのピースが埋まり、衝撃の結末へ至る、ミステリの醍醐味を存分に味わえた。見事にダマされました……この快感。 女性作家の故だろうか、男女の恋愛関係の描写がリアルで好きだ。そのせいか100年前の小説とは思えないほど古さを感じない。まだまだ人気は続いていくのだろう。
1投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログアガサクリスティーの記念すべきデビュー作品。今読んでも色褪せる事がない。ミステリの基礎が詰まった作品であった。
2投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ナイル殺人事件を観て久しぶりに読みたくなったポアロシリーズ。せっかくなので第1作目をと手に取ってみた。筆跡鑑定や変装など、今であれば分からないはずは無いとは思いつつも、1920年、この頃から一事不再理を利用したトリックはあったのだなと感心してしまった。 読み終わってみれば小さくまとまっているなという印象だけど、最終的にどうなるかワクワクしながら読めた。やっぱりアガサ・クリスティは面白い。
0投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログとっても読みやすかったし、内容が頭に入ってきやすかった^^ミステリーはやはり面白い。アガサクリスティの言い回しが1920年代に生まれた作品とは思えません。ベルギー人のポアロに国は関係ないと言わせる始末…!アガサクリスティの作品がまだまだ読みたくなりました
4投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
関係者一人一人の思惑や事情で証言が複雑に絡み合っていてとにかく混乱した。 あの2組は幸せになってほしい!大満足のハッピーエンドだった!
4投稿日: 2022.02.02
powered by ブクログやっぱりアガサ・クリスティの作品は複雑で難しい でも、だからこそ全てがわかった時すごくすっきりして面白いってなるんだよなー
1投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ1920年. 新年にアガサ・クリスティーのデビュー作を読了。色褪せないし衰えない、古さを感じさせない。 ポアロ初登場と言うことで、ポアロのことがよくわかる1冊なのでは。『一組の男女の幸福ほど大切なものはこの世にはありません』粋!
4投稿日: 2022.01.02
powered by ブクログアガサ・クリスティのデビュー作にして、ポアロの初登場作品。古い作品だが、今でも全然色褪せない面白さがある。最後のどんでん返しは読み切れず、深読みしすぎた。。。(その前に逮捕された人が犯人だと思ってた)
1投稿日: 2021.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすい。サクッと読めるミステリー。ヘイスティングズがちょっと残念で気の毒になってくる。警察もけっこう優秀だった。
1投稿日: 2021.11.01
powered by ブクログやはりミステリー好きとして王道は知らねばと思い、小学生の時にはまったクリスティ長編を攻めることに決めた。 正直、予想以上に楽しんでしまった。 天才の作品とは、どの時代でも、どの言語でも、その魅力が失われることはないのですね。 これからゆっくり読破していきたい。楽しみ。
1投稿日: 2021.09.14
