全巻通しての感想 星4.5 『身の丈に合った生活を』 全46巻と非常に長いが数話区切りで様々な債務者たちの物語を描く形式なので読みやすい。 自堕落なものから恵まれない環境のものまで様々な債務者の人生をリアルに描いており見応えがある。 自分に当てはまりそうなこともあれば、今は関係なくても今後なりうる可能性のあること、今まで触れてきた人の中でもしかしたらこんな事情があったのではないかと考えられるようなことばかりでハッとさせられるし、教訓になる。 基本は債務者の話メインで進んで行くが、ところどころで丑嶋周りの闇金になった人物の掘り下げがあるのもアクセントになっているし、物語に深みを持たせており良いポイント。 終盤はヤクザものの展開になりそれまでもウシジマくんとは少し毛色が違う、かつ長いので少し好みは分かれる展開ではあるが、うまくまとめたと思う。 ラストはかなり呆気ない終わり方だが、物語全体を通したテーマとして「身の丈に合った生活」や「因果応報」があったので、それが見事に体現されたラストだったかと思う。 どれかしら刺さるストーリーはあるかと思うので、どんな人にでもオススメできる人生のバイブル的作品。

見栄を張って、身の丈にあわない生活をする。損出が積み重なっても、次で挽回できると思い込み、金を借りてでも、賭け事を繰り返す。行く末を考えることが嫌になり、手元の借りたお金で、束の間の贅沢をし、気を紛らわせる。…闇金に手を出す。10日で5割。返せるあてなどない。申し訳程度に返してまた借りる。借金は増える。また返す。いつの間にか返済は元金以上に累積する。しかし、借入額は増えていく。そうやって業者は儲ける。獲るか、獲られるかなら、獲る側にまわる。そこに情はない。虚構かリアルか？その答えは生涯知りたくはない。

借金ってダメだよ！闇金はもっとダメだよ！ 人生でこういう世界に触れたことがないからずっとフィクションの世界をみているよう。実際、フィクションの漫画だけど。 けれど、実際にこういう世界はあって、闇金まみれ、ソープに落ちるような世界は普通にあるんだろうと思うと、一歩でもその世界に触れると終わるなと感じる。 借金まみれの友人に金を貸してあげると、私の価値観ではその友人に感謝するのは当然と思ってしまうが「たった●万円しか貸してくれねえのか、ケチだろ」「●万円で優越感に浸ってんじゃねえよ」と罵倒されるの不思議だけど、そういう思考回路で下に見なきゃやってられない人がこの世に入ると思うと恐ろしい。

アングラ系好きな人にはすごいおすすめ。 10巻までしか読んでないけど、今のところ丑嶋社長は頑張ってる。 賢く稼いでて多少の情もあってカリスマ性があるなと思う。 不思議と人生を頑張ろうと思える漫画。

1巻は単発の話が多く面白い。この後のフーゾクくん等も面白いっちゃ面白いけど、長い割にオチがなぁ...となるパターンが多いので、一発の絵でショッキングな1話や3話が好き。

闇金に借りざる負えない状況に陥り、実際に借りてしまうとほぼ再起が難しく、最後は搾り取られて人生積んでしまう。貧困問題は本人の責任だけでなく生まれた環境にも左右されるから一歩間違えれば自分もそうなっていたかもしれない。しかし、マンガの中で登場するキャラクターは普通の主婦やOLがいる。パチンコ依存症や仕事の同僚に対するつまらない見栄が原因である。

9巻まで読んだ。 闇社会の救われない話。 多重債務者や裏社会の人々が出てくる点では、過去に全巻読んだ『クロサギ』と共通している。しかし『クロサギ』は主人公による被害者の救済があるのに対し、『ウシジマくん』では誰も救われないし、主人公も闇落とし促進側。また『クロサギ』は詐欺なので知恵のある人が多いが、『ウシジマくん』では（いわゆる一般にいう）知能のない人々がヤベー行動を取る。

1巻ってのは気合が入ってるなぁ。 ウシジマくんも完全に野生のゴリラみたいな感じだし、 奴隷くん、若い女くん、バイトくん、闇金狩りくんとどの話も、今後のウシジマくんのエッセンスが詰まっているので、この巻を読んで面白くなかった人はこの先を読んでも楽しめないかもね。 全巻を通して、ウシジマくんはブレないキャラとして描かれていると思ったけど、「みんな独りだ。死ぬときは独りぼっちだ。」の発言はウシジマくん自身の成長が感じられて良かった。

闇金に手を出してしまう人たち話。こんな世界本当にあるのかな。リアリティがある。怖いけど読んでしまう。

闇金を通して現代社会の闇の部分をリアルに描いた作品。ドラッグ、SEX、暴力何でもありで非常に疑似体験したような気になる。後味悪いが癖になる感じ。

ホリエモンが一押しの闇金マンガ。普段、こういう裏社会ものを好んで読むことはないのだけれど、話がしっかりしていてリアリティを追求しているので、読みだすと止まらない面白さがある。

救われない話ばかりで、読んでいると気分がズシーンと重くなります……。 なのに、ページをめくる手が止まらないのは何故ッ！？ 怖いから読みたくないのに～～～！！やめられない、とまらないの～～～～～！！！ ウシジマくんをカッコイイと思ってしまう……

裸じゃ外に逃げらンねェからだ 奴隷くん パチンコ依存症の主婦 客20人に1人が勝つ設定 トゴ ヒサン 家計の管理に無頓着 腑抜け 上客 社会の最底辺ギリギリの連中 ブラックリストの連中 人並み以下のクセに人並みに暮らしてる、身の程知らずのクズどもに終止符を打つのが…俺達闇金の仕事だ‼︎ 借金嵩みました 今度不渡り出したら銀行取引停止ですわ 踏み倒しのレクチャー なめた債務者を追い込む時はとことんやるぜ。とことんな！今の生活は負担を感じないように出来ているから人間が鈍感になる。それに客の中には…同情に値する人間なんて、一人もいねェ。 奪るか奪られるなら、俺は奪る方を選ぶ！ 健忘症か… 愛玩犬野郎 金のねェ奴はとことん搾られ、尊厳まで奪われる。 ウサ枕だョ、うーたん。 借用書にサイン 法定金利は年29.2% 淋病 MUGON色っぽい〜♪ ''妖怪人間ベラ''の噂 都市伝説 みんな独りだ。死ぬ時は独りぼっちだ。 マヤ暦の終末の日に備えてのオフ会です ラブラブ・アンド・ピース♡ピース♡ 自分以下の奴見てると、まだ自分がマシに思えるじゃん！だな！ パチプロ 鍼灸師の資格 テメェーみてェなアホを生んだツケに、テメェーの親は100万円払った…テメェー自身も100万円分の代償を、覚悟しろよ！とりあえず…生命保険加入すっか！ ナニないちゃってンの？ナニ笑ってンの？ 旅行代理店 副業 ノリノリだぬタクくん！ 支店長に昇進だって？オメデトウ。 じゃあな！10日後事務所で待ってるぜ。

実際自分がこの境遇だとすればまったくもって楽しめない展開。 ある意味「他人」だから楽しめる。

この作品の一番の魅力は読みやすさではないか。主要登場人物も世界観も絵柄も決して普段少女漫画を愛読している女が手に取りやすいものではないと思うんだけど、この漫画めちゃくちゃ読み進めやすいんだよな～！すごい！これは話の構成ももちろんだけど、話数のまとめ方とか表紙の装丁とか前後の話のバランスとかいろんな人のいろんな仕事があってのことだと思う。良い仕事の漫画だ。 作品自体の徹底したルールのようなものも多くないところがいい。狂言回しの主人公は冷徹に見せながら葛藤もするし甘さも見せる。そして意外と心理描写もままある。情の有無もその時によってブレるし、自分より上の人間に頭を垂れて舌打ちしたりもする。その揺れが見ていてなんとも気安い。「え、このキャラがこんなことするの？世界観崩れない？」って心配もしながら楽しく読める作品に仕上がっているところが良い。 しかし肉蝮はこわい。本当に怖い。一人で夜歩けなくなる。

本当に衝撃的だった1巻。色々と痛々しいものはあったが、この巻を超えるものはなかったと思う。ただ痛くなったりしただけ。

犯罪すれすれや、犯罪にあたる例も出てきますが、一応あちらはまともな職業や商売の人間が主な登場人物。こちらは主人公の職業自体が違法行為で、その他の登場人物も犯罪者が多いです。 ナニワ金融道の世界がのどかに感じられるほど。 漫画なんで多少の誇張があるとはいえ、こういう世界もあるのでしょう。 罪のない登場人物があまりにひどい目にあう場面や暴力シーンが苦手な人には、おすすめしませんが、社会の暗い面にも目を向けたい人、犯罪ものの小説・ノンフィクションが好きな人にはおすすめ。

借りたお金は返さなくてはいけない。 当然そうなっていることがどうしても難しい人たちがいる。 闇金にお金を借りるということはその人にとって最後の手段であり、 藁にもすがる思いのはずなのだが、 この作中で借りる人々はことの事態を飲み込めていないし、 自分の状態を把握していない。 それはおそらく現実でも同じ状況なのだろう。 そしてその状況はもしかしたら、自分にも起こり得ることなのかもしれない。 自分は騙されることもないし、頼れる人が近くにいるから大丈夫と思える自信は本物なのか。 ウシジマくんは、お金が絡んだ問題はそうそう簡単ではない、 ということをこれでもかとぶつけてくる。 逃げ出したい現実を前にお金を借りてみたことで、 逃げられない現実だけが目の前に残ってしまうのだ。

映画二本見終わった勢いで読んだ。やっぱり面白い、と同時に借金こじらせると人生終わるなっていうのが、身にしみてわかる。金借りないように生きていきたい。

普通に生活している人にはあまりなじみのない世界。闇金融のお話。はっきり言ってすごく面白いけれども、人生の底辺みたいな場面がたくさん出てくるので苦手な人はすごく苦手かも。 借金に溺れる奴なんてたいていろくなもんじゃないとは言うけれど、この漫画に出てくるような人々もたいがい結構ひどい人々。 ○○中毒。○○依存症。暴力。虚栄心。過大な自尊心。詐欺。性欲。etc... etc...　これでもかというくらいだめな人間が出てくる。 とはいえ、そんなに特殊な人たちではなくて、意外と身近で見かけるような人ばかりが登場して（多少極端に描かれてはいるけれど）そこが読んでいてひきつけられる…と同時にちょっと怖くなる。昔の知り合いとか、まさかこうはなってないよなぁ…。 闇金のシステムや裏話、豆知識が豊富に出てくるので雑学好きな人には非常に楽しめるのではないかと。 暴力シーンとか性描写は結構あるのでそういうのが苦手な人は要注意。結構えぐいです…。 お金が好きで、でも努力するのは嫌いで、楽するのは大好きで、崖っぷちどころかもう半分落ちてるのにも気づかず生活をしている人に是非

闇金の丑嶋と、周囲の闇金で金を借りて地の底に落ちた人々を描く社会はドラマ。 とても漫画や虚構だとは思えないくらいリアルで、読んでいて背筋や頭の中が ぞわぞわしますが、怖い物見たさとでもいうのでしょうか。 妙な中毒感があります。 大抵は救われない人々の話ばかりですが、たまにちょっといい話も出るのが病みつきます。 1冊で雰囲気は十分に分かるので、まず試しに1冊をオススメします。 ＜こんな人にお勧め＞ ・リアルな闇金社会を見たい。 ・借金を考え直したい。客観的に見たい。 ・他人の不幸は蜜の味。

いまどきのマンガかなと思ってなめてかかってました。いきなり依存症のリアルな描写が飛び込んで来て、マンガから目を離しただけで、今の自分の生活がなんて穏やかなんだろうと思わせてくれます。つづきが読みたいのですが、読むのにもかなりのエネルギー要しそうです。

正直1巻読めば充分かも…と感じます。ギャンブル、借金を辞めたい人に是非読んで貰いたいです。内容は怖いけど面白いです。

お金に困った人がどんな風に追い込まれていくのか勉強になると聞いて読んでみた。１〜４巻。 気分が悪くなって、へこんだ。 内容がリアルで、結構身近にこんな世界があるのだろうと想像されるので，とても怖かった。一歩間違えば人ごとではない。親に裕福ではなくとも普通の環境（経済的にも精神的にも）で育ててもらったことを感謝。 社会勉強のため子供にも勧めたい。 この先は読むとしてもずっと先にしか読めない．休息必要。

闇金コワイ！ 薬まみれになって人間じゃなくなってしまった人が怖かった。。 まっとうに生きよう。。

やっぱりめちゃくちゃ怖い漫画だ。でも闇金に手を出した作中の債務者たちをせせら笑う気にはどうしてもなれない こんな死ぬほど陰惨な内容なのに、何故か読むと精一杯生きようと思う不思議な漫画

とにかく胸糞が悪くなり、読後感が非常に悪い。話のラストの見せ方が非常に上手く、主人公が救われた描写のページで話が終わりながらも、それは結局過去の描写であり、「現在は….。」という去り際の言葉でラストを嫌な方向に想像させながら幕を下ろす手法により、胸がつかえる想いで終わる。ただ、展開が嫌な展開になればなるほど謎の爽快感が生まれるのがこの漫画の醍醐味。

　電子書籍で三冊まで無料とかいう触れ込みで出ていたので試しに読んでみたらボッコボコのフルボッコになってプルプルしました。なんだかんだいって大人買いしてドラマもdビデオで観てまたフルボッコにされ、なんだこの報われなさ、むしろ潔いわと思いました。 　闇金っていうより、地に手や足をつけた人たちは、駄目だ駄目だと思いつつ地べたに座りこんでしまうのだろうかと胸が苦しくなりました。 　勿論、もっと凄惨で陰湿な部分もあるでしょうし、盛り込んでいる部分もあるかとは思います。 　でもこの本の中に出てくる人たちを見るたびに、一歩間違えば人間はみなこうなってしまうのだな、と背中が冷えました。 　お金がなければ生きていけない世の中で、それを喪うということはどういうことなのか。 　生活保護くんとか救いはある部分もあるけれど殆どは終わりない暗い道のりで、嗚呼こうなのかと。

PCからはダウンロードできないのかな。 よくわからなかったので端末（私はreader）から落としました。 私はラッキーにも無料ダウンロードできましたが、全然「カイ」です！ ヤミのお金を借りる、ちょっと事情のある人達。 多様な登場人物の人生を覗き見しながら、その「ちょっとした事情」に表れる人間という生き物の本質を楽しめます。 それにしてもウシジマくんって、何者なんだろう…。

ずっと気になっていて、1～29巻まで一気に読みました。 すごくえげつなくて、救いようのない話ばっかりですが、たまにいい話もあったり。 またこんな話が実際あるんだろうなって思ったら、とても人ごとには思えない。 いい社会勉強になる漫画だなと思います。 いつか自分に子供ができて、こういうことも知っておいてほしいと思った時に読ませたいです。 闇金やギャンブル・薬物に手出しちゃいけないよ！っていうよりもずっと説得力があると思います。 話で好きなのは「若い女」「フリーターくん」「フーゾクくん」「サラリーマンくん」「トレンディーくん」「ホストくん・元ホストくん」「生活保護くん」「洗脳くん」

漫画喫茶にて読みました。 ドラマ化したりでタイトルは知っていたけど～な作品。 まず、絵に馴れるまでかなりかかった。 読み初めて…ちょっと止めときゃ良かったかな～と、思った。 けど、怖いもの見たさで読んでます(笑)

ちょう怖いけど読んでしまう。真っ当に生きなきゃな、と決意する反面で、真っ当に生きてても転落する話とかもあるからたちが悪い。

勝手な想像で少しは救いようのある話になるのかなと思ってたら救いようなかったですテラワロ。しかし読みたくなる。

こういうジャンルの漫画ってはずさないよね。 バクハツ的におもしろい！ってほどじゃないけど面白かったです。 人間の欲望に喝を入れてるウシジマくんって感じの漫画です。 あったかい喝ではなく突き放しの喝。

こわい。 薬もお金も。依存する人はきっと弱い人。何かに依存することはでも誰にでもありえること。 人目を気にして生きるのも、自分の趣味に生きるのも全てはお金。そこそこ、が大事。

一巻だけ立ち読み。 人間がどこまで墜ちるっかーつのと、これは他人事じゃねーぞっていう恐怖感と身に覚えな。

『ナニワ金融道』は関西のボケとツッコミが満載で、サラ金の恐ろしい世界を描きつつも、人情と愛嬌があったけれど、こちらのマンガは、現代の下流社会像を的確に捉え、冷徹に描いている。 すぐれた作品であることは間違いないが、リアルすぎてコワい。 読んでるとウツになってくるし苦しい。 もう、読みたくない。

映画化されたりと話題になってるので読んでみた。 うーん、グロい、エグい…。 読んでて気持ちはよくない。現実にこういうことは起きてるんだろうな、、、と感じさせる。金をめぐる人間の醜さ。 社会勉強にはいいかな。金で人はここまで落ちるのか…身内に迷惑かけてるとわかりながらまた闇金に手を出す。 でもいつ自分がこうなるかわからない。絶対こうならないとも言えないな…。恐ろしい…。 売春して病気になる話はなんか…自分にもありえそうな話で怖くなった…。

ウシジマ君のやり方は凄まじいが、どーしよーもない人に贈るキョーレツな喝なのか？かすかに救いを感じ取ることが出来たラストもある。目を逸らしたいけれど、くぎ付けにもしてしまう、毒のあるマンガ?

ウシジマくん読んだことないよーな甘っちょろい男はダメだそうで、読んでみた。 面白い。そして怖い。 冷えた汚い手で内側をざらざら撫でられてるみたい。

借金の怖さや登場人物の心理描写が生々しく、でもだからこそ面白かったです。 特に若い女の話はかなり凄惨で、心に響きました。 若い女の話くらいエゲつない話が続くのかと思ったら、別の巻で希望が見える終わり方をする話もあったり…。 また、レギュラーの登場人物達も、巻を重ねるごとに個性が増していい味出しています。 漫画喫茶で読んでしまったのですが、近々購入したい。

こういう世界があるんだと勉強にはなるけれど、一歩間違えると人事ではないと思えるあたり、心底ゾッとする。

読み始めました。ウシジマくん歪みねえ。 このロゴデザインが本気で秀逸すぎて素晴らしすぎていっそうすら寒くなる勢い

確かに闇金の話ではあるが、現代社会の暗部を闇金だけに限らず総合的に描いている非常にリアリティのある作品だ。 登場人物はいずれ闇金に手を染めて救いのない状況へと追い込まれていくのだが、「いくらなんでも悪いことが起こりすぎ」とツッコミたくもなる不幸不運っぷり。車にひかれたから救急車を読んだらその救急車にもひかれたくらいの悪いことが立て続けに重なって読んでいて鬱々とした気分になる。 それに、妙にリアリティのある光景を描くので、そのあたりの不幸がありそうに感じてしまうのだ。ストーカーに追われていると思って振り向くと電信柱にかかったゴミのネットだったり、サラリーマンが自己啓発本を買い込んで日々の元気を得たり、ありそうな、いや、実際にある事実と心理が描かれているので、読んでいる人間は強制的にその世界に組み込まれて、この漫画の世界と距離を置きにくくなるのだ。 ウシジマは目立つような主役ではない。闇金だけに目立たず、お金のひずみが生じたところに黒い歯車を入れて自分のところにお金が流れるよう導くだけ。だんだんとこのお金のひずみが大きくなる過程を描く段階が長くなり、ウシジマくんがなかなか登場しないこともしばしば。後半は群像劇となっていて、誰が闇金に落ちるかがすぐには分からない構造となっている、 エンターテイメントでフィクションではあるが、後味の悪い現実を受け入れる心の覚悟が必要な漫画である。

うろ覚えですが、 新聞か何かで絶賛レビューを目にして興味を持ち、 その時点で レンタル版デジタルコミックにラインナップされていた ⑩巻までを読みました（ドラマ化される前）。 スパンの短い序盤のエピソードが怖くて好き。 パチンコ依存になって借金する主婦の話とか、 自分の日常とあまりに掛け離れていて結構ショックだった。 ただ、だんだん一つのエピソードが長尺になっていって、 深みは感じられるものの、読み疲れ、飽きてしまったので、 個人的には、これにて終了。 ①～⑩巻までの評価が星４つ、ということで。

いや～心がすさみます（＾＾； でも読んでしまう。 今のところ縁のない底辺の世界ですね。 10巻以上読みましたがちょっと続き読む気力がないですね。 少し休憩が必要です。

1～10巻まで、読了。 闇金をとおして描かれる社会のどん底の部分。 それを10巻通しで読んで胸焼けがした。 内容自体は、よく勉強してるし、丁寧だと思うが、 他人の不幸をおかずにすることが好きではない人間には 評価は下がると思う。 70点

とりあえずお金を借りるのはやめようと強く思う漫画。 登場人物が闇金に手を出すきっかけが些細なので、そこが恐ろしい。

何かと話題に出るので、最新刊まで一気読みしてみた。 めっっちゃ気分が重くなったわー。闇金怖いね；；

おもしろいと思う でもダメすぎ人間がいっぱい登場しすぎて鬱になるｗ 闇金マンガだから仕方ないんだろうけど 読み終わったあと爽快感がないので星2こ 内容はおもしろいから好きな人は好きだと思う

言わずと知れたベストセラー。読了後の虚脱感がハンパない。電子書籍版で読んだので眼が疲れたが、空気銃で眼を射抜かれるほどではない。

ずっと気になっていたのですが、佐々木俊尚さんのインタビュー http://booklog.jp/interview/sasaki_toshinao/page2.html を一年ぶりに読みなおして読んでみました。 “マンガも読みますよ。一番感銘を受けたのは『闇金ウシジマくん』です。 以前ブログでも取り上げたのですが、格差社会を的確に描いている作品だと思います。今、ノンフィクションやドキュメンタリーの世界では、マイノリティの話が多く、マジョリティたちの社会の中心そのものに亀裂が走っていることにクローズアップして描くことはすごく減っています。そこをこのマンガは的確に描いているところが面白いなと思います。”

闇金業界とそこでお金を借りた人の話し。 本当にエグい。 ギャンブルと女に嵌るとたいてい終わる。 丑嶋の自宅とのギャップがいいなー

漫画喫茶でこの前に感想書いた「花のズボラ飯」が（読むのに時間かかった割りに）相性良くなかったので、こちらを読んだら心が洗われましたｗ。 続きを早く読みたい！

なぜか知らんが、本屋で漫画コーナーにいたら、惹かれるものがあって、購入してしまった。しかも新品でねｗ ウシジマ社長は若いのに、頭が切れるし、凄みがある。 実際に俺よりも年下かよってところびっくりしたけどもｗ 闇金をやっていくのはスゲー大変な事なんだなって思った。 ブラックリストがついてる債務者から取り立てるのは至難の業だし、警察からも目をつけられる、実際悪いのは借りた金を返さない債務者なんだろうけど、闇金が悪いみたいになるし。 実際お金は自分で管理して、見栄を張ったらいかんなって1巻を読んでて思いました。

シンユーであるＹ君が、「えっ？　ウシジマくんとか読まんの？？」とのたまわれたので つまらんかったら酷評しようかと思って読んでみたらコレ、大当たり。 今年読んだマンガでは、暫定ベスト１である。 青年誌にありがちな「裏稼業系」マンガであり、読み味としては「誰も救われない『笑ゥせぇるすまん』系」。 主人公が闇金を営んでおり、お客さんにまつわる何とも悲惨なエピソードを描いています。 登場人物のダメっぷり、クズっぷりがなかなか突き抜けてるんだけど、「あーこんな人いる！」って妙に納得感がある。 その辺のバランスの絶妙さがいいんだと思う。 読んだ後は「何だかなー」という脱力感に襲われるのは間違いないので、注意は必要。 ちなみに、一番好きなのは「スーパータクシーくん」編。 ラストの引きとかもう終わってる。

クズが一片の救いもなくクズ。一巻は作画はまだ発展途上だが、人間描写は圧巻。 すごい鬱展開だけど、人間たちが生々しくてついつい読んでしまう。そんな漫画。 この巻だと「若い女くん」編が最強。

闇金経営者であるウシジマをめぐる物語。 登場人物、漏れなくカスばかり。善良な被害者を食い物にする悪徳闇金業者、という図式では決してない。債務者の方も、ギャンブル好き・ホスト狂いなど、問題のある人間ばかりだ。それではこの漫画の主題は、そういった人間たちが織り成す、醜悪な関係を描き表わすことなのだろうか。確かにそういった一面もあるだろう。人間がどれだけ救えない存在であるのかが、真に「底辺」である人々の生活を通じて描き出される。 ただ、常に救いがないというわけではない。最後の最後、１ページにも満たない、ラスト１コマくらいで、ほんのわずかな希望が示されることがある。ギャンブルに溺れたサラリーマンは仕事を失うが、最後の１ページで、親孝行をして生きようと誓う。親友に裏切られたあげく、強制労働に送られる人間は、最後の一コマまで笑顔でいることを忘れなかった。 うまくできた漫画だなと思う。現実世界を上手く描き表わしている。人生がそうであるように、漫画全体の分量に比べて、その中に占める救いや希望の割合は哀しくなるほど少ない所が。 そして、それがどんなに小さいものであっても、救いも希望も決してなくならない所も。

上に同じく、新大阪にて購入。再読なのに、抜群に面白い。批判すべき点なんて、ひとつも見つからない。人間の堕ち方／壊れ方がリアルで、特に「若い女くん」は壮絶で、おっかなかった。

この本には「救い」という成分がほとんど含まれていない。 借金まみれの果てなき地獄。 明日のために今日を苦しむ気力が持てない。 見てて情けなくなる登場人物も。 でも、これが現実。これが人間。 現実は取り返しのつかないことだらけ。 どうがんばっても自惚れずにはいられない。 自分の心を撫でずにはいられない。 登場人物の「情けない」部分は、全て僕も持っている。 そのことをもっと繰り返し心に留めておけと言われているような気持ちになりました。

トゴ（10日で利息5割）の闇金に群がるのは、表立って金を借りられない闇を背負ったフツーの人々。 金づると見るや冷徹にしゃぶり尽くし、人の不幸を食い物にして生きるがゆえ、ときに温情を垣間見せる、生きづらい人間たちの淋しいドラマ。 11巻以降ウシジマくんが舞台回しとなるソフト路線でいささかハマらず、近刊は未読だが、容易にハッピーエンドに軟着陸して見せない誠実さと勇気に好感がもてる。

うしじまくんの家の中と外でのギャップが楽しい。ウサギの口元もんもんか・・何か分かる気がする。にしてもタカシ、変わりすぎて別人かと思ったわ。

１巻だけ読んでみた。 実際にありそうな話だから怖いと思ったけどそこが面白かった。 一回はダメになったかもしれないけどそこからはい上がる、そんな話をもっと読みたいなぁと思った。 2011.7.23 最新刊まで読了。 子供の話が出てくると涙が出る。 こうならないように、もっと言葉のシャワーを浴びよう。 自分の気持ち次第だって、本当に思う。

怖い。読んだら凹む。とにかく救いが無い。 極端だけど現実にあってもおかしくない。 主人公に共感できない・・・でも続きが気になっちゃってついつい 最新話を立読みしてしまう。はやく次が読みたい･･･。

全巻収集中。 金融の世界にいたものとしてあったり、なかったりの内容に感じている。 真面目な話をさせてもらうと、企業として融資を行っている場合には回収時にはコンプライアンスの問題が大きく横たわる。 本書でもある通り経験から債務者の大半はまともじゃないヤツ。 彼らから“貸出⇒回収”のサイクルをうまく回すには、多少乱暴なことをしてでも取り立てないとダメ。 改正貸金業法は悪法。コンプライアンスで金融業者は雁字搦め。 もしこの感想を読んでくれている現債務者の方。 『日本の実質経済をダメにしているのはアナタですよ！』 いつまでも自己保身はやめて利息乗っけてちゃんと返済しましょう。弁護士に駆け込む暇があったら働きましょう。そんな費用があったら返済しましょう。それが嫌ならイスラム教徒になり、イスラム圏で生活しましょう。幸いにもイスラム圏では利子収入を禁じていますからどんなにヒドイ信用状況でも無利子という看板がもらえますよ。

闇金には気をつけよう！！ ときどきウシジマくんに似てるっていわれます（＾＾） ちなみに似てるのは顔ですから！性格じゃないですよ

現在進行形中の漫画の中でいちばん面白い。 様々な理由でヤミ金融に手を染め、堕ちていく人間の姿を描く。 生々しすぎて目を背けたくなる。

リタイアです。 最初なんか裏の世界〜（キャビ）と思って読んでたけど段々裏の世界すぎな感じになって途中でやめた。

客を人間と思うな。同情したら金にならねえ。 世の中、奪い合いだ。どうせ奪われるなら、俺は奪う方をとる。

前から気になっていた作品ですが、担当の美容師から薦められたこともあり読んでみました。これは仕事の休み時間に読むとしんどいですね。闇金とは全然縁のない自分でも将来について、お金について考えてしまう、そういう力のある漫画です。

こうやって堕ちていく人たちは確実に存在するんだろうなぁ。そのリアルさが怖いけどはまる！救いようのなさに一度はへこむので、精神状態の良好なときに読むほうが○。

金貸しの漫画は『ミナミの帝王』『ナニワ金融道』と好きやけど、 この漫画はえげつない（^o^; でも不況になればなるほど闇金はもうかるんやろね。 貧乏人をとことん落とし入れる悲しい現実がここに（かなりオーバーやけどw）。

面白いと評判だったので　読んでみたけど、、、。 確かに面白い！　でもグロいし　読んだ後　暗ーい気持ちになりました。　闇金にかかわる客達の堕ち様、、とか切羽詰った感とか　リアルすぎて気持ち悪くなりました。 でも、クセになるというか続きを見て行きたい漫画です。

試しに借りてみた、１巻。 甘い奴にはとことん制裁を与えるウシジマくんは、非道だけど正しいんだろう。 バイトくんの展開は私も意外。 ２巻以降も機会があれば読みたいです。

闇金とタイトルにあるが、回を進めるにつれ、借金は重要ではなくなる。人の闇、暴力、痛みを容赦なく描写する。すくいようないような話にみえるが、みんな救われていく、ウシジマは仏のような神聖な存在にさえ見えていく。痛みをもって生を感じる作品。人生が嫌になっている人にぜひよんでほしい。きっと救われるはず。 BGMはDIR EN GREYがお勧め

社会の底辺。こんな世界あるの？って疑いながらも、ないと言えない世界を描いた漫画。読んでていい気分になるものじゃない。なのに読みたくなる。麻薬みたい。決してハッピーエンドじゃないのに、登場人物が前向きになると読者まで救われた気分になってしまう。個人的には「サラリーマンくん」が一番好き。正直、買って読むより漫画喫茶で読んだほうがより面白く感じるはずす。

人生に疲れている時に見ると落ち込むかもしれません＞＜ でも、面白いです。これが。 闇金にお金を借りてしまう人達のお話です。

背筋がぞっとするような漫画。毎回読み終わると頭が痛くなるけど、でも気になって続きを読んでしまう。学ぶことが山のようにあります。 「フリーターくん」で感動し、「サラリーマンくん」で自己投影しすぎて苦しくなった。

嘘吐きというカテゴリに入れたのは、「うそであってほしい」から。 そのくらいリアルに酷い。酷いのに読むのがとまらない…… 麻薬のような漫画です。オススメはしません。本当に。

評判は聞いていたのだが絵を見るとちょっとあやふやな線でまぁいいかなぁというとこだったのだが、雑誌でほめているのを見かけて読みたくなった。 ちらっとした絵だけで判断したこちらのミスでした。 普通主人公というのはワルでもどこか共感を呼ぶとこがある。萬田銀次郎のようにきびしいとりたてをしていてもどこか魅力がある。 ところがこちらのウシジマくんにはそれがない。単に極悪非道である。 その生き様というよりは、彼に餌食になる社会のはぐれものの転落の様だ。そちらに主眼がある。反面教師としての迫力があり引き込まれる。 慣れてくると絵も味わいがある。 最後、涙、鼻汁、よだれがぼとぼと落ちるというシーンはこのマンガの真骨頂でしょうか。ちょっとはまりそう。

本誌でよんでたんですが、闇に引き込まれていく様だとかそのなかでグルグル悩んでいる様の登場人物たちがなかなかおもしろくて好きだなぁ

闇金の話？いいえ、儚さ切なさだらけです。皆薄々気づいているけど避けている事を目の前に突きつけてきます。

近年稀に見る秀作。最初はヤンキー漫画だけど、途中からもはや文学。「楽園くん」「フリーターくん」「サラリーマンくん」あたりは本当に面白い。

主人公の出番が異常に少ないw 中学生あたりに読ませておけば、みんなギャンブルも無理な浪費もヤクもウリもやらず、闇金には決して手を出さないオトナになりそうな気がする。それくらい出てくる人たちのリアルな転落ぶりが本気で恐ろしい、反面教師的教本。

これを読んでいたら友人に引かれました。ドン引きでした。読んでいて、闇金の取立ての話だから、やっぱり少し悲しくなったり気分が悪くなったりするけれど、絶望から希望をもらうことってある。よく熱い少年漫画読んで「自分も頑張ろう」っていうのもあるけれど、こういう漫画読んでても「自分、頑張ろう」って思う。反面教師的な？うん。あと単純に話が好き。

下手なホラー作品より、こういうリアルすぎる作品のほうが何倍も怖い。 怖いけどつづきを読みたい。 お金を借りる側の心理は分かるけど、ウシジマ君がどういうことを考えて生きているのか知りたい。

絶望や気持ち悪さ暗いところに目が行きがちだけど、「人」がけっこう緻密に書かれてる。というか書かないと面白くないか。特に「ゲイ君」編。１巻読んだ時は衝撃だったけどそれ以降不思議と嫌な気分にはならない。（慣れたのか？）

あいかわらず鬱マンガ。でもなんだか読んでしまう。 こうはなりたくない、と思いながら読む。 自分とは関わらない世界を楽しめるのはマンガの醍醐味。

まわりがよめよめいうので、つい読んだ本。 正直、重いし、いたいし、救いもないという ネガティブ要素満載なんだけど、続刊を つい手にしてしまう中毒性はまじ、ぱねえっす！ オムニバス形式で、まぁねーだろうという設定も たたあるので酷い言い方をすれば傍観してよめる 作品が多いのだけれど、それをかなぐり捨てる 『サラリーマンくん』編は心をえぐってリアルに 泣きそうになった。

闇金は怖いんだと思う、だけどそれに手を出さなければ生きていけない人生もある。闇金側の色んな話が書かれていてとても面白かったｖ

優しい闇金融に属される怖くて真っ黒なお金に蝕まれながら堕ちていく人間模様がバイオレンスに捲られます。どの登場人物も街で見かけるようなリアル感たっぷりな設定で、見た事も無い隣の家庭や、実際には存在しない友達の生活を覗いているような感じ。街で目にするその眩い広告の本当の世界。怖過ぎて泣いてしまった事もあったり・・笑

画力とかそういうのは関係ない。すさまじいテンポのよさで描かれる、闇金の現場での転落、欲望、闘争の日々。ゾクっと背筋にくるマンガは久々に読んだ。

なんと言いますか… かなり心臓に悪い一冊。気分がダウンすること請け合いです。 でも面白い。 借金ﾀﾞﾒ！絶対！ コミックスで出ている分は読破。

底の底。 笑うしか無い様な悲惨な展開。 関わりたく無い登場人物。 たまにホロリ。ほんとたまに。

世の中の黒い部分にたっぷりつかれるマンガ。 ダークで、１冊読み終わると言葉で表現できないどんよ〜りした気分になります。 闇金では絶対お金借りない・・・。怖い。 でも、マンガは面白い！

こーわーいー。 否定も肯定もせず、説教するでもなく、 ただただ人の欲望がそのまま描かれています。 なのにこんなに心に残るのはこれがリアルだからだと思います。

凄い、底辺ギリギリの世界を上手に描いてる傑作だと思います。マンガヘルパーズで十二巻まで読みました。ちなみにおれのパソコンはあそこでトロイにやられちゃったので要注意です。個人的には宇津伊のフリーター君って話にめっちゃ感動した。まぁ感動ってゆうか、一番共感できちゃったんだよなぁ、宇津伊のダメっぷりに。でもあいつ最後頑張ってたから、おれも今一生懸命頑張ります。