
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白いタイトルにひかれて手に取った本。 もちろん、「オケ老人」は「ボケ老人」のギャグでもある、多分。 内容は、老人だらけで下手くそな歯抜けのアマオケに間違って入団してしまったヴァイオリンを趣味でひく数学教師が主人公。 とにかく登場人物たちがとても魅力的で最後まで一気に読ませる。読後に明るい気持ちになりたい人にはオススメ。 あくまでもエンタメ小説なので、そこには誰もリアリティを求めていないのを承知で一言、プロでも難しい暗闇で演奏するという離れ技、半年でこんなに上達できるものかねぇ、知らんけど。
2投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ2008年単行本、2010年文庫本。ヨコワン推薦図書。著者の本は初めて読む。文章がずいぶんと軽い。というか、雑とも言えないか。読み始めは、主人公の造形に付いて行けず、視点が交互に移動する構成にも悩まされた。とは言え、主人公が防音室に閉じこもり、一心不乱に練習する辺りから、主人公のことがぐっと掴めたのか、そこからはスラスラと読んでいった。 本書の要所は、音楽に関する記述の豊かさである。その豊かさが主人公の導き出した結論に実感を籠めるし、演奏会の盛り上がりに説得力を生む。配役の必要性は理解できるが、読み手としてはずっと違和感のあったもう一人の主人公の成り行きも一緒くたに、読後感はなんだかさわやかであった。
0投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログとんでもなく感動できるエンタメ文学であると思う。 老人ばかりのオーケストラの活動を支えることになった主人公と、なぜかロシアのスパイとの話絡み合って、ハラハラとしながらもジーンとするエピソード万歳で一気に読んでしまった!
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ主人公は数学教師。新規に赴任した町で偶然聴いたアマオケに感動し入団するが、早とちりで聴いたオケではなく別のオケに入団してしまう。その団員は全員高齢者。辞めるに辞められず、指揮者になってしまう。 色々と事件が起こりつつも、音楽っていいな的にハッピーエンド。 話の筋は予想できていたが、ロシアが絡んでくるとは予想外。 テンポ良く文章も読みやすいのでサクッと読める。ただ、始めのほうは主人公が高齢者をバカにするような感じも多く、この手の筋にはありがちなので仕方がないのかもしれないが、やはりちょっとイヤな感じはある。
0投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログご都合主義満載で何も考えずにサクサク読み進められるにも関わらず、そういった本にありがちな浅慮が故の不快な引っかかりがない。なんだかんだ言ってもハンバーガーとポテトとコーラも美味しいよねーみたいな感じで読めるエンタメ小説。
0投稿日: 2023.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スパイいるかなぁ、と思いながら読みましたが、なんかいい感じに沁みて行きました。 最後、コンサートで、奇跡が起きてパーフェクトに終わるのではなく、あ、ミスった、でもふんばった! いいよ、いいよ、それが味だよ!って… 涙出ました。 主人公があぶらげかっさらわれるのも、スパイが息子になっちゃうのも、なんかもう、柔らかくてあったかくて。 心地好いです。
5投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログアマチュア老人オケからロシアの国家問題へ。絶対に繋がらないと思っていた事象がつながり、最後は音楽によって登場人物の人生が幸福に導かれている。特に最終楽章では、ドヴォルザークの第四楽章の物語を鮮明に描きながら、曲が描く怪物と目的の為にコンサートを破滅に導く怪物(アリヨシ)を重ね合わせて描写している場面が印象的だった。この作品は2016年に映画化されているが、主人公の性別の違いからも設定も内容も異なることは容易に予想できる。その違いに驚きを隠せないかもしれないが、違いを見つける楽しみとして映画も見てみたい。
2投稿日: 2021.10.20
powered by ブクログ最初は話主が複数あり混乱しましたが、読み進めるとどんどん引き込まれます。出てくるご老人たちは元気でしたたかで個性的。主人公は巻き込まれ型で流されて行きますが、まっすぐ素直なところが良いところ。 音楽が好きな人たちが集まっていて、読んでると羨ましくなってしまう。 特に最初ド下手くそなウメキョーのご老人たちの演奏が、終盤になる頃にはホールで演奏してみたいよね、てとこまで上手になるのがスゴい!ラストの盛り上がりはとても素敵なので、ぜひ最後まで読んでほしい一冊です!
1投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログ音楽っていいなぁ。音楽じゃなくとも、一緒になって何かに向かって行ける仲間がいるっていいなぁ。と思えた作品。面白さも感動もあり、熱くもなった。 小説内に出てくる楽曲を聴きながら、そのシーンを読み直してみたい。
3投稿日: 2020.06.15
powered by ブクログおじいちゃん、おばあちゃんがオーケストラで活躍するお話ですが、主人公はおじいちゃんでもおばあちゃんでもありません。ご老人たちと触れる中で成長していく中年教師、チンピラな青年、実業家、そしてスパイ。こう書くと何が何だかわからないお話ですが、読み終わるとさわやかな気持ちになります。音楽っていいですね。
2投稿日: 2020.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2020.6.2 次の瞬間、ホールがはじけた この一文にしびれました。 オーケストラの個性あふれるメンバーが、暗闇で解き放たれたように演奏している姿を想像すると 胸が熱くなりました。 ロシアの諜報員は必要あったか…??
0投稿日: 2020.06.02
powered by ブクログ図書館でタイトルが目に入って借りてみた一冊。 中学の数学教師の30代男性が主人公。彼がバイオリン奏者として入ったオーケストラ。そこは何と、老人だらけのオケだった。しかもお世辞でも上手いとは言えない実力…。手違いで入ってしまうことになり、流れで指揮者を老人達に翻弄されるが、次第にレベルも上がり、彼も音楽に夢中になっていく。 趣味でやっている、というところがポイント。私も大人になって初めた身としては、共感できるところも多かった。良いよね、音楽って。大人の青春音楽小説という感じ。明るく、楽しい気持ちで読めた一冊。 私も普段一人で弾いているので少し寂しい。上手くなったら色んな楽器といつか合わせてみたいものだ。
1投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログ後半はスピードアップで物語が進んでいきリズム良く読めた。 音楽が分かるって素晴らしいなぁ…。子育てが落ち着いたら、音楽教室に行ってみたいな。いや、息子と一緒に何か始めても楽しいかもしれない。
1投稿日: 2019.10.17
powered by ブクログ面白い。 実際老人主体のオーケストラにもたまに参加するので よく理解されているなあと感心します。 ただ野菜を楽器にするあたりまで来るともうマンガチック。 でもそれぐらいの方が世間一般には受けるのかなあ。
3投稿日: 2019.04.19
powered by ブクログ平均年齢おそらく世界最高齢のアマチュアオーケストラ。とある町の爺さん婆さんたちの寄合い。 そして、ロシア諜報員とカラシニコフ。 チューニングはでたらめで、元陸軍軍楽隊が金管吹き。レパートリーは浜千鳥、荒城の月、花嫁人形、五木の子守唄...およそオケからは遠いが... 寿司屋の大将は大根をその場で捌き、即席楽器で音を奏でる。そして、ひょんな繋がりで世界的コンマスが作曲することに。その名も大根協奏曲。 楽器を経験したことがある人はより面白いだろうな。 この上なく爽やかな一冊でした。
0投稿日: 2018.12.20
powered by ブクログ勘違いで老人達のアマチュアオーケストラの指揮者になった高校教師の明彦が生徒や女性教師やロシアの人気指揮者に支えられ少年に倣い無理なく上達へ導く。本番のどきどき感。競争で張り詰めたオケをナンセンスと言うゴルゴンスキーの音楽を楽しむ事への想いの純粋さ強さも胸を打つ。ロシアの機密はなくても良かったかなあ。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログちょっとした勘違いから、老人たちのオーケストラの指揮者になってしまった高校教師のお話 それと同時並行でスパイのあれやこれやも絡んでくる 僕のオケに関する知識はのだめとユーフォくらい なので、ちっと専門的な描写になってくるとまったくわけわからん そもそも楽器が弾けないので、酷いと言われる老人達ですら楽器弾けるなんてすごいなぁという印象 新世界も前にコンサートで聞いた事があるけど、難易度が低いとは思えなかったけどなぁ 読んでる途中までは、スパイパートいるか?と思ってた 何かのトラブルや有名人との幸運な邂逅なんてフィクションでは珍しくもないし でも、演奏会の最後のところを読んで、このシーンのために描いてきたのかと納得 まぁ、荒木源だしなぁ 映画も気にはなってたので、機会があったら見てみるかな
0投稿日: 2018.09.05
powered by ブクログお年寄りばかりでよれよれな演奏しかできないオーケストラに 間違って入ってしまった、久々にヴァイオリンを手にした数学教師が、様々な困難にぶつかりながら、生徒やお年寄りなどと関わるうちに、音楽に対する姿勢や生き方までも影響を受けていくお話です。 そこにさらにロシアの諜報機関までが絡んできて、 ことは本人たちの知らぬ間に大きくなっていく。 二重構造ながら、しっかりと仕組まれた文章と構成、それと音楽に対する楽しみが満ちていて面白い作品です。
0投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログ楽しかった。どうせヨボヨボの老人達が下手くそなオーケストラで少しの成長が感動的に描かれているんだろうな、なんて勝手に思って読み始めたのだが。面白かったな。初めは思った通り下手くそな年寄りのオケが出てくるのだが、高校教師・中島の活躍や、思ってもみなかったロシアの情報漏洩問題まで絡んで来て最後まで飽きないで本当に面白かった。
2投稿日: 2017.12.02
powered by ブクログ音楽こそわが命! 痛快エンタテイメント。映画は主人公の性別が違うらしい。老人たちがだんだんうまくなっていくとか、仲間がやってくるところとか、裏メロディのように添えられているとある陰謀とか、わくわくしながら読める。のだめ好きな人にいいんじゃないだろうか。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログバイオリン弾いている身としてはこんなステキなオケなら入って演奏したいな、と。 映画もDVDで観てみようかなあ。
0投稿日: 2017.10.28
powered by ブクログ映画の宣伝を見て、面白そうだと思い、本を購入。映画ならたぶん面白かっただろうなと思います。私のオーケストラに関する想像力が貧困なせいなのだとおもいます。
0投稿日: 2017.10.28
powered by ブクログ映画を先に観たが、原作の二面の半分だけを使っているのを知った。主題はアマチュアの成長だが、映画を表面的に感じてしまった。
0投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ老人のオーケストラと勘違いで入団することになった若手高校教師の話。 いろいろとありえないだろっていうところもあったが、サクサク読めた。 ロシアのスパイ事件のサイドストーリー的なのがあって、エッセンスにはなってるんだろうけどイマイチ。 映像化の方が面白そう。
0投稿日: 2016.11.27
powered by ブクログタイトルの通り、老人たちで構成される交響楽団に 30代の高校教師が間違って加入してあれやこれやする話。 主人公の語りと交互で謎の人物の語りも入って、 (途中まで)謎のスリル感あり。 老人特有の問題も抱える楽団の中で、 どちらかというとNOと言えない 巻き込まれ体質の主人公が 前進していくのは小気味良い。
0投稿日: 2016.11.22
powered by ブクログ老人ばかりのオーケストラと、 大きな勘違いからオケに入団〜指揮者を任されることになってしまう数学教師のお話。 自分がオケでティンパニを叩いていることから、 梅響のティンパニスト・棟梁の 「他の楽器の陰になってほとんど聞こえないようなところでも、俺には俺の役割があって、それをきちんと叩けるのがイカしたこと」 というセリフに激しく共感! しかし、この物語はただの仲良しオーケストラのお話ではない。 人生における大切なメッセージも含まれた物語だと思う。 指揮者である数学教師が、 音楽の才能ある年下君に嫉妬を感じて大人気ない態度をとってしまうところなど、 会社勤めしてる私が、日々味わうような感覚。 そんな年下君から教わったことをそのまま練習で使うのを 「プライドが邪魔をする」 状態から、 「使えるものは使わないと損だと、シンプルに考えられるように」 なるなど、 物語の中で彼は確実に成長する。 人は大人になっても、なお成長し続けるのだな。 オーケストラメンバーの生き様、 オーケストラメンバーの音楽に対する真っ直ぐな愛、 そして、このオーケストラメンバーだからこそ奏でられる音楽。 読後、心地よい感動を感じられる物語です。 「新世界」、久しぶりに聞いてみよう。
0投稿日: 2016.11.06
powered by ブクログアマオケそれも老人ばかり! 歌や楽器をかじっている素人にとってうなずけること沢山。反省することも沢山。それでも音楽って楽しい ♪ 良くわからなかったけど、ロシアのエージェントの存在はちょっとした薬味と言うか、不協和音かも。
0投稿日: 2016.09.29
powered by ブクログお年寄りのオーケストラのお話。オーケストラとかちょっと憧れる。 映画化されるみたいだけど映像のほうが楽しめそうな感じ。
0投稿日: 2016.09.29
powered by ブクログタイトルから、お年寄りのオーケストラの物語と思って読んでみたら… ロシア? スパイ? マトリョーシカ? ととんでもない悪人がこの物語には絡んでいた。 けれど、当の本人たち(オーケストラの仲間たち)は、そんな事に巻き込まれているとは露知らず。 さまざまな壁を乗り越えて成長していくのだ。 やっぱり年をとっても好きなことをやって生きていくことが大切。 なんでも今年、実写映画化するとか。 しかも主人公は杏ちゃん。 小説での主人公は男性だから、その辺がどう影響してるかも見所かも。
2投稿日: 2016.06.07
powered by ブクログテンポがいいし、読みやすい本だった。ロシアの外交の話はちょっとぶっ飛んでる感じはしたけど、他は主人公やオーケストラが成長していく、というわかりやすいお話。 たまには生でオーケストラを聞いてみるのも良いなぁと思えた今日このごろ。
0投稿日: 2016.03.07
powered by ブクログ高校教師が引越し先の街でふらっと入ったアマチュアオーケストラの定期演奏会に感動して、おぼろげな記憶からネット探索して入ったオケは平均年齢80歳オーバーの別のオケだった。 典型的な巻き込まれ型主人公が「こんな筈じゃなかった」と思いつつも因縁のある別のオーケストラとも係わり、音楽の本質に気がついていくという、全て予想通りに進む一本道の物語。 吹奏楽ものの小説は多いけれどオーケストラものって藤谷治さん位だよなっとか思ってたら、解説が藤谷さんでニンマリ。
1投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログ表紙を見た時に本のタイトルが「ボケ老人!」と見間違って、たまたま手に取ってみたことから読み始めたこの作品。荒木源氏のことは全く知らなかったけど、面白かった(^^)。自分がアマチュアオーケストラでコンバス弾いてることもあってか、音楽表現が良く伝わって、最後の方はジーンときてしまったσ(^_^;)アマオケと老人と恋模様と青春物語とロシアサスペンスというかなり盛りだくさんな内容が上手く重なってて、最後まで楽しく読め、読了感もスッキリ(^^)良い物語です。
0投稿日: 2015.12.11
powered by ブクログ書店の店頭で見かけて、なぜか気になって、半年。 実はこの作家さんの本を読むのは、これが初めて。 やっと今、読み終えた。 一見、ヨボヨボのおじいちゃん、おばあちゃんが、ここぞという場面で、思いがけないすごい高い能力を発揮していく……てな展開を予想していた。 まあ、その予想はそれほど的はずれではなかったようだけど。 でも、何となく予想はついても、それでも楽しく読めてしまうのだ。 読んでいて、この作家、きっと音楽好きだ、と思わされるからかも。 あとがきを読んだら、荒木さんはバソンを嗜むとか。 バソン! 仏文出身で、バソンとは。嬉しくなってしまう。 最後に余計なことながら、疑問が。 ロシア人の姓は男女で違う形になる、はずでは? それとも、外国人女性がロシア人と結婚すると違うルールなんだろうか?
0投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログうーん、爽やかな読後感♪ 同じ町にある、片やトップレベルの梅フィル、片や梅フィルのメンバーに取り残されたじーさんばーさんだらけの梅響… 主人公が梅フィルに入るつもりが梅響に入ってしまった(^^;ところから始まる娯楽作品♪ そこになぜか陰謀渦巻くスパイの影… これ以上はネタバレなので控えますが、「音楽は楽しむもの」という原点を改めて感じさせてもらいました(^^)/
0投稿日: 2015.11.13
powered by ブクログ『ボケ老人』かとおもい、二度見すると『オケ老人』だった(笑 派手な表紙といい面白そうなので読んでみた。高校教師がふらっと立ち寄った演奏会で、その素敵な演奏を聞いたことで彼の楽器熱が再燃する。彼が素敵な演奏していたオーケストラに無事入団を認められたと思い込んだところから、奇天烈なおはなしがはじまる。またロシアの人気指揮者の来日の裏に国家秘密漏えいの阻止のスパイの活動があったりなど・・・最後まで楽しめる。
0投稿日: 2015.09.11
powered by ブクログ「ちょんまげプリン」と同様、タイトルとあらすじからはあんまり食指が動かなかったんだけど、ちょんまげプリンが面白かったのを信じて読んでみて大正解‼ 自分も昔やっていたクラリネットで梅響に入れてもらいたくなりました。
0投稿日: 2015.02.05
powered by ブクログ面白かった!最初はよくあるダメな楽団員たちが、熱心な若手と楽団を盛り上げていく話かと思っていたら、まずダメっぷりが半端ではなかった。熱心な若手だったはずの主人公もなんとか逃げ出そうとするほどに。高齢化過ぎませんかね…と作者に言いたい。さらにはスパイまで絡んできて「どうなるの、この話は」と一気に読んでしまった。簡単に有名な楽団になってしまわないのもよかった。相変わらずの綱渡りの演奏だけど、みんな楽しくやっているという終わり方が素敵!
0投稿日: 2015.01.31クラシック音楽好きには面白いかも
アマオケでハイレベルの楽団はなかなかいないし、1度他の人が教えただけで老人オケが急にうまくなり始めたり、とややリアリティには欠けるが、気軽に読めるライトノベルとしてはこれで良いと思う。 クラシック好きなら、わかない人よりは面白さも分かるのではないでしょうか。
0投稿日: 2013.11.01上手と下手の対比、だけじゃなかった。
間違えて、老人ばかりのアマオケに入団してしまう高校教師(32歳)のお話です。 そのギャップが中心のお話かな?と思いましたが、それだけじゃなくて、 でも、その部分が若干わかりにくかったかな?と思いました。 老人オケとの対比で、すごく上手なアマオケが出てくるんですが、そこがまたトゲトゲしていて面白い。 大の大人が集まってこういうことよくするよね、でも、よくある話し。 って感じで、笑えました。
2投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログ文庫が発売した当初書店で平積みになっている頃から気になっていた作品。図書館にあったので借りてきた。面白かったー!最初はどうなることかと思ったけど。音楽には年齢なんて関係ないんだね!登場人物がみんな生き生きしてて楽しく読めた。ロシアスパイの件はなくても良かった気がするんだけどなぁ。2011/383
0投稿日: 2013.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い 交わりそうにない2つの話がちょっとづつ近寄っていく 最後はハッピーエンドで終わります あ 中島明彦の恋の行方だけは…残念です
0投稿日: 2013.02.08
powered by ブクログ前半は読んでいてどことなく線が細い、頼りない感じがしたのですが、物語が進むに従ってどんどんストーリーが力強くなっていく様は、まさにこの老人オーケストラの成長をなぞるようでした。 全体的に深みに欠けていたり、所々、話が飛躍しすぎというかそういう部分もありましたが、娯楽的な小説としては面白い部類に入ると思います。
0投稿日: 2013.01.22
powered by ブクログまともに楽器を演奏できない老人たちの オーケストラを舞台に繰り広げられる喜劇。 なるほどねぇ。 そうきましたが。 確かに、老人たちのオーケストラが舞台なんですが、 実は、話はそれだけではないです。 ロシアが関わる国家機密漏洩など、 タイトルと、主人公たちの日常からは想像できない 壮大な話にもなってしまいます。 意外に、面白いです。
0投稿日: 2013.01.16
powered by ブクログ面白かったですよ。 勘違いから始まって、主人公の葛藤。 ある程度筋が読めてしまう部分もあるけど、 それでも、引き込まれて最後まで。 軽く楽しめる本です。
0投稿日: 2013.01.11
powered by ブクログとても優しい物語。 愛があふれてるのだ。 平均年齢がちょっとばかり高いアマオケ、梅が岡交響楽団のお話。 ただ一人の若者として引き込まれた主人公の中島先生は、オーケストラの指揮を通じて音楽を楽しめるようになっていく。 自己嫌悪とか嫉妬から自由になる姿は、人間て何度でも生まれ変われるんだなと思わせてくれる。 人の輪がどんどん繋がって、いろんな人を巻き込みながら物語は加速していく。 それがもう、すっごく心地良い! 今、とっても幸せな気持ちだ。
3投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログオケをしていたからかとても楽しく読めた。老人最高! ただスパイの陰謀とかいるかな、と。老人オケだけじゃ話にならなかったのかもしれないがなんかごちゃごちゃしていて残念。
0投稿日: 2012.11.02
powered by ブクログ楽しい作品です。 老人が元気な小説は好きですね。 怪しげな陰謀の件はどうかとおもいますが ま、それも含めての作品ということで。 ・・・じいさんたち、急にうまくなりすぎ?
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログ文章も、話の流れも爽快で読みやすかったです。主人公が変わっていく様子を自分に重ね合わせたりしつつ読めました。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログその演奏に感動して十年ぶりにバイオリンを取り出し防音室も購入し、いざ入団したら老人ばかりのアマオケ。入団するオーケストラを間違えた!ところからはじまる話。サラッと読めて楽しめた。映画化したら面白そう。主演は本木雅弘っていうイメージで。
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログうーん、内容的には悪くない、悪くないんだけど、 イマイチ感が残るのは、文章力なのか・・・? うまい具合に映像化するのが一番いいかも。 文章で読むより。 のだめみたいに。 私は、楽器をやっていないし、実際老人だけのオケなんてないけど、 正直、梅響はキッツイなー・・・ そりゃ、分かれていくだろうさ。 ちょっと展開が都合よすぎな感じも。 もう少し、厳しい部分があっても、いやないと、 オケとしての成功を描いちゃダメでしょ。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ「オケ」にも「老人」にもかかわる毎日なので… いろいろなツボがあって、一気に読んでしまったのでした「!」
0投稿日: 2012.01.11
powered by ブクログできすぎ、な感はあるのですが、ともかく読んでいて楽しかった!すぐに読めて読後感も良し。音楽に詳しければなお楽しめるでしょう。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ登場人物の息づかいや、生き生きとした表情。それから奏でられる音楽たちが、頭の中を駆け巡っていきました。エンターテイナー。面白かったです。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ職場で毎日お年寄りに会うので、 思い出し笑いをするほど冒頭部がおかしかった。 文章が簡潔で読みやすかった。 ロシアの…がどう関わってくるのかと思ったが、 最後まで読むと「そういうことか~」と感心してしまった。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ途中まではあまりにも想像した通りに都合よく物語が進むので、読むのやめようかなぁ…と思いましたが、ロシアの情報漏洩の話が占める割合が高くなってきてからはおもしろかったです。 そして、最後の解説にきてテンションアップ!「船に乗れ!」の藤谷治さんではないですか!藤谷さんは、「船に乗れ!」と「オケ老人!」は全くタイプが違い、両者が相容れないとお考えの方もいるのではないか、でも、それは違う!と言います。なので、私もそうね、そうね、と思ってみます。さらに、「船に乗れ!」は音楽をめぐる不幸について、「オケ老人!」は音楽をめぐる幸福について書かれたもので、どちらも重大なテーマなのだと続けます。私が音楽をめぐる不幸と幸福、どちらにより感情移入できるかといえば、不幸ということかな。みんなが共通して感情移入できるのは嬉しいという感情よりも悲しいという感情だ、と聞いたことがありますがそれと似た論理かしら…。「音楽といえば厳しくつらく、果ては音楽の名にあたいするところまで手の届かなかった」とおっしゃる藤谷さん。私はそんな藤谷さんの十分の一にも満たない経験しかないのでしょうが、それでもやっぱりそんな藤谷さんが書かれる小説の方が好きなことに納得してしまいました。
0投稿日: 2011.10.03
powered by ブクログ軽めのエンターテイメントで、クラシックの知識がなくても楽しめる(たとえば「のだめ」に触発されてクラシックを聴くようになった方にこそ最適かも)。私が読んだ日本の作家さんの中では有川浩に近い印象。面白さだけでなく、ちょっと胸がつまるようなところもあり、良かった!ロシアの方のお話は、せっかくだからもう少し書き込んでもよかったかな? 「BOOK」データベースより 平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が岡交響楽団」(略称・梅響)に、高校教師・中島は間違えて入団してしまう。彼は、演奏も覚束ない「オケ老人」たちのなかで勿論一番若く、力も備わっていると目され、指揮者になってくれと皆から懇願される・・・。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が岡交響楽団」(略称・梅響)に、高校教師・中島は間違えて入団してしまう。彼は、演奏も覚束ない「オケ老人」たちのなかで勿論一番若く、力も備わっていると目され、指揮者になってくれと皆から懇願される。その後、彼が門を叩きたかった同じ町にある人気アマオケ「梅が岡フィルハーモニー」(略称・梅フィル)との確執、梅フィルの怜悧で、完璧主義のコンマス・大沢が熱望するロシアの人気指揮者ゴルゴンスキーの来日騒動などを経て、日本・ロシアの国家機密の情報漏洩にまで話は大きく展開していくが―。
0投稿日: 2011.07.02
powered by ブクログけっこう面白かったです。主役がちょっと小太りの中年ってところも私的にツボでした。 勘違いで入団してしまったオケ団で主役がどのように変わっていくかが見所です。
0投稿日: 2011.05.18
powered by ブクログまずほんのタイトルが面白いので、思わず買ってしまった本。 名前の通り「オーケストラ」が出てくるし「ぼけ老人」も出てくる(笑 最初の数ページ読んだら、よくあるつまらないクラシック音楽ものの書籍かと不安になったが、読みすすめていくうちに、主人公と周囲の人とのとても心温まる関係、ちょっぴりスリリングな展開に引き込まれていった。 なかなか面白い。・・・がしかし単なる娯楽小説ではあるのでそれ以上は期待しないでください。
0投稿日: 2011.05.15
powered by ブクログオーケストラ経験者の私からすると、多少無理やりなところがあれどとても共感できる物語。 音楽団体で音楽する人が必ずぶつかる葛藤や悩みがすっごくストレートに書かれていて、そうそう!そうなんだよって思いながら読みすすめました。 音楽シーンの描写もとても臨場感があって納得の一言です。
0投稿日: 2011.05.04
powered by ブクログ音楽は、うまさだけじゃないんだ!ということを痛感する1冊。 ありえない設定もあるけれど、クスっと笑ってしまうさわやかなストーリー。
0投稿日: 2011.03.19
powered by ブクログうっかり間違えて老人だらけのアマオケに入団してしまった青年の周囲で起きるいろいろな事件。 国際スパイまで絡んできて……。 まあ、マンガみたいな話ですが一気に読んでしまいます。 映像化したら面白いだろうな……。
0投稿日: 2011.03.09
powered by ブクログかなり面白かった! 主人公の先生が老人たちと接するみたいに お養父さんともやっていけばいいのかも? まぁそれが難しいんだけどね!
0投稿日: 2011.03.04
powered by ブクログうわー厳しいな、これ。スパイ話はさすがに風呂敷広げ過ぎじゃなかろうか。この作家さんて「ちょんまげプリン」でもそうだったけど設定は面白いのに話を大きくし過ぎて少し白ける。スパイ話を上手くアレンジして映画で観たい気はする。こっちの方が「ちょんまげ」より映画の原作に向いてそう。
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログまた楽器をやりたくなった。 次から次へと小さな事件が折り重なって、最後は大団円。 パターンといえばそうなのだが、安心して楽しく読める。
0投稿日: 2011.01.09
powered by ブクログ可以給六顆星的話我一定會給這本小說六顆星!讀完之後好想去聽現場的交響樂團啊......荒木源先生,你真是太厲害了。期待你的新作品!之前出的兩本我也買了哦。
0投稿日: 2011.01.07
powered by ブクログツッコミどころが満載すぎる。 ストーリーに無理がありすぎ。そして浅いし。 一例を挙げるとオレオレ詐欺した元教え子のホルン(まずこの設定がありえないし)。 君は楽器を所有してたんですかね。都合のいい話もあったもんですね。高校では普通、学校の楽器使いますよね。 作者がオケや吹奏楽経験者とは思えない。 小学館だから小学生向けの話だったのか。大人は読まないことを勧めます。
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ嫌いじゃない筆致。オーケストラを題材にしていて格好いい。でも、なんだかストーリーがとんとん拍子すぎるというかあまりに都合が良すぎる。残念。臨場感はあまり感じられないかなあ。
0投稿日: 2010.12.31
powered by ブクログうーん。最近こういう、軽いタッチでテンポよくストーリーが進み、最後にはさわやかな感動を残す。っていうタイプのものをよく目にすることが多いです。 でも。きちんとしたものを書けるんだけど、あえて軽いタッチで書いている人と、軽いタッチでしか書けないから軽くなっている、っていう人の間には大きな隔たりがあるように感じてしまいます。 あ、この作品がそうだというわけではないのですけどね。。。 ただ、ひきこまれるものとそうでないものにどんな違いがあるのかなぁって不思議に思いながら読んでいました。オーケストラのこととか音楽のこととかに知識があったらもしかしたらもっと引き込まれたのかもしれません。けっこうひねられているし、収束のしかたも悪くなかったのですけどね。表現力というか描写力というか、まあ結局は感性の合う合わないなのかな。。。
0投稿日: 2010.12.12
