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太陽の坐る場所
太陽の坐る場所
辻村深月/文藝春秋
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総合評価

501件)
3.4
46
159
211
39
5
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    辻村さんは人の感情を描くのがとてもうまいと感じる。この本は辻村さんの作品の中でも結構初期の頃の本だったけどまだ読んた事がなかったから読んでみた。改めて辻村さんを尊敬する。人間の嫌なところとかを微妙に書き出していて共感できます。トリックにも騙されたぁ!

    66
    投稿日: 2026.02.21
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    登場人物みんな、ちょっとずつ嫌な奴。 だけど綺麗事でなく、その感情を理解できる。 私は特にサエコに自分に近いものを感じた。 それにしても学生時代って暗黒期だと思う。 もう自分はそこに囚われていないと思って過ごしてきたけど、どうなんだろう。

    2
    投稿日: 2026.02.12
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    辻村深月さん20代の頃の作品 ある高校の同級生の今の物語を、過去の出来事を 5人の登場人物の視点から描きます。 各章のタイトルが個人名ではなく、出席番号なのも意味があります。登場人物の名前も意味を持たせてあったり? 辻村さんのいろんな仕掛けが読者である僕を惑わせすぎた感がある。理解を追いつかせるのがやっとだった。 それでも繊細に突き刺してくるところが辻村深月だった。 この読書に息を切らせたのは辻村さんの若さじゃなくて、きっと自分の衰えなのだろうとは思う。 だけどやりようはあるよな、と思えたのも事実。 もう少しさりげなく安らぎを手に入れる、その術を知らない。のがキョウコをはじめとする登場人物だとしたら、いま持ってるものでやるしかない、その気分を手に入れつつあるのが自分なのだろう。 それって、だいたい砂みたいに手のひらから零れていくやつだけど。

    1
    投稿日: 2026.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めーちゃくちゃおもしろかった❕ 辻村先生の心理描写、本当にすごい共感できるところもあって、読み進める手が止まりませんでした 途中でキョウコのことがよく分からなくなっていって、 謎が解けた時の爽快感もあって、さすがでした 今回、語り手にならなかった人たち(キョウコ、貴恵、清瀬など)視点の話も見れたらいいなあと思ったり。笑

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    5章に分かれた文藝春秋別冊の連載をまとめた本。 こんなストーリーを毎月連載で書けるのか、すごい。 高校3年のクラスメイトで毎年開かれるクラス会。ずっと欠席を続けている、今や人気女優になったキョウコをなんとかクラス会に呼ぼうと、元同級生たちで画策する。それぞれが高校時代のカーストや今の立場に葛藤を抱え、見栄を張り、互いに意識し合っている。 自分の高校時代とは全く違うけれど、それでも女子同士のヒリヒリする雰囲気などは容易に想像できる。あぁ私もこうだった、と思うと息苦しくなるほど。 事件も殺人もないけど、ミステリーのような謎解きの衝撃は心地よかった。ただそこに至るまでの謎の提示や人物像が曖昧で、謎解きの爽快感が少なく、困惑や混乱が大きくなってしまった。

    1
    投稿日: 2026.01.28
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    性格悪いやつ多いなぁ…と思いながら辻村深月の表現に感銘する。自分も同級生の誰かが有名になったら家族や会社の人に無駄に自慢しそう。 語り手が変わる毎に、ちょっとずつ伏線を回収していくんだけど、その印象が薄くて不完全燃焼。 更に最終章にかけて「名前」のヒミツが分かった時も、驚愕よりも困惑が強くて、誰かどうで誰が何したか分かんなくなって、なんか最後の方は置いてけぼりでした。

    28
    投稿日: 2026.01.22
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    辻村さんの心理描写力さすがですね ただ、何か事件というかサプライズのイベントというかがほしかった 映画も見てみたい

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生時代のヒリヒリした感じがとてもリアル。こういう事あったな、こういう人いたなと自分の昔を振り返りながら読んだ。 腑に落ちない所もあったけど、立場が違うと見え方も違うんだなと思えた。 登場人物が分かりにくいなと思いながら読んでいたら、そういう事だったのかと途中で納得した。

    5
    投稿日: 2026.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二章の紗江子、三章の由希のストーリーが抜群に良い。 ここからかぁ。辻村深月の十八番、ありふれた心の動きを言語化してドラマを成立させる技術。素晴らしすぎる。 今回は名前の叙述トリックですね。響子と今日子。リンちゃんは倫子じゃなく、鈴原今日子。 女優になったから「キョウコさん」と呼ぶ。めちゃくちゃうまい。 そうは思うんだけど、でも、各主観人物の思考の中で、キョウコの話題の後で響子の回想をするシーン多かったような。別人て分かってたらそんな思い浮かべ方はしないはずだと感じ、ミスリードのために思考の流れが不自然になってる気がした。 それに、叙述トリックは、もうお腹いっぱい。 冷たい校舎の〜でも、子どもたちは〜でも、凍りのくじらでも、名前探しの放課後でも。 さすがに、頻度が多くて、またか、と思ってしまった。 最終章の主観人物が響子で。 最も感情移入しづらい人でフィニッシュなのも、ちょいひっかかった。 それでも感情表現のリアリティは圧巻。さすがです。 ちらっと環が出てきたかな。スロウハイツの。

    18
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伏線やミスリードが含まれていて最後まで読んだ後すぐに最初から読み返した 響子と今日子がいるとは、、予想もしなかった 途中で1人1人集まりから離れていくのをマイナスに捉えていたけれど 島津や聡美は過去の居場所より今の自分を受け入れて一歩踏み出したのかな、と感じた ミステリーとしても面白かったが 紗江子の男と縁がなさそうなのにイケメンでクラスの一軍に相手にされている、だけど本当は小物の男だとわかっていて離れられない描写がリアルだった どんな環境でも自分という芯があり誰にでも同じような態度で接するキョウコは太陽のような存在だな、と思った

    5
    投稿日: 2025.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.5かな。辻村さんは「この夏の星…」「島はぼくらと」「傲慢と善良」を読んでいて割と好きだったので、図書館の在書の中から、解説が宮下奈都さんなのに惹かれてチョイス(やっぱり奈都さん良かった)。 物語は、高校のクラスメイト5人のオムニバスにより、高校時代から現在までが色々繋がり真実が判明していく。それぞれ様々な思いを抱えていて引き込まれる。未来がありそうなのも良い。ただ、個人的に最終章で今日子の同窓会の位置付け(こんな所に来なくて良い等の発言や、登場していきなり響子と対峙して周りが引いている辺り)や、響子の心情に少し違和感が残ったので、やや点数低め。

    1
    投稿日: 2025.12.07
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    挫折や屈辱、恐怖の体験があるからこそ、囚われてしまう過去。いつか見返してやりたい、そんな気持ちを原動力に前へ進んだ経験も一度や二度はあるはず。 高校卒業から大学、社会人と時を経て、仕事や私生活の端々で徐々に差が顕れる20代後半。傍流に生きた過去をコンプレックスに持ち、現在まで縛られてきた聡美、島津、紗江子らが、目の前の日々に新たな価値を見出だし、クラス会メンバーを降りていく姿が印象的でした。 最も恐れるべきは、変わり行く周囲と変われない自分。成功を目の前に見せてしまったのは、自分の責任ではない、と無関心さを醸し出せるほどに今を生きるキョウコこそが真の太陽なのかもしれません。

    30
    投稿日: 2025.11.25
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    今まで読んだ辻村深月氏の中で、1番トリックに驚かされた。ゾワゾワとさせられた。  キョウコの同窓会は、十数年後くらい先にしたいという発言に共感した。 p246狭い教室には、狭いからこそ曲がった法や支配がまかり通ってしまう。 p384扉は私の内にこそあり、そしてまた、私の内にしかない。

    24
    投稿日: 2025.11.23
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    スクールカースト、序列、女王様など学生の時の立ち位置や自分の居場所、関係性などを形容する言葉はあるが、アマテラスの神話を織り交ぜこの関係を表したのは、なるほどうまいなと思いました。 太陽は信仰の対象でもあり、畏怖の対象、天上にあって強烈な光を放つ唯一の存在。スクールカーストの頂点に立つ者を表現するのに、これほどピタっとハマるのはないのではないかと思うぐらい自分の中でストンときました。 女王だった同級生を語るクラスメートは太陽神アマテラスの伝説や寓話を語る市井の人々のようで面白かった。 このまま太陽の元で蠢く人々の話で終わるのかな、と思いましたが、その太陽が…という展開はさすがでした。 最後に物語の中心となった2人が邂逅する場面は映画のワンシーンのような、絵画、ある意味宗教画のような美しい場面が想像できて好きでした。 しかし…同窓会はこだわりや、プライドや、わだかまりが消えた50代以降が俄然楽しいですよ(笑)

    26
    投稿日: 2025.11.23
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    ✩3.6 クラスメートの一人の視点で話が進んだあとに、また別の人の視点、また別の、また別の… 話が進んでいくと、1人目の話で思ってたこと、考えてたこととあれ?なんか違うな?と思い、そのまた次で違うな?と思いの繰り返し それぞれの視点でそれぞれの人生 実際に私も学生時代に勘違いしていてあとから言われて気づいたことだってある。 些細なことやけど、喧嘩してちょっとの間口聞かない時期だってあった。もったいない… 逆にみんな自分に本気で向き合ってるからこそ、相手との関係に差がうまれてしまうんやろか…

    1
    投稿日: 2025.11.20
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    辻村深月さんは、子供と大人の狭間で揺らぐ思春期の中高生を描くのが本当に上手いと感じる。 こんなドラマチックな青春を過ごしていなくても、何故かしみじみとする懐かしさとチクチクとした痛みを覚える。 大人となった今では教室という狭い世界で、なんであんなに一喜一憂していたのかと思うが、学生時代は家庭よりも大きな世界だった。 社会に出てからの人生に比べて、一瞬で過ぎゆく学生生活は、いつまでも心にこびりついて離れない。 大人になってからも引きずって、あの教室から一歩も進めない人も少なからずいるのだろう。

    14
    投稿日: 2025.11.17
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    青春の歴史を追いながら、ミスリードにかかってしまいました。 辻村深月さんは、どうしてこんなにも心理描写を描くことができるのか不思議でならない。 とても楽しめました。 高校卒業から10年。クラス会で再会した仲間たちの話題は、人気女優となったクラスメートの「キョウコ」のこと。彼女を次のクラス会に呼び出そうと目論む常連メンバーだが、彼女に近づこうと画策することで思春期の幼く残酷だった“教室の悪意”が、まるでかさぶたを剥がすようにじわじわと甦り、次第に一人また一人と計画の舞台を降りてゆく……。28歳、大人になった男女5人の切迫した心情をそれぞれの視点から描き、深い共感を呼び起こす。圧巻の長篇心理サスペンス。

    20
    投稿日: 2025.11.03
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    辻村深月3冊目なんだけど、ここにきてこの人のスタイルがなんとなくわかってきて、これは辻村深月が書いてるなっていうのをよくよく感じる本だった。登場人物の作り方が上手なのかな。小説の中の住人っていうよりは、実際こういう人いるよね、が近い。かがみの孤城大人バージョンみたいに感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初なんか難しいかもって思ったけど読み進めてくうちに人間関係の構図が見えてきて、読めば読むほど面白かった。 さすが辻村深月さんって感じの人間の感情とかヒエラルキーとか心のうちで考えてる暗い部分とかの表現が綿密ですごく引き込まれた。 響子とキョウコが同一人物じゃないとわかった時の衝撃と倫子でリンちゃんかと思ってたのになんか謎の違和感があって、実際違う人物だったのもすごすぎて面白かった、、 前に読んだ食堂かたつむりの主人公が倫子でりんこ読みだったからめちゃくちゃ騙された(笑) フリガナがなくてともこなのかりんこなのかと思ってたけどみつこっていう読み方もあるんだと初めて知った。

    1
    投稿日: 2025.09.23
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    登場人物が多く、特に前半は難しかった。 再読必須。 登場人物をすべて理解してからの再読により一回目と全く違う見え方となる。辻村深月得意の名前を使ったミスリードがかなり綿密に組み込まれている。上手い。

    1
    投稿日: 2025.09.19
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    まんまとやられました。 解説に、思春期の姿に覚えがありすぎて、でも実体験としての覚えはなく…という所に共感。 はて、どうだったかな? 狭い世界から、外に出て、大人になって、何者にもなれなかったり、極一部の人がなったりする。 あの子もその子も、もしかしたらクラスにいたかもしれない。

    3
    投稿日: 2025.09.17
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    相変わらず登場人物の心理描写がリアルで怖い。 空気を読み合い、その場での自分の立ち位置を客観的に捉えて適切な言動をしようとする学生ならではの空気感が痛いほど伝わってきた。 楽しかった学生生活を振り返ってみても、純粋に楽しめていたときも、必死に周りに合わせようとしていたときもあり、自分に重なる部分もあった。

    7
    投稿日: 2025.09.14
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    高校を卒業して10年後のクラス会で暴かれる 当時の各々の想い。過去に囚われている者たちの 解放。 人格形成の時期。良くも悪くもそこで人生は決まるのかもしれない。 登場人物の名前が多く読むことが難しかった。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    今回の辻村深月さんの物語は、好みではなかった。 ごちゃごちゃしていて、ミスリード誘っているのも分かりやすいし、共感出来る人物はいませんでした。 まぁ、結局のところ同級生たちの昔と今の話。 読むの一苦労しました。

    26
    投稿日: 2025.08.18
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    で出しから、文脈がわからないのでストレス。徐々にわかってくるけど、そんなに一大事かなーって(笑)。フワーって終わった。

    3
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校を卒業して10年、毎年続けていたクラス会もメンバーが固定化している。女優になったキョウコと、昔女王様として振る舞っていた響子、それを取り巻く人たちが語り手となって進む。みんな表と裏があるのが現実で。ただ、語り手となった人が次々と退場していくことに何か意味があるのかと思ったが、最後まで明示はされなかったのが不完全燃焼感。

    4
    投稿日: 2025.07.09
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    辻村深月さんの作品はいつも序盤、そこまで集中してないのにも関らず途中から続きが気になり過ぎてものすごい速さで読み終えてしまう。 地元の同級生と仲良いと聞くと、こういう世界を想像する。 そう思ってない人も中にはいるのだろうが、、 他人からは想像もつかない感情や世界がその人にはあり、 全く違った人生を生きている、そういう事がとても細かい描写で描かれている、、

    2
    投稿日: 2025.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めていくうちに、あ!!となる箇所がある。 ミスリードにすっかり騙された。 人の怖い部分がじとっと書かれていて、うまいなーと感心しながら読んだ。

    10
    投稿日: 2025.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さん好きだけど、ちょっとごちゃごちゃ感あって長く感じた 女王の存在あったけど、それ小学生の時だったからあまり共感できず。 高校生で女王気取りで自ら体育館籠るって、相当拗らせてる。

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    卒業して10年、毎年恒例になった同窓会で、一見和やかな空気の中に渦巻くどろどろした思い。女優になったかつてのクラスメイトを何とか担ぎ出そうとする幹事たちや、それぞれの思惑を秘めて過ごす社会人たちの今と昔を綴った連作短編集。 辻村先生の初期作、『冷たい校舎の時は止まる』『凍りのくじら』『スロウハイツの神様』といった日常爽やかミステリ路線から趣を変えて、大人の腹黒さやしたたかさを前面に出し、決して綺麗ではない人物の内面描写を重視した、いわゆる「黒辻村」といわれる作風の一作。結末も必ずしもハッピーエンドではないが、登場人物それぞれが自分たちの過去と現実に折り合いをつけていく姿に、生々しい決意のようなものを感じた。ミステリ作家らしいトリックもあるにはあるがそこまで話の中心に影響する伏線ではなく、むしろこれは蛇足なのではとすら感じる。

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    色んな背景を持つひとが同じ社会に集まり、自分を正しい存在とするために言い訳する 本当に心優しいひとの強さやしなやかさ どんなひとであったとしても弱かったとしても、迷惑をかけない範囲ならいい みんな自分が可愛いし、可愛がるものだ

    0
    投稿日: 2025.05.15
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    辻村作品をデビュー作から読んでいたけど、講談社以外から出版されたのはここからなのか。 今までと雰囲気が変わった。 ほのかにあったファンタジー色が無くなったし、過去作とのつながりも無い。 無理につなげようとすれば、「売れっ子脚本家ってまさか…」とは思うけど。 陽キャの闇が溢れ出てくる。 自分とは関わりのない人たち。一見脳天気に見えたけど、みんなそれなりの傷はあるんだろうか。

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    どうしてこうも 辻村さんの本は 痛いところを的確に何パターンも用意して、見ないようにしてた気持ちを引っ張りだしてくるのだろう。 憧れや嫉妬やずるさはもちろん、 自分を嫌いになってしまう滑稽さも、自分に自信を持てる客観性も 辻村さんの本では 全てを許してもらえるような感覚になれる。 物心ついた幼少期から今までの自分に優しくしてあげれる素敵な本。葛藤と諦めを繰り返し、自分の限界に打ちひしがれたことも感謝できそう。ありがとう辻村先生

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    昔の自分を見てるようだった。 昔の同級生が何をしているかネットで探してみた自分と。 本の内容ではなく、自分のことだが、、だけど、もう囚われないと決めている。人と比べても悲しくなるだけだから。今を楽しみたいと思ってSNSはやめた。 本の話に戻ると、自分を強く、良く見せようとするキャラクターたちは自分にもそんな事あったなと思い出す。一つ一つの話は、ちょっとずつキャラクター達の勘違いからボタンが掛け違えていくようだった。 個人的には、佐栄子と貴恵の話が良かった。大人しく、子どもを連れて電車に乗るのは周りに迷惑だからと言ってた友人が、自分と浮気をした男を殴り、夜中に子どもを乳母車に乗せて化粧もせず、心配して駆けつける。自分を見下していると思った友人が、正しい所が好きだったから一緒にいた、自分もそうなりたかった、と言う最後のシーン。私もそんな風に思える人に会いたいし、人を大事に出来る人になりたい。 過去は嬉しかったこと、悲しかったこととか色々あるけど、囚われすぎない。未來に向かって進んでいきたいと思える作品でした。

    14
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ辻村深月、だまされたーーって感じ 学生時代、確かにあったカースト、周りからの見え方、一軍、どうでもいいけど、本人たちにはすごく重要な問題、くだらないと一部では思いつつも、今も手放せないまま、計算ばかり

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは再読必至です。 どんなお話しなのかはなんとなくわかっていたのでだまされないぞ!と神経張り巡らせながら読んでいたつもりでしたが、まんまと辻村先生にやられました! 思い込み、ダメ、絶対(笑) 辻村先生は女性の狡賢いところ、感情の裏表、生々しさの表現…もう、本当にすごい。こんな言い方していいのか??ですが、読み手を嫌な気分にさせる天才?! そして今まで読んだ作品、共感できる女性がほぼいない。本作も然り。 いろいろあった人間模様だったけど最後は日本神話の天照大御神が出てきたときのように太陽に照らされて暗闇に光が射し込んだ。

    3
    投稿日: 2025.04.10
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    やられた! ってかんじの、辻村さんらしい仕掛けがあるお話。 ネタバレわかった上で、最初から読み直したくなります。 「光待つ場所へ」の中の「チハラトーコの物語」に出てくるオーディションのエピソードがこの話に出てきて、世界線が繋がってることがわかる。 これも辻村ワールドあるある。

    3
    投稿日: 2025.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名前に完全に騙された。もう一度読みたい。 学校の教室の中で登場人物それぞれ矜持を持ち考えて戦っていたのだなと思った。自分の当時の学生生活はこの本のように事件性もなければ自分の中の誇りを持って生きていたわけではなかったけど、苦しみを感じたので、こういう目に見えない立場とかざわざわした感情はいつも覚えているものだなと思う。

    1
    投稿日: 2025.03.30
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    あるページのある一文を読んだ瞬間、それまで頭で描いていた風景がガラリと変わり、冒頭から読み直したくなる小説。こういう類の小説はいくつかあるが、今回は思いがけないところでその一文が出てきたので驚きとともに「やられた!」という気持ちにさせられた。 それにしても、登場人物の誰とも共感できず、「みんな、小物だ」と思った。そんな私も小物。

    1
    投稿日: 2025.03.22
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    辻村さんの作品の登場人物(特に女性)に共感できない、だがそこが面白いといった事を何度か書いたように思いますが、本作は"その共感できない度合い"がちょっと突き抜けていたように思います。特に貴恵さん、怖いです。男も一人は論外ですが、もう一人はただのいい人。でも彼の大人になりきれない感じが、ある意味この話の根底なのかも知れません。 青春って素晴らしいけど、いつまでも固執するわけにもいかない。昔の歌詞じゃ無いけど、大人の階段昇るシンデレラ達の夢から覚めていく瞬間。そこを「一人ずつ連絡を絶つ」というミステリ仕立てにした構成は素晴らしいと思います。 ただ、登場人物の心の揺れ動きとトリックそのものには、やや親和性が薄かったようにも思えます。ただのハートウォームな話で終わらしてもよかった気もしますが、それでは盛り上がりに欠けたでしょうか。

    6
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物にはあまり共感はしなかった。それは、こんなドロドロした学生生活ではなかったからだろうか。途中途中、どうゆうこと??ってなってた部分が後半になって伏線回収していくのは辻村さん凄いなぁとなった。みんな学生時代のことに囚われていたけど、囚われから自由になり新たな人生を歩んでいくという話なのかなと思った。もう1回読み返して伏線回収の所を整理してみたい。 貴恵ちゃん、心が綺麗な人だなと思った。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    初めは登場人物の「違い」に戸惑った。最後にようやくその「違い」が理解でき、それとともに色々なことが腑に落ちてきた。

    1
    投稿日: 2025.02.19
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    今日子と響子、そして「きょうこさん」、同窓会の企画、過去の出来事、それぞれの思い違い、解けたようで解けきれなかったようで、もどかしくよく理解できないまま読了。

    1
    投稿日: 2025.02.14
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    重く、考えさせられる本 ホラーとかそういうのじゃなくて 人間の生々しい怖さって感じ。 人それぞれ個性はあるっていうと明るく聞こえるけど、本心はどう考えてるかもわからないっていう風にも捉えられる。 あと、 どうして主人公がカタカナで書かれているかも徐々にわかるのが面白かった!

    1
    投稿日: 2025.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんの『太陽の座る場所』を読みました。自分の居場所やプライドなど、多くの人が学生時代に経験したであろう感情や言動を、複数の登場人物の外面、内面から見せていく内容です。ただ1回目に読んだときにはクライマックスに近づくにつれ「あれっ??」と、内容をしっかり理解できませんでした。理由は、響子と今日子、キョウコ、りんちゃんなど。名前が同じ人物が複数登場するに加え、あだ名で呼ばれていたりするからです。ただ、もう一度読むと特段難しくなく。今日子と響子という2人のヒロインを軸に、先述した青春時代ならびに社会人になってからの葛藤や気づき、立ち直りまでを描いた作品であることが、さらりと腹落ちしました。いい、悪いにしろ、自分をしっかりと持っている。太陽のように輝いている人は、人への影響が大きいこと。天照大神が洞窟に隠れた神話に重ねているあたりも、小説家の人の想像力や発想はすごいと、改めて感じました。映画化もされているようなので、見てみようと思います。

    5
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同窓会をめぐる物語。 「キョウコさん」「響子」が誰なのかわかった時驚いた。 それぞれの劣等感や内面が面白い。

    1
    投稿日: 2025.01.30
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    辻村深月らしさ満載の作品でした。 ストーリーへの引き込み方がエグい。登場人物を敢えて各章の見出しにせず、出席番号で惑わせていく。わかりづらいなと思っていたら、後々になって色んな面白みが出てくる。ただ、最後はダレるかな。 学生時代のカースト、当時の人気者、有名になったあいつ、同窓会の鬱陶しさなどなど、自分の周りにいる人物に置き換えたりしながら読んでたら、何だか笑けてきました。ゲスゲスしてて良かったです笑

    119
    投稿日: 2025.01.18
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    解説に書かれているように、先生や保護者がほとんど登場人物としては出てこないところが、「世間を見渡せばいろんな居場所がある」とは分からない学生という形に構成されているのかなと思えた。個人的には「そっちのやり方だと生きづらいのであれば、こっちの生き方で過ごせればいいや」くらいの切替で学生生活を過ごしていたので、登場人物たちの教室に心が縛られている感覚を完全に理解することはできなかったけれども、想像してみるとそうなんだろうなとなるところはあった。それぞれの人物たちがハッピーエンドを迎えたのかは想像で補うしかなさそうだったが、しがらみから解放された人がそれなりにいたのではとは思う。

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    ぬぇー面白かった。 同窓会に来ない女優きょうこさん。 周りの同窓生は有名人であるきょうこさんを同窓会に参加させようと画策する。 天岩戸に閉じこもるアマテラスと、アマテラスを出そうと奮闘する周りの神様。アマテラスが閉じこもることにより光が入らなくなった世界。 神話になぞらえられて、それぞれの思い出や記憶や愛や妬みや嫉妬がうずまく。 みんなそれぞれ、同じ場でもいろんな景色を見て、思い出に残っている。ひとりひとりが良くも悪くも主人公。地方の高校という、狭い狭い世界。でもそこに通っている生徒にとっては、そこが毎日の大きな大きな世界。その中での争いやカースト、苦しさ、妬み、恐れ、罪悪感。そして愛や優しさや自分らしさ。全部全部描かれてて辻村深月すごい。 久しぶりにこういう辻村深月読んだから忘れてたけど、ちゃんと仕掛けも忘れないところが好きだ。久しぶりにヌオオッってなりました。ありがとう。 女優きょうこさんは、意外に閉じこもってるわけじゃなかった。勝手な周りが思い込んでることって、本当に勝手で。その人は自分の人生をただただ生きているだけだ。人の噂で勝手に盛り上がる人たちはすごく下世話で、でもそんなことも全然あるよな世の中。叶わない恋や、代替品や、かけがえのないもの。忘れない思い出。罪の意識や、そこからの再生。誰もが経験したことのある、苦い記憶を真正面から描けててすごい。

    1
    投稿日: 2024.12.19
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    途中までは面白かったが、後半下降気味というか。スクールカーストのない学校だったから、なぜにそこまで足の引っ張り合いをするのか意味がわからず…でした

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    登場人物それぞれが縛られていたものから自立していくが、あの人だけは自立することが中々できなかった。だが、最後救いの手が差し伸べられることは良かったと思う。 この頃は皆様々なことで悩み、苦しみ、闘う。だから、囚われる必要はない。この本はこのようなことを伝えようとしていると思う。

    0
    投稿日: 2024.11.09
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    スクールカーストって誰もが体験してることをリアルに描いてて怖いくらい。キョウコの仕掛けがわかったらもう一度読み返したくなる!

    1
    投稿日: 2024.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校卒業から十年。同級会では、人気女優になったキョウコを呼び出そうと画策する。女王響子の横暴による事件。取り巻きの由希、派手な女子のスクールカーストが目に浮かぶ。1番痛いと思ったのは容姿に劣等感がある里見紗江子。親友の貴恵を信じることができず捻じ曲がって付け込まれてしまった。名前に惑わされたが、女子は皆大人になって今から関係を修復してほしい。どうしようもないのは男子。島津は自腹を切って同窓会の幹事を引き受けてくれてたからいいとしてつけこむ真崎は最低だ。もっと最低な吉田というのもいた。むかついた。

    1
    投稿日: 2024.10.24
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    スクールカーストに苦しまない人生を送ったため、全員しょうもないなあという気持ちになり、微妙だった よくある単純な構造ではなかったりとか、脇役の描写がとんでも無く的確だったりするところ(自分にトラウマを植え付けてた室山先生が歳月を経て思いもよらない姿になってた)とかは辻村深月、すごいな〜と思った 内容に乗れなくてもこの本のカバー『20代後半の辻村深月が「今が苦しいってことを、忘れないうちに」と書き上げた青春の葛藤と挫折がつまった必読の書』を見るだけでお金を出して良かったな、という気持ちになる 天才作家の辻村深月だって苦しかった年代なんだ、この年代の喜びと苦しさを全部引き受けてやるよ

    0
    投稿日: 2024.10.12
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    何にそんなに囚われてるのか?そんなこと気にせずにもっと広い世界を見たらいいのに。 そう思えるのは自分がもうそこから出て社会人になって、いろんな人に出会ったからであって、彼らくらいの年頃には同じように教室とか部活動の小さい世界の中で色々苦しかったなって思い出した。 あからさまなイジメとかはなかったけど、女子特有のグループとか立ち振る舞いとか憧れとか不安とか嫉妬とかいろんなことをいっぱい考えて生きてたなぁって懐かしい気持ちになった。 何かしらの仕掛けがあるなって推理しながら読んでたけど、結局種明かしの時まで分からんままで面白かった。 でも降りていったみんなの今後が気になる。嘘ついたり隠したり見栄張ったり大人になってからも大変やなと思った。

    0
    投稿日: 2024.09.11
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    何故これほど上手に人間の心の揺れ動きを表現できるのだろうか。 内容としては特に大きな事件でもない、何でもない日常の連続なのだがその何でもない日常が大きなしこりとなり人を作っていく。その青春、大人になっても未だに残る傷、カサブタ。それが非常に繊細に描かれており心が揺さぶられた。

    14
    投稿日: 2024.09.08
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    積読本の中より。 人の笑顔に隠された本音。 高校の同級生だった彼らの視点からストーリーが進んでいく。 同性でありながら、「女って怖い」と思ってしまうくらい、本音の描写がリアルで、ちょっと怖くなりながら読み進めた。 自信が有るように見えて、皆コンプレックスや劣等感を持っていて。 自らの弱さを認めることが出来るか否か、で変わるのかな。 いい意味で、罪悪感を持つ方が痛みから抜けられないのは正義だけれど、リアルでは忘れ去られることの方が多い気はする。 サクラサクでは温かく、可愛らしい中学生時代が描かれほんわかとしたが、同じ作者で全く異なる高校時代。 義務教育から自由になる、中学から高校の間にあるライン(が、ありますよね?)のせいなのか? どちらにせよ、辻村深月氏の深さを感じた。

    0
    投稿日: 2024.08.20
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    女子校卒の友達から、そのリアルさを聞き、こうも人間描写がうまい作家さんはいるのか感銘を受けました。 人気作家である著者ですが、実社会の人間に対する迫真さはこの方にしか中々出せないのではないのでしょうか。

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    投稿日: 2024.08.16
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    自分の学生時代は大きな問題は起こらなかった気もするけど、恋愛とか小さないじめとか人間関係のいざこざはいっぱいあって、心が抉り出された気分 自分もこのままの生き方でいいのか不安でしかなくなって心が締め付けられた もっともがかないと

    0
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みながら混乱して、最初の方は読み進めるのが難しいなと感じてた。だんだんキョウコが2人いることが仄めかされていって、さらに訳がわからなくなって何回もページを戻って辿ってた。ストーリーは人間の感情の表現がひたすら巧みで面白かった。高校生から大人になるにつれての未熟で完成しきってない年代の葛藤だったから同世代で尚更。 響子のすることもその性格にも心底共感できなかったけど、その上で同窓会で響子が今日子に言われていた言葉は、なんだか昔の自分にかけてあげたいくらいリアルで良かった。

    1
    投稿日: 2024.07.14
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    ①2024/06/29 かなり読みにくかった。トリックは明かされるが、う〜んって感じ。特に倫子の読み方で勘違いしてしまったため、収集つかなかった。 20代後半とはどんな時なのだろうと覗いてみたが、本当にこんな感じなのかと疑わしくなった。 辻村深月著『太陽の坐る場所』 高校卒業十年後のクラス会へ向けて、掘り返される高校生活を綴る多視点短編連作。

    0
    投稿日: 2024.06.30
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    2人のキョウコ どちらも強く、思慮深く、周りを観察し、自分を軸に生きている。 高校生でこのように生きて行けたら、羨ましい。 妬み、羨望、執着、人の輪に馴染もうとする周囲の人たちがよっぽど普通の高校生

    0
    投稿日: 2024.05.31
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    以前読んだ記憶があるけどオチが思い出せずに再読。 思春期独特の心、それを実は引き摺ったままの現在の心がリアルに描かれてる。辛い程に分かってしまった。 響子さんの「徹底的に恥さらしなりたい」という強さは正直かっこよかった

    0
    投稿日: 2024.05.10
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    学生時代に感じたはずの葛藤や挫折、それらを今思い出せるだろうか?確かな言葉にして表すことができるだろうか? 小説家とは、単に物語を創作するだけでなく、言葉になりがたい想いを物語に変えて、人に伝える偉大なお仕事なのかなと、そう思えました。

    0
    投稿日: 2024.05.10
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    私の本棚の著者登録者1位は辻村深月さんです。はやく全作品読んで、さらに再読したい作品がいくつもあるのに、現実は年に4〜5冊ペースですね(´._.`)時間が足りません。 小さな世界で、もがく少年少女には誰もがフラッシュバックするものが大なり小なりあるのではないだろうか。 宮下奈都さんのあとがきに、「辻村深月を読むのにいちばんいいのはいつなんだろう。」とある。私は今作を読んでも、鏡の孤城や凍りのくじらを読んでも、10代の時に出会いたかったと感じたが、宮下奈都さんは最後に、「答は、今、だ。辻村深月はいつも今読むのがいちばいい。ただし、覚悟を決めて。相当翻弄されるのは間違いないから。」と締めている。すごくしっくりきた。30代の私が今読んでも、しっかり辻村深月の文章に翻弄されている。改めて素敵な作家さんだなと思う。 「自殺も、死者との邂逅も、ない。それでも胸をかき乱す物語が目の前に立ち現れてくる。覚えがありすぎて、目を伏せたくなるような思春期の少年少女たち。彼ら彼女らの言動がいちいち身につまされて、どんどん動悸が激しくなってくる。しかし、おや、と思う。あるはずの《覚え》が、ない。私自身の高校時代にこれほどドラマティックな出来事があったか。ない。覚えなんてない。ないのに、わかる。覚えがあったような錯覚に陥っている。(あとがきより)」

    27
    投稿日: 2024.04.09
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    所謂イヤミスって言われてる作品よりよっぽどエグいししんどいし胸糞だしきつくて、何度も顔を顰めながら読み切った。自殺やら殺人やら大々的な事件が起こらなくたってこうも人間の感情を抉れるもんなんだなあ…。そして最後の最後まで胸が詰まるくらいの話なのに、それでも希望が差し込む終わり方が出来るからすごい。間違いなくわたしの高校生活にも今の社会人としての生活にもこんなエグいことは無かったはずなのに、ところどころに出てくる人間の見栄と意地と嫌なところ全部詰めみたいなことはなんだか身に覚えがあってきつかった。あと内容には普通に騙されたからエッ!?ってなった。なんかめちゃくちゃ体力も精神力もゴリゴリ削られる本だった。面白かった。

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    登場人物が多くて初めは読むのか大変だったが、5人の語り手それぞれの目線から物語から繋がっていったときのあの感じがすごく好き。 この気持ちを言葉にすることは難しかったけれど、解説で宮下さんが全部言葉にして下さっててとても良かった。

    1
    投稿日: 2024.03.23
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    名前のミスリードが最大の見せ場だったが、それ以外は淡々と物語が進んでいった印象。詰まらなくはないが、特にこれといった特筆した何かがある訳でもなかった。

    1
    投稿日: 2024.03.19
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    10年前でも10年後でもなく、今なら読める。めんどくさい、馬鹿馬鹿しい、気持ち悪いを感じれる。何事も距離感..

    1
    投稿日: 2024.03.08
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    冒頭の章は特徴の見えない複数の登場人物の会話劇のようになっていて、正直読みづらかった。作者の作品にしては取り留めのない会話が続く印象で、退屈な話かもしれないと感じた。 しかしそこは辻村深月なので、後半からのどんでん返しと、バラバラのストーリーが一本の幹に集約されている展開はさすが。 とはいえ、他の著作と比較すると散漫な部分が多く、心理描写に偏った構成なので、エンタメというよりは純文学のような手触りだった。

    1
    投稿日: 2024.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだか登場人物が全員スゴく幼く感じた。 10年を経ても変わらない、変われない子たち。 同時進行で『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』を読んでいたので、比較しちゃうと共感さは薄かった。 キョウコの叙述トリックも実写映画の帯にネタバレされてしまい消化不良…。 もちろん違和感はあったけども。 (これに関してはただの不運だが) それでもサクサク読ませてしまう文章力がいつでもスゴい。 響子が清瀬に連絡を取るのかだけ気になるところ。

    0
    投稿日: 2024.03.02
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    クォーターライフクライシスという心理状況が20代後半から30代にかけてあるらしい。自分の人生を他人と比べてこのままでいいのかと莫大な不安や焦燥感を感じる期間と言われている。今作の登場人物もおそらくこの心理状況を抱えているんだと思う。  自分は昔を思い出すと必ず学生時代の思い出が一番多く蘇ってくる。学校生活という狭い社会(だけどその時の自分にとってはここが世界だと思っていた)には人間関係からイジメ、恋愛など色々な事件が起こる。そしてそのクラスメイト達も一律大人になる。過去の人物だがどうしても比較したくなる。きっと、学生時代を道程と考え大人になった時の社会的ステータスをゴールとして考えてしまうからだと思う。だけど、比較したところでどうなるのか?「あの時、あんなクソ野郎だった奴が一流企業に勤めていてムカつく。俺の方が。。。」とか思うならそれもそれでバカらしく感じる。他人と比べるのではなく、自分自身が大人として生活ができているなどその日常に満足しているかで考えた方がよっぽど充実した生活ができそう。そういったきっかけは普段見落としているが、きっといつでも気づく範囲にあるのではないかと感じる事ができる本でした。登場人物の今後の未来についてもすごく気になる素敵な本です。

    3
    投稿日: 2024.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名前のトリックにやられた、最後の章になって、この話はあの人の話だと思っていたものが覆された。読み終わってすぐもう一度読みたいと思える作品。 青春時代の人間の醜さとその頃の思い出にすがりながら、その思い出から抜け出せない登場人物達。最後にはキョウコを通して太陽にあたためられるように今を生きる人にかわっていけたのではないかと思った。 自分の高校時代にはそんな思い出は全くないのにどこか共感できる部分があり、無意識のうちに自分もそんな醜く卑しい部分があるのではと思い知らされた。

    3
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    10年経っても高校の頃の自分に囚われてしまうものなのかな。 それだけ高校時代の〝キョウコ〟の存在感が圧倒的だったのか。 半田聡美、 里見紗江子、水上由希、と各章ごとに異なる人物の視点から当時の回想も交えて話が進んでいきますが、島津謙太が一番質悪いというか気持ち悪かったです。 読み終わってから気づいたけど、本の紹介文で名前のネタバレしちゃってるのはマズイのでは?

    4
    投稿日: 2024.02.07
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    幼馴染は、相手のスタート地点を知っているからこそ、比較して羨んだり蔑んだりしてしまうものだと思う。それぞれの登場人物を語り手にすれば、とにかく皆弱い人だとわかるけど、なんとなく"自分以外"が束になってるから脅威だし、みなが強がってしまうことで有りもしない幻が生み出されてしまうものだと感じた。 比べる価値観が自ずと幾つかに収束してしまう20代後半。辻村さんが何をきっかけにこの物語を組み立てたかは分からないけど、私は一番最初の同窓会の一幕が、非常にリアルに泥臭くて、好きでした。

    10
    投稿日: 2024.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この作品は、読み始めから何かちょっとした違和感を感じていて、「何だろうなぁ??」って思っていたら…。 最後、やられました! また名前のトリックにまんまと引っかかっちゃったよ。 キョウコだと思っていたあの人。 リンちゃんとだと思っていたあの人。 それから、みっちゃんに、さとみ。 そっか、そうゆうことだったのか!と、最後の高間響子の章でそれはもうすっきりしました。 気をつけて読んでたつもりなのに、やられたなぁ(笑) 最後まで読んで、また最初から読み直したいと思ってしまった。 女優「キョウコ」が高校生だった頃に同級生だった人々。 彼らが語る、キョウコの過去と現在のリアル。 都会に就職して田舎に残った同級生をバカにする女。 ダメな男と分かっていながら男に溺れる平凡以下の容姿の女。 見栄を張って嘘をつき続ける見栄っ張りで薄情な女。 そんな、醜い人間らしさを露呈しながらキョウコを語り、彼女の本物の太陽の明るさに当てられてその醜さに気が付いてしまう彼女たち。 でも、彼や彼女たちの醜く卑しさはどことなく自分にも当てはまるようで、なんだか読んでて少し怖かった 誰もがみんな、キョウコのように強くはなれない。 でも、その強さに憧れる。 なんとなくじっとりと嫌な感じが残りますが、最後はやはり明るく前向きに終わって良かったと思う。

    0
    投稿日: 2024.01.31
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    辻村深月さんの作品は、人の感情を凄く繊細に捉えてると思う。 読んでいて息苦しくなるくらいに。 「あ、こんな人いたな」という感覚ではなく、登場人物全ての奥深い感情に、気づいたら自分を照らし合わせてしまうような魅力がある。 人間の深くてどうしようもない感情に、嫌悪感を抱きつつも確かに自分の中に存在していることを認めなくてはいけないような感覚に陥った。 スクールカーストの解像度が高く、読んでいて気分が悪くなる。(いい意味で) スクールカーストが無くならないの根源的理由はこの本を読めば分かると思う。 辻村さんの仕掛けるトリックが綿密すぎて、後戻りしながら読んでハッとさせられてばかりだった。 もう一周、全てを分かった上で読み直したい作品だ。

    0
    投稿日: 2024.01.25
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    クラス会のいつものメンバーの話題になるのは、女優になったキョウコ。クラス会の連絡をしてもきてくれない彼女にどうにか参加させられないかと、かつての同級生が動き出す。小説にしてはやたら華やかな仕事に就いてる人が多いなと読み進めるも章が進むに連れて綻びが見え始め、最初から仕組まれたミスリードと違和感にはっとする展開。

    0
    投稿日: 2024.01.24
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    私が勝手に造り上げていた辻村作品のイメージと、少し色が違うように感じました。引き込む力はさすがですが、私の好みではないです。

    1
    投稿日: 2024.01.21
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    あ~!なるほど!しっかり引っ掛かって、ん?!ってなった。 それぞれの見栄やプライドの表現がリアルで面白かったけど、こんなに過去に囚われることもあるだなって感じで、あまり深くは共感はできなかった。

    0
    投稿日: 2024.01.11
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    本当に本当に面白かった! 桐島のような『主役』の不在と、その周りを囲む人々の人生。 決定的に違うのは、本書のキャラクター達はもう学生ではないということ。教室という空間に囚われていない存在だということ。 だけど、彼らは未だに囚われている。むしろ、そのしがらみは大人になったことでより複雑になっている。東京と地方、夢と現実、愛とセックス。本当にたくさん。著者の作品は初めて読んだけど、そのような入り乱れた感情を本当に的確に、リアルに書き上げている。 もうとにかく文章が上手。最高の一冊

    0
    投稿日: 2024.01.03
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    「傲慢と善良」ではじめて辻村さんの本を読み衝撃を受けたのですが、その時と似た、はっとさせられる小説でした。本当に面白かったですし、もう一周読みます。

    0
    投稿日: 2024.01.02
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    女優になった元同級生キョウコを同窓会に呼ぼうと画策する男女6人。卒業して10年たった今もあの頃の想いに囚われている彼女たち。 悪意、憎悪、嫉妬、見栄、プライド、、、皆んな女女しててドロドロしてて苦しかった。はぁ、、、女って面倒。 小説ならおもしろいけど実際に遭遇したら私なら逃げます。 読み始めてずっとあった違和感、、!そうだったの!さすが!おもしろかった。

    8
    投稿日: 2023.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通に人間の腹黒さおもしろって読み進めてたのに、うぇ?!!ってなって、慌ててぱらぱらと読み返して、はあー、やられた、って思った。そのあとも読み進めながら読み返したりして、なるほどなあと。解説の言葉通りまさしく「翻弄」された。今日子の話も読みたかったし、清瀬君の話も読みたかった。 やられた!の感覚が痛快で愉快な読了感だった。

    0
    投稿日: 2023.12.17
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    いまちょうど一周読み終わったが、これはもう一周読まざるを得ない。そんな物語だった。下手なミステリーより、よっぽどミステリーだろう。 内容は、まさに人間の汚い部分に特化している。人にはその人に沿った物語があり、彼ら自身が主人公であると理解していたつもりだったが、それが不十分であったことを見せつけられた。 学生自体は、大人になった今思い返すと、理解不能な行動、思考が多いはずだ。だけど、それをあの時はどうかしていた、若気の至りだったなどと誤魔化していはいけない。当時の言動全てが、私自身であり、受け止めなければいけない。つまり成熟した今でさえ、根の自分は変わっていない。だからこそ、その上で過去の自分と向き合い消化したあとで、新たな自分を探しに行かないと、それは成功しないはずだ。

    0
    投稿日: 2023.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今日子や清瀬のように時のしがらみに囚われない超然とした者、同窓会の主要メンバーのような高校時代の関係性で時が止まっている者、響子のように進みたいがそれを自分に許せない者。 ほとんどの人が人に対して意地悪な視点をもち、その醜さを自覚している。 みんな自分の位置を確かめたいのだ。 多くの人にとっては高校までの人間関係というのは卒業時点で未来永劫、ほぼ固定化される、と僕は思っている。 今日子や清瀬のようにそこから外れられる人は稀だろう。 そこには憧れや尊敬といった美しい感情もあれど、妬み嫉み、といった感情ももちろん存在している。 高校時代のヒエラルキーなんてものは意味を持たないことにも薄々気づくのがこの20代後半なのだろうか。 そんなことを言葉として表現しながらも エンタメとして、小説としてここまで面白く読まされたことに憧れ、尊敬ももちろんあるが 嫉妬がすごい。辻村さん強えわ。 途中でこの後誰の話になんのかな、とか思って高間響子って見えた時、失敗したなあ、と思った 僕は今年の同窓会を断った

    1
    投稿日: 2023.12.16
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    人には善い面と悪い面がある。その悪い面を見せられ続けているような感覚になる。でも、最後は救われ、善い面を見せてもらえる…そんな感じに思えた。

    10
    投稿日: 2023.11.26
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    人追い落とすようなことはしませんが、つい話を盛ってしまうことがあります。しかし、その行き違いが小説ほどでないものの大変なことになることもあり、稀にハラハラします。

    8
    投稿日: 2023.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回の作品は名前がすごく重要で、見事に騙されてしまった。 最初は、 響子=女優のキョウコ リンちゃん=浅井論子 だと勘違いして読んでました。 実際は 響子=高間響子 リンちゃん=鈴原今日子、女優のキョウコ 浅井論子=みっちゃん

    1
    投稿日: 2023.10.17
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    自分がまるでそのスクールカーストの中で感じたかのような、ヒリヒリとした羨望と傲慢さ、そして閉塞感。それぞれにそれぞれの正義と言い訳があって、誰もが自分を正当化したいんだって思った。自分だけじゃないって少し安心したと同時に、私も登場人物たちに似ている部分があると少し落ち込む。高校時代って、どうしてこんなにも人生の中で大きな部分を占めてしまうんだろう。

    0
    投稿日: 2023.10.11
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    苦手なタイプの小説。 読み終わった後、すごく嫌な気持ちになった。 高校時代のクラスメイトが『キョウコ』という名前で有名な女優になり、映画やテレビで活躍している。 同窓会は頻繁に開催されるのに毎回欠席しているのは、仕事が忙しいからだろうか。いや、本当は来たいのに、別れた彼のことを気にして来られないんじゃないか。 元クラスメイトたちは勝手な憶測で盛り上がり、是非次回の会には出席してもらおうと策を練る。 学校という、今振り返れば狭く限定された世界が、人生のすべてだった時期がある。卒業して社会に出たらもっと広い世界があったはずなのに、結局自分で作った無意識の檻の中に閉じ込められて、願ったようには上手く泳げない。 そういうジレンマを抱えた人たちの話だ。 自分の過去をかき集めて下取りに出せば、よりよい未来を手に入れることができるのか。 自分らしく生きるという言葉の押し付けがましさを無視することができれば、今より楽に呼吸ができるのか。 そうやってもがきながら結局、目先の幸せが手に入れば、または今まで自分を覆っていた殻がひび割れたら、慣れあいの仲良しグループからはさっさと脱出していく。 思わせぶりな過去の出来事も、 漢字と片仮名の使い分けも、 一人ずつ連絡がとれずにいなくなっていく謎も、 からくりが分かれば、だからどうしたの?って思う。 でも、相変わらず読ませる作家だ。『傲慢と善良』のときもそうだったけど、途中で読むのを止めることは非常に困難だ。先が気になって気になってしょうがない。 この人が紡ぐ文章には、強力な引力があるのは間違いない。

    3
    投稿日: 2023.10.10
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    高校卒業して10年後のクラス会から始まる物語。 かつてのクラスの中心人物「キョウコ」を軸に、 20代後半の複数人の視点で描かれる現在と過去。 殺人は無いものの、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」と同様、女子高校生の生々しい人間関係、地方暮らしの劣等感などが描かれる。名前を使ったトリックなど、ミステリーの手法での仕掛けも流石です。 「日本で一番多忙な脚本家」という一文で心躍る。 何より、太陽は何処までも明るく自由だ。 映画は登場人物が大分減ったものの、余白たっぷりにキョウコたちの物語が映像化されていました。

    1
    投稿日: 2023.10.09
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    3.25 わかるわぁと思いながら読み進めていった このグループと一緒にいたら、勘違いしちゃったり強くなった気でいたり自分らしさがあって埋もれてないのもいたり、若い時じゃなくてもあると思う 対象と学生の時のを織り交ぜて読みやすく書かれてるなと思った 自分が思う女子の怖さ、あるあるだなとも思った 小説だからこそやれる思い込み 他が、自分がどーなってようと等身大で生きていきたい 普通ってムズイよね

    0
    投稿日: 2023.09.29
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    高校を卒業して10年も経っているのに、過去に囚われすぎではないかと思った。高校の同級生という狭い世界の中で、未だに見栄を張って生きている登場人物たちは、きっと今の自分に満足できていないんだろうな、、、

    7
    投稿日: 2023.09.15
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    「近過ぎるんじゃない?そんなに頻繁でなく、四十代、五十代になってからの楽しみを取っておくのもいいんじゃない」 「太陽を背負った女王。どこにいようと女神のいる場所こそが昼間なのだ。太陽の場所は、私が決める」 病院の待ち時間とかに少しずつ読んでだいぶ月日がかかったけど、もう1回最初から読みたくなった。

    1
    投稿日: 2023.09.12
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    当たり前だけど、みんなに共通して起こった事や事件でも、その視点が変わるだけで、大きく変わってしまう。 そんな学校の教室や、地元の同窓会で起こる狭い世界の人間関係の縺れをそれぞれの登場人物の感情を交えて事細かく説明した物語。 体験していなくとも、その文章から容易に想像が着くので、誰もが体験したことのあるかのような感覚にさせるのが、辻村深月さんはうまいなあとお思う。

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    投稿日: 2023.09.07
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    好きな作家だし、本屋でPOPを見てつい。 高校生の友人がその後女優になったクラスメイトを同窓会に引っ張り出そうとする話を「岩戸隠れ」の神話になぞって進む話。 何度か行ったが、同窓会はあまり好きではない。昔の恥ずかしい思い出を嫌でも思い出すし、まあ今更思い出話が楽しいかい?と思ってしまう。本書も同窓会から話が始まり、また女性のどろどろとした妬み・恨み風話が続くので、読んでいて息苦しい。本をめくる指が進まない、時間が経つので、登場人物の名前が覚えられないの悪循環で苦戦。 しかし、流石辻村深月、後半でググッと話を転回させ、引きずり込む。 私は他の作品のほうが好きだが、女性には良い一冊かも。

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    投稿日: 2023.08.29
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    初めに読んだ違和感で大事なところは気づきましたが、まだまだ気づいていないところもあるんだろうな。 何度か読んでみなきゃ。

    3
    投稿日: 2023.08.29
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    (注意喚起)映画版のブックカバー付いてる人!今すぐ外して読み終わるまでどこかに仕舞ってください!見てはいけません! 完全にネタバレを受けてしまった(涙)。カバーを見なくても、勘のいい人なら序盤で「もしかして?」と思う人はいるかもしれない。とはいえ、カバーでネタバレなんかするわけないだろう…実は更に裏があるんだよね…と祈るように読んでいったけど、真ん中辺りで絶望的になった。 それ以降は、驚きは諦めてひたすら結末だけを求めて読む感じになってしまった。 作品に罪は全くない。 学生時代の、言葉では言い表せない複雑な心情をこうもリアルに言語化できるのがすごいなと思った。

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    投稿日: 2023.08.06
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    学生時代に抱いたカーストや妬み、嫉妬などの感情や舞い上がっていた気持ちすらも全て負の感情に繋がっていたのでは無いのかと思わせるような人間の根底にあるような気持ちを表現してあった。

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    投稿日: 2023.07.22