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菩提樹荘の殺人
菩提樹荘の殺人
有栖川有栖/文藝春秋
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総合評価

60件)
3.6
5
26
23
2
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『アポロンのナイフ』が好きかな。少年犯罪にからんだ動機が印象に残るな。『探偵、青の時代』では火村の大学時代の様子が少し見えて良かった。火村は火村だけど、まだまだ若い感じがして良い。猫が好きなとこも。『菩提樹荘の殺人』では有栖の悲しい青春の事件もあって若い頃の二人には色んな過去があるんだな~と思わされる。火村が「本気で人を殺したいと思った」というのはどんか事だろう。それが分かるのは最終話なのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    一話目は「まあ、だろうな」がほぼまんまで、このテーマにしては肩透かし。雛人形と菩提樹は小粒ながらシンプルに楽しめた。アリ&ヒデの漫才は普通に面白い。動機はどれも薄いけど気になるほどでもないかな。学生火村はちゃんとらしい感じで若々しく不器用に描写されてるのに感心。相変わらず猫好きなのも微笑ましい。例の殺意が目前で猫の5体を切断されたから、とかだったらどうしよう。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    4話収載。被害者が服を脱がされている謎など読み応えある表題作もいいけど、シンプルながらも謎の解明が面白かった「雛人形を笑え」が好き。コンビ2人の出会いやアリスのほろ苦い思い出のエピソードが読めるのはシリーズ物のお楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.08.05
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    この際、覚えてない内容の本は再読してみようとしたらこの本は読んでいなかったみたいだった。 特に気になったのは、 探偵、青の時代。 これは、ティーバーでドラマとして内容を少し改変されていた。そうか、これが元なのか。と、面白く読めた。

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    短編4篇。 少年犯罪の犯人が逃げた後、起こった2つの事件。 漫才コンビの片割れが殺された事件。アリスと火村の漫才さながらの掛け合いが面白い。 火村の大学時代の話。火村、人と関わらなさそうな感じに思ってたけど意外とフレンドリーというか周りと関わってるなと。 アリスの苦い過去と殺人の話。

    1
    投稿日: 2025.05.10
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    有栖川有栖の中短篇ミステリ小説集『菩提樹荘の殺人』を読みました。 有栖川有栖の作品は先月に読んだ『怪しい店』以来ですね。 -----story------------- 「臨床犯罪学者・火村英生」斎藤工×窪田正孝で1月より連続ドラマ化 お笑い芸人志望の若者、アンチエイジングのカリスマ等、「若さ」をモチーフとした作品集。 学生時代の火村英生の名推理もキラリ。 ----------------------- 探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズの作品……2010年(平成23年)から2013年(平成25年)に発表された4篇を収録して、2013年(平成25年)に刊行された作品です。  ■アポロンのナイフ  ■雛人形を笑え  ■探偵、青の時代  ■菩提樹荘の殺人  ■あとがき  ■文庫版あとがき  ■解説 円堂郡司昭 アポロンのように美しい少年と噂される連続通り魔事件の容疑者……お笑い芸人志望の若者達の悲劇、、、 大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件……「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理4篇! 〈若さ〉という共通のテーマをもった作品集……4篇とも愉しめました、、、 連続殺傷犯とされアポロンの呼び名が付けられた高校生が逃走中に、未成年が被害者となる新たな事件が発生……少年法や少年犯罪における匿名性を扱った『アポロンのナイフ』、 人気上昇中の漫才コンビ雛人形の1人が殺される……若いお笑い芸人たちの野心の悲劇を描いた『雛人形を笑え』、 大学生時代の火村英生が名推理で同級生たちを驚かせるエピソードが披露される『探偵、青の時代』、 アンチエイジングのカリスマが邸宅の庭で遺体で発見され、謎解きとともに高校生・アリスの悲恋が明かされる……4人の容疑者から犯人を特定する推理がシンプルだけど印象的な『菩提樹荘の殺人』、 どの作品も青春の明と暗をミステリに巧く織り込んで描かれていてホントに面白かったですねー 作家アリスシリーズ、古書店でみつけたら即購入ですね!

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    久々に火村先生とアリスコンビを 関西がメインだと尚更感情移入がしやすくて情景が浮かびやすくさくさく読める 若さをテーマとした短編4集 あっという間に読破 そして短編であるけれど充実した中身でした 特に学生時代の火村先生のやりとりが見れたのはよかった やっぱりアリスシリーズ、大好きだなぁ

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    久しぶりに有栖川有栖さんの作品を読む(聴く) 自分に馴染み深い関西の地名や、アリスの関西弁が心地よい(笑) 若かりし頃の火村英生が登場したりして、短編集すべて楽しかったです。

    4
    投稿日: 2025.04.10
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    火村&アリスの短編集。 あとがきによると若さがテーマ。 2人よりもだいぶ若い頃から読んでる読者ですが、34歳の2人をいつの間にかだいぶ越して2人のこと若いなーと思うようになるとは思わなかった。 いつか50代くらいの2人も読んでみたい。 「アポロンのナイフ」 凶器が隠された理由がなるほどねーと。 一般的に社会派ミステリーと呼ばれるジャンルではないけど、ご時世を取り入れるのうまいよね。 「雛人形を笑え」 いろんな轢き逃げ芸能人の顔が頭をよぎる。 コマチさんがお笑い好きというのが判明する。 なんか妙にリアリティのある犯人の性格。 「探偵、青の時代」 アリスが学生時代の知り合いに火村の学生時代のエピソードを聞く話。 殺人事件ではないが、アリス以外の友達いない火村先生の解像度上がるエピソード。 「菩提樹荘の殺人」 『ダリの繭』以来(じゃないかも)のアリスの苦めの初恋エピソードが再び語られる回。 火村先生の過去も気になるといえば気になるけど、アリスと一緒に気長に待とうかと。

    0
    投稿日: 2025.04.04
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    「雛人形を笑え」、登場人物がそれぞれ青くて、余韻が切ない。昨今お笑いブームですが、改めてお笑い芸人って熱くて素敵だな。

    1
    投稿日: 2025.02.15
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    火村英生の作品は久しぶりだ。 「アポロンのナイフ」 しょっぱなから、わりと重めのテーマ。 ご都合主義ではなく、あっちはあっち、こっちはこっち。 「雛人形を笑え」 大阪の風景や、若い漫才師の姿が目に浮かぶ。 若手漫才師に造詣の深い女性刑事が印象的。 「探偵、青の時代」 短編なのに登場人物が多く、全員覚えきれんわー、と思ったが、 覚える必要はそれほどなく、サクッとオチてくれる。 自分が火村青年(?)と同じような仕打ちをうけたら気ぃわるいな、と。 「菩提樹荘の殺人」 表題作。わりと、所謂「胸糞」な被害者。 登場人物たちとのやり取りは興味深いが、 その割には犯人の動機が短絡的であっさりしすぎというかなんつーか。 どの作品にも言えることがだ、 関西の風景や世相が丁寧に描かれている。 ここのところ 「孤島の古城密室で起きた見立て殺人に名探偵が挑む!」 みたいな本が続いていたから、とても楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    犯罪学者火村英生。共通テーマ若さ。不老火村は30代前半。 アポロンのナイフ:少年犯罪。高校生殺害は通魔殺人と同一犯か。少年法考える/雛人形:芸人殺害/青の時代:学生火村/菩提樹荘:カリスマ殺

    13
    投稿日: 2024.12.09
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    何回目かわからない再読。 「探偵、青の時代」は火村先生の学生時代の話。 ちょっとほろ苦いなお話。 先生、友達いたんだなって失礼なこと思ったわw 「雛人形を笑え」での火村とアリスの漫才は普通に笑っちゃう。

    1
    投稿日: 2024.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    臨床犯罪学者・火村英生 シリーズ 「若さ」をモチーフにした短編四篇 「若さ」に対して、いろいろな切り口があり、短編の軽さの中にも、火村の推理は被害者や犯人の人柄に迫っており、面白かった。 少年法への憤り。若さ故の軽率さ。切なさ。歳を取ることへの捉え方。それぞれの話でちょっと考えさせられました。 火村と有栖川有栖の距離感が程よく、二人の掛け合いが読んでいて楽しかったです。 『未熟な少年が殺人などの重大事件を起こすと、大人たちは驚いたり恐れたりしますけど、それもおかしな話ですね。成人して、より分別がついた人間が殺人を犯す方が驚きや恐怖の対象になるはずなのに』 『彼はまたもや「しょうがない、すんでしまったことだ」と自分をあっさり赦し、すべてを流してしまおうとする。同じことの繰り返しです。そして─────アリバイまで捏造しようとした。人の心の弱さは、このような凶暴性を発揮するんですよ』 『人間というのは、波に乗っていたら余裕綽々で他人に優しくできますよね。謙虚になることも難しくない。不遇な境遇にある時にそういうふるまいができるかどうか、で本当の姿が判ります』

    71
    投稿日: 2024.11.10
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    「若さ」が共通の要素として組み込まれた中短編集。やはり火村英生の鋭い推理は読んでいて楽しい。成長段階の若い人間を描いた三作と、成長しきった上で「若さ」を追い求める人間を描いた表題作。ミステリ好きだけでなく、若い人が読んでも楽しめる作品。

    9
    投稿日: 2024.10.22
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    有栖川有栖という作家の名前は存じていたものの、初めて作品を読む。 タイトルの「菩提樹荘の殺人」を含む短編の殺人事件からなる1冊で、作家の有栖川と古くからの友人の火村教授が警察からの協力を仰ぎ事件の解決に挑む。作者と同じ名前の登場人物が出てくるのも面白かったし、いずれも解決編及び後日談がさらりと語られており、事件解決までのやり取りを楽しむ作品だった。

    0
    投稿日: 2024.01.28
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    最近は少し長編を読み続けていた感が自分の中であったので、久々に短編を読みたいなぁと本棚を見てたら自然と手が伸びました。 ほぼほぼミステリーしか読まない私ですが、やはり火村とアリスのコンビが漫才みたいな会話を繰り返しつつ事件を解決するのを見ているのが一番好きな時間かもしれません。 今回の4つの作品、全て「若さ」がモチーフになっていたんですね(作者さんもあとがきで言っていたので間違いないかと)。 それとは別に今回の事件は誰かの思い出も絡んでいたような気がするなぁ。 私はこの作品テレビドラマ版を先に観ているのもあって、原作だと火村の大学生時代の話はアリスが聞かせてもらうパターンだったんだ!?に一番驚きました……ドラマの方ではアリスが婆ちゃんに話してるストーリーだったのでてっきりそうなのかと……いやでも面白さは変わらないのですが。 火村は学生の時から全く変わってなくて何よりです。 個人的にそろそろ火村に纏わる過去が知りたくなって来ているのだけど、そこは明かされないままになるのかなぁ……たまーに「おっこれはそろそろ明かされるのか?」みたいな展開になったりすることもあるけど火村黙っちゃうもんね……あぁでも火村の謎が解ける時がこのシリーズの終わる時、とか見たことがある気もするのでまだ終わって欲しくないような……!!!

    8
    投稿日: 2023.12.18
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    短編集ではあるけど、とても読み応えがあって長編好きでも大満足できる一冊。 個人的には「雛人形を笑え」が一番おもしろかった。 全体を通して感じたのは、結果よりも過程が印象的であったなと。

    13
    投稿日: 2023.11.25
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    有栖川作品は読みやすく、サクサクっと読めてしまうので重たい作品の後には手が伸びる。 今回も短編集でとてもよみやすかった。 安定の有栖川作品。 (2023/10/8、他の読書管理サイトからお引越し。レビューは読了当時の記録。)

    0
    投稿日: 2023.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編。 初めて有栖川有栖さんだったから、実際に小説に出てきてエッセイかな?と思ってしまった。 でもそれがよかった。 どの話も若さが共通。

    0
    投稿日: 2023.06.15
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    若さが今回の短編のキーワード。少年犯罪。若き夢見るお笑い芸人、火村の大学時代の話、若々しいアンチエイジングの50代男性。それぞれ異なる若さでバラエティに富んだ短編集。特に面白かったのは、火村の大学時代の「探偵、青の時代」。短い作品ながらも火村の探偵能力の断片を見ることができ、よかった。

    0
    投稿日: 2022.08.24
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    '22年6月29日、Amazon audibleで、聴き終えました。確か、今回が2回目。 本棚を探したら、持っていなかったので…図書館で借りたのかな?それとも、誰かにあげちゃった? 本作も、大好きでしたが…「イヤミス」とまではいわないけど、ちょっと重い、人間のドロッとした点が目立つ作品集だったな、と…初読み時に感じたのを、今回聴いて、思い出しました(まあ、主に殺人事件を扱うのがミステリーなので、当たり前か?)。「アポロンのナイフ」と、「菩提樹荘の殺人」が、特に。 と、言うこと(?)で…作品の内容以外で、audibleで聴いて、思うところを…。 「国名シリーズ」の朗読者と比べて、今作の方は、登場人物の演じ分けがあまり意識的にされてないなぁ、と思いました。 僕にとって、決定的なデメリットは…登場人物を「聴いて分ける」のがしづらかった、という点。「国名」の方は、例えば火村とアリスは、聴いているだけでイッパツで聴き分けられます。勿論、他の人物達も。要は、「わかりづらい」ということかな。 その事でのメリットも感じて…それは、紙の本を読んでいる時の、「自分の感覚」に近かった、という点です。 僕独特の感覚、なのかな?普段読んでいる時は、登場人物達の「声色」は、あまり意識しないで読んでいたんだな、ということを、改めて意識しました。 ある読書家さんに、「映画化される時って、そこが…」という指摘をされて、「なるほど!そうか!」なんて、気付きました。どうしても、違和感…。 で、慣れって、恐ろしい…いつの間にか、「国名」の方の方の声色の演じ分けが、当たり前になってしまった…他の方の朗読や、紙の本を読む時に、また「違和感」を感じそう…トホホ┐(´д`)┌ 演者への批判ではありません。あくまでも僕の、感想です。audible未経験の方の、参考になれば…。

    8
    投稿日: 2022.06.29
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    4編の作品が収録。 少年犯罪を取り扱った『アポロンのナイフ』は、色々考えさせられる。 少年犯罪の増減や報道や個人の偏った正義感、なるほどなぁと思う。 表題作は若さについて2人の考え方を知ることが出来た。 老いというものをポジティブに受けいれていくことは大事だよなぁ。

    10
    投稿日: 2022.06.11
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    ちらちらと火村の影や過去が見えはじめたのは収穫。 また、火村の犯人への皮肉もきいていた。   順番間違えてインド倶楽部の謎を先に読んでしまい、???となって、何年も間が空いて、その間自分はいろんなライフイベント(シンプルに加齢とか)あって、大好きだったシリーズ追えないのではと思ったけどこれを読んだからちょっとやる気が出ました。   って、後半自分語りでしかないな???

    2
    投稿日: 2022.06.09
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    軽快な軽口を言い合うこのコンビが好きです。ある意味もうなんの心配も無く読めるミステリー。学生時代の火村さんもいい感じに変わった人で人気者でした。漫才のくだりは、笑いました。

    3
    投稿日: 2022.06.05
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    火村さんとアリスさんコンビでの作品。若さがテーマらしく、探偵青の時代では、火村さんの若い頃のことがわかり面白かった。

    5
    投稿日: 2022.05.05
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    kindle unlimited 作家アリスシリーズ。 短編(中編?)集。読みやすい。学生時代の火村が、その洞察力を披露するエピソードが良かった。

    0
    投稿日: 2022.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて有栖川有栖作品を読んだ 若さがモチーフになっていて自分と近しい考えかたを感じた 火村英生の過去の話が印象的だった

    0
    投稿日: 2022.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (中編)火村&有栖川シリーズ21  目 次 アポロンのナイフ 1 2 3 4 5 6 7 雛人形を笑え 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 探偵、青の時代 1 2 3 4 5 菩提樹荘の殺人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あとがき 文庫版あとがき 解説 円堂京都司昭

    0
    投稿日: 2021.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若さをモチーフにした4篇のお話。 どの話も様々な年代における「若さ」について考えさせられた。 特に表題作は、老いに抗うようなアンチエイジングの第一人者が被害者の話。 その流れで若さを考え、アリスが自分を創作の世界へと掻き立てた青春時代の苦い思い出を火村に吐露する場面が好き。揶揄するでもなく、それは辛かったなって受け止める火村先生も好き。2人の関係性が出ててとても好き。 「探偵、青の時代」も大好き。ツンツンツンツンな火村青年が、疎外感を感じながらもちょっと申し訳なさそうに謎解きする感じがなんともいえないね! 最後の現在のアリスの謎解きも可愛い。「俺の方がわかってんのさ」的などや感?的な(笑) 私は2人に高校生の時に出会ったけど、いつのまにか2人の年齢に追いつき、追い越してしまって、ちょっと寂しかったのだけれども、それは恙無いことでよかったなと、後書き読んで思い直した。 火村先生とアリスとほぼ同年代の今読むのと、もっと若い時に読むのと、更に歳を重ねてから読むのではきっとこの本の感じ方は違う気がする。今読めて良かった。また歳を重ねてから若さへ思いを馳せるために読み直そう。

    1
    投稿日: 2021.08.04
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    何度目かの再読。四編収録されているがどの話も「若さ」がモチーフとなっている。特に火村英生の大学生時代に起こったとあるエピソードを書いた「探偵、青の時代」ではまさに火村先生の若さが書かれている。どの事件もそこまで派手さはないが、火村とアリスの掛け合いが特に面白かった「雛人形を笑え」が、犯人の特定の瞬間の喜劇的要素も相まって面白く感じたかな。

    2
    投稿日: 2021.07.20
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    中学生の頃に読んでた有栖川作品を久々に読んだけど、火村と有栖と自分が同い年になっててショック…そんなに時が過ぎてたんだな… 子供の頃から現在までシリーズが続いてるのは嬉しい。作中の登場人物が年齢を重ねないのもありがたい。新しい作品なのに、昔懐かしい気分になれる。 何年経ってもやっぱ有栖川さんの本は面白いな。新シリーズも始まってるそうだし、そっちも読んでみたい。

    1
    投稿日: 2021.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4つの短編集。 どれも『若さ』をテーマにした お話だとか。 一つは火村英夫が大学の時の時間で 大学生の頃が垣間見えて面白かったです。 個人的には最初の『アポロン』が好き。 悲しいけど考えさせられる事件だな、と。 感想書いた本、800冊目。 なんとなく記念にw

    2
    投稿日: 2021.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テーマ若さ。 アポロンのナイフ 雛人形を笑え 探偵、青の時代 菩提樹荘の殺人(ぼだいじゅそう) アリスがもしも無事に年齢を重ねる事ができるのなら赤や黄色に染まってから散ってみたい。その方が面白そうだから この言葉好きです。

    1
    投稿日: 2020.11.09
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    若さをテーマにした短編集。 久々に火村シリーズ読んだけど、安定しておもしろかった。 探偵、青の時代が特に好きだった。大学生の頃の火村さんの話ももっと読みたい!

    2
    投稿日: 2020.05.07
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    爽やかな読後感が好きで、有栖川さんの本を読んでいます。 今回の短編集で印象に残ったのは「雛人形を笑え」と「探偵、青の時代」。自分の若い頃のもがいていた苦しいような気持ちを思い出しました。多分、アリスの感傷的な独白に引きずられてます。

    1
    投稿日: 2019.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若さがテーマの短編集 作家アリスシリーズらしく、犯罪についての火村の見解が語られるシーンが多くあり、ファンとしてはとても楽しい。特に少年犯罪についてのアポロンのナイフでの語りは興味深かった。犯人たる人物への口には出さない「いい大人が」という心境、この事件ではいかにも彼らしいと感じられてますますファンになった。

    1
    投稿日: 2019.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件。「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理四篇! 「アポロンのナイフ」の冒頭で、アリスが「情報鎖国」して一日中本読んで過ごす、っていうのをやってて、すごく羨ましい!と思った。集中して本読む時間欲しい!実際に同じことしたら、社会復帰できなくなりそうだけど… 少年Aのはなしはなるほど、と思った。 犯罪者の素性を公開する理由とか、実は少年犯罪は減っていることとか、興味深い。 青の時代 ほんとうに、青いなあ火村、というおはなし。 阿川さんは、あそこで会ったのがアリスじゃなくて火村だったら、声かけなかったんかな… 菩提樹 知ることがなくてもかまわない、境地。 アリスが、ここで自分の過去を火村に告白しちゃうのはすごく意外だったけど、ある程度昇華されて話せるようになったってことなんだろうな。 だからべつに、話したんだからお前も話せ、とはそれほど思ってないのでは。と思う。 ふたりが何か食べてる描写が好きだな。 ハムエッグをつくるアリス。 「ビールがおいしく飲めるように」グラスを用意するアリス。灰皿を催促する火村。 焼売もっと買えばよかったとぼやく火村。

    1
    投稿日: 2019.03.23
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    内容(「BOOK」データベースより)アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件。「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理四篇!

    0
    投稿日: 2018.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お気に入りは「菩提樹荘の殺人」と「探偵、青の時代」 「アポロンのナイフ」 少年法について触れたり社会派風 通り魔の方の動機も気になるけどそこが語られないからこそ重くなりすぎないのかも 女の子の方の犯人はわかったけどそこで思考が止まって全容は分からなかった…悔しい 今回解き方が綺麗だなって思った 「雛人形を笑え」 推理の方は全く閃かなかったというか解けるかい!笑 伏線は張ってあったとはいえ多少モヤモヤします 火村とアリスの会話が漫才なのは仲がいいのはもちろんとしてやっぱり京阪界隈に住んでるとそうなってくの…か……!? 「探偵、青の時代」 若き火村先生の活躍のお話 これも倒叙?なのか? 火村君の推理は助教時代と変わらず綺麗でした アリスが真相を見抜くとこは推理というか腐れ縁の成せるものというか…2人揃って初めて読者に真相がわかるのも楽しいなと思いました 「菩提樹荘の殺人」 犯人特定の決め手に思わず唸りました 自分も女だけど全く気づかなかった…! 被害者の服を脱がした理由も動機もなんとなく理解 表題作なだけあって面白かったです

    1
    投稿日: 2018.07.24
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    トリック自体はけっこう拍子抜けのものが多いのだが、有栖川御大の筆力はまったくしょぼさを感じさせない。メロディラインは凡庸だけど、歌がむちゃくちゃすごい、みたいな感じ。さすがである。 表題作、アリスと火村の学生時代を振り返るシーンは、なんだかジーンときた。

    0
    投稿日: 2017.08.28
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     「若さ」がテーマの四編ということもあってか、火村とアリスの時間の流れについて意識してしまう一冊。いつの間にやら、アリスもしっかりスマホ?を駆使するようになっているのだなぁ……(しみじみ)  という老けた感想はともかく、やはり有栖川さんと言おうか、本格推理作品としての完成度はいずれも高くて満足です。やや異色の「探偵、青の時代」は、探偵役の推理の論理展開を第三者視点で見守る、という作りが新鮮でした。

    0
    投稿日: 2017.06.22
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    内容(「BOOK」データベースより) アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件。「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理四篇!

    0
    投稿日: 2017.05.18
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    このシリーズは短編がいいのかな、お思っています。火村先生は理想的な探偵で、論理的な思考プロセスは一番しっくりきます。

    0
    投稿日: 2017.02.27
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    火村&アリスシリーズは昔大好きで読んでいたが、最近は少し遠ざかっていて、久々に読んだ本。内容は普通に面白かったが、若干結末がイマイチだなあと思うものも。この中では火村の学生時代を描いた「探偵、青の時代」が良かった。

    0
    投稿日: 2017.01.31
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    テーマは若さの四編。「探偵、青の時代」では大学生の頃の火村の様子が見られます。ただの飲み会なら来なかったと面と向かって言ってしまう火村、若いなあ。

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    投稿日: 2016.12.05
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    アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件。「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理四篇!

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    投稿日: 2016.07.10
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    いつも思うことですが作家の皆さんは自分の作品が映像化される時内容が大きく変わることに抵抗感はないのでしょうか。

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    投稿日: 2016.07.07
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    あとがきにあるように「若さ」が共通のテーマ。 好きなのは火村の学生時代の話「探偵、青の時代」。 アリス以外の同級生と話してるのが新鮮です。 いつもこっそり有栖川さんのあとがきを楽しみにしているのですが、 本書はあとがきがすごく好きでした。 アリスの処女作のタイトルは、 考えたのではなく、知ったんだと。 登場人物が実際にいる気がして嬉しくなりました。 火村の過去もいつか、知ることになるんでしょうか。。

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    投稿日: 2016.06.08
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    「若さ」をモチーフにした作家アリスシリーズの短編集。 「若さ」と重なる人間の「青さ」は感情を揺さぶりやすいことも起因してるのか、より他の短編集より楽しんで読めたなあという読後感。火村やアリスの過去とひもづいた箇所が多かったこともこの2人のファンとしては嬉しい。 「雛人形を笑え」はメイン登場人物がお笑い芸人(作中の言葉を借りるなら「笑芸」人)というこもあって、くすりと笑える箇所が多く、「青春」ストーリー的な要素もあって個人的に好きだった。 「探偵、青の時代」「菩提樹荘の殺人」はアリスや火村の過去について言及されててこの2人のファンであれば嬉しいところ。 「アポロンのナイフ」は少年犯罪についての知識や様々な立場の人間の見解が書かれてて読者へも問いかけをしているよう。 火村先生が「菩提樹荘の殺人」で語ったように年を取ることも悪くない、と若者に思わせるような年の取り方をしたいものだ。 (2016.3.27)

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    投稿日: 2016.03.28
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    “若さ”をテーマにした4つの中短編。 表題作が良かった。 但し完璧なロジックに対して、犯人の動機がどうしても弱く感じてしまう。 リアリティがない、とまでは言わない。むしろ、あのぼんやりとした感じがかえって現実にありそうな気もするが、やはり「本当にそれだけで人を殺そうなんて思うだろうか」と考えてしまう。 生々しい部分、犯人の感情だったり、被害者との関係性を表すシーンだったりが描かれていれば違ったように思うが“本格ミステリ”としては蛇足、なのだろうか。

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    投稿日: 2016.03.17
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    若さをテーマにしているという言葉通り 作品全体に青々とした情景が広がっています。 少年犯罪、青春群像劇、アンチエイジング 最近は年を取っても若々しい人が多く、そういった表面上の若さや美しさに漠然と憧れを抱いていました。 しかし、 若い奴らの希望になるのは、 こういうふうに老いることができるんだ と教えてくれるような老人だろう という火村先生の言葉にハッとした。 老いることに意味や価値を見出し、老いに寄り添えている人間を見る方が心が安らぐ 年老いてなお若々しい人たちに憧れを抱きつつ、どこか不可解な心地になっていたのはこういう理由だったのですね。 本当に素敵だと思うのは 老いを享受し、目尻にシワをたたえて笑っている老人なのかもしれない 個人的には火村先生の学生時代や、アリスの永遠の未発表作品について触れられているエピソードが嬉しかったです。

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    投稿日: 2016.03.16
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    短〜中編4作を収めた作品。 未成年による犯罪、芸人の死、主人公の大学時代の話、アンチエイジングのカリスマ殺人。どれも「若さ」がテーマ。 作者は短編から長編まで何でもこなす器用さがあるけど、ここ数作の短編はいささか物足りなかった。 でもこの単行本の作品はどれも過不足なく綺麗にまとまっている気がする。 ドラマは見ていないけど、この作者の作品はどれも映像が頭に浮かびやすいのでTV映えするだろうな、と思う。登場人物の立ち方も人気が出そうなエッセンス盛りだくさんだし。 しかし火村先生の過去を匂わすだけ匂わせて、なんの新情報も無いのはそろそろツラくないか?

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    投稿日: 2016.03.08
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    「若さ」をテーマにした一冊だそうで。あ、火村アリスシリーズです。 若き日の火村さんを描いているのは結構珍しいのでファンにはたまらない一冊・・かどうかは知りませんが。 火村さんの過去の「殺人衝動」についての話は出てきそうで残念ながら結局わからずじまい。あとがきを読んでみるに・・もしかしてまだ考えてないってことなのだろうか?!いつかは書かれるのだろうか??

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    投稿日: 2016.02.19
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     火村とアリスの活躍を描く短編4編収録の作品集。  読んでいて思わず安心してしまう、今作も抜群の安定感。作品の出来不出来以上に、火村とアリスがワイワイとやっているだけで、なんとなく安心してしまいます。ミステリを読みにきているというよりは、この二人や各近畿圏内のの警察官の方々に会うために読みにきている面もあるかもしれないです。  今作で最も印象的だったのは「アポロンのナイフ」  都内で17歳の少年による通り魔殺人が発生し、少年は逃走する。少年法のため公開での指名手配ができない中、アリスの住む大阪で似た手口の事件が起こる。  ミステリなのでどこを捻ってくるのかな、なんて思いながら読んでいたのですが、犯人の動機がいろいろ考えさせられる印象深いものでした。少年法の是非はいろいろあるし、どの意見もうなずけるところがあるので、こうした動機も説得感を持って読まされてしまいました。  火村の大学時代のエピソードが描かれる「探偵、青の時代」は、昔から火村は火村だったんだなあ、となんだかほほえましくなる作品でした。  漫才師の殺人事件が描かれる「雛人形を笑え」は、小説を創りだすアリスがネタを創りだす漫才師と心情をシンクロさせたり、漫才師に勝るとも劣らぬ(?)火村とアリスの掛け合いが楽しかったです。  表題作「菩提樹荘の殺人」はアンチエイジングのカリスマの殺人事件。若さをめぐるアリスと火村のやり取りも面白かったのですが、事件自体も、なぜ死体は服を脱がされていたのか、という謎や、被害者をめぐる人間関係も興味深く、ミステリとしても面白かったです。

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    投稿日: 2016.01.30
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    作家アリスシリーズの短編集。ちょうどドラマ化に合わせた文庫化。 「若さ」がテーマであり、著者あとがきまで読むと分からなくもないが、いうほどそういう印象はない。 一方で、解説にある著者が書きたい内容や想いをシリーズを使い分けて表現している、というのには納得した。 そういう、自分が国内現代本格ミステリの担い手であることに責任を持ち、より多面的な作品展開していることはとても素晴らしいことだと思う。 そしてなにより、同シリーズは特に、安定して読み応えがあることは感動的ですらある。 3+

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    投稿日: 2016.01.23
  • テーマは「若さ」。 読みやすい一冊です。

    表題作含む「若さ」をテーマにした4本の短篇集。 「アポロンのナイフ」少年法について、実名報道の是非や意義など、現代社会のリアルさを感じた。 「雛人形を笑え」どう考えても不自然な部分が最後まで触れられてなくて、それがオチになってて少々肩透かし。火村先生とアリスの漫才的やりとりは軽妙で楽しかった。 「探偵、青の時代」若かりし頃の火村先生…は、やはり火村先生でした。 「菩提樹荘の殺人事件」アリスが火村に過去を話したのが印象的。火村の傷もいつかアリスに晒されるのだろうか。それにつけても被害者のゲスさたるや。

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    投稿日: 2016.01.22
  • 火村シリーズ初心者にもオススメ

    火村シリーズの短編集(全4編)。個々の短編は独立しているものの、どれも「若さ」というモチーフが入っていて、それが短編集としてのカラーにもなっています。 火村シリーズの入門書としては『46番目の密室』(刊行順に読む)や「国名」シリーズの短編集(代表的な短編集から読む)あたりをオススメしてきましたが、今ならこの『菩提樹荘の殺人』から入るというのもアリかもしれません。本書では、火村とアリスの出会い、火村が臨床犯罪学者になった理由、アリスがミステリを書くきっかけとなった事件など、これまでシリーズの中で書かれてきた背景エピソードに一通り触れることができるからです。多少省略されている部分もありますが、これだけ押さえておけば、次にシリーズのどの作品を読んでも大丈夫だと思います。 「アポロンのナイフ」……少年犯罪を扱った作品。高校生の男女を殺したのは、連続通り魔事件を起こして逃亡中の美少年なのか? 個人的には、火村が語る少年犯罪の発生件数や法律関係の話が興味深かったです。 「雛人形を笑え」……殺されたのは若手漫才師の女性。解決に至るまでの道筋が変則的なので、華麗な推理を期待していると肩すかしを食うかも。高柳刑事の意外な趣味と、火村とアリスの漫才めいたやりとりに笑いました。 「探偵、青の時代」……アリスが学生時代の知人から、当時の火村の名探偵ぶりを聞く話。現在にもつながる鋭い観察眼に感心したり、すごく真面目な学生だったんだな、と驚いたり。ただ、学生とはいえ、自転車に乗る火村の姿だけは想像しにくかったなあ……。 「菩提樹荘の殺人」……いつまでも若々しい「アンチエイジングのカリスマ」が殺される。真犯人を導く根拠や被害者が服を脱がされていた理由が、思いつきそうで思いつかなかったです。老化に対する火村の意見には共感する部分もありましたが、そういう火村は(アリスも)永遠の34歳なんですよね。そう思うとちょっと複雑。

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    投稿日: 2016.01.22
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    久しぶりに、探偵火村の活躍だったが、テレビドラマ化するそうだ。 うむ、イメージと俳優が一致しないのはいつものことかな。

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    投稿日: 2016.01.17
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    【「臨床犯罪学者・火村英生」斎藤工×窪田正孝で1月より連続ドラマ化】お笑い芸人志望の若者、アンチエイジングのカリスマ等、「若さ」をモチーフとした作品集。学生時代の火村英生の名推理もキラリ。

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    投稿日: 2016.01.05