
総合評価
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powered by ブクログいやいや痛快痛快!! 理屈抜きに楽しく読めました。 映画のポスターの影響もあるかもしれないけれど登場人物がイメージしやすく立体的に読むことができた。
0投稿日: 2007.12.24
powered by ブクログ貧乏神や疫病神、果ては死神にとりつかれながら、懸命に生きる武士の話です。 今年、映画にもなりましたね。 ラストはホロッとさせられました。 限りある命が虚しいのではなく、限りある命ゆえに輝かしいのだ。 自己中心的に物事の損得をいちいち判断するのではなく、広い視野を持って自分の信念を貫くことの偉大さを教えてくれました。 主人公の彦四郎のように、なんでも自分ひとりだけ律義にこなそうとすれば、周囲の人間と衝突したり、余計なトラブルを起こしてしまうんですね。 僕が今、職場で置かれている状況とリンクしてしまい、考えさせられました。 時代小説ですが読みやすく、おもしろかったです。
0投稿日: 2007.12.24
powered by ブクログ2007/12/01 sat 読みたいと思いつつ、なかなか手が伸びず、 結局は頂いちゃった本です。(笑) 一気に読めなかったのが残念。 これは一気に読む本です。 運の無い御徒士が、酔って手を合わせた祠は、 なんと…大変な憑神だったわけですが…。 笑いあり、涙あり、 御徒士の成長も楽しめました。 宿替えには、笑えました。 そんな制度、アリかい?? 浅田ワールドのもう一つの面白さかな。 それにしても、そんな簡単に情にほだされて 宿替えしていいんかいな…(笑) ラストはフェイドアウトな感じですが、 私的にはアリかな。 主人公がカッコ良く感じました。
0投稿日: 2007.12.11
powered by ブクログ「さすが浅田次郎」と思わせる時代小説です。 酔った勢いで神頼み。 しかし、現れたのは貧乏神、疫病神、死神。 主人公彦四郎は、貧乏神と疫病神は「宿替え」で難を逃れたものの、死神を「宿替え」することは出来ず、武士として相応しい死に場所を探す。 運に見放されながらも、一途な主人公の生き様が、ユーモラスに、そして最後は真摯な姿で描かれています。 時代小説が苦手な人にも、お薦めします。 たくさんの人に読んで欲しい作品です。
0投稿日: 2007.11.25
powered by ブクログ2007/11/4読了。 浅田次郎、上手い! 輪違屋や壬生義士伝と異なり軽妙なタッチで書かれている。 とかく正直者が馬鹿を見るこの世の中、 江戸の昔からそうだったのだろう。 武士の在り方を真剣に考え、その通りに生きようとする別所彦四郎。 「義のために生きる」。自分はもちろん今の日本では益々珍しい考え方になってきていると思うが、かつては日本人の美徳の一部であったものだろう。 また「限りある人生だからこそ輝ける」という考えも目新しいものではないが、なるほど!と言う感じ。 余談だが榎本釜次郎は実在の人物で、幕軍として殉死していれば楠正成級のヒーローにもなれたほどの人物であったそうだ。 ぜんぜん知らなかったが、物語の中では伝法な物言いをする合理的で尚且つ男気のある少しお調子者に描かれている。
0投稿日: 2007.11.09
powered by ブクログ精錬潔癖、文武両道、真の侍と呼ぶにふさわしいにもかかわらず、あまりにあまりに運がなく、出世の道も閉ざされ、実家に出戻ってきた御家人別所彦三郎。 偶然見つけた祠に手を合わせたのがさらなる運のつき あらわれた神は貧乏神であった・・・ 幕末の誰もが士道を見失いかけていたこの時代に、江戸時代の侍の心を一人でしょって立った男のお話 かっこよすぎる また泣かされちゃいました。 一読の価値あり!
0投稿日: 2007.11.06
powered by ブクログ近の浅田次郎のは「椿山」とか「百マイル」とか 泣かせようとするのがクドく感じることもあってんけど、 これはそこまででもなく、すっきりと読みやすかったです。 登場人物の心情がちょこちょこ変わったり、 感涙も抱腹もせーへんかったけど、 仁義を大切にする浅田次郎らしさは十分に出てました。 ちょっとちゃらけた壬生義士伝って感じかな。
0投稿日: 2007.10.23
powered by ブクログ人の良過ぎる主人公にやきもきしたけど、最後はホロっと泣かされました。武士道とは何ぞやですね。 映画も見てみたくなりました。 キャストが面白いし、本を読む時もキャストを当てはめてみたら楽しかったです♪
0投稿日: 2007.10.21
powered by ブクログエンターテイメント性が強い作品を久しぶりに読みました。 映画化ということだけあって、興味があったので、早速文庫本を購入。 三人の神様とのやりとりが少なくて、少し物足りなかったかな……と思いますが、ストーリーのテンポ、流れとしては好みです。 幕末時代のお話です。
0投稿日: 2007.10.05
powered by ブクログ今まで読んだ浅田次郎の作品の中で一番面白かったです。時代背景や設定などが最後に活きていて、非常に納得・感動しました。
0投稿日: 2007.09.29
powered by ブクログ今日電車に乗る前に読む本がないことに気づいて買った一冊。 これの映画見たかったんだけど見る時間がなくて断念。 いやー、面白かった。 義理人情とか武士の道を滔々と述べて堅苦しい雰囲気を出しながら 内容はうまくコメディにまとめあげている。 でもって最後は泣かせ。 浅田次郎お得意のパターンだね (というほどに浅田次郎を読み込んではいないけど)。 わざと難解にしてるところとタルいところと泣かせが絶妙のバランス。 やっぱ時代劇だからかな。 『プリズンホテル』と『王妃の館』は最初っからコメディだったから 笑わせ方と泣かせ方にやらせっぽさを感じたけど、 こっちはナチュラルに読めた。
0投稿日: 2007.09.29
powered by ブクログ最初はつまんないなーと思って 止めてしまった本。 しばらく寝かせてもう一度読んだら、 実は面白かったw 江戸という時代の最期を 見事に散っていった彦四郎に あっぱれです。
0投稿日: 2007.09.28
powered by ブクログ浅田文学の大きな特徴は「つかみの巧さ」と「登場人物の完全なる美化」にあると思うんですが、その真骨頂的な作品。 ただ今回はそのキャラの美化をやりすぎた感が否めないお話。冴えない貧乏御家人が、三人の疫病神に次から次にとりつかれてワーワーする展開は楽しいんだけど、オチのつけ方が「なんだかなぁ」とちょっと苦笑してしまう感じ。
0投稿日: 2007.09.15
powered by ブクログ江戸時代も現在も、格差社会に変わりはなし。真面目な努力が報われないのなら神頼みも納得できるけれど… 映画は妻夫木聡、夏木マリ、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、森迫永依、笛木優子。
0投稿日: 2007.09.12
powered by ブクログ面白い!! こんどはコミカルで軽快なテンポで別の顔を見せてくださった浅田次郎さん。マルチな才能の方だなぁー。読む作品ごとに、ぜんぜん別の人が書いたような印象を受けます。これは、映画や舞台になったのもうなずける。だって面白い!!一本筋の通っている彦四郎が気持ちいい。 武士道とは死ぬことと見つけたり は有名ですが、それと相反するようでいて、結局は同じことを言っている彦四郎の台詞 「限りある命が虚しいのではない。限りある命ゆえに輝かしいのだ。武士道はそれに尽きる。生きよ。」 これは胸を貫く名台詞です。 変わろうとしている時代のなかで、サムライとしてしか生き抜くことのできない彦四郎を、馬鹿という人もいれば損をしてるって言う人もいるだろうと思う。でも、己の信ずるものが一本通った生き様は、美しい!!!小文吾もいいよね〜☆私の中でのキャストは完全に荒川良々さんなんですが、舞台でも映画でも違ったらしい。。残念。 3人の憑神のユニークなキャラクターも、笑ってしまうようなセリフのやりとりも、とにかく登場人物たちが全て愛さずにはいられない!魅力溢れる人物ばかり。軽いテンポですごくかっこいい侠気を語ってくれるような、はじめての感覚でした。限りある命を真剣に生きてこそ、神にすら持てないものを人は持てるのかもしれないね。うん。流されず奢らず真面目に生きよう私。これオススメです。映画も見てみたいな!
0投稿日: 2007.09.07
powered by ブクログ貧乏神にとりつかれようと・・・疫病神にとりつかれようと・・・道を生きれば、という心になった一冊。人気の出る理由が良く分かる。おすすめ。
0投稿日: 2007.09.02
powered by ブクログ久しぶりに『浅田次郎』の本を読んだ。この本は映画化され、学校の図書館にあったので読んでみた。話の内容は、幕末でありながらも侍として生きる彦四郎の生き様を描いている。話の中には江戸当時の風習などが書かれてている。すごく彦四郎のまっすぐな生き方に感動した。だが、話が古典調であるために、よむのがやや難儀であった。
0投稿日: 2007.08.31
powered by ブクログ人としての生き方をそれとなく示唆してくれているといったところだろうか。幕末の時代設定ながら、その意図するところは現代に相通ずるものが。全く時代小説ではないと思われる。(もちろん御徒組とかの設定はさすがちゃんとしているようですが。)(映画のキャスティングイメージが抜けなかった。)
0投稿日: 2007.08.28
powered by ブクログ途中まではポンポンと進んでいくのだけれど、なんだか先が読める感じでおや?と思いっぱなし。 でも、ラストは衝撃でした!ここで、今までの流れを断ち切るかのようなどんでん返しに「流石」と思わせる浅田次郎の凄さがありました。でも、なんとなく量の割には話があんまりまとまっていないような気がしないでもない。神様がなんか思ったより脇役…
0投稿日: 2007.08.26
powered by ブクログ不幸の中にも幸せあり。多くの厄病神に祟られても、めげず、前向きに生きていく姿に励まされます。なせばなる。
0投稿日: 2007.08.21
powered by ブクログおもしろかったんだけど、歴史が苦手なもんで、いまいち歴史的なことが理解できなっかったけど、いろんなことを考えさせてくれる話ではないかと思うけど、なんか主人公みんなに愛されすぎじゃない?
0投稿日: 2007.08.16
powered by ブクログ映画を観たので読んでみました。 物語の展開のテンポは、映画のほうがよかった。 でも、原作を改ざん(!)しているわけでもないので、まあ、映像と文章の差、という程度でしょうか。 にしてもわたしは江戸時代のお家至上主義が嫌いです。 ですので彦四郎の思考には最後まで付いていけませんでした。 むしろダメ兄貴の烙印を押された左兵衛の思考のほうが理解できます。 そう考えるに、江戸時代に生まれなくて、ほんとによかった。
0投稿日: 2007.08.15
powered by ブクログ時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。
0投稿日: 2007.08.13
powered by ブクログ江戸ファンタジーなストーリーかと思って読み始めたが、最後は浅田次郎らしい終わり方。武士道を貫く主人公。こりゃ映画化の主人公選択ミスだな、と思った。(070809)
0投稿日: 2007.08.09
powered by ブクログ●別に私は時代小説愛好家でもなければ、心底浅田次郎氏を尊敬しているわけでもないのですが、前回読んだ『お腹召しませ』がたいした傑作だったので、ま、これも試してみようかね、とレンタル。 結論から言うと、当たりでした・・・・・さすがだ。感服。 ●武家の次男で、養子縁組先から出戻った冷や飯食らいの30男が主人公。 彼自身は悪い人間ではないのだが、どうにも運のないしょぼしょぼ人生。 兄が主人となった実家に居ても、老母ともども肩身が狭い暮らしぶりなんであった。 そんな彼が酔いにまかせたとある晩、河原で古ぼけた祠を見つけ、もしかしたらご利益あるかも〜?とささやかな期待とともに、手を合わせてしまったのが運の尽き。 その祠に祭られていたのは、世にも恐ろしい神様だったのです・・・! ●てなわけで、基本的に不運な主人公と神様たちのドタバタで笑わせる一方、老母や周辺の人たちとの関わり、主人公の身の律し方で涙腺もほどよく刺激してくれると言う、よく出来たお話です。 『プリズンホテル』のノリを時代小説でやってるって感じ。て、あれほど無茶苦茶じゃないけどね☆ いやあ、小文吾いい味出してんなあ(笑) 満足いたしました♪ ・・・とはいえ。 『お腹召しませ』もこの『憑神』も、浅田次郎作品としては、飛びぬけた傑作だとは思えません。 相当面白いけど、浅田作品としてはたぶんアベレージ。 重松清や宮部みゆきと同様、職人肌の作家さんですわいな。 それがすごいんだけどねー。(´Д`) ま、面白いことは間違いないので、一度おためし下さい。●・・・て書いてたら映画化されてた。妻夫木くんはいいっすよ!観てないけど。
0投稿日: 2007.08.07
powered by ブクログ時は幕末。文武に長けているが生来の生真面目な性格が災いして出世ができず、騙されて婿養子先から離縁された武家の次男坊・別所彦四郎は「向島にある三囲り(みめぐり)稲荷にお参りすると出世が出来る」と蕎麦屋のおやじから話を聞き、偶然見つけた「三巡(みめぐり)稲荷」に手を合わせる。しかしそこは同じ「みめぐり」でも、貧乏神・疫病神・死神の三つの神が巡ってくるとんでもない祠であった。 表紙絵に描かれた、一見災いの神とは思えないユーモラスな姿の神々たちは小説の中でも神しからぬ人情味溢れる行動をとってなんだかんだと彦四郎の危機を救ってくれる。 背景には「武士の生き方とは何か」「人は神に勝てないのか」というずっしりしたテーマがあるが語り口が軽やかでどんどん読み進められる。
0投稿日: 2007.08.02
powered by ブクログ3人の災いの神に取り憑かれてしまった主人公。次々と訪れる不幸におもわず笑ってしまう。笑って終わると思ったが、ラストはちょっと予想外だった。違った角度から書かれた「ラストサムライ」。
0投稿日: 2007.07.26
powered by ブクログ時は幕末、貧乏武士の次男坊、別所彦四郎は各上の家へ入り婿に入ったのだが後継ぎが出来ると離縁され、実家の離れで母親と暮らすしがない毎日。 ある日ひょんな事から土手で見つけた荒れた祠に手をあわせたことから3人の神様に憑かれる事となる。 貧乏神に疫病神、3番目の神はもっとも手ごわくて... 幕末、それまでの価値観ががらりと変わり、混乱する時代の中で 何を信じ、どう生きるか、そしてどう死ぬか... 久々の時代小説 やはり読みなれないと言葉や言い回しに少し苦労したけれど 段々と慣れてくると彦四郎と憑神さまや蕎麦屋の主人との会話なんてまるで落語のようでリズムがありおもしろかったです。 命に限りがあるからこそ人の命は輝いている ラストにいくに従って盛り上がっていくのだけれど (w_−; ウゥ・・今ひとつ私には難解で... やっぱ、武士の気持ちがわからんわ(T_T) ごめんなさい。
0投稿日: 2007.07.22
powered by ブクログ話題の本ですね。割と早く手をつけました。浅田さん、久々のヒット(すみません)!よかったっす。もう悲惨なことが続くのに悲しくない。浅田のにーさんのいいとこっすね。
0投稿日: 2007.07.16
powered by ブクログ時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。 あまり笑えないし、泣けない… でも江戸時代の民衆の暮らしがよく分かった。
0投稿日: 2007.07.16
powered by ブクログ人はいかに生きるべきか……。運に見放された挙句、悪神にまで取り憑かれた主人公が、様々な苦難の果てに答えを見つけ出していく。その潔い決断に男気を感じた。
0投稿日: 2007.07.15
powered by ブクログ楽しいです!浅田ワールド最高です。 笑いあり、人情ありで、どんどん読み進めたくなる内容です。 おつやちゃん、かわいいな・・・・
0投稿日: 2007.07.11
powered by ブクログお話は好きなのですが、映画のキャスティングを知ってて読んでいるのでどうしてもそのイメージしか持てずちょっと損した感じ 本を読む時は自分の中で登場人物を想像しながら読む方がスキなので〜
0投稿日: 2007.07.06
powered by ブクログ映画が非常に気になって原作を読んでみました。すごく面白いです。貧乏神、疫病神、死神が温かく描かれています。
0投稿日: 2007.07.05
powered by ブクログあっさりと読める一作。ほんわかとした雰囲気があるけど、少しだけ勿体無いなとも思ってしまう。ラストはこれしか道はないのだろうかと少し考えてしまう。時代が時代でなければ……(時代小説に不思議が混じった話)
0投稿日: 2007.06.28
powered by ブクログ文武両道に優れているのにとことんついていない彦四郎にとり憑いたのは貧乏神、厄病神、死神だった・・・。幕末という時代にまっすぐに生きた姿は胸を打たれます。抱腹絶倒と帯に書いてあったけど、どこで笑うんだろう?って思った・・・。でも泣けます。ラストの姿で。
0投稿日: 2007.06.27
powered by ブクログ能力はあるのに不遇なお侍。今でも充分困ってるのに3人の不幸の神様に取り付かれて・・・。高校の頃に読みたかったです。自分には、自分の考えを通すだけの力があると思ってた頃に。当時なら神様に定められた運命でさえ変えてしまう彦四郎の芯の強さにもっと共感できたと思います。世の流れ、周りの考えがどんなであっても、自分が信じる道をとる。10代の自分が憧れた姿であり、今となっては遠い理想像です。
0投稿日: 2007.06.25
powered by ブクログ面白い!! 時代物はちょっと苦手やったんですが、読みやすかったです。 最後読み終わって、爽快感でいっぱいになりました。
0投稿日: 2007.06.25
powered by ブクログどっかで聞いたような、読んだような・・・。 浅田次郎さん、最近手抜きしてるの?と疑ってしまいました。
0投稿日: 2007.06.25
powered by ブクログ神様に憑かれた主人公。本当は文武両道なのに次男に生まれてしまったせいで家を継ぐこともできず不幸な彼。終わり方が本当に彼の幸せなのかはわからないけれど、涙が出そうになった。
0投稿日: 2007.06.24
powered by ブクログすばらしい人材を生かすも殺すもその人の生き様ってことでしょうか。 何を目的に生きていけばいいのかを考えさせられた。 愛らしい貧乏神・疫病神・死神のキャラクターがいきていた。 朝田次郎のほんはぽっぽや以来だから、ずいぶんと趣のちがう、あかるい印象をうけたよ。
0投稿日: 2007.06.24
powered by ブクログ信念を貫いた彦四郎の生き様はカッコイイと思った。あたしは理想を追い求めつつも、結局周りを意識してしまいがちだ。今の私にとてもタイムリーな本だった。
0投稿日: 2007.06.23
powered by ブクログ時代物の小説は苦手だったけど、映画化されるのと浅田次郎ならってのがあって読んでみた。やっぱり読みにくかったし当時の人々の生活とか風習とかわかんないから曖昧なまま読み飛ばしたところもあるけど、おもしろかった。彦四郎がただの善人じゃなくて人間らしいところをちゃんと持ってて、でも周りに愛され助けられながら苦難に立ち向かっていく様に、最後ちょっとうるっときた。
0投稿日: 2007.06.19
powered by ブクログ文武に秀で、忠義の心にも篤いにも関わらず出世の道からは遠く見放された下級武士の彦四郎と、彼がひょんな事から拝んでしまった稲荷から出てきた迷惑な“憑神”さまとの物語。次々に降掛る厄災に立ち向かう様は抱腹絶倒とまではいかないが、十分に面白い。物語の〆はあからさまに感動的ですらあるが、落とし方としてはそれでイイと思う。お勧めです。
0投稿日: 2007.06.15
powered by ブクログ久々に感動した作品。 設定は漫画のようですが、斬新であり、文章も読みやすくまとまっています。 最後の最後まで終わりが読めず、どうオチをつけるのかわくわくして読みました。 映画のようなラストは必見。
0投稿日: 2007.06.14
powered by ブクログ「人を呪わば〜」をしみじみ実感してしまう作品。ユーモアに溢れた子気味良い流れですが、個人的にはラストがちょーっっと格好良過ぎかなと。
0投稿日: 2007.06.04
powered by ブクログ途中まで面白かったけれど、 ラストが好きじゃなかったです。 幕末&歴史好きな人にはたまらないのかもしれないですが、ワタシはファンタジー志向なので。 なんで、こうなるの?と唐突な展開に思えました。
0投稿日: 2007.06.01
powered by ブクログ妻夫木聡主演で映画化されますが、私としては2007年9月に新橋演舞場で中村橋之助主演で舞台化されるのが楽しみ。それはさておき幕末の時代が動こうとするとき、身分は低いなかで文武にすぐれた立派な侍が不運続きで少しでも身をたてようとうっかり拝んだのは災厄をもたらす稲荷だった……という設定が秀逸。この作家は「何かに殉じる」ことを筋にすることが多いけれど、これもそのひとつ。つい笑ってしまいつつ最後にほろっとさせるのはこの作家の巧さだが、あまりに立派なその覚悟が小市民な私には少し馴染めなくて★ひとつ減。専業主婦の母は「どんなに志が立派だろうが、自分のプライドのために妻子を養うことができない男は夫としては最低」と斬って捨てました。さすが、生活に根ざした言葉は強い。
0投稿日: 2007.05.26
powered by ブクログ貧乏神と疫病神は他人に押し付けることにそう抵抗もなかったのに、最後の神だけは「武士道に反する」というのは少し乱暴かな。まぁでも全体的には良くできている作品です。徳川の世が終わる時代に、愚直に徳川家に忠誠を誓うのが彦四郎と時代の流れを見極めて身の振り方を決する多くの人々。その対比と、武士として、何のために生き、そして死にゆくかを考えさせつつも、ライトなノリで書き上げています。宮部もそうだけど歴史もののなかでも、やっぱり江戸の庶民の生活を描いた作品はいい。ラストは結構あついです。妻夫木くん主演で映画化されるとのことですが、彦四郎に妻夫木くんはちょっと若いんじゃないかなぁ。
0投稿日: 2007.05.21
powered by ブクログ帯にいわく「抱腹絶倒にして感涙必須」 そんな事を書かれると「プリズンホテル」や「きんぴか」の時代劇版と思うじゃないですか。 確かにね、系列としてはそうですよ。でも「プリズンホテル」や「きんぴか」のはじけ方では無い。随分、縮こまってしまった感じです。 確かに大商人の形をした貧乏神、横綱格の相撲取りの疫病神、少女の死神は意表をついて笑えますけどね。抱腹絶倒までは到達せず、せめてニヤリのレベルか。感涙も沸き起こらず。。。 面白くなかったわけでは無いのですが。期待が多すぎた分、その反動で☆3つかな。
0投稿日: 2007.05.08
powered by ブクログ多分面白いと思うのですが、頭の中でつまぶ○くんが走り回り過ぎて思うように楽しめませんでした……イメージが合わなかったんです。残念無念です。北村薫が美しい日本語を書く人ならば、浅田氏は「情緒ある日本語を書く人」だと思うのです。大好きだ。
0投稿日: 2007.05.05
powered by ブクログ浅田氏お得意の幕末の御徒を主役に据えた小説。 帯には抱腹絶倒にして感涙必至とありましたがそこまで面白くも無く感動も無かった。 まあニヤリとしたぐらいか。 それでも小説としては及第点以上だしそこそこ楽しめた。
0投稿日: 2007.05.01
powered by ブクログ貧乏神、疫病神、死神にとり憑かれる下級武士。馬鹿なんだけど憎めない。 幕末から明治にかけての混沌とした時代を背景に、榎本武陽や勝海舟などが歴史上の人物も登場。なかなかに面白い。
0投稿日: 2007.04.25
powered by ブクログ幕末を舞台に、御徒士の冷や飯食いに取り付いた稲荷の神様とは・・「手を締めたおまえが悪い」ってなわけで浅田調の滑稽話の筈なんですが、時代や人を描いて現代と比較させます。そこが、むしろ中途半端な印象になったかも。それにしても軽くない部分も読みやすく、無理あるんじゃないかって設定もごまかされて流される。さすが浅田次郎なんですが・・彼の作品の中ではおススメというほどでも。。
0投稿日: 2006.12.10
