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重力ピエロ
重力ピエロ
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価

2591件)
3.9
705
913
639
111
27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今まで読んだ小説の中で1番面白かった、また読みたいと思った本はこれが初めて 泉と春の関係性だとか、家族愛だとか、最初から最後までずーーっと話が美しくて、読み進める手が止まらなかった 興奮しながら感想メモにまとめた

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごい好きだった。春が2階から落ちてきたの始まりは有名だから知っていたけれど、内容は全く知らず、有名だし読んでみよう〜の気持ちで読んだ。 春のセリフがいちいち好きで、兄弟のやり取りはずっと読んでいたい心地良さだった。 レイプ、そこから生まれた子供、放火、殺人、キーワードだけでいうと重くていい気分になる話とは到底思えないけれど、読後のこの気持ち、というか読んでる間ずっと、本当に重力がない気分。イズミが望んだ通り、重力はなくなり、春が幸せに生きられますようにとただ願う気持ち。 「兄貴も気をつけたほうがいい。まっすぐに行こうと思えば思うほど、道を逸れるものだからね。生きていくのと一緒だよ。まっすぐに生きていこうと思えば、どこかで折れてしまう。かと言って、曲がれ曲がれ、と思ってると本当に曲がる」 「不幸だとか、病気だとか、仕事が忙しいだとか、とにかく、自分が他の誰よりも大変な人生を送っている。そういう顔をしている。それに比べれば、あの鳩のほうが偉い。自分が一番つらいとは思ってもいない」

    1
    投稿日: 2026.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的に初の伊坂幸太郎デビューの本だったが、難しく考えさせてしまう内容だった。 ミステリーではあるけど、DNAとか時たま出てくる有名な走れメロスの話は、あまり理解できなかった。単調に進んでいくため、驚きや起承転結がなだらかな印象。 もっと衝撃的な展開が欲しかった。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    散りばめられた伏線の回収、始まりと終わりのつながりがとても気持ちよく、本を読む手が止まりませんでした。 個人的には、元々臆病で心配性だったはずのイズミが、最終的には覚悟を決めるまでに至る成長が良いと思いました。 とはいえ、親父の前では本来のイズミが出ている気がして人間らしさも感じました。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    放火と落書きと遺伝子と家族愛の話。 「お前は俺に似て、嘘が下手だ。」の台詞でめちゃくちゃ感動した。家族みんな素敵すぎる。 お母さんが絵で審査員の尻をぶったたくシーンと、ビルの管理人に萩の月を持って謝りに行くシーンすき。 ジャンルを問わずいろいろな小ネタが文章中で出てきて、とにかく読んでておもしろかった。

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通に考えて家族(特に春)の背負った因果が辛すぎる。お父さんの人格が素晴らしすぎて、読んでいて救われる。こんな人、現実ではなかなかいないよなぁ…。方々に迷惑をかけまくる放火という手段はいただけないけど、レイプ犯への報復はいいぞやったれ!て感じ。

    8
    投稿日: 2026.01.03
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    ノートに書き綴った祈りのCTG、感動泣 結末は意外ではなかったけど、不可解な行動が最後に繋がっていく展開にワクワクしてすっと読めた! 生物好きだから遺伝子つながり面白かった〜!!! 春は鬱々とした怒りと悲しみと疎外感を抱えて辛かっただろうな。お前は俺の息子だという父の言葉と、犯人への怒りでここまで生きてこれたのだなと感じた。 憎しみに生きるのは辛いだろうな。子供に自分の人生を生きてもらうために、中絶は認められるべき手段だよなぁと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    思ったより普通だったな、というのが正直な感想。 もっと驚きというか、そこがそうなるの!?みたいなものを期待してしまっていたんだと思う。 展開がちょっと想像できてしまった部分もあったから、そのせいかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    「家族」や「血のつながり」は色々な要因で多くの人を縛り付けるものだと思う。それは本書のような強固な絆であることもあれば、呪縛のようなものになってしまうこともある。ただ、そんな枠組みも考え方ひとつで、すべては自分次第になる、そう考えればそこまで気負いするものではないのかもしれない。 春の内面や考え、思想をもっと掘り下げてほしいと感じなくもないが、そこをやり始めるとこの読後感にはならないだろうし、そういうのをある程度排するのが伊坂幸太郎の良さとも感じる。 あとはとにかく、軽快でウィットに富んだ会話が心地よいので、伊坂幸太郎節を浴びるにはぴったり。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    最初の一文で全て心が持っていかれた。 兄弟が仲良いというか、絆が良かった。 昔読んで再読したが、呼んだ時と環境やら、自分の受け取り方やら色んなことが変わっているからなのか、前よりも響いた。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    若い頃に読んだ本です。当時はとても心に刺さったと記憶しています。ただ、今読み返そうにしても、もはや心には刺さらないのではないかと思います。ま

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    めちゃよかったー˙ᴥ˙ 「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」 重たいテーマなのにどこか明るい。 知的なユーモアや、全てが繋がる後半での伏線回収、読み止まらなかったです。 父親が素敵すぎる 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」 救いのある結末でよかった

    15
    投稿日: 2025.12.22
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    「楽しそうに生きてれば、地球の重力なんてなくなる」 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ」 かなり重厚な小説で、素敵なフレーズがたくさん出てきましたが、その中でも特に好きな考えのセリフを書き出しました。 陽気に振る舞い、自分の思いを伝える。 そんな生き方も美しいなと感じる作品でした。

    1
    投稿日: 2025.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の大事な人(大事にしたい人)のことは何があっても信じ続ける。 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 ピエロは、重力を忘れさせるために、メイクをし、玉に乗り、空中ブランコで優雅に空を飛び、時には不恰好に転ぶ。何かを忘れさせるために、だ。私が常識や法律を持ち出すまでもなく、重力は放っておいても働いてくる。それならば、唯一の兄弟である私は、その重力に逆らってみせるべきではないか。 ここにこの物語の全てが詰まってる。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    大分前に読んで内容を忘れていました。先日、BSの本を紹介する番組で伊坂幸太郎さんを取り上げていてこの作品を激賞していたので再読しました。主人公の兄弟2人に末期がんの父親が語る言葉にぐっときました。古さを感じさせない作品でさすが伊坂さんというストーリーでした。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ。重いものを背負いながらタップを踏むように」 すごく良い。ストーリーももちろんだが、言い回し、言葉のチョイス一つ一つが、一度手を止めて何度も味わいたくなる。 ー彼女は、不要なカードを場に捨てるような言い方をした。 とか ー還暦を過ぎた人間は、ジャンプとは無縁だと決めつけていた。 とか。なんだろう、200m走の途中でツバメが横切るような(上手くないな) ストーリーはハートウォーミング。強力なミステリや謎解きではない。それを求めてないし、求めるべきでもない。「伊坂幸太郎の小説を味わう」という喜びを満喫できる。たぶん。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「春が二階から落ちてきた」という冒頭の一文は、最初はとても情緒的な比喩表現だと思って読んでいた。しかし物語が進むにつれて、それが文字通り、弟の春が物理的に落ちてきた出来事だったと分かり、強い印象を残す。 それでも春という存在は、泉にとって「冬のあとに突然やってくる春」のようでもあり、比喩としても非常に美しい。物理的な出来事と心情的な意味の両方が重なり合って描かれているのが印象的だった。 放火魔を追う展開や、街中のグラフィティを消して回る描写など、少しアンダーグラウンドな世界が垣間見える一方で、日本のどこかに実際にあってもおかしくない物語だとも感じた。 映画のキャッチコピーである「家族の愛は重力を超える。」という言葉も、原作を読めばその意味がよく分かる。 腹違いで、しかも複雑な事情を抱えた兄弟であっても、確かにそこには「家族」が存在している。 良かった。

    2
    投稿日: 2025.12.14
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    だいぶ前に読んでから、しばらく読んでいなかったので再読。どんな内容かも忘れてしまっていたので、ほぼ新鮮な気持ちで読めました。久しぶりに読んで思ったことは、伊坂さんはこの本を通じて訴えたかったことは何か、訴えたいと思った背景にはどんなものがあったのか。というものでした。そして、テーマの一つであろう悲しい出来事が、現実世界でも減っていく世の中であるといいなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    落書き、連続放火事件、春の境遇とか人生あたりが主に描かれていたけど、一番は家族愛、兄弟愛が根底にあって、この物語をつないでた気がした。 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ。」 この言葉に本当に救われた。 春は狂ってた。でも同じくらい周りのみんなも狂ってた。そこがめっちゃ好きだった。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書き出しと最後がリンクしているのがとても綺麗。春に対して「お前は俺に似て嘘が下手だ」と言う父の優しさ良かった。ミステリーではないかな、犯人は春だろうと最初から予想できてしまった。挿話が面白い。特に母と競馬で万馬券を当てる話が好きだ。最後まで春がレイプされそうになっている同級生を助けた時に被害者もバットで殴った理由は分からずじまい、、自分と重ねて戒めとか????

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    2025.10読了 伊坂幸太郎さん初作品 最初の1行から既に引き込まれた、たった1行なのにもうインパクトが強い。 内容としては春の生い立ちが中々壮絶で、それでも家族という強い絆を感じることが出来るのが救いだなと感じた。 重めの内容にもかかわらずユーモア溢れる言葉の数々で楽しく読み進めることができ、伊坂ワールドとはこれか!と感じることが出来た。 最初の1行とラストの1行、言葉の持つ意味が全く変わる点も含めスタイリッシュさとユーモアが全開でとても良かった。

    4
    投稿日: 2025.11.28
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    家族、兄弟の揺るぎない関係を描いた作品。 当たり前のように存在することであっても、それをものともしない絆に感動しました。 (あまり書くとネタバレになるので…。) DNA(遺伝子)の話が出てきて、化学が好きな私にはとても面白く読めました。 TTAGGG!

    59
    投稿日: 2025.11.27
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    春が二階から落ちてきた。冒頭でこの作品は面白いと思った。読書を趣味としてまだ1ヶ月程度の私にはこんなに斬新で読者の心を揺るがす1文を人間がかけるのかとひどく関心した。内容は遺伝子・放火・重力をキーワードとした小説。放火現場の予想を登場人物の「私」と読者である「私」二人で推理しているような錯覚を起こし大変楽しく読むことが出来た。また放火犯の全貌が露になるのと同時に読者である「私」もひどく絶望し、ページをめくるのが億劫になった。最後はほんのり涙しそうになる内容。読書初心者の私でも十分に楽しめた内容でした。

    4
    投稿日: 2025.11.27
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    何回目かの再読。最近いろいろな作家さんの本を読むようにしているけど、やっぱり自分は伊坂作品の世界観が好きだし、この本が好きだなとしみじみ感じた。 ジャンルとしてはいろんな犯罪が出てくるし、ミステリーに分類されるのかもしれない。けれど、この本は家族の話であり兄弟の話というほうがしっくりとくる。 初めて読んだのは大学生のころだったが、それから何年も経って改めて読むとお父さんの優しさと強さが胸にグッとくる。 「俺たちは最強の家族だ」 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」 深刻な状況でこんなことをさらっといえる大人っていいなと思った。 個人的にはお母さんの「気休め」と競馬場のエピソードも好きだ。 まだ伊坂作品を読んだことのない人に、最初の一冊として何を贈るかは伊坂ファンの悩みの種だと思う。久々に再読して思ったが、やっぱりこの本だと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    “春が二階から落ちてきた” 一度読むと忘れられない、とても印象的な書き出し。 読み進めると重いテーマのお話ですが、回想に出てくる家族とのエピソードや、お父さんの言葉は良かったです。 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」 この言葉には胸が詰まって泣きそうになりました。 うーん⋯賛否あると思うのですが、レイプ犯は春に殺され、兄の泉水が警察に出頭する必要はない、何も悪いことはしていないのだから、といったようなことを言う場面は少しモヤッとしました。 罪は罪だと言う春の言葉が正しいと私は思います。 ラッシュライフの黒澤さんが好きなキャラだったので、わりとたくさん登場シーンがあり嬉しくなりました。

    3
    投稿日: 2025.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』 「春が二階から落ちてきた−」 そんな文章から始まるこの小説。春は主人公泉水の弟。性的な暴力に対する嫌悪感が強く、校内で起きようとしていた自分には無関係なレイプ事件も殴り込んで止めたくらい。 仙台に住む泉水と春の一家は、母が過去に未成年から暴行被害を受け、その結果として弟の春が生まれていた。家族は春を深く愛し、父を中心に一家は壊れずに暮らしてきた。兄の泉水はその過去を知りつつ、大人になり、遺伝子を扱う研究職に就く。春は高い身体能力を持ち、類稀な美術の才能を持つなど、どこか常人とは違う感性を持ち、大人になる。 時が流れ、仙台の町で奇妙な落書き(グラフィティ)が連続して出現し始める。さらに同じ時期に、町では連続的に小規模な放火事件が発生する。泉水は落書きに一定の規則があることに気づき、春と共にその意味を追い始める… この作品もまた伊坂幸太郎さんの傑作だと思います。書く作品書く作品、どれもみんな傑作になるのはすごいですよね。 過酷な過去と向き合う春。 その過去を理解し、ともに生きていこうとする泉水。 「それでも人は生きていける」 「悲しみの中にも、軽やかさはある」 そんな伊坂幸太郎らしい、優しくて強いメッセージが作品全体に流れています。 「見ろよ、仁リッチ。ここの中で叫んでいた。 染色体であるとか、遺伝子であるとか、血の繋がりであるとか、そういったものを父は軽々と飛び越えてしまった。」

    5
    投稿日: 2025.11.23
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    春の悲しい生い立ちと人格形成に思いを馳せると胸が痛くなるが、兄や両親との絆に救われる。家族っていいな、と気付かされた。 ガンジーや文豪の含蓄のある言葉が登場するたび考えさせられ、深い教養を得られる良書だと思った。ミステリー要素もあり、知的好奇心も刺激され、引き込まれた。

    2
    投稿日: 2025.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2人の先輩から薦めていただいたにも関わらず、2年も積読してしまった本をようやく読み終えた。 購入したままこれまで読んでいなかった自分を、なんで読まないんだと問いただしたいくらいにおもしろかった。 小説に限らず様々な作品に触れていると、なんとなく展開を予想してしまう。 本書についても例外ではなかったが、うっすら予想しているものとそれほど外れてはいないのに、真実が明らかになるのと同時に少しの衝撃が心を揺さぶる。 この感覚は、放火犯を追い続ける中で弟と向き合うことになる「私」の心情を追体験していた証拠だと思う。それくらい、見事な描写だった。 だからこそ、 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」 終盤でのこの一言で、言葉には到底できない感情が一気に心の中を駆け巡り、胸が締め付けられて涙が止まらなくなる。 ここに来るために、456ページを歩んできたようにすら感じた。 遠くに暮らす兄に会いに行きたくなった。

    3
    投稿日: 2025.11.16
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    自立が怪しいヒールの様な本 ホールの中で響き渡り、本屋で敬遠されるほどの鋭い主張を持ったこの靴の踵を少しばかり浮かせて歩く様な配慮が必要な物語です。 こんなにも細分化され、目印を多くつけ、丁寧に梱包されているのに、平然と放り投げる様な粗雑さが愛おしい。間違った不在票が入っていた時くらいのダルさにクスッと心を持って行かれる。 じゃがりこの如くサクサクと取り込んでしまう私に憤る。汚れた眼鏡で見るくらいじゃないと、この物語から出て来れなくなる。 まっすぐ行こうと思うほど、道を逸れる。 チーターは獲物を逃すことが多い。地上最速の脚力を持ちながらも、失敗を繰り返す肉食獣は、何かを達観しているに違いない。 善はカタツムリの速度で進む くはぁ。。、 温かいお茶を飲んだかの様に満たされる私の内部構造が愛おしい。私生活で歪み淀み荒んだ心が外部との隔たりをなくし平坦な砂利道に戻してくれる。 削れ、内部が剥き出しとなっても履き崩したい。愛着という言葉では軽すぎて、固執という言葉では重過ぎる気がする。その人だけが思い返せる進んできた道の険しさを、いとも簡単に表現してしまうのですね。

    1
    投稿日: 2025.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまで読んだ小説の中で一番感動したかもしれない。 遺伝子という実存して消えない重力のようなものを消した家族の話。 春は間違いなく気休めが好きな母親と嘘をつくのが下手な父親の子供だった。

    3
    投稿日: 2025.11.06
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    兄の泉水と弟の春のやり取りがとても軽快で面白く、作品のテーマも父親とは何か、兄弟の苦悩とその家族の背景などを考えると悲しい物語である。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大量の伏線と思える箇所に出会っては、自分なりに考えながら読むのがとても面白かった。ただ、春の「どんな事柄にも意味があると思うのは、人間の悪い癖だよ」という文を読んだときには、まるで自分のことを言われたようでドキッとした笑。 印象に残ったフレーズは、夏子さんの「自身に根拠があるのって卑怯な気がしませんか?」というセリフだった。根拠がないけど願掛けを大切にする春、そして兄がいればなんでもできると信じる彼にぴったりだと思った。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    今回の作品も情報量が半端じゃない 遺伝子の話や、桃太郎、ラスコーの壁画、フェルマーの最終定理やらなんやらが詰め込まれてるけど、それによって読む度にワクワクされられた。

    1
    投稿日: 2025.10.27
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    読み終わって、不思議な感覚になった。 正解ってこの世にはないと感じた。 強姦されて、産まれてきたことが幸せなのか不幸なのか、それも分からないが、春の苦しみはとても奥が深いものだと感じた。

    6
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の伊坂幸太郎作品より間接的で哲学的な話が多く、終盤以外は正直ページが進みにくかったが、終盤は安定の伏線回収と重いテーマなのに爽やかな読後感にしてくれる。 とは言え、伊坂幸太郎といえば!と期待していた分、うーん…と思ってしまった。 個人的に、殺人の話はフィクションとしてフラットに見れるが、女性だからかレイプなどを含む話は胸糞感マシマシになるからかも? お父さんの性格というか存在自体が素敵だった! ーーーピエロは重力を忘れさせるために、メイクをし、玉に乗り、空中ブランコで優雅に空を飛び、ときには不格好に転ぶ。何かを忘れさせるためにだ。

    1
    投稿日: 2025.10.21
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    映画に自分の家が映っているというだけで読み始めたが、儚くて強く、一周回って綺麗だと言える本だった。文章に伝える力があった。タイトルの付け方も素晴らしい。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真面目な兄と女嫌いの美形の弟の話。 弟の出自が悲惨だが、それを乗り越える家族愛が良かった。 母親が強い女性だと思った。 映画化もされているが面白かった。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    映画を先に見てしまったが故に、中盤まで集中できず、なかなか進まなかったのが惜しいというか、後悔。 本を先に読むべきだったな。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・ミステリー仕立ての復讐小説/家族(兄弟)小説 ・半分しか血の繋がらない「私」と「春」 ・遺伝子の強さか、家族の強さか ・善か悪か ・犯人は弟の「春」。実の父を殺す話。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次から魅力的な興味を惹く言葉が羅列されていて「オングストローム」「ヘップバーニング」「エンジン、円陣、猿人」など、その期待値に読む前からそれら語感だけでご飯一杯は食べられる仕様になっている。タイトル自体も初見はどういう意味?と訝りながら読み進めるけどその造語の意味する巧みさにうーむと唸る。春のした事、泉水の下した判断を論じるよりも春が毎日毎日考え続けたというその苦悩の深さに着目したい。さもすると崩れそうなアイデンティティが家族の愛でセメントのようにガッチリ固められた春は最強に美しく強かった。

    1
    投稿日: 2025.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    黒澤さん目当てで読みました。 今回は探偵としてのお仕事、しっかりやってます。 もちろん本業も。 泉と春の兄弟、放火、過去のレイプ事件、父親の病気、遺伝子などたくさんの要素があるのにきちんと全部まとまります。 素晴らしい作品でした。

    0
    投稿日: 2025.09.25
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    読了感があり素晴らしい本だった。 話が過去と現在を行ったり来たりするがとても自然で読みやすく、最後もスッキリ感のある終わり方でとても好きな本の一つになった。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    「春がニ階から落ちてきた」 この冒頭の一文を未読者は一体どのような場面を想像するだろうか。 兄弟の絆、家族の想いや葛藤、真相で明かされる驚きと感動の結末。 ジャンル区分できない奇跡の小説に、私は出会ってしまった。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    当時、映画から入って読んだ センシティブなものが流行った時代だった気がする 『春が二階から落ちてきた。(p9)』

    0
    投稿日: 2025.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の内容としては、非常に理解しやすかった。 登場人物もそれ程、多くなくて初心者向け? 何より章題が多い。ページを開いてビックリ。 自分はワクワクしながら読み進めることができた。 内容や展開にいいね!というわけではなく、登場人物たちの、特に、家族愛、兄弟間での信頼、絆などに感動した。 「俺たち兄弟は最強じゃないか、兄貴」 春が兄へ向かって言ったセリフ 「お前は俺に似て、嘘が下手だ」 父が春に向けて言ったセリフ 血が繋がっていなくとも、遺伝子が同じじゃなくとも、きっとこの3人は、いや、母も含めて4人は、本当の家族なんだろうなぁ、と最強の家族だなぁと感じた。

    1
    投稿日: 2025.09.16
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    同僚が貸してくれた。映画も気になってたけど、観ていないままだった。 読みやすくて、ちょっと知的な洒落た感じもあって、確かに面白いけど、イマドキの誰かと似たような感じもあって、 この人の小説、読んだことあったっけ、なかったけ…?という、正直そんな感じだった。 とはいえ、ラストに向かうにつれて引き込まれて、終盤はまさかの涙…。 家族って、不思議な関係だなぁと思う。 根底にある題材は重いけど、父親と兄弟の関係が温かくて、終始それに救われる気がした。 神様に答えを教えてほしいと思ったとき、「自分で考えろ!」と「答え」を言われ、 「正解はないんだろう」となる。 ここに出てくる登場人物は自分が矛盾していることも堂々と認める。 これが自分にとっての正解だ、と自分で納得するほかない。 人はみな自分の理屈や考えで生きていて、それが他者には到底理解できないこともあると思う。 お互いを認めて尊重できればいいけど、なかなか難しい時もあるだろう。 わかり合えれば、それは幸せだ。 自分のことを一番よくわかってくれている、それが家族だったり、家族のような関係性だったりするんだろう。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。でもこれはよかった。 何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはないからかも 全文はブログで www.akapannotes.com

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    面白いけど知識を要するミステリーは好みでないかも!? テーマも展開もハートフルでそこは良かったです。 登場人物の感情表現がかなり少ないと感じた。 だからこそ会話シーンも淡々と進み読みやすいのだが、そこも好みではないかも。。。

    14
    投稿日: 2025.09.08
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    冒頭からいきなり引き込まれる文章表現、他作品、偉人の言葉からの引用、テンポよく展開していくストーリーがこの作品の魅力だと感じた。 ただ、登場人物達のどこかスカした雰囲気のあるユーモアのセンスは自分の性には合わなかった。 また後半からはほぼ展開が分かってしまう点もマイナス。

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    ミステリーとしてはまあまあだし、ありきたりな感じだったけど、終わり方は良かった。 主人公の考え方は、理解できるものが多かった。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    重力ピエロ、その意味がわかった時思わず感嘆‼️ はじまり方とおわり方の綺麗さ。 登場人物の人格の作り込みが素晴らしい。 理性的ではあるものの 反論の余地がある自論を展開してくれると よりその人の人柄がわかるような気分になる。 それにしても作者が博識すぎて驚く。 多くの偉人の言葉が引用されていて 知識を獲得しながら読み進めていく感覚も 楽しかった。 春が完全に間違ってるとは言えないけど 正しい訳ではない。 でも春は読者に許されたい訳ではないだろうから 別に良いのだと思う。

    13
    投稿日: 2025.09.03
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    この本は、まことと、傍らに珈琲を。がおすすめしてくれて読んだ。まこと、傍らに珈琲を。、ありがとう! 「春が二階から落ちてきた」という物語の始まりにいきなり驚かされる。 主人公は、泉水(いずみ)という男性。かれには、春という弟がいる。父、母との4人の家族には暗い過去があった。 ある日、泉水の住む街で連続放火事件がおこり、現場のすぐ近くには英語で書かれたグラフィティアートが、必ず見つかる。放火とグラフィティアートに関連性はあるのか。泉水が謎解きに挑みはじめるが・・・。 とても面白かった!小説のテーマは重いテーマだと思うのだが、登場人物の会話にはユーモアがあって面白く読みすすめられた。 一人一人のキャラクターが立っていて、描写も目に浮かぶような細かな描写でその場にいるような気持ちでハラハラドキドキできる。 それと、ミステリー小説なんだけど人間ドラマのようなものも描かれていて、気持ちが温かくなるシーンもたくさんあった。登場人物が自分の信念のようなものをガンジーとか、偉人の言葉を通して話すシーンも好きだ。 読後感も良かったので、ミステリーをあまり読んだことがない人にもぜひおすすめしたい。

    23
    投稿日: 2025.08.31
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    後半になるにつれ胸が苦しくなっていく。 人は普段地球の重力を感じない。常に重力と戦っている春。父親の優しさが痛いくらいに胸を締め付ける。

    18
    投稿日: 2025.08.29
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    兎に角、お父さんの存在が兄弟を救ってきたんだなと 終盤のお父さんの言葉でぼろぼろ泣いちゃった。 春を産む選択をした両親は立派だったけど その選択をする人は少ないだろうな、、私だったらって考えて辛くなった。 成敗されて気が晴れた。 あと今となっては電話発明したのは、ベルじゃなくてメウッチ。 p.106 本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ 重いものを背負いながら、タップを踏むように

    3
    投稿日: 2025.08.28
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    遺伝子関連会社勤務の兄泉水と、レイプ犯の子供の弟春。連続放火と謎のグラフィティーアート、そして遺伝子のルールが絶妙に交差。 物語の結末に向けたいくつかの伏線もあり、読み応えのある素晴らしい作品。

    1
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テーマは重たい。こんなテーマ、ふつうに読んだら最悪な読後感になりそうなのに、なんて軽く、それでいてちゃんとした味付け!  なんていうか、自分の中のモラルとか常識のようなものがくちゃくちゃになります。 この終わりでもよい、というかこの終わりだからよい! となります。 わたしてきには、とくに学びがあるなあ、とか考えさせられるなあ、とかではなく、ただただ面白いなあ、という読書体験でした。

    2
    投稿日: 2025.08.18
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    犯人とか因果関係とかはすぐ分かってしまったけれど、そういうことではなかった。 すごく複雑な定義というか、家族愛、血が繋がっていること。自分は瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読んだ次の日に、本作を読んだので、家族愛についてすごく考えさせられた。 明るいだけじゃないし、幸せだけでもないし、複雑だけど、最後はスッキリできた。

    4
    投稿日: 2025.08.17
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    独特な伊坂幸太郎ならではのペースで話が進んでいく。 何となく途中から犯人は想像できた。 親子、兄弟の会話を含む関係性がセンスあるな〜と感じた。 例え話や偉人の言葉など、読んでいてたくさん出てきて面白かった。 「春が2階から落ちてきた」 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべき」

    2
    投稿日: 2025.08.16
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    後半にかけて読むスピードがどんどん速くなっていく、心臓の音に伴って。もしかして、もしかして、と思いながら進めて行く物語の流れは美しかった。春の心情は書かれていないけれども兄だからこそ分かる気持ちだったり客観的な視点だったりしたからこそ見えてくるものもあった。きっと春目線だったら「重力ピエロ」の意味は分からなかっただろうな。

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    いわゆる重たい事情がある家族の愛に関する場面に対して、謎解きのようなストーリーがリズミカルに進んでいき、そのバランスが丁度良い。 個人的には、展開が予想できる場面が多くミステリー小説として読むのには少し物足りなかったが、伏線がしっかり回収されていて後味は良い。 表現力のある主人公の視点から書かれる、家族に対する分析、そこに付随する主人公の心情描写が好き。 非日常過ぎないところが、飽きずに読み進みられた。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    春がやったことはなんら問題なし。 警察に出頭する流れにならなくて本当に良かった。 性暴力の被害を受けた側の苦悩の深さが伝わるのとともに、家族というものの尊さがとても感じられた。 兄弟っていいな。

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    4.5の評価が選べたらいいのに 結末はそんなに衝撃じゃないけど、家族っていいなあって思えた 読みやすくていい本

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『春が二階から落ちてきた』という特徴的な一文から始める本書。ずっと気になっていたため、読むことができて良かった。 遺伝子という難しい理系的な要素をミステリーとして面白く成立させているのがすごいと感じた。 トリックが綺麗すぎて、途中で先が予測できてしまったのが少し残念だった。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    伊坂作品の中でもリアリズム感が強い。 春が2階から落ちてきたから始まり、ガンジーや遺伝子など、何も関係ないところから一点に収束させていく文章は見事。 内容が内容なので苦手かと思ったがやはり面白い。 死神の精度にも春は出てきている?

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    【再読】 軽快な会話のやり取りや風変わりな物語の設定など、伊坂さんらしさが土台としてしっかりありつつ、どこか他の作品とは少し違う感じがする作品でした。 おそらく学生の時以来に読んだと思いますが、もっと軽快でポップな話の印象だったので、時間が経って読むと感じることも色々変わってるんだなと、再読の面白さに改めて気づけた読書体験でした。

    0
    投稿日: 2025.07.20
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    ペッパーズ・ゴーストとギャングシリーズしか読んだことないけれど、現時点では一番面白い伊坂幸太郎作品だった。おなじみのテンポの良い会話と、ミステリー要素がちょうどいい感じに楽しめた。 家族の中では春の変人ぶりが目立っていたが、両親や兄である泉水もそれなりに変わっていると思った。それでもお互いに信頼し合っているのがいい関係だな思った。特に、最後の方の「お前は嘘をつくのが下手だな」のシーンは感動した。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前から伊坂幸太郎さんの名前はよく聞いていて、「会話が軽快でテンポが良く、でも深いテーマがある作風」だと知り、いつか読んでみたいと思っていました。 『重力ピエロ』は特に人気が高く、「人生で一度は読むべき小説」と紹介されていたことがきっかけで手に取りました。 読み始めてすぐに引き込まれたのは、兄・泉水(いずみ)と弟・春という兄弟の会話のテンポの良さと、どこか不思議なユーモア。 日常の中に軽やかさを感じる一方で、物語が進むにつれ、家族に起きた過去の事件や、現在進行形で起きている放火事件など、暗く重たいテーマが浮かび上がってきます。 特に印象に残ったのは、「本当に正しいこととは何か?」という問いが、物語の至るところで問いかけられていることです。 春の純粋さと危うさ、そして兄の泉水が抱える葛藤――ふたりの兄弟がそれぞれの正義や信念を胸に行動する姿は、とても切なく、そして力強かったです。 また、父親の存在も深く印象に残りました。 血のつながりを超えて、「家族としてどう生きるか」を真正面から示してくれるその姿に、何度も胸が熱くなりました。 伊坂さんの特徴である、ユーモアと哀しみ、そして社会的なメッセージが絶妙なバランスで織り交ぜられた作品で、読み終えた後にはじんわりとした余韻と、静かな勇気のようなものが残りました。 「重力に逆らって生きようとするピエロ」のように、過去や痛みに引きずられず、自分の意志で前に進んでいく――そんな姿勢をもらえる、力のある一冊でした。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    繊細な人物描写がミステリアスさをより立体的なものにしていた。一本の映画を観たような満足感で、心に残るものがあった。

    0
    投稿日: 2025.06.20
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    再読。そして久しぶりの伊坂幸太郎さん。犯人は早々に分かっていたが、家族の葛藤とか春の気持ちが読み応えあり、良かったです。昔の映画、加瀬亮さんの泉水と岡田将生さんの春も観たい。

    2
    投稿日: 2025.06.19
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    学生の時に読んで以来の再読。 『春が二階から落ちてきた』始まりと終わりがいいですよね。これは記憶に残っていましたが内容はほぼ忘れていました(^^;; 最後の方はおもしろかった(^^)弟の春と兄の泉が本当の兄弟とは何かを気づかせてくれる、そんなお話しでした。

    52
    投稿日: 2025.06.17
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    「春が二階から落ちてきた」 2000年前後(おそらく?)の仙台が舞台 兄の泉水と弟の春は、連続放火事件とグラフィティアートとの関連性を見出し、犯人を待ち伏せする 真犯人はなんとなく予想つく展開ではあったけど、手術を待つ父親や春のストーカー夏子さんなど個性的なキャラクターが光りあっという間に読了 兄弟のテンポの良い博識な会話もおもしろかった!

    1
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重力ピエロとは ピエロが空中ブランコから飛ぶとき、みんな重力のことを忘れる。  楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消えるということ。 物語の舞台である仙台で連続放火事件が起こっており、その事件を紐解く糸口を主人公の弟"春"が見つけた為、主人公、弟、そして父で問題を解決しようと話が進んでいく。 結論から言うとその犯人は弟であった。実は弟は実の父から生まれておらず、昔、母がレイプ魔に犯された時に生まれた子供であることが明らかにされているが、そのレイプ魔である実の父を殺害するために事件を起こした。 この小説は推理小説のようでありながら、兄弟小説、家族小説、と表現したくなる内容であり、最後はとても感動させられた。 心に残った場所は、弟が実の父を殺害した後、兄弟揃って入院中の父親の元を訪ねる場面があったのだが、父は事件の大半を知っており、兄弟に何があったのか?と訪ねても2人とも何もなかったと嘘をつく。しかし父は、「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」と血は繋がっていないものの、理屈を通り越して春との親子のつながりを証明していた部分にとても心がスッキリした気持ちとなった。 一番大事なことは血の繋がりではなくて人と人との心の繋がりであると感じた。 2018/5

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    説明的すぎたんだろうな。 どれも、まあ、そうだよなの展開。 あえてそうにしてるんだろうけど、それにしてもつまらなかったです。

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    読み始める前に想像していたものとは少し違って掴みどころのない印象を受けた。次々と放火事件が起こる中で二人の兄弟の絆や父親との関係性に心を打たれました。特に最初一文が印象的で、最後との繋がりが素晴らしかったです。

    6
    投稿日: 2025.06.01
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    ミステリーなのに純分に針が触れてるのおもろい。 ミステリーの価値としては犯人も容疑者が少ないから分かっちゃう分、そこまで高くない。 だからどちらかといえばドラマとして見るのが良い。 ロックバンドとか偉人とかの名言を引用することは多々あったが、今回は群を抜いて多いからやっぱり寓意としての意味が強いと思う。残念ながら、人の罪や家族のつながりとかだいぶ多方面にある気がするから個人的にはちょっと分かりずらい。 ただ文章の構成。特に解説で語られた通り主人公の語り口と位置が凝ってる。現実味がない物語のはずなのに主人公が読者に寄り添った形になるから、他人事だとは思えない。語り手の位置を上手く利用した作品だと思う。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知性を感じさせる内容で文系の私には少し苦労したが、分かりやすく賢くなった気持ちになれた。 結末はそこまで驚く結果ではなかったけれど、一度読んでみては?と思う本。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    複雑な家庭環境の兄弟が自分たちの問題にけりをつけるまでを描く、呪いとも言うべき宿命を背負った家族の絆と鎖の物語。 今作のテーマは「遺伝子」 と「頭文字」で、全編通して見事にまとまっている。ストーリー自体は悲壮な話だが、テンポがよく登場人物の個性も強いので軽快に読める。家族とは何か、血とは何か、をこの上なくライトに描き切った名作だと思う。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    巻き込まれ主人公と掴みどころのない相棒(今回は訳ありの弟)といういつもの伊坂幸太郎の構図が心地よく感じる。ミステリー風になっており、そこも楽しめた。ショートストーリーの連作でテンポも良く、相変わらずのセンスでクスリと笑わされる。重力ピエロというタイトルにはあまりしっくりこなかった。どちらかと言うと遺伝子がらみだったので、そっち系の方が良かったかも。なぜか仁リッチが印象に残った。味わい深い教訓めいた言葉も散りばめられており、総じて面白くサクっと読めた。大好き度❤️❤️

    16
    投稿日: 2025.05.23
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    何となく犯人の想像はつくのですが、作り込まれた謎が少しずつ解かれていく快感は流石でした。 何より、結末が清々しい。 文学に美術に科学に歴史に倫理に法律に、ジェットコースターのように頭が振り回されました。うむ、すごい!!

    2
    投稿日: 2025.05.21
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    「春が二階から落ちてきた。」という印象的な書き出しで始まる。伊坂幸太郎を世に知らしめた最初の代表作! 春というのは、季節のことかと思ったが違った。兄弟の名で弟の名前だった。兄貴は泉水といい、2人揃って英語にするとspringになる。なかなか洒落が効いている。 でも、この兄弟は異父兄弟になる。理由は弟がレイプによって生まれた子だからだ。このことがストーリーの核となっていく。 遺伝子に優位性があるのか?家族の絆は遺伝子を超えられるのか?激しく揺さぶってくる。2人の兄弟の目的は実は一緒だった。エンディングに至るまでの過程は、実に感動的で文学的だと思えた。 遺伝子、グラフィティアート、放火、ピカソ、などなどいろいろな要素がストーリーを膨らませていく。登場人物の行動性には、独特の世界があり、小説をおもしろくさせてくれる。 伊坂幸太郎の小説には、いつもハッとさせられるセリフが散りばめられている。ひとつだけ挙げると、空中ブランコを楽しそうに飛び移るピエロを見て言った父親のセリフ「楽しそうに生きてればな、地球の重力なんてなくなる」

    1
    投稿日: 2025.05.21
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    自分自身も推理しながら読み進めることができた。途中、春が放火犯と疑ったが、違うか?と戸惑い、どちらかわからなくなった。答えがわかると、自分も春に翻弄されていたのか…と思った笑 「春が2階から落ちてきた」という文章はユーモアがあるなと思った。自分には表現できない。 今後も伊坂さんの本を読みたいと思った。

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    重力ピエロ/伊坂幸太郎 読了 2025.04.24 伊坂幸太郎は二冊目。「春が二階から落ちてきた」の書き出しで有名な本作。まさか結びの文まで、洒落ていて最高だ。 まず、開いて驚いた。ものすごい圧の目次。美しい。10ページ未満ほどのペースで区切りがあるので、出先でも読みやすかった。 「グラフィティアートが書かれた付近で放火が発生している」という貴重な連続事件。キーは遺伝子と昔の事件。なんの繋がりもなさそうなこれらを、まとめあげるのは伊坂幸太郎の手腕である。 【以下、ネタバレを含みます】 種違いの弟の父親は、グラフィティと放火事件の犯人は、連続事件の法則性は、主人公の思惑は、謎の美女の正体は。これらが全部分かってしまった。何十冊と読んできたから察しがいいのかもしれない。にしても分かりやすいと思うけど。分からなかったのは、事件現場の理由くらいか。 展開は好きではないので再読はしないかも知れない。ただ伊坂幸太郎の文体が好きで、どんな作品だろうと青春小説と捉える春が好きで、さりげに伏線だった好物の銘菓、そういうところが好きだ。細かすぎる目次の利点に気づけた(場面転換がしやすい)。その点において、読んで良かったと思う。 作中に出てきた探偵の黒澤さんは別タイトルのキャラらしい。そういうのいいよね。そっちも調べて読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     強姦魔の子供である弟の春の、父への放火をともなう復讐劇を描いた物語。  伊坂幸太郎さんの作品を初めて読んだが、遺伝子をテーマとした作品で塩基のA,T,G,Cが暗号を解く鍵となる点や、壁画の歴史にネアンデルタール人の話題を出す点が、独特でおしゃれに感じた。  世の中ではよく遺伝子の強さが語られる。しかし、それを軽々と乗り越える(重力を無視する)春一家の姿がかっこよかった。

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    この物語はやはり映画が凄くて、とくに音楽がもたらす物語のあのテンポ感が忘れられなくて、小説はこれを超えなかったなと思う。 岡田将生がとてもよかったんだよな。 映画をもう一度、観たくなりました。

    2
    投稿日: 2025.05.11
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    「過去の罪と向き合いながらも、“家族”という希望に重力を打ち破る力を見出す物語」 表面的にはミステリーですが、本質は兄・泉水と弟・春の兄弟を中心とした「家族の再生」の物語です。 暗く重いテーマ(性犯罪、復讐、正義の在り方)を扱いながらも、伊坂作品らしいユーモアや言葉遊びがあり、読後には不思議と前向きな気持ちになります。

    0
    投稿日: 2025.05.10
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    想像を超えてくる面白さではなかった。 テンポ的には読みやすかった。 外見ではなく、その奥にあるものを見つめよう。 家族のつながりはほっこりした

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    この作家さん、あまり好みではないんだけど、決めつけは良くないと思って読み始めました。 読みやすく、この家族の絆にちょっとぐっときました。 読んでよかったです。

    1
    投稿日: 2025.04.27
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    『春が二階から落ちてきた』 この一文で始まり この一文で終わる小説。 語り手である兄と、 暴行被害の結果産まれた弟による 放火犯を追うミステリー。 主役はこの二人だが、この物語で 最も重要な人物は父親だと思う。 間違いなく傑作です。

    1
    投稿日: 2025.04.19
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    たまには違うジャンルを。昔の名作をと。 読みやすかった。それぞれ人物の心情がとくと伝わる。 こんな兄弟の絆を綺麗に書いてるストーリーはその他にもあるのだろうか。 夏子大好きです。

    1
    投稿日: 2025.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい〜!! 『おまえは俺に似て、嘘が下手だ』と父親がいって、家族であることや兄弟であることは遺伝子や染色体とかそういうものからかけ離れた場所にあると思った。泉水と春が兄弟なのは、2人が昔のことを懐かしみながら話して思い出したり、お互いを知り尽くした癖や好み、性格を共有してるところから思った。同じ時間を生きてきたからこそ2人は兄弟だった。 春が毎日毎日考えて考えてたどり着いた結果が人を殺すことだったら、わたしが泉水でも春を許した。殺されるべき人はいないけど、殺されてもおかしくない人はいるよ。春がこの先捕まらずとも彼が思考を尽くした分だけ罪などないようなものだと思った。春は魅力的な人だな〜、またその魅力的な春がずっとついて回っていたのが泉水で、兄弟はそれがいい。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    春が二階から落ちてきた。 落書き、放火、遺伝子、ストーカー。 兄の泉水と弟の春は、父親違いの兄弟。 弟は、母がレイプされてできた子ども。 文体が良い。時折挟まれるユーモアも。 ちょっとした兄弟や親子の会話が、後の伏線になっていたり、行動原理につながる思考方法の深掘りになっていたりと、細かいところまで目が離せず、没頭してしまう。 ピエロは辛さを見せない。まるで重力がないかのように。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「春が二階から降ってきた」で始まる冒頭、いきなりワクワクさせてくれるフレーズは本書の期待感を格段に上げてくれました。 テンポも良く、結末がどうなるのか常に気になる作品でした。

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    伊坂幸太郎中毒になりそうだ。 伊坂幸太郎じゃないと満足できない体になりそうだ。 まぁ、言い過ぎかもしれないが。 もう、何がいいとか説明できない。 ただ、個人的にだが、 この作品にはウイキョウの花言葉がぴったりくる。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    初めての伊坂幸太郎作品 正確に評価するなら3.5くらい 正直もう少しミステリー要素のある本を期待していたため、少し期待をはずれてしまった。が、生きていく苦悩、何を信念に生きればいいのか、そういったことを考えさせられる作品だった。 グラフィティーアートと放火事件との関係はいかにというはなし。 犯人は弟であり、兄を巻き込むためDNAの塩基配列を用いて謎解きのような犯行を起こす。ただ、兄を巻き込んだのはお守りのようなもの。安心材料。 目的は強姦魔の父親を殺すこと。 強姦魔と母親との間にできた子供。その苦悩は底知れない。 DNAの塩基配列の話が出てきたときは、遺伝に関連した悲しい出来事とか驚きの事実とかが出てくるのかと期待したがそういう展開はなくいたってリアリティある内容。 父親を許せない気持ちはわかるが、殺人犯になってしまっては犯罪者というくくりでは父親と同じになってしまうのではないか。結局そういう血が流れてしまっていることを否定できないということなのか。 世間の目を気にするのではなく、家族や身近な人を信じて重力を感じないくらい自分の信念を持って生きることの重要さを学んだ。

    0
    投稿日: 2025.04.01
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    世の中の悪とか正義とかに納得ができなくて、ならば自分の持つ正義を進めるしか心を穏やかにする術はないよなぁ。 私も少年法には納得ができないのです。子どもでも精神錯乱した人でも悪いことをしてしまったら、その責任はしっかりと負うべき。こちら側の理由で罪が軽くなるのはいかがなものかと。。 春はきっと自分に火をつけられることもジョーダンバットで殴られることも厭わないと思ったんだろうな。

    0
    投稿日: 2025.03.23
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     物事は、平面ではなく多面的で立体的なものだなと思った。あらゆる顔を併せ持っているけれど、それぞれの人からしたら、自分から見えている面しか見えずそれが全てとなってしまう。  分かり合うことよりも、分かり合えないことを理解し合うことの方が平和に近づけるのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.03.21
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    放火犯と奇妙なグラフィティーアートの謎を追う兄弟の話。 良い意味で推理小説と文学小説の間みたいな作品。 回想シーンがたくさんで、細かく章が分かれており、個人的に読みやすかった。 遺伝子学や哲学の心得があるとより楽しめると思う。

    7
    投稿日: 2025.03.17
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    爽快感ある展開。 読んでいてイライラしないし、作中で引用されている偉人の言葉を噛み締めて解釈するのが楽しかった。

    0
    投稿日: 2025.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    血縁関係のない家族のストーリー。 まさかそれが、『レイプ』によって産まれたと言う…それを作品にする所には、驚かされました! 『親子、兄弟の絆は、血の繋がりだけではない』と言うところは良かったですが、あり得ない設定に、感情移入しずらかったです…。

    0
    投稿日: 2025.03.13
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    冒頭文から最後までずっと面白い。 色んな作品の引用や考察があり伊坂幸太郎作品ぽくて良い。グラフティアートのルールなど、役に立たなさそうな知識も増えて嬉しい。DNAは、認めたくない現実でさえも、科学的根拠をもって突きつけてくる。切れない重い鎖のようだと感じた。しかし、そんな鎖とは関係なく家族の絆は結べると言う結論に至る。何回も読み返したくなる作品。

    1
    投稿日: 2025.03.12