
総合評価
(2611件)| 714 | ||
| 918 | ||
| 644 | ||
| 111 | ||
| 27 |
powered by ブクログ何となく犯人の想像はつくのですが、作り込まれた謎が少しずつ解かれていく快感は流石でした。 何より、結末が清々しい。 文学に美術に科学に歴史に倫理に法律に、ジェットコースターのように頭が振り回されました。うむ、すごい!!
2投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ自分自身も推理しながら読み進めることができた。途中、春が放火犯と疑ったが、違うか?と戸惑い、どちらかわからなくなった。答えがわかると、自分も春に翻弄されていたのか…と思った笑 「春が2階から落ちてきた」という文章はユーモアがあるなと思った。自分には表現できない。 今後も伊坂さんの本を読みたいと思った。
1投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ重力ピエロ/伊坂幸太郎 読了 2025.04.24 伊坂幸太郎は二冊目。「春が二階から落ちてきた」の書き出しで有名な本作。まさか結びの文まで、洒落ていて最高だ。 まず、開いて驚いた。ものすごい圧の目次。美しい。10ページ未満ほどのペースで区切りがあるので、出先でも読みやすかった。 「グラフィティアートが書かれた付近で放火が発生している」という貴重な連続事件。キーは遺伝子と昔の事件。なんの繋がりもなさそうなこれらを、まとめあげるのは伊坂幸太郎の手腕である。 【以下、ネタバレを含みます】 種違いの弟の父親は、グラフィティと放火事件の犯人は、連続事件の法則性は、主人公の思惑は、謎の美女の正体は。これらが全部分かってしまった。何十冊と読んできたから察しがいいのかもしれない。にしても分かりやすいと思うけど。分からなかったのは、事件現場の理由くらいか。 展開は好きではないので再読はしないかも知れない。ただ伊坂幸太郎の文体が好きで、どんな作品だろうと青春小説と捉える春が好きで、さりげに伏線だった好物の銘菓、そういうところが好きだ。細かすぎる目次の利点に気づけた(場面転換がしやすい)。その点において、読んで良かったと思う。 作中に出てきた探偵の黒澤さんは別タイトルのキャラらしい。そういうのいいよね。そっちも調べて読んでみたい。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
強姦魔の子供である弟の春の、父への放火をともなう復讐劇を描いた物語。 伊坂幸太郎さんの作品を初めて読んだが、遺伝子をテーマとした作品で塩基のA,T,G,Cが暗号を解く鍵となる点や、壁画の歴史にネアンデルタール人の話題を出す点が、独特でおしゃれに感じた。 世の中ではよく遺伝子の強さが語られる。しかし、それを軽々と乗り越える(重力を無視する)春一家の姿がかっこよかった。
1投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログこの物語はやはり映画が凄くて、とくに音楽がもたらす物語のあのテンポ感が忘れられなくて、小説はこれを超えなかったなと思う。 岡田将生がとてもよかったんだよな。 映画をもう一度、観たくなりました。
2投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ「過去の罪と向き合いながらも、“家族”という希望に重力を打ち破る力を見出す物語」 表面的にはミステリーですが、本質は兄・泉水と弟・春の兄弟を中心とした「家族の再生」の物語です。 暗く重いテーマ(性犯罪、復讐、正義の在り方)を扱いながらも、伊坂作品らしいユーモアや言葉遊びがあり、読後には不思議と前向きな気持ちになります。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ想像を超えてくる面白さではなかった。 テンポ的には読みやすかった。 外見ではなく、その奥にあるものを見つめよう。 家族のつながりはほっこりした
1投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログこの作家さん、あまり好みではないんだけど、決めつけは良くないと思って読み始めました。 読みやすく、この家族の絆にちょっとぐっときました。 読んでよかったです。
1投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ『春が二階から落ちてきた』 この一文で始まり この一文で終わる小説。 語り手である兄と、 暴行被害の結果産まれた弟による 放火犯を追うミステリー。 主役はこの二人だが、この物語で 最も重要な人物は父親だと思う。 間違いなく傑作です。
1投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログたまには違うジャンルを。昔の名作をと。 読みやすかった。それぞれ人物の心情がとくと伝わる。 こんな兄弟の絆を綺麗に書いてるストーリーはその他にもあるのだろうか。 夏子大好きです。
2投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすい〜!! 『おまえは俺に似て、嘘が下手だ』と父親がいって、家族であることや兄弟であることは遺伝子や染色体とかそういうものからかけ離れた場所にあると思った。泉水と春が兄弟なのは、2人が昔のことを懐かしみながら話して思い出したり、お互いを知り尽くした癖や好み、性格を共有してるところから思った。同じ時間を生きてきたからこそ2人は兄弟だった。 春が毎日毎日考えて考えてたどり着いた結果が人を殺すことだったら、わたしが泉水でも春を許した。殺されるべき人はいないけど、殺されてもおかしくない人はいるよ。春がこの先捕まらずとも彼が思考を尽くした分だけ罪などないようなものだと思った。春は魅力的な人だな〜、またその魅力的な春がずっとついて回っていたのが泉水で、兄弟はそれがいい。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ春が二階から落ちてきた。 落書き、放火、遺伝子、ストーカー。 兄の泉水と弟の春は、父親違いの兄弟。 弟は、母がレイプされてできた子ども。 文体が良い。時折挟まれるユーモアも。 ちょっとした兄弟や親子の会話が、後の伏線になっていたり、行動原理につながる思考方法の深掘りになっていたりと、細かいところまで目が離せず、没頭してしまう。 ピエロは辛さを見せない。まるで重力がないかのように。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「春が二階から降ってきた」で始まる冒頭、いきなりワクワクさせてくれるフレーズは本書の期待感を格段に上げてくれました。 テンポも良く、結末がどうなるのか常に気になる作品でした。
1投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎中毒になりそうだ。 伊坂幸太郎じゃないと満足できない体になりそうだ。 まぁ、言い過ぎかもしれないが。 もう、何がいいとか説明できない。 ただ、個人的にだが、 この作品にはウイキョウの花言葉がぴったりくる。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ初めての伊坂幸太郎作品 正確に評価するなら3.5くらい 正直もう少しミステリー要素のある本を期待していたため、少し期待をはずれてしまった。が、生きていく苦悩、何を信念に生きればいいのか、そういったことを考えさせられる作品だった。 グラフィティーアートと放火事件との関係はいかにというはなし。 犯人は弟であり、兄を巻き込むためDNAの塩基配列を用いて謎解きのような犯行を起こす。ただ、兄を巻き込んだのはお守りのようなもの。安心材料。 目的は強姦魔の父親を殺すこと。 強姦魔と母親との間にできた子供。その苦悩は底知れない。 DNAの塩基配列の話が出てきたときは、遺伝に関連した悲しい出来事とか驚きの事実とかが出てくるのかと期待したがそういう展開はなくいたってリアリティある内容。 父親を許せない気持ちはわかるが、殺人犯になってしまっては犯罪者というくくりでは父親と同じになってしまうのではないか。結局そういう血が流れてしまっていることを否定できないということなのか。 世間の目を気にするのではなく、家族や身近な人を信じて重力を感じないくらい自分の信念を持って生きることの重要さを学んだ。
0投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ世の中の悪とか正義とかに納得ができなくて、ならば自分の持つ正義を進めるしか心を穏やかにする術はないよなぁ。 私も少年法には納得ができないのです。子どもでも精神錯乱した人でも悪いことをしてしまったら、その責任はしっかりと負うべき。こちら側の理由で罪が軽くなるのはいかがなものかと。。 春はきっと自分に火をつけられることもジョーダンバットで殴られることも厭わないと思ったんだろうな。
0投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ物事は、平面ではなく多面的で立体的なものだなと思った。あらゆる顔を併せ持っているけれど、それぞれの人からしたら、自分から見えている面しか見えずそれが全てとなってしまう。 分かり合うことよりも、分かり合えないことを理解し合うことの方が平和に近づけるのかもしれない。
1投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ放火犯と奇妙なグラフィティーアートの謎を追う兄弟の話。 良い意味で推理小説と文学小説の間みたいな作品。 回想シーンがたくさんで、細かく章が分かれており、個人的に読みやすかった。 遺伝子学や哲学の心得があるとより楽しめると思う。
7投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ爽快感ある展開。 読んでいてイライラしないし、作中で引用されている偉人の言葉を噛み締めて解釈するのが楽しかった。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
血縁関係のない家族のストーリー。 まさかそれが、『レイプ』によって産まれたと言う…それを作品にする所には、驚かされました! 『親子、兄弟の絆は、血の繋がりだけではない』と言うところは良かったですが、あり得ない設定に、感情移入しずらかったです…。
0投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ冒頭文から最後までずっと面白い。 色んな作品の引用や考察があり伊坂幸太郎作品ぽくて良い。グラフティアートのルールなど、役に立たなさそうな知識も増えて嬉しい。DNAは、認めたくない現実でさえも、科学的根拠をもって突きつけてくる。切れない重い鎖のようだと感じた。しかし、そんな鎖とは関係なく家族の絆は結べると言う結論に至る。何回も読み返したくなる作品。
1投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ初の伊坂幸太郎作品 ある程度予想できる展開だった 語彙力高いが読みやすい。 登場人物皆教養ありすぎだろうというツッコミはさておき、冒頭とラストで掴まれた
1投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログ重いテーマでありながらも伊坂さん特有の軽妙な言い回しと流れるような文体で読みやすかった。ミステリーとしては薄い印象を受けたけれど、この作品の真髄は間違いなく家族愛にあり、重力など一蹴してしまうお父さんの言葉には何度も胸が熱くなった。
2投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ「春が二階から落ちてきた。」このフレーズが一文目と最後の文になっていた。綺麗。 ミステリーだけど、家族愛の話だった。視点はずっと兄の泉水視点で進む。落書きと放火の関係性を探しながら、家族の愛が深まっていく感じが良かった。落書きと放火の謎解きはサブテーマというか、単なるイベント。DNAの塩基配列が大事な鍵となっていたのは、割と直接的だけど、落書きと放火の謎と家族のつながりとのブリッジになっていた。読みやすかった。春の執念と、それを少し負い目を感じながらも止めない兄と父親がいい。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ完全なる自分の怠惰で3ヶ月ほどかかった。ミステリーは速やかに読むに限るが,伊坂さんの文章が好みであることは分かったので他も読みたい。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
春の命は矛盾の塊である。それでも兄弟支え合って生きているところは暖かさを感じた。コドンの説明があったが、UAG、UAA、UGAが終始コドンのはずである。ここではウラシルの説明が出ていないのでどういうことなのかと混乱した。 最近では遺伝子を解析してがんのリスクを分析したり、治療方針を決めることが増えてきたため、仁カンパニーも現実的なものと受け入れることができた。兄弟の会話や「父」の話に重きを置けば良いストーリーだったと感じた。
1投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ「理不尽な恐怖を与えないとさ、子供は世の中を舐めるんだよ。一回、猛獣に噛まれる経験でもすれば、その後はちょっとは怯えながら暮らすだろうに」 どんな時代でも、想像力というのは先人から引き継ぐものじゃなくて、毎回毎回、芸術家が必死になって帰り出さなくてはいけないってことだよ。だから、芸術は進化するものではないんだ。十年前に比べてパソコンも電話も選かに便利になった。進化したと言ってもいい。でも、百年前の芸術に比べて、今の芸術が素晴らしくなってるかと言えば、そうじゃない。科学みたいに業績を積み上げていくのとは違ってさ、芸術はそのたびに全力疾走をしなくてはいけないんだ。 良心については多数決の原理はあてはまらない」春はまた、ガンジーのその言葉を引用した。「善はカタツムリの速度で進む」とも言って、「それじゃあ、間に合わないんだ」と歯軋りでもするかのような声を出した。 いろんなそれっぽい話がたくさんあって、それぞれ面白いんだけど、何日かにわたってゆっくり読んでいると、なくてもいい話があったりはしないかと思ってしまう。やっぱり長い。枝葉のボリュームがずっしり。これはもちろん好きな人もいるだろうけど。
0投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ今まで読んだことの無いタイプのストーリーだった…ただ1つ言えるのは、この本に出会えて良かったということです
0投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
放火事件、それとリンクするグラフィティアート。 強姦事件、それとリンクする春の行動。 物語、小節の一つ一つが繋がりを持ち、進んでいく。 想像できない結末ではないが、巧みに描かれ、ハラハラする展開で飽きなかった。 罪とは何か。法律や社会が決めることだけが真実なのか。考えさせられる一冊だった。 ただ、私は迷わずに春と泉水に賛同する。 この法治国家において正しい判断とは到底いえない。綺麗事だと一蹴されても反論はしない。 それでも2人に味方したいと思うくらい、感情が揺さぶられる作品だった。 出典が多すぎることで多少脳がパンクしかけたがそれぞれが意味を持っていて綺麗にまとまっていたと思う。 この世にも実際に目に見えない犯罪はたくさんあって、人々に忘れ去られた事件が数え切れないほどある。 そんな社会で生きていくためには、自分を強く、自分の目の届く範囲だけでも、友人や家族だけでも守れるような人間でありたい。そう思えた。
0投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ一番好きな小説です。家族とは?血の繋がりとは?いろいろと考えさせられます。競馬のシーンも好きですが一番好きなのは煙突から出ていく煙に向かって腕を突き上げながらいけーーーーー!ってやってるところ。涙出ちゃいます。DNAとか関係ないじゃん、最強の家族だ!ちなみに映画も素晴らしかったのでぜひ。
1投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ加瀬亮主演で映画化された原作。 映画とは設定が異なるところはあるが、やはり原作は映像ではないだけに想像力が膨らんで面白い。過去と現在を行き来しながら、徐々に核心に迫っていく構図が面白い。主人公以外は一見、トリッキーな人物設定だが、そこに振り回されつつも己を失わない強さも感じる。
1投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ兄の泉水と、弟の春。そして優しい父と、美しい母。 平穏に過ごす家族だけど、過去には辛い出来事があった。 兄弟が大人になった時、事件は始まった。 連続放火事件と、事件を予見する様な落書きの数々。 その落書きと遺伝子の暗号の奇妙なリンク。 すべての謎が解けたとき、家族のあり方は、、。 ✎︎____________ 「春が二階から落ちてきた」 唐突に始まるこの一文がなぜだか印象深く、出だしから心掴まれた。 実は何年も前に映画を先に見ちゃって、すっかり読んだ気になっていたのだけど、原作をちゃんと読んだのは初めて。 ミステリーというより強い家族愛を描いた作品だった。 重いテーマなのに、「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」のセリフ通り、息苦しさはなく軽快に読めた。 ただその分、ストーリー自体にあまり起伏はなく、ちょっと冗長には感じたかも。 この物語、"春"のキャラが立っていて魅力的なのだけど、でもなんと言っても、お父さんがほんとに温かくて素敵だった。 なかなかこういう選択って出来ないんじゃないかな? 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」の一文にウルっときてしまった。 結局遺伝子なんて関係ないんだよな〜。 いろんな家族のかたちがあるんだろうけど、素敵な家族だったと思う。 兄弟がこの先幸せでありますように。
89投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ適度に哲学的な推理小説でした。 兄弟の掛け合いの中でも、フェルマーの最終定理やラスコーの壁画のくだりは面白かったです。 物事は、捉え方によって、良くも悪くもなる。 人が人を裁くことの難しさを想いました。
2投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ目次がとにかく多い。 ただ、この本で好きな言葉と出会えました 血の繋がりより絆の大切さがわかる本です
2投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ残酷なことが起こる世界だけど、懸命に優しく生きる春や泉水たちがすてき。違う小説の人が出てくるのも嬉しい。やっぱり伊坂幸太郎さんすき。
2投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ何度読んでも大好きな一冊。 春が2階から落ちて来た。これ以上に心惹かれる書き出しには未だに出会えていない。 重々しさと陰鬱さの中にいるのになぜか軽やかで、愛に溢れている気がする。 本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだ。大好き
1投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログ伊坂先生の後の作品を読んでからこの作品を読んだせいか、ほんの少しだけ物足りなさを感じました(伏線の回収とか)。でも、ハードルが高すぎただけで、物語としては面白かったです。
2投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ最初からすごく惹かれた。内容としては少しダークなのにそれを感じさせないテンポの良い話の進み方。半分しか血が繋がってない兄弟と血が繋がってない父親の最高の関係がすごくよかった。
12投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ奇想天外な発想が作り出す物語と登場人物一人一人のキャラクターが絶妙にマッチした、とても刺激的な本でした。本当に伊坂さんの本はエネルギーといろんな方向から物事を捉える柔軟性に溢れているので毎度没頭しながら読んでいます。次回手に取る本も楽しみにしています。
17投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ遺伝子情報を扱う会社で働く主人公の泉水(いずみ)と、グラフィティアートを消す仕事を行う弟の春(はる)。2人は同じ両親に育てられてきたが、春は母親がレイプされたことで産まれた子どもであり、血の半分はつながっていない。すでに母親は亡くなっていて、父親は癌により入院中である。ある時、泉水の暮らす仙台市内で連続放火事件が発生し、泉水の会社も巻き込まれる。春によると、グラフィティアートが描かれた場所のすぐ近くのビルが放火に遭っているらしい。事件の真相を探るべく動き出した泉水は、父親から助言を得たり、郷田順子という春についてやたら詳しい女性に接触したりしながら、放火事件と遺伝情報の関連性に気づいていく。しかし、それとともに弟の不可解な行動も明らかになる。放火事件の犯人は誰なのか。目的は何なのか。変わった境遇の兄弟による、己の正義を貫く物語。 解説で取り上げられている池上冬樹氏の言葉「一風変わったキャラクター像、軽快このうえない語り口、きらめく機知、洗練されたユーモア感覚、そして的確で洒落た引用と比喩」を伊坂ワールドと定義するならば、本作も伊坂ワールドが全開だと言えよう。特に弟・春の狂人的な性格が印象深い。物騒で重たい空気の漂う世界観も伊坂幸太郎独特のものだと思う。ただし、意外性や心に響く場面など、読んでいて感情の起伏があまり無く、少々物足りないように感じた。
1投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ犯人が早々に分かってしまったのと、登場人物が理解不能な行動をすることが多くてあまり好きになれなかった……犯人あてだけが全てではない小説なことに違いはないのだろうけれど、感情移入もあんまりできなくて最後スッキリもせずという感想。
2投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ生みの親と育ての親のどちらが大事かという大きなメッセージがあるように感じた。 遺伝子が自身の人格に与える影響と、その後の環境が遺伝子に与える影響のどちらが大切なのだろうというのは遺伝子分野がホットな現在、よく議論されるテーマである。 本書では環境に対して優位を与えているように感じている。具体的な描写としては、葛城が明確に悪人として描写されている点、春が、最初は不可解の多い人間として描写されているのにも関わらず、後半その不可解な部分にすべて理由が与えられて春という人間が泉水にとって身近な存在になっていっている点が挙げられる。表現方法としてこういう方法もあるのだと感銘を受けた。 ストーリーも、無駄な部分がほとんどなく、伏線回収がよかった。 総じて完成度の高い小説だったと感じる。面白かったです。
0投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ前半は正直、イマイチかなと思いながら読んでいましたが、郷田順子の正体がわかった時点から、おもしろくなってきました。 苦しい闇を抱えながらも、温かく優しさに満ちあふれた家族愛に涙しました。 泉水と春の父、かっこよすぎです。器が大きく、懐がとてつもなく広く、覚悟と優しさを持ち合わせた、最高にかっこいい父親でした。私もそんな父親になりたいです。
33投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログよくぞこのようなストーリーを書けるなと作者の発想と構成力には脱帽するばかり。しかし当作はそのストーリーが大きな展開を見せるまでの期間が長すぎる点をひとつ批判したい。冒頭からいくつかの伏線が張られるが、温度感が平穏なままひたすら進んでいくので物語がどこに向かって行くのかが全くわからずもどかしかった。ページ数も、半分とは言わないが、3分の2くらいに収まらなかっただろうかと思うのは自分だけだろうか。 とはいえ結末はやはり見事であり、読んでよかったと思える傑作には間違いない。是非再読して、初読では気づかなかった良さを発見して批判の打ちどころなどどこにもないと思うに至りたい。
1投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書き出しが美しかった。 2階から春が落ちてきた。 なんて美しい書き出しなんだろう。 いや、それ以上に「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」というセリフが感動した。これは2階から落ちてきた春が言った言葉だ。 どこか私が好きなものに通ずるものがある。深刻なことは、陽気にね。 物語自体も素晴らしく面白かった。家族愛が素敵だと思った。そしてなにより細かく章が分かれていて、話の進むテンポがとても心地良いものだった。
1投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログこんなに章立てが細かいのは初めてで新鮮。 ラッシュライフ要素いっぱい出てくるなー、オーデュボンもいるなーと何も考えずに読んでいたので葛城や郷田との関係性であー!っとなれた。 瀟洒な始まりとお洒落な終わり。
2投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
細かな設定に富んだ、読み応えのあるミステリーだった。本当に大切なことは、気楽に伝えるべきなのだ。という題名のメッセージ性と、本文の内容の関連性があまり掴めなかった、かなり難易度が高い。
0投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最強の家族の物語でした。全員物凄く魅力的なのですが、特に泉水さんの屁理屈じみた語彙が好きです。 印象に残る言い回しや比喩もたくさんありますが、特に「昼間に突然、夕日が見えるような」という表現が特に心に残りました。 私は何があっても殺害は肯定されるべきではないと思っているのですが、とても考えさせられるお話でした。本当に色々考えてしまいます。でもとにかくいい小説でした。最後の3章は読みながら感極まってしまいました。
2投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ読んでから時間が経っているので読み終わった時の感想を書くことは出来ないけど、、 サスペンスでありながら、ラストは家族愛が素敵だった。泣いた記憶がある。 "春が二階から落ちてきた"の冒頭、それが直ぐに季節のことでは無いと分かった衝撃から始まった。 段々と登場人物の考えや素が見えていく感じ、でもそれを直接的な言葉ではなく読者に感じさせる文、伊坂幸太郎の小説を読んでいる!という感覚が良かった
1投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
有名なあの冒頭から始まり、最後も同じく締める。 探偵黒澤が地味に良い味出していて、終盤の役所に行くの件や、見舞いの花の花言葉は痺れた。私も花言葉でメッセージ送れる人間になろう笑 クロマニョン人やガンジー、マイケルジョーダンの逸話など、要所に小ネタもあり、深く考えさせるフレーズも多く飽きさせない。伊坂さんファンが多いのも納得、他も読み漁ってみたい。
4投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ血のつながりが過ごした時間か。産みの親か育ての親か。遺伝子が関わる話。難しい言葉がたくさん出てきたけど,最後はすっとまとまっていった。
2投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ衝撃的な出だしにより、早々にのめり込んでしまいました! 兄の泉水と弟の春の仲睦まじい絡みや父、母を交えた家族でのシーンが個人的にはとても好きでした! いつまでも会話を聞いていられる面白さや安心感がそこにあるように感じました! 伊坂ワールドにどっぷり浸かってしまい、他作品も数冊衝動買いしてしまったので、読書で忙しい日が続きそうです笑
20投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ素敵な本だよねぇ、でも好みではないかも てか伊坂幸太郎って本当に天才じゃん 家族ってやっぱり素敵、あと、人を救うのは気休めのうまい料理っていいよねぇ、、悲しいことあった友達とか誰かがいたらめちゃくちゃ美味しい料理食べに行こう 家族ってなんだかんだ他人じゃん?って思うけど遺伝子とそれ以上の絆、素敵すてきステキ〜〜〜!!
1投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『春が二階から落ちてきた』 有名な書き出しから始まる兄弟愛。 さすがの伏線でラストに向けての 大小ある伏線回収がなかなか気持ちいい! 葛城が退場したことでスッキリしないのも この小説のテーマに合っている感じがしてよかった。
5投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家族の絆を感じた。 血は繋がっていないけれど、血が繋がっている家族以上に家族だった。 章立てが細かいのが新鮮で良かった。 伊坂幸太郎さんの作品は、会話と会話の間の地の文が情景や心情が想像しやすくて好き。 最初と最後の一文が同じなのも良き。
6投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ伊坂幸太郎2冊目。あまり推測しすぎず読み進めたおかげで展開を楽しめた、少し考えていたら展開読めてしまったかもしれないとも思う。
0投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ冒頭の一文に表れる小説のギミック、たのしさを体現したような一冊。バスケで言うならAND1 MIXTAPE TOUR。ただ個人的にはテーマが重くて凹んでしまったので★は控えめ。 「イッツ・ダ・ボム」の参考文献に記されていたのをきっかけに手に取った。参考文研巡りをしようと考えていたが、本書の参考文献がどれも魅力的で次にいけない。山椒魚かなぁ。。
0投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ今までの伊坂先生のなかでは私の好みではなかったんですが、最後はすごくよかったではす。 今までの作品とも繋がる話やキャラクターもありそこも楽しめました。 刊行順に今のところ読んでるのですが、この読み方が私には大分合ってて良かったです。
3投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ再読。 黒澤さんとお父さんが、ぐっときた。 兄弟の絆がとても大事にお洒落な書かれているなと思った。 夏子さんのガッツにはびっくり。
19投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ沢山並べられた点と点。どれも無意味そうで意味があり繋がりそうで繋がらないもどかしさ。そののろのろ歩きが駆け足になる頃には物語にすっかり引き込まれていました。背負った十字架の重たさからふわっと開放される感覚のラスト。素晴らしい両親!
2投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログやはり伊坂幸太郎さんの作品はおしゃれよねぇ。 1人1人のキャラも魅力的だし、なんと言っても会話のテンポと台詞がすてき。ふつうに考えたらそんなん言う人いるー?とかキザだなぁーってなるのにならない。クスッと笑えて和むのよ。 作品は和みとは無縁の内容なのに。 仙台に住む仲良し兄弟の和泉と春(英語にすると2人ともspring) しかし弟の春は母が強姦魔に襲われた時にできた子だった。 強姦魔の子を育てると決めた強くて優しい父。そして明るく美人の母。母は若くしてなくなり、父には癌が見つかる… 父の闘病中、仙台市内で連続発生する放火事件。 そしてその近くで発見されるグラフィティーアート(スプレーアート) そのアートから次の火災現場を推測する春。 火災とアートの謎解きをしようとする父と和泉。 途中で犯人わかるのよ。書いてはないけど、あぁもうこの人だろうね。って。たぶん伊坂さんもそれはわからせようとしている。 じゃぁ何の為?どうして?も、ぼんやりだけどわかるのよ…その後どうなる?もわかるの……問題はその後、じゃぁ最後はどうするの?? ここよねぇ…何が正解か。何を基準に考えて正解を導きだすのか。むしろ正解なんてないじゃないの?みたいな。わたし的には終わりかたがこれでよかったのかな?ってモヤって…なので星4つ。 でもじゃぁ終わりがどうだったらよかったの?ってなると、まーわからん。やっぱりこれで正解かな…って悩んでしまう。ゴールデンスランバーもそうだったけど本当に考えさせられる作品(いい意味で) 伊坂幸太郎さんの作品は読み終わった後に、読んだ人と意見交換したくなるんだよねぇ。 今回好きだったフレーズ(会話じゃないけど) 【目の前には、黒いダックスフントが前足に顎を載せ、この世における責任という責任を放棄したかのような、羨ましい解放感を見せて、眠っていた。】 ペットショップでのシーンなんだけど、ペットショップの子犬が寝てるのを見て、この例えってカッコいい。わたしだったら『わたしも犬になりたい』くらい(笑) そんでさ、ここのシーンでは重要なことを打ち明けるところなんだよね。そんな大事な場面に対峙するかのようなダックスの例え。おしゃれだ…伊坂ワールドすてき。
12投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ久々に伊坂作品を読んだがTHE伊坂作品といった感じで面白くて一気に読了。 ほとんどの作品を読んでるのに何故か代表作の一つである重力ピエロは読めてなかった。 ・冴えない兄の主人公と顔がよく読めない弟の組み合わせ ・ふたりや一癖ある登場人物たちが織りなす絶妙な会話とそのテンポ感 ・日常に起こりそうなちょっとした事件 ・中盤から後半にかけての黒澤さんの働き 伊坂節満載な感じがとても楽しめる。ファンは必読。
0投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログ2024.9.18 これもいつぶりだろう。高校生ぶりか。 伊坂人気上位だから、勝手に期待してしまっていたかも。 伊坂も若い感じがするな。 やっぱり私は軽快で余裕のある伊坂の方が好きだ。
0投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログ[春が二階から落ちてきた。]で始まるのお洒落すぎ [本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ。]っていう表現も好きだったな 事件の内容は普通に最悪だったからもっと苦しめる方法を探してしまうかもとか思った
3投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ事件や物語に意外性はなく、良くも悪くも予想通りの展開でした。 根底に流れているテーマというか題材に感情移入はできませんでしたが、登場人物たちの軽妙な会話劇は読んでいてテンポも良く、実に楽しかったです。
0投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ素敵な文章(台詞)が沢山あった。 読み返すと、もっと深みが分かるんだろうなぁ。 別な作品も読みたいので、いつか再読しよう。
1投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ軽快にユーモアを振りまくピエロ。重力は無くならないけど、忘れさせることはできる。抗えない事実も一足飛びで越えられる。
16投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ読んでいてすごく面白い小説でした! 会話のテンポと内容が素晴らしい!心に染みるセリフがたくさんあって何度も読み返したくなります。 放火とグラフィティアートと遺伝子。その関係性が明らかになっていく過程やラストには唸らされました!ミステリーであり家族小説でもあるなと思いました。 本作が2冊目の伊坂幸太郎さん作品!これからもいろいろ読んでみようと思いました!
33投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ最初から最後まで何か危うさを感じながら読み終えた。映画も見ようと脚本家を調べたら苦手な人(T_T) どおしよ(T_T)
9投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ結末が衝撃的であったが、終わりまで仲の良い兄弟であってよかった。 血のつながりはなくても、真に正しいと思うことが同じあたり、人格を形成する大きな要因は育つ環境に左右されるものなのだなぁと強く思える作品であった。
1投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログピエロは、重力を忘らせるために、メイクをし、玉に乗り、空中ブランコで優雅に空を飛び、時には不恰好に転ぶ。何かを忘れさせるために、だ。私が常識や法律を持ち出すまでもなく、重力は放っておいても働いてくる。それならば、唯一の兄弟である私は、その重力に逆らってみせるべきではないか。 お盆の帰省でおばあちゃんの家に行ってて、たまたま読んでた本が読み終わったから本棚を漁ってたら、この本があった。私はなんか特に理由はないけどピエロが好きだからなんか惹かれて読んだ。らすごく良かった。今すぐ誰かとこの話をしたいくらいすごく良かった。ピエロがより好きになった。 放火と落書きと遺伝子の物語にネアンデルタール人とクロマニョン人の違い、桃太郎の解釈、マラリア療法、ガンジー記録が出てくる。私の気になっている他の人の価値観を除けるのがすごく面白い。どの解釈もすごく好き。最終的に家族愛なのがいいな。母親も春も私も普通な人じゃないところがいい。お父さんもすごく好き。全体に登場人物が多くを語らないところがいい。黒澤も好き。ってかなんだろうあーこれあそこでも読んだなーみたいなことの思い出させ方がお洒落。 この、あーこれもうこの人じゃんって読めちゃう感じも全然好き。 私も警察には自首しなくていいと思った。 ものすごい数の本を読んでものすごい知識があるんだろうなって思ったし、あるからこそ書けるんだろなと思った。本に限らず、絵画とか音楽とかね。 伊坂幸太郎さんの本もっと読みたいなあ。
0投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ〜!この本全体的に重い題材なのにレイプとか殺人とか、、なのにこっちが沈みすぎない感じも好きだった! ・春が落ちてきたが最初と最後で受ける印象が全く違って本当に良かった( ; ; )小さい時の春愛おしいよ〜( ; ; )!でも自分が母がレイプされた末にできたって知ってからは凄く凄く想像もつかないくらいしんどかったと思う。葛城は誰が見てもキモいけど春は「理由じゃなくてやった事で判断すべき」というスタンスなのが良かった。ホテルのおっちゃんにお菓子持ってく下りは良かったしニヤニヤしたw ・登場人物としてはお父さん大好きだった〜伊坂さんの物語で泣いたの初めて、、( ; ; )春は俺に似て嘘がつけない、のところで大泣きしちゃった。春はこの言葉があるから少し上向きに生きられるかな。2人でお見舞い行けてよかった。どう考えても家族だからねー( ; ; )! ・出てくる芸術作品?全然知らなくて最初調べてたりとかしたけど途中から諦めたwww教養ない^ - ^ wwwわかる人はもっと面白いんだろうな ・未来は神様のレシピで決まるってマジでなんか聞いたことあるなと思ったらグラスホッパーに出てきたホームレスの人が言ってたわ!そういう繋がりあるのも良いね〜〜
2投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中からきっと犯人は春なんだろうなとか春の父親が黒澤なんだろうなと分かってしまってミステリーとしてうーんという感じ 途中がなんとなくだれているもしたのと面白いと言われている会話のやり取りもなんだか興醒めしてしまった
0投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログかなり長々と展開されるストーリー。 じっくり物語を味わうには、向いている。 反面、長丁場ゆえ展開の起伏が感じづらく、のっぺりした印象を受けてしまった。 結末も、引っ張った割にはこんなもの?と落ち着いてしまった印象を受けた。 また、本筋には直接関わらない、冗長な描写が多い。 それを本体の肉付けとして、味として楽しめるかどうかでも、評価が変わるかもしれない。 タイトリングと、冒頭と終わりの帰結は綺麗だった。
1投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ「春が二階から落ちてきた」このフレーズを生み出しただけで大きな価値のある作品。伊坂は会話が面白すぎるからすごい。
2投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 「重いものを背負いながら、タップを踏むように」 「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ」
1投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログなんだこれ、会話のセンスが爆発している! 人物同士の会話の切り返しがクスッと笑えて面白い。この本を読んでいたらボキャブラリーも知識も、ユーモアさえも得られてしまう! 最強の家族ってなんだ?って思うけれど、実際ここに描かれているのはまさに最強の家族。具体的にどうこう言えないけれど、静かな強さというのかな、淡々としているけれど実はものすごく熱い情熱がある。 本当にカッコ良い。 「大きい船の上で逆に進む」みたいな伊坂幸太郎さんワールドの世界観も展開しながらも、そういう運命論に抗おうとする登場人物がとても生きている。 大好きすぎる作品だ。 繰り返し読みたい1冊。
3投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログ家族とは遺伝子だけで判断されるものなのか。異常者の息子は異常者なのか。 遺伝子と関連して進むストーリーが緻密で流石だと思いました。 黒澤さんはどこでも出てきますね!笑
7投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ「最強の家族」という言葉と、それにまつわる数々のエピソードに、胸が熱くなりました。 周囲に映るものがどうであれ、家族の形は家族の数だけあるものなのだと、改めて実感します。 文学、音楽、映画、絵画、そして偉人たちの言葉などの知識を、作品に反映させる手腕も見事ですね。 作品間リンクもとても印象的で、伊坂ワールドが今後どのように広がるのか、とても楽しみです。
2投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ遺伝子とかは難しかったー‼︎ お話はなんと言うか…なんと言って良いかわからないけど面白かった。 ラストの凄く好きだなー
2投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎先生の作品を初めて読みました 伏線が沢山張られ、読み進めていくうちにそれらが少しずつ繋がっていく 最後は話しが一気に進むのに合わせて自分も一気に読み終えました この、伏線が回収されて少しずつ物語が繋がっていく感じはとても好きですが、永遠に続く産後脳+育児+家事+仕事+寝る前の読書という心身の状況で読むと、何がなんだか分からなくなる瞬間があり… きっと今の自分の状況では伊坂先生の本は読むタイミングではないのだろうと思います もっと若いうちに読むべきだったなぁ 子育てが落ち着いてからしっかり読みたい 物語としては重いテーマなのにそうは感じさせない登場人物たちの掛け合いが心地良い ハッピーエンドなのか? それともメリーバッドなのか? 判断が難しい
0投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ重いテーマでありながら、読みやすい軽快な文章はなんだ、、と思いながら読み進めた。 登場人物たちの会話や行動の節々に狂いや異質さを感じるし、文章は淡々としている印象なんだけど、父や兄弟の深くお互いのことを考えた上での言葉選びにグッとくる。
5投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内容は重いし正解がない話しだから考えさせられる 私は情に動かされやすいタイプだから春が最後出頭しなくて嬉しかった
0投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログはじめて読んだ伊坂幸太郎さんの作品。重いテーマを扱っているものの、なんとも言えない会話の軽妙なテンポ感や言葉選びが癖になる。伊坂ワールドの入り口に立ちました。
2投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ伊坂幸太郎の初期の代表作。 お母さんが強姦魔の少年に犯されてできた弟を持つ兄と弟の異父兄弟の話。 癌に侵されたお父さんが弟の「春」に向けた言葉二つが印象的。 「おまえたちは俺に隠れて、大事なことをやった。そうだろ?」 それを誤魔化す弟に(本当は自分の血は繋がっていないのに) 「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」
0投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログ冒頭の一文から引き込まれる。そして終盤に向けて明らかになる真実。小説の醍醐味が詰まっている作品だった。
1投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。
9投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ「春が2階から落ちてきた」春は、弟の名前だ。頭上から落ちてきたのは私の弟のことで、川面に桜の花弁が浮かぶあの季節のことではない。 ん〜いいねえ。幕開けから最後まで洒落た表現が多くて読んでて「ほほ〜」ってなることが多かった。 内容を見ると、レイプに殺人、遺伝子、癌とヘビーなものだけど、この洒落たユーモアある表現と兄弟の絆、親子の絆によってバランスが取れてる感じがした。 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」これは兄弟が築き上げたこの関係性があってこそできたことだと思う。「そうとも、重力は消えるんだ」春が隠れて背負ってきた苦痛は消えたかな。 個人的には「巨人」の表現が気になった。
1投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ伊坂幸太郎作品は、どの作品を読んでも、最後は性善説を信じてるんではないかと感じる。 し、やっぱり最後はほっこりする。 こういう兄弟関係、親子関係、そして夫婦関係って、いいな。
1投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(忘れないようにメモ)兄弟である泉水と春の話。DNA。性犯罪。 難しい単語や言葉が多かったけど、終わり方は良かった。賛否両論ありそうだけど、私は春が逮捕されなくて良かったな
0投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ伊坂さんの文章の書き方は洒落ていて好き。遺伝子がテーマで内容も重ためだけど決して読者を置いてけぼりにしないところが良い。
0投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
早逝した美しい母、末期癌で余命幾ばくもない父、遺伝子解析会社に勤務すり長男の泉水(イズミ)、グラフィティアーティストの次男春(ハル)の家族は、辛い過去を抱えていた。その記憶が消えない兄弟の周辺で、奇妙な連続放火事件が発生する。 謎の解の解明に乗り出した兄、春をつけ回す美人スト-カ-、彼らが交錯しあい遂に直面する驚愕の真相とは・・・。画期的で独創的な文体スタイルとスト-リ-展開に翻弄されながら、溢れ出る感動の読書体験が堪能できる新機軸満載の傑作長編小説。
12投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ伊坂幸太郎の映画化作品はつまらないの多かったけど ゴールデンスランバーの次に、映画化しても 割と面白かった作品
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ泉水の弟、春は母親がレイプされて生まれた子ども。そんな過去がありながら、家族4人の互いの信頼感は強くて、血の繋がりを越えた絆で結ばれている。 あるとき、連続放火事件が起きる。その近くに必ず残されている落書きの意味するものは、どんどん引き込まれていくと、やがてその家事の現場は、かつて連続レイプ事件が起きた場所と重なっていることが明かされる。 春が自身の生い立ちを思い、病的な思考、行動をしてしまうのも理解できる気がするが、それを見守る父と泉水がすごくいい。
37投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログとにかく良かった。家族は、他のどの関係性とも違うのか、私は良くわかる気がした。 ただ謎を解いている感じではない、心に残る文章がたくさんあったのと、この伊坂幸太郎先生という人の書く文章が本当に好きだと思った。 同郷だからかな、今は仙台に住んでいないから、広瀬川、青葉山のあの橋、それだけで涙が出る。 感想がうまく書けない。 この本は何回か読んだけど、感想がまとまらない。 良すぎる、という感想。
13投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ自身の出自に重い軛を架せられた弟・春。なぜ父は彼ら兄弟に真実を告げたのか? 物語の本質がそこにはないし、まして少年犯罪に対するメッセージ性もない。だがしかし、物語にのめり込んでしまう。途中から春が「犯人」だと判っても、その面白さは変わらない。警告を残す空巣や、殺人は何故いけないのかを問う生意気な高校生の話にクスッとしてしまう。濃霧の中での殺人。社会は許さなくても、家族は許す、という兄の言葉。凡人には思いもつかない書名。伊坂ワールドを満喫できた。
4投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ伊坂幸太郎先生の作品で一番はじめに読んだのがこれ。最初にして最高の作品に出会ってしまった気がしてる。映画の方も見てみたいと思った。
3投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ「春が二階から落ちてきた」 詩的で魅惑的なフレーズで始まる、兄と弟のお話。 あと連続放火と遺伝子と、グラフィティアートと癌の父と強姦に遭った母と、ストーカーの女、黒澤や伊藤、ガンジーにクロマニョン人と。 連続放火の犯人探しはミステリー的であるものの、 リアルでスタイリッシュな会話劇から綴られる、 伊坂ワールドにどっぷり浸かれる家族の物語。 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 いつも笑っているピエロの素顔は、悲しみに泣き、怒りに震えていた。
25投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いや、死なんのかーい ハルくん、あれだけ他人に暴力をふるうやつはそれと同等以上の報復を受けるべきだ とか言っといて結局死なんのかーい まあ、そこで死んだら誰かが自殺しない限り無限ループなのは分かるけど、あれだけほざいといて結局生きるのはちょっとスッキリしないな。 なんだか、兄弟はどっちも正義感が強くプライドが高く偽善的で、ずっと自分達本位の綺麗事だ 嫌悪感湧きまくりだった! 合いませんでした!
1投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024.4.7 終始不穏な雰囲気で、なんとなく春が犯人なんだろうと、心配になりながら読んでいた。 心配は的中したのは残念だったものの、父の最後のセリフは短くさりげないのにとても感動的だった。
1投稿日: 2024.04.09
