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沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-
沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-
山崎豊子/新潮社
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総合評価

354件)
4.2
146
121
46
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    親の本棚から拝借したのは、正月休みのことでした…。年々本を読むのが遅くなってる。寝食忘れるほど、と言われますが、まだそこまで盛り上がってません。

    0
    投稿日: 2008.03.02
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    恩地に対しての仕打ちに煮えくり返るほど腹が立つ、けれど目を逸らすことができない。 あらゆる人、一人一人の違った形の正義。正義とは何なのだろうと思う。答えは出ない。

    0
    投稿日: 2008.02.18
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    テレビドラマ化された『白い巨塔』や『華麗なる一族』で有名な山崎豊子原作の全5巻、総計2333ページに及ぶ超長編。 1985年8月12日に発生した日本航空ジャンボ機墜落事故を1つのハイライトにもってきた、航空会社(作中では「国民航空」という名前)の組合員問題を鋭く取り上げた作品。 組合員活動に参加し、従業員の権利を守るために戦った主人公が、会社から流刑同然の中東・アフリカ勤務を命ぜられ、帰国の約束を幾度となく蔑ろにされた結果、足掛け10年以上に亘って同地で過ごします。 帰国後しばらくしてジャンボ機の墜落事故がおきます。 遺族係として遺族の元を回る主人公だが、会社への風当たりは厳しい。 そこへ経営刷新のために新しい会長が送り込まれるのですが…。 飛行機に興味のある人はもちろん、そうでない人も夢中で読める小説だと思います。

    0
    投稿日: 2008.02.18
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    「クライマーズハイ」から日航つながりで読み出したけれども、また違った視点を知る。ひとりの人間の壮絶な人生に圧倒される。途中で読みとめることが出来なかった。

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    投稿日: 2008.02.10
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    国民航空のエリート社員、恩地元が労組の委員長を努めることになり、そこから彼の人生の歯車が狂っていく。左遷人事でパキスタンのカラチに配属になり、2年間の勤務を終える。やっと日本に帰れるかと思いきや、またしてもテヘランでの僻地勤務を命じられてしまうところまで。大企業の人事って今でもこんな感じなの??親方日の丸的な大企業には行きたくなくなってしまった。家族、信念、確執、嫉妬、いろんな感情が交錯する人間ドラマ。おもしろいです。

    0
    投稿日: 2008.02.06
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    夢中になるまでに時間がかかりましたが、読み進めていくうちに、これは読まなきゃいかん!と思う本でした。 もちろん小説ですので、全部が本当のことではないにしろ、小説内の某航空会社の体質が現実のニュースと絡み、なんともいえぬ腹ただしさを覚えました。

    0
    投稿日: 2007.12.23
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    組合というものをよく理解していない。 なのでよけい組合とういうものがどういうものか気になる。 この昭和激動の時代を駆け上がってきたサラリーマンにしては、やけに管理職からみれば反抗心があるようにみえるだろう。 会社の忠誠心があるからこそ、成せるわざなんだけどね。 ここまで会社に残って闘う恩地は格好悪いけど、格好いい。 自分のスタイルを貫くというのは、いつの時代でも格好いいと思う。

    1
    投稿日: 2007.11.10
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    私が初めて読んだ山崎さんの本。 以降、不毛地帯 白い巨棟 大地の子 華麗なる一族 二つの祖国 と読んできたが、山崎さんの取材力にはただただ敬服。 沈まぬ太陽は、今までで一番衝撃を受けた本。 人間の醜さ、そして恩地さんのすごさ。自分にはまねはできませんが・・・。

    0
    投稿日: 2007.11.06
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    最近とことん山崎豊子。 1巻かと思って読み始めたら2巻だったというハプニングはあったものの、面白い。 なんというか、理不尽さに腹が立つ。けれど、それだけじゃなくて恩地に対しても、どうしてそこまでして?とも思う。 どんどん引き込まれます。 (07/11/02)

    0
    投稿日: 2007.11.04
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    優秀で将来を嘱望されている社員が組合の委員長を引き受けざるを得なくなり、そこでの活躍の為に世界中の僻地を転々と左遷され続ける日々。今後の彼の人生を信じ読み続けるしかない感じ。

    0
    投稿日: 2007.09.30
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    山崎豊子の名作です。映画化になるとい噂がいつも立ち消えになるのはネタ元のJ●Lの仕業でしょうか。。。日航機航空事故も取り扱った日本の有名航空会社の内幕を描いた作品です。本編は片方の視点からしか書かれていませんが、これも一つの見方だと思うと考えさせられます。これを読んで以来ANAしか乗らなくなりました。(上、中、下)の三部作です。

    0
    投稿日: 2007.09.27
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    友人に薦められて読み始めたけど、久しぶりに没頭した。読み始めると止まらない。眠たいけど読み終えるまで眠れない。今まで読んだ中でBEST5に入る本です。

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    投稿日: 2007.09.17
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    友人に勧められるがままに読みました。現代作家の小説で、久しぶりに吸い込まれるように一気に読みました。表からは想像できない、陰湿な職場。主人公がどうなるのか、続きが気になりスラスラと読めました。

    0
    投稿日: 2007.08.07
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    1〜5巻まで一気に読みました。 理不尽な待遇を受ける主人公が、僻地でできることを探してコツコツと努力する姿に少なからず影響を受けました。そして、あの大事故。当時まだ6歳でしたが、今でもその被害の大きさに騒然としたことを覚えています。それから数十年たってようやく明かされ始めた真実。 とても読みごたえのある作品です。

    0
    投稿日: 2007.06.12
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    山崎豊子の作品は本当に凄い! この『沈まぬ太陽』も他の作品と同じように重厚な物語で、一度読み始めると読むのを止められません。 航空会社の内部が未だにこうなのならば、飛行機に乗るのが怖くなってしまいます。

    0
    投稿日: 2007.06.05
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    国民航空(日本航空)の体質をリアルに書いてる。めちゃ汚い会社を改善しようとした主人公が、中東、アフリカへ10年以上放り出されたってゆう話。

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    投稿日: 2007.05.23
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    山崎さんの作品、お初です。 ずっしりきます。 主人公の意思の強さに感心しつつも、辟易してしまうところもある。 まっすぐも大事だけれど、妥協することも時には必要なのでは…ということで、☆4つ。

    0
    投稿日: 2007.04.27
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    全5巻の大作。大組織で人間の欲望が渦巻く中、主人公が大志を貫くための奮闘が描かれている。『世界でもっとも危険な動物は人間である』

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    投稿日: 2007.03.01
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    〜(5) 不毛地帯に次いで、好きな作品。 最後の最後に「そりゃないよー」という 決してハッピーエンドではないけれど 仕事をして生きていくこととは一体どういうことなのか、 なんの意味があるのかと、考えさせられる作品。

    0
    投稿日: 2007.02.26
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    全5巻の大作。やっぱり山崎豊子はすごい!どっぷり作品の世界に入り込んで読みました。 読後、主人公・恩地には実在のモデルがいらして、実際にカラチ、テヘラン、ナイロビと転々とされていたと知ってさらに衝撃。 国民航空≒J○○の体質は少しは変わったのでしょうか…?

    0
    投稿日: 2007.02.17
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    2月? 久々に、沈まぬ太陽を読み返し始める。組織や、その中で人が生きていく意味などを考える。舞台となる企業の安全に対する意識の低さや営利至上など現在でもニュースに上る話題ばかりである。アフリカ篇は、主人公がカラチへの赴任にいたるまでの内容。

    0
    投稿日: 2007.02.16
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    日航機墜落事故を小説的に再構築した作品。全五巻。 半ば強制的に国民航空の労働組合委員長を任された恩地元。委員長として会社と戦った恩地を組織ぐるみで葬り去ろうとする冷酷さに驚嘆。こんなことがまかり通っていた時代があったなんて・・・。(07/2/2)

    0
    投稿日: 2007.02.12
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    旅行業界にいる私。 さまざまな航空会社を取り扱う中で、J○Lは我々日本人の誇りである航空会社。 であるが、この本を読んで、会社とそこで働く社員、社会の間の『しがらみ』 その、しがらみに巻かれて生きていく人と、最後まで自分を貫く人。 恩地という人間を見て、このような人間に慣れるか?と自問自答した1冊です。 『華麗なる一族』の山崎豊子さんの作品。 全5巻。

    0
    投稿日: 2007.02.12
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    大会社ってすげえ理不尽だと憤りまくり。 でも、昭和30年代にカラチとかケニアとかに行けたのってちょっと貴重な体験とか脳天気なことも思う。 「アフリカの蹄」以来、アフリカが舞台のドラマの主人公は大沢たかおだと相場が決まっているので、恩地もまた大沢たかおだと勝手に思い込んでいます。

    0
    投稿日: 2007.01.26
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    1985年8月に御巣鷹山で多くの犠牲者を出した航空会社を舞台にした話。山崎豊子の取材力の高さはさすが☆です。主人公恩地元とともに苦悩しながら、全5巻一気に読んでしまいます。

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    投稿日: 2007.01.20
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    記念すべき第1冊目! 輝ける委員長。補佐役の副委員長。長い時間かけて築いた信頼関係であっても、崩壊するのは非常に些細なことから。欺瞞・疑惑…普段生活するうえで耳にせず、発しもしないようなおそろしい世界が渦巻く作品でした。 人を疑うのはほんとに簡単なこと、でもそれをなかったことにするのは本当に大変なこと。(ってかムリ?!) 暗い気持ちになるが、読んでよかったと思っている。

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    投稿日: 2006.12.29
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    飛行機事故の悲惨さを著者ならではのきめ細かな取材の下に描いた作品。あのような事故を二度と起こさないようにするために、航空会社の取るべき行動を民間から出すように訴えかけるものです。

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    投稿日: 2006.09.24
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    このシリーズは、発売に関して圧力が掛かかったと言う。そして著者には脅迫文まで届いたとの事だ。一応は小説なのにそこまで嫌がらせをするほど、真実なのだとつくづくナショナルフラッグキャリアの陰湿さを知りました。山崎さんにはいつまでもお元気であることを心からお祈りいたします。

    0
    投稿日: 2006.09.12
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    日航ジャンボ機墜落事故の話。1巻〜5巻まであって読み応えあり。最初は内容が難しく読みにくかったけど3巻くらいからは一気に読めました。実話を元にしてるから臨場感たっぷりで考えさせられます。事故後の遺族の苦悩や亡くなった方の遺書は本当に胸に突き刺さる感じです。最後はあまりしっくりこない終わり方でしたが・・。

    0
    投稿日: 2006.09.10
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    利権と出世のためには、現場の実態は隠され、都合の悪い人間は追い払われる---という大筋がストーリーの底流にあるのがおそろしい。あまり気分の良くなる話ではありませんが、この話は取材をした事実を小説的に再構成したものだそうなので、大筋では現実なんですね。。。2006年2月の、日本航空社長対し役員が退陣と求めた「クーデター」がニュースになりましたが、もしかして山崎豊子が小説を書いたころの各派の確執が下地になっているのではないか?と穿ってみてみたりしています。

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    投稿日: 2006.08.17
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    これが本当に組織の在り方だったとしたら怖い。経営者に読んでもらいたい一冊。やっぱり上は下のことなんかこれっぽっちも考えてないよね。

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    投稿日: 2006.06.23
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    読めば読むほど気が滅入る話。なぜならば、御巣鷹山に飛行機が落ちたことは、いきなりの失敗ではないことが思い知らされるからだ。本当に馬鹿らしくて、信じられなくて、悔しさがこみ上げてくる。

    0
    投稿日: 2006.06.14
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    母が山崎豊子著を一時読みふけっていて私は借りて読みました 長編小説ですがのめり込みましたねぇ ナショナル・キャリア・フラッグである国民航空にエリートとして入社した恩地と行天。数年間の現場勤めを終え、ようやっと本社勤務になった矢先、本人の意志とは反対に組合委員長に担ぎ上げられてしまう。行天が副委員長として脇を固め、任期は1年ということで引き受ける一方、御用組合となっている体制から脱却しようと組合活動に力を入れる。会社上層部との団交でさまざまな好条件を勝ち得た恩地委員長は組合員からは英雄視される。しかし、首相帰国とストが重なった件以後、会社側からアカのレッテルを張られ、僻地への転勤が言い渡される。一方、行天は組合活動から足を洗い、出世街道を邁進する。  2年で帰国させるという檜山社長の言質をとったことで、しかたなくカラチへと赴任する一方で、行天はサンフランシスコ支店への栄転が決まる。劣悪な労働環境のなかで何とか2年が経過したが、今度はテヘランへ飛ばされてしまう…。

    0
    投稿日: 2006.06.14
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     大学の授業、『現代の経営と情報』という授業でこの本の(1),(2)巻を読んで感想を書くという宿題が出た。  大学になるまで小説という小説をほとんど読んだことのなかった僕にとってこれだけの分量の小説を読むことは相当な苦痛だった。  だが、今思えばこの経験こそが僕に小説の楽しさと長編の小説を読むだけの忍耐力を与えてくれたのだった。僕と小説との出会い。それは、この本との出合いとも一致する。  当時、僕にとっては苦痛であった、小説を読むという機会を与えてくださった三橋先生に感謝します。 本の内容に関する感想は(2)巻のレビューに譲ることにする。

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    投稿日: 2006.06.12
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    労働組合の長にムリヤリされて、それでも頑張って労働組合の仕事をしてたのに、不当な配置で海外で10年間も過ごさなくてはいけない。 労働組合をほとんど知らないわたしでしたが、かなりひどいなぁと思いました。それでもすぐには会社を辞められないというのはわかる気がする。

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    投稿日: 2006.06.11
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    初めての山崎豊子。友人に勧められて読み始めたら、テストとレポートに追われているのに没頭してしまった。恩地さん頑張ってと、そして後半には事故被害者遺族の話にと、涙が止まらなかった。個人的に、あの飛行機事故は幼少時、帰省時の寝台列車でラジオを聞いて、周りの大人たちの声に妙に不安を覚えた記憶が鮮明。恩地の「赴任」先のアフリカは、ぼんやりながら踏んだことのある地。とにかく面白かった。折しも事故が続いているこの頃、この根深い問題をこの時代に突き詰めた作家、すごいと思う。

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    投稿日: 2006.05.23
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    日本を代表する航空会社で働く主人公・恩地。 会社のためを思って引き受けた労組活動のために「アカ」呼ばわりされ 海外に飛ばされる。 1985年の御巣鷹山事故につながった経緯に関しては 果たして事実なのかどうか疑問ですが、 まじめに働いていても会社都合で平気で僻地に飛ばされるところや 会社の利益のために経費節減のために整備が後手後手になる所は 創作ではすまされないところがあります。 全5巻のボリュームはありますが、それを感じさせない 戦うサラリーマンの共感を得ることになるでしょう。

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    投稿日: 2006.05.07
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    アフリカ編は、漫才で言うネタ振りである。御巣鷹山編がボケで会長室編がつっこみになる。それにしても長いネタ振りである。主人公・恩地がいかに過酷な状況下にいても意思を貫徹する骨ある男であるかはよく解るが、少し長すぎるような気がしないでもない。しかし、読み応えはある。

    0
    投稿日: 2006.05.06
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    優秀で将来を嘱望されている社員が組合の委員長を引き受けざるを得なくなり、そこでの活躍の為に世界中の僻地を転々と左遷され続ける日々。今後の彼の人生を信じ読み続けるしかない感じ。

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    投稿日: 2006.02.26
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    「白い巨塔」などを手がけた山崎豊子の最新連載巨編。国内最大手の航空会社の腕利き若手社員が、労働組合の組長として抜擢され、腐った会社のシステムを立て直す為に立ち上がる。しかし、経営陣に嫌われ、遂にはナイジェリアという僻地勤務という不当人事を通達されてしまう。アフリカと言う地で、妻子と離れ、孤独に仕事に尽力しながらも「自分の正義」の為に会社に立ち向かっている一社員を描いた作品。

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    投稿日: 2006.02.01
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    1巻は、主人公の恩地元さんが労働組合の委員長として奮闘し、その結果カラチ支店に飛ばされるまでの話です。逆境にあっても信念を曲げない主人公に、感動します。

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    投稿日: 2006.01.15
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    大手航空会社で、不当な扱いを受けながらも与えられた仕事を誠実にこなす主人公。 第3部・御巣鷹編はあの、日航機墜落事故が舞台です。 企業対個人。今もその闘いがどこかで起きているはずです。

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    投稿日: 2005.11.08
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    仕方なしに労働組合委員長を引き受け、会社と戦ったが故に中東・アフリカの僻地に10年以上も飛ばされてしまう。フィンクションではあるあが、JALをどうしても想像してしまい、大企業の体質に憤りを覚える。

    0
    投稿日: 2005.10.26
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    読んでてハッと気がついたら、すごく歯を食いしばってたこと多数。国家って、会社って、サラリーマンって…。不器用にも強く生きる主人公が、すごく好きです。

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    投稿日: 2005.09.18
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    今2巻目を読書中ですが、とてもやるせない。主人公に幸せは訪れるのか?? また、JALやJR西日本と重なってしまい、不信感を抱いてしまう。

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    投稿日: 2005.08.12
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    この本は、某社の飛行機墜落事故(御巣鷹山)の事故に関連した、山崎豊子著の本です。 アフリカ編は、主人公の恩地のケニア滞在時について書かれています。 この本は数年前にも読んだことがあるのですが、下のようなたった数行の文章が読みたいためにまた買ってしまいました。 『夜になると、急激に気温は下がり、漆黒の闇に包まれ、夜空に南十字星が凍りつくようにまたたいている。(略)東アフリカのケニアに来て三年目になる恩地には、ケニアのサバンナに棲息する獣の声を聞き分けることが出来た。獣の悲しみの声を聞く時は、自分の最も悲しかったことを思い、怒りの声を聞く時は、自らが心底、憤った時のことを、飢えの咆哮を聞く時は、自分の心が最も飢え凍えた時のことを思いだす』 私が南部アフリカで見た"南十字星"は、天の川の中に燦然と輝き、とても美しかった。 「凍りつくように」という文章が頭から離れなかったのですが、「観光気分で見る"南十字星"と見え方違うのだろう」と思っています。

    0
    投稿日: 2005.06.27
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    全5巻。航空会社の魑魅魍魎を描きだす社会派小説の金字塔。しかし主人公の生き様には共感できなかった…。

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    投稿日: 2005.06.10
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    大手航空会社に勤務するオンチ君が主人公で、「善人」のモデルとなっています。全5巻にわたって、善をまっとうすることが1つのテーマであり、テーゼになっています。オンチ君の反対のモデルがギョウテン君で、企業・社会を上手く生きていくために、正義を見てみぬふりをしたり、不正を行ったりします。こちらが大勢だったりもします。

    3
    投稿日: 2005.04.21
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    社会派小説の真骨頂。親方日の丸企業の体質と労働組合の意義を問う。そしてなによりも、正しき企業人としての生き様を示した名著。

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    投稿日: 2005.01.11
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    会社のエゴ。親方日の丸の無責任さ。被害者の辛さ、悲しさ。主人公の悲哀と勇敢さ。涙と怒りと寂しさとで感動の連続。作者の勇気にも脱帽。

    0
    投稿日: 2004.12.30
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    フィクションだがノンフィクションの要素が強く、どうしても日航とだぶってしまう。山崎豊子の緻密な取材には、いつも頭が下がる。

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    投稿日: 2004.11.23
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    労働組合委員長として会社と闘った主人公は、会社上層部や政治家の圧力で中東やアフリカなどの僻地へ飛ばされてしまう。そんな中でも自分の信念を貫き、共に闘い同じ様に差別人事を受けている労組の仲間の為にも会社に屈しない主人公。 熱いね。これ。 大企業に絡み合う様々な立場の人間の思惑が巧みに描かれている。巨大な権力を前に信念を貫く事がこうまで大変なものなのかと。 事実を基に書かれているというのがさらにすごい。まー、かなり脚色してるだろうけど。 アフリカ編の次は御巣鷹山編。 歴史に残るあの航空機事故が描かれる。要チェック!

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    投稿日: 2004.10.16
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    飛行機事故の悲惨さを著者ならではのきめ細かな取材の下に描いた作品。 あのような事故を二度と起こさないようにするために、航空会社の取るべき行動を民間から出すように訴えかけるものです。

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    投稿日: 2004.09.30
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    恩地は、三井美樹をイスマイル・ハーン・ホスピタルへ移せる見込みがたって、ほっとしたが、廊下にベッドを並べ、その下に蹲っている家族の姿を眼にし、常に不平等と闘ってきた自分が、コネと賄賂を使って、特権を行使することに後ろめたさを感じた。(p.292)

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    投稿日: 2002.06.03