
総合評価
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powered by ブクログ伊坂さん自身も書かれてたけどほんとこれからもこの4人だけは銀行強盗を続けてほしい。。。笑 敵へのむかつきがずーっと溜まってるので爽快感が過去イチ◎
4投稿日: 2021.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほんと、今回は無駄にハラハラした。 「どうせ成瀬さんの掌の上でコロコロ転がされてるんでしょこの人?どうせ私もコロッコロに転がされてるんでしょ!?」と思いつつもハラハラした。 相変わらず悪者が完全無欠に胸糞悪いやつでありがとう。思い切りざまぁ!!と叫べる。ざまあ!! 響野さんが絶好調で喋ってるところが一番好き。
3投稿日: 2021.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ3番目の作品であり、大ピンチに陥りながらも知恵を活かして成瀬率いる4人の銀行強盗が新聞記者と渡り合う話です。 全体として芸能界にありそうな話であり、私は一歩引いた立場で読んでおりました。終盤が余りにもうまく行き過ぎてると感じましたので、残念ですが共感出来ませんでした。 しかし、話のテンポは軽快で読みやすいと思います。
3投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログ終盤までは、シリーズの中で一番良かった。 でもオチ(敢えて落語風に)が…だった。 いつものレギュラーメンバーと、最初に火尻を貶めようとしたメンバーがタッグを組めば、敢えて大桑達の組織力を借用する必要など全然なかったと思う。 ※にわか結成チームながら、成瀬も気付かないような完全犯罪が途中までは上手くいっていたのだから… そしてその方が火尻に恨みを持っていた人々も自分たちで復讐できて溜飲が下がっただろうし、宝島やシェフの活躍が物語を濃くしたはず。 つまり、スティング(映画)みたいな形で、メンバーがそれぞれの特技を活かして火尻を完璧に騙し続け、最後には警察にしょっぴかれるだけでなく、その顛末を敵対していた雑誌記者から記事にされ世間からも嘲笑される勧善懲悪形が良かったと思う。
1投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログ【陽気なギャング】シリーズ3作目 4人組の銀行強盗のメンバー 天才スリ久遠が記者(火尻)を暴漢から救うが、自分が銀行強盗なのを、気づかれてしまう… 鬼畜記者 火尻は それらを利用しようとギャング達に迫ってくるが… ぃやぁあぁ 面白かったです♪ヽ(´▽`)/ 相変わらずギャング4人は良いキャラ!! 火尻はめちゃくちゃムカつくし… 終わりかたも メチャクチャ爽快でした ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
46投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログ相変わらずの濃いキャラクター、面白すぎる。伊坂幸太郎さんのキャラクターでは死神が最も好きだが、チームとしてのランクは断然ギャングがトップ! 結果はハッピー?エンドを想像するものの今回は3作の中で1番ハラハラドキドキした。 解説にもあったが、ギャングの皆さん、是非これからも銀行強盗続けてください(笑)
3投稿日: 2021.06.15
powered by ブクログ本職(?)の銀行強盗がほんの数ページだけで終わってしまってるのにびっくり!読み直して、そうそう、それが始まりだったよ。。。って。。まぁ、これも時代の流れ!? で、そのかわりに軸となった悪者記者火尻に、本当にいいように使われてしまうのかとドキドキしたけど、さすが成瀬さん♪ おばあちゃんの形見の亀を愛する大桑さんとその部下の人たちもある意味、愛すべき人たちだった。 だからとにかく、火尻に制裁がくだって、ホントによかった(^^) 今回の辞書のNO1は、ボウリングに決まり!本編読む前に、衝撃うけちゃったよ笑
4投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログ陽気なギャングシリーズ第3弾。 はじまりは四人の銀行強盗から、そこでの不覚から、今回のギャング団は攻められ、追い込まれる状態へ。 このピンチをどう切り抜けるか? 鮮やか、鮮やかすぎるラスト!想定外! 何より、伊坂さんのセンス溢れる文体とストーリー展開が流石。 いやー、楽しめた。
4投稿日: 2021.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3.5 シリーズ3弾。お馴染みの4人が、人の人生がどのようになろうとお構いなしのハイエナ週刊誌記者火尻と対決。裏カジノ業者や火尻の被害者達を交えて話が進む。軽いノリもはらんだ、伊坂らしい痛快な正義の話。記事にすると脅迫する火尻は胸糞悪く描かれ中々。知る権利と報道の自由、プライバシーの話。知らなくてもは困らない、読者の覗き見趣味を満足させるだけで、本人を傷つける記事。自殺者本人、遺族、関係者のその後を想像すれば悲しい話。伊坂作品らしい、無茶苦茶な響野は相変わらず面白い。 タイトルに三を入れたのは3作目の意図らしい。 成瀬:他人の嘘を見抜く能力がある、ギャングのリーダー格。離婚歴がある息子がいる。 響野:口からでまかせの演説の名人、普段は喫茶店ロマンを経営。妻は祥子。 雪子:時間をコンマ単位で把握できる体内時計の持ち主、シングルマザー。息子は慎一。 久遠:スリの名手、動物好きでとても詳しい。 便利屋田中:どんな品物でも用意してくれる便利屋。足を引きずっており、他の作品でもちょこちょこ登場するらしい。
8投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ今回も登場人物の個性が際立っていた。週刊記者の嫌なやつ感、最高だった。強盗団ピンチからの展開がコミカルで楽しめた。
2投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログおなじみの銀行強盗4人組シリーズ第三弾 もはや、銀行強盗の場面はほとんどなく、でも、銀行強盗であることがストーリーと紐づくり内容 相変わらず、4人のやりとりは絶妙で、キャラが際立ってて面白い 更に、今回はあのもう1人の人物が目立たないんやけど大活躍、且つますます何者か謎が深まる展開に
5投稿日: 2021.04.09
powered by ブクログついにお馴染みのメンバーの正体が世間にバレてしまうのか?しかもめちゃくちゃ下衆な記者に目をつけられてるし!なんて読みながらヒヤッとしつつも、見事に切り抜けてく様がやっぱりカッコいい。 そしてやはり伊坂さん作品!と言った感じで伏線回収が今回もお見事。夢中になって一気読みしてしまった。 どんなにピンチに追い込まれても、成瀬さんの頭の回転が凄い。特に物語終盤の響野さんのタイミングも計算済みのことなんだろうな。 是非4人のその後も気になるので続編を読んでみたいが、今回はで最後なのだろうか。
3投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログ9年ぶりのシリーズ三作目という事で楽しみにして読んだら全然変わってない4人でほっとした。 やっぱり響野のキャラが好きだわ。
7投稿日: 2021.03.29
powered by ブクログ2021(R3)2.25-3.5 4人の陽気なギャングたちに訪れる大ピンチ! 彼らはそれをどう乗り越えるのか! なんていう安いポップを立てるには失礼ですが、いつも強盗をサラリとやりのける彼らに襲いかかる連続攻撃! 前回の『日常と襲撃』でも書いたが、やっぱり今作も、「ルパン3世っぽさ」満載。 雪子は決して「峰不二子」ではないし、成瀬も女好きではない。久遠も響野も次元や五右衛門には当たらない。 しかし、それぞれの持ち味を生かし、「仲良く」という感じではないけど力を合わせていく様は、ルパンっぽい。 更に今作は、2つの勢力(?)が彼らを追い詰めるのだが、その切り抜ける様もルパン3世みたいでカッコいい。 要は、読者をハラハラドキドキさせながら、華麗に、見事に切り抜けていくのだ。痛快で面白い。 そういえば、彼らもルパン3世たちも「4人組」ですな。
7投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
このシリーズの中では一番面白かったかも☆星4つにしようか迷ったけど、伊坂さんはホント面白い作品が多いので、敢えて少し辛めに星3つ。強いて文句を言うなら、ややラストのオチに無理がある(少なくとも久遠と雪子が無事で済むはずが無い)気はしたけど、まあ本作はそういうあら捜しをすべき作品では無いと思うし^^;。 最後のあとがきに、伊坂さんの本作に対する愛情を感じてそれもすごく良かった♪
3投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログシリーズ三作目。面白くて三冊続けて読んでしまいましたが、特にこの巻が面白いと思いました。終盤まで続く緊張感がたまりませんでした。このシリーズはまだ続いてほしいです。
5投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ・言葉には、理屈と感情とかがくっついてくるからさ。 言葉は、頭の中の上司の決裁をいくつももらった後で ようやく外に出ていくようなものだからね。 正直になれない。
10投稿日: 2021.01.18
powered by ブクログだんだん、銀行強盗じゃなくてもって感じになってはきているが、個性のある4人はとても好き。 次作出るかなあ。
5投稿日: 2020.12.30
powered by ブクログシリーズものとは知らず3冊目から読んでしまいました。が、なにこれ面白い…! その名の通り陽気なお話でした。彼らの会話、掛け合いのテンポがよくてユニーク。犯罪者たちなのだけれど、愛嬌があって憎めない。見事に登場人物たちの虜です。 いやいや、キャラクターだけの小説じゃない。時間が前後する技法、張り巡らされた伏線の回収に「そういうことか!」「なるほど、ここに繋がるのか!」と膝を打つこと多々。最後に飴玉の不審者が回収されていて笑いました。 1作目、2作目もちゃんと読みたいなあ。
3投稿日: 2020.12.23
powered by ブクログ13 大学生協にて 陽気なギャングから伊坂幸太郎ファンになったから、見つけて即購入。高校、大学と読書の時間をとれていなかったが、本作を機に読書再開。
3投稿日: 2020.10.27
powered by ブクログ図書館で。 シリーズ物。多分読んでいるはずなのでそういえばこんなシリーズあったなぁ…という感じで読みました。 個人的には祖母の亀を取られたと思ってる人はとばっちりだなぁと思いました。まぁ根っからの善人という訳ではないけれども。でもねぇ。
1投稿日: 2020.10.23
powered by ブクログ陽気なギャング、3作目出てたの知らなかった〜!伊坂さんの中でもサクサク楽しく読めて好き。 久しぶりの4人組は、昔見た実写版の4人で想像して読んでた。あとがきにもあったけど、この4人は相変わらずの感じで、懐かしいテンポで掛け合いや騙し合いが進んで楽しかった。もしかして私、2作目も読んでないかも
2投稿日: 2020.10.22
powered by ブクログ伊坂幸太郎の「陽気なギャング」シリーズ第3作目 今までで一番面白かった 記者の火尻が最低で伊坂幸太郎はこういうキャラクターを描くのが実にうまい 少し「オリエント急行殺人事件」を想起する 牛山沙織の元同僚の女性が魅力的
3投稿日: 2020.10.02
powered by ブクログこのメンバーを結びつける銀行強盗は、話のとっかかり程度に格下げされ、その後のドタバタがメインといった感じ。 登場人物達も、銀行強盗という行い自体に疑問を感じ、潮時を匂わせてる(その割に、新しいメンバーを迎えようかと考えたりしてるが〕一方、強盗抜きに4人で集まる理由のないメンバーだから、強盗させずにシリーズは続かないのかも?タイトルからしてギャングだし。 でもまだ続きを読みたいと思う。 いつも久遠が可愛いくて良い。成瀬は今回ちょいクールすぎ。今回のキャラでは大桑も良かった。 そういえば、最初の方で『久遠がワーキングビザを使い、オーストラリアに行ってから』とあるけど(文庫版22ページ)これはワーキングホリデービザではないだろうか。
5投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログ・ シリーズでいちばんおもしろかったです(わたし調べ)。 なおかつ、いちばん読みやすかった。 ・ 「ロマンはどこだ」でおなじみ、陽気なギャングたちが繰り広げる クライムノベルなのか、コメディなのかの線引きができない めちゃめちゃおもしろい小説。 ・ 映画では大沢たかおさんが演じているという理由だけで、成瀬が好きです。 ・ 以下、本文より 「風俗店で働いていようが、外務省で働いていようが、大した違いはないよ。どんな人間もろくでもない。」 ・ 「自分の意見が通らなかった時の反応でわかります。ムキになって怒り出すのは三流です。」
9投稿日: 2020.09.06
powered by ブクログ「そのためにあのホテルを建築したのだ!」 4人の天才強盗団、三度。スマホやITの進化で強盗的にはやりづらい世の中…そんなの関係ねぇ! 悪質タブロイド記者に4人の個性全開で挑む対決の行方は?こいつぁ下手な炭酸よりスカッとするぜ!
8投稿日: 2020.09.03
powered by ブクログ* 「まったくおまえは努力家だな」 * 陽気なギャングシリーズを再読して、やっとこの新作にたどり着いた。作品の中でも年月が経っていた。再びこの4人に逢えて嬉しい。 . "努力家"な結果になってしまう響野さんにやれやれだったが、対照的に久遠くん大活躍の回だった。彼のプライベートが知りたい。 . 予想のつく伏線もあれば、なるほど、ここで活きてくるのかという伏線もあり、流石だった。次回作に繋がるかもしれない雰囲気もあり、期待。また4人に逢えたらいいなぁ。 .
3投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ読む順番間違えたけど全然問題なかった。 とにかく面白い。 このシリーズ大好きです。 普段あまり本読まない人にもおすすめできる。
3投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログこれまでの陽気なギャングシリーズの中で最も追い詰められるので、特に後半はハラハラしながら読みました。迷子の犬があそこで登場とはね!
4投稿日: 2020.06.10
powered by ブクログギャングシリーズ3作目 特殊能力を持つ4人の銀行強盗が久しぶりに登場 むつかしい事はなく、児童書のようにテンポよくするする読めた。 キャラクターが愉快だからシリアスな場面も重くなりすぎず、ひたすら楽しく読める。 悪い奴がきちんと懲らしめられるので、読んでて安心する。
0投稿日: 2020.05.19
powered by ブクログ陽気なギャング三部作、読了。これまた愛すべき登場人物たちのおかげで楽しく読めました。みんな歳を取ってきたから、続編は厳しいかなぁ。久遠の生活が謎だから、独立したストーリーで見てみたい!
5投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ2020.4.26読了。 読書の習慣が薄れてきた中で久々に読んだ。 シリーズものは読みやすい。 それぞれのキャラがより引き立って良かった。 オチについては読めてしまったのが少し残念だった。
3投稿日: 2020.04.27
powered by ブクログ前2作はずいぶん前に読んだのでほとんど登場人物のことは覚えていない。冒頭の愉快な銀行強盗のシーンでなんとなく思い出した。そういう意味では各章が登場人物の名前で始まるから、だんだんキャラが馴染んできてわかりやすかった。奇想天外というかファンタジーというか、あり得ない連続なんだけど物語としてはとても面白い。登場人物のユニークさはオー!ファーザーにも似ている。響野の描写に何度も笑った。復讐劇として見た場合にはもう少し火尻を痛め付けてほしかった。その点がやや不満。
2投稿日: 2020.04.14
powered by ブクログこの作家さん独特の会話と文章が面白く、クスッと笑える。 ストーリーも複雑ながら、色々な場面が繋がってくるので面白い。 こんな銀行強盗っているのかなあと本気で心配してしまう。
4投稿日: 2020.04.03
powered by ブクログシリーズ3冊全部読んだけど、やっぱり伊坂幸太郎さんは最高!!!! どの本も最高に面白い。 特にこのシリーズは、すべてが短編のように思えて実は全て繋がっていて、ただのミステリーじゃなくて、友情とか、家族愛とかそういう要素もあって、いつもの伊坂幸太郎さんの不思議な世界観より、日常的な話で入り込みやすかった。 総じて最高に面白かった。
3投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1作目、2作目と立て続けに読んだので3作目も読了しました。 さすがに飽きるかなーっと思ってましたがそんな心配も杞憂に終わりました。 やっぱり悪いことしてるから痛い目みるかな〜と思ってたところを今回は火尻という胸糞悪い記者に目をつけられて4人が翻弄されていくお話。 何もかも見通し見透かしてる成瀬さんが後手後手に回ってるようで少しハラハラしましたが、結局は手の内で転がしてました。と言うよりうまく手の内にお引き寄せた感じですね。 伊坂幸太郎のオチは全く読めないんだよなー まさか亀が…伏線なのかよ。 1、2作目同様やられたって感じです。 個人的には、ホテルでの犯人は全員でした。とまではいかないがスタッフのほとんどが犯人でしたみたいなのが好き。オリエンタル急行殺人事件を真似たのかな。 響野のそのためにこの建物は作られました。と言うセリフも好き。 2001年の宇宙の旅がまた出てきたけど伊坂さん好きなのかな。 読んだことも見たこともないから映画見てみようと思いました。 ガラスの家に住む者は、石を投げてはいけないってほんと良い教訓だと思います。 まとまっていませんが本作も1作目、2作目を引き立たせるような面白い内容でした。
3投稿日: 2020.03.26
powered by ブクログこの3作目は、なかなか読めずにいたけど、1作目、2作目を再読して一気に読みました。 ピンチになりながらも、最後はスカッと解決していくのが爽快です。
3投稿日: 2020.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱり彼ら大好き。 第二作から9年ぶりの続編らしい。 私も読む間隔が第二作からちょっと空いてしまったので、若干の不安を抱えながら読み始めた。 でも作中では2年しか経ってなくて、基本、成瀬も響野も久遠も雪子も境遇は変わってなくて、成瀬と響野の噛み合わない憎まれ口も健在で、相変わらずの物語世界にひと安心したし、自分がちゃんと物語世界に帰ってこれたことに安堵した。 今回は、ひょんなことから火尻っていうイヤな記者と絡んでしまい、しかも強盗犯だと察せられて、平和な日常を人質に脅迫される話。 コン・ゲーム的な雰囲気が初作に近く、火尻を陥れる裏の裏をかいてゆく作戦がだんだん見えてくるにつれて、伏線が繋がっていく快感と「おお~」と唸らされる感を、思う存分味わえた。 成瀬は本当に頭が良くて完璧な人だなぁ。 完璧すぎてちょっと人間味に乏しいけど。 比較的久遠の活躍(と失態)が目立つ。 比較的響野の出番が少ないので、作戦が成功するかどうかの冷や冷や感は若干薄い(笑)。 新書版あとがき(再掲)で、伊坂さんこの物語をどう発展させようか悩んだみたいに書いてたけど、この路線を変えずにいてくれてホントにありがとう。 大満足でした。 ただ、これより前に京極夏彦を立て続けに読んだせいで、本の薄さにびっくりしたり、描写があまりに淡白で「えっ、ここもっと膨らませられるよね?」とか思ってしまったりした(笑)。 伊坂さんも書いてたけど、現代の技術進歩はホントに日進月歩で、彼らが強盗を実行するのは至難の技になってきてるのは事実だろう。 もう彼らに会えないのだろうか。 ちょっと(かなり)淋しい…
5投稿日: 2020.02.23
powered by ブクログ前作を読んでから結構な時間が経ってしまったが、読み出すと個性的なキャラクター達が変わらず存在していて、すぐに引き込まれた。 相変わらず軽妙に物語は進んでき、嫌な奴に腹を立てながらも最後は軽やかに締まる。 オーシャンズ11を見たいるようで、もっと続編を読みたい作品。
2投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログお馴染みギャング達が、今回も人騒がせな行動に…⁉︎ サスペンス系の場面も、爽快なタッチで描かれる伊坂ワールドに久々に触れました! 前作から9年を経て、スマホや指紋認証等、強盗に使う技術に時代の流れを感じたのも面白かった点。 最後30ページくらいは圧巻の伏線回収でした。
3投稿日: 2019.11.23
powered by ブクログ伏線と思わせない伏線が鮮やかに回収されていく。 読後のスッキリとした気持ちが伊坂幸太郎の醍醐味ともいえる。 特に、ギャングシリーズは悪人を必ず成敗するだろう!と予想できるものの、その成敗の仕方が全く想像できず早く続きを読みたい!と思わせるはなし。
6投稿日: 2019.11.16
powered by ブクログ久し振りにこのシリーズを読んだけど、やっぱり面白かった。 今回は本業(?)よりも他の要素が中心でしたが、レギュラーメンバー達の個性や伏線だらけの構成は健在です。 第四弾が早く出ますように。
6投稿日: 2019.10.24
powered by ブクログ陽気なギャング・天才強盗四人組に、最凶最悪な大ピンチ。ハイエナ記者の執拗な追求から逃れることは出来るのか。人気シリーズ第3弾。 九年ぶりのシリーズ新作だったが、違和感なく世界観に入り込むことができた。それもこれも個性的な四人のおかげだが、本作で最も印象的なのは記者・火尻。本当にイヤな奴なのだが、天才軍団にはこのぐらいの敵じゃないと盛り上がらないのも確かである。
3投稿日: 2019.10.15
powered by ブクログ後半の怒涛の伏線回収は流石。ちょっとこじつけや無理な設定もあるが、この作品はそこも含めて楽しむためにこそあるのだろう。悪者設定のキャラのセリフも世相を斬っていて、何が正義で何が悪なのか、を問いかける。読後感は爽快だが、ちょっと単調...。次回作に期待。
6投稿日: 2019.10.03
powered by ブクログロマンはどこだ? この4人の続きが読めるだけで嬉しいので星5! 相変わらず、この後どうなるんだろう?!の連続なのに最後スッキリして読後感たまらないです。エンターテインメント小説。最高です。 彼らが強盗しなくなってても私は続きを読みたいと思います。
7投稿日: 2019.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
成瀬、久遠、鏡野のやり取りは変わらず面白かった! このシリーズでは珍しく?伊坂作品らしいいやーな奴(火尻)が出てきた。 動物好きの久遠、真面目公務員キャラ(?)の成瀬、お喋り好きの鏡野、すごい好きだからどこかでまた会いたいなぁ。 (雪子もかっこよかったよ) 「そりゃ追いかけます。地獄の果てまで、というよりも、追いついたところが地獄になります。」 「俺は、少し弱った昆虫を、蟻の群れの中に落としてやるだけなんだ。あとは、蟻がその虫を食い尽くす。この場合、その虫を食ったのは誰だ? ハイエナは俺ではない。食い散らかして楽しむのは、大勢の、普通の、人間だ。」
5投稿日: 2019.09.14
powered by ブクログこのシリーズはキャラが立っててあり得ないような設定だけど、これはもうそこを楽しむもの!ドタバタ感とギリギリで問題解決していくスリリング、本当にエンターテイメント用に作られた話だなと思う。だいたい銀行強盗のくせに応援したくなる不思議(笑)
5投稿日: 2019.09.09
powered by ブクログ前作から間が空いて読みましたので、ところどころ記憶を探りながらでした。 キャラクターの個性は際立っていましたが、目新しさが少し薄れた感じがしました。特別感があまりなく、たんたんと終わってしまいました。
1投稿日: 2019.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
気になったセリフ。 ・嘘には三種類ある。嘘、大嘘、そして統計だ。 ・いい人、という表現にはさまざまな意味がある。お人好しであったり、親切な人であったり、善人であったり、悪人になれない人であったり、八方美人や体裁を気にする人という意味合いもある。さらに、完全な善なる人などいない。 ・カマキリがゴキブリの近縁って意外ですよね。 ・人の興味はそれほど長続きしない。去年、話題になったニュースをいくつ覚えている?覚えていたとしても、まっさきに出てくる感想は、「懐かしい、そんなこともあったね」だ。 前作から9年振りの作品。年数が経つのにキャラ設定を忘れてない、てのは流石です。響野が大人しくなった?かな。読んでてそんな気がした。
2投稿日: 2019.08.19
powered by ブクログシリーズ3作目は、序盤から腕まくりしてふざけて書いているのが目に浮かぶ。最高! 相変わらずヒヤヒヤさせながらププッと笑えて、悪者には罰を、善者にはサッカーくじを!違った、幸福を!笑 シリーズ読み終わってしまって、ギャング達が恋しくなるなぁ。。
4投稿日: 2019.08.01
powered by ブクログ相変わらず伊坂さんは同情の余地のない悪役を書くのが上手い。今回も悪役は最後成敗される(伊坂作品の場合大抵命を落とす)のだけれど、悪役のゲスっぷりが半端ないから全く後味が悪くならない。犯罪小説なのに。究極のエンタメ作家ってことなんだと思う。
6投稿日: 2019.06.30
powered by ブクログ6月-19。4.0点。 陽気なギャング第3弾。 筋の悪い記者と関わり、記者の要求を受けることに。受けなければ正体をばらすと恐喝。 さすがの伊坂節。伏線をバッチリ回収し、どんでん返しも決まった。凶暴な犬をそこに使うかと笑った。
1投稿日: 2019.06.25
powered by ブクログ前作までと同様ユーモアのある会話とスピーディな展開。響野の相変わらずのピント外れ具合が笑える。伏線が見事に回収されており面白かった。
5投稿日: 2019.05.26
powered by ブクログ『地球を回す』の神崎、『日常と逆襲』の鬼怒川、そして『三つ数えろ』の火尻と大桑グループ。 今回の火尻がギャングシリーズの敵で一番憎たらしかった。
3投稿日: 2019.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第三弾。良いよね、この個性的な銀行強盗たちのキャラクター。もう会話劇がとにかく面白い。伊坂さんならではのユーモアが随所に溢れてて。 今回は、彼らがある記者に脅され、身を守るために作戦を練り、実行する。終盤はとにかく鮮やか。 ずっと続けて欲しいシリーズ。
3投稿日: 2019.05.11
powered by ブクログ「陽気なギャング-」シリーズの三作目ということだが、二作目から今作まで実に九年が経過していた。本シリーズは全作読んでいるが――、銀行強盗のお馴染み四人組と再会するのに実に九年も経過していたとは意外である。そう思えないほどの親近感が、この四人組にはあるからだ。 彼らは銀行強盗をやってのける「ギャング」なのだが、どういうわけか正義感に満ちている。同時に、ギャングらしく、危機に直面してもどこかその危うさをも楽しんでいるかのような胆力も備えている。そうした余裕から生み出される洒脱な会話で進んでいく物語が楽しくないはずがない。そして四人組の行動や会話が中心で物語は進んでいくので、とにかくテンポがいい。 何より素晴らしいのは、そうしたドタバタ劇のなかにたくみに忍ばせた伏線を、これまた四人組のギャングたちがジタバタする物語の中で、見事に回収してしまうところだ。どの伊坂氏の作品を読んでみても、いつもこの点に感心させられる。そして、この伊坂氏の面目躍如たる点がもっとも端的に、かつ最大限発揮されていると思うのが、「陽気なギャングー」の冠名をつけられた一連のシリーズである。 一度読み始めたら、誰もがおそらく読む手を止めたくなる。残りページが少なくなってしまう小説に寂しさや心残りを感じる小説など、そうそうはない。その意味でこの物語は、本当に稀有な存在だ。もちろん「いい意味」で。 伊坂氏にはいくつかのシリーズものと思われる作品があるが、どれを読んでみても、それぞれの物語ごとに異なった、しかしいずれの作品にも魅力あふれるキャラクターが登場する。主に魅力あるキャラクターが主役となって、どの物語も進行する。ゆえに、伊坂氏の作品はどれを読んでみても映像的である。目の前であたかも事件が起きているかのように、あるいはキャラクターがすぐ横にいるかのように、展開される物語の画が如実に浮かんでくるのだ。 読み終わるとすぐに次の作品を読みたくなる小説など、そう多くはない。このシリーズは間違いなく、次を読みたくなる。できることなら九年間待たされることなく、またこの正義感溢れる楽しいギャング四人組と出会いたいと思う。
5投稿日: 2019.04.15
powered by ブクログ伊坂幸太郎の「ギャング」シリーズ三作目。 彼のファンであり陽気な4人組のファンである自分は、彼らの日常を少しでも覗けることに喜びを感じサクサクと読み進めた。しかし、サクサクと読み進めたところ、そのままの勢いで彼の作品独特の余韻を感じることなく読み終えてしまったという感覚が強い。 正直今回の作品は終盤の展開が読めるところがあったし、もう少し突飛な展開があっても良かったように感じた。 意外性のある展開が評価され人気作家となった故に、常に高いハードルを設定されてしまう伊坂氏には、映画「シックスセンス」以降数作の制作に苦しんだM・ナイト・シャマラン監督と同様の苦しみがあるのかもしれない。
2投稿日: 2019.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ3作目。前作読んでからかなり間が空いたけど、このシリーズはメイン4人のキャラが立ってるから、すぐに思い出せました。会話のテンポとユニークさが特に好き。 ストーリー的には、1作目とか程の爽快感と言うか、面白かったー!って感じはなくて、最近の伊坂さんの安定の面白さって感じでした。サイコパスみたいなクズが成敗されて、さり気なさ過ぎて忘れてたことまで見事に回収してくれて、全員ハッピーになっちゃうあの感じ。 個人的には、銀行強盗のシーンがもう少しあっても楽しかったかなと思ったり。それにしても、成瀬さんいつもカッコいい。
3投稿日: 2019.03.10
powered by ブクログシリーズ3作目。 今回もこの4人のやりとり、特にセリフのやりとりやキャラクターの特長が更にパワーアップしてる感じ。 響野と他3名のやりとりは特に笑えた。 また銀行強盗ではなくそこから派生した事件に巻き込まれていくという展開も面白かった。
3投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログ呑気なヤングはには申し訳ないんだけど、 地球はちょっともう限界なので、ギャング とはいえ陽気でよかったし響野はミスタ。
1投稿日: 2019.02.21
powered by ブクログひさしぶりの銀行強盗4人組。 会話を見守りながら、あぁ、この人達はこんなだったなぁ、と懐かしく思い出す。シリーズものの映画を観ているよう。
3投稿日: 2019.01.28
powered by ブクログ陽気なギャングシリーズ三作目。 久しぶりの登場人物にああ、そうやったそうやったと読み進めて行った。 途切れ途切れに読んでいたせいもあるかもしれないが、今までほどの伊坂ワールド全開!という感じではなかったかもしれない。 良い意味で伊坂さんの書き方が少し変わってきているのかなあと思った。 でも後半のスピード感はさすが。どうなるのどうなるのと手に汗握る展開。うまいなあ。
8投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログ第二作から9年経っての新作、とのことだが、軽妙かつユニーク、悪党だがどこかにくめぬ主人公たちが活躍する「ギャング」シリーズの世界は、作中でも前作から時が流れているが、いまだ顕在である。 悪党にとっての悪党は一見モンスターのような、反吐が出るような存在だが「火星」でも描かれていた我々の欲望が生み出したものともいえる。 単純な勧善懲悪のようであり、そう単純でもない。しかしとにかくユニークで鮮やかで、読み終えて気持ち良いことはたしか。 期待を裏切らない面白さでした。
5投稿日: 2019.01.21
powered by ブクログ相変わらずのおしゃべりと、ごちゃごちゃおしゃべりしながらわちゃわちゃと話が進んで行く感じ、久々で懐かしく面白かった。 個人的には大好きな銀行強盗シーンが少なかったのが残念。「ロマンはどこだ」というセリフをもっとキメて欲しかったなぁ。
2投稿日: 2019.01.15
powered by ブクログすらすら読めるけど 内容が浅くて入り込めない そう言うのを選んで読んだけど もう少し、いまいち何かが足らない感じ
1投稿日: 2019.01.01
powered by ブクログ181224.ジャケ買い。シリーズもんとは知らずに購入。シリーズ初見でも楽しめたけど、やっぱり順序よく読みたかったかな。キャラの説得力が初見ではやっぱりうすい。 響野さんは最初から最後まで三枚目だったし。 言葉回しとかキャラ立ちは素晴らしいです。 一話目も買おうかと思わせる内容。
2投稿日: 2018.12.24
powered by ブクログ2018/12/17読了。 ギャングシリーズでは久しぶりの作品。設定を忘れていたが、読み進めるとすぐに各々のキャラクターが思い出された。個性の強さを実感した。 伊坂作品の悪者は結構清々しいほどの悪党であることが多く、分かりやすい勧善懲悪ものとして読んでいて爽快感があった。 途中、主人公グループが劣勢になるところも含め、王道な流れだと思った。 また、それぞれの特殊能力も日常に上手く溶け込みつつ披露されており、話の疾走感に拍車をかけているように思う。 特に雪子の車のシーンと響野の無駄な喋りが伊坂らしい軽妙さを担っていると感じた。 具体的なオチを予測することは出来なかったが、大体の流れはなんとなく予想できた。 しかし、あとがきにて「このギャングたちにはいつも同じ事をやってもらいたい」という風なことを言っており、確かに、いつもの日常として変わらないノリを求めている自分がいることに気付いた。 そこを含め、読んで損のない作品だと思った。 (大体一冊読むのに1ヶ月掛かるほど読み進めるのが遅い自分だが、これは2日で読み終えてしまった。それほどまでに熱中して読めた)
5投稿日: 2018.12.17
powered by ブクログシリーズ久しぶりの作品ということもあって、前作までのストーリーも設定もほぼほぼ忘れていたのですが、読み始めるとすっかりのめり込むことができました。 本シリーズの魅力は何といっても個性的なキャラクターたちのウィットに富んだ会話で、まるで掛け合い漫才を見ているようで、読んでいてとっても楽しかったです。話の展開自体はかなり強引で無理やり感があるのですが、テンポがいいので不思議と許せる気になります。あと著者が楽しみながら執筆しているのが読んでいて伝わってくるのもいいですね。 成瀬が相変わらず冷静沈着なこともあってそれほど絶体絶命的な雰囲気ではなかったことと、終盤で火尻の悪辣さを強調しすぎな感があったのは若干気になりましたが、ラストのオチも含めて全体としては十分満足です。ああ面白かった。
5投稿日: 2018.12.16
powered by ブクログ慎一くん出てきた!!しかも大学生なんて!!! 全部ぜーんぶタネ明かししないのがおしゃれ。いつもこのシリーズはおしゃれ。 あーでも物足りないなあー4作目でないかなあー!! どうでもいいけど、私の中では雪子さんは実写化の時の鈴木京香さんではなくて、坂井真紀さんです。
1投稿日: 2018.11.25
powered by ブクログいつも通りに痛快でよいです。 このシリーズ、好きです。 殺し屋シリーズと死神も好きだけどね。 火星とか、痛い感じがなくてよいです。
1投稿日: 2018.11.19面白くないわけないけど
特殊技能を持った4名の銀行強盗が主人公の人気シリーズ第三弾。 主人公4名を含め登場人物のキャラが立っているし、ストーリーだけでなく、会話も文句なしに面白いんだけど、それ以上ではないね。 シリーズものって、どうしても1作目を超えるのは難しいね。
0投稿日: 2018.10.31
powered by ブクログ砂漠なら西嶋、チルドレンなら陣内、そしてギャングなら響野さんが好きなんだ、私は!!! 今回もそれぞれが活躍したり迷走したりしていて、とても良かった。悪がやっつけられるところを見るとスッとする。いや、銀行強盗も悪なんだよ、完全に。それは揺るぎないんだけど、伊坂さんの小説で言う悪人ってそうじゃないよね?手のつけられない、釈明の余地なんて1つもないサイコパスや根性捻じ曲がった奴。読んで想像するだけでこっちがぶっ飛ばしてやりたくなるような奴。そういうやつがやっぱり出てきて、そんで最後は皮を剥がれるみたいな話が好きだ!良くやった、ギャング達!!
5投稿日: 2018.10.30
powered by ブクログ2018.10.3 図書館で借りたものの、ミ・ト・ンが読み切れず、読まずに返してしまった本。あさみんの結婚式で町田に帰った時にお父さんが貸してくれた〜 このシリーズ好きだったけど、最後に読んだのは大学の時かな?水戸で読んだっけ?読んでたらだいたい思い出したけど、ちょいちょいわからないエピソードもあり^^;それでも楽しめた! やっぱり最近のちょっと暴力的な話より、こういう話の方が好き♩
1投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
陽気なギャングシリーズの第3弾。といっても前作を読まなくても読める本。強盗4人組が、アイドルを追っている記者火尻を追い詰める。おもしろい。なぜ、このシリーズがドラマ化されないのか不思議。
3投稿日: 2018.10.20
powered by ブクログ人生はクローズアップで見ると悲劇。 ロングショットで見れば喜劇。 長い目で見ていたい。 気持ちを長く生きていきたい。
4投稿日: 2018.10.18
powered by ブクログ本作はシリーズものだが、伊坂作品すべてがシリーズみたいなもので、読む前から安心感がある。 私にとって伊坂作品は癒やしであり、登場人物のすべてが微笑ましい。今回も悪いやつはいるのだが、「こういう奴いるよねー」的な感じで悪人っぽくない。 いつものメンバーも歳をとってがんばってる姿をみると「おつかれさん」と声をかけたくなる。 そして自分も明日からがんばろうと思う。 (と、癒やされている自分がいる)
3投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ文庫化を待望していたシリーズ第3作。久遠の不用意な言動から雑誌記者に強請られる立場に陥ったギャングたち。最後までハラハラしながらも、逆転劇に快感を覚える。ヒトは復讐に対して(それが不毛なことと承知していても)肯定的になってしまう生物なのだ。
2投稿日: 2018.10.07
powered by ブクログシリーズ三作目。荒唐無稽さに更なる拍車が掛かるものの、ユーモア溢れる会話劇や鮮やかな伏線回収はやはり健在。終盤、レストランでの反撃ターンは本シリーズ始まって以来のトリッキーさ(強引とも言える…)ながら、喜劇さながらの展開や描写が何とも演劇的で楽しい。毎度シンプルな筋書きが魅力の作品だが、作中やあとがきでも触れられている様に、銀行強盗ベースの物語作りに伊坂氏が苦慮している印象も。無理に引き延ばすよりも、スパッと潔く完結する方が本シリーズには相応しそう。余談:響野さんは巻を重ねる毎にポンコツ化している様な…。
1投稿日: 2018.10.06
powered by ブクログ大好きなシリーズ。作者も明言するように、安定のワンパターン。でもそれが良い。 勧善懲悪なのが気持ちが良いけども、よく考えたら主人公も犯罪者なのでした。でもこんな人たちいるわけない。これはファンタジーだな、と割り切って楽しめます。 確実に嘘が見破れるとか、動物に関しては詳細な絵が描けるとか、色々チートですけど、伊坂さんの小説に出てくるスーパーマンやご都合主義は、ディティール細かくこだわってたのに、最後、雑!みたいな事が多くて、ちょっと笑っちゃう。その乱暴さも含めてエンターテイメントだなと思いました。
3投稿日: 2018.10.05
powered by ブクログ陽気なギャングシリーズの三作品目! 今回も響野の無駄なお喋りが炸裂して、久遠の動物好きはマニアックの度を極め、成瀬の機転の良さには磨きがかかる。雪子が一番自分の能力を使って仕事をしていたなような気がします。 前作から9年が経ち銀行強盗がやり辛い世の中になってます。 悪役の火尻は現代悪の権化のようなもので彼が喋る度に反吐が出ます。 勿論さりげない伏線も満載ですので伊坂幸太郎初めての人は痛快な伏線回収を楽しみに、ファンの人は伏線予想を楽しむのも宜しいかと思います!
1投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白かった 面白かったし、楽しかった 読み進めるほど、どんどん面白くなってくる 伏線が回収されて驚いて いつもの四人に安心して ずっとずっと読んでいたくなる いつもそう 淡々としているのに、温かい (もしかしたらきのこはえちゃうかもね) そして気づいたら、シリーズを一周してしまった。 音楽で言うところのファーストと比べて、ちゃんとかみ合ってバンドサウンドみたいになっている。
5投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログこのシリーズが好きなので楽しく読めた。 今回も「ここに繋がるのかぁ」と、読んでいても展開が予想できないところが、さすが伊坂幸太郎。
1投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愛すべき4人組。動物の話をすると生き生きとする久遠。いつも冷静な成瀬。くだらないことを喋る響野。静かに3人を見守るような雪子。誰が話出しても面白い会話になり読むのが楽しい。これぞエンタメという展開と、人の不幸を喜ぶ悪意の塊のような人間との対決。この悪意の書き方が上手い。それぞれの役割と人柄が全開な今作。ずっと読んでいたくなるし、これからも長く続いて欲しい。
2投稿日: 2018.09.29
powered by ブクログシリーズ第三作。相変わらず4人の主要登場人物の小気味良さに現実味がない、痛々しさだとか重苦しさだとかじめじめした陰湿さだとか泥臭さだとか血腥さだとか、およそ思い詰めた者の重さのようなものが、殆ど感じられない。飄々洒脱として余裕に満ちているプロフェッショナルたちの演じる物語が、読んでいて心地よく、かくあれたらという憧れのようなものを感じさせるのだろうか。これが作者のいう「お伽噺のようなもの」ということか。何となく楽しかったという印象だけを残して、読後すぐに忘れてしまうような内容だが、それでいいのだと思う。 前二作に比べて会話とアクションのテンポがやや緩慢になったような印象もあるけれど、そもそも前作をはっきりとは覚えているわけではない。響野の最後の"言い訳"が面白かった。 「果してこのような嘘で騙されてくれるのかどうか、それ以上に、このような嘘でこの後どうやって収拾をつければいいのか、響野にはまったく分からなかったが、思いつくままだらだらと喋っていればどうにかなるものだ、と経験から知ってもいた」
1投稿日: 2018.09.28
powered by ブクログ前作から大分時間が経っていたので、詳しいことはほぼ忘れていたが、とにかく楽しい小説。なにも考えずにただストーリーを追って行くエンターテイメントの醍醐味が味わえる。
1投稿日: 2018.09.26
powered by ブクログ好きなシリーズ。 なので、評価は自動的に高くなります。 嘘を見抜きたい 正確な体内時計欲しい と思う。
1投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログ久々のシリーズ最新刊。 前作、前々作と特に謎が残されたりはしていないだけに、待ち遠しくはありながら必ずしも続きが書かれるとは思っていないという諦めもあっただけに嬉しい新作。 相変わらずの四人。 グループのようでグループでない、適度な距離間のギャング達。 そして微妙に年を重ねた感がある四人。 気付かないくらい細かく散りばめられた伏線がラストに向けて畳みかけるように回収されていく楽しさ。 このシリーズの醍醐味のひとつの辞書形式の言葉の意味。 毎回これを読んで何が起こるかを想像しながら読み進めるのだが、「小説において、読者の注意を別に逸らすための小細工。」には爆笑。 帯は秀逸。 コピーも簡潔だし、デザインも最高。 楽しんでるなぁというのを感じる。 解説はまた面白かった。 作品の解説でありながら作者を紐解く内容。 なんとなくみんなわかっていたり感じていたりすることをしっかりと言葉にしてくれた。
1投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
陽気なギャングたちも、今回は必死にならざるを得なかった様。 後ろになるにしたがって、場面の切り替えが早くなり、様相が次々と変わる。そのスピード感に乗せられてどんどん読み進めてしまう。 そして、最後には伏線を全部拾って、収めてしまう。 スッキリするのが良いですね。
1投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログ文庫化されたと知り、即購入。 次に何が来るのかわからない。 のが面白くて、一気に読了。 本シリーズ3作目。前作より時が経って、登場人物も年齢を重ねているが、テイストは変わっていない。
1投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログ今月の3冊目。今年の21冊目。 重厚金融小説ではなく、陽気な強盗小説を久しぶりに読みました。このシリーズ好きですね。が、ちょっとキレがやはりなくなってきているような気がしますね。
1投稿日: 2018.09.19
powered by ブクログやったあああこのシリーズだいすき! 9年ぶりの最新刊とかうれしすぎる! 相変わらずの四人が痛快! 出てくるひとがみんないいひと。 伊坂さんの世界は、悪い奴はとことん悪くて それを成敗するっていう単純で痛快な話だから スカッとします。 響野と成瀬の会話がだいすき。 祥子さんは絶対わざと外出してる笑 久遠の動物好きがさらに露呈したね~! 雪子さんは運転は上手だけどネイルは精進ってとこがかわいい は~面白かった!すぐに読んでしまった! 2018.09.16
5投稿日: 2018.09.16やぁ,いいねぇ
この作家さんの作品はすべて読んでいるものの,このシリーズはなんとなく最後 の方まで手を着けていなかったのですが,読んでみたら面白かった,という感想 を書いています。 ということで,結果的に楽しみにしていた続編です。 いつもどおりのかなり強力なチームですが,今回はちょっと勝手が違いピンチに 陥ります。でも,最後は納得できること間違いなしです。
0投稿日: 2018.09.12
