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冷たい校舎の時は止まる(上)
冷たい校舎の時は止まる(上)
辻村深月/講談社
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総合評価

713件)
3.8
158
274
195
30
6
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    10年以上前に読んだ時はただただ怖くて2度と読まないと思っていた。ぼんやりと覚えていたあらすじ。 久しぶりに読んだらやはり痛い。 その痛みは同調することで得る痛みと もうその時を自分が過ぎていて 痛みに鈍くなっていることへの痛みだ。 かがみの孤城はこの時から始まっていたのだろう

    3
    投稿日: 2023.07.06
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    ミステリーホラーだから昔読んだ時は凄い怖かった記憶あるけど今読んだらそこまで怖さはなかった。 主人公が作者と同じ名前の「深月」だから何か意味があるのかな?とか思っちゃうけど作品の内容的にそんなことはなさそう。だけど心情がリアルすぎて体験談?ってくらい。1人の人間に嫌われてしまった時に感じる自分に対しての情けない気持ちや心が冷えていく感じが本当にわかる…。 私はSFに詳しくないから最初、誰かの深層心理に閉じ込められてしまったっていう話が凄く斬新でビックリしたなぁ。 自殺したクラスメイト=「ホスト」は誰なのか? 何故このメンバーが閉じ込められたのか。 謎が多いけど下巻で一気に回収されると思ったら読むの楽しみすぎる。 今のところ自殺したのは春子さんだと思うけどどうなんだろう〜。そう思わせる描写が多いのはもしかしたらミスリード? 充→清水さん→昭彦の順でいなくなってるけど充が1番怖い思いしたよなぁ。あれはゾッとする。 自殺するのは今の苦しみから逃れたいっていう気持ちが大きいと思うけど個人的には当てつけのために自殺をすることに少し共感できる自分がいる。自分が死んだことで相手にそれほど酷いことをしたんだという後悔を味わわせたいんだよね。でもその結果を自分が見ることが出来ないからやっぱりする意味はないのかと思ってしまう。それにいじめをする人間は反省しないからね。 一向に登場しない榊先生がどのように関わってくるのか楽しみ。

    5
    投稿日: 2023.06.28
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    雪の降る中で学校に閉じ込められた8人の高校生。 この中に2ヶ月前に学園祭の最終日に屋上から飛び降り自殺をした生徒が混ざっている? 誰が自殺した生徒なのか。 辻村深月さんの作品はこれで3冊目となりますが、この方の文章力は凄いなと感心する反面でテーマが重たいものが多いイメージです。 内容としては、ホラーミステリーに分類されるのかなと思いますが、まだ下巻が残っているので感想はそちらにて。

    3
    投稿日: 2023.06.25
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    うーん、わからないです。 謎ばかり散りばめられています。 下巻な伏線回収がたくさんあるんだろうなって、思います。 あくまでも予想ですが。

    1
    投稿日: 2023.06.09
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    ミステリかつホラー要素もある作品。 何故このメンバーだけがここにいるのか。あの自殺した子は一体誰だったのか。何故思い出せないのか。何故1人ずつ消えていくのか。 上巻は謎が謎だらけです。一人一人のバックボーンを知り、下巻ですべて知れるのかと思うとすぐに読みたいです。

    2
    投稿日: 2023.06.04
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    読むにつれて謎が深まる作品。 個人的には希死念慮があるので、読み進めるのがしんどかった‥  引き続き下巻も楽しみたいです‥‥

    0
    投稿日: 2023.05.27
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    序盤は退屈だったが、読み進めるにつれて謎が気になりどんどん読み進めたくなる かなりのボリュームなので、気合を入れて読む必要あり ホストと自殺者を誰か想像しながら読むとこれは伏線かもと思えるのでより楽しめるかも

    2
    投稿日: 2023.05.23
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    「いじめによる自殺」がテーマの、学園ファンタジーでした。わたしが辻村さんの作品で1番好きな「かがみの弧城」にも、どこか通じているものを感じ、デビュー作で既にスタイルが確立されているのに驚きました。登場人物は、いずれも自分に自信がなかったり、暗い過去をもつ者ばかりです。正直、だれもがキッカケさえあれば、「死」を選んでしまうのではないかと。その辺りがリアルでした。ただ、救いのある部分もあったので、下巻でどのような結末を迎えるのか、楽しみにしたいです!

    2
    投稿日: 2023.05.17
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    ホラー苦手な私にとってはかなり怖い まだ謎しか提示されてないので下巻で回収されていくやつだと思う 謎が謎をよぶってやつ?

    7
    投稿日: 2023.05.01
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    実家を出ても一人暮らしの家に持っていくほどの愛読本です。中学生の時に出会いましたが、大学生の今でも何度も読み返しています。 似たような系統の本があれば、教えて頂きたいです。

    2
    投稿日: 2023.04.26
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    久しぶりの上下巻もの。 ここまではすごく良い。 続きが気になる終わり方、 ストーリーの展開、 誰にでもあり得る心の描写。 さて、下巻を楽しみましょう。

    49
    投稿日: 2023.04.17
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    kaniさんのレビューが凄すぎて、直ぐにAmazonでポチった一冊。 もう読むしか無いでしょう!!と言ったレビューだったので(笑) Amazonから届いた時、その厚みにびっくり。 前半、後半の2冊があるわけだが、どちらもかなりな厚み。 これは期待出来るぞー(笑) 先ずは前半。 あら。。。これは私の嫌いなファンタジーの世界かしら??(笑) 辻村先生処女作らしく、文章も辿々しい(^_^;) 少しばかり読みにくさを感じてしまった。。 それに加えて、主要人物が校舎に集まるまでにかなりのページ数を使っている。 物語は今のところほとんど動かない。 というかページ数の割に、動きが遅すぎる。。。 さて、ここから後半どうなるのか??? 前半はちょっとばかし、私の好みとは違いましたー。。。ごめんなさい。。。

    82
    投稿日: 2023.04.09
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    上下巻合わせたボリューム感を前に、いつ読もうかと思っていましたが、いざ手に取ったらあっという間に上巻読み終えました。 『ホスト』は誰?なんのために? この冷たい校舎で迎える結末はどういったものか? これから下巻読むの楽しみです!

    8
    投稿日: 2023.04.09
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    分量はかなりありましたが、続きが気になって仕方ないので、一気読みしました。 本当に面白かったです。 同じ年齢の登場人物が何人もいるのに、全員、個性がそれぞれしっかりあって、混乱せず、良かったです。

    6
    投稿日: 2023.04.03
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    上中下の3巻に分かれた文庫本を読んだ。こんな現象あるんだ~と思わせる世界でヒヤヒヤゾクゾクさせられる話の展開。途中、なんでこの話挟んできた?と思ったら伏線で、しっかり回収できた。特別な環境を共にすると関係が深まるだろうな。

    3
    投稿日: 2023.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続きがめちゃくちゃ気になる。これだけの分量で飽きさせないのがすごいな。設定も面白いし、どんな結末になるのか楽しみだ。

    1
    投稿日: 2023.03.15
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    長編。 雪の日に学校に閉じ込められる。 反省をさせる装置として、「ホスト」がもたらしたもの。 (下)に続く。

    1
    投稿日: 2023.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    分量に怖気付いて手を出してなかった辻村さんのデビュー作をやっと。 立場が違えば違う姿が見えてくる。 深月には鷹野がいて、クラス委員の仲間がいて。そうやってフォローされてるのは反対側から見れば面白くないだろうなと思ってたら、そこもちゃんと描かれてた。 下巻で、登場人物たちと一緒に記憶を辿りたい。、

    6
    投稿日: 2023.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    “後悔や悩みの種” 青南高校文化祭最終日、クラスメイトが屋上から飛び降り自殺をした。それから2か月後の雪降る日、クラス委員の8人が校舎に閉じ込められた。彼らは自殺したクラスメイトの顔や名前を一切思い出せない。ただ、この中の誰かが自殺した、その人が私たちをここに閉じ込めているということを認めなければならない。彼らはみな、悩みや後悔を抱えていた。それは表面上のものもあれば、隠していた過去のことだってある。彼らはこの世界から脱出することはできるのか。学園物語。。 まさかまさかの作者登場から始まる物語。 登場人物が8人いて、それぞれが悩みや後悔を抱えている。 それに気づいて行動を変える物語。 辻村作品でいうと、「スロウハイツの神様」や、「かがみの孤城」系列の作品。 良いストーリーだと思った。 設定はSF要素があるけど、8人のうちの1人が自殺者という設定は無理ないし、 先生得意の衝撃人間関係の登場、それが絶妙に分かるヒントの出方。 辻村ワールドに慣れてもなお、好き。 深月が抱く春子への最後の態度はどこか釈然としないところがある。 私にはわからない。 リアルに身近な人が自殺したら、その原因の一つに自分が入っていたら、 自分は何を思って過ごすだろう。 彼らのように忘れてしまうのか、ホストのように苦しむのか。 梨香と景子の気持ちに共感した。 梨香の、家族が不仲で耳をふさぎたくなる気持ち。 景子の、乱れないところ、さっぱりしているところ、 なにより、『桐野景子』があるところ。 この作品は、他の作品のきっかけになるものなのだろう。 スロウハイツの神様のように。。

    2
    投稿日: 2023.02.23
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    ずっと気になっていた辻村深月さんのデビュー作!登場人物に「辻村深月」がいて驚いた。 デビュー作から、繊細な心情描写が見事で、登場人物一人一人に感情移入しちゃって苦しい… 展開の予想が付かなくて、ページを捲る手が止まらない!下巻も楽しみ。

    4
    投稿日: 2023.02.18
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     読み返すと思う。 結果が分かった上で細かく答え合わせしたいから。『かがみの孤城』を読んだ後だからか、『かがみの孤城』の大人ドロドロホラー版? 充が一番怖い目にあったと思う。。。 自殺のニュースを見ると思うことはあるけど、報復のように後悔させるために実行した人もいるんだろうなって。

    2
    投稿日: 2023.02.11
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    時が止まり出れなくなった学校に隔絶された8人の内、一人は自殺して死んでいるけどそれが誰かはわからない。 一人また一人と自身の心の闇とその人物について思い出すと同時に悲惨な消え方をしていく。 登場人物が多くて覚えるのが大変なので、人物一覧が欲しい。 順当に考えて「その後」の回想がない人物が犯人っぽいけどもどうなんだろう。 それともどんでん返しがあるのか、下巻が気になる。

    2
    投稿日: 2023.02.01
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    主要人物である高校生8人、それぞれみんな魅力的なキャラクター。彼ら8人の過去が描かれているがとてもリアルで、自分の学生時代のことを思い出したり、自分もこんなこと思ってたなぁと共感したり、ストーリーにどっぷりと入り込んでいた。 ここからどうなっていくのか、下巻を読むのが楽しみだ。

    1
    投稿日: 2023.01.28
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    本の厚さから読み始めるまで抵抗がありましたが、読み始めるとページをめくる手が止められなくなるほど見入ってしまいました。読み手を飽きさせない巧みな表現と自分の事のように伝わる登場人物の心情に心を揺さぶられました。 辻村深月さんの描く物語は本当に凄い。本が苦手な人はこれだけの内容量の本は苦しく感じるかもしれないけれど、もし少しでも興味があるのなら読んで欲しいです。

    2
    投稿日: 2023.01.27
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    上下巻に分かれているとは思えない分厚さで、かなり暗い話なので、苦手な人は苦手だと思うが、辻村さんの作品だなぁという感じがした。登場人物と年齢がそこまで違わないので、彼らが抱える葛藤や悩みもほとんど共感できるものだった。人間の闇を描くのがうまいなぁと思う。ホラーやミステリーの要素ももちろんあるので、続きが気になる。

    0
    投稿日: 2023.01.18
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    伏線回収が見事で、最後まで読んで良かったです。 精神世界という少し不思議要素はありますが、登場人物の背景が練られていてリアリティを感じました。 ただ、軽いホラー描写があるので、苦手な方はご注意ください。 何故、人数が合わないのか。「ホスト」は誰で動機は何なのか。 ミステリーに慣れている方は解けるのでしょうが、私は種明かしで「なるほどー!」となりました。 登場人物たちが深月に甘すぎるという意見もあるようですが、私はこれも必要な要素の一部だと思いました。 まだ気づけていない伏線を探して何度も読みたくなる一作です。

    2
    投稿日: 2023.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の辻村作品。面白い!仲のいい友達8人が校舎に閉じ込められるが、実は一人はすでに自殺して亡くなっている。けど誰も思い出せない。しかも、そこはその人物通称『ホスト』が造り出した空間。みんな最初はあまりこの状況を深くは考えておらずホストがみんなと一緒にまた遊びたいと思っている。しかし、消えた写真や深月への電話、充の死(現実に戻った)をきっかけにホストに疑惑を持ちはじめる。ホストはみんなを恨んでいるのか?そして、ラスト畳み掛けるように清水と昭彦の死。いったい誰が『ホスト』なのか……… キャラがいい感じに立っている表面上仲のいい8人だが、みんな内側に誰にも見せていない何か思い(本心)を抱え込んでいる。なんか読んでて辛い…それは鷹野や菅原とかもそうなんだろう。ってか、みんな怪しく見えてくるんだよなぁ。

    4
    投稿日: 2023.01.07
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    直木賞作家・辻村深月氏のデビュー作にして、第31回メフィスト賞受賞作。高校3年生の8人が、センター入試前の雪降る日、登校すると異次元の高校校舎に閉じ込められる。本作も、上巻後半からストーリーが動き始めるが、そこに辿り着くまでが長い……。

    0
    投稿日: 2023.01.04
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    続きが気になりすぎて寝食を忘れて貪るように読み耽った。続きを読ませよう読ませようとする力のすごい作品。下巻を読み終わるのが本当に楽しみ。

    3
    投稿日: 2022.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    デビュー作だから今まで読んだ作品のように過去作の登場人物はでないんだなー、と思ってたら辻村深月がいきなり登場する衝撃。 上巻はまだまだこれからという感じ。下巻に期待。

    2
    投稿日: 2022.12.11
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    この先どうなるのだろうとどきどきページをめくっていく。 急にホラーちっくになってびっくりしたりも。 下巻に期待。

    0
    投稿日: 2022.12.02
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    読了。学園祭最終日に自殺した生徒がいる。それが一体誰なのかわからない……。誰が自殺していてもおかしくない、それぞれの心の闇。読んでいて少し苦しくなるくらいに、共感してしまう部分も……。全く予測がつかない展開にハラハラドキドキです。

    2
    投稿日: 2022.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホストがだれなのか、自殺者はだれなのか。 ホストと自殺者は違うのかな?? 長いけれど読み応えがあって、続きが気になる。 下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.11.04
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    上下巻計1000P近くを一気に読み進められる推進力があります。本作がデビュー作で主人公の名前が著者と同じことには何か意味があるのかな?何となく謎が読めつつもその一歩先に更に伏線がある事が多いなと辻村さんの作品をみて感じます。

    3
    投稿日: 2022.10.03
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    辻村深月さんデビュー作とのことで読み始めましたが、作品の中で登場する辻村深月さんのヒステリックさに若干距離を起きたくなる気持ちになりました。 話が展開する中で、自分が現場に居合わせた時にどんな気持ちや行動を取るのだろうかと想像しながら、次々と起きる事態にハラハラしました。 上下巻合わせて1000ページ近くある長編ですが、読みやすい作品だと思います。

    13
    投稿日: 2022.10.01
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    まだまだ、上巻だけでは何も解決しないね! 急にホラーテイストになってびっくりしたけど、続きが気になる!!

    3
    投稿日: 2022.09.30
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    なかなか物語が進展しないのが焦ったくて、つい後ろのページを先読みしてしまった。 思ったよりホラー要素が強く、不穏な気持ちになってきたので、上巻の途中で離脱。現時点では星3つ

    3
    投稿日: 2022.09.29
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    ストーリーに引き込まれない上、ボリュームたっぷりなものだから、読んでいると猛烈な疲労感に襲われる。 とにかく、空気が重い。下巻で解消されることを切に願うのだが‥

    0
    投稿日: 2022.09.09
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    一体何なんだ…何が起きてるんだ…??そして誰なんだ…??早く教えてくれよ!!と時々イライラする勢いで思いながら分厚い上巻を読み終わり、下巻の厚みを見て愕然 早く結末が知りたすぎて 先に下巻の終わりを読もうかと一瞬悪い気持ちが心によぎったけれど なんとか下巻の1ページ目から読み始めたのでした

    5
    投稿日: 2022.08.29
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    三部作の上巻、この中の誰かが自殺した本人という設定は個人的にかなり好みでゾクッときました。 中巻に続く。

    2
    投稿日: 2022.08.28
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    面白かった!!下巻だけで550ページにはなるボリュームだけれど、それを感じさせない。作者と同姓同名のヒロイン。クラスメイト7名の苦しい過去が次々と明らかになっていくが、特にHEROの章は切ない。 伏線回収が怒涛のようだった。 自殺した本人とは誰か、何となくそうかなと思っていたが、若い人の死は痛ましい。 狭い高校という舞台で、人がこれ以上死なないように、傷つかないようにと思いながら読んだ。

    1
    投稿日: 2022.08.11
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    上巻だけでもかなりのボリューム。 青春?SF?ミステリー?ホラー? 風呂敷がだいぶ広がったけど下巻でどうなるのかな?

    0
    投稿日: 2022.06.28
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    いわゆるミステリーっぽくなくて、誰が自殺したのか?? それぞれ考察していくが、なかなか話が盛り上がらず、特に前半長い印象

    0
    投稿日: 2022.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学園祭最終日十月十二日の夕方に校舎の上から飛び降り自殺があった。 辻村深月(つじむら みづき) 青南学院高校三年二組。元陸上部マネージャー。鷹野、榊とは幼馴染み。 榊(さかき) 鷹野たちの担任教師。茶髪、金色のピアスと教師らしくない。 鷹野博嗣(たかの ひろし) 青南学院高校三年二組。クラスの委員長。深月は幼馴染み。B級特待生。元陸上部。榊は8歳年上の従兄弟。 藤本昭彦(ふじもと あきひこ) 青南学院高校三年二組。クラスの副委員長。笹倉中出身。 菅原(すがわら) 青南学院高校三年二組。賭け麻雀と喫煙で停学。 佐伯梨香(さえき りか) 青南学院高校三年二組。景子とは小学生からの幼馴染み。榊のことが好き。 桐野景子(きりの けいこ) 青南学院高校三年二組。梨香とは小学生からの幼馴染み。大病院の娘。国立T中出身。 片瀬充(かたせ みつる) 青南学院高校三年二組。気が弱く優しい。梨香に思いを寄せてる。 清水あやめ(しみず あやめ) 青南学院高校三年二組。A級特待生。元美術部。全国コンクール入賞。学年トップの成績。クールで、少し傲慢。でもそこがいい。 徳田 梨香たちを受け持つ英語教師。生活指導担当。 諏訪裕二(すわ ゆうじ) 青南学院高校三年一組。生徒会長。B級特待生。政治家の息子。国立T中出身。景子に告白したが断られた。 角田春子(つのだ はるこ) 青南学院高校三年二組。被害妄想で深月を攻撃。 山内祥子 青南学院高校三年四組。片瀬に告白したが断られた。リスカ。 ホスト 写真をライターで火をつけて窓の外に放り投げる。ライターを窓から投げ捨てる。 飛び降りる状況で深月の携帯に電話をかける。 江村 三年二組。あやめがいた映写室に飛び込んで『誰々が屋上から落ちた』と叫んだ。 雨宮 三年二組。クラスで企画した映画館で充と一緒に受付をしていた。 青木 美術部顧問。 沢口豊 笹倉中。自殺した昭彦こクラスメート。

    0
    投稿日: 2022.05.08
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    下巻でどんな風になるのか楽しみ。 量が多くて、読むの大変やけど、読ませる力がある。 どういうオチに持っていくのだろうか

    3
    投稿日: 2022.04.18
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    時間の停止した校舎に閉じ込められた8人。僕達はあの時自殺した同級生の名前を思い出せない。それぞれに問題を抱えている生徒達、少しずつ近づいていく真相に気を引かれながら下巻へと続く。

    0
    投稿日: 2022.04.16
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    この先はどうなるのだろう、というドキドキで、ページをめくる手が止まらなかった。 登場人物のの悩みや抱える闇にとても共感出来た。 また、読み返したいと思う作品です。

    0
    投稿日: 2022.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雪が降る寒い日、受験を控えた高校3年(美月、鷹野、梨香、昭彦、景子、充、清水)7人と謹慎していた菅原はいつもの様に青南学院の門を潜る。 一向に授業が始まる気配もなく、学校はその8人以外誰もいない。だが、灯りはついてるし、暖房も入っている。帰ろうとするが扉はびくともしなく、携帯も圏外。完全に8人は閉じ込められクローズドサークル。 そこで、次々に明らかになっていく過去。 文化祭の最終日。この学校の屋上から飛び降り自殺した生徒がいる。だが、それが誰なのかが思い出せない…そのせいか担任の榊はどうやら学校を辞めてしまうらしい事。 何故か閉じ込められたのはクラス委員仲の良いメンバー達。 時計は5時53分で止まっている。三階建てのはずの校舎が5階層になっていて、4階に上がる階段が見当たらない。 美月と角田春子は同じ陸上部のマネージャーに所属していてとても仲の良い友達だった。だか、同じく部活をやっている美月に比べると春子は塾に通っていながら学力面で美月に劣っていたためそれを妬み美月を無視する様になる。それに精神的に追い込まれた美月は食事も食べられない状態まで追い込まれていた事。 「はやくおもいだして」 8人はある予想を立てた。この中に自殺者がいてその誰かがこのクローズドサークルを作り出したのではないか。そう思ったのも束の間…充がシャワールームから姿を消して代わりに白塗りのマネキンと床は鉄臭い赤い液体に覆われていたのが発見される。 その次の日。美月が保険室でふと窓を見ると上からまたマネキンが…そこには昭彦の火傷と同じ位置に包帯が巻かれていた。下巻に続く。 他の辻村美月作品で「鏡の孤城」を読んだことがある。ファンタジーミステリーみたいな感じで、一人の人物が軸になり、違う時代から鏡の世界に集まると言う物語だった。面白かったなー。 その作品の感じからすると、菅原は榊なんじゃないかって勝手に予想してます笑 5時53分は飛び降りた時間だよね? でも、「ホスト」が誰なのか4、5階は分からない。美月っぽいけど昭彦見つける描写あるし、多分違うだろうな。清水も自殺者思い出したみたいだけど、マネキンで見つかるのか、はたまた見つからないのか。これは下巻も一気読みですね。楽しみ笑 追記、クラス対抗リレーの鷹野「まかせといて」カッコ良すぎでしょ

    0
    投稿日: 2022.03.14
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    8人の生徒が閉じ込められた学校。 8人、それぞれが胸の内に抱えるものがあって、それがどんどん明かされていく。 8人が忘れたホストの目的が一体なんなのか、下巻でわかっていくのかと思うと次が気になるなぁ。

    0
    投稿日: 2022.02.23
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    年末年始のホリデー感を感じたくて“雪”テーマで本探し。 いくつかのブログでおすすめ本として取り上げられていたこと&休暇中ということもあり上下巻のこちらに。ちょっとグロテスクな部分もあり不気味で怖いと感じつつも、物語に引き込まれて上下一気に読了。

    0
    投稿日: 2022.02.15
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    いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。 開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。 2ヶ月前の学園祭で起きたクラスメイトの自殺。 確かにあったはずなのに、その顔と名前を思い出せない。 この中の誰かだという、"怪奇現象"を引き起こしている自殺した生徒。果たしてそれは誰だったのか。自分、なのか。 最近辻村深月さんの作品を読み返して思うことは、『序章が長い』ということ。 この作品もそう。話が動き始めるまでに時間がかかる。 家事育児の合間に読むとなかなか進まず、話を忘れてしまい、いざ伏線回収!というタイミングで上巻まで戻ることもしばしば。 そうは言っても、引き込まれて読んでしまうほど好きなんだけれどね。下巻に期待。

    3
    投稿日: 2022.01.28
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    一度呼んだのに内容を全て忘れていた。 でも覚えているのは、昔読んだ時はこれをホラーだと思った。 でも今はもっと違う、心の色んなもやもやを、文字に起こしてくれてるような感じ。 高校生が主役ということもあって、登場人物たちはとっても感じ方が繊細なんだと思います。 大人になるとそういうのってだんだん忘れるというか、諦めになる。「人との付き合いって、だいたいこんなもん」と。 なので、これを読んでるうちに今まで蓋をしてきたような感情が沢山思い出されてきて、今の自分の感情が整理されていきました。 自分と今周りの人達との関係とか、何がしたいのかとか。 結末全く思い出さないけど(笑) 次巻を読むのが楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.01.26
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    名前だけは聞いたことがあったけどこれも読んだことない作家さんシリーズ。この方の作品は「あの作品のあの人!」みたいにいろんな作品がリンクしていると聞き、まずは処女作のこちらからスタート。 最初はうーん読み切れるかな?と乗り切れずいたけれど中盤からの怒涛の追い上げがすごかった! 分厚いし、あんまりハマらなくてリタイアしちゃうかも、と思っていたからとりあえず上巻だけ買ったのだけど、上のラストだけでも別に納得がいくといえばいってしまた。 前に読んだ重松清の「青い鳥」より多感な時期の高校生の心情に共感できた部分が多かった。これはその人の青春時代によるのかも? 設定にはちょっと世にも奇妙な物語テイストありだけど、ギリギリ許容範囲(リアルとフィクションの限界をゆく表現とでもいおうか…) これ下巻どうなっちゃうの!? 早く買わないと!

    0
    投稿日: 2022.01.20
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    上巻なこともあるけど話が長いかつ視点と時間軸がコロコロしちゃって慣れるのに時間がかかったかな ただ「明るい絶望と前向きな諦め」こんな美しく悲しい言葉はなかなかないなぁと

    0
    投稿日: 2022.01.19
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    8人の登場人物、初っ端は入れ替わり立ち替わりで誰が誰だか覚えられず、話の内容も掴みにくくて失敗したか!と思ったが、中盤からはどんどん引き込まれてしまい読み終わった後は、「早く下巻が読みたいっ!」ってなります。

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    はじめてミステリ中のミステリを読んだ。結構怖い・・・。犯人がだれか考えながら読んでるけど難しい・・・。下はある試験が終わってから・・・

    31
    投稿日: 2022.01.08
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    雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。 ---- (以下、下巻まで読み終わっての感想。) デビュー作とは到底思えない圧倒的な筆力と、情景や心情をストレートに伝える透明感のある表現力。後付けの情報によると、学生の間に何年もかけて書き上げた作品のようだが、大長編でありながら、きちんとまとまりのある作品に仕上がっている。 敢えて言うなら少々長すぎる感が否めなくもないが、登場人物それぞれの物語や慟哭をきめ細やかに書き綴り、同時に作品全体の流れを崩すことなく次の場面にテンポ良く飛ぶ鮮やかさにも頭が下がった。途中、まるでドラマを見ているかのような場面展開の速さに驚かされつつも、登場人物の姿やその情景が鮮やかに頭の中に浮かんたことも一度や二度ではなかった。 ミステリーをベースとしているものの、その解明以上に人物の心情描写等にページを割いているため、とにかく謎解きを楽しみたいミステリーファンにとっては無用に長く感じてしまうのかな、と、作品を読む前に目にしたいくつかのレビュー内容が若干理解できる面もあったが、それはそれてある。 私としては最後までがっかりすることもなくスッキリ読了させていただいたものの、個人的にほんの少しだけモヤッとした部分が数点あったため、ひとまず星4つとしたが、心情的には4.5くらいが正しい数値であろう。また、この「モヤッ」は、もしかしたら私の集中力と記憶力、理解力が作者のそれに追いついていないせいである可能性も否めない。マンガ版も評価が高いようなので、復習の意味も込めてそちらも後ほど楽しませていただきたいと思う。 本作者の著作は数作品読ませていただいたが、是非また他の作品も読みたいと思わせる力がこの作品にあったことは確かである。

    0
    投稿日: 2022.01.07
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    辻村深月、おもしろい!長さを感じさせないしサクサク読める。伏線いっぱいある気がするけどわからない。感想かいてる場合じゃない、下を読もう

    0
    投稿日: 2022.01.01
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    読み始めてすぐ、真っ白で寒くて、少し心細い世界に飛び込んだ気持ちになりました。 あらすじを見ると、以前読んだ「名前探しの放課後」と似てるのかな?と感じました。 自殺者の名前が思い出せない、そこにどんなメッセージがあるのか、 そんなことを思いました。 閉じ込められた生徒達、いつもの通い慣れたはずなのに何となく不気味な学校、 不確かな記憶、 その中でお互いを大切に思える仲間への気持ち ファンタジーの世界なのにどこかリアルに感じられて、私は恐る恐る本を読み進めました。 登場人物が多くて、男子二人と女子二人が似ているように感じてしまい、最初は手探りでそれぞれの生徒を観察してる気持ちになりました。 誰が自殺者なのか、この子か、いや、こっちの子か、と、想像しながら読むと全て怪しく感じてきて。 それってつまり、どんなに強い心を持っていたとしても、心の奥は実は、、ということだって十分にあり得るし 幸せそうに見えても、本人にさえ気付かない何か辛いことが奥にあるかもしれないし 逆に、ものすごく大変で辛そうでも、自殺を選ぶなんてそんなことしない人だっている 自殺って、とても遠い言葉のように思えるけど、誰にでも実はそこに関わってしまう原因が転がっているんだと、、ぞっとしました。 いじめの描写も、暴力や、お金をたかるなど、いかにもなイジメではなくて。当事者だけの問題だったはずなのに、周りを巻き込むことでそれが誰かを傷つけることになっていたり 完全なる悪意のいじめもあれば いじめられた者を守りたくてその結束が新たな歪みを産んだり 本当に怖いと思いました。 私はもう、そういう世界とは卒業して、当たり障りのないママ友などとうまくやっていくだけですが。 こんな純粋で、壊れやすくて、今の感情が全て、この世界が全てだと思う子供たち、学生達の世界に、私の子供達がこの先飛び込んでいくのかと思うと、ものすごく怖くなってしまいました。 上巻の後半は、登場人物が,少しずつ色味を帯びてきて 不気味さはいっそう濃くなり、 手探りで少し時間をかけて読んでいましたが、最後の方は一気に読み進め 下巻へ突入しました!

    0
    投稿日: 2021.12.10
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    社会人なので、学生視点の本は共感出来ないかもと思ってましたが、いつの間にか引き込まれて夢中になって読んでました。続きが気になってすぐに下巻も買いました。面白い。

    1
    投稿日: 2021.11.21
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    登場人物が多すぎて読み終わりましたが未だに名前とそれぞれの経験や性格などが一致できずにいます。 (下)ではどうにかして一致させていきたいです、、、 思った以上に内容が怖くてホラー映画を見ているような気分でした 本だけでそれほどのリアルさを感じさせられたのは初めてです

    1
    投稿日: 2021.10.19
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    辻村ワールドすごろく8コマ目でデビュー作に到達。綾辻行人作「Another」を彷彿とさせるシチュエーションのホラーっぽいテイストがいい感じ。大学受験勉強の最中に原型を書き始めたというだけに、まさに当時の辻村さんの内面が溢れ出たかのよう。多感な高校生のリアルで閉塞感漂う心情心理描写はしつこく感じるほど。前半だけでこのボリュームも作者の圧倒的な熱量と思い入れの強さの結果と思えば納得できる。大学時代、就職を前にして書き上げたという後半はさて…。ちなみに読みながら何気に日付を確認したら10月12日…ちょっとゾクッとした。

    7
    投稿日: 2021.10.13
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    『ツナグ』はそんなに面白いとは思わなかったけれど、人気作家さんのようなので、違うものも読んでみよう!と挑戦しました。 けれど、やはり私の好みではなかったです。

    0
    投稿日: 2021.10.03
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    ある日、異空間と思われる雪の校舎に閉じ込められる8人の高校生。共通点は自殺したクラスメートと関係があったこと。この空間の謎を解くために試行錯誤する高校生たちだったが、一人づつ消えていくのだった。 あらすじはこんな感じ。 上下巻あわせて1000ページを超える超大作。今まで読んだ小説の中で最も長い。 とにかく長い。 しかし無駄にページ数かせぎのための部分は無く、登場人物の背景を丁寧に描くことで伏線を敷くという高度な技を仕掛けている。伏線が繋がる後半のパートで、何度も脳のシナプスが繋がるような感覚を味わう。なぜこの伏線に気づかなかったか。そう思わせるほど堂々と目の前に置かれた伏線の数々。そして終盤にかけてリンクしていく記憶。 登場人物は全員が過去の罪悪感を抱えて生きている。その罪悪感が事態の解決に向かうモチベーションとなっている。 一人一人の罪悪感を丁寧に描く作者の筆力と言えばいいのだろうか、人間の弱さや矛盾、整合性にこだわる悲しさの描き方が残酷でありながら優しい。 ホラー要素が強いので、本格的なミステリーやサスペンスを期待していると楽しめないかもしてないが、作者の構築した世界観に入りこめる人は間違いなく楽しめる。他の作品でも感じたが、この作者は漫画というフォーマットの方が合っている気がする。

    1
    投稿日: 2021.09.29
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    辻村深月さんのデビュー小説。雪が降るある日、私立青南学院高校へと普段通りに登校した8人の高校3年生。しかし、学校には彼ら以外に人の気配がなく、なぜか学校に閉じ込められてしまう。5時53分で時計が止まった凍りつく校舎の中で、彼らは2ヶ月前の学園祭の最中に飛び降り自殺したクラスメイトの顔と名前を思い出すことができずにいた。 不思議な世界観のお話で、上巻では創造主である「ホスト」が誰なのか全く予想できませんでした。続けて下巻を読みたいと思います。

    1
    投稿日: 2021.09.25
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    衝撃のデビュー作。ずっと続きが気になって一気読みした。本当にすごい。激しい描写は苦手だけど、それでも引き込まれてしまう。展開はもちろん、学生時代の息苦しさも丁寧に描かれていて、これは名作。

    1
    投稿日: 2021.08.22
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    初辻村深月。これがデビュー作とはなかなか。長さを感じさせず一気に読める。続きが気になる。 教育観だったり友人観、いじめだったりと作者の思考や伝えたい事がよくわかる。 さて下巻。どのように進んでいくのだろう。

    17
    投稿日: 2021.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    早く続きが読みたい。 怖いような怖くないような不思議な感情になった。 自殺について描いていて、「ホスト」は何を目的にこんなことを行なっているのか。 ホストは一体誰なのか。 この世界で死んだ人たちはどうなっているのか。(現実世界では生きていると思うが) 下でスッキリと終わって欲しい。

    1
    投稿日: 2021.08.06
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    自殺したのは誰か気になって気になって一気読み。ホラーは苦手だが辻村さんなら大丈夫だろうとタカを括ってたら、寝る前に読んだ章が1人目が思い出すシーンで想像より怖かった。  他の作品でも思ったが、登場人物の心理描写が嘘くさくなく的確で上手い。 自殺者は意外性と榊に絶対的な好意を持っていないらしい点から、鷹野と予想。これで深月だった場合、逆に意外性があるかな。気になり過ぎるので、下巻へ。

    3
    投稿日: 2021.05.30
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    同作者「かがみの孤城」があまりにも素晴らしすぎたので、永遠と本棚の肥やしとなっていた辻村深月作品を読む事に。彼女=と言っても過言ではない(らしい)こちらの作品、なるほど教科書通りの人物紹介「起」の整った文章は原点でもしかり。しっかりワクワクさせてもらいながらページを捲る。 主に土台作りのこの前編。キャラクターの特徴 特性 立ち位置 が丁寧に綴られている割には個々のキャラが薄い。深月ちゃんとそのかれぴっぴ、ヤンキー少年、そしてやたら破天荒アピールしてくる先生。 主にここら辺しか印象に残らない。充分なのかもしれないが。 謎ルール蔓延る冷たい校舎、ホストとなる顔の無い自殺者、疑心暗鬼となる少年少女達の心情と並行して、着実に不穏へと進んでいく物語。 ここらでやっと各々の個性が光り出し、人物の言動がマッチして来た事により、全てを把握したいマンの私はページを戻す羽目になる。中々先に進めない小説は苦手だ。私の脳内キャパの問題なのだが。 とまぁややテンションゲージは下がっていたものの、これは伏線だと隠す気が全くない気になるワード達がひょこひょこ顔を出してくるので途中放棄をさせてくれません気になりますもの。 ダークでホラーな雰囲気なのに何も起こらないもどかしさでトータル約1000ページのこちらの作品、スローペースで読み進める事となったが、それは前編の終盤で解消され、私の鼻ちょうちんが割れた勢いで後編に続きます。。。( ゚∀ ゚)ハッ!

    51
    投稿日: 2021.05.17
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    凍りのくじら、スロウハイツの神様の順に読んできました。ホラー色が急に強くなって驚いていますが、他の作品と同様に物語にかなり引き込まれています。犯人が全然分からない!

    1
    投稿日: 2021.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんのデビュー作。大学受験を控えた高3の冬にクラスの学級委員8人の生徒たちが無人の校舎に閉じ込められるが、学園祭で自殺したクラスメートの名前をどうしても思い出せないことに気付き…という感じの物語。 全然話が進まないんで、途中、挫折しかけましたが、第五章の「おばけなんてないさ」あたりからかなり面白くなってきました☆ ただ、もしかすると読み終わってみたらこのページ数で適切なのかもしれないけど、もうちょっと前半部分をコンパクトにして欲しかったかな^^;。後半部分は文句無しで星4つだけど、前半部分が退屈だったので星3つ。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    こんなに怖い本だとは思わなかった。だってこれがデビュー作なんでしょ? 最初の扉で「はじまして」とご挨拶を受け読み始めたら、主人公(?)と同じ名前。。。どうなってるの?・・・から、犯人(?)が彼女だとなぜかあっさりと思う。でも、どうもそうではないらしい!? 思い出した充、清水、明彦。。。この先どうなっていくのやら。。。後半に続く。

    0
    投稿日: 2021.04.27
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     辻村深月のデビュー作で第31回メフィスト賞(講談社主催の一般応募から新人賞を決める賞で賞金は無し) 8人の高校生が、雪の降る日に登校してみると自分達しか居ない。しかも、校舎に閉じ込められ外に出られない。著者と同一名の生徒も一緒だ。  二ヶ月前、学園祭の最終日に校舎の屋上から飛び降り自殺をした生徒がいた。閉じ込められた生徒と同じクラスだったが閉じ込められたその日に、8人全員がその自殺した生徒の名前が記憶から消えた。  閉じ込められた世界は、一種のホラーだ、あらゆる時計は生徒が自殺した時刻で止まって居り、学園祭最終日に8人が揃って撮った写真には今、生徒7人しか写ってなかった。。。その事からこのなかの8人の内、誰かが自殺したひとりだと想像する。 閉じ込めた目的は、何なのか? この校舎は自殺した生徒の精神世界なのか?  上巻では、自殺した生徒の名前は明らかにならず 各々の生徒が内面に秘めた感情や過去の友人との関係性が詳らかになって行く。  常識の世界を超越した状況なのに生徒達は、冷静に軽口を交わしながら対応しているのに違和感を感じる。また、県下一の進学校で登場人物ほぼ全員が所謂、頭の良い子達で万能高校生の様な表現にも馴染めない。  

    0
    投稿日: 2021.04.21
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    主要登場人物の深堀りが圧巻。それぞれの人に共感出来る部分があり、自分と重ねて感情移入してしまう。続きが気になって仕方がない…

    0
    投稿日: 2021.04.06
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    モヤモヤする。暗い。何がって、アレが誰だったのか、あの謎がどうなったのか、それがハッキリしてもスッキリしないのが。そういうのが筆者の世界なんだと思うので、それがフィットするかどうかが大事。(下巻も込みの感想)

    0
    投稿日: 2021.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻だけの感想。おそらく作品の大筋はわかった。 ホストは角田春子。そして自殺に追いやったメインの人物が辻村深月。 深月は春子にいじめられたかのようにまわりに吹聴しているが、それは深月の話を聞いている側からの話で角田春子視点の語りは一切ない。そして、深月視点も描かれていない。 メンタル不安定かつ、いじめられそうなキャラでミスリードを誘ってこれは上手いなと思った。実は最初「ホストはこの閉じ込められたメンバーの中にいるんじゃないか?」と思ったら、キャラクタ達が自分たちで「僕らのなかに犯人はいるんじゃないか?」と言い始めたので「あれれ?そうなんだ」とちょっと拍子抜けした感覚があったけど、それもミスリードに近いね。読み返してみたけど、わりと僕の予想は確定的で、角田春子が嘘は言ってないし、榊が彼女を「守る」理由もよくわかった。若干表現的にはアンフェアな部分があるとは思うけど、うまいと思った。だから主人公の名前が辻村深月なんだね。なんで作者の名前を作中に入れるのかな、と思ったけど、この話の筋なら結構名付けの理由は理解できる。 ホストが彼らを校舎に閉じ込めたのは「無意識にいじめに加担していたということ」を認識させるため。深月を救うためという大義のために、角田春子という人物に向き合わず、敵と認識したことだよね。だから、彼らは彼女が自殺してもなんとも思わなかった、ショックを受けなかったんじゃないだろうか。それに彼女は復習しようと思った。だから、その犯人のことを思い出した人間は現世へ帰れるんじゃないかな。榊はもともと真実に気づいていたからこそ、教員をやめようと思っていたし、ホストにも呼ばれなかったのだろう。 さて、下巻で飽きたら終わりなんだけど、いまのところそういった大方の予想をもとに読んでも飽きはしない。よかった。 まあ、大筋がここで読み切れたとして作品自体の完成度評価には全く影響受けないので、このままちゃんと突っ走ってくれれば、わりと☆4以上は堅いかな。

    1
    投稿日: 2021.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺した同級生が誰なのかを自分でも考察していくのが楽しくて読むの手が止まらない。周りの風景などの描写や季節感、校舎の中の妙な静けさ、これらに雪がマッチしていて世界観が好き。

    0
    投稿日: 2021.03.24
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    自殺した同級生が誰なのか分からない、という設定に「名前探しの放課後」と似ていると思ったけれど、読んでみたらもちろんまた違ったストーリー。まず登場人物に「辻村深月」が出てくることに最初の驚き。辻村さんらしいホラー感があって怖い。8人それぞれが抱える闇と、自殺したクラスメイトにどんな関係があるのか、結末が気になる。

    0
    投稿日: 2021.03.24
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    辻村深月さんの作品はほんっとうに面白いです。たくさんのキャラクターがひとりひとり際立っていて、緊迫感があって、ページを捲る手が止まらない!早く下巻を読みたいです!

    0
    投稿日: 2021.03.18
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    請求記号:913.6-TSU [上下巻] https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020288 <亀山晶子先生コメント> 登場人物を一人一人知っていくにつれ、一見では気づけないような意外な面が見えてきて、共感できるところも多いかもしれません。ミステリー要素もあるので、推理と外れを繰り返しながら楽しめます。 <BOOKデータ> [上] 雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう—。第31回メフィスト賞受賞作。 [下] 学園祭のあの日、死んでしまった同級生の名前を教えてください—。「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。担任教師・榊はどこへ行ったのか。白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。薄れていった記憶、その理由は。

    0
    投稿日: 2021.03.17
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    なんと、作者の名前が登場人物となっている。と、そこに「何か意味があるのだろうか?」、「過去、友達で悩んだのだろうか?」、「自分の名前を使ってそのギャップはないのだろうか?」、「進学校に通っていたのかなぁ?」、「学生時代に亡くなった友人がいるのだろうか?」とか、すごく引っかかってしまった。(でも、辻の字が少し違うのだが) まだ、上巻なので勘違いがあるかもしれないが、深月が角田春子から受ける「いじめ」、「妬み」、昭彦の中学同級生・の「いじめ」による「自殺」。そして高校同級生の「自殺」。 これがテーマのような気がしながら読んでいるのだが… 朝から降り続けている雪の中、県内一の進学校である西南高校3年2組の辻村深月は、幼なじみの鷹野博嗣と一緒に登校する。 そして。停学明けの菅原と佐伯梨香も一緒に登校する。 また、同じ時刻、コンビニで寒さを凌いでいた桐野恵子が同じくコンビニに避難した藤本昭彦と会いこの後、登校する。 さらに駅では、学費免除の特待生・清水あやめは片瀬充が出会い登校する。 ただその日の朝は、彼ら以外の西南高校の学生たちの通学姿がないのが、不思議であった。 静まりかえった校舎には、3年2組の学級委員である彼ら8人だけでった。そして、校舎から外に出れなくなっていることに気がつくのである。 開かない扉、5時53分で止まった時計、圏外を告げる携帯電話…全てに違和感があるシチュエーション。 そして担任・榊の机の上に置かれていたフォトスタンドに写る学級委員は7人。1人足らない… さらに2ヶ月前の10月12日の学園祭で、同級生が屋上から飛び降り自殺していたが、彼らの誰もがこの同級生の顔も名前も思い出せない。 彼らは、5時53分はその同級生が亡くなった時間であり、その同級生が彼らの中にいて、自分の世界に彼らを招き入れているのだと推測する。 止まっていた時間が動き出した…そして次の5時53分がやってきた時、彼らのうちの誰かが石膏化して消えていく。 なぜ、担任の榊は学生たちに慕われ、彼らの回想の中に頻繁に登場しているのに、ここにいないのか??絶対にこの物語の種明かしが榊にある。 そして、「ホスト」が彼らに恨みがあるのであれば、亡くなった同級生は、角田春子しかいないのだが… 作者があえて自分の名前を出して、自殺者を深月だと思わせていると読んでいるのだが。 とにかく、今のところ全く展開が読めない。ただ、自分がこの中にいたら気が狂るであろうことだけがわかっている…

    39
    投稿日: 2021.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月著書の最初の作品。まるで異世界に迷い込んでしまったかのような雰囲気のこの作品、仲間が次々と消えていくというサスペンス性と揺れ動く彼らの感情の描写が素晴らしい。彼らのバックボーンが丁寧に描かれており読み手としてとても引き込まれていった。(後編へ)

    5
    投稿日: 2021.03.07
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    凄い作家はデビュー作から凄いっていう、まさに典型例。まだ上巻しか終わっていないし、さすがにちょっと冗長かも、っていう思いも無きにしも非ずなんだけど、面白いもんは面白い。頁を繰る手が止まらん。その後の大活躍もあり、面割れもしてるし、作風のイメージもある程度出来上がった今、登場人物に本人の名が当てられているのは、最初ちょっと抵抗があったけど、直に気にならなくなった。自分には、真相がまだ見えてこないこともあり、後半に向けての期待も膨らむ。

    0
    投稿日: 2021.03.01
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    雪の降る日、仲の良いクラスメート8人だけが学校に閉じ込められてしまう。この状況を作ったのはどうやら文化祭の日に自殺した人物のようだ。それが誰だったかは思い出せない。自分が自殺したのではと怯え、君はそんなことしないよと励まし合う仲間たち。そしてチャイムが鳴るたびにひとり、またひとりと消えていく生徒たち。7人が消え、最後に残った人物とは! 8人全員に焦点をあてて書かれているのでキャラクターが掴みやすい。県内有数の進学校なのでみな頭がよく、冷静に対処しているため読んでて苦しい部分があまりない。下巻が気になる終わりも良き!

    0
    投稿日: 2021.02.25
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    ひとりひとりが少しずつ進んでいき、結局何があったのか焦らされながら読んだ。 自殺したのは誰か予想しながら読むのが楽しかった。

    1
    投稿日: 2021.02.16
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    最初は前振りが長く心が折れそうだったが充の件から話が展開して面白くなってきた。 どういう話の流れになるのか全く検討もつかないが後編に期待。

    0
    投稿日: 2021.02.09
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    大筋は面白いし、誰なのかずっと気になるし予想もまだついてない。 1人1人の過去を丁寧に書いているからか展開が少し遅くて長いなと思ってしまった。 学生時代の苦い感じを思い出して共感。 下巻が気になる。

    1
    投稿日: 2021.02.04
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    辻村深月先生のデビュー作品にして傑作 “書かなきゃいけない”という衝動を感じる 中学・高校生の頃は学校が世界の中心で すべてだった 忘れたこともたくさんあるけど、本文中の 「思い出した?」というフレーズにハッと させられる 彼らの日常的な些細な“やりとり”が エスカレートする状況はよくわかる 学校に閉じ込められた8人と閉じ込めた “ホスト”の謎解きは下巻へ

    0
    投稿日: 2021.01.11
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    ホストの正体がすっっっごい気になる、、、登場人物もちゃんとキャラが立っていてとてもよかった。景子さん好き。笑 下巻も読みます!

    0
    投稿日: 2020.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長いのでずっと避けてきたけど、これを読まないと著者の他の作品を読み進めにくそうなので勇気を出して。 長い。読んでも読んでも終わらない。 しかもまだ上巻。 センター試験を目前に控えた進学校に通う8人の高校生たち。 彼らのクラスメイトは、秋の学園祭最終日に校舎の屋上から飛び降りて自殺した。 が、それが誰だったかどうしても思い出せない。 学園祭の時には学級委員として団結していた彼らは、冬のある日、校舎に閉じ込められる。 その校舎内では、全ての時計がその生徒が自殺した5時53分で止まっていた。 そして、自殺したのが誰かを思い出さないとここから出られないのでは?となり、その誰かは8人の中にいると推察される……。 著者は一応“ミステリー作家”とされているけど、人が死なないミステリーもたくさん描いてるし、ここまで来るとホラー……。 上巻を読んでもまだ誰が自殺したのかは分からない。 候補者は清水と昭彦ではないかと描かれてはいるが、どうだろうか。 そして、主人公?として著者本人なのか、同姓同名の”辻村深月”という登場人物がいる。 これは、著者自身が経験したことをもとに描いた小説なのだろうか? とりあえず下巻を。

    0
    投稿日: 2020.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    え?誰なの?全然分からない。 予想もついてない。 閉じ込められるまでスピードが乗らなくて、ノロノロ読んでたけど…そっからは、もう止められない。 早く下巻が読みたい!!

    0
    投稿日: 2020.11.25
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    高校生だった当時読んだときはすごく面白く感じた。 今読み返すと当時ほど楽しめなくて、自分が歳をとったなあってしみじみ、、 ユウジとけいちゃんの関係がすきだった みつきはこんな女の子きらいだなあって感じ

    0
    投稿日: 2020.10.13
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    かなり怖いので夜中に一人で読むのが結構辛かったです。私のようなビビリさんには夜に読むことはオススメしません。 でもただ怖いだけじゃない。思春期の子たちならではの狭い人間関係や悩みにはすごく共感して寄り添えると思う。登場人物全員の心理描写がとてもリアル。 先が気になる!早く読みたい。 主人公の一人が、作者と同じ名前なのは何か意味があるのかな。

    0
    投稿日: 2020.08.17
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    上巻読み終わり、先が気になり下巻を今から読みます。 一人一人の物語が細かく書いてあり感情移入します。

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    投稿日: 2020.08.08
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    話自体はとても面白いのだけど、デビュー作というだけあって描写の仕方が冗長なのが、辻村作品を沢山読み込んでからだと気になる。確か学生の頃から書いていたという物語だと記憶しているからそれも仕方なしなのかな。 辻村作品は大抵どんでん返しが魅力で、だから読み終えた後再度最初から読んでしまうのだけど、この本は上下巻合わせて1200ページもの大作なので、それが大変だった。それでも読み返してしまう魅力的な作品ではある。

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    投稿日: 2020.06.17
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     デビュー作品でこの長編は凄いですね。 登場人物1人1人を丁寧に書いているので、 この長さになるのは納得です。 続きが気になり、一気読みしました。

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    投稿日: 2020.05.30
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    辻村深月作品、以前「本日は大安なり」を読みましたが、やっぱり最初から読んでみようと決めてのリスタート。 特に物語が明確に動き出してからは読むのが止まらなかった。上巻だけでも読み応えあって、下巻が楽しみすぎる!(上にたどり着ける余地を残して★4つ) 下巻を読み始めるのは早くて明日のお昼かな? それまで今後の展開予想を楽しみます(笑)

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    投稿日: 2020.05.19
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    だんだん頭が追いつかなくなる 辻村深月さんが出てきてびっくりした 登場人物の設定の細かさというか目に見えそうな感じがする

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    投稿日: 2020.03.24
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     辻村深月デビュー作。  文庫版上下巻で、合計で大体1200頁位ある作品です。  物語に騙される楽しさというのはあるもので、この作品にもそんな魅力があります。ジャンルとしてはホラー、ファンタジー、ミステリーの三つの要素が入った群像劇です。  センター試験を間近に控えたある雪の日、仲の良い8人の生徒が学校に行くのですが、どうしたわけか、学校には誰もいないだけではなく、一度入ってからはもう中から出られなくなってしまいます。  頭をつきつけて、現在の状況を推理していく8人。1人が、「人間消失現象」を引き合いに出し、この中の誰かが、自分の中に皆を閉じこめたのではないかと、言い出します。  では、誰が?  物語冒頭で示されていますが、彼らのクラスでは、文化祭当日に飛び降り自殺をした人物がいます。もしかすると、この8人の中の1人が自殺をし、寂しく思ったのか、あるいは恨みに思ったのか、いずれにしても皆を呼び寄せたのではないか・・・?  しかしそれならば、彼らと仲の良いクラス担任の教師がいないのはおかしいのではないか?  こうして始まった物語は、様々な謎を序盤に提示し、読者を一気に引きつけます。

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    投稿日: 2020.03.03