Reader Store
冷たい校舎の時は止まる(上)
冷たい校舎の時は止まる(上)
辻村深月/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

713件)
3.8
158
274
195
30
6
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さんの物語は 引き込まれたら最後、 夢中になって読んでしまう 高校生の登場人物たち それぞれの事情でそれぞれが悩んでる そんなに悩まなくてもいいのに もっと気楽にって 思ってしまうけど 物語に限らず その人が感じてること、感じ方は その人にしか分からないこと そしてそれを他人が他人の善悪、良し悪しのものさしで評価してはいけない 心の中の描写がすっと入ってくる とても素敵な文を書く辻村さん ゆえに、読んでいると一緒に苦しくなる あとホラー味のある描写にちょっと背筋が寒くなりました 後編も楽しみ ●あらすじ 大雪の中、登校した男女8人の高校3年生 深月、鷹野、昭彦、清水、景子、梨香、充、菅原 しかし、その日の学校には他の生徒や教師はいない 担任の榊もいない そして校舎に閉じ込められる その中で不可思議なことが起こり、 1人、また1人と姿が消えていく、、 カギは10月の文化祭、最終日の〇〇の飛び降り自殺 みな記憶が曖昧な中、真相を思い出そうとするが その人物とは誰なのか この現象はなんなのか それぞれの葛藤や不安、孤独感、罪悪感、劣等感 色んな感情が鮮明に描かれている

    1
    投稿日: 2025.11.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校でのはっきりと「いじめ」にはなりきらない複雑な人間関係や登場人物の心理描写が丁寧で辻村みずきを感じた。 読んでいる自信が学校の寒さを肌で感じるような描写がすごかった。

    1
    投稿日: 2025.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半、閉じ込められる状況設定完了までが長いと感じ、綾辻さんの「Another 」に似たイメージで、なかなか話が進まず少し退屈してしまった。 後半は充くんの自殺してしまう心情の描写が印象に残っている。清水さんは外から見たら悩みなんてなさそうな人に見えるけど、かなり孤独で。 誰にもどこかにある気持ち。 一人一人の話だけで短編として、出版できそう。

    2
    投稿日: 2025.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月さん(1980~)の作品、ブクログ登録は7冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろうー。第31回メフィスト賞受賞作。 ---引用終了

    77
    投稿日: 2025.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    クローズドミステリーみたいな設定でホラーみたいな学園もの。高校生の人間関係を心理的な面かリアルに描いたある意味怖い作品。「いじめ」までは行かない生徒同士の微妙な関係が引き起こす残酷な結末。一人一人の心理をもどかしいほど丁寧に描いている。誰がホストなのか…

    3
    投稿日: 2025.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あらすじから想像していたのと違って、フーダニット的な面白さがめちゃくちゃミステリージャンルでした!人物描写が丁寧なので途中でダルくなるかな〜と思ったけど全くそんなことは無くグイグイ引き込まれて読みました。下巻に繋げる引きが上手い…!

    6
    投稿日: 2025.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリーとホラーの要素が巧妙に組み合わされた青春群像劇で、閉鎖空間での心理劇を描いた作品の上巻。 図書館で借りた時にページ数の多さにびっくり。591ページという厚さは、ここ最近読んだどの書籍よりも分厚く、まとまった時間がある時に読もうと後回しにしたほど。 メフィスト賞受賞作品ということで期待して読み始めたが、最初はミステリーだと思って読み進めていたところ、途中で突然のホラーがありビビりながら読みました。心の準備ができていなかっただけに、恐怖シーンではドキドキしながらページをめくる羽目に。 結末がどうなるのか気になるので、下巻もこれから借りる予定です。ただ、下巻も同じくらいのページ数があるらしいので、また気合いを入れ直して読もうと思う。あとホラー少ないといいな…。

    7
    投稿日: 2025.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月の名刺がわりの本、と言いながら 主人公のつじ、の字が一本のしんにょうになっていたのがすっごく気になってしまった。 漢字の使い方としてはどちらでも良いけど、わざわざ変えるということは主人公の深月は辻村ではないってこと?? 辻村さんのいつもの手腕に飲み込まれて一気に読んでしまった。これがデビュー作ってすごいな。

    2
    投稿日: 2025.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリ要素あり、ホラー要素ありの青春小説。入試間近の雪の日、男女8人の高校生が学校に閉じ込められる。どういうわけか、彼らは2か月前に自殺したクラスメイトが誰かだったのかを忘れてしまっている。それを思い出さなければ… 物語が進む中で、登場人物ひとりひとりの秘めた想いが語られるのだが、それぞれが重くて青くて切ない。どんなに仲の良い友人でも、そのすべてを知っているわけではない。しかし、それでもしっかりと繋がっている関係性がとても良い。 ミステリという点では、自殺したのは誰だったのか、ということよりも伏線回収の方に驚かされた。そこがそこに繋がるんだ...(上下巻あわせてのレビューです)。 「かがみの孤城」の原点といってもよさそうだが、著者のデビュー作ということもあってか、とにかく密度が濃い。心して読むべし。

    3
    投稿日: 2025.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんのデビュー作品、デビューとは思えない。伏線の張り方だけじゃなく一人一人、特に目立たない子のうちに抱えたものの心情があまりにリアル… 雪の日、クラス委員だけ学校に閉じ込められる。学祭の最終日にクラスメイトが飛び降り自殺したのにその人が誰か思い出せない。時刻も自殺のときに止められたが充の消失を機にまた動き始める。 4、5階が増えた クラス委員 辻村深月 角田春子に嫌われ摂食障害に。 鷹野廣嗣 深月の幼馴染。陸上部 生徒会長 榊の従兄弟 B級特待生 片瀬充 リスカする子に告白される。明るい絶望。最初に消える 梨香が好き。 梨香 元々ヤンキー気味だが榊を好きになり更生。妹二人おり両親の仲が悪い。 菅原 ヤンキーで麻雀、煙草、根明キャラ 清水あやめ A級特待生で絵が上手い。自分は作り物だと思っている。美術室に入り消える。 景子 男っぽい話し方。元生徒会長諏訪に告白され、自分も好きだが独占できず振る。 昭彦 フェミ。深月を救う。中学の同級生沢口がいじめで自殺、上巻の最後で学祭の日沢口の弟と会い、昭彦のマネキンが飛び降りる。 榊 クラス担任、元青南卒業生。

    1
    投稿日: 2025.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第31回メフィスト賞受賞作品。 雪の降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。 止まない雪、内側から開かない扉、繋がらない携帯電話、無人の教室、5時53分で止まった時計。 凍りつく校舎の中、2ヶ月前の学園祭の最終日に死んだ同級生のことを思い出す。 しかし、それが、誰だったのか、思い出せない。 どうして、忘れてしまったんだろう。 どうやら、自死した人物の精神世界に閉じ込められたらしい。 この世界から脱出するためには、早く、誰が自死したのか、思い出さなければ・・。 591ページ。ようやく読み終えた先に、 (下巻につづく)の文字。 長い・・。

    64
    投稿日: 2025.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近は辻村さんの本ばかり読んでいますが、深月という名前が出て来るたび、著者の顔がチラつき読みにくかったです。他の物に比べると物語の世界観に入り込みにくいというか、現実に引き戻される感じがして浸れませんでした。上巻は同じような内容が続き…なかなか進まず、なんとか読み終えるまで時間を要しました。

    2
    投稿日: 2025.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    長編だし人物名覚えれんくて最初は進まんかったけど、だんだん続きが気になるし面白くて一気読みできた! 辻村さんデビュー作(メフィスト賞)っていうのがすごい。 それぞれの人物像や経験がだんだんと浮かび上がってくる。みんな怪しく見えて、やっぱり違うの繰り返しだ。。 ホスト…誰の何なんだろう… 下巻に進みます

    1
    投稿日: 2025.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月のデビュー作。 前半はなかなか進まないけど、後半は怒濤の展開で驚きの連発。 少しずつ恐怖に引きずり込まれる。

    0
    投稿日: 2025.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生の時に読んで衝撃を受けた本。 ここから辻村深月推しが始まった… そろそろ内容を忘れた頃なので 読み返してみた。 やっぱ良い。 ちょっと長いけど笑 ずんずん読んじゃう。 でもやっぱり 誰が誰か分からなくなる時はある。

    0
    投稿日: 2025.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この辻村深月のデビュー作は8人の高校生が雪の降る日に校舎に閉じ込めらるところから始まる。文庫本上巻で591ページと長い物語は、閉塞した場所の中にいる高校生たちの爽やかな青春の裏にある不安、疑心、後悔、様々な葛藤が丁寧に、綿密に描かれる。 すでに何冊もこの作家の本を読んでいるから、この人はこれを描きたかったのだなあと思うが、ページ数に制限のない賞に本作を応募したいうから、どこも端折ることはできない思いがある話なのだなぁと感じて読み進む。 ストーリーはまだ半分だが10年以上後に書かれたかがみの孤城や傲慢と善良にどう繋がるのだろうなどと余計なことも考えてしまう。とは言え、物語はまだ全く先が見えない。閉じ込められた高校生たちはどうなるのか、時の止まった校舎は解き放たれるのか、500ページ以上ある下巻に引き込まれる自分が少し怖い。

    22
    投稿日: 2025.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月のメフィスト賞受賞作。 本格的なレビューは下巻にまとめて書きますが「鏡の孤城」の前身のような印象を受ける作品。 序盤、微妙に読みづらい。 辻村深月の作品を複数読んでるから比較してしまうんだろうけど、デビュー作だからか、地の文に文学的表現を使おうと頑張ってて、不自然とまではいかないけど消化不良になりかける量、というか。 だが、後半にかけてどんどん自然になっていく。執筆経験がまだ浅い作家は一つの作品の中でも成長すると聞いたことがあるが、それを感じさせられた。

    16
    投稿日: 2025.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月といえば、鏡の孤城やツナグの印象が強い。優しい物語を描いてくれる人。しかし蓋を開いてみればミステリー(ホラー)。キーとなる人物が登場しない構成も不気味さを増している。鏡の孤城のように優しさのある最後があるといいな、と淡い希望を胸に下巻に臨む。

    1
    投稿日: 2025.07.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月さんの作品は当たりしかないけど、デビュー作というだけあって長編だったなぁと思う。 好きなんだけど、ゆっくり時が過ぎていくのも良かったし読了感も重くて良かったけれど。登場人物は誰もが魅力的で光っていて、リアリティもあった。こんな高校生活だったらなと思せてくれたし。 だけど、上巻はあまり勢いがないので少しまどろっこしい印象、、、。

    1
    投稿日: 2025.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みました 私が読んだのは一冊にまとまってて上下にわかれてなかったけど(その分分厚くて二段になってたけど)なんでだろ 感想は下巻で

    0
    投稿日: 2025.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    学園祭の最中に亡くなった同級生の事を思い出そうとしてもなぜか誰も思い出せない。学園祭の関係者以外誰もいなくて、入る事はできるけど一度入ると出ることができなくなる校舎。物語が進むにつれて1人ずつ姿を消していく。まったく結末が想像できないまま下巻に入ります。

    1
    投稿日: 2025.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ある大雪の日に高校に登校した7人の生徒たちが、誰もいない校舎に閉じ込められ、時計が止まった冷たい空間の中で「文化祭で自殺したのは誰か」を思い出すまでを描いたミステリ。 直木賞作家、辻村深月先生のデビュー作であり、僕はこの本の文庫版が出た頃に読んですっかりファンになってしまった。後の作品に比べると、主人公一人一人のサイドストーリーが丁寧に書かれていて、とても長い。先生自身が紹介コメントで「自己紹介代わりの作品」と書いている通り、物語本筋と同じくらい登場人物の個性が大事に書かれている。 上巻は、ほとんど各自の自分語りのような話題が続いて青春物なのかな?と錯覚し始めたところにちょっとしたホラー展開がぶちこまれて終わる。ちょっと怖い。

    1
    投稿日: 2025.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    はじめての辻村深月。 途中、突然のホラーでびっくりしちゃった。 続きが気になる。 本が読みたくて急いで帰ったの久しぶり〜。 つわり中に読もうと思って買った本、やっと触れた。

    2
    投稿日: 2025.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物のキャラクターが立っていて、スラスラと読んでいける。伏線が色々と書かれていてミステリー感もあるが、犯人?の意外性は弱い。読後の爽快感は高い。

    2
    投稿日: 2025.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まだ上巻。これがデビュー作なのに大作ですね。そして、徐々に小出しにされていく秋の自殺の真相は。。最初はなかなか読み進められなかったけど、途中から怒涛の勢い。下巻が楽しみでこわい。

    2
    投稿日: 2025.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校生8人が雪の降る校舎に閉じ込められてしまうストーリー。 学生特有のいじめや人間関係、登場人物の心理が細かく描かれていたし共感できた。 中学時代暴いじめ平気でされてたしその期間死にたいなって何度も思ってたしリスカしたことあったし深月たちの心情や行動がすごいわかる。 ホストが誰なのか、マネキン人形がどう絡んでくるのか下巻が気になるけど長編読むの大変。 結末がどうなるのか楽しみ

    1
    投稿日: 2025.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうなっちゃんだろう。 高校生8人の視点で丁寧に描かれるから割と長いけれど、スリルもあるし、犯人が誰か全くわからないからこそ推測しがいがあって面白い。 下巻がとっても気になる。 学生の繊細で不安定で脆い感情の描写が多く、自分の隠してた弱い部分を思い出して胸が苦しくもなった。 自分の弱さとか、苦しんでる人との向き合い方とか、色々考えてしまうな。

    6
    投稿日: 2025.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生徒からお薦めされた作品。 辻村深月。名前はもちろん知っていたけどあんまり読んだことなかったな。 この作品が高3の頃に書かれたなんて恐るべし。 それぞれの登場人物の背景や描写が本当に丁寧。 下巻も楽しみ。

    9
    投稿日: 2025.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    種を蒔きに蒔いた上巻。 果たして下巻でこれを育ててしっかり収穫できるのか。 でも、辻村深月なら大丈夫という安心感。 学校の校舎に閉じ込められるというクローズドサークル。 しかも時間も止まっているようで、クローズしてしまった理由も分からない。 もしかしたら自殺した人物が関係しているのでは?とたどり着く。 閉じ込められたのは男女4人ずつで計8人の高校生。 自殺したのはその中の1人かもしれない… 登場した8人はそれぞれ悩みや葛藤を抱えて高校生活を送っている。 それが表面化して周りから助けられた人、自分で抱え込んでいる人。 高校の頃ってこんな悩みあったよなと思ったり、生きていればいつになっても感じることであったり。 若者の苦悩を書かせると、辻村深月は実に上手い。 そして場の作り方も上手。 同著者の「かがみの孤城」もそうだった。 さて本作、その登場人物とシチュエーションはたっぷり読ませてもらったので、これがどう展開していくのか楽しみ。 キンキンに寒い日に読むのも良かったかなと思ったり。

    2
    投稿日: 2025.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おすすめ度 ★★☆☆☆ 共感度 ★★★☆☆ 話の内容は共感できるものばかりで 辻村さんシリーズは全て共感はめちゃくちゃできる ただ、長い長すぎて話の内容が入ってこない場面がある。

    1
    投稿日: 2025.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思春期に抱える悩みがせきららに語られている。中高生の時に読みたかったなぁ。当時読んでいたから、もっと共感してると思う。読んでいて、自然と中高生だった頃の自分の記憶も蘇ってきた!

    9
    投稿日: 2025.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻を読み終えないと評価は出来ないが、とりあえずこのままの感じで最後までいったら、星3つということで。 にしても、長い。上巻591P、下巻576P。 さて、どうなることやら。

    0
    投稿日: 2025.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    暗そうやし読まんとこうと思ってたけど、すごろくここまできてこれ読まんわけにはいかんやろと。 怖い!!めっちゃホラー。でも面白い。辻村さんほんとこの年代の心情書くの上手! わたしも足遅いから清水さんの気持ちよくわかるしあんなんされたらタカノに惚れちゃう。かっこよすぎ。クラス全員参加のリレーとか嫌すぎる(笑)

    4
    投稿日: 2025.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終えましたが 主な当時人物は8人ですがその親の名前など 名前が関係がごちゃごちゃになって 感情輸入出来なく 挫折しました。 気が向いたら又読んでみたい

    7
    投稿日: 2025.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    毎回 毎回 ページをめくるのが 楽しみなのと、読み進めると終わってしまうという 悲しさを 同時に味わえる 唯一の作者さん。 今回も‥。 あぁ、 下巻にいくのが 楽しみなような悲しいような。

    4
    投稿日: 2025.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メフィスト賞受賞作。学校内で発生したある生徒の自殺をきっかけに様々な生徒の葛藤を追っていくという内容だった。またファンタジーものでもあり、一つの空間に生徒たちが閉じ込められるという設定が斬新でした。自殺した生徒が誰なのかまだ分からないが、それぞれの生徒が抱えている問題が大きくていじめや能力による劣等感などについて考えるきっかけにもなりました。また登場人物に作者の辻村深月さんと同姓同名のキャラクターが登場し、不思議な印象を受けました。

    2
    投稿日: 2025.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻読了。 心理描写が凄まじい。他にも辻村深月さんの作品は読んできたけど、今までで一番心理描写が丁寧で凄みがあると思った。これがデビュー作と知ってはいたものの、それでも「この重みでデビュー作!?」と驚いてしまう。 閉じ込められた生徒達の責任とは何か。 気になるので早速下巻を読む。

    2
    投稿日: 2025.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この作家さんほど、心理描写、感情描写の細かい小説家はなかなかいない。 スターシステムのある方であるため、せっかくだからデビュー作から追うことにした。センター試験も近づく受験期、8人の高校生が校舎に閉じ込められる。2カ月前、文化祭の最終日に自殺したのは誰か? それぞれの登場人物たちが自身の過去と向き合いながらその謎を追う。正直、引きの割には結末は少し弱かったが、自身の高校時代の感情を思い出した。後年大作家となる片鱗がすでに見えている。ここから全作を読み込んでいこうと思う。 自分辻村チルドレンになりたかった。でも、今読めているならばそれでもいい。孤独が少し和らいだ気がした。

    0
    投稿日: 2025.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文庫で600ページぐらいありますが、あっという間でした。 下巻も一緒に買っといて良かったー 感想は下巻で

    7
    投稿日: 2025.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ホラー要素ありだと知らずに… ホラー苦手だけど、気になりすぎて頑張って読み進めた…けどどうゆう事?続きめっちゃ気になります。

    10
    投稿日: 2025.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少しずつ状況がわかってくる度に鳥肌たったし先が知りたくなるんだけど、なんせ怖すぎる 途中怖すぎてイライラした あと、何回か読むのやめてネタバレで済まそうかと思った

    0
    投稿日: 2025.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっとデビュー作を手に取れました!面白かったけど、気になるところも多々ある。そんな具体的な感想は下巻にて。

    4
    投稿日: 2025.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで何故か読んでこなかった辻村深月さんの作品を片っ端から読んでいこうと思い手に取ったデビュー作。 作家さんは最初の1冊に自分自身のことを書くと聞いたことがあるけど、まさかのご自身のお名前が出てきてちょっとびびる。 高校生のお話。 感想は下巻へ。

    0
    投稿日: 2025.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    雪が降り出す季節になると読み返したくなる1冊。ふにゃふにゃになるくらい何十回と読んでいるこの本、今年も再読しました。 大好きな作家さんの、1番好きな小説です。 初めてこの小説を読んだときは、まだ読書自体にも慣れていない頃で。しかも分厚いし上下に分かれてるし…でちょっと尻込みはしたものの、私にとって初めての辻村さん作品の「ぼくのメジャースプーン」を好きになり、続く「凍りのくじら」もとっても良かったので勇気を出して手にとってみて……今では1番好きな小説です。 学校に閉じ込められた高校生が8人、他にも担任と生徒会長と深月とモメた角田さんとメインとなる登場人物がたっくさんで最初はそれを覚えようとしていたので中々先に進むことができず。 誰と誰が一緒に登校したんだっけ?この子と誰が中学一緒だっけ……?と、ことあるごとににページを戻っては確認してというのを繰り返していましたが、そもそも最初から覚えようとする必要はないんですよね。主要なメンバーの人となりがわかるエピソードが丁寧に何度も語られるので、読み進めていけば8人の中の関係性は自ずと理解できてくる。 わざわざ戻って確認するんじゃなくて、おぼろげであったものが読み進めていくうちにクリアになっていくーそれが小説の楽しみ方でもある、と教えられた本でもありました。 辻村深月さんとは年代も一緒なので、よりリアルに感じられるし心にも刺さるんだと思います。

    0
    投稿日: 2025.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻合わせてボリュームがあるのでずっと積読していたのですが、年末年始に意を決して読んでみました。設定や人物の紹介が一段落した中盤以降は一気に読了。主な登場人物は8人の生徒と1人の教師で、それぞれの個性がある。自分に似た考えの人物が1人は見つかるのではないかと思う。 これがデビュー作とは、改めてその才能に感服した。

    0
    投稿日: 2025.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻合わせての感想。 まず、デビュー作でこのクオリティはすごいなぁと思いました。青春モノで自殺やいじめが絡む話は辛くなるのであまり好きではないのですが、それでも面白かったです。 話は面白いけど、ちょっと長すぎました。特に第14章「HERO」が長くて、なんでだろうと思って読んでいたら、第17章で納得。それは思いつかなかった! 上巻の冒頭に「自分の名刺代わりの話になりました」と書かれていて、どういうことかと思ったら、主人公の名前が辻村深月。フィクションの主人公に自分のペンネームをつけるってすごい。読んでいてちょっと抵抗を感じました(多分深月のキャラのせい)。

    1
    投稿日: 2025.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村双六その8 【登場人物】※校舎に閉じ込められる人物 •辻村深月 •鷹野博嗣 •藤本照彦 •片瀬充 •菅原 •佐伯梨香 •桐野景子 •清水あやめ 上と中を読み終えました。 辻村さんのデビュー作ということで、いきなり登場人物に辻村深月が出てきてかなり違和感。 内容は名前探しの放課後に似ています。 放課後は皆んなの賢さに驚かされ、今回は皆んな心の闇が深すぎる点に驚愕しています…進学校はそういう生徒多いんですかね。実感湧かず。フィクションだからと解釈して読み進めています。 相変わらず序盤は話が長く、暗い話ばかりで読むのが結構しんどいです。 概要は学園祭の日に誰かが自殺し、その自殺者が8名を校舎に閉じ込め、その自殺者は誰なのかを探す話です。 上と中で、3人(充、昭彦、清水、リカ)消えてしまいました。 誰がホストなのか下巻でようやく明かされるので、楽しみです。 なんの根拠もないですけど、鷹野が怪しいと睨んでます。

    0
    投稿日: 2024.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。辻村さんの作品で一番面白いと思った。 読み始めは青春モノなのか、ホラーなのか、なんて考えながら読み進めていました。 途中から登場人物の深い深い場所を細かく描き出していきます。それがため息が出る程リアル。 中でも清水さんの心の中が特に印象に残った。成績優秀者が抱える心の闇。好きはいつしか義務になり、妙なプライドだけが育ってしまい、優越感がなくなったときのことを考えると怖くて仕方ない。自分の学生の頃を思い出しても、全く感じたことの無い感情。色んな人がいるんだなと感心した。 その他、深月さんも梨香さんもそれぞれ抱えたものがある。ひょっとして世の女性は皆学生であってもこんなにも大きなものを抱えて生きているのだろうか?自分自身を振り返ると、少年ジャンプの世界のまま「一緒に遊んだらみんな友達」と単純な思考回路だったと思う。 学生の頃にこの作品に出合っていたら、その後の女性との付き合い方が変わっていたかな。それとも、この作品からは何も響かない鈍感な神経だったかな。

    0
    投稿日: 2024.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。そして夢に出てきそう。 自分も校舎の中にいる気分になった。 長くて長くて、精神持たなくなったので★4つ。

    13
    投稿日: 2024.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    星3.5! ホストが誰なのかとても気になる。 下巻もどきどきしながら読みたいと思います。 鷹野、昭彦みんないいひとたちばかり。

    0
    投稿日: 2024.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほっこりエンドのようだけど、わだかまりは残る感じ、、、 前半はゆっくり読んでましたが、後半は気になって2日で読み終わりました。 主人公の名前が作者の名前なのはデビュー作だから?

    0
    投稿日: 2024.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の対談動画を観て、初期作品に興味が湧いた。 なので、デビュー作を手に取った。 文庫なのに意外と高額で困惑。 まだ上巻しか読んでない。 メフィスト賞作品を読んだことないけど、これは普通の学園ミステリーではない。 学園祭中に命を絶ったクラスメイトの、名前がどうしても出てこない。 誰が自死したかを思い出そうとする、というストーリー。 校舎に閉じ込められた一人ひとり、「あいつが死んだのかも」「自分が死んだのかもしれない」などと考え、思い出そうとする。 上巻の最後で、それっぽい答えが出そうなところで下巻へ続く。 ミステリーのトリックではなく、人物の思考をねっとりと描いているのがいい。

    0
    投稿日: 2024.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月のデビュー作。 主人公は8人。 クラス委員の鷹野・深月・梨香・昭彦・充・清水と、委員会の活動に協力していた菅原、生徒会の副会長である景子。 全員大学受験を控えた名門私立青南学院高校の3年生。この学校ではこの冬の学園祭の最中、一人が飛び降り自殺をしていました。 しばらくして、雪が降るある日、学校に登校した8人は、校舎に閉じ込められてしまう。どうしても脱出することはできない。8人の中の1人であるホストの世界に閉じ込められているようだ。そして彼らは学園祭で自殺したクラスメイトの名前を、どうしても思い出せない。どうして大事なその一人の名前を忘れてしまっているのか。 教員室には学園祭直後に撮影された写真がありました。その写真には7人の学級委員と担任教師の榊が写っていますが、1人が欠けています。これにより、8人のうち誰かが実は自殺した生徒ではないかという疑念が浮上します。しかし、再確認しようとした瞬間、その写真は突然消えてしまう。 誰が自殺したのか、どうすれば帰れるのかを模索しながら、彼らは時間の止まった冷たい校舎の中で推理を始めます。自分たちが閉じ込められた理由と自殺者が誰であるかを解明するために、過去の記憶をそれぞれが辿り始める。またホストも過去に何があったのかを思い出すように仕向けていく。それぞれの回想を通じて、彼らが抱える内面の苦悩を明らかになります。自殺するほどの状態ではなかったことが判明したものは、閉ざされたこの世界ではマネキンの姿になり、元の世界に戻っていく。 ヒロイン役の辻村深月は、2年生になり友人であった角田春子に苛められ、精神的においつめられていた。自殺者ではないかと、作中で最も疑われていたが、他の7人の協力もあり、なんとか立ち直るまでに至っていたことと証言される。よって自殺者ではないのではないかと周囲は推測する。 片瀬充はとても温和かつ気弱な性格な男の子。『優しい』と評されることが多いものの、それは人を傷つけたくないが故のものであり、無責任な優しさだと自覚している。強く人を、自らを支えきれない、強くあれない自分を責めている。そして、校舎から飛び降り自殺をするような強い感情の前で立ち尽くすばかりだったと自分で思う。よって、マネキンとなり、学校から消えてしまう。 清水あやめは入学金・授業料免除のA級特待生。学業のみならず、美術部に所属し絵画のコンクールで受賞もしているスーパーウーマン。文化祭では、クラスの催し物のパンフレットの絵を描いてしまう。周囲の人とは異なってしまう、線を引かれてしまうという悩みを抱えていた。また、学校の成績などの順位を気にしてしまうという自分のスケールの小ささや、卑小さに寂しさを感じていた。本物とは違う、と。そして彼女はマネキンの絵となる。 藤本昭彦は常に落ち着いていてどこか達観している男子。中学生の頃、幼馴染みだが今までクラスも離れており、疎遠になっていた沢口豊とクラスメイトになる。実は沢口は前の学年の時にクラスの中心的な人物達と揉めたことが原因で、クラスメイトの殆どからいじめの対象になっていた。昭彦は別に彼を苛めも特別庇いもしなかったが、沢口は昔馴染みである昭彦を頼っていた模様である。沢口はだんだん不登校気味になり、結果、首を吊って自殺してしまう。そんな沢口のことを昭彦はずっと気に病んでいた。また、深月と春子とのトラブルの中で、いじめを行う、春子を敵視するようになる。そんな風な彼が自殺者であるはずがなく、やはりマネキンとなる。 充、あやめ、昭彦は皆ホストから責められています。思い出せ、自分たちのしたことを、と。上巻では飛び降りたのはだれか、なぜ皆はホストから責めれているのかは描かれていません。皆マネキンになり、冷たい学校から放出され、自殺者ではないことが1人1人明らかになっていきます。

    1
    投稿日: 2024.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読 辻村深月さんのデビュー作 やっぱ天才だわ 冒頭に名刺代わりとあるけど 名刺代わりどころじゃない!

    10
    投稿日: 2024.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    雪が降る中クラス委員をしていた親友だけが 登校して他に誰もいない。 外にも出られない状況に気がつけば 全員あの日に誰がそうしたのか 思い出せない状況に困惑する。 一人ひとりの思いがある中で 親友同士の優しい思いが伝わってきます。 下巻が楽しみです!

    198
    投稿日: 2024.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とりあえず上巻を読み終わった。 理解しにくい部分が多々あり、なんだかふわふわとした書き方と内容だったのでそこまでのめり込めないがなんとか読み終えた。 下巻の展開に期待。

    0
    投稿日: 2024.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村先生の心理描写は本当にお見事です。 上巻なので、色々と伏線張ってるのだろうと思いながら楽しく読めました。 早く下巻へ行きたいです。 世界観に引き込まれる作品です。

    0
    投稿日: 2024.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の意見を強く主張することができない。 自分が言ったこと、したことを通して迷惑をかけたくない。こんな自分のことを、周囲がどう受け止めているのかを充よく知っている。 他人に対する責任を放棄したいだけなのだ。人を傷つけてしまうことが怖い。 相手の声を否定せず、他人の言いつけを素直に聞いている。楽な方法で、とても臆病な生き方。 誰も傷つけたくない充の心情わかる。 子供たちの気持ちが切なくなる、

    0
    投稿日: 2024.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2024.08.29 読了。 序盤はやや冗長的かなと思いながら読んでいたけれど、上巻の最後の方からどんどん引き込まれていって、続きが、結末が、気になる。 早く下巻を読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2024.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    8人の精神世界で過去の後悔や反省をしながら進んでいく。ひとりひとりの背景、想いや感情が丁寧に描かれていて人物は想像しやすかったが、精神世界という少し現実離れしているところや口説いところに深く感情移入できなかった部分もあった。

    1
    投稿日: 2024.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    冬の学校に閉じ込められた8人の高校生。 誰しも大なり小なりの暗い過去や不安や葛藤を抱えて生きてる。それは子供も一緒で。 ずっと暗くて長くて冷たい廊下にいる感覚。 飛び降りた同級生は誰?ホストは誰? 下巻が気になる。

    4
    投稿日: 2024.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「深刻に悩んだり、将来を悲観したりはしない。ただずっと自分が変わることができない、それに対して少々嫌気がさすだけだ。この先ずっと、自分はそうやって生きていく。 だからこれは、明るい絶望と前向きな諦め。」

    1
    投稿日: 2024.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物が多く、展開が遅く、入り込めずに読み終われなかった…設定が非現実的過ぎてよく分からない。 妹は面白いので続きが読みたいと言っています。 この後で読んだかがみの孤城は面白くて、同じ人が書いたのかとびっくり。

    3
    投稿日: 2024.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の処女作ということだが、新人らしくないプロットと心理描写が秀逸だ。長大な作品だが、下巻を読み終えるのが楽しみであり、少し勿体無い気もする。

    8
    投稿日: 2024.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学園もの。後半で感想は纏めようかと思います。 取り敢えずここまでは面白かったです。この先でどんな展開になるのか、ちょっとまだ結末は読めてないですね。

    82
    投稿日: 2024.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    雪が降るある日。 かなり寒い朝の描写から始まる物語は、大学入試を控えた男女が2人ずつペアで登場し、学校へと入って行く。 だが他の人の気配はなく、先生さえいない… あれっ、登校日だよねと誰もが思っている。 そのうち学校から出られなくなる。 そして、10月の学園祭の最終日に自殺したのが誰だったのかを皆、思い出せなくなっている。 何故、誰も死んだ同級生の顔も名前も忘れてしまったのか… もうこの辺りで気になって仕方がない。 この8人以外、誰も出てこないのか? 県下でも有数の進学校に通う彼らたちはもちろん優秀でありながら皆んな個性豊かでもある。 家の事情もさまざまだからこそ悩みもある。 どうなっていくのかと思いながら読み進める。 1人ずつ少し前のことを思い出しながら心のうちを曝け出しながらいなくなる。 充が、清水が、昭彦が、 いなくなる。 もう目が離せなく下巻へ。

    61
    投稿日: 2024.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    誰が自殺したのか気になりすぎて下がはやく欲しかった。あきひこのところが良かった。いじめについて考えさせられた。清水さんには少しイライラ、、。全体的に細かい描写がたくさんあって引き込まれた。

    2
    投稿日: 2024.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    10年以上前に読んだけど再読。 なんとなくのストーリーと面白かった事だけ覚えててラストもいまいち思い出せず。 ああ。でも、やっぱり好きなジャンルは変わらないと再認識。 早く下巻が読みたい。

    10
    投稿日: 2024.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    8人の高校生が雪の降りしきる学校に閉じ込められるお話。 冒頭は不思議なことがたくさん起こり、何が起こっているのかすら掴めず、ミステリー?要素が強めだけど、途中からは登場人物一人ひとりのエピソードが丁寧に描かれていく。 自殺したクラスメイトが誰なのか!?がだんだん明らかになっていくくだりだけでなく、緻密に描かれた登場人物たちのエピソードが最後には「ここに繋がるのね」という発見があるのも楽しかった。 ボリュームも登場人物も多いうえに時間軸も現在と過去を行ったり来たりするのですが、非常に整理されていて本当にすごい! あらすじだけ見ると重い印象を受けたけど、爽やかな読後感が味わえます。

    1
    投稿日: 2024.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっと読めた!辻村さんのデビュー作、冷たい校舎の時は止まる。まず、驚いたことが登場人物の中に辻村深月という人物が登場していたこと!この作品のおおもとになる作品を書いたのは高校生の時で授業中、ルーズリーフに手書きで書いていたのだとか!尊敬しかないですね!面白すぎてページをめくる手が止まらなかった。長いけど。

    63
    投稿日: 2024.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2004年第31回メフィスト賞。 ヒロインは 辻村深月。 こんな作品が応募されてくれば、それは、選ばれてしまうでしょう。 雪の降るセンター試験が迫るある日。 いつも通り登校したのは、なぜか8人。 入る事はできるが、出る事ができない校舎。 時計は、ある時間で止まっている。 彼らは、2ヶ月前の学祭最終日に 校舎から飛び降り自殺した学生のクラスメイト達。 異様な世界に動揺する者、冷静な者。 この世界を創りあげたと思われる自殺者は誰だったのか。 8人の抱えた過去を丁寧に描いていく。 ...丁寧すぎるかな、長いわー。

    93
    投稿日: 2024.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ラストはけっこう強引だけど、とても楽しい作品。途中から気になって止まらなくなる。辻村深月は読む順番を間違えないように。

    0
    投稿日: 2024.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いじめをした側の1番の償いは、被害者に何かをして許しを乞うことじゃなくて、一生その罪悪感に苦しみながら生き続けることなのかもしない

    1
    投稿日: 2024.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    充と昭彦の失踪 清水は優秀が故の孤独 深月は親友との確執 昭彦は友人の自殺という過去とそのことへの罪悪感 充はメンヘラを引き寄せる明るい絶望の持ち主 リカは家庭内不破 菅原、ケイコ、鷹野がまだよくわからないかな 榊も 昭彦とは全然違うけど、謝りたいけど、謝るほど強くなくて、で先延ばしにしたけっか、徐々に忘れて、急に思い出して凹むことってあるよな

    1
    投稿日: 2024.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自殺したクラスメートの思念に取り込まれた8人。でも誰が死んでしまったのか思い出せない。思い出した人から一人ずつ思念の世界から退場していく。いったい誰が死んだのか、何で彼らが取り込まれたのか、彼らの罪とは何か。 登場人物の心理描写を丁寧に書き上げている。どの子にしても、自分を反映しているようにおもえて感情移入出来る。ジワジワと追い詰められる感じは作者の真骨頂。処女作から遺憾なく発揮されていたのかと、感心してしまう。 さて、後半も楽しく読めそうです。

    21
    投稿日: 2024.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長文で物語がなかなか進まず疲弊する。300ページ超えたあたりからやっと物語が動き出す。やれやれ…と言うのが上巻を読み終えた正直な感想。この評価は下巻で変わるのだろうか?? しかし、架空の話・架空の登場人物を創造し、これだけの長文文章を書ける作家の能力は凄いと思った。

    2
    投稿日: 2024.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『かがみの孤城』でハマった辻村深月さん。 他の作品も気になって、順番に読むことにした1作目。 とりあえずデビュー作から… とにかく読むのが遅く(何十冊も併読しながら) じっくり少しずつ…なんと上巻だけで半年かかって読んだ。 かがみの孤城に比べると、表現の仕方とか「ん?」って疑問に思うところも多々あって、あぁ〜デビュー作かぁと思うところもあるんけど、1作目からこんなに登場人物1人1人を掘り下げる書き方ができるのかと…。 バックグラウンドの壮絶な経験がすごい心に来る。 8人の学生+αに全部焦点を当てていく。 自分も校舎の中に取り残された1人になった気分になれる。 時間のわからない空間に入れられた時、 人間の体内時計って実際の時間よりも早く進むのかな?遅くなるのかな? そんなことを考えながら読んでた。 キンキンに冷えた校舎の描写が冬に読むのにぴったり。 (夏に読んでる時は、その描写が涼しく感じられて、それもまた一興…笑) 途中、結構なホラー展開が出てきてちょっとビビったけど、まぁでも読める。っていうか単純に続きが気になる。ここで終われない感…。頑張って読む。 2023/05/29-2023/12/15

    9
    投稿日: 2024.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不思議な設定でハラハラドキドキ! いま感想書きながら早く続きが読みたい! なによりも高校生の登場人物の描写がすごい。 この作品が発行された2004年はまさに私も 高校生くらいだったのでその時代の高校生として すごくリアルだった。 8人それぞれの登場人物に対して 読んでる人も誰かしらに共感できるはず!

    0
    投稿日: 2024.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これがデビュー作とはすごいな。 上下巻合わせて1,000ページ超えの長編 長編にありがちな中だるみもあるけど、下巻は結構サクサク進んだと思う。 結果、ミスリードを誘う小説は面白い。 よく考えて読めばミスリードに陥らないのかと思うけど、あたしはそうはいかないと思う。 まんまん騙された方が面白いし。

    0
    投稿日: 2024.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絶叫して号泣する、 この作品は半端無さすぎです。夜寝る前に読む習慣の人は覚悟して読んでください。チビります。そして後半は泣きます。こんなに心が揺さぶれる作品を書く辻村深月さんは天才としか言いようがない。はやく下巻読みます。

    0
    投稿日: 2024.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おぉ、これが処女作とは。 まだ上巻しか読んでませんが世界に入り込んでしまいました。 自殺した人は多分あの人。 あの人であれば、この世界に連れてこられた理由も先生が辞めようとした理由もなんとなく繋がる。 自殺者とホストは違う人だと思って読んでいってるんだけど…どうだろう。 下巻へ進みます。

    0
    投稿日: 2024.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     辻村深月のデビュー作でメフィスト賞受賞作。青南学院高校の生徒8人が校舎の中に閉じ込められ、文化祭の時に自殺した生徒を推理していくというストーリー。一人一人がいなくなる場面も不気味だったが、生徒たちが抱える悩みや問題などが痛ましかった。後編での解決編が楽しみ。

    2
    投稿日: 2024.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     辻村作品としての処女作。この作品を初めて読んだのは月刊マガジンだったと記憶しています。冷たい校舎の中で時が止まる…。その中で繰り広げられる物語。 遅読の私にとってはミステリーというジャンルは敬遠したい一ジャンルです。しかし、当作品は面白い。早く下巻を読みたいと思います。'21.4/28 '2311/18

    0
    投稿日: 2023.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺してしまった人によるある種仕返しの様な物語。色んな世界観を知りたい、興味がある人にオススメ。静かな図書館で想像力を働かせながらキャラ一人一人の視点に立ってそれが自分だったらどんな事を思うのか考えて熱中して読みたい。

    2
    投稿日: 2023.12.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思春期の複雑な悩みが仲良しグループ間でここまで多様に揃うことはないにせよ、皆んなそれぞれが丁度中高生辺りで感じた、誰もが共感できるような悩みを抱えていて、なんというか、等身が凄くリアルだなと思った。 それぞれの悩みに対して、あ〜分かる分かるとか、あったあった、と、深く頷かずにはいられない。 学校という環境が如何に閉鎖的で、当時の自分、何時その年代の子供にとっての世界の全てなんだと、思い出させられる。 ちょくちょく入る怖い描写には息苦しくなるし、描写のされ方的に何となく気になる人物はいるにせよ、まだ明確な真相までは分からない。 下巻、楽しみに読みます。

    5
    投稿日: 2023.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なかなかの長編。 いくつかの本を併読読みしてると、なかなか読み終わらない。 まだ、下巻がある。 果たして、誰なのか、死んでしまったのは。

    4
    投稿日: 2023.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私たちの時代はteenagerにとって学校という狭い世界が全てだった。今は学校以外やSNSの世界があるが、それでもやはり学校の友人関係が中心なのは変わっていない。そこにはさまざまな生徒がいて、ひとつの言葉で、出来事で傷つく繊細な人もいて千差万別。そんな心の傷を開かせようとする悪意のミステリー。 初めは長いなと感じたが、明彦の話には非常に考えさせられた。下巻では、いよいよ謎解きが待っているはずなので先に進みたい。

    59
    投稿日: 2023.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    長い、しかもまだ上巻。「鏡の孤城」を読み心が震え、「Another side of 辻村深月」を読み最初の執筆である本書を読みたくなった。でも最初に出した本がこんなに長いなんて…誰もいない校舎に閉じ込められた8人、しかしこれは『ホスト』が作り出したイメージだった。学園祭最終日に自殺したのは誰だったのか、思い出すまで一人ずつ姿を消されるのか、どのようにして元の世界に戻っていけるのか、早く下巻を読まなくては。

    0
    投稿日: 2023.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村深月さんの作品をデビューから追ってみたくて手に取った。 登場人物、多いな…とか思ってたけどどの人物も本当に魅力的で物語が進むにつれて明かされてく過去や抱えてるものにひたすら心を揺さぶられて、気づいたらみんな大好きになってた。 頭の中にひとつの映画のように情景が浮かぶのは辻村さんの手腕だなあと思った。 下巻踏まえるとまた違った見方ができると思った。 途中からかなりホラーなので注意!

    0
    投稿日: 2023.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長くて若干くどいけど、逆に思春期の未完全な感じがでてる気がして好き。 下巻にいろいろ分かってから読み返すと、より面白い。

    6
    投稿日: 2023.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんの本を読んだことがなかったため、デビュー作を手に取った。上巻は、とても続きが気になる展開で、とにかく真相を知りたい気持ちになった。

    2
    投稿日: 2023.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻を読み終えて、まだなんとも言えないなぁ。 登場人物の誰がどういう感じなのかはまぁ分かった。 取り急ぎ下巻を読みます。

    18
    投稿日: 2023.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    何度目かわからない再読。上巻で一番好きなのは清水あやめのエピソード。特に体育祭のリレーで転んでしまったこと、そこから鷹野の「後輩に手を振る」という気遣いと、その行為の真意に気づく清水がとても好きだ。そこから文化祭でクラスの女子に陰口を叩かれているところに遭遇してしまった流れもいい。 頭がよすぎるがゆえ、優秀すぎるがゆえに他者との乖離を感じる清水あやめのことが大好き。 上巻では角田春子と深月の過去と、充、昭彦、清水それぞれが抱えているものについて書かれている。そのどれもに噎せ返るほどの青春を感じてしまう。痛々しくて、瑞々しくて、どうしようもなく切実。楽しいだけじゃない高校生生活。皆それぞれに悩みを抱えながら、かけがえのない日々を過ごしている。私はその日々を青春だと感じる。 自分が高校生だった頃のことを無理矢理思い出させてくるような引力が、「冷たい校舎の時は止まる」にはあると思う。 辻村作品の中でもおそらく最長の本作。デビュー作であることも相まってか、辻村深月の全てが詰め込まれている気がする。各キャラの掘り下げが徹底的になされていて、辻村深月の「冷たい校舎の時は止まる」への思い入れが伝わってくる。 「Another side of辻村深月」で本作について「彼らに愛着がありすぎて、デビューしていなかったら冷たい校舎〜のスピンオフを一生書いていた気がする」(意訳)とコメントしていたが、たしかに本作は本当にキャラクター1人1人の掘り下げがすごい。辻村深月が愛着を持ちすぎているというのも頷けるほどに。 デビュー作でこれほどの長編をするりと読ませる文章力があったことが本当にすごいなと思うし、辻村深月がまたこれくらいボリュームのある小説を書いてくれたりしたらめちゃくちゃ嬉しいな、と思っている。

    2
    投稿日: 2023.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自意識から深い苦しみを抱える登場人物たちに、かつての自分を重ね、共感をもちました。物語が進むに連れ、それどころでないくらいストーリーが重くなります。早く終わってくれ、という気持ちで読みました。

    7
    投稿日: 2023.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻の大作。 著者のデビュー作とのことだが、設定が少しかがみの孤城と似てる感じがする。 丁寧な描写で、一人一人の心の様子がとても伝わってくるが、なかなか設定は難しいなと感じた。

    3
    投稿日: 2023.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辻村先生のデビュー作品はクローズドサークル物。自殺したのは誰なんだろう。読んでて、この人では無いなと思った人から消えていく。 学校って思えば閉塞感があり残酷で、誰かが楽しんでいる一方で、誰かが苦しんでる。 未成熟が故の理不尽も多く、自殺の根は深い。 分量も話も重いけど、下巻を読むのが楽しみです。 雰囲気が少し、女神異聞録ペルソナとかダンガンロンパみたい。

    3
    投稿日: 2023.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    閉じ込められた学校には。 忘れている記憶を取り戻した時、何故普通に消えるのではなく死ぬ様な演出になるのだろうか。 思い出してほしいと願うホストは、ただそれだけのために空間を作り出した訳では無さそうだよな。

    0
    投稿日: 2023.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと積読していた辻村深月さんのデビュー作。最初は長いなーと入り込むのに時間がかかりましたが、思春期の痛みの描き方がさすが辻村深月さん。一人一人の心理描写を丁寧に描かれてる分、下巻の回収が楽しみです。 ホラーテイストと予想してなかったので、急なホラー展開に中盤ヒヤり。夏を感じさせてもらいました★(作中は雪の降る真冬ですが笑)いざ下巻へ。

    33
    投稿日: 2023.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まだ途中でわからないことだらけ。 主人公達のバックボーンを細かに話しているから、キャラが立っています。 エンターテインメント界注目の大型新人・辻村深月が贈る青春小説 閉じ込められた8人の高校生――雪はまだ降り止まない 「ねえ、どうして忘れたの?」 雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作。

    8
    投稿日: 2023.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    雪の日の校舎に閉じ込められた、県内屈指の進学校・青南学院に通う深月ら8人。 時は5:53で止まり、戸惑いながらその世界の謎を解明しようとするが… 学園祭の最終日に飛び降り自殺した生徒がいたこと。しかし、誰も何故か顔も名前も思い出せない。 担任・榊の机の上の写真には、8人のうちひとりがかけた写真が… それが誰かも⁇ 8人の中に自殺者がいるのか⁇ いるとしたら誰なのか⁇ 充、あやめ、昭彦がいなくなる… 担任・榊は現れない… 『ホスト』は誰なのか⁇ 誰が何のために、8人を集めたのか… 8人はみんなそれぞれ心に闇を抱えている。 そんなに卑屈にならなくても… どうなっていくのか… 『辻村深月すごろく』の順に読んでいるので、今まで読んだ作品との繋がりを探すが…

    13
    投稿日: 2023.07.23