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プリズンホテル 4 春
プリズンホテル 4 春
浅田次郎/集英社
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総合評価

194件)
4.2
86
64
28
7
0
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    プリズンホテル 4冊セット! 図書館で4冊そのまま借りられました。間を空くことなく読むことが出来ました。 いよいよ最終巻の春。 孝之介の育ての母親の富江が謎の失踪。 富江が宿泊しているのでは?と孝之介はホテルを訪ねます。 今回のホテルの宿泊客は、不渡り直前の町工場の社長。その社長と競馬場で知り合った懲役52年の務めを終えた老博徒。演劇母娘。 さらに孝之介の作品が「日本文芸大賞」候補になったということで、その連絡を待つために押し掛けた編集者たち。 老博徒をねぎらうために開催されたチンチロリンの放免バクチ。 このバクチの行く末が、何とも想定通りですが、面白い。 楽しめました。 そして、「日本文芸大賞」の発表! そこで、孝之介がとった行動、語られた本当の気持ち。 まさに、子供の時のまま成長してしまったのだと思います。 これは良かった! ようやく共感できた! 4冊まとめて順番通り読みましょう。

    111
    投稿日: 2025.07.05
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    最後の最後に孝之介が母を受け入れることができました。いろいろな人生がホテルで交わってミラクルなことが起こります。よかったです。

    1
    投稿日: 2025.02.24
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    随分前に読んだ本。当時の文庫本の帯に、アナウンサーの中井美穂さんが「この本を面白いと思えない人とは友達になれないと思う」的な事を書かれていて、読了後、激しく共感した。 1巻での主人公の性格が不快で、挫折しそうになったけど、巻が進むに連れて初めは嫌いだった主人公をドンドン好きになっていった。 泣き笑いをしてしまうので、人前での読書は要注意である。

    1
    投稿日: 2024.12.07
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    シェフはクラウンホテルへ返り咲き、借金をした中年男性は借金を返すアテができ、孝之介は賞を受賞して、富江が見つかり、綺麗に話がまとまった感じがあった。 2巻と3巻はだれたが、最後は早く読み進めたいような内容だった。

    1
    投稿日: 2024.08.02
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    プリズンホテル春。シリーズ最終作。何もかもが同時に進んで、最後まで怒涛の勢いで面白さが押し寄せる。 素晴らしい作品だ。 4作合わせて⭐︎4.5

    17
    投稿日: 2024.06.03
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    2024.3.16 出会いと別れ、周りの人達からもらって次に繋がるバトン。そしてドギツイ冗談。 大いに笑い泣けるこの振り幅よ。 あえいうえおあおかけきくけこかこ

    1
    投稿日: 2024.03.16
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    や〜、賭博のところでは笑わせてもらったw 人それぞれだけど私はこの春の巻が一番好きだなぁ面白かったぁ。 さすがです浅田次郎先生。

    9
    投稿日: 2024.03.15
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    読み終えてしまった。プリズンホテルに泊まりたい。 板長とシェフのご飯で思わず笑ってしまいたい。花沢支配人のプロフェッショナルな接客を受けたい。 ミカちゃんの絵を見たい。富江さんには回復してほしい。アニタとしゃべりたい。湯に浸かりたい。 忘れた頃にまた読みたい。

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公「僕」のDVの違和感。 「人を思いやること」は  体験のないものにとっては 理解することも、その大切さを想像することもできないのかもしれない。 私たちにとって当たり前の人との関わり方。 主人公「僕」のDVは 彼の環境から得た成長の果てだったと思った時 単なるめめしい被害者意識だと 自分も、主人公を、自分の価値観に落とし込んで 随分と見下していたことに気がついた。 他人を尊重することは、案外と難しいことなのかもしれない。 清子さんの純真さ、富江さんの温かさ。 おそろしく時間はかかったけれどなんとか届いて良かった。 はちゃめちゃな展開のあちらこちらに グッとくる言葉がきらきらと散りばめられていて 昭和の匂いも満開にプリズンホテル、 楽しませていただきました。

    2
    投稿日: 2023.09.10
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    1巻目の夏編の読み始め直後、「あれっ、これって浅田さんの本・・・?」と著者名を確認したほど、これまで抱いていた浅田さんの印象とかけ離れた小説だった。 浅田さんもこんなユーモアたっぷりの作品を書かれるんだ・・・。しかし、やはりただ笑えれだけのユーモア小説ではなかった。 任侠とくれば人情で、人情話といえばやっぱり浅田さんだね。 「男はやさしいだけじゃいけねえ。強くって、やさしくって、辛抱のきくてえのが、本物の男なんだぜ。」という仲蔵親分の言葉が胸に沁みる。(o^^o)v

    0
    投稿日: 2023.04.29
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    泣いた。 冒頭から、漂う幸せの予感。 その通りに物語りは進むのだけれど、先が読めてしまってつまらないとのがっかり感はない。むしろ必然。 原田のような警官が本当にいて欲しい。

    0
    投稿日: 2023.04.22
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    この作品が初期からのシリーズとは知らなかった。わざとこれだけクサく仕上げるのも腕前のひとつかと感じた。

    0
    投稿日: 2022.12.06
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    極道小説なのに悪者が1人も見当たらない。 極道社会の兄弟、家族という繋がりを、宿泊者は疑似体験する。 そこでは各々が抱えていたしがらみが、自然と(強引に?)解けていく。 かなり泣けます。

    0
    投稿日: 2022.11.10
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    良い小説だった! 登場人物全員に情が湧いてしまう〜! 章によって視点の変わる小説は、大体誰かの目線を贔屓に思ってしまうことが多いのだけど、誰目線でもほっとするし変わらず楽しい。 一巻よりもキャラが立っているのもあり、ドタバタギャグ要素も際立ってとてもよかった! また読みたいな〜!

    0
    投稿日: 2022.07.23
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    3巻で幸せな家庭を手に入れた主人公・木戸孝之介のもとに小説家最大の名誉とされる文学賞に二作品がノミネートされるという知らせが入る。幸福な瞬間を手に入れると同時に、育ての親でありこれまでは「グズでノロマでブス」と罵ってきた富江が姿をくらませてしまう。 物語の中で、主人公が抱えていた心の突っかかりが解消されていき、素直になっていく過程が丁寧に描かれていた。その裏には、伝説の博徒と冴えない社長の任侠あふれる話や舞台を目指す訳あり親子をめぐる物語があり、どの人物も個性的で読みごたえがあった。 夏から始まったプリズンホテルは筆者の最初期の作品として知られている。しかし、春・本書は「蒼穹の昴」や「鉄道員」の時期とも重複しており、筆者の洗練がよくわかる作品となっており、そういった意味でも楽しめた。

    0
    投稿日: 2022.03.06
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    プリズンホテルがついに終わってしまった。最後の最後で木戸先生のキャラ崩壊の謎(笑) でも、全四冊通じてほんとに素晴らしかった。ほんま全員かっこええわ。富江の件はやっぱ死んでもたんかな・・・それで憑き物がおちての先生のキャラ崩壊?しかし、親分とその周りはみんな、粋だなー

    0
    投稿日: 2022.01.11
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    プリズンホテル完結編。問答無用に面白い。 ちょっと冬で一休み?したかなと思ってたらやっぱ最後はプリズンホテルワールドが全開でしたね。 どうやって終わるか心配してた主人公。 予想以上に綺麗に終わりました。自分の止まっていた時計がようやく動き出したようです。よかったよかった。 夏、秋、冬と読んできて、最後は全作が走馬灯のように駆け巡りながら、それでも春のストーリーがもすごく内容が濃く、且つスピードのある展開で、読んでて結構忙しかったです。それでもものすごく良い忙しさ。 シリーズものはあんまり好きではないんですが、読み終えるのがすごく寂しかったです。 また本作の個性的な登場人物一人一人に必ず会いたいと思います。 全員が全員(女性もいるけど)漢である悲しくも、暖かい物語。

    0
    投稿日: 2022.01.06
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    今回は、いい話だったなあ。 しみじみと、そう思わせてくれる。これ迄通りのドタバタなのだが、何処かに哀愁と懐かしさを覚える静けさの中で物語が進む。 ラスト、残りの紙幅でどう納得のいく終わり方をするのかと、ややハラハラしながら読んでいたが、物語のクライマックスは、突如、鋭い鋭角でもたらされた。素晴らしい大団円。非常に納得のゆく、美しい終わり方であった。 主人公がずっと抱えていた毒。語れなかった、自認すら出来なかった感情。それらに気づき、吐露できたことで、生まれ変わっていく。 大いなる再生と救済の物語。

    12
    投稿日: 2021.11.28
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    210809*読了 ついに最終巻。 終わってほしくなかった、でも読まずにはいられなかった。 大団円にふさわしい人達がホテルに集まって、繰り広げるてんやわんや。 木戸孝之介先生の子どもの心と不器用さを、みんなが愛している。その様子が感じられ、よかった。 桜が咲きほころぶ空の下、それぞれの想いが浮かんでいく…。 出会いと別れ、別れといっても前に進むための変化。 小説は4巻で終わってしまうけれど、プリズンホテルは永遠に在り続ける。 いつまでも、わちゃわちゃと騒がしく、愛や人情にあふれながら、みんなが走り回っているのでしょう。 浅田次郎先生とこの小説をおすすめしてくれたお友達に感謝です。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    あー読み終わってしまった泣 楽しかったプリズンホテルの日々。 もう… 支配人や孝之介やお清やミカや黒田にも、板長、服部、仲蔵親分、大曽根 アニタ ゴンちゃん… もう皆んなに会えないんだなぁ 寂しい…。

    7
    投稿日: 2020.12.22
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    プリズンホテルシリーズ最終巻です。 私の願い通り最後はみ~んなが幸せに終わったので本当に良かった! 春を最終巻にしたところに著者の狙いがあらわれていましたね。 私が許せないと思っている木戸の暴力癖もまあまだ健在だとは思うけど、夏の頃の彼とは違うし、何よりプリズンホテルはずっとそこにあるから安心できます。 舞台も一緒だし、毎回同じパターンを描きながら全く飽きさせない展開・・・さすが浅田次郎!! この小説のことを皆さん、笑いあり涙ありと言うけれど、本当に声に出して笑い、彼らの人生哲学に涙しながら感動する究極の任侠エンタメ小説でした。

    1
    投稿日: 2020.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    富江はすでに亡くなっているのだろうか?血は繋がらない孝之介の全細胞には富江の愛情が沁み渡っているに違いない。富江との人生の和解の日、プリズンホテルには暖かな南風が吹いていた。和解のきっかけは孝之介の日本文芸大賞受賞の報告とともに懺悔することで、富江に残された短い時間で孝之介は幸運にも間に合った。このやんちゃな孝之介が富江からそうされたように清子・美加には今後最大の愛情を注いで歩むべきだ、富江との和解に誓って。4巻通して、人生にけじめをつける者はプリズンホテルに集い、南風とともに去っていく。⑤

    7
    投稿日: 2020.08.11
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    喜怒哀楽 愛別離苦 生病老死 をふんだんに盛り込んだツアーが終わりました 「へん、って、どうしたんだ。おなかが痛いのか、メンスがきたか!」 このどたばたが、堪らない

    0
    投稿日: 2020.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2019.9.16 借り本 夏、秋、冬ときて、4作目最後の春。 どの回も一冊完結型なので一生続いてほしかった。 春は最後らしい、大円満のラスト。 みんな収まるところに収まった感じはする。 特に本書では、板前の梶さんと、シェフの服部の別れが見ごたえがあった。 仲良く喧嘩しながらドタバタしていてほしかった……。 前進のための別れだからハッピーエンドではあるんだけど。 最後、主人公である作家木戸が完全改心した様子で、嫁娘思いで物わかりの良い人柄に180°変わるんだけど、義母富江との今生の別れで急に別人格になるなんてことはないだろうから(木戸先生に限って)、全然信じてない。 不器用で乱暴な愛に飢えた先生のままでいてくれることを願う。(たぶん翌日には戻っているだろう。) しかし富江……。悲しすぎる。どうせの大円満なら、富江も救ってほしかった。 病気は治らないにしても、幸せであって欲しい。電話で富江フェードアウトのせいでラストの駆け足感が気になった。 スピード感ともいえる…?丁寧に終わらせてほしかったっていうのは読者のわがままだろうか。 あと、これは全作を通してだけど、実母がずーっとめそめそしていて、被害者面してるのが嫌だった。 この作品は毎回あくの強いゲストが出るが、みんな憎めない素敵なキャラクターなのに! 実母だけは好きになれなかった。全作通してシリアス場面にずっといるから、実母への嫌悪感から、感動シーンで感動することがなかった。どの面さげて息子に説教してるの?っていう。 今作では、50年懲役されていた組員の老人と、ギャンブル好きで火の車な男が登場して、みんなで賭博する場面がある。その時、老人の一人勝ちで相当な大金を手にして(ホテルの面々はかなりの借金)、その後全てを男に渡す。 のだが、そのあと老人が男に、人生諦めずにがんばれ(?)みたいなことを言って涙するシーンがあるが、賭博でもらった大金があれば一家一生遊んで暮らせると思う…。ドユコト?賭博の掛け金は全てチャラってことで良い? 私的にはそうであってほしいけど、親分がそんなこと認めるはずないしなあ…。 賭博の掛け金の行方だけが気になってもやもやした。誰か教えて。 思うことはあったけど、 結果、4作通して全て最高だった。 毎回ゲスト客が多くてとっちらかっているのに、最後にはきれいにまとまる。 話が方々に散っているのに、ちゃんと全て追えるし、スラスラ読める。 浅田次郎、すごい! 時代小説は難しそうだけど…。これを読まなかったら一生読まなかったと思う。 読めてよかった! 作中の会話をみても、聡明でいてユーモアのセンスが伺える。 もっと浅田氏のドタバタコメディが読みたい!プリズンホテルの続編を切に願う。 またすぐに読み返したい。 個人的には、警察とやくざの宿泊が被る回が好き。確か秋。

    0
    投稿日: 2019.09.17
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    普通に面白い。夏、秋、冬、そして春。コメディタッチだけど、感動しました。浅田先生の文章にはところどころ、馴染みのない熟語が出てくるので、その都度調べる。国語の勉強になります。

    4
    投稿日: 2019.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    木戸孝之介は、極道小説の売れっ子作家である。今回日本文学大賞にノミネートされたという。その候補作品は、極道小説の「仁義の黄昏」か、それとも恋愛小説の「哀愁のカルボナーラ」か。二つの出版社の編集担当が競う。また木戸孝之介の母代わりの冨江は何処ともなく消えた。同じころ、五十年以上の懲役を務めた小俣の弥一は府中刑務所から出所した。これらの出来事が錯綜して、またまた極道ホテルでは大騒動となるが、最後はいかように…。プリズンホテル・シリーズの結末はいかに。

    1
    投稿日: 2019.04.13
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    ようやく読み終わりました。お腹いっぱいになりました! 1巻から読み始めて4巻まで長かったけど、温泉宿に泊まって癒されたような気分です。 小説家先生は偏屈だけど、優しくて暖かい一面もあったんだなあとしみじみ思いました。 ラストは感動してしまいました。 嫌なこと、苦しいこと、辛いこと、悩み事があったらプリズンホテルに戻ってこよう。

    3
    投稿日: 2019.03.23
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    全4巻の最終巻。最初の1巻では期待していなかったが、4巻はとても面白い。様々な人間模様を抱えた人の心が雪解けのように悩みが溶けていくことがよく伝わってきて、感動的だった。

    2
    投稿日: 2019.03.09
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    最後は良かった! 全てがハッピーで本当に良かった。 大嫌いな木戸先生も、この巻は感動した!! わがまま、暴力、自己中、最低の先生だったけど、このホテルはそんな心に傷だらけの人をほっこりさせてくれるホテル。 読者の傷も知らずに癒えているのかも?

    10
    投稿日: 2018.12.24
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    ついに終わってしまった。 名残惜しい。 まだまだこの物語を続けてほしい。 ハチャメチャでドタバタだが、ホロっと涙を誘う。 まさに、浅田次郎の真骨頂。 まだまだ、描き続けてほしいシリーズだった。

    2
    投稿日: 2018.09.17
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    とても良い本でした。この本は4巻まで読まなければ意味がない。この本の言葉をかりると、感想を口に出すと安っぽくなっちまう。縁ある人には説明なく薦めてみようと思う。この本は読む温泉だ。

    1
    投稿日: 2018.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完結編。 プリズンホテルの世界観もこれで終わりかと思うと、ページを捲るのがもったいなくてもったいなくて・・・。 今回ほとんど登場することのなかった、だけど全編通してそこに“存在”しつづけた、富江の愛。 シリーズ4冊を通して描かれた、血の繋がらぬ親子の愛は、まさしく母が子を想う無償の愛だったのだなと思う。 クライマックスでの美加の叫びが、本シリーズの全てを語る筆者の渾身の一球だったのだろう。 故郷の母に電話をかけたくなる、そんな読後感が清清しい。 ★4つ、9ポイント半。 2018.07.31.新。 願わくば・・・小説家と養母との再会場面も描いて欲しかった。

    5
    投稿日: 2018.07.31
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    浅田次郎『プリズンホテル 4 春』集英社文庫。 シリーズ第4作。もはや斜め読みすらも苦痛になり、パラパラと頁を捲る。ストーリーを追う気力などない。一度狂った歯車は元には戻らないようだ。 自分には全く合わない作品だった。

    1
    投稿日: 2018.06.04
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    プリズンホテル、ラスト! 偏屈な作家とその家族、編集者たち 50年余ものオツトメを果たした老侠客と破産寸前の町工場の経営者 大部屋女優とその娘、そして恩師 今回もプリズンホテルは大騒動 笑って泣いて(号泣して)大団円。 あーー。私も泊まりに行きたい・・・

    2
    投稿日: 2018.05.06
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    プリズンホテル最後の一冊。勿体ないので少しずつ読もうと思ったのに一気に読んでしまいました。まったくの大団円、よかったよかった。特に服部シェフと梶板長のくだりには泣きました。私も浮世の垢を落としにプリズンホテルに行きたいです。

    5
    投稿日: 2018.04.17
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    2018.03.10 シリーズ4作目にして大団円 文壇最高権威の文学賞にダブルノミネート 両作品の担当編集者 懲役52年勤めた老侠客と破産寸前の町工場社長 役者母娘と辺境地教育をしてきた担任 シェフと板長 作家と産みの母と育ての母 もう続きがないと思うと寂しい。

    1
    投稿日: 2018.03.10
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    掉尾を飾る本作は、短編をミルフィーユのように積み重ねながらクライマックスへと進む。本作で52年の懲役を勤め上げた老侠客と破産寸前の町工場の経営者、大部屋の女優とその娘という新たなキャラを登場させながら、その結末は読者に知らされることなく、本来の主役である小説家・木戸孝之介の解脱で締めくくられる。ある意味、未完の作品と言えるし、その後の物語を読者に想像させる終わり方であった。終盤の富江に寄せる孝之介たちの想いに涙ぐんでしまった。

    2
    投稿日: 2018.01.14
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    う〜〜〜ん。完全に人情話になりました。 ニヒルと言うか、異常性格者だった孝之介までむちゃくちゃストレートに、それこそしらけるほどの愛を見せます。でもまだ背景のおちゃらけが、それを救っています。 しかし、それにしても面白い作品でした。 プリズンホテルもこれで打ち上げ。一巻から四巻まで、一気に楽しませてもらいました。 徹底した人物・背景のカリカチュアで、爆笑を誘う作品です。しかし、それだけで収まらない何かもあったような気がします。それが文学性であるとは言えないのですが。

    0
    投稿日: 2017.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大団円。 作家は賞をとる。紆余曲折するけど、最後には立派なたたずまいで美しい妻とかわいい娘を伴い登場。 富江失踪する、から始まるんだけど、富江結局どうなったのか、急いで読みすぎたのか不明。 ホントにおいしい料理を食べたら、笑っちゃうもんなんだよ。何故だかおかしくなっちゃって、くすくすくす。笑いをこらえたり。が心に残る。笑っちゃう料理。食べてみたい作ってみたい。 浅田次郎は、きんぴかも好きだわ。

    0
    投稿日: 2017.09.19
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    数々の笑いと感動をくれたプリズンホテルが終わってしまった(T-T)今回もドタバタで楽しめたけれど「富江は何処に…?」と心配が心の隅に( ´△`)そして最後は大団円!(^^)だけど、やっぱり「富江~(ToT)」と思ってしまった(..)いつからこんなに富江のファンになっていたんだろう?(--;)

    4
    投稿日: 2017.07.12
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    「プリズンホテル」シリーズ最終巻。まあ、大団円と言って良いのだろう。基本的に爆笑もののこのシリーズだが、個人的には木戸孝之介による暴力的な描写だけが玉に傷で、不快感を感じていた。最終巻に至って、彼もようやく第一次反抗期(ヤダヤダ期)を抜け出すわけだが、逆にその幼稚さが際立って、やはり不快感を覚えた。 「冬」では、登場人物を爆発させ過ぎてかえって面白味を損なっていたが、「春」では、登場人物はそれなりに多いながらもきちんと濃淡があるため、物語としてのまとまりは遥かに良い。個人的には「秋」「春」「夏」「冬」の順に面白かった。

    0
    投稿日: 2016.08.01
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    ヤクザが経営するプリズンホテルの春。 問題をいつも引き連れてくる、 プリズンホテルのオーナーの甥、木戸孝之介が宿泊に。 今度の目的は、 失踪した孝之介の義母富江の行方をさがすこと。 それというのも、孝之介が 文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったからだ。 これでもう思い残すことはないと、 自ら姿を消した富江を思うたびに、孝之介は心配でたまらない。 富江が義母になってからずっと馬鹿にしていたが その反面とても頼りにして甘えていた自分に気が付いたのだった。 富江の行方を捜しているのに、 プリズンホテルにはまたしても、 懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など 訳あり、いわくつきの珍客がやってくるのだが、 娑婆(世間)ではありえない、従業員たちの接客の仕方で 珍客たちの心の傷も癒えていく。 そして迎えた「日本文芸大賞」受賞のとき。 プリズンホテルのロビーで 大勢の従業員たちに囲まれてカメラの前にたつ孝之介。 ふいに鳴った孝之介の携帯電話からは 懐かしい富江の声が・・・。 晴れやかな授賞式に 初めて通じ合った義母との親子愛。 純情で涙もろいプリズンホテルの従業員たちの思いやり。 ヤクザな世界の話なのに、 なぜこんなにも温かな人々が群がっているのだろう。 現代では通用しないような 親子愛や子弟愛がみなぎっている。 まさしく昭和の時代のエンターテインメント。 楽しく読めたシリーズだった。

    0
    投稿日: 2016.07.02
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    ところどころいい話があるシリーズでした。 主人公の性格がなぜそうなっているのかを、ずっと物語の根底においているが、ない方がよかったかも。 純粋にプリズンホテルの従業員、客の短編を集めていった方がおもしろかったかも。

    0
    投稿日: 2016.05.31
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    シリーズの締めに相応しくまとまった内容になっていました。 ただ孝之助の破天荒っぷりが余り見られずちょっとガッカリ。 プリズンホテル、思いのほか楽しんで読んでいたので終わってしまうのが淋しく チビチビと読み進めていました。 やっぱり浅田次郎好きだなぁ。

    2
    投稿日: 2016.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    皆それぞれに辛い別れがあり、そこからまた新しく始まる人生。 「終わりと始まりの春」にふさわしい作品でした。 シリーズの中では春が一番好きです。

    0
    投稿日: 2015.09.26
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    なぜか冬を読んでからずいぶん空いてしまったものの、ついに完結。基本的には良い人ばっかりなのよねー、という事で少々穿って読みたくなる時もあるものの、まぁそこはええ話やなー、と素直に読んでおけば良いのかなぁ、と。

    0
    投稿日: 2015.08.16
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    シリーズ最終章 傍若無人に振る舞ってはいても、相手を思いやる心を持ち、ようやく過去を精算して晴々しい世界観をもって、プリズンホテルというやくざが運営するホテルを舞台に繰り広げられたドラマもようやく終了。 浅田次郎氏の作品としては過去に読んだものと若干カラーが異なったような気がしましたが、こんな作品も書かれるのだと奥の深さを感じました。

    0
    投稿日: 2015.07.08
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    ああ、名残り惜しい。プリズンホテル。 なんて面白い話だろうか。すっかりプリズンホテルに集まる妙な縁にとりこです。終わってしまって残念。 人情溢れるキャラクター達。52年間刑務所居たって人に出会ったら、「俺の悩みなんて…ハナクソだ。耳くそ野郎」って思うかな? また、泊まりに行こう行きたい。

    2
    投稿日: 2015.04.21
  • チェックアウト

    堅気がまともなのか?やくざがはみ出し者なのか? プリズンホテルで堅気がやくざに更生させられてチェックアウトしていく。

    0
    投稿日: 2015.04.14
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    孝之介の抱えていた闇にようやく光が差し込んだようで、あまり好きではないキャラとはいえ安心して読み終わりました。主人公に感情移入できなかったせいか、解説にあるような「泣ける感動」は無かったけど、それより板場での人間ドラマと博打シーンが印象に残りました。シェフも板長も男前。最後、千代鶴是秀の包丁を渡すシーンにはさすがに涙が滲みました。それぞれ大団円、そしてこれからの出発。浅田さんの後書きには「皆元気で働いています」と書いてあったので、それならやはり一度泊まりに行ってみたいな、と思ってしまいました。

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    投稿日: 2015.04.07
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    感動の最終巻.最初から最後まで飽きさせない展開に脱帽.何より鬼畜小説家の更生?に胸を撫で下ろす.みんな幸せになってね!! 以下あらすじ(裏表紙より) 義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など、珍客揃いの温泉宿で、またしても巻き起こる大騒動。笑って泣ける感動の大団円。

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    投稿日: 2015.03.29
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    大円団。任侠ものが好きな人は、この感じが好きなんだなとよく分かった。 板長とシェフの職人魂がいい。本当に美味しい物を食べると人は笑う、とか、大統領にだって家族に作るように作ればいい、とか名言だらけ。

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    投稿日: 2015.03.04
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    ついにシリーズ最終巻。 なんかもうしょっぱなから最終巻的雰囲気を漂わせてた。ぷんぷん。 あいかわらず素直になれず偏屈なままの小説家。 でも、秋以降はミカちゃんには手をあげなくなったもようでそこは嬉しい。 そして、結婚後は富江さんと別居していたのか。別居をきっかけに暴力をふるうこともなくなったのか。 どんなに悲しい過去があっても心に傷を負っていても 暴力は愛情表現にはなり得ない。たとえ当人同士が解りあっていても、とそう思っていたけど、 初めて富江と小説家の関係性がクリアに見えた気がした。 暴力、ダメ。絶対!という意見に変わりはないけど なんだか納得させられちゃったんだよなぁ。 富江さんの懐の大きさ、愛情の深さに泣かされました。 いなくなった理由も、そういうことか、と。 もしかしたら仲蔵親分は知っていたんじゃないかなぁ。 52年の懲役明けの弥一さんと楠掘留のエピソードは、なんかちょっと弱かった。弥一さんの話は面白いんだけど、楠掘の方はなんか感情移入できないまま終わったなぁ。とりあえず、良かったねって。 三浦先生と春野ふぶきも似た感じ。 週刊時代の今井くんがスキャンダルのことを忘れてくれたようなのも良かったね。 服部シェフのエピソードは泣けた。 梶平さん、シブい、シブいよ!! 3巻目の解説に書かれていた笑っちゃう料理の意味がやっとわかる。 ていうか文庫解説で次巻のネタバレてどうなの(笑) あじさいホテルに行っても、もうお夜食のリゾットは食べられないんだなぁ、残念。 それにしてもたった1年、四季がひと巡りしただけで、そんなに色々変わってしまうんだなぁ、なんてしんみり。まぁ、小説なんだけど。 ラストに憑き物が落ちたかのようにジェントルになってしまった小説家だけど、解説にもあったようにまた偏屈がぶり返すのも時間の問題かもね。そうでなくっちゃ気持ちが悪いし。 だとしてもしっかり者のミカちゃんがいればきっともう大丈夫。 ハチャメチャな喜劇なのに読ませ泣かせられ、浅田次郎の力量をまざまざと見せつけられた感じもする。 これで最後かと思うと本当に残念だ。

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    投稿日: 2015.03.04
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    夏、秋、冬と読んできたプリズンホテル。もうこれで最後かと思うと寂しくて、購入してから暫く寝かせてありました。 妙に優しくなった作家以外は、相変わらずのオーナーと従業員たち。そして、相手を思いやる気持ちがいっぱい詰まった、板長とシェフのやり取り。 こんなに濃い四季がめぐるホテルは他にないでしょう。また会いたいような、これで終わりがいいような…。 笑顔と暖かい涙を、ありがとう。

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    投稿日: 2015.02.16
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    (2015/1/6読了) シリーズ第4弾、完結編。ちゃんと完結してます。前3作で小説家を受け止めるだけだったお清や富江が愛情を前面に出し、小説家が目覚めていく。 ハチャメチャで、どんどん盛り上がり、収まりつつも、最後まで描かず読者に任せる、これが浅田さんの上手さ。 チャイコフスキーを聴きながら読んでいたので、オーケストラの演奏のような盛り上がりや流れを感じた。 全部読み終えて、映像化のキャスティングを見たけど。。。時代が違うことや、設定が変えられていたりして、ちょっとがっかりしてしまいました。 (内容) 義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など、珍客揃いの温泉宿で、またしても巻き起こる大騒動。笑って泣ける感動の大団円。

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    投稿日: 2015.01.06
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    2014.8.10読了。 ヤクザの親分があることからホテルのオーナーになるのです。 お客さんは、任侠だったり、堅気だったり、心に傷を抱えていたり、一家心中の場所に選んだりと、はちゃめちゃなんだけど、そこから織り成すドラマが癖になる。 仲蔵親分が素敵。『夏』の最後の方で仲蔵親分の良さがぐぐぐーーーっと来た。もちろんダメダメな親分も楽しめましたけど。仲蔵親分がオーナーになる前のホテルの事や、前オーナーが出てくるところなんかは泣けました。 欲を言えば、富江の事をちゃんと知りたかったなぁ。『プリズンホテル-再び夏-』とか書いてくれないかな。

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    投稿日: 2014.08.22
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    主人公の暴力性があまり好きではないのですが、シリーズものなので、惰性で読んだ感じでしょうか。。。 それぞれの登場人物は、読みごたえのある人もいるので、スピンアウトとかあっても面白いかもしれないですね。 払ってもいい金額:150円

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    投稿日: 2014.08.17
  • シリーズ最終にふさわしい

    52年もの懲役を務めて出所したじいさんが、毎月面会に来てくれていたヤクザの総長から出所したらここへ行けと言われていたのが、通称「プリズンホテル」。 途中神社で知り合った男と競馬場へ繰り出し大勝し、一緒にプリズンホテルへ行くことになる。実はこの男、自分の工場が不渡りを出す寸前で、じいさんの金を密かにねらっているのだ。 もちろんプリズンホテルには小説家の木戸先生も宿泊している。今回は、日本文芸大賞にノミネートされ、受賞発表の連絡を編集者たちと待ちながらの宿泊だ。 というのは表向き、実は行方不明になった育ての母富江が、もしかしたらここへ来ているのでは?と思ってのことだった。 その他に、役者志望の母娘。おなじみのヤクザ大曾根一家御一行様が宿泊。 放免祝いの大バクチあり、厨房で働く板長とシェフの人情物語あり、偏屈だった木戸先生の心が溶解していく様あり…。 ジェットコースターだけじゃなく、プリズンホテルの締めくくりにふさわしい。 ホテルの庭に咲く放免桜の花吹雪が、さわやか。

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    投稿日: 2014.07.14
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    プリズンホテルシリーズ最終作。 花札を模したデザインの表紙はおしゃれですてきですね。 前作でしあわせな家族との生活を送り始めた小説家 木戸孝之介は、文壇にとって最高の栄誉である日本文学大賞の候補として2作品をノミネートした。 義母 富江は息子の快挙に大袈裟なほどの祝辞を送りつつ、「これでもう思い残すことはない」と意味深な言葉を残して行方をくらませてしまう。 必死の思いで叔父の経営する任侠団体専用旅館へと富江の姿を探しに来た偏屈小説家。 その一方で、懲役52年をまっとうした伝説の任侠やそのおこぼれにあずかろうとする借金まみれの男、演劇に生きる母娘まで今日もお客は曲者揃い。 大騒動の渦中で、親子の愛が感動のフィナーレを飾る。 これまで深く掘り下げてこられなかった、木戸孝之介とその義母富江の型に嵌まらない愛の在り方にスポットがあたります。 厳しい冬を乗り越えて草木が花開くように、明日へと生をつなぐ人々の生きる強さ、気高さ、そして美しさをユーモラスに描いた感動の大作といって差し支えないでしょう。 わたしの大好きな板前さんは、相変わらずの男気を示しチャンスある若者に夢を託します。恰好よすぎる。 解説の中井美穂さんも仰っていますが、この本がおもしろくないという人と仲良くなれる気がしません。 本当にすばらしい文学作品に出会えてしあわせです。

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    投稿日: 2014.06.21
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    面白かった。夏からは想像出来なった展開。たくさんのことを乗り越えて孝ちゃんは大人になったんだな。自分と相手の関係性ってなんだろう。なんやかんやでみんな信頼してるんだなって。

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    投稿日: 2014.06.15
  • 抜群におもしろい

    プリズンホテルは、1~4まで、読んで欲しい。 やくざが経営するホテル、その経営者と血縁関係の異常な作家、支配人とホテルマンなど 様々な人生模様が描かれていて。そして、なかなか泣かせる話。人情物が読みたい人には ぜひ読んで欲しい。そうじゃない人も。 疲れたときに読むのも良いです。楽しく、読めます。 仕事で疲れて帰宅するときに読んで、こころを軽くして帰宅させてもらいました

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    投稿日: 2014.06.07
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    極道の経営するホテルのお話し4作目で完結 今回は孝之介の文学賞のノミネートとか富江さんがいなくなったとか手違いで50年以上も刑務所に入ってた人の出所とか そんな感じ なんだかんだ言って、先生は富江さんの事を大切に思ってたってことかね だったらなぜ暴力を・・・ とか思うけど、DVする人の心理ってそんなもんなのかも 賞のために書いた小説の概要を読んで、まるで村○春樹のようだと思った(笑) まぁ、著作は少ししか読んでないけど、イメージ的に シリーズ通して、支配人が一番好きかな 二番目は板長 三番目に服部さん こうして並べてみると、やはり極道の中で一本スジの通ったカタギのキャラに対して好感を持つという事でしょうなぁ この手のノリは好きなので、是非とも続編を期待してしまうけど、完結作品なので残念

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    投稿日: 2014.04.29
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    このホテルに来ると、何故だかみんな心がふわっと解放されて本音が零れだす。 一生懸命になればなるほど、その姿は滑稽に見えたりするけど、その後にジーンとくるのは、きっと自分も同じだからなんだろうと思う。 カッコいいだけのひとも、ダメなだけのひともいない。 どん底を経験したって、必ず朝は来るし、お腹もすく。 何でか分からないけど、このシリーズには最高に癒されました! ラストの読後感もだいすき! 木戸先生、おめでとう!

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    投稿日: 2014.02.09
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    シリーズでは春が1番好きだな。 とにかくみんな背負っているものがデカ過ぎ。 浅田さん、いつの日か続編をお願いします!

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    投稿日: 2013.12.16
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    おもしろかった、けど、やっぱり孝之介のように暴力をふるう人は最後まで好きになれなかった。心配にはなったけど… 花沢支配人はかっこいい。繁もいいヤツ。 今回は仲蔵親分の格好良さがあまり出てなかったかな。

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    投稿日: 2013.12.14
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    さくさく楽に読めました。 木戸孝之介には、感情移入出来なくて 読んでる途中 ムカつく所とかあったんですが 最後は、良かったかな?

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    投稿日: 2013.12.01
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    読んだことあるから、内容わかってるのに、 やっぱり最後は泣けたね。 かれこれ10年くらい前に、 4巻全部、 誰にもらったんだか思い出せない薄情な私です。

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    投稿日: 2013.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさに大団円。清々しい。気持ちのいい長編大作だった。蒼穹の昴や鉄道員、活動寫眞の女、地下鉄に乗ってといった長編と平行で書き続けたというこの作品。浅田が「苦労の記憶は無い」と語るのは、それだけ自分の書きたかった、伝えたかった世界に満ち満ちているからなのだろう。これ書くの、楽しかっただろうな、ページをめくる指が早まった。 侠たちの一挙手一投足は読者に活力をくれる。厨房の師弟関係は涙を誘う。女たちの甲斐甲斐しさには頭が下がる。そして木戸考之介が受賞を控え荻原につぶやいた本音は、浅田の気持ちそのものではないかとすら勘ぐってしまう。最後のシーンが繁なのも最高の〆ではないか。愛されるべき馬鹿、という言葉がピッタリの繁。これだけの長編を読み終え、諸手を挙げて納得、大団円、素晴らしい、と感じたのは久しい。

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    投稿日: 2013.09.26
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    ようやく、シリーズ全てを読了しました。 最初は、キャラが全て変(特に作家が)でついていけませんでしたが 巻を追うごとに、キャラに慣れてきたからなのか、キャラの奥深さがわかって 来たからなのか、病みつきになってきました。 今回も特異なキャラが何人も出てきました。 もちろん、古巣のキャラも大活躍。 解説の中井美穂さんの話も納得でした。 読み終えてよかった。 そう思えるシリーズでした。

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    投稿日: 2013.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少し前の同窓会で会った友人に奨められたので、読んでみたが、シリーズ、夏→秋→冬→春ときて、はやりお奨めどおり「春」がイチバン面白く、感動的でもあった。 このプリズンホテルの従業員も宿泊客もかなり濃いキャラの人物ばかりで、しかも曲者ばかりだが、なぜか浅田次郎が創り上げるキャラクターには親しみと愛情さえ芽生えてくる。 この最終巻、「春」でははやり小俣の爺さん、そして当ホテルの板長として全巻登場する梶板長、この二人の渋いキャラが私は好きである。

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    投稿日: 2013.09.07
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    極道小説「仁義の黄昏」で売れっ子となるが、幼少期のトラウマで精神の成長が止まっている小説家「孝之介」。ヤクザの大親分でもある叔父「仲蔵」が任侠団体専用の温泉リゾートホテルのオーナーに。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ。熱血ホテルマン、天才シェフ、様々な客人の笑いと涙の傑作コメディ。 「当あじさいホテルはサービスがモットーでござんす。いったんゲソつけられたお客人は身内の同然。誠心誠意、命がけで尽くさせていただきやす。」 また、登場人物のキャラがすごい。100人の男が見て100人の男が振り返り、純粋だがちと頭が弱い美女「パープー清子」。 20年の間に1万5千人を助け、5千人を殺した「血まみれのマリア」こと救急センター婦長「阿部マリア」。警察の手違いで懲役五十二年の老博徒「四一の弥一」。 最後は「孝之介」が文壇最高の権威「日本文芸大賞」(直木賞)の候補となるが、浅田次郎は「プリズン」を連作しながら、同時に全くジャンルの違う「鉄道に乗って」「蒼穹の昴」、そして直木賞の「鉄道員」などを同時に描いているのだからとてつもない。

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    投稿日: 2013.07.28
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    以前読んでる(ここ以前かな)。 浅田次郎の社会はみ出し者系人情ものは苦手だ。特にこれは、DV大肯定だし。確かに色々イイコトも書いてありますが、読んでいても気分が悪くなる方が多いし、大円団〜! パチパチパチなんて気分にはならない。

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    投稿日: 2013.07.01
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    日本一のヤクザが経営する温泉街のホテルにやってくる、それぞれ人生の苦悩を抱えた人々が織りなす人間模様…と設定は面白そうではある。単なるスラップスティックではなく、ピカレスク小説を狙ったのかもしれないが、主人公の小説家の性格の悪さに可愛げがなく、ほとんど感情移入できないため面白さを半減している。たとえ作者がモデルだとしても、もう少し魅力的な人間に描いてくれれば良かった。その後の浅田次郎の作品群と比べると、やや魅力に欠けるシリーズに感じた。

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    投稿日: 2013.06.15
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    主人公含め、ハチャメチャな人ばかり登場する。 あり得ない展開なのだが、「ここではなんでもあり」という言葉に 妙に納得したりする。 そして、応援したくなるのはなぜだろうか。。。 それにここでは、全員が主人公な感じもうける。 笑えて、泣けて読後感もよい。 きっとまた、ここに帰ってくるだろう。

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    投稿日: 2013.06.12
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    このホテルの極楽湯につかって、梶板長のお料理をいただき、 花沢支配人の温かい人柄にふれて、ゆっくりリフレッシュしたい。 すべての季節の1泊2日の旅で、一生分の人情にふれたような気がする。

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    投稿日: 2013.05.22
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    大団円にはなるのでしょうが… 冨江さんとの電話のくだりまで疾走するように楽しく読み進めてきました。 が、そこから急にブレーキがかかり、あとはスリップでゴールしたような感覚が残りました。 もう少し読みたかったです。

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    投稿日: 2013.05.04
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    今回は、登場人物が多過ぎて、話が発散したように感じた。しかし、ブリズンホテルの締めとしてはピッタリとも思った。

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    投稿日: 2013.04.13
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    浅田次郎のコミカル小説、プリズンホテルシリーズの第4巻。 極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。 たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。 招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。 熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ 「木戸孝之介」は、まさに浅田次郎自身をモデルにしているのかな?浅田次郎の人生経験の豊かさが、小説の厚みを支えていると思った。

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    投稿日: 2013.04.07
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    先生の富江に対する気持ちに泣けた。富江の優しさにも泣けた。 弥一も男前すぎる。 ほんとによいシリーズでした

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    投稿日: 2013.04.05
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    なんとかシリーズ完結まで通読したが終わり方が粗く、大団円というスケール感には浸れなかった。実はシリーズを通して富江の去就が気になっており、畢竟四巻目でかなりコアな流れを作っていたがその終幕もやや期待外れ。

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    投稿日: 2013.03.26
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    1巻から4巻まで、何度も読み返し同じところでいつも涙。。 仕事に行きいきづまると読み返すこのシリーズ。 登場人物一人一人の個性あふれる、仕事への熱い想いがカッコイイ! もっと続編が読みたかったシリーズです^^

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    投稿日: 2013.03.14
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    極道ものとも言えるシリーズだけど、随所随所で感動させられます。 でも何度も笑わされます。 ちょっと疲れたときに読むと、自分のなかの様々な感情を思い出せて、心のリハビリに最適だったなと思います。

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    投稿日: 2013.02.16
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    最終巻の「春」が私は一番すきかもしれない。 皆一人一人真剣に暖かさと辛さを心に秘めて、生きている様を見ることができる ●人々 ・木戸孝之助、富江、実母、妻、連れ子のミカ ・荻原みどり ・賭博師の俣おじ、おじについてきた人 ・女優 春野ふぶき、恩師 三浦 ・花沢支配人、その子供 ・クラウンの元シェフ服部、板長 ・仲蔵親分、黒田 そして、色々な人のつながりと彼らに隠されている人生の物語が偶然にも重なり、平行して、起きる。 ●話 ・小説家が日本文芸対象になる様、周り ・博打で一儲けをする ・女優と恩師が出会う ・服部のクラウンの総料理長の話 ・女優の子供と花沢支配人の子供の恋 などなど・・・ 笑いと涙とが混じりながら、そして、ところどころ、いい言葉がちりばめられ、 爽快に話が進んで行く。 いい具合に全ての話がまとまる。 そして 最後に・・・ 放免桜が満開になる。 綺麗に春になって、さて、次へ進もうか! と思える本でした。

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    投稿日: 2013.02.12
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    この本で浅田次郎をもっと読んでみたいと思うようになった。木戸幸之助は極端過ぎな感じもするけれど憎めないなぁ

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    投稿日: 2013.02.03
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    あーヤバい このシリーズはヤバい 今までの3巻で感動は出尽くしたやろ て思ってても思わぬところから来る 『四一の弥一』かっこいい 男の中の男やね みんなも読めばいいと思う そんで笑って泣いたらいいと思う

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    投稿日: 2012.12.30
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    シリーズを通してとても面白かったです。 強面のヤクザが滑稽に立ち回るコメディかと思いきや、感動的なエンディングのある作品でした。 ニヤニヤしたり、悲しくなったり、嬉しくなったり、ハラハラしたり。 読む人を飽きさせないので、一気に読み進めてしまいました。 全体的にはハッピーエンドなのだけれど、最後は読みながら涙がこぼれ落ちてしまいました。

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    投稿日: 2012.11.08
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    このシリーズはどれも面白いけど、この巻が最高に盛り上がった。 本当にこれでこのシリーズが終わってしまうのかと思うと寂しいような残念なような気持ちでいっぱいです。 それにも増して再び本の面白さを思い出させてくれた浅田先生とこのシリーズに感謝しています。

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    投稿日: 2012.11.07
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    読了!★★★★★ 浅田次郎プリズンホテルシリーズ再読 富江…どこへ行ってしまったの… 本当に美味い料理とは?美味い料理を作ってくれた人に感謝したくなるお話。 プリズンホテルシリーズには、自分の好きな要素がたくさん詰まっている。 義理人情の任侠道、バイク、山、 そして主人公の、愛に偏執する小説家。 愛されたいけれど、愛し方は知らない孝之介。 笑いと泣きがいいバランスで盛り込まれていて、飽きる事も慣れる事も食傷する事も無い。 クサい。コテコテであるが、これほどだと、穿った見方をする気もなく素直に読める。ああ、そういう事もあるもんだと。笑 印象深い一文引用 「そうじゃないんです。おれ、おふくろに早く死なれて、男所帯に育ったから、毎日メシ作ってたんです。おやじや兄貴や弟たちの喜ぶ顔が見たくって、毎日毎日、一生懸命にメシ作ったんです。だから……おれ、うまいものを作ることしか考えてないから、ずっとそうだから、偉くなんかなりたくないんです。天皇陛下のメシとか晩餐会のメシなんて、おれ本当は、作りたくないんです」

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    投稿日: 2012.10.13
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    必死で生きている人たちは、ともすれば滑稽でもあるけれど、感動を生み、人を動かしていく。他人の人生に影響し合っていく。ただ筋を通すということだけのように見えるが、お互いが想い合っている世界だとよくわかる。 相手のために損をする、自己犠牲の精神こそが人脈を作っていく。 みかちゃんにまとめさせるのはずるいが、それでも感動する。

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    投稿日: 2012.09.17
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    プリズンホテル完結編。 今回も個性溢れるお客達が登場するけれど、私が一番ぐっときたのは服部シェフの話。 料理人としての板長とシェフにうるっときた。 今回はとくに木戸孝之介の本音がみえることが多かったと思う。 夏では少しも愛着がわかなかったのに今はこの人物を、周りの人がほうっておけない気持ちがわかる気がする。 登場人物がみんな素敵でよかった。

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    投稿日: 2012.09.17
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    偏屈な小説家木戸孝之介が“日本文芸大賞”最有力候補に挙がった。 選考結果を待つ場として彼が選んだのはヤクザ度100%の「奥湯元あじさいホテル」。 妻となった清子、娘となった美加、そして編集者の面々と連れ立って受賞の瞬間に備えるのだが、肝心の育ての親、富江が失踪し、孝之介の精神状態は超不安定に…。 シリーズ最終話となった本篇では、仲蔵親分をはじめヤクザなホテル従業員たちの影はめっきり薄くなり、孝之介と富江の母子(?)物語が美しく展開される。 1からこうやって読んでくると、なるほど偏屈な小説家木戸孝之介更生のためのプリズンホテルであったらしい。

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    投稿日: 2012.08.14
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    前回理解したはずなんだけど、孝之介のゆがんだ継母への愛情がまた分からなくなってるのよ。 だってゆがみまくってるんだもの。 でも、面白い。 全ての登場人物がとっても極端な行動をする。 それがドタバタ度を上げて面白いんだなぁ。 多分これ、映像化したら寒い(映像化されてるけど)。 自分の頭の中で想像するのが一番。 やっぱりね、人って基本は優しい。 もし優しさを忘れちゃってても、プリズンホテルの従業員の優しさに触れると、あふれるように出てくる。 多分この本って、万人に合うんじゃないかな。 誰にでも細かい突っ込みどころはあると思うけど、逆に感動する部分も誰にでもある。 それってすごい作品だよなぁ。

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    投稿日: 2012.07.31
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    全四巻の完結。小説家「僕」の魂の救済を主軸に、それに絡む様々な人生模様をドタバタ劇で綴る手法は相変わらず。 四巻を通じて登場する「極道」は「ヤクザ」とは明らかに異なり、まさに「道を極めし者」。彼らの存在は一見ハチャメチャだが、実は登場する素人衆(宿泊客)よりも、よほど正しい道を貫いており、迷いが無い事に感動すら覚える。 浅田氏の世界観見本市の様。泣き、笑い、怒り、そして魂を震わせる秀作。

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    投稿日: 2012.07.11
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    プリズンシリーズ完結編 終わってしまったなぁ〜正直読み終えた満足感よりも寂しい気持ちでいっぱいの気分。。個性的過ぎる面々にもう会えないかと思うと読んでた時とは違う涙が出そうです。 今回も文句無し素晴らしかった。そして文句無し感動しました。 今回の騒動は小説家木戸孝之介が日本文芸大賞に二作ノミネートされた所から始まります。 その作品は 「哀愁のカルボナーラ」 「仁義の黄昏」 ノミネートの報告を義母の富江に電話で連絡すると 「もういいよね。ねぇ孝ちゃん、これでいいわよね。」 と言われ慌てて部屋に行ってみると「疲れたので旅に出ます。」と言う書置きがあった。それから随分と行方を探すが見つからず、仲蔵叔父を頼ったのではないかと考えて受賞結果を聞く為の逗留も兼ねて出版社連中を引き連れプリズンホテルへ向かう。 所変わって府中刑務所前で一人の老人が懲役を終えて放免となった。その名を小俣弥一。 関東桜会八代目総長相良直吉の舎弟で憲兵に殴り込みをかけて憲兵を斬殺。自身も切りきざまれつつも一命を得て裁判で死刑判決。ワシントン講和条約の恩赦で無期懲役に減刑されるも今日まで52年の懲役刑となった。身元引受人の原田元刑事は殴り込みの時に小俣を確保することで憲兵に殺されるのを防いだ恩人。一緒に暮らすよう勧めらるが断り、自分は仲蔵がやってるプリズンホテルに行くと伝える。 この小説の大きなテーマは人生そのもののような気がしてなりません。 個性的な面々はそれぞれの人生で何らかの傷や悩みを抱えた人ばかり。抱えた傷や悩みがどれだけ大きくともプリズンホテルの極楽の湯は包み込んでくれる。ここのホテルを訪れた人は必ず笑顔になって帰っていく 姿がとても印象的です。 そしてこの小説を読んだ人も知らず知らずのうちに笑顔になって読み終えることが出来る小説なのではないかと思います。 作中で本当に美味しい料理は人を笑顔にすると言う書かれていますが、小説も同じなのではないかと思てなりません。

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    投稿日: 2012.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物達の心のやり取りを読者が納得するまでやってくれるというのがこの回。また、主人公の成長していく様も面白いところ。全作品を通して読み終わった時に清々しい気持ちになるのがこのシリーズ。ぜひ、ご愛読を。

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    投稿日: 2012.05.16
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    プリズンホテルのシリーズの中では、一番好き。主人公の娘が聡明ながらも素直で、木戸の心を揺り動かすことをストレートに言っていた。あと、木戸が偏屈ながらも、いろんな人の意見を取り入れて変化して行く様を見るのも面白かった。服部と板長の、互いを認め合っている関係も見ていて気持ちいい。この小説は、まるで生き物みたいだなと思った。

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    投稿日: 2012.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズの最終巻を飾るにふさわしい大団円。 高名な文学賞に自信の著書2作がノミネートされた作家の主人公。 大本命の恋愛小説のエリート編集者。 キワモノの極道小説のみそっかす女性編集者。 刑期管理システムの手違いで50年の懲役を終えたかつての大博徒。 このままだと来月不渡りを出す瀬戸際に立たされた中小企業の社長。 元暴走族の粗暴な支配人の息子に慈愛をもって接しする僻地教育のベテラン教師。 そのかつての教え子の舞台女優とその娘。 多くの登場人物がそれぞれの心を満たし、感動的に話が進む。 特に、板長とシェフの話が好きだ。 シェフのパンプキンムースは「かぼちゃのうらごし」と呼ぶ板長。 主人公と富江と母のくだりはちょっと意味不明だけど、他がいいので打ち消し。 4作の中で一番いい話なのは確かだけど、それは1~3巻があっての4巻だからだと思う。 どんどん読み進みたいけど、もうすぐ終わると思うとページをめくるのが惜しかった。

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    投稿日: 2012.03.31
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    プリズンホテル最終巻。 最後はきれいにまとまったなー。 たくさん笑って、泣いて、切なくなって、ほんわかして。 心があったまった本だった。 みんなキャラが立ってていいんだよなー。 どんどん読み進められるんだけど、残り少なくなっていくのが惜しい感じもする本だった。

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    投稿日: 2012.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プリズンホテルシリーズ最終巻。 3巻までのエグさが急になくなった印象。暴力的なシーンもなければ、性的描写も殆どない。それどころか、今までかなりのドSだった主人公がいきなり優しくなっていて、違和感を感じてしまったのは僕だけだろうか。 とはいえ、それぞれに個性的な登場人物の魅力は健在で、一気に読めてしまう面白さに変わりはない。 プリズンホテルシリーズで初めて浅田次郎の本を読んだが、かなり面白かったので、次は他の本を読んでみたい。ベタだけど、次は「鉄道員(ぽっぽや)」かな。

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    投稿日: 2012.03.05
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    やくざの大親分が経営するホテルで、客と従業員が起こすドタバタを描いた喜劇。主人公はやくざの甥で小説作家。全4巻で、夏→秋→冬→春と続く。1年以上前に夏秋を読んで、最近冬春を読みました。 んー、、夏秋はとても面白かったんですが、冬春はあんまり面白くナイデスネー。なんでだろう、何が違うのかな。感想も特にナス。

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    投稿日: 2012.01.27