
総合評価
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powered by ブクログ『小市民』シリーズ完結編。 『春期限定いちごタルト事件』から奥歯に物が挟まったような、小鳩くんと小佐内さんの中学生時代の黒歴史が明かされる、シリーズ完結編にして最高傑作。 キャラクター自体は、著者の双璧をなす、『古典部』シリーズの方が魅力を感じますが、ストーリーは『小市民』シリーズの方が、個人的には好きです❗ 真実を明らかにすることは常に痛みが伴うということを、大きな代償で教えてくれる、青春ミステリーの傑作でした❗
18投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ読み終わっちゃった〜小市民シリーズ〜 ちょっと中だるみしたかなと思ったりもしたんだけど、面白かったな〜 過去と今が交差することで仕掛けに気がつけなくて悔しい。でもヴァニラには気がついたしすこしは成長したかな〜 小鳩くんとおさないさんがちょっとずつ近づいてちょっとずつお互いを大事に思って貰えたらいいな
11投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ面白かったです!特に最後十一章の犯人とのやりとりは圧巻でした! 小市民シリーズは初めて読みました。米澤さんのこんな面白いシリーズがあったなんて… 学校が舞台だけど、若い人ばかりでなくわたしのようなオールドにも、とても面白く読めました! 小鳩君と小山内女史の関係も付かず離れずで凄く良い!心の中では繫がってるんでしょうが、あえてそれを強調しないのも良いわー 米澤さんは、若くて素直な青少年の心理描写がとても上手いですね。
2投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳩くんと小佐内さんの中学の頃と現在を行ったり来たり。すぐそこに悪意が迫っていたとわかるシーンは恐ろしかった。二人の成長が感じられた。小鳩くんが小佐内さんの無事に涙を流すシーンがグッと来た。 どうか小鳩くんが来年京都の大学に受かりますように! 米澤穂信先生、小鳩くん、小佐内さん。ありがとうございました。最高のラストでした。
1投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お…おもしろい…!!!!! 大好きな小市民シリーズ。 何が好きかって、小鳩くんみたいに目で見たもの耳で聞いたものにあーだこーだ考えをめぐらすのが好きなので読んでてとても感情移入できる。 今回の『喜ぶと思ってしたことが相手を傷つける』経験、私も度々あって自分の傷を抉られるようだった…。 そう、ショックなんだよね。 でも結局、それって自分のことしか考えてないのよね。それがまた刺さる。 小佐内さんの性格も2人のやり取りも好きだーーー!!! こういう話の、最終的に恋愛になるのか苦手なんだけど、そうじゃない絶妙な関係性を最後までありがとうございました。エモすぎる…。 一気読みしたいのに途中からもったいなくて読めなくなるほど愛しさを感じながら読みました。 過去と現在の回想がテンポよく、 頻繁に描かれた入院生活もしっかり伏線となっていて心地よかった。 素敵な物語に出会えてよかった。 また春から読み返したい。 そして、大学生編お待ちしています…!!!!! (どうでもいいけどこのシリーズ読んでいるといい感じの店に入っていい感じの甘いもの食べたくなるよね) 余談だけど首のタオルと車椅子は殺意が現れたんだろうなぁと。 報い~は小佐内さん??それだけ気になるほんとうに小鳩くんの心の声だったのか??気になる
2投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ小市民シリーズの最後に相応しい作品。 なぜ小市民を志すようになったのかが判明していく。「鬱陶しいよ。」と言われた瞬間の小鳩君の気持ちは計り知れない。そして、小山内さんの周到さに圧巻。2人の行動一つ一つに意味が繋がっていく最後は感動もの。 最後には小山内さんの可愛らしい一言もあってとても満足。この夏のアニメ化にも期待が膨らむ一冊だった。また春季から読み直そうかな。
1投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログ小市民を目指す2人、お菓子のようには甘くない道のり 面白かった! 米澤穂信先生最新作。何事も目立たず、平和に暮らす小市民を目指す小鳩くんとスイーツ好き女子の小佐内さんの日常ミステリーを描くシリーズ。 本屋で小市民シリーズが平積みされており、何か注目をめちゃくちゃ浴びてて何でだろう?と思ったらアニメ化されるらしい。まあ、シリーズ一作目は結構昔の作品なので、今になってアニメ化というのはとても嬉しいですね。 今作は小鳩君がひき逃げされる、とんでもない展開から始まり、一巻丸々そのなぞを解くという構成。小鳩くんと小佐内さんがなぜ小市民を目指そうとしたのかの過去が明らかになる。 青春のほろ苦さを存分に綴り、また謎を解くことに対する葛藤…味わえる作品。
2投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログなるほど、ちょいちょい違和感を覚えるような仕込みがところどころに仕込まれてはいるけれど、終盤2人の阿吽の呼吸で鮮やかに謎解きがなされることでその違和感の正体や現在と過去を繰り返す構成の意味に気づかされ、思わず唸ってしまう。 このシリーズは甘味がタイトルに入っているにもかかわらず、主要人物の強烈な苦味に胃もたれしてしまっていたけれど、本作では苦味もありながらようやく救いのようなものが用意されていたのも含めてシリーズでいちばんよかった。
1投稿日: 2024.05.29
powered by ブクログ小鳩くんの中学時代のやらかしが、想像以上にヘビーだったけど、それを現在の事件と絡めて昇華させる、終盤の展開はとても良かった。
2投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログシリーズ集大成、完結を飾る作品として堂々とした物語でした。といっても、派手で大仰なトリックが出てくるわけではなく、あくまで十代が遭遇した日常の中でのミステリとして、痛々しいまでに真摯でした。 まだ子どもとくくられる小佐内さんと小鳩くんは、子どもらしからぬ洞察力を持っていても、真実が及ぼす影響にまでは本当の意味で考えが及ばない。それは頭の良さで補えるものでない、絶対的な人生経験の差です。その無知が引き起こした悲劇の顛末は生々しく、三年前と現在とが重なるとさらに悲惨を増し、容赦がない。 謎を暴くということ、人を暴くということのおぞましさを主人公たちに思い知らせる筆の迷いのなさは、けれどしっかりと彼らに向き合い、これからの彼らを応援するような含みをも感じもしました。 人は成功だけでなく、失敗をも踏み台にして成長できる生き物だ。ましてや彼らは、とても賢い。 謎が立ちふさがってもそうでなくとも、人生経験を積んで進んでいってくれるだろうと、思えました。
8投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ身悶えしそうな出しゃばりで友人を傷つけた、だから小市民を目指した2人が、大元の見つめ直しを迫られる。 小鳩くんはただひたすらにかわいそう。傷は痛いし、古傷はえぐられるし、◯◯は来年へ持ち越しだし、◯◯されかかってるし、小山内さんの支援は最低限な上に最低だし、踏んだり蹴ったり。 それでも、それだけのことをしちゃったんだ、とある面では納得する小鳩くんの成長譚でもあったし、概ねハッピーエンドであり、青春だなあ、と本を閉じられた。 小山内さんはさらに怖え女でした。小山内さんにとっての小鳩くんは、もしかしたら◯◯かもですが、小鳩くんにとってはファムファタルもいいとこでしょう。 で、推理小説としてはもう言うことないくらい美しくて、衝撃的でした。ちょっとした引っかかりはあるのだけど、紙幅が足りるのか?と怯えるくらい最後までほぼ分からず、それでいて引っかかりは全て必要パーツで、鮮やかでした。ステキ。
1投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログありがとう、小市民! 巴里〜が面白くて短編集こそ、このシリーズの持ち味が活きるじゃん!長編完結しても問題無いじゃん!なんて思っていたけど、いざ2人の物語が閉じられると、とても寂しい…。 自分はここ数ヶ月に一気読みしたニワカだけど、初期からの長年のファンの方の感慨は計り知れない…笑 とにかくそれくらい本作は傑作だった! 2人とのお別れの作品でついにオリジンが語られ、出会いと別れとが同時に訪れるような切ない構成。丁寧かつフェアに、一つずつ論理が積み上げられる密室。そしてなんとも言えない余韻に満たされる静かなラスト…。 短編集が出たとしても、きっと高校生活以降が描かれることはないだろうという予感があるけれど、また2人の活躍がどこかで見れたら嬉しい。
2投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログついに終わってしまった...エピソードゼロは大好物なのでその時点で面白いのに、過去と現実が交差するのがたまらない。ぞくぞくした。
1投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ待ち続けて待ち続けて・・春期の頃に40代だった私は、既に還暦を過ぎてしまいました(藁)。生きているうちに、読めて良かったよ。 にしてもさすがは穂信さん。まとめ上げてきたね。嫌味な位(笑)。
3投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログシリーズ最新刊で最終巻。らしい。身に覚えのない悪意って怖いなという感想。まぁ犯人からしたらやった方は忘れてもやられた方は忘れないんだよ、という事なんだろうけど。個人的にはこのシリーズのヒロインがあまり好きになれないタイプなので、見込まれてしまった主人公は大変だなぁという感想。まぁ永遠の二番だし、都合の良い人みたいな事を言われても喜んで従いそうな辺り、割れ鍋に綴じ蓋なのかもしれない。 そして詮索好きって怖いな。無自覚に人を傷つけているかもしれないこともあるし。その辺りは自分も気を付けないとな。 それにしても入院中の息子の携帯が壊れて、本人確認が取れないと新しい携帯を取得するのはムリなのか。とは言え、シムカードだけ変えて貸し出しとか親はその辺り便宜を図らないものなんだろうか。もしくは本の差し入れの一つもしないんだろうか。彼と彼女のお話なので、他の人間は意図的に削除されているのかもしれないけど。なんか閉じられた世界って怖いなと思いました。
1投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ四季を締めくくる物語において、ふたりの出会いを並行して描くというのがなんともイキ。解説で触れられている一見したところの矛盾について、まさに引っかかっていたのだけれど、その矛盾があえて書かれているところを見ると確かになあと思わされて、米澤穂信、ほんとにたまらないなと思った。
1投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ「小市民シリーズ」完結編。これまでの話よりちょっと構成が違っていささかヘビーな展開。まあでも小鳩・小山内のコンビは健在で「もう付き合っちゃえよ!」としか言いようがない。
1投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳩くんが轢き逃げされた! しかも命に関わるかなりの大怪我…過去の事件との関わりも浮上して、病院のベッドの上で考え込む小鳩くんと、なかなか会えないものの轢き逃げ犯を単独で追う小山内さん 中学の頃の経験が小市民を目指すきっかけだったのだなと納得(過去も現在も謎を追った結末はしんどい…) 小山内さん、小鳩くんのことを“次善”と言っているけれど実は最善なのでは?と思ってしまう
2投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
春期から一気に読み返しての本作。長編で読みにくいのかと思ってしまったが(秋期は上下巻だったなw)、現在と過去が交互に語られ、どんどん引き込まれていく。少しずつ読み進めていたが、エモくなるか、ついつい読み進めいずれにせよ寝不足になったので、最後は一気呵成にいった。 高校生活は終わる。でも次が始まる。 「私の次善」。
1投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ面白かった!そして読みやすかった。 犯人の動機だけが、ぼんやり納得がいかなかったけど、細かく散りばめられた伏線が、なかなか良かった〜 シリーズの他の作品も読みたいな。
2投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ「主人公が轢き逃げの被害に遭う現代編」と「小山内さんとの出会いを描く過去編」の同時並行で両方とも面白い。 明らかに不自然な描写には気付いていたのにまんまとミスリードされていて、不意打ちの真相に驚かされる。 当初はこのシリーズそこまでハマってなかったんだけど、気が付けば主人公も小山内さんも好きになっていた。これで終わりは少し寂しいから、短編集くらいはこれからも出して欲しいな。
2投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
20240523 こてこてのミステリーは全く読みませんが、古典部と、この小市民シリーズだけは追い続けています。 今回の事件は、これまでとは違い本当の事件(!)で、なんと警察も出てきます。 結末は哀しかったけど、最後に小佐内さんの胸のうちを少し知れた気がしてほくほくしました。 続篇はあるのでしょうか?! ひとまず既刊も読み返します。
1投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ高校生ミステリあるあるの「日常に潜む謎を高校生が運を使って解き明かす」系から一歩先を行ったと思う。だからこのシリーズは好き。で、長編が面白い!アニメは観ないと思う!笑
2投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ小佐内さんの心境の変化……!もう少し一緒にいたいってことでしょうか。 小鳩くんは今回災難でしたが、得るものがあったようでよかったです。
3投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素晴らしかった… 3年前の事件と今回の事件が響き合いながらストーリーが進んでゆき、怒涛の解決編を迎える。「小市民」シリーズに通底する気づいたときには大きな事件に巻き込まれており、もう解決間際であるという読者を置いてきぼりにする解決編を今回も堪能できた。 中学生での2人の邂逅や心残りも明らかになり、まさしく掉尾を飾るにふさわしい作品だった。 最後に小山内さんが口にした「わたしの次善」。ここに二人の関係性が凝縮されているように感じてグッときた。「互恵関係」であり「小市民」を目指す2人の間でしか通じない言葉。今後も小説の外で2人の物語が続くことを妄想したい
2投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ小鳩くんと小左内さんの高校生最後の謎解き シリーズ中ぼやかされてきた中学時代に何があったのか。それと並行して進む寝台探偵小鳩くんと、姿を見せやい小左内さん。 最後まで一気に読んでもらいたいシリーズです。
1投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ小市民シリーズ完結。 前作から1作スピンオフは挟んだが、「秋季限定くりきんとん事件」からは、すでに13年経っているとのこと。 でも、今作は何と小鳩君が小山内さんと下校途中にひき逃げにあってしまう。 小鳩君は重体。 全編を通して、病院のベッドの上。 小鳩君がひき逃げにあったことで、小山内さんとの出会いのきっかけになった中3の時にも起きた、同じ場所でのひき逃げ事件を思い出す。 まだ小市民ではなかった二人は、ひき逃げ犯を探そうとするが、悉く周囲の反対にあり、真実にたどり着くことはなかった。 一方、小山内さんは小山内さんのやり方で、小鳩君を気遣い、小鳩君のひき逃げ犯を探そうとする。 ラストの真相解明では、高校生相手にそんなことする?と思う場面もあるけど、離れていても小山内さんと小鳩君のコンビネーションは読んでいて、心地いい。 高校3年生と言うことで、小市民シリーズは一旦ここで終了。 小鳩君は残念ながら、浪人することになってしまったが、いつか大学生になった二人の作品も読んでみたい。 長い間、いつ出るか?と楽しみさせていただいて、本当にありがとうございました。
51投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログついに読み終わってしまった・・・。 2004年発売の【春期限定いちごタルト事件】から始まった『小市民シリーズ』も足かけ20年今作【冬期限定ボンボンショコラ事件】で遂に完結!! 内容も現在と過去を行き来して楽しめましたし、小鳩君と小佐内さんの原点(過去?)も知ることが出来て大満足。 相変わらずホロ苦い思いもしながらも、2人に会えない寂しさもありますが、全て読めて良かったです! 自分自身洋菓子店で働いているので、1番身近に感じたシリーズかもしれません。
8投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「小鳩くんが生きていてくれて、うれしい。そんなに大怪我してるのによかったなんて言えないんだけど、小鳩くんが生きていて、いまこうしてお話できること、わたし本当に、本当に喜んでる。……助けてくれてありがとう」 ついに刊行された「冬季限定」、小市民シリーズの(おそらく)最終巻。 なんか分厚い…!が最初の感想。「秋」の分冊はなんだったのか。 春期限定いちごタルト事件から早20年、そんなに経ったのか…と人生を振り返りたくなってしまいます。人生の半分は米澤穂信の新刊を待ちながら生きてきました。 さて、今回の小鳩くんは開始早々入院の憂き目にあい、安楽椅子探偵ならぬ寝台探偵となりました。 小佐内さんに出会ったときの事件と今回小鳩くんがひき逃げされた事件には多数の共通点があり、過去の事件の回想と現在とが交互に進むお話になっています。 互恵関係を標榜して小市民たらんとするふたりのビターでありながらスイートな関係と、濃厚なミステリを同時に味わうこの感覚、とてもとても好きです。 解説が愛に溢れていて的確でこれ以上言うことない感じですごい。創元の編集者? 堂島健吾の出番が冒頭にしか無かったのが少し残念。でも毎回こんなもんだったかな…?記憶が遠すぎてちょっと思い出せませんが。 この二人をもっと眺めていたかったですがものすごく奇麗に終わっているとも思うので、新たな門出をお祝いして、続編の希望は胸に秘めるに留めておこうと思います(大学生編読みたいな〜)(本編最終巻という言い方は、わたし、気になります)。 あ、アニメめちゃくちゃ楽しみです。
7投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ米澤穂信の「小市民シリーズ」完結編?の冬の巻。 小市民を目指す高校生:小鳩常悟朗と小山内ゆきが帰宅途中に轢き逃げにあい、小鳩が入院する事に!その入院中に過去の事件と向き合い、記憶を辿っていく過程と、轢き逃げ犯を突き止めていく過程を織り交ぜて描いています。 ちょっとツラい展開もありますが、クライマックスで一気に・・・ え?これで完結??ホントに???な感慨ですが・・・ これはこれで、まぁ・・良いのかな(^_^;) 7月のアニメ化がちょっと気になります。
5投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ面白かった! シリーズものと知らずに冬季限定から読んでしまったものの、全く問題なく読めた。 主人公2人の絶妙な関係性とバランスがとてもいい。 一気に没入、一気に読了。
7投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『春期〜』『夏期〜』『秋期〜』『巴里〜』と随分長きにわたって小鳩くん、小佐内さんのこの小市民シリーズを楽しんできた。 この、甘々な題名にそぐわず、ちっとも甘くない関係にずっとツンとした、でれっとした思いを抱いていた。 ふたりの出会いのきっかけと互恵関係を結ぶ事件の記憶の中での推理。伏線回収的な今回の事件。そのふたつが繋がった時、思いがけない真相が見えてきた。 ミステリー的にもこのふたつの事件は層が深く重なり合い小鳩くんのさり気ないけれど鋭い推理と小佐内さんのひねった簡潔なヒントの提示の仕方に相変わらず舌を巻く思い。 これでコンビ解散となってしまうのかと思うとザンネン。 ずっと先でも良いので一年遅れで大学生となった小鳩くんとのふたりでまた新たな謎解きをスイーティーな味付けで読んでみたい。
13投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長くなりそうですので悪しからず。 巴里マカロンを挟むとはいえ、「秋期限定…」刊行からなんと15年…さすがにシリーズ全巻再読してから取り掛かることにしました。 ところが…枕元に積んでおいた中から春夏と続けて読んで、秋を手に取るときに、うっかり下巻から読んでしまったんです。 結果的にいえばこれはとても有益なハプニングでした。一度読んであるからこそなのですが、米澤穂信作品の伏線の多さは半端ではありませんよね。それをストーリーの結末をしっかり把握した段階から回収して回る…この読み方は上下巻だったからこそできたことですが、それはそれは楽しかった。 と同時に、今作を最初から読んでいくための絶好のリハビリになりました。 今作はもう…一言で言うと 「小市民シリーズここに極まれり」です。 人間物語としての深さにしてもミステリーの良質さにおいても、私の中では絶賛の嵐です。 …にも関わらず、ですよ。 このシリーズ、終わらせたくない。終わってほしくない。 最後まで読んで、高校を卒業してからの小鳩と小山内を見たいと思わないシリーズ愛読者はいないでしょう? もし続くとすれば…舞台は京都ですよね? ならば一年先に行く小山内は、京都中の絶品スイーツを片っ端から食べ歩き、後から必ず来るはずの小鳩をあちこち引っ張り回せますよね。 新しい春夏秋冬、それはスイーツの世界の広がりとしても、2人の関係の進展としても、目が離せない物語の新たな始まりになるのではないでしょうか。 米澤先生、本当に、心から、シリーズの新展開を読ませてください。10年でも20年でも、私の命続く限り、お待ちしています。
2投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ読了直後の雑文失礼。なにしろ素晴らしい、素晴らしすぎる幕引きだった。 彼等が小市民たる始まりの所以を明らかにしつつ、それを糸繰って完結編の物語を編むのは、やはりなんといっても物語の形として「美しい」。 まずもって言うべきはこれだろう。 その他にもこの物語には、米澤先生からこのシリーズの完結を待った全ての読者に贈るファンサービスとも呼ぶべきものがいくつもあったが、その中でもやはり特筆すべきはラストシーンだろう。 春期から秋季までを振り返る形で「シリーズ全体を振り返り」つつ、「これは高校生活の、一コマの話である」というリボンを施し、二人の未来にひとつの展望を見せた。本当に王道的で、そつがない。そういうので(そういうのが)いいのだ。あえて奇を衒わない描写に、シリーズを読み始めた学生時代を思い出した。 個人的に、このラストシーンには別作品で恐縮ながら「月曜日の友達」(阿部共実)の情感を感じた。 つまり、この日々は、過ぎれば過去のものになっていくのかもしれない。しかし、...たしかに彼等の「高校生活」はあったのだという情緒の揺れ方をした。 おさないさんが、小鳩くんとのやりとりを大事に思っていた一方、小鳩くんはおさないさんからスイーツの良さを教えられていることで、大きな意味での「互恵関係」があったことを確認できたことほど喜ばしいこともない。 貪欲な読者は、二人の京大編(?)も望むところである。
4投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ轢き逃げ事件をきっかけに中学時代の同様の事件を振り返り、過去と現在を行き来しつつ真相に迫っていく。高校生活の小市民時代が終わってしまうが、小山内さんの思いを受け、小鳩はどんな進路を目指すのか見てみたいと思う。
16投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ中学生2人が轢き逃げにあいその事件の謎を解こうと奮闘する物語。3年前の事件と照らし合わせながら推理していくが2人とも中学生とは思えないような行動力ややり方で思考も中学生では考えつかないだろうな。と度々現実離れしているなぁと思ってしまった。ストーリーはどんどん読み進めていきたくなるほど面白く最後はそんな所にも鍵が隠されていたのかと一気読みした。
4投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
完結編にしてエピソード0。 今回も苦い。 デザートをタイトルに使用してるのに苦いお話。 この癖になるシリーズも終わりかと思うとページを繰るスピードを抑えよく味わいながら読み進めるつもり、が、無理。 展開が転んで転んで先が気になりもう読了。 今回も大満足です。 今回の小佐内さんの狼ポイント、注文したデザートを目の前にしてちいさく、ばんざいのポーズ。
4投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログ小市民 春夏秋冬シリーズのラスト ブクログのお勧めで購入しましたが、 シリーズものと知り1作目から読まなければと しばらくお預け状態でしたが、 ようやく本書まで辿り着きました。 うん。 春から順番に読んで正解。 本書単独の評価ではなく、 シリーズ最終回として⭐︎5つ 何故、小市民を目指すことになったか 本書で明らかに。 また、これまでとは違い、 本人がクルマに轢かれて入院するという だいぶハードな展開から始まります。 ほぼ病院のベッドの上で話が進み、 3年前の回想も交えて轢き逃げ犯を推理していく。 お勧めですが、 やはり春から順番に読んで欲しい。 「巴里マカロン〜」という短編もあるということで ポチりました
18投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログ前回が短編だったのでもう完結したのかと思ってました。ちゃんと冬があって良かったです。最初に春を読んだ時に、色々分からなくて何かの続編なんだろうか?と思いながら読みましたが、それがこの冬でちゃんと説明されてて、もう一回春に立ち戻って読み直したくなりました。あと、解説の方のミステリの紹介が上手で、色々読んでみたくなりました。
4投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ「名探偵」ことにコージーミステリなどに多く現れる「素人探偵」なる存在は、自分の頭の良さを見せびらかしたいという、自己顕示欲丸出しの動機で、他人の不幸に土足で踏み込んで果てはコサックダンスでも踊ろうかという人種である。これはある意味犯人よりも罪深い。故に「名探偵の業」を問題として取り扱うミステリも数多く書かれているわけで(例えば阿津川辰巳氏の〈館四重奏〉シリーズとか)我らが小鳩くんもそうした「名探偵の業」に憑かれた人物である。彼の陥ったシチュエーションはそこまで絶望的とは言えず、むしろ善意が必ずしもよい結果を生むわけではないという、世界の不条理に突き当たったと言うべきなのかも知れないが、それでも重い。ミステリ読者は名探偵の事後従犯みたいなもんだから、人ごとにはできないしね。とはいえ描写はあくまでも軽やか。探偵役二人のオフビートな会話の妙には惚れ惚れしてしまう。ラストは密室の謎をミステリとしてはあるまじき形で解く、と言うか踏み潰す。苦くて甘いね、これは。
2投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小山内さんが忍者みたいな設定でシュールだったけど、なかなか面白かった 中学時代の轢き逃げ事件解決について、中学生探偵団らしくわかりやすい推理で物語が進んでいってよみやすい。なのに解決編のストーリーは衝撃的 小山内さんとの出会いも、なぜ小市民を目指そうと思ったのかも綺麗にまとまっていて、シリーズラストに相応しい1冊だった 「ひき逃げ犯は車をどう処理したのか」についての真相が少し残念だった 「コンビニの店員が画像データを偽装していた」とか「車を川に沈めた」とか、もうひとひねり欲しかったなあ
5投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ遂に冬が来た! 嬉しくも寂しい小市民の高校生活が終わったのかな。 続編期待したいけど、高校生で終わってもらいたい気持ちも。
10投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログAmazonの紹介より 【特別書き下ろし作品】 高校生活の終わり。小市民の時代の終わり。 小鳩君を轢き、密室状況から消え失せた車はどこへ? シリーズ最大の事件を描き、四部作掉尾を飾る冬の巻! 小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい……。冬の巻ついに刊行。 前作から結構久しぶりでしたので、復習のため、春と夏の巻を読んでから、臨みました。 まさかの長編作品でした。てっきり連作短編集かなと思っていたので、ちょっと驚きました。 冒頭では、小鳩がひき逃げに遭うというなんともショッキングな事件から始まります。 犯人は誰なのか?同じ小市民の小山内さんが謎を解いていくのですが、調べていくうちに同じ場所で同様な轢き逃げ事件が起きたことを思い出します。 3年前の事件と今回の事件、交互に行き来しながら謎を解いていくのですが、それだけでなく、なぜ小市民になったのか?の鍵となるエピソードも添えられていたので、スッキリと満足感がありました。 ただスッキリ感はあるものの、エピソードとしては苦みの効いたものになっていて、衝撃的でもありました。 衝撃的といっても、ドンと大きくくるものではなく、小さな驚きが多くきました。3年前の真実と犯人、そして今回の犯人と隠された真実といったものがあって、読みどころ満載でした。 特に2人の中学生時代における「名探偵コナン」的な姿や事件によって周囲が与える影響が衝撃でした。 はつらつとしていた姿とは裏腹に、事件によって小市民となる姿とのギャップが、切なく視えてしまいました。 そこから、春の巻が始まったと思うと、見る視点が変わっていく楽しみ方もあって、もう一度読んでみたいなとも思いました。 2024年の夏にアニメ化されるということで、どんな作品になっているのかこちらも気になるところです。
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ春・夏・秋と続いた小市民シリーズ最終巻。小鳩君が轢き逃げに逢うショッキングな場面から始まり、小鳩君と小山内さんの出会いのきっかけとなった過去の事故の回想と、現在が絡まり合いながら2つの事故の謎が最終的に解明されます。回想の小鳩君の虚栄心や自信過剰な姿にあああ…と痛々しさを覚えたり、ん?と引っかかるところがありつつ読んでいて、最後まで読んでなるほど、だからか!と納得させられる気持ちよさがあったり、素敵な余韻があるラストなど、いろんな気持ちを呼び起こさせられる本でした。
5投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログとうとう終わった。最後の締めくくりに、小市民を目指した事件と絡めてくる。面白かったです。小市民ロスになるけど、7月からのアニメに期待します。
8投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい・・・。 読み終えるまではもどかしくて、読み終えたら放心状態で。本当にあっという間に読み切った。時系列は高校3年の冬ですが、エピソード0の話が交互に明かされるので、ふたりの過去を振り返りながら、甘くて苦い3年間を噛みしめる時間でした。術後の話もリアルだから完全に騙されましたし、そもそもボンボンショコラのネタは全然気が付かなかった。小佐内さん流石すぎるし相変わらずキュートにやることが怖いです(笑)あくまで互恵関係に過ぎなかったふたりが、お互いをかけがえのない存在として認識する、そして次善という言葉ではありますが次に進んでいく予感を残す終わり方がとても良い。切ないだけでなく、良かった!と思えた。今度はふたりでいちごタルトを仲良く食べて欲しい。
6投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ超★5 小鳩君と小山内さんが小市民を決めた苦い思い出、二人の未来は #冬期限定ボンボンショコラ事件 ■あらすじ 高校三年生の冬、小鳩君と小山内さんが帰宅途中にひき逃げにあってしまう。小山内さんに怪我はなかったが、小鳩君は病院に搬送され、入院生活を送ることになってしまったのだ。小山内さんは犯人を捜すべく奔走する。 一方入院中の小鳩君は、中学時代に同じ場所でおきた同級生のひき逃げ事件を回想していて… ■きっと読みたくなるレビュー 本作単品で超★5、小市民シリーズ全部とおして鬼★5 青春ミステリーの完全体ですね、参りました… もうすごかった。 ●はじめに 青春ミステリーっていうと、未成年の学生が事件の捜査に関わる物語なんてリアリティがないよ、という批判を言われることがある。個人的には所詮エンタメでしょ、楽しければいいじゃんと思っているのですが、人によっては受け入れがたいんです。お子様も読む本だし。 たしかに現実の世界であれば、捜査を妨害してしまったり、犯人から害悪を受けたり、関係者に様々悪影響がでる可能性が高い。そもそも個人が警察組織よりも先に事件解決できるはずもなく、リスクを取るだけとって手間と時間を無駄にするのが関の山。 このアンチテーゼを背景に描かれるのが、一連の小市民シリーズなんです。最終話を迎えた本作で、どういった結末を迎え、どんな回答を提示してくれるのでしょうか… ●ほろ苦い青春小説 本作では二つのひき逃げ事件についてストーリーが展開される。まず小鳩君のひき逃げ事件は、復讐心に燃える小山内さんが捜査を進め、小鳩君へのメッセージという形で導かれてゆく。それに並行して、三年前の中学時代日坂君に起こった事件を回想していく流れ。 中学時代の事件が物語の主軸なんですが、彼らがその後小市民として生きていくことになったきっかけがありました。まだ幼い二人は真面目で可愛いんだけど、やっぱりまだ子供。何が正しいのか、そしてそれは誰のための意思なのか。幼稚な正義は、他人を追い込み、傷つけ、そして自分自身にも不幸をもたらしてしまう。読めば読むほどビタ―なチョコレートを食べているようで、ほろ苦さが広がってくるんです。 でも、多少行き過ぎた行動はあったかもしれないけど、みんな一生懸命で気持ちわかるじゃん… 若いときはどうしても視野が狭くなるもので、これらの経験を学びにして明るいこれからを歩いてほしいと願ったのです。 ●練りに練られた謎解き 中学時代のひき逃げ事件は、少年少女の冒険小説ともいえる内容でエンタメ要素がしっかりしてる。多少長めの筋運びなんですが、プロットが理解しやすく、読み手に負担をかけさせません。後半、切り口が変わってくるのですが、事件の背景や犯人は全く煙に巻かれる。私の想像力では見抜けませんでしたね。 そして小鳩君の事件、もうあまりページもないけどもと思っていたら…驚きの急転直下。あっという間に思いもよらない真相が明るみになり、しかもこれまでの事柄が収束していくんですよ。 明かされてみると、どちらの事件もなるべくしてなった事件。ストーリーの組み立てのうまさには圧巻でしたね。 ●小市民たちのこれから シリーズものって、基本同じパッケージで新しい事件に取り組むのが一般的です。そこに時折キャラを追加したり、関係性を変化させたりする程度ではないでしょうか。 本シリーズの恐ろしいのは、全巻同じテーマにも関わらず、アプローチや人間関係の深度が全然違うんです。 春:連作短編、小市民たちの日常 マカロン短編:短編、新キャラ後輩ちゃん 夏:連作短編、二人のXX(※ネタバレ懸念のため伏字) 秋:長編、二人のXX(※ネタバレ懸念のため伏字) 冬:長編、中学時代の出会い回想、そして未来へ… 春、夏、秋、マカロン短編、冬、それぞれの話で小市民メソッドへの強弱が違うし、二人の距離感も変化していく。時系が経過するごとに、この二人にしか理解できない価値観も深まっていくんですよね。 さて、これから二人はどうなるのだろうか… どこか遠くの街の喫茶店、大学生の男女が向き合って座っている。小山内さんは甘味に浸っていて、小鳩君は甘味以外の別のことを考えながらケーキをつついている。未来の二人の姿が、目に浮かんできたのです。 ■ぜっさん推しポイント 悩み多き若者たちの成長の姿が眩しすぎる。コレ。 失敗して、反省して、努力して、その経過の中でお互いの良いところも悪いところも理解して… そして感謝の気持ちを持ち続けられる関係性を築いてゆく。 自分の考えや欲望があるのはわかるけど、その人がいるから自分が救われることもある。人が幸せになるって、こういうことだと思うわ。
125投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ終わりであり、 小市民のはじまりと、時々ほのめかされてきた小鳩くんの中学時代の失敗も語られた、苦味のある一作。 ビターだけど後味は軽やか…まさにボンボンショコラ。
1投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ小市民シリーズのラストを飾る作品。小鳩くんと小佐内さんがどうして小市民を志すようになったのか、そのきっかけとなる事件が現在と並行して描かれます。これで完結かと思うと寂しい。進学した小鳩くんと小佐内さんのその後も読みたかったなぁ。
1投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ小市民シリーズはミステリの小ジャンルの中で「日常の謎」に分類されるとと思うけど、このジャンルの作品は特に、ミステリという構造自体への視線が際立つ傾向にあるのではと思う。日常の謎の場合、ミステリというお題が目の前にぽんと置かれているのではなく、謎そのものを発見するところに面白さの一面がある。顕在化していない謎。誰も気にも留めない謎。誰も困っていない謎。つまり、解き明かす必要がない謎。日常の謎というジャンルにはある種の通底音として、謎を顕在化させる力が働いている。つまりそれは、本来なら謎を解き明かす役割を担っている探偵が、ある意味では謎を生み出す役割を同時に担っているということになる。と思う。顕在化していない謎を探偵が発見するという構造が作品に織り込まれているがゆえに、日常の謎はミステリという構造そのものに意識的にならざるを得ない。そしてその視線も含めてこのジャンルの魅力なのだと思う。 『ぼくは、本当に馬鹿だったんだ。轢き逃げ犯がわかれば、僕は褒められる。認められるって思ってた。そのうえ日坂くんは賠償金がもらえるし、家族の負担も軽くなる。日坂くんを助けられる。きっと、きっと日坂くんも喜んでくれるに違いないって……。ぼくは、本気で思っていたんだよ』 謎を解き明かすという行為の功罪と、探偵という本領を発揮したいという功名心のブレンド。探偵活動の面白さを十分に描きつつ、その裏返してして存在する探偵という行為の持つ本質的な愚行ぶりも同時に描いた本作は、まさしく小市民シリーズの終わりそのものだっと思う。
7投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ小鳩君が車に撥ねれら、病院に搬送された。昏々と 眠る小鳩君の枕もとには、小佐内さんからの 「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。 小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしく…。
4投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログシリーズものと知らず(アニメ化を控えたものとも知らず)購入したけれども、この1冊だけでもそれなり楽しめた
1投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログおもしろかったー!!!! 現在と過去を行き来して、謎を解いていく流れで、完全に騙された。過去の日坂くんの事件にしか目が向いてなかった。 春季限定から始まった小鳩くんと小佐内さんの物語の終わりが、とても素敵な終わり方で心が満たされた。 でも、贅沢を言うなら、アフターストーリーがほしい。小鳩くんと小佐内さんの日常編が読みたい。 アニメ化楽しみだ〜!
1投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ主人公小鳩君の小賢しさが高校時代よりも顕著に描かれてるので、若干のしんどさがありました。が、展開の意外性や解決パートの「してやられた感」は圧巻でした。やっぱりこの作家さん本当にすごい。
2投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ文字のサイズと本の厚みにおどろいて読み始めた冬季限定。 ずっとずっと待ってた。読むことがてきて嬉しい。
4投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小市民シリーズ最終巻。 あまりにも時間が経ちすぎていままでの二人を忘れてしまっている、あるいは初めて手に取った、という人はシリーズを読んでからがよき。 いきなり轢き逃げに会い入院する小鳩くん。 小山内さんの見舞いの品とメッセージ。 「小市民」が生まれた理由。過去の悔い。轢き逃げの犯人。 ちらばる伏線、明らかになる謎。 解かない方がいい謎もある。探偵がいるから事件となる。苦いねぇ。 高校三年の二人。小市民は大学生になっても続けられるんじゃない?舞台を移して、ぜひとも。
6投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログやはりすばらしかった。春期から20年経っていたなんて!構成がうまい。セリフがうまい。人物が魅力的。大団円。優れた推理作家は数あれど、こんなのそこらの作家には書けないよ。また春期から読み直そう。大学生になった二人に会いたいなー-とも思う。米澤先生に感謝!
2投稿日: 2024.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これでこのシリーズは終わりなのかな? 2人が京都の大学生になった話も読んでみたいなぁ。 2人が小市民になろうとしたキッカケの過去の事件と現在の事件がうまく絡まり交互に話が展開していく。 ゆっくりと読みたかったのに続きが気になって一気に読んでしまった。 日坂姉の動機は身勝手なもので、八つ当たりだとは思うけど、日坂姉弟の気持ちもわかるのでなんとも言えない気持ちになった。 日坂くんに姉のやったとこを見せるのは、ちょっと酷かなぁと思うけど、違うのだろうか? 小鳩くんと小山内さんの2人が小市民を目指すのはそらそーだろうなぁという感じ。 私的には日坂姉弟に感情移入をちょっとしてしまったので、ラストはほろ苦いものだった。
12投稿日: 2024.05.09
powered by ブクログいやー,面白かった.高校生編が本当に綺麗に完結したという感じです.けど小市民シリーズがこれで終わりでは余りにも寂しいので,米澤先生,古都を舞台とした大学生編あるいは浪人生編をぜひお願いします.
1投稿日: 2024.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の、大晦日の真夜中の病室の場面がとても美しくて余韻に浸っている。 なんだかじわ〜っと泣きながら読んでいた。 自分を好きにはなれないけれど、高校三年間もがき続けたこと。そこに同志がいたこと! これが小鳩くんと小佐内さんにとって本当に良かったことなんだと思えるラストだった。 もがき続けることは間違いじゃないんだな…というか高校三年間に限らず、人生全部がそうだよね… 読み終わって、ああ〜米澤穂信先生好きだ〜となった。 先生がSNSで、 なんだかずっと〈小市民〉のことを考えている。思いがけない形で誕生し、悩んだり、悩んでいるふりをしたりしていた、自称小市民志望たち。読者に『冬期』を楽しんで頂けることを願う一方、かれらには、それほど悪くない終章を用意してやれたんじゃないかと思っている。でも少し、さみしいですね。 と言っていて、本当に良い終章でした、と感謝を伝えたくなった! さみしいけど、短編は出すかも?とおっしゃっていたので、また2人に会える日を楽しみにしている。 ミステリ部分は2人に感情移入しすぎてあまり推理せずに読んでしまった。 まさか殺意があるとは思わなかったし… 振り返ると小佐内さんもかなり危険な目に遭っていたので、かわいらし〜いタイトルに反してきっちり危険を描くところも米澤穂信先生の信頼できるところだ〜 そしてこの危険な感じが古典部シリーズとは全然違うところだな〜と改めて思った。 小鳩くん、小佐内さん、卒業おめでとう!!
8投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログ現在と過去の回想と現在の伏線にいろいろと騙されながら楽しく読めました。 大学生になった小市民2人の活躍もいつか見たいです。
4投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログなんとほろ苦い……。 こんなにもほろ苦いシリーズだったっけ? 小市民シリーズを初めて手に取ったのは2009年の2月、13時間の空の旅のお供にするためだった。 時が流れすぎてこれまでの3作を詳細には思い出せないけれど、もう少し飄々としていた気がする。 本作を読んで、こんなことがあったなら小市民を目指さざるを得なかったであろうと納得。 けれどまたもう少し飄々とした二人が見たい。 米澤先生、大学生シリーズも書いてください。
15投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログ小市民シリーズ最新作、一作目は何年前だったかな。前作からもだいぶ空いているんじゃないかな。 序盤から重たい展開、もっと日常の謎的な軽い話じゃなかったっけ? 小鳩くんの人生狂わすほどの大事件、三年前の事件とどうリンクしていくのか、中学の頃の二人の回想と交差していくのが、ややこしくならず気持ちよく進められる。 高校生でも大人からあんなに正面から悪意をぶつけられたら怖いだろうな。トラウマ級のダメージを残しそうだ。 非を認めるとこは認めつつも、立ち向かった小鳩くん立派です。 春夏秋冬揃ってしまったのでこれで終わりなんだろうけど、久しぶりに二人に会ってしまったらやはり惜しく寂しいな。
15投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログそして彼らは結託し、共謀して、何か事実を隠している。隠すということは、隠したい何かがあるということだ。解くべき謎は、いま、具体的に形を与えられた。 なんてすばらしいんだろう! あとは解くだけじゃないか! 「小佐内さん」 「なあに」 「答えたくなかったら、答えなくてもいいんだけど」 「じゃあたぶん答えないけど、なあに?」 結果が降ってくるのを待つだけでは、エサを待って口を開け続ける雛鳥と変わらない。いや、雛鳥だってエサをよこせと鳴き騒ぐ。じゃあぼくは、どんなふうに鳴けばいいのだろう。 ー不思議な顔してるじゃないか、小鳩。 ーまるで、自分が何をしたのかわかっていないみたいじゃないか。 ーなあ。 ーおまえ、 ー鬱陶しいよ。 ぼくは結局のところ、自分があまり好きではない。賢しらに振りまわした知恵の刃が誰かの胸をえぐっても、その返り血で自分の手が汚れたことばかりを嘆いている。そんなぼくを、どうして好きになれるだろう。けれど、それでも……自分を恥じていても、自分を受け入れていくしかない。これからはもう、一人なのだから。 「おやすみ小鳩くん。わたしの次善。あなたが生きていてよかった。お大事にね。そしてどうぞ、よいお年を」
4投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わっちゃった… 小市民終わっちゃった… 寂しさもありつつ、シリーズの締めに相応しい満足感でホクホクしまます。 苦々しさは想定してたけど、キュンは予想外だったので、思った以上にくらってしまって、ときめいちゃいました(笑) それの表現がお上手ですしね あと、マカロン除いてシリーズのタイトルが四季を一周するけど、タイトルだけにならずに、物語としてラストの冬季限定読んだら、はじまりの春季限定に繋がっていく、かつ、新しい春にも続いていくところが、シリーズ構成としてすごいなぁ、春から通して読み直さなきゃって思いました。 そういうのも含めて、今年の今のところので私的ベストな本でした。
7投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ待望の! 鯛焼きが食べたくなりました。 ついに小市民シリーズ最終章なんだ…さみしい、でも楽しみ、と読み始めたら、最終章の間にエピソードゼロも挟まってるじゃないか!なんてにくい演出! 小鳩くんたちがなんで大々的に活動しなくなったか、ちょいちょい後悔してたっぽい記述はあったけど中学時代にこういうことがあったらそりゃね。
0投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ春夏秋ときて、これがラスト作なのか 待望の《小市民シリーズ》新作でした ワクワクしながら読み始めたものの、とても重たいストーリー 轢き逃げ事件に遭遇した主人公が入院している《現在》と、同級生が遭遇した類似の《過去》の事件が交互に語られる トリック自体は稚拙なものだけど、解き明かす過程に価値があるという逸品
6投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ最新刊、めっちゃ待ってました! めちゃくちゃ面白かったです!最高 シリーズで買っちゃうほどのよさです♪
5投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今作の発売が発表された時、とても嬉しかった。秋季限定までリアルタイムで読んでいたわけではないが、それでも約10年は待ち続けた冬季限定。あらすじが出た時も、小鳩君が轢き逃げに?やばっ。小佐内さんの「犯人を許さない」のメモ?(犯人が)やばっ。と発売前から一度ならず二度も楽しめた。 春季限定から、仄めかされていた中学時代の失敗をこんなにしっかり描いてくれるとは思っていなかった。 暴かれることを望んでいない謎、というものは探偵物には、ままある。私の知る限りでは探偵たちは、そういう場合、知らないフリ気づかないフリをしてくれることが多い気がする。 が、ただの賢しらな中学生にはそんな大人な芸当は出来なかった。そもそも、謎を暴くことも出来ず、暴いたのは他人のプライベートだけ。 詳細は語られないが、小佐内さんも色々危ない橋を渡ってきては、遂に失敗したよう。 お互いの失敗を知る2人の互恵関係は、いつしか感情を伴うものに変化した。 小鳩君は、小佐内さんといる時、自然に笑うし、2人の思い出?の場所は1人でも行きたい。 小佐内さんは、小鳩君に見つけて欲しい。もしかしたら、小鳩君のために謎を用意してくれたのかもしれない。 高校時代のお相手なんて、確かに次善でしかないかもしれない。でも、このほろ苦さがさすがとしか言いようがない。
7投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。2つの似通った事件が同時進行で読み解かれていくのに、自分の中では全く混線することなく楽しく読めた。 春季限定から始まり、冬季限定で終わってしまうということが寂しかったが、(解説の松浦さんの言う通り)小佐内さんがその先の話をしてくれるのがとてもうれしかった。
5投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ小鳩くんと小佐内さんの物語がついに完結した。感慨深い。今回の轢き逃げの話と語られることが無いだろうと思っていた2人が小市民を目指すきっかけの話が本書では語られている。 彼らの今後の人生について読者視点ではもう知ることが出来ないだろうことが寂しく思う。しかし一方で、彼らの人生はこれからも続くということがはっきりと感じられたことが嬉しく思う。改めて小説というものの良さ(と言って良いのか分からないが)を認識することが出来た。 2人の将来に幸あれと願いたくなる結末であり、本書及び本シリーズに出会えたことは、私自身にとってもこの上なく幸せなことだったと感じられた。
9投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ米澤穂信先生の小市民シリーズの本編最終巻。 本編としては、秋期限定栗きんとん事件(下)が2009年の発売ですから、巴里マカロンの謎を除くと15年ぶりのシリーズ。 内容は小市民シリーズの原点でもあり、小市民の最新でもあるという、最後に相応しい作品だったなと思います。 いきなり轢き逃げされて病院送りにされる小鳩くん。 彼が病院で目覚めて思い出したのは、小佐内さんと互恵関係を結ぶことになった中学3年生の時に起きたクラスメートが巻きこまれた轢逃げ事件。 その轢逃げ事件は小鳩くんが轢逃げに遭った道で起きた。 果たして、3年前の事件と小鳩くんに起きた事件はリンクするのか? というお話。 まず、本作を書店で手に取った時は 「今まで生きてて良かったぁ」 です。 私が、本作の小市民シリーズに出会ったのは2007年。 『クドリャフカの順番』を読んで古典部シリーズなど米澤先生の作品を読みはじめた頃です。 当時読んだ時になんでもない日常の謎に関する事件の裏にとんでもない事件が潜んでいるという作品(だったと思う)で、薄いのに凄い作品だよなぁと思って読み続けておりました。 そして、順調にシリーズを重ねていたはずの小市民シリーズ。 ようやく最終巻を読めると書店で手に取った時の私想いは言葉ではとても言い表すことができません。 そんな本作品、実は凄いのが、時代を踏襲しているということ。 本作品が発売されたのは2004年。 この時代、私は大学生だったのですが、その時はスマホなんてないですし、インターネット環境はひかりみたいな高速通信なんてなかった。 それをしっかりと踏襲した上で事件があって、小鳩くんや小佐内さんの行動もその時代に合っています。 これ、もちろん作者の中でもともとの構想はあるんでしょうが、今の感覚で書いてると思うので、大分苦労したんじゃないかと思います。 そして、出来上がった最終巻は400ページ超えで、本当に小市民シリーズなのか?と思う分厚さに、明らかに発刊当時よりもレベルアップしている表現力。 極上のタイトルはスイーツでも中身はビターな小市民シリーズの原点にして完結がここにある。 米澤先生、ごちそうさまでした。
12投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ読み終わって一番に思ったのは、『米澤穂信はミステリが上手い』だった。過去に起きた事件を振り返りつつ、同時進行で現在起きている事件にも迫り、かつ少年少女の未熟さも描き切るというあまりの手腕に、ラストまで読む手を止められなかった。久しぶりに一気読みをした。事件すべての解決も、その後の小鳩と日坂のやり取りもとても良かったけれど、でもやっぱりラストを飾る小山内さんとの会話が美しくてずるかった。ここでいちごタルトを持ち出す小鳩くんも、これからの話で返す小山内さんも、二人の関係が最終的にこういう形で収まるのは本当にずるい…。
3投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログまずこの本が出たことに感謝感激! 現在と過去、物語と謎解きが美しく絡み合い共鳴する超絶技巧の筋運びは、都合の良い偶然すら感動的な運命に昇華する。
3投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに完結か…現在と過去、しかしここまで危険な目にあうのは青春ものの米澤穂信作品ではなかなかなかったか…?とはいえ、ラストはこのシリーズらしいクスっとする終わり方だった。しかし過去の事件はそりゃそんなことやられたら分からんわな…
3投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ正直、冬期はもうないのかなあと半分諦めていたので発売が発表されたときはとても嬉しかった。気になっていた、二人が小市民を目指したきっかけも知ることもできて良かった。 今回はスイーツ度がちょっと低かったのが残念。
3投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ秋期限定の時も発売までだいぶ待ったなと思った記憶があるのだけど、そんなの比じゃない15年ぶりの続編。 そんなわけで前作までの内容はほとんど覚えていないまま読んだ。 冒頭でいきなり大変なことになり、小鳩くんによる中学生時代の回想が今作のメイン。 読んでいるうちに、春期限定を読んだ時に感じたことを思い出してきた。当時の私は、小鳩くんがなぜそこまで小市民でいることにこだわるのか理解できず、いまひとつこのシリーズに入りこめなかったのだった。 でも今作を読んで、過去の自分と決別したかった小鳩くんの気持ちがよくわかった。だって、すっごく嫌な奴だもの!笑 過去と現在がリンクする謎は、適切なヒントのおかげでおおむね予想通りだったけど、サスペンス要素もあって面白かった。 ひとつ関係あるのか気になっているのが、調書の中で鯛焼きが1つになっていたこと。ただの間違い?
10投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ遂に終わってしまった寂しさ。 相変わらず、学園探偵ものだと油断していたら最後の最後で思ったより重い話が待っていた。 今作、小鳩くんはずっと入院中。 入院生活である現在と、入院のきっかけとなった事故に似ている3年前の事件当時のやりとりとを、いったりきたりする。 3年前の事件こそ、小鳩くんと小佐内さんが知り合うきっかけとなった事件であり、過去作で小鳩くんが後悔してずっと根に持っていると語る事件であり、小市民を目指すきっかけとなった事件である。 堂島の出番が少なかったのが残念。 小佐内さんの見舞いに持ってきたものが、狼のぬいぐるみ、ボンボンショコラ、薔薇の花などで、小市民シリーズを知る人間に対して同じことを私もいつかしてみたい。
46投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログお疲れ様でした!! 今回も怪しいと思う部分は分かっても推理までいけず、参りました 君たちにあるのは過去だけじゃない。過去があり未来がある。未来がもし信じられないなら、四季のお菓子を追おう、一緒に 四季シリーズの次はなんのシリーズになると思います?変わらずに、2人の互恵関係を追いたい
5投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログ好きなシリーズが終わってしまった悲しみ。 二人の出会いも描かれたこれまでで一番可愛くない事件の本作。良かった。
2投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小鳩くんと小佐内さんは小市民になれたのか? 小鳩くんがひき逃げに遭い、入院(と受験できないこと)が決まったところから話が始まる。小鳩くんは同じように3年前にひき逃げが起き、自分はその真相を明らかにしようとしていたことをベッドの上で回想する。それは苦い記憶でもあり、小佐内さんと小鳩くんの出会いでもあり、小市民を目指すきっかけでもあった——。 日坂くんのお父さんが離婚とかで表に出られない人なのかなぁ、は思った。あとコンビニの店員が犯人なのは麻生野さんと同じタイミングで気付いた。しかしそこまでである。読み返せば撒かれていた手がかりは見つかるものの、推理はできない。だからこそ、小鳩くんの、自分の推理をひけらかしたくなる虚栄心もわかる気がする。 はたしてこの2人の先に、小市民の道はあるのだろうか。小佐内さんが京都の大学に進学し(京都には小佐内さんの気に入りそうなスイーツがたくさんあるよ!)小鳩くんが追いかけたとして、2人には謎が降りかかるだろう。そして小鳩くんはその謎を解き明かすことをやめられず、小佐内さんはそっと復讐の策を練るのだ。そうであってほしい。
9投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログひき逃げの事故に遭った小鳩君、 中学時代にあった同様のクラスメートのひき逃げ事件を思い出しながら、現在と過去の事件が進んでいく それは多くの読者の希望でもあっただろう、小鳩君と小佐内さんとの出会いのお話だったりするわけで 病院でのラストの言葉が、何気なく嬉しく、これでシリーズ最終かと思うと少し寂しい
3投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログ小市民を目指す小鳩くんに降りかかる事件を描いた本。テンポ良く話が進んでいくので、非常に読みやすかった。 夏からテレビアニメ化もするらしいので、そちらも楽しみです。 本屋特典でイラストカードが挟まっていたのが嬉しかった。栞として使っていきたい。
27投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログもう店頭に並んでるという情報を受けて、急いで購入。相変わらず構成がうまい。2人の始まりのエピソードと高校時代最後となるだろう事件が同時進行していく。手のひらに乗せられるように片方の事件に目付けをしていたら、もう片方の事件が解決していて、魔法にかけられたような気分になった。当たり前のことではあるのだが、タイトルのボンボンショコラはちゃんとキーとなるスイーツなのだ。それに気付いたのは読み終わって表紙を眺めているときだったが。
14投稿日: 2024.04.26
