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心にナイフをしのばせて
心にナイフをしのばせて
奥野修司/文藝春秋
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総合評価

95件)
3.5
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28
30
9
2
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    母がちょっと嫌な人だなと感じたけど、娘視点が多いからそう見えるだけかなと 孫が生まれることでお父さんの人生が少しでも暖かいものになれたなら良かった

    0
    投稿日: 2025.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※石井光太著『本を書く技術』で紹介されていた一冊ですが、重いテーマなのでご注意ください 『嫌われる勇気』という本を読んだとき、他者の課題と自分の課題を分けるという考え方を学んだけど、この本を読んでる間、その考え方を思い出していた 被害者家族は、高校生の息子を殺されたときから時間が止まり、過去も未来もなくなり、何十年経っても傷が癒えることは無い 一方、加害者の少年Aは、少年法に守られ、社会に復帰して弁護士として成功し、被害者家族には一切謝罪もせず、賠償金も払わず、"立派に更生"している 著者と大人になった少年Aとのやり取りは、読んでいて腸が煮えくり返るけど、少年Aが反省するかどうか、謝罪するかは少年Aの課題 反省しなさい、謝罪しなさいと少年Aに強いることは、他者の課題に踏み込むことになる(これが苦しみの種になる) 被害者のお父さんは、自分自身と残された家族とが何とか生き続けていくことで精一杯だったから、結果的に自分の課題に必死に取り組み続けている中で寿命を終えた あまりにも不公平だし不条理だけど、どこかに希望を見出すとしたら、"残された家族を守る"というこのお父さんの壮絶な意地にそれを見出したい This is a book introduced in Kota Ishii's "The Art of Writing Books," but please be aware that it deals with a heavy theme. When I read the book "The Courage to Be Disliked," I learned the concept of separating others' tasks from my own. While reading this book, this way of thinking stayed with me. The families of victims stopped in time from the moment their high school son was killed; there is neither past nor future, and no matter how many decades pass, their wounds never heal. On the other hand, the perpetrator, Juvenile A, is protected by the Juvenile Law, has successfully reintegrated into society and become a lawyer, without offering any apology or compensation to the victims' families, seemingly "rehabilitated." The exchanges between the author and the now adult Juvenile A make one's guts boil with anger while reading, but whether Juvenile A repents or apologizes is Juvenile A's own task. Forcing Juvenile A to repent or apologize would mean stepping into another person's task, which becomes a source of suffering. The victim's father was barely holding on to live along with his family, and as a result, he spent his life desperately working on his own tasks. It is extremely unfair and absurd, but if there is any hope to be found, I would like to see it in the father's fierce determination to "protect the remaining family."

    108
    投稿日: 2025.08.30
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    家族が殺人によって命を失い、残された被害者家族の心情やその後の生活をつらつらと綴った作品。 正直、読んでいても救いはほぼないですし、いつまでも事件に囚われ続けている被害者家族とは裏腹に、 加害者の少年は社会復帰し、弁護士として家庭も持っているという状況にやるせ無さを感じます。 被害者家族へのサポートが薄すぎるのに なぜ少年加害者には手厚い社会なのか? 罪を償う、事件と向き合うとはどういうことなのか? を淡々と事実を述べる本書を読む中で、考えを巡らせながら読み終わりました。 少年法のあり方を考えるきっかけになる本です。

    3
    投稿日: 2024.10.14
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    いろんな人間関係(犯人と家族、両親と娘、記者と家族)が一つ一つすごく生々しく書かれている。 犯人を恨みはじめたらおわりというような感覚は、分かるようできっと遺族の方にしか分からないんだろうな

    1
    投稿日: 2023.12.30
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    まだまだ被害者保護意識の薄い時に、家族というものが崩壊寸前で持ちこたえたのは奇跡的ではないか。犯人 A についてはその実像が見えずフェアとは言えないものの、被害者家族の現実だけでもショッキング。「心のナイフ」を持ち続けているのが、被害者というのは気の毒でならない。

    2
    投稿日: 2023.12.24
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    被害者遺族の話。加害者が国から保護を受け前科もつかず普通に生きていて、被害者家族がずっと苦しめられる。心が痛くなって、ところどころ休憩をしながらでないと読めなかった。

    3
    投稿日: 2023.10.24
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    ノンフィクションの話なので最後はすっきり終わらないのは分かっていたけど、やっぱりもやっとする。 また、途中の被害者の親族の生い立ちや事件後の話が長い。 加害者側の生い立ちや、事件後の話、事件での心情などを知りたかった。

    0
    投稿日: 2023.07.07
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    犯罪によって不条理に子供の命を奪われてしまったその遺族はどのような思いで暮らしているのか。遺族の取材をもとに記された本。加害者や世間にとっては一瞬でも被害者の家族はめちゃくちゃになり一生消えない傷を残す。読んでて暗くなる二度と読みたくない。

    1
    投稿日: 2023.02.28
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    「被害者(遺族)は証拠に過ぎない。」本当にそうだ。それなのに驚いた。加害者を更生させるためのお金は国が出すのに、被害者には何もない。この国の法律がガバガバ過ぎて怖い。未成年の犯罪も前科扱いにしてほしい。前歴なんて機能してない。

    1
    投稿日: 2022.12.09
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    被害者遺族の話。 被害者側の話がほとんどで加害者の話は触れる程度しかなく珍しく感じた。残された家族や知人、友人、それぞれの葛藤や苦悩が、宗教や自傷に縋る場面が生々しい。ニュースで事件や事故をみると遺族が報われたらいい、加害者には少しでも重い刑を…と感じることは多々あったがこの本を読んでそんな考えはおこがましい。事件を表面でしか知らない者の自己満足な発想なのかなと思った。きっと自分には計り知れない思いがあるんだろうと思う。

    1
    投稿日: 2022.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全体を通して、被害者側の家庭の中が描かれています。 繰り返しも多くとても読みづらい。 事件の詳細から現在に至る加害者側の読みものと勘違いして読み始めたので、間違えました。 被害者家族の母親はちょっと問題ある。 妹や父親が不憫。 元々この家族はうちに秘めた問題点があったように思う。 事件をきっかけに放出された感じ。 個人的に何かに依存しなくては生きられない女性に嫌悪感あるので、この母親は個人的に人として好感持てない。 また、加害者への苛めがあったかという点は、被害者側の守りに入っているため正確性がないように思う。 ノンフィクションを謳うなら被害者側、加害者側両側面から取材してほしい。 殺人はもちろん絶対ダメなのは前提で、加害者側が極限状態の中の殺意なのかが気になるところ。 自分が死ぬか、相手を殺すか。 それでなければこのイジメは終わらないと感じでいたのか… イジメなのかイジリなのかって、今でも課題になる難しいところ。 それから酒鬼薔薇がなぜ?出てきたの? 引き合いに出さなくてもいいのでは? 全く共通点はありませんから。 犯罪心理学などに興味がある場合、この本は全く参考にはなりません。

    3
    投稿日: 2022.09.02
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    少年法について考えさせられる本。加害者が被害者よりもいい生活を送れるかもしれないっていうのはやっぱりなんか心情的にどうかと思ってしまう、不幸になれって言う訳じゃないけど。それはやっぱり被害者に赦しを得てから、だと思う。

    1
    投稿日: 2022.06.20
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    少年犯罪のフィクションかと思って読んでいたら、1969年に実際に起きた事件のルポで驚いた。 28年前の酒鬼薔薇となる、高校生の同級生殺人事件。胸や背中、顔など全身を47ヶ所をめった刺しされた上に、首を切り落とした凄惨な事件が起きた。 酒鬼薔薇事件をきっかけに、取材を進め被害者家族のその後を書き綴ったもの。 当時15歳であった息子を殺された両親も、妹もあの日から心を殺されたままになっていた。 精神的に不安定になった母親の世話、自分が兄の代わりに死ねば良かったとリストカットを繰り返した妹、誰よりも家族を支え涙を見せずに頑張り続けた父に癌が見つかる。 父の最期の描写は涙がこらえきれなかった。 フィクションではないからこその、被害者家族のやり場の無い怒りや悲しみがページをめくる手を止める。 敢えて★マークを付けて感想を書くべきでは無いと思った。

    29
    投稿日: 2022.04.21
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    犯罪被害者の家族の話でした。少年犯罪が起きるたびに議論になりますが、加害者の権利が守られるが被害者の情報などはいつもつまびらかにされます。この本を読んで、被害者の家族もやはり守られていないなと思いました。心にナイフを忍ばせているのは被害者の家族でした。

    0
    投稿日: 2021.09.18
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    1969年高校生首切り殺人事件という、実在する少年犯罪の被害者遺族にスポットを当てたルポタージュ。 この本の出版後、犯罪被害者支援制度を変える契機になったとの事。 欠陥だらけの法律である少年法を振りかざし、加害者の更正に力を注ぐよりも、命も未来も日常も奪われてしまった被害者遺族の人権を損なう事なく、心のケアに重きを置いてほしいと願う。 本当に守られるべきものは何かを、今一度深く考えていきたい。

    12
    投稿日: 2021.09.08
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    こわいこわい。少年Aって人間を野菜に例えて有名だけど、その心を考える。野菜って当然自分以下だけど、調理によってはうまいんじゃね?栄養あるしさってかんじかね。わからんでもない。しかし、ダメだろ。自惚れにもほどがある。

    0
    投稿日: 2021.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サレジオ高校で起きた、高校生が同い年の友達を惨殺した事件のルポルタージュ。加害者側の事より、被害者側に注視した内容だった。少年法というのはこの時まで加害者側である少年のプライバシーを守るためのものだったけど、この本が出版されて初めて、法律に被害者側への配慮が欠如していることに気づいたんだと。しかもそれに気づいたのが2000年前後という比較的最近だったからびっくりした。加害者の事については家庭環境や友達からの少年Aに対する印象などについてだけで、他ほとんどが被害者遺族の事件後の生活に割かれていた。被害者側のことを描いてる事件のルポルタージュは珍しく、たしかに私も初めて凶悪犯罪の被害者遺族について知れたと思う。それまでは加害者側の家庭環境や精神鑑定などについて注目してた。それだけでは少年法の抜け穴に気づけなかっただろうな。 わたしは少年法で、加害者のプライバシーを守る事について賛成だった。けどこの本を読んでから、犯した罪も犯罪歴としてつかず、少年院を出て仕舞えば1からやり直せるらしいそんな制度に疑問を持った。そしてこの事件の加害者は少年院を出てから大学に2回行き、弁護士になったんだという。もちろん少年院は犯罪を犯した少年少女を更生することを目的とした施設であり、出院後弁護士になるというのは表向きには成功例だと思う。でも遺族にタメ口を聞いて金を貸そうとしたり、結局損害賠償金を支払いもせず行方をくらませ、さらに謝罪もしなかった。彼らを構成させるための少年法ではなかったのか。更生もせず、ただただ加害者のプライバシーを守るだけで被害者のことに配慮もなく、なんのための法律なんだろうね。

    0
    投稿日: 2021.06.22
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    少年犯罪の被害者家族のその後に焦点をあてた一冊です。 非常に申し訳無いのだけれど、被害者の母親に嫌悪感を抱いてしまい、感情移入が出来ませんでした。「私の」言うことを聞いてくれる子どもが可愛い、子どもを殺された「私が」可哀相、どうして「私を」こんな目にあわせるの、という気配を感じ取ってしまいました。

    1
    投稿日: 2021.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんとも言えない気持ち。 被害者の無念はもちろん、被害者家族がこんなにも人生が変わってしまうのかという、やるせなさ。 加害者Aは、何もなかったように人生をやり直していることと対照的すぎて憤る。 少年法への疑問。 出版された本を読んで、初めて被害者の人生や気持ちが理解できたと、Aから謝罪したい旨の連絡があったようだが、それは真意なのか。 あとがき被害者の母親の手記より 『人はそんなに簡単に変われるのか』 本当に、そう思う。 ******** 事件の真相が本当の意味で明らかになっていないので(Aからの一方的な供述しかないので)、なぜ事件が起きてしまったのかは分からないまま。 同時に、理由が分からないから、自分にも自分の家族にも起こりうることとも思ってしまう。 我が子が、被害者に。加害者に。 あり得ないことではないと頭の片隅において、責任と愛情をもって、子育てしていきたい。 ******** やるせなさ過ぎて、評価は3。 再読は無いかな。。。

    1
    投稿日: 2020.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯罪被害者家族のその後、法律では及ばない被害者の救済を考えさせられる。 被害者家族の苦悩と、加害者の成功が比較され、理不尽さが強調されているが、冷静に考えたい。 ・被害者家族の苦悩は、何も少年犯罪だけではなく、その他の凶悪犯罪にも言えること。本著は、少年法について問題提起しているのではなく、犯罪被害者支援について問題提起している。 ・加害者側のその後、加害者の考えや人生についても取材してほしかった。加害者が社会的制裁をあまり受けず、むしろ保護された中で弁護士として成功しているのは、少年法の成功例ではないか。加害者の主張も聞いてみたい。”なぜ謝罪がないのか。””あの事件について今どう考えているのか。” ・後半、被害者家族と加害者が接触することになるが、これに関する著者の行動は正しいのか? それでも、被害者家族の苦悩を考えると、罰は足りているのか、救済は足りているのか、と釈然としない。 裁判が行われ、判決が出た段階で、世間的には事件は終結しているように思われてしまうが、当事者の中ではずっと続いているということに気付いた。 判決の効果・妥当性を考えるうえでも、このようにその後を取材する意義は大きい。 『とりわけ驚いたのは、母娘そろって、加害者を恨んだことがなかったと言ったことである。恨まなかったのは、自分たちの家族を回復させ、本来の姿を取り戻すことに精一杯で、加害者を恨む余裕がなかったためだと~』

    0
    投稿日: 2020.07.25
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    1969年に起きた高校生首切り殺人事件を長年の追跡調査によって明らかにしたルポ。一部、著者への批判があるものの、犯罪被害者等の心情を赤裸々にする。いじめ、更生、レジリエンス...。言い切れない事の重大さ。少年Aはその後、弁護士として活躍するもこの著書によって消息不明に...。自身が当事者となった時に迫られる決断。そう簡単に答えなど出せないが、考え、行動し続けるしかない...。

    9
    投稿日: 2020.04.04
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    中山七里の『贖罪の奏鳴曲』読了後に本書の存在を知りました。少年時代に猟奇殺人を犯して弁護士になった人が実在するとは。被害者の母親が記憶障害を起こしたり、名前の似た登場人物が居たり、この事件をモチーフにしていることが明白ゆえ、御子柴弁護士シリーズを娯楽作として楽しむことを申し訳なく思ったりも。 第11章の「少年Aの行方」と文庫版あとがきを読むと頭に血がのぼる。御子柴があんなふうであるのは、償いの意識が皆無だった実在の元弁護士への戒めが込められているのかもしれないと思えます。更生するのはフィクションの中だけか。

    1
    投稿日: 2019.05.31
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    books A to Z http://www.fmyokohama.co.jp/onair/program/steps/books/2006b.html にて知って借りました。 昭和44年に起きた実話。 これ。読むべき本かも。すごい。。。 息子を殺害された家庭のその後の生活。 犯人少年Aのその後。 被害者家族も守られるべきだと思う。 --- 気になったトピック --- ・犯罪を犯した少年が少年院を出たあと「更正」したかどうかの長期追跡調査は、されていない。

    0
    投稿日: 2019.05.04
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    2018年初読み。 現実はお話よりも奇なりとはまさにこれ。 残された家族、妹さんとお父さんがすい臓がんに侵されたところは涙涙。 お母さんのもろさと、お父さんも妹さんも怒りやその他の感情のぶつけどころがないために、もし、日本にも被害者家族の心のケアが国から手当されていれば全然心と体の在りようが違ったのになと2018年に思う。 もし今、こういう事件があったなら被害者家族の心のケアはどうなるのかな…と気になるところです。

    0
    投稿日: 2018.01.06
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    本書でも酒鬼薔薇聖斗と比較してますが、同級生同士の殺しなのでもう少し両者の言い分と、学校自体に焦点を当ててもよかったのでは?と思いますが、とりあえず随分前とは言えど痛ましい内容ですね。。

    0
    投稿日: 2018.01.04
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    殺人事件の被害者家族のその後を追ったヒストリー。いかに事件の衝撃が10年後、20年後、半世紀たっても事件に翻弄されるのか、深い衝撃を感じた。心の傷をフォローに対応できる体制が社会にはなく、傷を抱えたまま暮らしていくことの残酷さを顕わにしていると思う。被害者の妹さんの「常識的な対応が、必ずしも心でこもったものとは限らないし、むしろそうではないことが多い」という言葉は、厳しい現実とともに歩んできたからこそ絞り出される見解だと感じた。

    0
    投稿日: 2017.12.03
  • ノンフィクション(意外)だったとは…

    酒鬼薔薇事件はもちろん知って いたが、それより28年も前に こんな事件があり、その後も被害者 遺族の悲惨な人生があったなんて 驚き。 文章としては、同じ内容を反芻 させられるような部分が多く若干 読みにくい。 しかしながら本としては、 取り上げられた内容の重さゆえに とても興味深いものだった。 いつも思うが少年犯罪の加害者側 を守り過ぎる法律って、いい加減で 変えていいと思うんだけどな。 戦後、日本に少年法のベースを 作った米国は、とっくに厳罰化 してるってのに。 いたたまれない気持ちになる本だった。 ノンフィクションだとは思って なかったしな。

    0
    投稿日: 2017.09.30
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    加害者の現在については、なかなか衝撃的だった。ただ、犯罪被害者の現状、今後については「犯罪被害者の声が聞こえますか」のほうが詳しくわかる。

    0
    投稿日: 2017.04.02
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    うーん 読むのがツライ 題名の意味 やっとわかった そういう方向とは思わなかった 結局は当事者にしか わからないことがたくさんあって 想像力なんか たいしたことないってことか。

    0
    投稿日: 2015.09.12
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    大切な家族を、ある日突然誰かに殺されてしまったら。 こういう想像を、軽くでなく真剣に我が事として考えてみるひとはいないだろうと思う。 ひとは、殺人事件になど巻き込まれないと根拠もなく思い込んでいる。わたしを含めて。 本書は、高校生になった少年が同級生に無残に殺された事件の被害者を丁寧に取材して書かれた一冊だ。 こういった事件が起きると、わたしたちの関心は加害者の心情や背景にばかり行きがちだ。 そういったものを知ることにより、自分や自分の関係者が加害者にならない術を見つけたい。わたしはそう思うことと、単純な好奇心から事件を扱うルポルタージュをよく読む。 でも結局いつも、加害者の心情を知っても理解が出来たことなどまず無い。 例えば誰かに絡まれて、振りほどいた手が強すぎたためか相手が転倒して頭を打って死んだ。 こういった偶発的な殺人事件なら、どっちが被害者だかわからないということなどから加害者の気持ちも理解しやすい。 しかし、はなから殺すつもり、それも恨みとかいったものでなく単に殺したいからという理由で殺人を犯せる人間の気持ちなど理解出来るわけがない。理解出来たときは、きっと自分も同じことをしているだろうから。 本書で扱うのは加害者側でなく、被害者遺族だ。 ここに本書を読んでおいたほうがいいと言える価値がある。 殺された少年はとてもいい子で、といった被害者賛美で終わるのでなく、遺された家族の終わることのない苦しみが描かれていることが大切だ。 事件を報道によって知った人間が、事件のことを忘れてしまっても被害者の苦しみは形を変えながらつづく。 本書で扱うように、加害者が少年なら尚更悲惨なことだろう。 僅か数年で加害者は何も無かった顔で社会に戻ってしまう。更生したということにされて。 更生は、目に見えるものではないし、数値で表されるものでもない、試験もないのに何を基準に判断するのだろう。 被害者遺族に、更生を認めますと決める権利もない。 制度ありきの日本のやり方は、被害者遺族に皺がより過ぎている。 本書は、司法にも一石を投じた一冊だ。 ルポルタージュなら中立であることが前提だとは思うが、亡くなったひとは言い訳も出来ないのだから、どちらかに比重を置くなら被害者側だろうと思う。 加害者の更生や社会復帰といった過剰な人権保護ばかりで、被害者遺族は置き去りという我が国の状況を僅かながらでも改善させるきっかけを作った。 ひとを殺した人間には手厚く保護をするのに、殺された側の人間は勝手に乗り越えろということには憤りしかない。 わたしは最近になって本書の存在を知ったのだが、ひとりでも多くのひとに読んでもらい、被害者遺族の気持ちを忖度することから始めてもらえたらと思う。

    3
    投稿日: 2015.09.06
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    ノンフィクションと知らずに読み始め。 一気に読了。 愛する家族を惨殺された被害者家族が何十年も苦しみながらも必死で支え合って生きている様がひしひしと伝わってきて読み進めるのが辛かった。この国は被害者家族へのケアが殆どなされていないことと、猟奇的な殺人犯の更生など所詮無理なのだということを思い知った。 最後の加害者(少年Aは謝罪することも無く、弁護士として悠々自適に生きていた)の、その後 を読んで怒りが増した。 もう、少年法なんかいらないだろ!!

    0
    投稿日: 2015.09.02
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    108円で購入本。 こちらサカキバラ君ばりの連続殺人者の被害者の遺族の家族のルポタージュでした。 加害者の家族の話や、犯人のその後の話などはよくフィクションでもあったりするけど、被害者遺族のその後はなかなかないなと読んでて思う。 プラス、ものすごい大変なんだなと。残された人間のその後。すごい傷を負って生活してる。むしろそんなことした連続殺人者が14歳だったことで、更生施設で更生したうえで弁護士になって金儲けしてる。ってことにもびっくりした。 しかも、殺した相手に払う慰謝料?なども滞納したりとか。。。。金じゃないだろうけど、だけど、だけど、最低限の約束は果たすべきだよね。 帰ってこないけど、なんだかとてもとても腑に落ちない法律ばかりなんだな。と改めて思う一冊でした。ノンフィクションです。

    0
    投稿日: 2015.08.05
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    被害者家族の本を前に読んだことがあるのだが、加害者の更生へ予算を割くだけでなく、心のケアも含めて被害者家族への予算投入もあるべきだ、と思う。

    0
    投稿日: 2015.07.09
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    「28年前の酒鬼薔薇」サレジオ高校生首切り殺人事件を追ったノンフィクション。 加害少年の更生が優先された時代、遺族達は捨て置かれ、家族を惨殺された傷を癒す術もなく自分達でお互いを支え合わなければいけなかった。 読むのが苦しくて、苦しくて。家族が殺されるって事がどれだけのものを壊すのか。感情を殺して、犯人への憎悪に苦しんで…遺族は死ぬまで苦しめられるんですね。犯人少年は慰謝料を踏み倒し、弁護士になり、事務所前には殺人現場と同じツツジが植えられていたって…ぞっとした。 装画:Akiko

    0
    投稿日: 2015.05.31
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    死人には人権がないと考えさせられる。被害者家族が被る痛みに寄り添うルポ。更生とは何か、少年法(16歳未満の少年が少年院で矯正教育と治療を受ける期間は最長でも三年未満)とは何かを考えさせられる。2004年度で日本政府が犯罪加害者の更生にかける支出は年間466億円。これでも他の先進諸国にくらべたら少ないといわれるが、被害者のための予算が、年間わずか11億円という。やられ損かい?という感じがする。こういった価格を具体的数字に直すと命をバカにするなと言いたくなった。

    2
    投稿日: 2015.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今から46年前に起きた酒鬼薔薇事件的な内容の事件のルポタージュ。残忍な手口で同級生である被害者を切りつけ、首を切断。そして、自らも傷を負うという偽装工作までやってのけ、反省の色が現在も無い。そんな、元少年Aが弁護士をしているという事実に驚きを隠せない。人を残忍な手口で殺めた人間が弁護士とは我が国の少年法の甘さに憤りを感じる。被害者1人の人生だけでなく、被害者家族の人生をも狂わせておきながら、のうのうと暮らす、元少年Aは畜生以下である。

    0
    投稿日: 2015.03.27
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    加害者人権ばかりが重視され被害者の人権を蔑ろにされてきた現在。少年法の元に保護され「更正」し、犯した罪を無かったことにし生活を取り戻した加害者と、40年近く事件に悩まされ終わりのない怒り、悲しみを背負い続けた被害者家族の筆舌に尽くし難い生活。 今一度考える少年法

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    先日、川崎市で起きた中学生殺人事件の犯人は18歳の少年。彼は少年法によってプライバシーを保護され、国家による無償教育を受けて、数年後に社会復帰する。そして、どんな償いをしたのか、どのように復帰するのかは、社会にも被害者遺族にも明らかにされることがない。 少年による凶悪犯罪が起こるたび、日本の少年法が被害者側の救済と加害者の更生に役に立っているのかが議論される。その参考となるのが、1969年に起きた高校生による同級生殺人事件の被害者、加害者側の30年後を追った本書。 結論を言えば、加害者少年から遺族への謝罪はなく、少年の親も金銭的賠償を途中で放棄する。そして、少年は社会復帰し、結婚し、弁護士となる。著者と被害者遺族はその弁護士と連絡をとるが、謝罪の言葉どころか暴言を浴びせられる。 殺人を犯した少年が、「更生」し、弁護士になる。これこそ、まさに少年法の目的を充分に達成したケースなのか。「更生」には罪の意識を持つことは含まれないらしい。

    1
    投稿日: 2015.03.10
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     神戸の「酒鬼薔薇」事件の28年前に同様の事件があり、遺族に焦点を当てて書かれたルポルタージュ。  事件は犯人を憎む余裕さえなくす破壊力がある、犯人は少年法によって3年程度で漂白されやり直せる、といったところが印象に残った。  犯人は更生によって弁護士になっており、国としてはこれ以上ない成功例だろうが、その後のやりとりからは更生どころか反省すらしてないことがわかる。  著者の言うように、異常心理は異常でないと理解できないのかもしれない。  遺族側の証言のみに偏っている理由の一つとして、表面上だとしても犯人が更生して生活しており、過去を追うことによって、過去を知らない周囲を含む生活を壊すことはしてはならない、ということが法律にあるらしい。  解説によると、従来の法廷は被疑者の人権を守るためにあったようで、犯罪被害者の人権について意識するようになったのはこの本がきっかけだったと解説されている。  犯人でなくても破壊者になりうる報道関係者にもぜひ読んでもらいたいと思う。  前述の理由で追えなかったのかもしれないが、加害者が実際いじめにあっていたのかどうか、当時の加害者の立場ぐらいは知りたかった。

    0
    投稿日: 2015.03.08
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    最後まで読み、怒りを憶えました。 少年法が以前と変わったといえ、いまだに被害者より加害者の更生のために、たくさんのお金が使われています。名前も報道されず、時期がくれば名前を変え、社会に戻ってきます。 被害者家族のやりきれない気持ちはどこにいけばよいのでしょうか。 この本の中では、被害者家族達はこの事件の後に崩れていきます。 その保障も支援もされないのが現実なんですね。 偉い人達には、少年Aは更生したと思われているんでしょうね。被害者側からの目線ですがもし更生していたらあの言葉は出てこないですよね。

    1
    投稿日: 2015.02.11
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    東名高速川崎インター 田園都市線鷺沼駅サバイバルナイフ 丹沢山 世田谷区カトリック喜多見教会 サレジオ高校 浅間山荘 渓流釣り 宅間守多摩川に飛び込みます 睡眠薬 胃を洗浄 生贄 目黒 南武線で国立 天国 後悔が毒に 山梨県身延山 反撥はんぱつ 墨田区向島 ボクサー犬ちょうさん 仔猫ちんぺいアリス 田中角栄 日本列島改造論 武蔵溝ノ口のケーキ屋でバイト スケバン 学生鞄にお湯をかけてぺったんこにするのが流行った 経理担当の総務部長 狛江市 増水した多摩川 山田太一 岸辺のアルバム 製菓学校 登戸の喫茶店 サイフォン ブルーマウンテン つり人 山と渓谷 はにかんだような笑顔 山梨の従兄弟の自死 リストカット 猛烈な痛みで、心の中がすっきりするのは、体験した人でないとわからない バイクで走り回る キーセン韓国の風俗嬢にあたる 武蔵野市 弁護士 離婚 少年法 ツツジ畑でクビチョンパ 精神分裂病 14歳が一番危ない モノローグ独白フランス語

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    投稿日: 2015.02.05
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    足を踏んだ方は忘れることはある しかし 足を踏まれた方は決して忘れられない ましてや ひとつしかない「命」である場合 その 苦しみ 痛み は 想像を絶するものがあるだろう 一度きりしかない「生命」 を 理不尽な「死」 それも「殺人」という形で 奪われてしまった遺族に ここまで 寄り添って 書き上げてくださった 奥野さんに頭が下がる 本当に尊い仕事をされたのだ と 思う 読み進めているだけで 重くて切なくて 途中で投げ出したくなるけれど 今 私たちが生きている この世の中に 実際に起きていること 読んだ私ができることは 次の読者に手渡すこと 決して忘れてはならないこと が ここにある

    2
    投稿日: 2014.11.25
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    だいぶ前に単行本を本屋で立ち読み。『少年非行』(放送大学叢書)を読んでいて、同事件について書かれていたのを見て思い出した。もう一度ゆっくり読んでみたいので「読みたい本リスト」に追加。

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    投稿日: 2014.10.24
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    神戸の「酒鬼薔薇」事件の28年前に起こっていた類似事件。 被害者と加害者の少年は同級生だった。 事件後の被害者家族の人生を取材した本書は、被害者側は何の保証もなく守られることもなく、ただ過去に苦しめられて生きてきたことが綴られている。 一方、加害者の少年は少年法に守られ、弁護士になっていたという。 これは法制度を考え直すきっかけになったという。 2014.7.23

    0
    投稿日: 2014.07.24
  • あくまでも一つのケースと受けとめる必要が・・・

    人の命を奪っておきながら、過去を”リセット”し、弁護士になった元少年。 問題はどんな弁護士になったかである。人の苦しみに寄り添い、同じような犯罪が起こらないように尽力しているのでは・・・。 そんな期待は見事に裏切られた。 あまりにも悲しい、怒りのやり場のない話である。 が、気をつけなければならないことがある。 あくまでもそれは「この」元少年の話である。 すべての犯罪者がこうなるというわけではない。 一つのケースとして、この本の出版は意義深いが、他の加害者まで類型化されてしまうことが恐ろしい。 読後、冷静に受け止める必要があるだろう。 永山則夫『無知の涙』などと併せて読んでみるといいかもしれない。

    5
    投稿日: 2014.07.17
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    被害者の家族に焦点を当てたノンフィクション。 加害者の更生とはなにか。 被害者の家族は、加害者を恨めるほど心に余裕がない。 大切な人を失ったこと、それだけでもう十分だ。

    0
    投稿日: 2014.07.16
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    昭和44年に起こった少年による殺人事件とその被害者サイドからの一人称語り。時が心を癒すだなんてとんでもない!とゆー事例。 文庫版あとがきの"異常な心理を理解できるのは、その人が異常だからだ"とゆー箇所にはもやっとするが、この一冊が世に出たことで、被害者サイドの状況も改善されたと知り、胸を撫で下ろすばかり。 Amazonの評によると、なんでも加害者は本書がきっかけでネットで本名晒され、弁護士廃業となったそうで。うわぁ、そこまで含めての一冊だなぁ。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    1969年に起こった男子高校生による同級生殺人事件を取り上げたルポルタージュ。 事件の概要、殺人の動機についてではなく、 息子・兄を殺された家族が徐々に崩壊していく様子を描いている。 この手の本で面白い面白くないという表現は適切ではない気がするけれど、 文章として読むには分量が多い気がした。 これが30分程度の映像に収まっていたらもっとすっきり入ってくるかもしれないけれど、全編通してなんとも後ろ向き。 加害者は保護されるのに被害者とその家族は置いてけぼりだ、という主張はよくわかるし、なんだかな、と思いはする。 ただ、殺人を犯しながら弁護士となった加害者への恨み事を連ねた感があり、ちょっと一方的なプロパガンダですね、という印象。 それこそ犯人の更生、被害者保護についてはこの事件の加害者・被害者の人生だけでは語り得ないのではないかと思った。 そしてタイトルと表紙がまったく合っていない、陳腐で下世話過ぎる。 http://www.horizon-t.net/?p=610

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    「心にナイフをしのばせて」とは、てっきり加害者の言葉だと思ってたけど、そうか、そういうことね。 思いがけず比較的近所で起こった事件だったのでびっくり。当時は大変な騒ぎだっただろうな。

    0
    投稿日: 2013.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノンフィクションであるが故に何がどう事実なのか、知りたい確認したいという思いで最後まで読みました。 読んだ後に、色々と考えざるを得な一冊でした。事実に対する恐怖や矛盾と、鑑定書の引用について、そして国家の手続きに従ったもののこの本の出版という存在があることで想像される加害者の人生について。

    0
    投稿日: 2013.07.24
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     酒鬼薔薇事件よりも遙か昔の28年前、関東地方の有名な進学高で同じような猟奇的で陰惨な事件が起きた。  犯人の保護者は民事で数千万の支払いを約束し和解が成立したたが、結局支払われることはなかった。  犯人の少年は、施設を出所後、親戚に引き取られ姓を母方の親戚のものに変え過去を抹消して人もうらやむ弁護士となった。  そのことを記者から聞き、連絡を取った被害者の母親の電話に 「少しくらいなら貸すよ。印鑑証明と実印を用意してくれ。50万くらいなら用意できる」 「なんで俺が謝るんだ」  このように、加害者は見事に更正し少年法の理念は生きた。  一方、被害者の家庭は、母は心が壊れ、家庭はバラバラになった。勿論死んだ被害者は永遠に帰ってこない。  社会防衛のためにも、加害者は更正しなければならない。その意味では大成功だ。しかし、何か釈然としないものが心の中に残るのはなぜだろうか。  文藝春秋1997年12月号に記載された記事を元に、大幅に加筆修正し単行本化したものだ。  更正した加害者を何とかしろと言うのではない。被害者を救済するもう少しまともなシステムはできないのだろうか。

    0
    投稿日: 2013.03.25
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    酒鬼薔薇事件に似た類の事件が他にもあったとは。しかも過去。 おそろしい話。 少年法って何なんだ 少年Aどんな神経してんだ

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    投稿日: 2013.02.23
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    被害児童のご家族の生き様が事細かく書かれていて胸が苦しくなりました。 どんなことがあろうと殺人だけは絶対にしてはいけないと心底思います。 そして、この加害児童が本当に憎いです。 また、マスコミについても考えさせられました。

    0
    投稿日: 2013.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【内容】 男子高校生が同級生に首を切り離されて殺害されるという事件が起こった。本書はその事件後の被害者家族を追ったノンフィクション作品。母親は「ただ生きているだけ」の状態となり、後に思い返しても事件後の三年間ほどの記憶がないという。妹は両親に死んだ兄の分までの期待を背負わされて、自分の存在意義を見つけるために母親に反抗し続ける。父親は家族を支えるという自覚から決して家族の前では泣かなかった。ようやく家族の雰囲気が明るくなってきて、喫茶店を営業し始めた頃、父親が亡くなってしまう。それでも懸命に前へ進もうとする妹と母親。しかし、彼らの傷が完全に癒えることはないのだ。 【感想】 タイトルからもわかるようにとても暗い作品だった。今自分が置かれている環境とこの家族が置かれている環境に差がありすぎて感情移入しにくく、常に第三者の視点からしか見ることができなかった。でも、犯罪は被害者だけでなく、その周りの人々にもこれほどまでに大きな影響を与えるのかと改めて思ったし、実際の被害者家族の証言をもとにして書かれた作品だったので、リアルで説得力があり、書かれていることを信じることができた。

    0
    投稿日: 2013.02.06
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    酒鬼薔薇事件の何年も前に類似した残酷な事件があったことには驚いた。そしてまた少年Aの心理がまったくもって理解不可能。 少年法、被害者家族へのあまりのケアの無さについて深く考えさせられる。読後も少年Aへの怒りはおさまらない。

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    本のタイトルからは、両機な事件を引き起こす人間の心理を描いたもかと思っていた。内容は、被害者家族の事件によってその人生がいかにゆがめられて言ったkということを克明に描いていた。私はこの本を購入するまで知りませんでしたが、実際に1969年に起こった事件をジャーナリストである著者が克明に丹念に取材した内容でした。遺族たちの人生がいかに重いものを課せられゆがめられたかが分かります。 加害者に、本当の厚生はありうるのだろうか? 少年A加害者のその後は、簡単にしか紹介がありませんが、Web上で見る限り、完全にこの事件から解放されることはできなかったようです。むしろ彼は、この事件から解放されるため無関心であろうとしていたのかなと想像してしまいます。 残された両親が心が壊れながらも”生きていく”辛さが伝わってきます。こころの重荷を負わない人間が素晴らしい人生を送っているわけではないでしょうが、罪を背負わないこと、悲しみを背負わないこと、怒りを背負わないことが、何かを得ることよりか、人を幸せに導くのだと痛感しました。 しれにしても、神戸のサカキバラ事件にしても、なぜこのような猟奇的なことができてしまうのか? 人間の中に潜む残虐性の箱のカギは、何かによって開けられるのを待っているのでしょうか? だとしたら、私たちは非人間的な行為から、常に遠ざかって生きていくべきでしょうか?

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    「28年前の酒鬼薔薇事件」と呼ばれる 1960年代に起きた高校生による同級生の首切り落とし事件を 10年に渡り取材して、被害者遺族と加害者の時系列。 加害者は、当時少年だったことにより刑罰歴は残らず 弁護士になっているものの、何の反省もなく損害賠償金を 支払う意欲も見せないばかりか、遺族を罵倒する場面も。

    0
    投稿日: 2012.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    30年以上経てど、被害者への謝罪はなく、少年Aの父親からの慰謝料も僅かしか払われていなかった。少年Aは、弁護士となり(2008年、『週刊文春』で被害者の母親の手記が出る頃、登録を抹消している)、家族を築き「普通の人」として生活をしていた。殺人犯であるという自分の「前歴」を隠すことが、彼にとっての「更生」で、被害者家族や社会一般の人が望む「更生」とは遠い現実。被害者の父親が拠り所にした「人を憎まず平和でいたい」という言葉が印象に残った。

    0
    投稿日: 2012.03.02
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    長かった。少年犯罪被害者遺族に興味があるか、ノンフィクション、ルポタージュに興味がある人以外には、あまりおすすめできないです。

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    投稿日: 2012.02.01
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    川崎での事件。 近所での事件だったのに知らなかった。 加害者のその後は、読んでいて非常に憤りを感じる。 殺人に関して、少年法なんて不要。

    0
    投稿日: 2012.01.29
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    犯罪被害者、その遺族のあまりにも重く深い傷、なんの因果でこのような闇を背負って生きなければならないのか、暗澹たる気持ちにさせられる。 その一方で謝罪も反省も無く、少年法の下で前科もつかず、どころか場合によっては国からの援助もうけて、更生の名のもとに幸せな人生を送る加害者、どう考えても間違ってるとしか思えない。 もしも我が子が、と想像すると、当然湧き上がるであろう復讐の殺意を抑えられる自信はオレには無い。

    0
    投稿日: 2012.01.24
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    1969年春、横浜の高校で男子生徒が同級生に惨殺された。 「28年前の酒鬼薔薇事件」の被害者を追ったノンフィクション作品。 当時は少年犯罪の加害者の更正ばかりが問題となってたようです。 私は「酒鬼薔薇事件」もそうだけど、少年犯罪ということで山口県の事件も含めて考えさせられました。 加害者の更正と事件の解決は違うんじゃないかと。 本当の事件の解決は、加害者を裁判するのではなくて、被害者も含めた全体の解決が必要かと。 よく裁判でも焦点が精神鑑定にいくけど、それは加害者だけの話ですからね。 事件は加害者と被害者表裏一体のはずなのに。 そんなこんなで非常に重たいテーマですが、オススメの作品です。

    0
    投稿日: 2012.01.09
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    1969年、川崎で起きた10代による殺人事件の被害者遺族は 現在もなお心に深い傷を負ったままだ。 一方加害者は少年法に守られて普通の生活を送っているという…。 28年後、酒鬼薔薇事件が発生し 状況の類似性から取材を始めた筆者は 次第に被害者遺族の心理を理解しようと迫る、 という最終的に加害者の『更生』とは何を意味するのか 答えは出ないが考えさせられる書。

    0
    投稿日: 2011.12.19
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    1969(昭和44)年に起きた、川崎高校生猟奇殺人といふ事件を取材したノンフィクションであります。この事件は、1997(平成9)年に発生した「酒鬼薔薇」事件と情況が良く似てゐるといふことで注目されたのださうです。 奥野修司氏は被害者の母親に取材しますが、母親は事件の直後からの記憶が飛んでゐたのです。それを被害者の妹から教へられるまでは、何度も母親に取材しては記憶の飛んだところを聞き込んでゐたので、かなり遠回りをしてしまふのです。それで、妹への取材が中心になり、彼女のモノローグ形式でルポが進むのであります。 事件後の遺族は、からうじて崩壊を免れてゐる状態だつたといひます。会話も笑顔もなくなり、ただ同じ家で生活するだけの日々。口を開けば「あの事件」のことに触れるのが恐ろしかつたからです。父親が壊れることなく、何とか持ち堪へたのが一家を最悪から救つた要因だらうと妹は語ります。 殺人事件の被害者遺族は、時間とともに事件について向き合へるやうになつていくのか。悲しみや怒りは薄れていくのか。本書を読む限り、それはやはり無理なやうです。何十年経つても傷は癒えることはないのでせう。 一方で犯人の元少年は、その後名前を変へ社会復帰して弁護士になつたとか。しかし遺族に対する謝罪はつひになく、それどころか電話で被害者の母親に暴言を吐いたさうであります。 加害者は少年法に守られてゐる一方、被害者に対するケアは何もない。 「一人の命を奪った少年が、国家から無償の教育を受け、少年院を退院したあとも最高学府にはいって人もうらやむ弁護士になった。一方のわが子を奪われた母親は、今や年金でかろうじてその日暮らしをしている。にもかかわらず、弁護士になったAは慰謝料すら払わず、平然としているのだ。」(本書より) 肝心の被害者の人権が守られない国であることを露呈したこの事件。被害者遺族や関係者は、取材当初はおそらく「今さらほじくり返して欲しくない」と考へたでせう。しかし日本の法曹界を変へるきつかけとなつた本書が書かれ、多くの人の目に触れたといふ事実は、著者の執念の賜物ではないでせうか。 http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-140.html

    0
    投稿日: 2011.12.05
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    たまたま雑誌で千原ジュニアが感銘を受けたというそれは、わたしらが生まれる前に起こった、同級生殺人事件のルポルタージュ。実話です。さかきばらせいとの事件が起こる、何十年も前に、そんな事件があったこと、これまで知ることもなく、そういう意味ですこし衝撃でした。

    0
    投稿日: 2011.07.26
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     あの酒鬼薔薇聖斗事件をきっかけに、似たような出来事があったと再び注目を浴びた28年前の高校生首切り殺人事件。30年近く経った今、あの時の加害者の少年A、そして被害者・加賀美洋くんの遺族は一体どうしているのか?  本書は中立的な立場ではなく完全に被害者側にたって書かれたものであり、加害者の少年に対しては   たとえ詳細に取材できたとしても   Aの「心の闇」を理解できるとは到底思えなかった ということで、彼のバックボーンや内面に迫るような取材はほとんどなされていない。それよりも、被害者少年の妹や母のその後、妹の手記などが主である。被害者側がどれだけの傷を被り、そして今の少年犯罪への法律にどれだけ問題点があるかというのはよくわかったが、”なぜ”の部分がすっぽり抜け落ちてしまっている本書にはやはり物足りなさや少し不公平さを感じてしまう。少年Aが法に守られた上によりによって将来弁護士という職業につき、のうのうと生きているだけでなく、被害者家族に対しては謝罪がないどころか全く反省のかけらも見つけられない言動を目の当たりにした筆者からすると、当然の方向性なのかもしれないが。文庫版のあとがきには、本書が単行本として出た後の世間の反応や少年Aの動向、そして被害者の母親の手記などが載っているので、読むなら絶対文庫版をオススメする。  更生って一体何なんだろうか。 少年法によって守られた加害者少年少女達は皆、一体どんな生活を送っているんだろう。本当に心を入れ替えて生活している人間が、果たしてどれくらいいるのだろう。

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    投稿日: 2011.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やりきれない。被害少年は殺害されたのち、首を切断された。胃の中には、好物だったイチゴ。その日、彼の母親が弁当にいれて持たせたものだ。 遺族の無念は、究極的には法がどうこうという問題ではないのかも知れない。しかし、被害者は人生を奪われ、遺族が地獄の苦しみを味わう一方で、加害少年がその若さゆえ「更生への期待」によって法的に守られ、皮肉にも弁護士にまで登りつめたことは、やるせなく、釈然としない。

    0
    投稿日: 2011.06.20
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     かのサレジオ事件。  少年法改正前ゆえ、殺人をおかしても、資格取得制限がほとんどなかった。弁護士、医師になることも可能であった。  当該加害者も、弁護士。  あまりにも、凄惨な体験をすると、ひとはじぶんがこわれるのを避けるため、記憶を失するようだ。  たとえば、DVで音が消えるという怪奇現象もそう。  にんげんは意識より無意識の方が、限界を知るということか。  ことあるごとに、考えさせられる少年法改正。    

    1
    投稿日: 2011.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても重い本です。 少年法の改正が絶対に必要だと思います。 友人を惨殺して、その家族を苦しめた加害者が なんら反省することもなく罪の意識さえないままに弁護士になれる。 絶対に間違っている。

    0
    投稿日: 2010.12.19
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    酒鬼薔薇事件や、この事件の犯人、少年Aの心理について、興味があるし、なぜこんなひどい事をするんだという憤りはあるが、それらは私たちには理解出来ないものなのだろうか。何かの病気だから理解できないと、片付けられるのだろうか...。

    0
    投稿日: 2010.11.12
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    長男を刺し殺され、首まで切断された被害者遺族のその後の生活を追ったドキュメント。 なのに、なぜか加害者の生い立ち読んでる気分になった。 普通の家庭と言うのは幻想? それとも家庭の壊れ方というのは原因に関わらずにかよるものなのだろうか。 お姉さんに一番感情移入した。

    1
    投稿日: 2010.09.03
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    小説風に書かれたある少年事件のレポート。 加害者の立場にたって書かれた類書は多いが,被害者家族を長年追いかけて,しかも,その生育歴まで辿って追いかけているのは圧巻。 異なった視点で少年犯罪を考え直させられた気がする。また,事件が被害者家族に及ぼす影響力が凄まじい一方で,「更生する」こととは何か?ということを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2010.08.16
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    1969年に実際に起きた殺人事件。事件現場の沿線に在住している身としては、40年近く前にそんな事件があったなんて、本書を読むまで知る由もなかった。 被害者の遺族の苦悩を考えるとやりきれない。そして、加害少年(今では立派な中年?初老?)は弁護士として人生リセットしたなんて。 重い内容だけど、こんな世の中を生きていかねばならない今の自分達へ現実を突きつけられた気がします。

    1
    投稿日: 2010.08.15
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    初めて被害者側がどんなに苦しんでいるのかが分かった。描写が詳細で、なんどもつらくて本を閉じたくなったが、法について、現在の在り方につて疑問視できた一冊だった。

    0
    投稿日: 2010.07.11
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    昭和四十四年に起きた未成年による、猟奇殺人の被害者家族のその後。 こんなにも放ったらかしにされたのか。 現代ではどうなんだろうか。 少年Aがその後弁護士になっていたというのは大変な皮肉だと感じた。

    0
    投稿日: 2010.07.04
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    2010/06/28、Nから借りた長く記憶に残るであろう一冊。被害者家族の生い立ちから事件後まで、ここまで肉薄したものも少ないだろう。

    1
    投稿日: 2010.06.30
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    犯罪被害者の遺族へのインタビューでほぼ構成。 もちろん重い読後感が残ります。 とは言え、 読んだだけの私はこの感覚を多分すぐに忘れてしまうでしょう。 だけどご本人がたは この重い鉛のようなものと一生付き合っていかざるを得ない。 その昔、多少のやんちゃをした者として 一線を越えることのなかった幸運を感謝せずにはいられない。 にしてもこのタイトル、深い。

    1
    投稿日: 2010.06.10
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    何かを題材にした話なのかと思ったら…ノンフィクションだったんですね。 確かに、なぜ殺した方があれだけ保護されるのに 殺された家族は何もないのでしょう? 殺された方は何もかも失うのに、殺された方は何もかも保障される。 もちろん保護法があろうと、もれてしまう情報はあります。 何もないよりは、何かあるだろうものを保護しなくては という考えもわかります。 けれど、これは差がありすぎではないでしょうか? 読みながら、真剣に考えてしまいました。 結婚しようとした相手がこうなら、恋人がこうなら…。 一人の人間として、という前に、そんなうやむやにした状態には 許せないものがあります。

    0
    投稿日: 2010.05.20
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    高校1年か2年でこれを読んで、 ズドーンと突き落とされた気分になった。 いまでも覚えているのが、 これを読み終わったのが、ちょうど夕食の前で、 読み終わった後すぐに、母親の 「ごはんできたよー」という声が聞こえて ダイニングテーブルについたんだけど、 なんていうか、 ごはんの味もしなかったし、 いつもはうるさいぐらいに喋る私だけど、 口があんまり動かなかった。 法学部志望の人は必読。 そうでなくても、ぜひ読んでおくべき。 文庫版には、その後の経緯も書いてある。

    1
    投稿日: 2010.03.13
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    実に重い内容であった。 神戸で「酒鬼薔薇事件」の起こったのが97年。 その28年前に起こった少年による殺人事件のその後を、 被害者視点から、ノンフィクション形式で記している。 少年法に関する問題は、本当に難しいと思う。 加害者の人権を保護し、厚生を期待するのか? 被害者の家族のことを思って、重い罪に処すのか? 日本では圧倒的に後者重視であるが、 犯罪の低年齢化の進む今、後者の比重を高めていく 必要性を個人的には感じている。 使われている国の予算の差もそれを物語っている。 死刑廃止論とも似てくるが、 罪を重くすることで、正直抑止力はないと思う。 本書を読むと、事件後四半世紀経っても、事件の負の 影響を受けている被害者家族の実態がよく分かる。 反論もあろうかと思うが、 被害者の気持ちを優先した厳罰が必要と考える。 あとは、加害者の親の責任をどうみるかという 問題も残っていると感じる。

    0
    投稿日: 2010.02.18
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    酒鬼薔薇事件のずっとずっと前に起きた、通称サレジオ事件。 酒鬼薔薇事件のときにこの事件が改めてクローズアップされたそうですが、私はこの本で初めて事件を知りました。 家族を殺され、地獄のような日々を送ることになってしまった遺族に、次から次へと起こる不幸。 加害者はいわば「勝ち組」となって、悠々自適な生活を送る一方、どうしてこの家族ばかり・・・と哀しくなりました。 加害者には国の税金が使われ、更生される。 被害者遺族に対して、国は何をしてくれているのでしょうか。 考えさせられました。

    1
    投稿日: 2009.11.11
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    今更ながら読みました。 少年法に守られている年代の人が犯罪を犯したという報道を耳にするたびに、何となく感じていた嫌悪感というか、違和感を浮き彫りにされた本でした。 犯罪の被害者は名前や顔写真に始まり、ありとあらゆる情報を抉り出され、くどい程に繰り返し報道され、いつまでも晒されることになるというのに、加害者は「法」で守られるという現実は非常に怖い。 難しいことはよく分かりませんが、犯罪被害者とその関係者が回復するための仕組みが社会にしっかりと組み込まれればいいのにと思いました。

    1
    投稿日: 2009.11.08
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    ノンフィクションだとは知らなかった。 実際に自分が体験、聞いた事ではないので意見は控える。 しかし少年犯罪、犯罪について考えさせてくれる本。 私としては 他人が罪を決めるからややこしいのであって、被害者本人に 裁かせられれば一番いいと思う。 しかし、死者は喋れないのでどうにもならない。 幽霊になって話せればいいのに。

    0
    投稿日: 2009.11.04
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    因為書帶上寫的"28年前的酒鬼薔薇!!"買下來看了 不過內容跟酒鬼薔薇完全沒關係 硬要說有關係的話就是犯人也是14.5歲 也是以割斷頭部的方式將被害者殺害 這是一本以受害者的遺屬角度寫的書 完整紀錄在殘酷兇殺案後 受害者家屬的生活過程 重點是書中還有提到犯人的現況 是很衝擊的一本書

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    投稿日: 2009.11.01
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    一晩で一気読みでした。あまりに酷い、世の中は理不尽で不平等です。救いなんてちっともない。本のタイトルがどこから来ているか知った時、被害者や遺族のつらさの一端をほんの少しだけ見たような気がします。これは事実として知っておいたほうがいい本だと思います。

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    投稿日: 2009.10.15
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    犯罪の被害のすさまじさを考えさせられる。 叶わないことかもしれないけれど、 犯罪など起こらない世界になればいいのに。

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    投稿日: 2009.09.27
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    1969年に起こったサレジオ高校生首切り殺人事件の遺族を何年にも渡って追ったルポルタージュ。 被害者の少年を失ったことで、精神に異常をきたした母、自傷する妹、寡黙になってしまった父。崩壊した被害者家族とは裏腹に、加害者の少年は少年法で守られて、被害者に対する謝罪もなく、慰謝料も払わず、弁護士にまでなっている―少年法のおかしさを痛感せざるを得ない作品です。

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    投稿日: 2009.08.01
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    少年の犯罪に対する社会の準備不足がよく分かる本になってます。 少年法の犯人の氏名・経歴などを一切公開しないのは前から不満に思ってたんですが、 未成年のうちは公開しないのはいいと思うけど、 成人したら請求すれば公開してくれればいいのにと思うです。 だって、未成年のうちは保護が必要かもしれないけど、 成人したら自己責任でしょう。 自分が犯したことに責任は取らないといけないでしょう。 未成年のうちに、お偉い人達が宣わってる「教育」とやらを施して、 成人後自分が背負うべき責任の重さを分からせればいいのではないかと思うのですが。 まあ、色々な意見があるでしょうが。

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    投稿日: 2009.07.07
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    私この本を読むまで、こんな事件が過去にあったこと 知りませんでした。 加害者の少年のその後がとっても恐ろしかったですね。 少年犯罪というのは難しい問題ではありますが、 更生というものは果たして何を持ってそう言うのか、 いろいろなことを考えさせられました。

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    投稿日: 2009.06.18
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    2009年06月 1/47 犯罪、更生についてはハンムラビ法典的な考え方をもつ僕としてはやはりはがゆい。 ずいぶん昔のことだが、ある偉い神父さんに「ほんとうに天国はあるのか」って訊いたことがある。 神父さんは「ない」ってはっきり言ったんだ。 じゃ、天国ってなんだって訊いたらこういった。 「死ぬときの気持ちだ」って。 「人間は死に際に何か悔いを残したりすると、そのときの気持ちが毒となって地獄になる。 もしも、満足して死ねたら、その気持ちが天国だよ」 そう言われたことを、おれは今も信じてるんだ。(P.107)

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    投稿日: 2009.06.02
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    1969年にこんな驚くべき凄惨な事件があったとは知らなかった・・。 このノンフィクションは、特に家族を殺された後の・・妹や母親の視点を中心に描いている。 15歳という年齢の息子に何があったのか・・ 何故、殺されなければならなかったのか・・ 殺した同級生の動機は何なのか・・すべてが謎に包まれたまま。 そして最愛の息子を残忍にも殺した犯人が弁護士になっていたという現実。 「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものだ。 少年が少年を殺してしまう・・ちょうど今放映の「アイシテル」というドラマもこのような話。 オレもこれから多感になっていく息子を持つ身だ。 考えたくはないが、もしかすると加害者と被害者の家族、どちらにもなりうる可能性がゼロではない。 「理想の家族をつくりたい。」そうは思ってはいるものの・・本音のところ、何だか自信が無いね。 オレは父親として一人前と言えるのだろうか。

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    投稿日: 2009.05.19
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    一度読んでおいて損は無い本。 法律について考える機会など早々無かったけれど、本を読むと、法について考えさせられる。

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    投稿日: 2009.05.19
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    まず話の内容が本当にあった事件を題材としているのでまずそこから関心を持てると思う。 内容はとても気持ちの良いものではない。 理解出来ない事の方が多い。 でもそれらを少しだけ垣間見る事の出来る作品だと思う。 世の中とは不条理な事ばかりだ。

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    投稿日: 2009.05.12
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    ある殺人事件の加害者少年Aは、その後弁護士として働いていた。 一方の被害者家族は、決して癒えない傷を抱え・・・

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    投稿日: 2009.05.12
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    高校生が同級生に刺殺されたあげく首を切り落とされる。被害者の家族が送ってきた人生は、どうしようもなくかなしいです。なのに、犯人だった少年Aは…。罪を犯した人間は、その後の人生をどう過ごせばよいのか。私は、この世に死刑はないほうがいいと思っているけれど、じゃあ、この犯人のような人をどう受け止めればいいのか、と気持ちが重くなりました。

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    投稿日: 2009.04.21