Reader Store
まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
三浦しをん/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

1434件)
3.8
298
585
379
54
4
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評価が難しい作品。 これと言って凄く心に引っかかったことはなかったけれど、 魅力的な登場人物と温かい文章に、 読後感はとても良かった。

    0
    投稿日: 2013.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メインの二人以外も愛すべきキャラクターばっかりだった。 ルルとハイシー、チワワ、子供達が仲良くしているのがとても微笑ましい。

    0
    投稿日: 2013.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    チワワが登場し、ほのぼの系かと思いきや。。。 多田と行天。 真面目に便利屋を営む 常識感覚のある多田。 ハードボイルドを 地で行く行天。 2人の平凡な日常と トンデル日常を 真逆人間視線で 見ることができました。 最後にお互いの共通点も 判明し、第二弾に期待が わきました。

    1
    投稿日: 2013.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    愛情というのは、与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを相手からもらうことを言うのだ、とは名言。

    0
    投稿日: 2013.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いい人過ぎる多田と悪い人過ぎる行天が時折混じり合いそうになりながらも混じり合わず、相変わらずいい人と悪い人のままゆるゆると進んでいくお話。

    0
    投稿日: 2013.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    でこぼこコンビが織り成すどだばたコメディ! うーんマンガ好きにはたまらん。 特に行天のキャラクターはたまらんと思います。 行天が松田龍平ってのはぴったり過ぎる。うーんたまらん。

    2
    投稿日: 2013.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『廃材の先に段ボールの切れっ端をくっつけた、プラカードのようなものを掲げている。 段ボールにはマジックで、「チワワあげます」の文字とともに、事務所の電話番号がでかでかと書き殴ってあった。 行天の隣には、個室ビデオの看板を持った中年の男が立っていた。(中略) いつもの黒いコートを着た行天が首に巻いているのは、マフラーではなく多田のジャージのズボンだった。』 多田の指示で任務を遂行する行天。首もとにはジャージのズボン。90年代に流行った肩にセーターを掛ける、純一掛けを彷彿させる(*石田純一を参照) オシャレ番長の俺は、もう冬を待ちきれない。。。

    0
    投稿日: 2013.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しをんの著作の中でめずらしく第二弾もでた便利軒シリーズ(?)その一。 繰り返し読んでも飽きないこと飽きないこと。 個人的には行天の無鉄砲さ、無造作さにひやひやしつつ、実は誰にでもこういう面はあるんじゃないかなと思わされた。 それを誰もが隠して生きてきてる中で、全面に押し出して生きてきてるから、多田は行天をほっておけないのかも。 映像化のほうはあまり見てないけれど、キャストはイメージ通り。 見た目がいいだけの役者さんを使わないでくれてよかった。笑

    0
    投稿日: 2013.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世の中の辛辣さが妙にリアルで、でもなんとなくあたたかくて、空気に惹かれる。 故郷の汚い路地裏でなんとなく落ち着いてしまう感じ。 都会でもなければ田舎の素直さもない、犯罪のにおいなんかもしちゃったりする街、まほろ。 ちょっと変わったことをしているけど当たり前の寂しさを抱えている多田(+変人・行天)。 この組み合わせにすごく安心する。 映画で最後の流れの意味がわからなかったんだけどこれを読んだらわかったし、言葉が丁寧に選んである気がして、読んでよかった。 映画を観た人でも楽しめる。 番外地も読もう〜。

    1
    投稿日: 2013.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    奇抜な格好と言動の行天に常識人の多田ごあたふたするのがリアルで面白い。ストーリーが進むに連れて深まる二人の絆にじーんときた。 だけど、子供に犯罪の片棒を担がせた奴が、後半カワイイところのある憎めない奴となるところがいただけない。こういうみんなが読む本では、こういった性質の犯罪を犯す人は悪人として描くべきなんじゃないかな~と私は思ってしまった。頭固いのかしらね 。。。

    0
    投稿日: 2013.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画とドラマを少し観てたので、映像が浮かんだ。 映画もドラマも小説の空気感がそのままって感じだった。

    0
    投稿日: 2013.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    テレビドラマで見た時はピンと来なかったけれど、小説で読んだらとても面白かった。 舞台は町田市をモデルとした「まほろ市」。そこで便利屋を営む、ほぼ中年&バツイチの男二人。便利屋ゆえ、仕事の内容は他愛ないものから危険を含むものまでいろいろ。さらに主人公の性分なのか、どうしても割に合わない危険なナニカに足を突っ込んでしまうが、見返りにささやかな感謝を受け取るような、そんな類のエピソードが連なっている。個性的なゲストたちもとても楽しい。 短編連作のお約束で、少しずつ男二人の過去が明かされてゆき、彼らの抱える問題もまた少し明るい方へ向かうのだ。

    0
    投稿日: 2013.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    破天荒な行天と生真面目な多田のやり取りが面白い。両者とも結婚に破れたものの、結婚の中身自体が其れなりに複雑な事情を抱え、それが色々なエピソードとともに見えてくる。最後まで一気に読まされてしまった。

    8
    投稿日: 2013.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悲しい過去を背負った便利屋の多田が、不思議な同級生の行天に振り回されながらも、様々な人々のドラマに遭遇するなかで自らの過去に向き合っていく。印象的なセリフが多く、なかでも「不幸だけど満足することはあっても、後悔しながら幸福だということはない(行天)」「愛情とは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを相手からもらうこと(凪子)」「すべてが元通りとはいかなくても修復することはできる(行天)」。そして「幸福は再生する(多田)」。それにしてもまほろ市は面白そうな街だ。

    1
    投稿日: 2013.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しをんさんの作品を読んでみたくて、最初にとった本がこれでした。映画にもなってるし面白いんだろうな。と。 内容もいいんですが、多田と行天の掛け合いが楽しいです。 映画のキャストを知っているので、二人の顔が浮かびましたが邪魔になりませんでした。 読み終わった後、あれはどうなったの?あの人は?的なことが、私的にあったのでスッキリとは終われなかったけど…。 三浦しをんさんはエッセイが面白いと評判なんですね。探してみます!

    0
    投稿日: 2013.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好きか嫌いかで分けるなら、嫌い。 面白いか、面白くないかなら、たっぷり考えて面白いを選ぶ。 味わい深い小説だと思う。 一文一文に惚れないのに、いつの間にか心を掴まれてしまった作品でした。 時間を置いて、また読み返したいですね。

    0
    投稿日: 2013.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画、ドラマを見終わって読んでみたくて、文庫2冊購入。 読んでみて、映画、ドラマともにこの作品の雰囲気を壊すことない完成度の高さに天晴れ 先に映像を見ていなければ、ここまですんなり入って行けなかったかも。

    0
    投稿日: 2013.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【本日の多田啓介】  (一度肉体から切り離されたものを、また縫いあわせて生きるとはどういう気分だろう。どれだけ熱源にかざしても、なお温度の低い部位を抱えて生きるとは。)

    0
    投稿日: 2013.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    この本の何がおもしろいの?って聞かれたら、コレ!って答えるところはないような…ただただ多田と行天のやり取りがおもしろい。激しく笑えちゃうではなく、読んでてくすくすにやにやしてしまう感じ。 特に行天の行動は奇怪ですらある。けど憎めない。 「犬のように小金を貯めこみ、鶴のように恩返しする男」 このフレーズが好き♪ 便利屋の仕事を通しての依頼主とのふれあいも最後に心にあたたまるものが残るとこがいい。

    1
    投稿日: 2013.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマを見て、大ファンになり購入。 小説も面白いが、ドラマが本当に素晴らしい。 脚本・演出・役者全てが良いのだと思う。

    0
    投稿日: 2013.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでいると、瑛太と龍平君の姿が浮かんできました。完全にドラマの影響です。 ゆるっとしているようで、人間の心理のすごく深い部分を描いていて、その辺のバランスがとれている作品だと思いました。

    0
    投稿日: 2013.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多田と行天との友情というか?不思議な関係をベースに物語が展開していく作品です。この2人を取り巻く登場人物の設定など、どことなく伊坂幸太郎ワールドを彷彿とさせる内容でもあったのですが、多田と行天の全く好対照な人物像ながら、なんとなく共通点があるという、微妙なバランス(距離感)というのが非常にうまく描かれていたと思います。 幸せの価値観というのも、いろいろな解釈があり面白かったですね! 直木賞受賞作というのも納得な内容でした。 次はスピンオフ?の続編にいってみたいと思います。

    0
    投稿日: 2013.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今頃!?の感はありますが、ドラマに触発されて読むことにしました。 期待にたがわず面白かった。 東京郊外のまほろ市(=町田市架空版)。 便利屋として日々雑事に汗する多田の前に、高校時代のクラスメートにして変人の行天が現れた。 スネに傷持つ男同士の不思議な同居生活が始まる――というお話。 人と人が直接関わることで生じる変化を、ひねりやかっこつけなどなく、正直に描いているところに好感が持てる。 変化、といっても、気づきたくなかった事実とか、忘れたかった過去とか、自分への嫌悪とか、そういうものに向き合うことになる、という、痛みを伴うものなのだけれど。 先に原作読めばよかったなあ。 瑛太と松田龍平しかイメージできなかった・・・。

    0
    投稿日: 2013.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    評価するのは難しい。おもしろくないようで、引き込まれる部分もあるし、中だるみしてるようで、テンポが良いところもあるし、タダと行天の掛け合いがべたすぎるところもあるし、意表をつかれるところもある。最後は読後感はよい。最初読み進めるまではうーんとなってしまうかも。

    0
    投稿日: 2013.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いや~こういう世界観好きですね。 男同士ってこんな感じ? このふたりだから? こちらもドラマが評価高かったので見てないけど読んでみたらおもしろかった。 暴力的なところを除いて。 便利屋稼業には付物なのか。 おもしろかったので映画のほうも観てみたいと思います。テレビでだけど。 個人的にはチワワさんには事務所にいついて欲しかった(;・∀・) その後映画版見たけど細かいセリフまで原作通りで感心した。 松田兄が隣にいるなんじゃこりゃーのシーンは良かった! 所々のエピソードがないのとラストシーンの山下のハッピーエンド?早坂の絡み以外はきっちり原作通り。 なんで早坂はあんなに多田に絡んだのかちとわからんかったんだが。テレビではカットされたシーンがあったのかも。

    0
    投稿日: 2013.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    便利屋さんを商売にした話。 とりあえず便利屋っていう職業が本当にあったら、それだけで生活費とか賄えるのかなってずっと考えてました(笑)

    0
    投稿日: 2013.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    瑛太&松田龍平のコンビのイメージがはまりすぎて、別な読み方ができないくらい。 異論もあるかもしれないけれど、これは、ハードボイルドだと思う。

    0
    投稿日: 2013.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白くて一気に読んだ。由良公にちょっと共感。いくら期待しても彼の親が由良の望む形で愛してくれることはない、だけど誰かを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、自分の望んだ形で誰かに与えることができる。そのチャンスは残されている。 愛されたい、愛されなかったとウジウジしてないで、自分が望む形の愛情をこれから与えていきたいと思った。

    0
    投稿日: 2013.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    東京のはずれに位置するまほろ市の駅前にある便利屋の話。 短編連作。 ペット預かり、塾への送迎、納屋の整理など何でもないような依頼だが、便利屋自体が低所得者として書かれているので、それに伴い低所得者層や低所得者層が多くつく職業、環境なども出てきて若干ハードボイルド風味も混じってくる。 近年の家庭環境や、社会問題が背景にあり、考えさせられる内容にもなっている。

    0
    投稿日: 2013.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しをん作品が気になっていたので図書館で借りて読んだ。 今まで読んだのが恋愛を中心としたものだけだったので最初はアレ?と思わないでもなかったけれども、やはり引き込まれて一気に読了。 うまく表せないけど、読み終わったとき心地よかったと思う。押し付けがましくないのに心に残る。 ただ、どうでもいいことだけどバスの間引きの件が消化不良。 映画とドラマになってるんだ…。

    0
    投稿日: 2013.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私きっと、この作品好きだろうなぁ、と前から思いながらなかなか読むタイミングが見つからなくて、ようやく読み終わった今の感想は、やっぱりこの作品好きだなぁ、ということ。 それぞれ心に傷を抱える多田と行天の物語。便利屋という稼業を通じて彼らと関わり合う人々もまた、それぞれの明と暗を抱えていて。 こういう作品を読むといつも思う。世の中、誰だって多かれ少なかれ、大なり小なり傷を抱えて生きている。時間を経るごとに皮膚が厚くなり、しわが増えていくように、人生だってさまざまな傷を受けながら、その度かさぶたをつくりながら進んでいくのだと。 どんな場所であろうと、人が生きている限り、そこには一つの人生がある。そこには一つの命という価値がある。光が当たらなくても、みすぼらしくても、裏社会だとしても。 事の善悪を別にして、人生の一つ一つに尊さを感じさせてくれるような作品が私は好きです。この作品は、間違いなくそういう類のもので、それゆえとても心に残る一冊となりました。 外伝である『まほろ駅前番外地』も早く読まなくちゃ。

    6
    投稿日: 2013.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    楽しい!読みながら笑ってしまう。 映画もおすすめ。ドラマもおすすめ。番外編の小説もおすすめ。 瑛太と 松田龍平がどハマりすぎ。この2人以外はないと思う。

    0
    投稿日: 2013.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて読んだ三浦しをんさんの本。 友人がブックオフするというのでもらった。 多田と仰天のやり取りが面白くて、あっという間に読み終えてしまった。 映画になっていたことを後で知り、やがてドラマ化されると知る。

    0
    投稿日: 2013.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一応常識人多田と変人行天の珍道中。であっても、まほろ市という小さな世界に物語を限定させていることで、物語が大きく逸脱することを塞いでいる。 減点としては多田の暗部を描きすぎている点。寧ろ暗示的表現のままの方が読者は多田に様々なイメージをもたせることができただろう

    0
    投稿日: 2013.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おっさんとおっさんの男臭い日常の話。直木賞受賞作品? だらしない行天のキャラクターに引きこまれて一気に読了。なんかあったかい話。

    0
    投稿日: 2013.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しさにも いろいろな種類があるということを 改めて思う。 優しさに応えていく方法も いろいろなかたちがあるということを やはり改めて実感する。

    0
    投稿日: 2013.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台が(おそらく)町田市ということで、馴染みのある描写が多く親近感がわきました。 映画はまだ見ていないのですが行天に松田龍平というのは結構イメージに合っているような気がします。多田に瑛太って言うのはちょっとイメージが違うかなぁ?もうちょっと固いイメージなんだけど。 お話としてはまぁよくある感じはするけども読みやすくサラサラと行けます。 まだまだ続くようなのでお互いの過去を知った今後の2人の関係が楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現代を読み解く女性文学 三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』 感想とレビュー 心に損失を抱えた人間るはいかにして立ち直るのか -初めに-  前回の有川浩の『阪急電車』では小説を構成する二つの糸、横の糸=人物の視点と縦の糸=場所に注目して、場所に視点を置いた小説であるということを述べました。今回論じる『まほろ駅前多田便利軒』は、カメラという点では主人公である多田を追いかける格好になりますが、場所という視点も意識された小説だと私は思います。  映画化されたことで、この作品は普段から小説を読まない人にも親しめる作品となりましたが、私の個人的な感想を述べさせていただくと映画はひどいの一言に尽きました。http://hennkutubunnkazinn.blog.fc2.com/blog-entry-275.html  映画では一体何が描きたかったのかまったく不明でした。原作はきっと面白いのだろうと思っていたのですが、とにかく映画は「間」の取り方が異常にながく、内容がないのを時間をとってごまかしているようにしか見えませんでした。しかし、小説ではもっと物語があり、余計にこれだけ描くものがあるのに何故内容を少なくしたうえで変な間を入れて引き延ばしたという製作者たちの謎が浮き彫りになったように思えます。  こうした文学と映像というメディア媒体の壁や差異をどのように考えていくかが、今後の文藝を見つめていくうえでの重要な視点になると思います。 -閉塞された空間、まほろ市-  読み進めていくと一見ふつうの小説のようにも思えますが、私にはどうしても閉塞感というものが感じられてなりませんでした。どこか息詰まる感覚、主人公たちが動いているのですが、ある小さな箱庭でしか動けていない感じがします。それがまさしく「まほろ」という架空の町から出ることができないという象徴的なことがらを現しているのではないでしょうか。  まほろのモデルは実際にあります。町田市がモデルとされているようですが、まほろ市というのはまぼろしと掛けた言葉で実際には存在しないことを現しています。この部分を強調して考えると、架空の場所でおこっていること、つまりこの小説の内容自体も架空のことという面が強まり、フィクション性、虚構性を強めているとも考えられます。そう考えて行くと、有川浩の『阪急電車』がリアリティーを追求していったのに対して反対の効果を演出する方向に向かっているということが出来ると思います。  また、まほろ市という架空の町での出来事を描いていますが、登場人物たちがこのまほろから出られないことが象徴的に描かれています。文庫版60ページから描かれるまほろ市の描写が端的に表現しています。 まほろ市はどっちつかずだ。まほろ市は東京の南西部に、神奈川へつ出すような形で存在する。東京の区部から遊びにきた友人は、まほろ市に都知事選のポスターが貼ってあるのを見て、「まほろって東京だったのか!」と驚く。~まほろ市の縁をなぞるように、国道16号とJR八王子線が走っている。~おおげさに言えば、まほろ市は国境地帯だ。まほろ市民は、二つの国に心を引き裂かれた人々なのだ。外部からの侵入者に苛立たされ、しかし、中心を目指すものの渇望もよく理解できる。まほろ市民なら、だれしも一度は経験したことのある感情だ。それで、まほろ市民がどうしたかというと、自閉した。外圧にも内圧にも乱されない心を希求し、結局、まほろしないで自給自足ができる環境を築いて落ち着いた。~まほろ市民として生まれたものは、なかなかまほろ市から出て行かない。一度出て行ったものも、また戻ってくる割合が高い。~外部からの異物を受け入れながら、とざされつづける楽園。文化と人間が流れ着く最果ての場所。その泥っこい磁場にとらわれたら、二度と逃れられない。  東京のへき地にあるため、そこに住んでいる人々の感覚としても東京であるという感覚はせず、かと言って小さくない町であるため隣の神奈川からは東京に出るという名目でまほろ市にあつまってくる人間が居る。都会と田舎のちょうど中間地にあり、中間的な存在になってしまったためにアイデンティティーが喪失されてしまっているのです。だから、自閉します。まほろ市ハアイデンティティーを確立するために縁にそって見えないバリアのようなものを張り巡らしているのです。だから、行天も多田もまほろ市から出ないのです。  実は自由に見えていながらも閉塞された空間であるということが判明します。そうしてよくよく読んでみると、この小説にはホモセクシャル、同性愛的な側面も浮かび上がってきます。むしろホモセクシャル的な側面を浮きだたせるために、敢えて閉塞された空間であるということを隠しながら表現したとも考えられます。  多田と行天の関係ほど謎な関係はありませんが、この小説が一部のファンの間ではホモセクシャル的な読み方をされるのはあながち間違いではないと私は考えています。ここに登場する人物たちは、どこか以前論じた窪美澄の『ふがいない僕は空を見た』に登場するような「ふがいなさ」があります。そのふがいなさが一体どこから生じているのか、この小説の中では、この二人の男性がそれぞれ心に癒えない傷を持っていたことが明かされています。人間というものが一体なんなのかということを考えた際に、ある程度パートナーという言葉からも理解できるように、一対の夫婦になるということは安定することのようであります。私は結婚していないのでよくわかりませんが。ここに登場する多田と行天は、それぞれパートナーを無くしてしまった人間なのです。人間として完成というか安定しないそれぞれの損失を抱えた男が自分と同じ境涯にある人間を見つけて、その欠損を補い合う、あるいは傷の舐め合いをしているというのがこの小説に登場する人物たちの現状なのではないでしょうか。 -心の欠損、小指と親と子-  行天という人物は小指が一度切断されるという読んでいて目をそらしたくなるような事件を少年時代に経験しています。そうしてその原因をつくったのは、子供心の特に理由もない意地悪してやろうという文学的な表現をしてみれば悪意のない悪意を差し向けた多田にありました。多田はそのことが常に気がかりで、行天に対して負い目を感じています。行天にしろ多田にしろ、二人の本質は、次に引用する状態だと思います。 一度肉体から切り離されたものを、また縫い合わせて生きているとはどういう気分だろう。どれだけ熱源にかざしても、なお温度の低い部分を抱えて生きるとは。  二人はこころに欠損を負った人物だと私は述べましたが、もしその欠損のありかたが上のようであったらどうしたらよいのでしょうか。むしろ小指が無くなっていたほうが良いのかもしれません。変に付けてしまったために、不完全ながらも損失が補われている。それはまさしくまほろ市の説明でもあった「どっちつかず」の状態なのです。傷を負ったと言えば負っているし、治ったと言えば治っているとも言えなくはない。しかし、変な治り方をしたために、それが余計に問題を引き起こしているのです。壊れたなら壊れたままの方がどうしたらよいのかわかりやすいものです。完全に治ったのならそれで終わりです。しかし、変に治ってしまった。もう一度小指をはずすわけにはいきませんし、これから違和感を常に抱えながら生きていかなければいけない。ではその中でどうやって生きるのか。これを探すのが二人の目的なのだろうと私は思います。  またもう一つのこの作品の重要なテーマは、「子供が親を選び直すことができるのかどうかを。できるとしたら。なにを基準にするのか」という部分に集約されています。情報のソースが確証できないので余談程度で流しておいていただきたいのですが、作家レベルでどうも三浦しをん氏は父親との関係に何かしら問題があるということを聞いたことがあります。もしかしたら彼女のそうした部分が多少表れているのかも知れません。  それは置いておいて、行天は自分の両親から、多田は自分の子に対して酷い行い、償えない行いを受け、または与えてしまったということが、この二人の心の欠損になっています。行天からすれば、自分が親を選ぶ直すことができたならばという問いになりますし、多田からしたら自分の子がもし他の親のもとに生まれることが出来たのならばという問いになります。この問題は急に後半になって浮上しますが、途中でちょっと不自然さがありますが、今の時代に病院で取り換えられてしまった人間が登場します。自分の親が実の親ではないとDNA鑑定の結果わかってしまった子供が、取り換えられたもう一人の家族、つまり本当の自分の家族をそっと見つめるという場面があります。少し不自然さがありましたが、これが多田と行天が望んでいたIFが実際に起きてしまった場合として象徴的に描かれています。   -終わりに-  親と子の問題というのは生物が親から生まれる限り永遠に続く課題の一つになります。誰だってお金持ちの家庭に生まれて自分の好きなものが欲しいだけ手に入るような家庭、有名人のいる家庭、優しい父母のいる家庭に生まれていたらどんなによかったかと思うものです。特に両親との確執があって、まだそれが解決できていない人は今でも大きな問題となっているでしょう。私は自我同一性の問題をよく考えるのですが、思えば自分の両親がこの人で良かったと感じられることもまた自我同一性の確立の一つなのではないでしょうか。お金がなく、厳しい親であっても、自分はこの家に生まれてよかったと思えたなら生まれて来た意味があったと言えるような気がします。もしそれがかなわなかったとしても、この小説の最後には「幸福は再生する」と描かれています。  多田と行天はなんとか自分たちが幸福になる道筋のかけらを見つけたようにも思える場面で物語は終わりますから、開かれたエンディングであるという事ができるでしょう。続編やドラマ化などがされていますが、それはきっと二人が希望を見つける道中の描写になることだろうと思います。

    0
    投稿日: 2013.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    便利屋さんって大変だな。 基本お人好しなだけに 厄介事も抱え込んでしまう。 そんな多田さんがいい感じです。

    0
    投稿日: 2013.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私自身が、変人かもしれなくて日々暮らしているので、変人と一緒にいてくれるひと、それからこの本はとても心地よかった。

    0
    投稿日: 2013.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    関東への日帰り出張のお供に持って行ってた夫が 「おみやげに崎陽軒のしゅうまい弁当を買った」とメールしてきた。 一瞬、ホントにお弁当?と疑ってしまった。

    0
    投稿日: 2013.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しをんさんが描くキャラクターは、全員どこかに住んでいるのだと思っています。わたしも街中で行天を拾いたいです。衣食住捧げたいです。

    0
    投稿日: 2013.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しをん2冊目。 直木賞をとったというので読んでみた。 内容は面白かったですよ。 でもなんか暗い。なんか暗い。 じめじめしてる。 暗い気持ちになる。

    0
    投稿日: 2013.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小さな便利屋に集まる、どこかおかしくてでも憎めないキャラクターがとても魅力的。多田と行天のバランスが絶妙!

    0
    投稿日: 2013.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったです。 出足は良く有りませんが、中盤からはとても活き活きしていて、圧倒的に痛快です。 心の機微がキラキラしていて次の展開を期待します。

    0
    投稿日: 2013.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごーく昔、彼女がインタビューを受けたのを読んだのだが、その時の一人称がボクだったのに若干引いてしまって(笑)ずっと手付かずの作家さんでした。 走ることが好きなので『風が強く吹いている』を読んでみて思った。 話の読みやすさと面白さもさる事ながら、彼女『萌えるオトコ』を書くのが上手い。 …いや、もしかするとただ単に私の好みなだけかもしれないが。 格好よさ溢れてるってわけでないんだけどね。雰囲気とか傍若無人に生きていそうなのに弱いものに優しかったり、わかりにくーい気遣いがあったり。自分を崩さず淡々と生きてたり。 それでの、行天。まさにツボ 。 自分でもダメだなぁと思うけど、読み進むほどに行天(笑) 強くて弱くて優しくて面倒臭くて傍若無人なくせに何とも魅力的な変人。 映像化では、行天を松田龍平が演じている。彼の事が好きではないんだけど、何というか、行天のイメージにはピッタリな気がする。 今度、観てみようかな。

    0
    投稿日: 2013.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    はじめて三浦しをんさんの小説を読みました。 情景の描写が丁寧で読みやすかったです。 心の動きもあっちにいったりこっちにいったり揺れ動いている感じがリアルで私は好きでした。 登場人物たちもみんなどことなく愛せる要素があって。そういうところも気に入りました。 たぶん女性読者のほうが好みそう。 何考えてんのかわかんない普段はぼーっとしているタイプの男性が、実はケンカが強くて、ピンチのときは助けてくれる。 けどその後もとくに何事もなかったように飄々としてる。 そういうギャップに弱い女性多いと思う。笑 近々番外編も読みたいと思います!

    0
    投稿日: 2013.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    東京郊外で便利屋を営む多田啓介と、そこへ転がり込んできた元同級生の行天晴彦を主役にした物語。便利屋というよりは、探偵のような依頼を二人はなんとかこなしていく。 その日暮らしのような生活で、人情に対して執着のなさそうな二人だけど、実はそれぞれに重い過去を持ち、人情を人一倍感じさせてくれる。 人生色々なことがあるけど、誰でも幸せを得る事が出来るって事を教えてもらった気がします。

    1
    投稿日: 2013.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こっちもすき。でも番外編のほうがすきかも。 個人的には多田は堤真一あたりの中年をイメージしてたんだけどな。。。

    0
    投稿日: 2013.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【第135回直木賞受賞作】 既に続編にあたる「まほろ駅前番外地」を先に読んでいるのですが(続編とは知らず、間違えて)、本編の方は格段に面白く感じました。テレビドラマで見ているキャストがすごくはまっていることも後押しして、余計に内容に深みを感じました。 番外地を読んでいて、イマイチ、ピンと来なかったようなところが本書を読むことできれいにつなぎ合わされたのも良かったです。久しぶりに小説を読んで、大変満足でした。

    6
    投稿日: 2013.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2013/2/23読了。 映画ドラマと観たので読んでみた。多田と行天が瑛太と松田龍平で再生されてく。キャラクターが魅力的。

    0
    投稿日: 2013.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマ化が楽しみで本を買ったけれど、テレビ東京系列はウチにははいらないらしい。主演のふたり(瑛太と松田龍平)のキャストがぴったりで想像して読みやすかった。飄々とドタバタする感じにひきこまれます。

    0
    投稿日: 2013.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識的に物事を進める多田と、非常識で発想も行動も奇想天外な行天のコンビネーションがいい。次は何をやらかしてくれるのか…?多田の気持ちに共感し、読者としては期待して読むことができた。 近所にこんな便利屋があったら利用したい!

    0
    投稿日: 2013.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初の1ページを読んだだけでこれ以上読む必要がないとわかる本がたまにあるけれど、まさにそれ。 「たった一行に出会うために、人は本を読むのかもしれない」と言うけれど、あまりにもこなれて一般化されすぎて、きっとその一行が見当たらないんだろうなぁ、という思いを抱く。 この感覚を前覚えたのはいつだったかなー、と考えてみたら、『インストール』だった。 三浦しをんは最近薦められることが多かったので読んでみたけれど、最初に読むものの選択を誤ったかな。残念。

    0
    投稿日: 2013.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんたるハードボイルド! タイトルから勝手に「便利屋を通じて出会う市井の人々との心温まる交流」みたいな話を想像して敬遠していたのだが(あながち間違いとはいえないが)『風が強く吹いている』が抜群に面白かったのと、続編のドラマ化の影響でようやく手に取った。 多田と行天がどうしても瑛太と松田龍平で脳内再生されてしまう。  「なんじゃこりゃあ!」   多田は呆然とつぶやき、  「それ、だれの真似? 全然似てない」   と行天は笑った。 『ジーパン』の物真似に息子がツッコんでいる姿を想像して僕も笑った。 それにしても三浦しをんさんって女性なんでしょう? なんでこんなに、30過ぎた子持ち男の哀愁を描けるのだろう。 女性作家が書く男性って、スキンケアも万全で高級車のCMに出てくるような人ばかりだと思っていたけれど、この雄の匂いを発散させた輩どもよ! そして格好悪いながらもギリギリのラインで踏ん張る矜持。 三浦さんってなんか特殊な嗜好でもあるのだろうか(褒め言葉です)。 多田や行天をはじめ、ルルやハイシー、星と清海、由良公に「元妻」凪子など、善悪では割り切れない「心優しき人々」 一匹のチワワから細く微かに繋がっていく「縁」がいい。 病院で買ったお茶にカステラを浸し、ふやかしながら食べる曽根田のばあちゃん。 スーパー横の暗い道にへばりつく何台もの自動販売機と、必要とは思えないほどの数の証明写真のボックス。 里山の風景などではない21世紀型の郷愁も凄い。  金色のスプーンでコーヒーに深い渦潮を作ったり、 等の、何でもないシーンにも随所にさらりと織り込まれた表現も贅沢。 軽く読めるエンタテインメントのようでありながら寓意に満ちた味わい深い物語。 早く続編が読みたい。

    21
    投稿日: 2013.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    インターネットのおすすめの小説で発見し、手に取った1冊。 淡々と進む日常に、すこしだらだらした印象を持ちました。 でも人との付き合い方というか距離感? そういうものについて考えさせられる作品だと思いました。 まほろ市の駅前で便利屋をして生活をする多田啓介。 ひょんなことから偶然再会した高校の同級生、行天春彦。 この2人、そして多田便利軒に来る依頼人はみんなみんな心のどこかに傷を持っていて。 それでも 『まだだれかを愛するチャンスはある。』 『生きていれば、いつまでだって。』 こんなふうに不器用に生きていくのも、いいかもしれない。 『幸福は再生する』 たまに出てくる曾根田のばあちゃんが好き。

    0
    投稿日: 2013.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これほど人の心を優しく撫でくすぐる小説を私は知らない。多田と行天は正反対の性格のようで実は似ている。それは二人とも家族のいない独り身であり、過去に深い傷を負った経験に起因する。その傷が完全に元に戻ることはないが、傷は修復され、新たな物語が動き出す。人は誰しも、奥底に悲しみを抱きながら生きているものだ。だから、誰かに触れたくなる。触れて愛したいと切望する。全てはそこから、また始まってゆくんだろう。

    6
    投稿日: 2013.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画、ドラマが面白いので再読。登場人物のユーモラスな掛け合いの裏に存在する様々な悪意と暴力。舞台となるまほろ市が持つ地理上且つ、日常と非日常(=暴力)の境界線としての存在。悪い方へ進んで行く物語をギリギリで希望へと転換させるストーリー。何度読んでも面白い。

    0
    投稿日: 2013.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと(p.196) もう終わりにしたいと願ってたどりついたのに、そこにはいつも、新しい旅のはじまりが準備されているのだ(p.345)

    0
    投稿日: 2013.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    便利屋の多田と、高校の同級生行天が再会しきな臭い、ゆる〜い事件に巻き込まれながら、毎日を生きて行く話。まほろ市という架空の町が妙にリアルに描写されていた。 高校時代一度しか声を発さなかった変人の行天の、ずば抜けた変人ぷりと、飄々と生きる姿が爽快。可愛さも感じてしまった◎ 薄っぺらいコメディ話かと思いきや、血の繋がりに関しての登場人物のダークな描写なんかもあったりして、濃密で面白かった。

    0
    投稿日: 2013.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中まで読んで、ムズムズというか、イライラしてきたので、しばらく寝かせておこう。今のわたしには合わないようだ

    0
    投稿日: 2013.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをんさんの代表作にして直木賞受賞作である本作。 大きな理由もなく、今までなんとなく読んでいなかったのですが、続編の「まほろ駅前番外地」がドラマ化されたのをを機に初めて読んでみました。 極めて町田市・・っぽい場所(笑)、まほろ市を舞台に繰り広げられる、便利屋の主人公二人組の物語なのですが、自分的にはそこまでハマりませんでした。。二人組の軽妙なやりとりや登場人物は確かに魅力的で、面白い事は面白いのですが、今まで読んできた『風が強く吹いている』や『舟を編む』、『仏果を得ず』などの作品に比べると、いまいち感情移入ができなかったです。ちょっとけだるすぎる雰囲気と刹那的な展開が、自分には合わなかったのかも・・。そんな中、ハイシーとルルの二人の存在は一服の清涼剤でした。

    0
    投稿日: 2013.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話の内容はどこか暖かくておもしろく読めた。 キャラクターも魅力的だったので、ぜひ番外編も読みたい。

    0
    投稿日: 2013.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    東京郊外、神奈川に面したところにあるまほろ市。そこで繰り広げられる便利屋・30歳バツイチ同士の2人のドタバタ劇。笑える部分もあり、シリアスな場面もあり。利用している人たちとの絶妙な掛け合いは読んでいて全然飽きない。2人の個性的な性格も話を平坦なものではなくしていて、いい意味で先が見えない。 今度映画化されるそうですが、キャストが多田=瑛太・行天=松田龍平ということで期待大。個人的にイメージがピッタリ。

    0
    投稿日: 2013.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映像化される前に一度読んだ作品。 たしか、三浦しをんの初めて読んだ作品。 初めて読んだときは、面白い、個性の強い作家が出てきたなぁ~と思った記憶があるんだけど、しをんさんのエッセイを何作か読んだ今だと、むしろおとなしい作品だと言わざるを得ない…。 だって、エッセイが強烈だもんねぇ…。(笑) 漫画大好きな、しをんさんらしい作品だなと思いました。

    0
    投稿日: 2013.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     現在放送されているドラマ『まほろ駅前番外地』を見て面白かったのと、直木賞受賞作ということでタイトルはよく耳にしていたので、とにかく原作を読もうと思いました。  日常と非日常の境界線を生きる三十代半ばのおじさんたちがコミカルに、だけど哀愁を漂わせながら描かれていて、沁みるものを感じました。幸福って何だろうな、なんて改めて考え直してみたり。  多田の影を背負っている感じと、行天の普段何を考えているのかよく分からないけれど時々鋭い勘をはたらかせるところが、合っていないようで実はとてもいいコンビ。こういうの、個人的にとても好きです。

    1
    投稿日: 2013.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多田と行天の会話がすごくいい。二人ともボケてるような発言があったかと思えば切り返しが鋭かったり、軽快なやりとりがなんともいい。読んでいてキャラを想像できるのも楽しい。三浦しをんの作品はこれが初めてたが、他の作品にも興味をそそられるくらい面白く、心に響く言葉が何気に多かった。

    0
    投稿日: 2013.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    先に「番外地」から読んでしまっていたので、こちらから読めばよかったと思いました。多田と行天の何とも言えない関係と人物像がよかった。幸せについてちょっと考えさせられました。

    0
    投稿日: 2013.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり人間は最終的に誰かと繋がってたいんだなと感じました。おしつけがましくなくてすらすら読めます、ページをめくるのが勿体無かった。

    0
    投稿日: 2013.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者の作品、初めて読みました。面白い。軽快に読めて、考えさせられる。他の作品も読みあさりたい。そう言えば、この作品を読んでいて一つ困った事が…タバコが吸いたくなる〜。我慢したけど。

    0
    投稿日: 2013.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テレビドラマを見て読んでみたくなった1冊。 映像化されるに相応しい、静と動がとても良いバランスで展開される作品であると思った。

    0
    投稿日: 2013.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まほろ市(=町田市)を舞台とした主人公が便利やとして関係する人との交流の物語。人物描写や多田の思い、多田の家に転がり込んだ行天とのやりとりが、コミカルあり、深い部分あり、緩急があって面白い。 個人的には町田にはよく行くので、読みながら、どこの場所かを想像できて面白い。 便利軒という仕事は本当にあるのか寡聞にして知らないが、もしそれを三浦さんが発想されたなら、すばらしい。便利軒という職業を舞台にしたこともすばらしい。便利軒で人の家、ちょっとかゆいけど放置しているような仕事を頼むわけだから、仕事は依頼者の家庭に深く入る可能性がある。一瞬だけれどその入り込んだときに感じること、家族や人間関係の描写が丁寧で、ときに冷たく、ときに暖かい。

    0
    投稿日: 2013.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    先に映画を観てしまい、すっかり映画キャストのイメージが植え付けられてしまっていたこともあり、中年主人公の放つ哀愁を満喫し損なってしまったかも。。。映画は映画で良かったけど、やっぱ先に本を読んでたら一層にこの物語を楽しめたんだろうなと少し後悔。

    0
    投稿日: 2013.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気になっていた直木賞受賞作。 さすが直木賞というべき読みやすさとしっかりした文体。キャラを通じて人生を考えさせられる。設定からシリーズを期待したいが番外地以降は続刊あるのだろうか。

    1
    投稿日: 2013.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日常の延長線上にある非日常を楽しめる作品でした。 登場人物が、どこかにこういう人っているんだろうなって思えるけれど、個性豊か。 それぞれがこの本に出てくるまでの人生をちゃんと歩んできている、ということが文からにじみ出ている。 それが人物達の厚みになっています。 逆に浅さにも感じられるのですが。 この本以降も彼らの人生が続くことが何となくわかります。 ここがこの作品のリアルさだと思います。 多田と行天だから、こんなにも日常が非日常になってしまうのでしょう。 二人組って恐ろしい。

    7
    投稿日: 2013.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外地がドラマで放送中ということで一応本で読んでおこうと。 「なんじゃこりゃあぁ」の一連のやりとりも原作まんまだったと知って驚く。映画だけではわからなかった多田と行天の背景が少し掴めた気がする。

    0
    投稿日: 2013.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公はまほろ市の駅前で「多田便利軒」を営んでいる、30代の多田啓介と高校の同級生、行天春彦。 この、「まほろ市」は東京の外れに位置する都南西部最大の町とあり、すべてが架空の町名にされているが、私の知っている東京の都市のようです。二人が通っていた高校も私が通っていた高校がモデルのよう。市内の細かな説明は実際の風景が浮かび、それだけでも私にとっては面白かったです。 ある日、多田が無一文の行天を拾ってしまうことから、便利屋の普通だった仕事がややこしいことになっていきます。 多田と行天は同級生と言っても中が良かったわけではなく、むしろ二人の間には問題があったことが読んでいくとわかってきます。 仕事は犬の飼い主探し、小学生の塾の送り迎え、納戸の整理etc.。普通の便利屋の仕事のようだがなぜか、風俗嬢やヤクザが絡んでくることが多い。殺人事件?までかかわることになるのだが、決してドロドロしたものではなく書かれているので、読みやすかったです。 二人には離婚経験があり子どももいた。しかし、そこには人には言いたくない秘密がある。読み進めていくうちに、それがわかってくるのだが。 便利屋といういろんな人間とかかわる仕事 を通して、人とのかかわり方、接し方、家族や子どもへの愛情、愛し方がテーマになっているように感じました。

    0
    投稿日: 2013.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2013.01.21 ドラマになると言うことで読んだ。 途中からスピードが上がった。 幸せとは。 友情とは。 後悔とは。 この人の小説は初めてだったかな。 なかなか面白かった。 キャラクターが良いなぁ。 『不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う。(略)』

    0
    投稿日: 2013.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    (メモ) まとめ買いした時の1冊。 映画は観てないけど、瑛太と松田龍平のイメージで読んでしまった。 普通に面白かった。 富山行き帰りの 北越 で読み始め、一人泊のホテルで読み終わる。

    0
    投稿日: 2013.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しをん の直木賞受賞作。 東京郊外、まほろ市で便利屋を営む主人公のもとに転がり込んだ宿なし同級生との共同生活から始まる1年間の出来事を綴っています。 イイですね・・・読み込んでしまいます。さすが直木賞受賞作です(^_^) とても素敵な読後感・・・清々しい気持ちになります。 映画化もされてますし、今度はそちらも観たいなと・・・

    0
    投稿日: 2013.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて三浦しをんの作品を読む。個人的に少し読みづらい文体だったような気もしたが、内容は普通に面白いと思う。 僕が気になったのは行天という男のこと。 彼は思いつきで行動しているように感じられた。自分の思うがままに思いついたまま行動し、周りの人間を巻き込んでいく。 彼はただ単に身勝手な人間ではないように思う。読み進めるに従い、彼の暗い過去が明らかになっていく。 彼は徹底的な自己破壊に走っているのだと思う。周りに自分がどう思われてもかまわないという自己破壊。自分がかつて傷ついた経験があるからこそ、周りのことを気にせずに行動できるのだと思う。それ以上傷つくことはないから。そして彼は身勝手なように見えても決して人を傷つけることはしない。他者破壊はしない。

    0
    投稿日: 2013.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    男二人主役の独特な雰囲気の作品でした。各々が人には言いたくない過去があり、シュールだけどどこかくすりとするような。じわじわと面白さが伝わってきて、続きが気になります。

    1
    投稿日: 2013.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    痛快便利屋物語。 ややこしそうなので、あまり頼み事はしたくないな。   多田の旅に終わりは来るのかな。 ・ 曽根田のばあちゃん、予言する ・ 多田便利軒、繁盛中(訪れた行天とチワワ) ・ 行天には、謎がある(チワワを飼うコロンビア娼婦) ・ 働く車は、満身創痍(学習塾の送迎) ・ 走れ、便利屋(行天の元妻) ・ 曽根田のばあちゃん、再び予言する ・ 事実は、ひとつ(女子校生警護) ・ あのバス停で、また会おう

    0
    投稿日: 2013.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三浦しおんは、舟を編むから入ったが、人を描く事が本当に上手い。それぞれの登場人物達のキャラクターがすんなりと入ってくる。しかも、それぞれを好きになってしまう。

    0
    投稿日: 2013.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんとなく気になっていた作家さん、三浦しをんさんの作品です。 年末年始の深夜に映画をテレビ放映していたので、なんか急に読む気になって一気に読みました。 ちょっと不思議な空気感のある面白い作品でした。 読んでから録画してあった映画化作品を観ましたが、こちらも良い感じに出来ていて、なんかとっても得した気分です。 他の作品も読んでみようかな、と。

    0
    投稿日: 2013.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大人気作家の直木賞受賞作。 このひとは本当に直木賞をとるべくしてとった人。ストーリーとか視点とかそういう話を抜きにして、文章だけで魅せることができる人。 読みつつ、思った。この人の紡ぐ言葉がとても好き。これぞ、才能!

    1
    投稿日: 2013.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まほろ駅前で便利屋を開業している“多田”と何故だか居候している高校時代の同級生“行天”による便利屋稼業物語。 街を舞台に、難題を解決していく話しとしては池袋ウエストゲートパークシルーズが有名であるが、それを少し田舎風情の残る町田に舞台を移し、主人公2人の人生背景に彩りを付加した感じ。 町田は、僕が転勤で15年間過ごした神奈川県大和市から電車で15分ぐらいに位置しており、買い物や飲み会で度々訪れている街。 本作の中で、僕のお気に入りのフレーズはこれだ。 「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」 ミステルの“名もなき詩”のメロディーが流れてきた。

    0
    投稿日: 2013.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    多田と行天の距離感と本質的な想いが心地よく、 ワタシにとってはいろいろと共通点もあったりで 一緒に泣いたり、ぼんやりしたり、再生に向かう光をもらったりした1冊でした。 状況も事情も違うけど、ワタシも生まれたばかりの息子を 亡くしたばかりなので、中盤からはそこに触れるのかなぁ…と 少し澱のようなものを感じながら読み進めつつ… 多田の心情と自分の心情が重なって苦しかったけど、 失ったものが完全に戻ってくることはないという覚悟の元に でも、形を変えながらも、それを求める人たちのところに 幸福は何度でもそっと再生していくと、今の自分の心情と同じでもあり 必死でつかもうとしている一筋の小さな光の欠片だったりと 重なって、涙は止まらないながらも明るい気持ちになれたラストでした。 上っ面じゃなく、べたべたせず、ぶっきらぼうだけど 根っこの部分ではココロで感じなくても本能的に 相手を思う行動をとってしまう、多田と行天の関係を もっとたくさん見ていけたらいいなぁと思いました。続きも楽しみ。

    9
    投稿日: 2013.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仮想現実のまほろ。その近くでひっそりと便利屋を営む多田。 そこに同級生の行天が加わり、物語が進む。 行天はとても純粋で、心が汚れていない。自分に正直で、ストレート。まるで赤ちゃんのようである。 性格は相反する二人なので、物事は簡単には進まないが、過去の事柄、心の奥底では通ずるものもあるため、お互いのことを認めつつ、互いを必要とし、物語は進行していく。

    0
    投稿日: 2013.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バツイチの男二人が便利屋をやってる話。舞台がなつかしの町田をモデルにしてるみたいでなつかしさもあっていいね。 あと読んでるとすごいたばこを吸いたくなるので禁煙中の人は注意。 これのドラマが瑛太と松田龍平で2013/1/11にやるよ!

    1
    投稿日: 2013.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キャラクターが生き生きしている。ハイシーとルル、シンちゃん、チワワのハナとマリ、由良くんとフランダースの犬、行天と多田の過去(学生時代の指のエピソードとそれぞれの子どもとの話)。生きるため、成長するための課題を乗り越えていく。元気になれる。

    0
    投稿日: 2013.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「リアルかつ空気感含めた男を描きたいんだろうなぁ。汚れてる部分も含めて。」って思った時点で、僕の中では登場人物の二人は現実味を帯びていない。 この二人は、どうにも「ニオイ」のしない男に感じた。 三浦さんの本はこれがはじめてだけど、読みやすい。 けど、読みやすいぶん、しっくりこなかった。 「ふぅ~ん」・・・まぁ、この一言に感想の全てが含まれるのが正直なところ。 いや、嫌みじゃないのよ。単純に面白かったよ。 ただそれだけ。 少女マンガの男性だよね。

    0
    投稿日: 2013.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最後が今一つしっくり来なかったが、途中から一気読み。奇想天外な行天が面白すぎる!多田と行天の距離感が好き。このコンビ、なんだか素敵にカッコイイ。

    0
    投稿日: 2013.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc. ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。

    0
    投稿日: 2013.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編を先に読んで本編に興味を持って読んでみました。行天の不思議と言ったら番外編の比ではない(笑) 番外編の二人は本編より時が経ってるせいか角が取れて良いコンビな感じだけど、本編は噛み合ってない感じがそれはそれで味があって良い。 そして、星がやっぱり可愛い(笑) 本編に散りばめられた幸福の再生…奥が深い本です。

    0
    投稿日: 2013.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    喪失したからこその再生。それも形ある物ではなく、内面的な折り合い。行天がほんと魅力的。スルメのような味わい。三浦しをん作品全般に言えるかもしれないが、最後まで読んで全てが繋がる。これからはわからない。そこが良い。

    0
    投稿日: 2013.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    便利屋を営む多田と居候する元同級生の話。 淡々と語られるのに対し、内容の濃いストーリー。 泣けるわけでも笑えるわけでもないし、展開が気になるというわけでもないが、先の読めない感じにすこしわくわくする。

    0
    投稿日: 2013.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    便利屋「多田」と風変わりな居候「行天」の2人が様々に事件に巻き込まれ、また、自ら飛び込んでいく姿を描いている。 行天のキャラはとても象徴的でした。 いつも自由奔放に飄々と生きているが、起こる事柄の一挙手一投足を正確に捉えていて、一方では、自分の根底に仄暗い闇を抱え自己の疑問に対する答えを追い求めているような人間である。 2人の周りで起こる出来事を通して、一つの幸福は不変ではないが、幸福を求めることで新たな幸福が生まれるということを感じ取りました。 本文の終盤では、「幸福の再生」と表現していました。 このようなメッセージを、一風変わっているが、人の心に入り込んでくるキャラによって伝えることで、自然と受け入れることができました。

    0
    投稿日: 2013.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いまさらながらも話題作ということで、読了。便利屋とその高校時代の同級生との二人でいろんなトラブルに巻き込まれながらも解決していく。ありきたりな設定かもしれませんが、個人の描写がほんとに細かく描かれています。それがこの著者の特徴なのかもしれませんが、映画化されたのも納得です。寒い冬に心暖まる話でした。映画もみてみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2012.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    神奈川県に近い東京郊外の架空の街で便利屋を営む多田のもとで、高校時代の同級生行天がパートナーとして、ともに働くことになる。捨てられたチワワやその飼い主になる自称コロンビア人娼婦ルルなどとの交流のなかで、物語が展開する。過去を引きずり、心に傷をもつふたりの中年男の同居生活の甘酸っぱさが、前編に流れるテーマ音楽かな?

    0
    投稿日: 2012.12.31
1
...
678
...
15