
総合評価
(1434件)| 298 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハイシーをまほろから逃がした行天が、 横浜駅で崎陽軒のシウマイを買ってあげる場面が好き。 シウマイ弁当ではなく、30個入りシウマイを買ってしまう 行天のキャラクターが最高。
1投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログ三浦しをんによる直木賞受賞作。お節介屋の多田と生きる事から逸脱しているような男、行天の正反対コンビがなす便利屋運営である。物語は著者の独特の文体とキャラクターの持つシュール差が相成り、良い意味で力の抜けた印象を与える。著者の魅力はその独特の力の抜け方にあり、脱力の中で語られる言葉は説教臭差がなく、読むものに透明感すら与える
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログ三浦さんの本は2冊目。 1冊目が、とっても気に入ったから、どんどん読みたいなぁ。。。ってね。 この本は、第135回直木賞受賞作。 駅前で、便利屋を営む多田慶介のもとに、 高校時代の同級生・行天晴彦が転がり込んだ。 多田は戸惑いつつも、 ちょっと遠慮気味で、ある時はずうずうしく振舞う行天が気になる。 多田に仕事の以来が入ると、「俺も行く」と、軽トラの助手席に座る。 網戸の張替えをしたり、庭掃除をしたり、さまざまな仕事をこなす多田のそばで、 ぼーっとしている。 たまに、次に張り替える網戸を運んできたり、ちりとりを用意したりするが、 あまり役くにはたたない。 それでも、仕事があるときは、律儀についてくる。 そんな彼が、まるで、子犬のようで、かわいい。。。なんて思ってしまった私です。 なんだかぎこちない、この男2人が、とっても素敵に見えてくるから不思議です。 ちょっと笑えて、あったかい、そんな物語です。 映画にできそう。。。と思ったら、もうすでに映画化されてました。 私のイメージとはちょっと違ってましたけどね。。。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ三浦しをんさんの文体って、とても不思議だと思う。 「月魚」「風が強く吹いている」、そして「まほろ駅前多田便利軒」。 どれもこれも、違う作者の方が書いたみたいに文体が違う。 文体って、結構クセとかあったり、一貫性があるものだけれど。 感じさせないですね、三浦さん。 そして言えることは、どれもこれも心地いい。 この小説のテーマは、「再生」でしょうか。 幸福の再生。 どう頑張ってももう戻らないものがあって、 その事実を何度も何度も読者に突きつける。 事故で切断し、繋ぎ合わせた行天の小指。 これが、この作品のシンボル。 「一度肉体から切り離されたものを、また縫いあわせて生きるとはどういう気分だろう。どれだけ熱源にかざしても、なお温度の低い部位を抱えて生きるとは。」 この台詞が、モチーフを端的に示しています。 人は生きていれば、色々な事情から、必ず切り離されてしまう。何度も。 手に入れたものと引き換えにして、切り捨てなければならないたくさんの輝きがある。 その切り離された「冷たい部分」を背負って、ひとは生きているんだ、と。 それでも、ちっぽけな希望に向かってみんな生きてるんだという、その小さな光がとても眩しいです。 「失ったものが完全に戻ってくることはなく、得たと思った瞬間には記憶になってしまうのだとしても。 今度こそ多田は、はっきりと言うことができる。 幸福は再生する、と。 形を変え、さまざまな姿で、それを求めるひとたちのところへ何度でも、そっと訪れてくるのだ。」 今、この日本に必要な想いかもしれない。 幸福は再生する。 …優しい言葉ですね。 「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない」 「だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことだ」 「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだ」
4投稿日: 2014.02.07
powered by ブクログ映画化された作品でこの作品を知った。瑛太と松田龍平という若い主演陣に興味があり、何となく眺めるでもなく見ていたTVでこの映画が始まったところ、妻がこの原作を読んでいるらしく、身を乗り出してきたので一緒に見るに至った。予想以上に手応えを感じる作品で、なおかつ松田龍平の登場人物が魅力的だった。 しょぼく、庶民的な、まさにどこにでもありそうな街と、少し昭和の面影すら感じさせる時代でありながら、どことなく古臭いハードボイルド映画みたいな、リズムを感じさせる映画作品であるところにも好感を得た。まるで1970年ベトナム戦争後期くらいにでも作られそうな作品だ。 時を同じくして映画館では『舟を編む』という映画の予告編を何本も見ることになった。同じ作者三浦しをんの、やはり松田龍平を主演においた作品で、こちらは辞書を編纂する人の物語らしい。そちらは映画も原作小説も読んでいないのだが、何となくいい感じ。おまけに『まほろ…』は直木賞、『舟を…』は本屋大賞を受賞している。 三浦しをん。ふざけた名前だ。なにせ名前に「を」の文字が使われる作家なんて聞いたこともない。おまけに「シオン」だって? 大物作家だな、と思った。ともかくこれは原作を読まねばなるまい。そう思って今さらながら、25も版を重ね、多くの読者を勝ち得てそろそろそのブームも終わりかけているのだろう時代に、ぼくはこの本を手に取るに至る。 映画の印象が強すぎたのか、瑛太という俳優については少し小説からの印象は薄いのだが、行天という男は松田龍平以外の誰をも思い描くことができないほど、原作と俳優がぴったりフィットして感じられる原作であった。当然原作を書いていた時の作者は映画化を思い描いて執筆しているわけではないだろうし、行天という男の造形だって松田龍平という実在の俳優の有形な具体像を描いていたものではないと思う。それなのに、不思議とこの小説の中で書かれている行天は、松田龍平以外の誰をも想起させないのだ。珍しい現象、かもしれない。 そんなわけでこの小説は、行天という男の造形がすべて、であると言っていい。あるひ便利屋を営む多田という主人公のもとに、大して親しかったわけでもない行天という高校時代のクラスメイトが転がり込んでくる。仰天は高校時代を通して誰とも交友関係がないばかりか、会話を交わしたことさえない変わり者であったし、その後言葉を口にするようになり図々しいほどに多田に依存する、成長した行天であれ、まだまだ十分に変人極まりない存在だ。 しかしその奇人変人が、多田という男の日常に、いろいろな影響を与え始める。多田も、登場人物たちも、埋もれていた記憶や解決のつかないまま眼をつぶっていた宿題の数々を、現在のまほろ市(とんでもない地名を考え出すものだ)に引きずり出して、料理を始める。大人の庶民小説であり、手法はハードボイルドである。男と男のデスマッチや距離感、その中にたまに電光のように走る人間的優しさ、などから、ぼくは三浦しをんを男の作家だとばかり思い込んでいたのだが、最近になって女流作家と知った。男の世界を透視する女性の眼力の鋭さに、まさに恐れ入った一冊である。
6投稿日: 2014.02.05
powered by ブクログまたまた、古い本を引っ張りだしてのお話です。 でも、5年前くらいの作品ですから、私としては新刊の部類に入ります。 「まほろ駅前多田便利軒」(三浦しをん 文春文庫)です。 映画にもなったりしたので、ご存じの方も多いでしょう。 バツイチの男が駅前で便利屋をはじめる。 そこへ高校時代の同級生が潜り込んで、居候を決め込む。 犬の世話から、バスの運行状況の調査、塾帰りの子どもを迎えに行く仕事等々 まさに何でもありの仕事を引き受けている。 やることなす事、全てがちぐはぐな二人だが、 何故か最後には収まるべき所に収まる。 『「うちよりも凄腕の便利屋を知っています」って言って、 まほろ警察署の電話番号を教えといた』 と、チャンドラー風の粋な文句があり、全体的にほのぼのとして明るい。 でも、この二人の男のそれぞれの心のキズは胸奥に秘められているが、 時折ちらっとのぞかせる。 この二人に共通していることは、そのキズを真面目に見据え、 その心のおもむくままに行動しているということでしょう。 そんな意味で、チャンドラーのように乾燥しているのではなく、 どこかしっとりしている。これがこの本の魅力でしょうか。 さて、これからブックオフに行き、続編の「まほろ駅前番外地」をさがしてぃます。 「舟を編む」という本も良かったけど、本としては、私はこちらの作品の方が好きだ。 でも、映画の「舟を編む」は良かった、では映画の「まほろ駅前多田便利軒」は どうなんだろう?こちらも、近々観ることにしています。
0投稿日: 2014.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画→TVシリーズ→小説「番外地」→小説「多田軒」という順番に なってしまったんだけど、瑛太と松田龍平を思い浮かべながら 読めたので、それはそれで面白かった。 二人の会話(セリフ)はユルイんだけど実はグッとくる感じで最高。 内容も「ちょっといい話」の連打かな。
0投稿日: 2014.01.24
powered by ブクログ後悔しないように覚悟するということは、自分の中にあった色んなものを諦めて切り離すということ。その結果は決して幸せなものではないかもしれない。でも、 「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸せだということはない」 傷はいつかふさがり、 「こすってれば、じきにぬくもってくる。すべてが元通りとはいかなくても、修復することはできる」 幸福は再生できるんだ…。
0投稿日: 2014.01.21
powered by ブクログ二人が作り出す空気感がたまらなく好き。もっとふたりの生活をのぞきたいとおもった。私にはさっぱりわからないけれど、行天はハードボイルドというのでしょうか?男臭さがくせになる。 瑛太と松田龍平さんがやっていたドラマが、世界観をバッチリ表現されていたように感じて感動した。
0投稿日: 2014.01.19
powered by ブクログまほろ駅前って、まぼろしの駅前って、ことかな?と思っていたけど、「まほろ」って、まほろば、まほら、って、住みやすい素晴らしい土地を表す口語なんだって。 東京都と神奈川県を境に、している町で、、、、と記載されており、町田市なのかな? 便利屋経営(?)の多田が、同級生だった友達の行天とを主役で、、便利屋の仕事で、依頼されるたわいない用事で、犬の世話から、飼い主探し、等などだが、後半の親子関係が、DNA鑑定で、親子と違う事が判明した男の話が、出てくる。 この前、60年ぶりに親が、違っていた話が、話題になっていた。どちらも同じ位の、生活ぶりだったら、良かったのだが、幸せ度が、違っていたら、なぜか不公平を呪いたくなるだろう。 今話題になっている、俳優0も、DNAで、息子がわが子で、無かったと、報道されている。 難しい問題である。 この本の最後の『幸福は再生する』 形を変え、様々な形で、それを求める人たちのところへ、何度でも、そっと訪れてくるのだ。、、、、と、書かれていたのが、印象的だった。
0投稿日: 2014.01.19
powered by ブクログおもしろかったー! 行天が不思議キャラなんだけど憎めないというか、好きなタイプ、、!(笑) 幸福は再生する。形を変え、さまざまな姿で、それを求める人たちのところに何度でも、そっと訪れてくれるのだ グッときた文章。チャラけてるように見せかけて、心に響く文をさらっと入れてくる。しをんさんは、そこにハマる♡
1投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログ良かった。読みながら時々違和感を覚えていたが、それは女性作家なのに男性作家の作品みたいだから、と気付いた。単に言葉や文体が男性っぽいというのではなく、描写目線が男性っぽい印象を受ける。他は違和感なく読めた「風が強く吹いている」しか知らないが、この作家の作品をもっと読んでみたくなった。むむっ…三浦しをん、やるな。
0投稿日: 2014.01.06
powered by ブクログ東京の西のはずれ、神奈川との境目に位置するまほろ市。駅前で便利屋を営む多田のもとに、高校の同級生•行天が居候することに。おばあちゃんの話し相手、ペットの一時預かり…ありふれた依頼も、彼らにかかるとなぜか事件になってしまう。おかしなコンビの1年間。 映画を先に観てしまっていて、そのままの印象で読んだ。ものすごく上手く映像化したんだなぁ。違和感がなさすぎて、すごい。ただ、やはり本だと、端々に彼らの過去だとか、想いだとかが垣間見える。一見ハチャメチャな2人なので、よくある事件簿風にすることもできるはず。けれど彼らの抱える影が絶妙なバランスでこの雰囲気をつくり上げている。続編も読みたくなった。
0投稿日: 2014.01.02
powered by ブクログ山形新幹線が高畠駅で足止めになったおかげでもう一冊読み終わりました(^^) 町田市の住民になったことで、以前から読もうと思っていた本。いろいろと実際の町田を思い浮かべながら楽しく読めました(^^)v
0投稿日: 2013.12.29
powered by ブクログゆるーい二人の掛け合い。 抱えてるものは時としてゆるくはないけれど、この二人のいる限り、彼らのペースで物事は進むのでしょう。
0投稿日: 2013.12.25
powered by ブクログ再読。最初よりもより染みるように思えた。何となくぼんやり読んでたが、テーマが意識されてきたのと、心境の変化があったのかなあというあたり。直木賞受賞作は外れ気味のものが多いと思うが、これについては正解だったと思う。
0投稿日: 2013.12.24
powered by ブクログ登場人物や物語自体は別に好きな感じでもなかった。 けど、巻末の端的な解説を読んで この小説に秘められたモチーフを理解すると、 作品の奥深さを感じる。 「切り離された冷たい部分」 それ自体が、まほろであり、自分自身の一部であったり。 「歩み寄り」や「癒し」が効かない領域というのが、 人生のなかには確実にある。 やり直せることなんてほとんどないけれど、 幸福は再生する。
0投稿日: 2013.12.24
powered by ブクログまほろ駅前多田便利軒を未読のうちに、シリーズがすすんでいるので、あわてて1作目を読みました。この作品で直木賞受賞だったのですね。映画化されたあとに読んだせいか(映画は観ていないのですが)、主人公が、瑛太と松田龍平の風貌になり、シンちゃんが松尾スズキさんなの?!と驚いたり、映画公式WEBサイトと照らし合わせて読みました。漫画を読んでいるように、登場人物の表情がいきいきと思い浮かび、漫画の吹き出しのように会話が進んでいくところも楽しく一気読み。便利屋さん乗るトラックや便利屋さんの事務所やそれを取り囲む繁華街の雰囲気も想像しやすい。映画化するときのヒントが満載なのでは?と思われる小説でした。
1投稿日: 2013.12.21
powered by ブクログ面白かった! ラストに行くほど。 最初は変なヤツ拾っちゃったな、早く出て行ってくれないかな、と思ってた高校のワケアリ同級生と一緒に便利屋をやってるうちに、自分の内面とも向き合う事になり。 出て行った行天が最後にまたあのバス停で座ってて、ホッとした(^_^) ちょっと「 探偵はバーにいる」を彷彿させる。 今まで読んだ三浦しおんの中で、以外に一番好きかも。続編があればぜひ読みたいな。
0投稿日: 2013.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かわいく爽やか。そこはかもなく漂うBL感。。。行天の多田への台詞がよかった。楽になっちゃいけないの?ってやつが。ただ、最後の章について、多田にはもっと悩んでほしかったです。
0投稿日: 2013.12.15
powered by ブクログ結構さばさば殺伐とした感じなのに多田と行天の掛け合いのおかげか、ずっしり重くならず読めた。どれも最後、ふわっと温かくなる感じが好き。 直木賞3作目。先はまだ長いけど、読めるものからコツコツと。
0投稿日: 2013.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あっという間に読めました。 推理小説というほど混みいってはいないのだけど、 そこがいいと思った。 登場人物の男二人がそれぞれに過去に辛い経験があって、 世間からはぐれてしまっていて、 それゆえに実は深くつながっている。 よくある設定なのかもしれないけど、 ふたりはかっこいいし、 何よりまほろという架空の町が魅力的だった。
0投稿日: 2013.12.06
powered by ブクログ三浦作品初読み。 文章は読みやすいけど、世界観が独特ね。 この作品だけかもだし、他のも読んでみたいと思わせる作品だった。 あと、この続きもあるみたいだから読んでみよう。
0投稿日: 2013.12.06
powered by ブクログドラマから入った. 主人公二人のイメージがぴったり. 噛み合ないやり取りなのだが,どこか親しみを持てる.
0投稿日: 2013.12.06
powered by ブクログ先に「映画、ドラマを観てから」という珍しい流れから入った一冊。 多田は瑛太、行天は松田龍平、そしてBGMはくるり。このキャスティングがホントにピッタリで、独特の世界観を読み進める上で大きな手助けになった。初めてだった三浦しおん作品は一見、回りくどい国語の教科書みたいな表現のオンパレード。でも、それが2人や登場人物の深層心理や情景をわかりやすく伝えてくれていて、俺みたいな初心者向けにもなるし、たぶん深読みもできる。読書に疎い俺でも「さすが直木賞作品だなぁ」と思える作品でした。 早く続き読みたいな。
1投稿日: 2013.12.06
powered by ブクログ普通に面白かったです。 どっちが瑛太でどっちが松田龍平なんだろうと思いながら読んでました(笑) 映画も見てみたいです。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログお仕事ものの三浦しをん作品。ポテトチップス片手にベッドに寝転んであははと笑いながら安心して読める。今までの熱血系主人公が多かった三浦作品からしてみると、今回の主人公ふたりは体温が低め・・・に見えて実は、なんか暑いというか、そうでもないというか。そんな緩めのコンビの事件簿のような連作短編集。
0投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主役の二人が、金が無くて小汚い男やもめでさびしくなるが、のらりくらりと生きている感じが良いと思う。話としては、道中物(仕方なく一緒に旅をして、最初はいがみ合ったり、無視したりしているけど、お互い足りないものを補いつつ、なんとなく最後はうまくいく話、「ミッドナイトラン」みたいな)かな、 出て行った後に気にかけている様子がいかにもです。
0投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログ満を時して購入。 しをんさんの作品は本当に居そうな人しか出てこなくてスリルあり、笑いあり、で、メディアミックスされまくる理由がわかりました。 面白かった。 続編も買います。
1投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログ出会いや別れがあるからこそ人は前へ進める 人生の転機というものは誰か人との関わりによってのみもたらされるものなのかもしれないと感じた 一人ではないからこそ喜怒哀楽さまざまな感情が楽しめるのだろうなー! 読んでると誰かと話したくなってくる作品! 特に心にずっしりきたフレーズを2つメモしておく ―はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと。 ―幸福は再生する。形を変え、さまざまな姿で、それを求めるひとたちのところへ何度でも、そっと訪れてくるのだ。
0投稿日: 2013.12.01
powered by ブクログ軽ーく見える人物でも、生きてきた裏側には それぞれの過去があるのです。 不幸の自慢大会のようにしないで けろっと生きてる大人がかっこいい。 そんな大人が2人出てくる まほろ市の便利屋さんの話。 直木賞です。直木賞な感じ。
1投稿日: 2013.12.01
powered by ブクログ初めての三浦しをん作品。町田駅周辺物語なので親近感を感じつつ、読み終えました。特に、読後感の残らない、通勤本の真打です。
0投稿日: 2013.11.30
powered by ブクログまほろ市で便利屋を営む多田は、とある正月の仕事中、バス停で高校のクラスメイト・行天と再会する。 一度も言葉を交わしたことのないはずなのに、行天はそのまま多田の元に転がり込む。 多田と行天の正反対の性格や価値観、そして二人の過去が絡まり合って、依頼をこなしながら、多田の心の最奥の秘密に迫っていく。 二人の掛け合いが好き。 そして行天、素敵すぎ。惚れる。 そっと床を拭いたり、門松買っちゃったり、可愛い。おっさんだけど。
0投稿日: 2013.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
便利屋を営む多田の元に元同級生の行天が転がり込んで二人の不思議な共同生活が始まる。 それぞれに重たい過去を持っているが、二人の個性は全く違っていてなかなか面白い。 関わる人も、みんなの味が見え隠れして、こんな町が本当にありそうな気がした。
2投稿日: 2013.11.19
powered by ブクログなんかのんびり、そしてほっこり。だけど、人間の奥底にある汚い部分もあって。生きていくってこうゆうことなんだろうなと感じた。
0投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログ借りて読みながらなんかデジャヴ・・・・・・。読書メモ確認したら、発行年にちゃんと借りて読んでた(笑) なんとなくエピソード憶えていたものの6年経って忘れている部分が多かったし、今だからこそ感じ入る部分もありで。「愛情と言うのは与えるものではなく、 愛したいと感じる気持ちを、相手からもらう事を言うのだ」 っていうのが至言ですね。百合っぷるの女性の子作りに協力して体外受精と書類上の結婚をした行天と、大好きで結婚した筈なのに妻は浮気して子供産んでそれがどっちの子でもいいからとDNA鑑定しないで大事にしていたつもりなのに生後一ヶ月で亡くなってしまった子供に対する自責の念から逃れられない多田。出会って別れてまた出会うところで終わっていて、続編予約しているので楽しみです。
0投稿日: 2013.11.11
powered by ブクログ喪失したものはそのままの形では返って来ないし、再生したときは形は似ていてもやや不恰好だったり、少し歪な形になっているかもしれない。 それを受け入れて、また自分の一部として受け入れることがどれだけ難しいか、分かってもらえないか。 似たような経験や境遇であっても、人それぞれ感じ方や解釈の違いはあって、でもそれをどのような形であれ、ぶつけ合うことで絆が深まっていく。まほろ市の便利屋の一年間は、雑多なことで塗りつぶされ、雑多なものの中に本当のことが混じっている。他人にとっては取るに足らない小さなことでも、誰かには大きなことだったりして、バトンはぐるぐる小さな完結した世界で巡る。 おせっかいは優しさの裏返しであり、無関心は平等な眼だったり、素直に感情を行動で表現することは難しいけど、真摯に自分の形で物事に取り組むことは魅力的だ。
1投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ熱で寝込んでるときに読んでみた。二人の掛け合いが軽快で、面白かった。けど、今のところは続きを読む予定なし。また気が向いたら読むかも。
0投稿日: 2013.11.04
powered by ブクログ再読シリーズ。 再読すると流し読みしていた自分に気づくよねー。 あと、一回目とは違う琴線に触れるんだよね。 今回はこのくだりに胸を打たれた。 「生きてればやり直せるっていいたいの?」 「いや、やり直せることなんかほとんどない。 いくら期待しても、おまえの親がおまえの望む形で愛してくれることはないだろう。」 「そうだろうね。」 「だけど、まだ誰かを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しくだれかに与えることができるんだ。そのチャンスは残されてる。」 素晴らしくないですか?このやりとり。 もう一ヶ所は 「はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと。」 自分の中にしか幸せや愛はないと 信じて止まない私だけど “愛したいと感じる気持ちを相手がくれる” というコトバに心打たれました。
1投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログあまり期待してはなかったのだが、深夜やっていたドラマの雰囲気が良かったので読んでみれば。 良かった。このコンビは次作も読みたいぞ。 と思って裏表紙見たら、直木賞とかかいてある。
0投稿日: 2013.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今さらながら。 (読むのも、更新するのも。) 若干、印象もうすれ気味…。 人は、生きていれば、いろいろある。 いいことも悪いことも、どちらでもないことも。 やり直しは、ほとんどできない。でも、修復することはできる。 だから、死ぬよりも生きていた方がいい。 人には、それぞれの人生がある。 いいお話だと思います。 ただ。 個人的なことを二つ。残念というか、なんというか。 ・先に映画(とドラマ)を観てしまい、 そしてそれは基本的に原作に忠実であったため、 読みながら瑛太と松田龍平をイメージしてしまったこと。 想像力をうまく働かせられなかった。 ・この回の直木賞受賞作だということ。 自分なら、伊坂さんの「砂漠」に一票。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半はちょっとけだるい感じです。後半、傷を背負いながら生きている気怠い人が、ちょっと必死感を感じさせるのがええ感じです。
0投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログ地元ともあり、ものすごく面白く読ませて頂きました。 キャラクターが立ちますね。 あの2人組、とても好きです。 とくに行天さん(笑)
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ友達が面白いというので読んでみた。 なるほど軽妙な語り口と、つかめそうでつかめない登場人物たちのキャラクター、くせになる。わかるようでわからない、近いようで遠い、まほろ駅。
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ「舟を編む」もそうだったけど、作者は異端児、異邦人の味方ですね。天邪鬼、へそ曲がりには面白い話、伝説が付いて回るものだ、と。
0投稿日: 2013.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
けっこう深刻な題材を、重くなりすぎない適度なテンポで表現しているのが好みだった。 やはり行天のキャラクターがいいのだと思う。
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログ面白い! 映画は観ていないけど、キャスティングが瑛太と松田龍平と知りながら読んでました。 そうしたら、話しがとても立体的になり、本当に映像を見ながら読んでいるような気分でした。 もちろん、三浦しをんの文章が映像を見ているような気にさせてくれるのは、言うまでもないですが。
1投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ便利屋の多田とその同級生、行天の関係がおもしろい。脇役キャラも個性がそれぞれあって良かった。エピソード毎に話が完結するので読みやすかった。どこかほっこりする、温かみのあるお話でした。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三浦しをんは、前にエッセイを読み文章の雑さに嫌気がさしてしばらく敬遠していたものの、「そんなに雑ではない」「小説はおもしろい」との声あり再トライ。本著は直木賞受賞作で、ドラマ化もされていたのでかなりメジャーな作品(ドラマは見ていないけど)。 読んでみた感想はそんなに悪くないですね。文章は軽いけど雑ではありませんでした。テーマも「家族の再生」のような少し思い設定もあるし。自分の趣味として人にお勧めするかどうかは微妙ですが。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ2013.10.8〜10.14 三浦しをんは、初めて読んだがなかなか面白い。ストリーテラーとしてなかなかだな!ものの考え方とかも、まあまあわりと好きなほうかも。他のも読んでみたい。とりあえず映画はみたいな。
0投稿日: 2013.10.08
powered by ブクログ一定のリズムのある文章も、特有の世界観も、三浦しをんそのものでした。 ただ、私はあまり得られるものがなかった気がします。続編はすぐには読まないかな。
0投稿日: 2013.10.02
powered by ブクログ表面的にはビジネスライクだけれど、優しく、たくましい男の物語。危ない橋になるのを承知で、依頼人の話を真面目に聞き、その心の痛みを解消するために動き回る姿に、他人との共感の大切さ、素晴らしさを感じさせてくれる。
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ面白かったー!あっという間に読んでしまった。多田と行天のキャラと掛け合いがいい。素っ気ないようで優しい男同志の友情っていいな。友情って言ったら多田に怒られるかな(笑) 三浦しをんさん、すごく気に入った。これからたくさん読みたい。
0投稿日: 2013.09.23
powered by ブクログさくっと読めるので息抜きに良い感じ。 どことなくIWGPに似た流れがある。 トラブルに巻き込まれるけど本人たちは淡々としてるとことか、チンピラ・風俗関連のネタが出てくるとことか。 それでも案外上品にまとまってるのは、作者が女性だからかな。 〆の文章は、イイこと書いて終わらせようという気負いのようなものを感じて白けた。
0投稿日: 2013.09.21
powered by ブクログうーん、いいですね。派手さはないけど、人と人の繋がりを丁寧に描いた心温まるいい話です。行天と多田をずっと見ていたいって思える。一つ一つのセリフ、小説全体を包み込む雰囲気が本当に心地よい。面白い、感動できる小説はたくさんあるけど、こういう魔力がある小説は中々出会えない。オススメの一冊です。
0投稿日: 2013.09.13
powered by ブクログ淡々と日常は続く。何かしら傷を抱えている誰かでも、という感じ。 時間は一方通行で流れているので、傷は完璧に元通りにはなり得なく、それがその人をかたち作るものの一部かもしれない。 傷があることは悪ではない。 読了:20130826
1投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ暖かな気持ちになれた作品。とても面白かった。どうでもいい雑務をこなし、キナくさい厄介事に巻き込まれながらも、少しずつ近づいていく多田と行天の関係や、仕事を通して出会い、蜜になっていく周囲との関係など、ゆるりと動いていく人間関係が良かった。キャラ1人1人が濃く、読んでいて飽きなかった。また1度登場させた切りで終わるのではなく、何度も登場させることで、エピソードごとに話が分離してしまうのを防ぎ、一体感、立体感を持たせてくれたように思う。解説を読み、細かいところまで配慮されていた事を知り、作品の奥深さを知った。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログずいぶん前に映画を見てたの忘れていました。読んでいて「なんで物語の先がわかるんやろ?」って(笑) 物語全体に漂う退廃的な雰囲気は嫌いじゃない。けど少しイタイお話。個性的な行天くんにもついていけない。あくまでも物語の中の人物だからオモシロイ。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まほろ市で便利屋を営んでいる多田。 納屋の掃除や庭木の選定、子供の送迎や母親のお見舞いなどなんでもこなす、文字通り便利屋です。 高校時代の同級生の行天と再開し、成り行きで一緒に仕事をすることになり…。 まだまだ三浦しをんモードは続いてます。 直木賞受賞作と言うことで読んでみました。 主人公二人は心に重い物を抱えていて、それがちらちら見え隠れしながら話が進みます。 行天の変人ぶりが面白くて、読み進めていきました。 最後に主人公の心に光が刺す部分があるのですが、ちょっとやり過ぎかなと思った。 今までの流れからして、主人公の多田に「幸福は再生する」と言わせてはだめじゃない? 今まで二人の抱えている問題を小出しにしていただけに、最後にグーッと一気に明るい雰囲気になったのが少し残念でした。 ということで☆三つ。 ちなみにお話に出て来るまほろ市は、三浦しをんが住む町田をモデルにしてるらしい。 これについては親近感持ちながら読めました。
0投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログ独特の雰囲気、淡々とした会話。 物足りなさを感じる人もいるかもしれない。 けど、のんびりしたこの本の雰囲気がすごく好きだ。 ドラマや映画を見ないでこの本を読んだらまた違った感想だったかもしれない。
0投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログ状況が結構こじつけな気がした。 女子高生がそんなに大人のいうことを素直に受け入れるとは思えない。 風が強く吹いている には及ばないかな…
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログいいと思う。とても好きだ。 脛に傷持つ2人が、不器用に生きて行く話。 女子高生2人がひしと抱き合う姿を見て、多田がふと思ったことがなんだかとても胸にきた。 続きはなさそうなありそうな感じなのに、ちゃんとあるようだから、そちらも読みたい。
0投稿日: 2013.08.17
powered by ブクログ過去に事情があってそれぞれ1人で生きてきた2人の男が、便利屋として一緒に生活を始める話。 友情と言えるか分からないくらいの2人の距離感がもどかしかったが妙にリアルに感じた。 ただ、物語の最後で多田に「幸福は再生する」と言わせるのはちょっとやり過ぎだと思った。
0投稿日: 2013.08.13
powered by ブクログ適度に引き込まれた。彼らの世界を上からのぞかせてもらってるような。頭が疲れるほど引きずりこまれるほどでもなく。娯楽。
0投稿日: 2013.08.09
powered by ブクログ何かを喪失し、また何かが欠落している人間たちの物語。 その心の欠けた部分や過去の苦しみを多くの者は直視しようとせず、かと言って捨て切ることもできぬまま日々暮らして行く。そんな心の「欠け」を主人公の多田が、行天が、浮き彫りにしてゆく。 この物語の素晴らしいところは浮き彫りになった心の「欠け」に対し、主人公が救済になり切れていないところにあると思う。 親からの愛情を感じられない小学生に対して自らが望む形の愛を両親から受けることは今後も無いだろうと言うシーンがある。ここからは何でも屋を営む多田であっても人々の心まで動かすことは出来ない、という皮肉めいたメッセージを感じる。 そして自らが抱える心の闇や行天を傷つけた忌まわしい過去に対しても、何でも屋・多田はどこまでも無力だ。 それでも、多田は生きていく。 生まれ育ったまほろ市で。 毎日依頼をこなしながら。
5投稿日: 2013.08.08
powered by ブクログエキセントリックな行天の行動が、中学時代の友人を彷彿とさせて落ち着かなかった。あいつ生きてるかな…。すごいリアル。この作者にもあんな友人がいるんだろうか。続きを読みたいと思った。行天はなにを目指してるのか。もっとこの後も書いてください。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログ初「三浦しをん」作品。 どこかに喪失感のある人たちが「便利屋」という仕事をとおして遭遇する。 用事を頼む側であり、用事を頼まれる側である。 みなどこか不器用であり、どこか欠けた部分があって不安定。 そんな空気感を文章全体から彷彿させながらストーリーは進む。 (ほかの作品でもこのような書き方なのだろうか?少々興味はでた。) ~元通りにはならないけどキズは修復することはできる~ 主人公「多田」の修復の物語でした。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログ三浦しおんを読むのは初めて ちょっと期待と予想をうらぎる展開がちょっぴり新鮮 でも、作品が違えば文体も変わるらしいので、他のもちょこっと興味が沸いた
0投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログひとつひとつの話にささやかながらもドラマがあって面白かった。全体的にどことなく哀愁漂う感じもいい。 設定や登場人物の描写も細やかで、綺麗事のような話だけじゃない感じが人間くさくてよかった。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログこんなに心が優しくて強くてユニークな男、2人、みたことない。惚れちゃうよ。 行天の過去とか全然ちゃんと説明されてないけど、全然イラッとこない。何が?って説明できないけど心が温かくなる作品です。
1投稿日: 2013.07.18
powered by ブクログ子供がキーワードの作品。子供をなくして癒されない多田と子供の頃に恐らく虐待された行天。2人が傷付いた人々の心を少し癒していく。でも2人の心はなかなか癒されない。特に行天は癒える気配がまるでない。まだ続いてく話であるならどうか2人が心から幸せになりますようにと祈らずにはいられない。
0投稿日: 2013.07.11
powered by ブクログ痛快。 声出して笑う箇所あり。 電車内注意。 みんな、色んな所に苦しみ抱えてるんだよね。 私だけぢゃない。 形はそれぞれだけど。 いつか… 幸福が再来するように。
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログ以前にハードカバー版で読んだので一応再読。 行天さんがピュアすぎて、今までどうやって生きてきたのが謎だ。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ番外地からの便利軒。順番が逆になったけど、アナザーストーリーを先に読んでからだと、違った楽しみ方になると思った。 幹はこちらなので、2人の過去とか心に潜んだ暗い部分とかが細やかに描写されていて共感できるところもたくさんあった。 ところどころに出現するシンプルな幸せに心が温まります。
2投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログ多田と行天とのやり取りが面白かった。最初多田はずいぶん我慢強い男だなーと思っていたが、迷惑をかけられる事が癒しになる場合もあるんだなと。正直、多田の過去はもっと凄いものかと思っていた。あと行天の親との事情も、結局語られなかったので欲求不満。凪子の「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」が沁みた。その通りだと思ふ。 p139 どうやら由良は、親の愛情不足を内心で嘆くだけでは満足できないようだ。由良には由良の言い分があるのだろうが、割に合わないことをしでかしているらしいところからして、もしかしたらこいつは、ガキのころの俺よりばかかもしれないぞ、と多田は思いはじめていた。 p196 「はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」 p288 「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う。
0投稿日: 2013.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多田啓介はまほろ駅前で便利屋を営んでいる。ある日依頼を片付けて帰ろうとすると、バス停のベンチに高校の同級生・行天春彦が座っていた。終バスの終わっていた時刻で、車で駅まで送ろうと乗せると、行くところがない行天はそのまま多田の事務所に居着いてしまう。 そのうち、何やかにやと面倒な危険な依頼までこなすようになって。お見舞いの代理、犬の飼い主探し&ストーカー退治、殺人事件周りの護衛、子供の送り迎えに良くないお薬関連などなど。普段は頼りにならないが、力ずく仕事だと意外に頼りになる行天と、割に人情家ででも堅実?な多田のコンビが突き進んでいきます。 とにかく行天のキャラ勝ちσ(^◇^;) という印象。 顔よくて、頭が良くてでも変人天然で、ケンカ強くて、それでいて母性本能くすぐるようなタイプでしょうか。ある意味無敵だなと思いました。 文章もとても読みやすいです。スルスル読めます。一気読みしました。男二人のはっきりしない、でもどこか結ばれた関係というのは心をくすぐられます。。。 また、ルルや岡さん他、周囲のキャラもいいです。悪人でもどこかに何か大切なものを持っていたり、辛くとも無邪気だったり。。。 印象に残るセリフも多かったです。 素敵な小説でした。続きも読んでみたいと思います(*^▽^*)
0投稿日: 2013.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まほろ駅で便利屋を営む多田。 ある日、バス停で昔同級生だった行天という男を拾う(笑) どうやら住む場所もお金もないらしい・・・。 多田はやむなく行天に便利屋の手伝いをさせるが、そんなに働かない(笑)。 そして犬の世話を頼まれたが、飼い主が夜逃げ。 行天とチワワの迷い犬を世話する羽目に。。。 病院の祖母の見舞いを代行したり、 バス会社が間引き運転していないか調査したり、 子どもの塾の送迎やその他もろもろ、 ちょっと危ない仕事も・・・。 特に友だちというわけでもなかった多田と行天の関係。 そして二人の過去や元妻、子ども・・・。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログ映画を観たくって、本を急いで読んだ。 映画はDVDだけど・・・。 面白かった。 ドラマも始まったけど、その本もまた、読もう!
0投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ美形だけど変態の行天(ぎょうてん)、こんなやつ友達じゃないと言いつつ見捨てられない・・・行天もチワワも・・・ そこへ追い討ちをかける個性的な依頼人たち・・・ 悩みが尽きない多田くん、君はいい人だ(笑)
0投稿日: 2013.06.18
powered by ブクログとってもおもしろかった。2人の関係が絶妙で最高。本を読んでから映画を見た。原作のイメージそのままで映画も楽しめました。
0投稿日: 2013.06.17
powered by ブクログ最後の3行に、この物語のテーマが凝縮されている。 ======= 幸福は再生する、と。 形を変え、さまざまな姿で、それを求めるひとたちのところへ何度でも、そっと訪れてくるのだ。 ======= 失ったもの、切り離されてしまったもの、最初から得られていなかったもの。 それらすべてを、主人公の2人をはじめとする登場人物みんなが、物語の舞台である「まほろ市」で手に入れていくお話でした。 全体を包むあたたかな雰囲気と、事件のたびのドタバタ感が絶妙に混ざりあっていたなあと。このトーンはかなり好き。
6投稿日: 2013.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【『幸福の再生』がテーマ】 東京の郊外のまほろ市(町田市がモデル)で便利屋を営む多田と、あるきっかけで多田のもとに転がり込んだ、高校時代のクラスメイト、行天の2名を軸に繰り広げられる人間模様を描いた痛快小説。 作者の三浦しをんが直木賞を受賞したことでも知られる本作だが、とにかく読みやすく、一気に読んでしまった。主軸の2名を含め、とにかく個性的で面白い。そして面白いだけでなく、登場人物が様々な闇や秘密を抱えて生きている点も魅力的なのだろう。 真面目で不器用な多田と、ハードボイルドを地で行く、野良猫のような行天。 曾根田のばあちゃんや、風俗嬢のルルとハイシー、小生意気だがヤクの売買に関与させられる由良公、女子高生の清美とその彼氏でまほろ市のワルのトップの星など、登場人物が厄介だがとても魅力的だ。そして彼らの厄介な依頼を名(迷?)便利屋の2名がなんだかんだで解決していく。そこには笑いあり、涙あり、さまざまな人生模様が垣間見える。 映画化、テレビドラマ化されているが、まずは原作から読んでみるといいのではないかと思う。おすすめの一冊。
1投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログふむふむ。なんか多田と行天の年齢が不詳な感じのまま最後まで読んだ。行天って、なんかすごいよなー。小指のことも全然恨んだりしたないみたいだし。
0投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログ便利屋の多田と、居候の行天。 全く性格の違う二人の掛け合いが面白い。 色々な事件に巻き込まれ周囲の人物達と関わる中で、目をそらしていた自分の過去に向き合っていく。 切なさと温かさを感じた。
0投稿日: 2013.06.10
powered by ブクログ客の依頼に潜む問題の本質を、持前の正義感で解決してしまう多田。しかし、それを印籠のようにちらつかせることもない。 それぞれのエピソードにどこか血が通っていて、後を引く。週末になればなるほど多田や行天に会いたくなりページをめくるスピードが上がっていることに気づきます。
1投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ星さんのかわいさなんなの…? すっごいなにこのひと、めっちゃかわいい。思わず叫んだわ ぶっ飛んでるくせして彼女だいすきとかおまえ…おまえさあ…おまえ…はあ…かわいい… 足りないもの同士が集まってるのってすごく好き。この話もそんな感じだったけど、やっぱいいなーって思った。かわいいやつらめ。存分に悩むがいいさ。 はーおもしろかった 行天の無頓着ぶりとか面白すぎる。こういうなにも考えてなさそうなやつ好き。いろいろ考えてるんだけどまあいっかーみたいになっちゃうやつ好き。 ルルちゃんめっちゃかっこいいな あほの子かと思いきやしっかりしててときめきました。チワワ幸せそうでなにより。 たんたんと進む話って、死ぬほどつまらんか死ぬほど面白いかのふたつな気がするんだけど、これは後者のほうでした。一気読みだよ!時間がなかったのもあるけど! さきにドラマでちらちら見てたんだけど、ドラマはまた設定とかいろいろちがう?の?全部見てないからわかんない。覚えがあるのは最後の話だけだったし ただはまり役だなーって思った。まんま再生されたもの… 番外編も出てるんだね。買うか借りるかして読もうとおもいます。 @大学図書館
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ行天&多田のドタバタ人生劇場...周りの人間模様が暖かくて、心潤わす物語でした。行天カッコええわ~(((笑)))
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ思ったよりハードボイルドな内容だった。 映画は瑛太と松田龍平だけど、本を読んでるだけではどちらがどっちを演じていてもおかしくない気がする。
1投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やや低体温、ややブッ飛んでいる登場人物たちに刺激重視の読み物かな?と思ったけれど、実際はそうでもなく、一度切れた「冷たい部分」を抱える純粋な人たちの再生の日々が綴られていました。コミカルに調子良く読みすすめられて楽しかったです。
0投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ東京都の端にある街、まほろ市、主人公たちが便利屋と言った特殊な職業のためかだんだんアンダーグランドな世界に入っていく。 「舟を編む」で三浦しをんにハマったので、この文庫本他3冊購入した。 この本は、一言で言えば「やっぱしおもしかった!」 映画化もされてるらしいので機会があれば観てみたい。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログうーん、私には IWGP町田版に思えてしょうがない そしてIWGPにあまりにパンチがあるから ちょっとかすんじゃう IWGPより先に読んでいたらまた違うんだろうなー
0投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログ「何でも屋」「なんだか知らんうちに事件に巻き込まれて行く」この感じが池袋ウエストゲートパークに類似するものがあるなぁ。 確か、どっちも直木賞。 どうやら松田龍平がでてるらしいけど、ぴったりじゃん!よくこんだけ役にフィットするやつが現実にいるなと関心する。 映画ドラマも期待!
0投稿日: 2013.05.23
powered by ブクログドラマから。 大きな事件に巻き込まれてるのにそれがたんたんと語られていて、読み終わってから考えさせられる。 続編が早く読みたいと思えた。
0投稿日: 2013.05.21
powered by ブクログ読後感は悪く無い。 過去に拘り過ぎるのが主人公の特徴か。 毎日の身の回りの色々から、救われる、或いは都合良く折り合いをつけていくのではないかと思う。 もっと早く楽になれば良かったのに。
0投稿日: 2013.05.21
powered by ブクログ映画、ドラマは観てないけど、動画が頭の中で展開されながら読み続けた。 松田龍平の行天は私の想像にかなり近いのでは…と思う。面白かった。 最初の数行で引きつける力のある文体が魅力。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログ多田=瑛太、行天=松田を思い浮かべながら楽しめました。読み終わってから、本作品が直木賞作品だったことを知りました。 テレビシリーズでの二人の印象が強く、原作を超えているような・・・。
0投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく伊坂っぽさを感じたり。料理で言うと コースです、パンチある単品料理じゃなく。 松本キックてどこいったんすかねおいしかったです。
0投稿日: 2013.05.15
powered by ブクログ1,2章は全然たいしたことないっていうか、なかなか読み進められんくて、これが直木賞か.... って思ってたけど3章からとまらんくなりました。そっからはぐんぐん面白くなって一気に読み切りました。 さすがです。
0投稿日: 2013.05.15
powered by ブクログ都内西部最大の町“まほろ市”。そんなまほろの駅前で便利屋をやっていた多田が、高校時代の同級生・行天と再会し、何故か2人で依頼を解決していくことに。 普通の依頼を引き受けていたはずが、いつの間にか事件に巻き込まれてしまう2人を描いた連作短編集。 行天がなかなか良いキャラだと思う。多田とのやりとりも面白い♪……が、そのやりとりが若干気になります。 男同士の友情とはちょっと違う気がするというか、どちらかといえば男女のやりとりのように感じました。これは人それぞれ感じ方や捉え方が違いますので、個人差はあると思います。 逆に良かった点は脇役たち。脇役たちは個性的で、なかなか良い味を出してます♪ 登場人物たちのにぎやかさとは裏腹に、作品自体はなかなか考えさせられる内容。登場人物がそれぞれ“闇の部分”を抱えていることも、物語をうまく引き立てているように思います。 個人的に気になる点はありましたが、この作品を大好きな人たちがいるのも納得。気になる方は是非読んでみて下さい♪ 評価は3.5つ星です☆
0投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログまほろ市で便利屋をやってる多田君と、ころがりこんできた居候の行天くんの地域の事件解決奮闘記。 多田君のお人好しっぷりと、行天君の電波っぷりがよく合ってていいコンビです。 多田君のキャラと職業の組み合わせがあまりしっくりこなかったな。行天君の過去描写がもっとあると嬉しい。続編に載ってるかな?
0投稿日: 2013.05.11
