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総合評価

288件)
3.9
52
147
65
8
2
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    キムタクドラマの原作!と思って購入したら、違った!内野聖陽の方でした。しかも、ドラマ観てなかった。しかも、この本、読んだことありました。チーン。 ビブリアというアプリで記録してて 「さすが!面白くて一気読み」と書いてた。 臨場ー終身検視官、倉石。カッコイイ! 横山秀夫さんの警察小説の中で、最高傑作。 昔、落合信彦さんが好きで、ハードボイルド小説にハマってた時期があった。 あ、落合陽一さんのお父様ね。 今の時代には使えない様な言葉や言い回しもあるんだけど、だからこそ痺れる。 フィクションだからこそ、味わえる男気。 こういう世界、好きなんだよなあ。 全8編のうち、最初の「赤い名刺」が一番好き。もちろん、全編傑作なんだけど、 「17年蝉」で終わるのが、またイイ! 燻銀の味わいでございます。何度も読んでも感動できる没入できるなんて、本当に 凄すぎる。

    17
    投稿日: 2025.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集、終身検視官を描く8篇。再読かな? 短編ということもあり、ちょっと無理では?という推理も目立つ 続編、というか収録漏れ作品をまとめた文庫を読む前に読書 ・赤い名刺、不倫殺人?縊死の着目点 ・眼前の密室、記者の夜回り ・鉢植えの女、ふたつの現場検証。書庫での死亡、ダイイングメッセージと鉢植え ・餞(はなむけ)、毎年届いていた挨拶状が途絶える ・声、女性司法修習生の死亡 ・真夜中の調書、血液型とDNA ・黒星、元女性警察官の死亡。睡眠薬と排ガスのセット ・十七年蟬、殺人は17年ごとに起きる?

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    L県警捜査一課調査官の倉石義男を描いた作品。 8篇収録の短編集。 ・赤い名刺 あらすじ 『終身検視官』の異名を持つ倉石義男の下で調査官見習い中の一ノ瀬は、臨場要請の住所が、かつての不倫相手の相沢ゆかりと知って驚く。 過去がバレると不安になった一ノ瀬は倉石に同行し現場に臨場する。 一ノ瀬はゆかりが自殺するとは思えなかったが、 あらゆる材料が縊死という結論を出していたが。 ・眼前の密室 あらすじ 相崎靖之は老婆殺しの容疑者を絞り込むため、 大信田班長の帰宅を官舎近くで張り込んでいた。 しかし、張り込み中にポケットベルが鳴り、呼び出されたため、 玄関のドアノブの真上に石粒を置いて、その場を離れた。 それから官舎に戻り帰宅した大信田と話をして、 老婆殺しの犯人は大信田の表情から相崎の推理が当っていることを確信する。 そして大信田が玄関のドアを開けると、大信田の妻が殺されていた。 ドアノブに石粒があったことから、相崎が密室を作ってしまったが。 ・鉢植えの女 あらすじ 主婦の小寺裕子が出会い系サイトで知り合った一回りも年下の男に夢中になり、 青酸カリで無理心中をする。 警察庁への出向の話を持ち掛けられていた一ノ瀬は現場に臨場し、 この事件を「倉石学校」の卒業試験と思い現場に臨むが。 ・餞 あらすじ 退官を間近に控えた小松崎周一のもとに十三年前から毎年届く、 差出人不明で、「霧山郡」とだけ記された年賀状と暑中見舞いの葉書。 その葉書が去年途絶えたことにより、差出人は死んだのだろうと考える。 差出人が変死した可能性を考えた小松崎は倉石に相談してみる。 ・声 あらすじ 三沢検事のもとに、実務修習生の斎田梨緒が自殺したと報せが入る。 現場には夥しい数のファックス用紙が散らばっていて、「死ね」と書かれていた。 三沢にはとても自殺には思えなかったが。 ・真夜中の調書 あらすじ 東部団地の「教諭殺し」で深見忠明を逮捕するも、 弁護士の入れ知恵で深見は黙秘する。 しかし、DNA鑑定の結果を聞くなり、犯行を自供する。 事件は解決したかに見えたが科捜研に倉石からDNAをちゃんとやれと電話が入る。 ・黒星 あらすじ 婦警の小坂留美のもとにかつての同僚の町井春枝から電話がかかってくる。 「じゃあまたね。きっと会おうね」と言われて、電話は切れた。 翌日、留美は春枝の遺体の前にいた。 現場にいた刑事や鑑識たちは自殺と判断するが、倉石だけは「殺し」だと言うが。 ・十七年蝉 あらすじ 永嶋武文は季節外れの辞令で刑事部捜査第一課調査官心得に異動した。 仕事に忙殺される中、高校生の射殺事件が発生する。 倉石は十七年蝉に関心を示すが。 総評 人呼んで『終身検視官』倉石義男の活躍を描いている。 自殺か他殺か判定する役割なので、論理的に話が展開していく。 そして、物語の視点は倉石以外で進んでいくが、 倉石の魅力を十分感じることができる。

    13
    投稿日: 2025.08.19
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    臨場のドラマは、再放送でちらっと見たことあるくらい。 実は、横山秀夫さんの本を読むのもはじめてだったりする。 おもしろくてすらすら読めたし、短編集として語りすぎないところもよかった。 主人公の倉石はやたら偉そうで、「終身検視官」と呼ばれている、警察の中で特別扱いされている変人。 でも倉石のシンパは多数いて、倉石のもとで学びたい警察官たちから「校長」とまで呼ばれて慕われている一面もある。 完全一匹狼では、警察組織でやっていけないもんね。 教場と似たタイプの小説だと思う(どちらが先か、私はわからない)。 おもしろかった。またドラマ見たいな、再放送ないかな、とチェックしたくらい。 ただね、女性修習生の事件は胸糞悪すぎる。「声」というタイトルの話ね。 得も言えぬ魅力的な(それも性的に)女性というのは、小説に時々登場しますね。 顔が整っているとか、セクシーなメイクや服装をしているとか、そういうことではなくてむしろ地味なんだけど、「ソソる」ってやつでしょうか。 それも、出会う男全員がその女性に狂っちゃうくらいの。 私は女なので、男の人のこういう間隔が全く理解できない。 知り合いの中年男性は、以前「不幸そうな女がいい」と言ってたけど、そういうことなのだろうか。不幸そうというのも、語彙として違う気がするが。 地味で見た目を気にしていないタイプだけど魅力的とか、幼児でも成人男性を狂わせる魅力って、その男性たちがそういう嗜好、性癖だったという理由しか見いだせないんだが・・・。 男は「この子に狂わされた」と思うようだが、そんな身勝手な男の理屈で狂わされているのは、ただただ女の方なのである。 検事と事務官すらも、その女性の気を引くために嫌がらせじみたことをするという、公私混合はなはだしい。あ~やだやだ。こんなこと現実ではありえないでしょ。でも、例の検察の事件を考えると、まったくないとも言い切れない気がしてしまう、それもまた嫌な気持ちに拍車をかけるのだ。

    3
    投稿日: 2025.08.19
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    作品紹介・あらすじ 臨場――警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検視官』――。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    あらすじ 倉石検視官を中心とした、色々な事件とその真相を描く短編集。 良かったところ 本格派っぽい語り口ながらも短編集で、個々の物語は簡単にするすると読めます。読後感も良い話が多く、基本的には救いのある物語になっているところも良いです。 うーんなところ 強いてあげればリアリティが薄いかもしれません。 刑事組織や私生活のリアリティはどれほどあるのか、1番の疑問は検視官がこんなにバシバシさながら名探偵のように事件の真相にたどり着くことは可能なのか、と思わざるを得ない明晰さでした。 まとめ 勝手に本格派刑事モノの長編と思ってしまっていたので、いい意味で裏切られました。軽くサクッと読める短編ながら、文章が綺麗で言葉がスっと入ってくる感じがあり質が高いなと感じました。シリーズ化されているなら他のものも読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    倉石検視官のプロ振りが際立つ作品。鋭い観察眼に加え、冷たさの中に人としての優しさが垣間見れるところも引き込まれました

    10
    投稿日: 2025.04.22
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    内野聖陽主演で連ドラ化されてましたね。読み始めるまで気づきませんでした。それはさておき、検視を主眼にした短編でとても読み易く、楽しめました。とはいえ、主役がスペシャルすぎですけどね。超人すぎでしょ、さすがに。

    1
    投稿日: 2025.01.12
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    相変わらずの横山秀夫節。暗くて重くて地味。でもそこにグッとこさせるシーンがいくつもある。男臭さ満載だが、こういうのって女性からも支持されるのかな。 最近相性の良い作品に出会えず不安があったが、やはり読書はリフレッシュ・気分転換になる。大きな声で私の趣味だと言えるだろう。

    6
    投稿日: 2024.12.10
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    再読。 やっぱり何度読んでも面白い。 1人の人間の生と死、そこにはその人なりのドラマが詰まっている。 そして、それは死んでからしか周りには分からないこともたくさんあるのが現実。 それを余さず汲み取ってくれるのが、この検死官倉石義男。 どんな人にもオススメできる短編警察小説です。

    7
    投稿日: 2024.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よかった。読めて本当によかった。 短編集だが、一番は「餞」。 涙が止まらなかった。この人生の区切りの話は横山さんの話が一番心に響く。 「十七年蝉」では様々な人生の区切りがみれて、感情が乱される。 本当に面白かった。

    1
    投稿日: 2024.08.21
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    ▼横山秀夫さんはほんとに凄い。凄いんだけど、そりゃいろいろ読んでいけば読み手の好みによって凸凹はあるわけで。この本は「検視官」という役目の中年警察官・倉石が主人公の連作短編。面白いところも、いまいちかなあというところもありました。 ▼素人的にいうと。殺人事件の現場に現れて死体を検分するんだけど、「医者」ではない。刑事。そういうのの専門家。まあそんなような役割ですね。主人公の倉石さん。 ▼なによりこの本は、横山さんなりに「ヒーローものをやってみました」なんです。倉石さんという検視官が、めちゃくちゃ出来る。間違わない。事故死か自殺か他殺かの判断から、他殺の場合の犯人の目星、自殺の場合の事情や動機まで、ズバズバ当てて間違わない。ヒーローものの安心感。   その代わり、倉石さんでは人間ドラマは描きづらいのか(まあそりゃそうだよなあ)、連作短編は必ず別に主人公がいて、倉石さんは言ってみれば全部の話で「トメ」的な脇役で出てくる。その作り自体はうまくいっているかと。 ▼ただまあ、どうしてもそれなりに凝った設定(つまり偶然要素も多い)し、謎のための謎ということも多くなります。主人公が検視官で短編でけりをつけていくから、仕方ないですよね。そのあたりはまあ。 ▼個人的に(おそらく多くの読者が)「横山さんの小説の中で、コレがいちばん好き」ではないでしょうが、楽しみはしました。内野聖陽さん主演でテレビドラマにもなっていますね。未見ですが、当然ながら相当に改変してるんだろうなあと推察しますが。

    11
    投稿日: 2024.05.18
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    短編は苦手なほうだけど、これは止まらなくなるくらい面白かった。どの作品も驚くような納得するような終わり方。

    0
    投稿日: 2024.05.05
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    ちょっと倉石が神がかり過ぎかな。 事件→倉石臨場→どんでん返し というパターンに終始せずいろんな視点からそれぞれの物語・登場人物の人生が深掘りされていくのがよかった。

    0
    投稿日: 2024.02.19
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    横山作品は4作目なので、世界観は何となく把握しながら読んだ。 主人公倉石検視官、又の名を『終身検視官』『死体掃除人』『クライシス・クライシ』のキャラクターは物凄くカッコいい。 天才肌、孤高、男っぷり、仕事熱心、男にも女にもモテる…。 男尊女卑、仕事、恋愛至上主義、良くも悪くも昭和の価値観の時代。 スナック『マダム』40オーバーのホステスの店を 老人ホームと言ってる男はジジイだし、部下の小坂(女性)が倉石にいちゃいちゃする件も気持ち悪い。女性キャラ、みんなおかしい。 特に『声』は酷い話だったが、女性に対する男性の認識がわかる興味深い内容だった。 好きな女性に振り向いてもらう為に、その女性を不幸にする。同じ人間と認識してないから、出来るのだな、と。彼らにとって女性は同じ人間ではなく『女』という記号でしかない。そして女性側もそういうモノだと刷り込みされていた時代。 今となってはこの世界観は嫌いだが、この世界観でないと倉石のかっこよさは表現出来ない。 よって、今現在の世の中では成立しない もはやファンタジー、もしくは古典として読むと面白い。 臨場 スペシャルブックより 前作臨場文庫本に未収録の短編4作あり 文庫本より後の話なので、倉石がガン闘病中の描写あり。そして文庫本版より数年たってるからか、女性の扱いが酷くなく、スッと人情話が入ってくるので面白かった。 『罪つくり』からのセリフ 『本望じゃねえか。死ぬほど悲しませるのも親孝行のうちだ』 『人は誰だって、テメエでテメエの生きざまを決めてんだ。自分の一言で、他人様の人生を変えられるなんて自惚れは持つんじゃねえ』 グッときた。 どちらのセリフも心を楽にさせてくれる。 やっぱり倉石はカッコいい男だった。

    0
    投稿日: 2024.02.10
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    2024.2.10 読了 『終身検視官』倉石義男。組織に与せず己の道を貫く男の生き様をストイックに描いた8編の短編集。 視点が主役の倉石ではないためか最初の方は倉石の凄さとか癖の強さみたいなものがあまり伝わってこなかったのもあっていまひとつ乗りきれなかったけど5編目の『声』から一気に面白くなっていった。 ドラマの臨場を先に見ていたので倉石は内野聖陽をイメージしていたけど読んでみたら全然違ってた。最初の方乗りきれなかったのはそのせいもあったのかもしれない。 しかし横山秀夫の警察小説はハズレがない。

    0
    投稿日: 2024.02.10
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    2023/11/20読了。 検視官倉石義男を軸とした8編の短編集。 最近、この作品をドラマ化した番組が昼間、再放送されていて、観てみたらとても面白かったので、原作にあたるこの本を手に取ってみた。 ドラマですでに犯人がわかってしまっているストーリーもあったのは、個人的に少し残念だったけれど、どの話も短いながら、とてもよく練られていると感心する。 私は最後の「十七年蝉」が一番好きかも。胸にグッとくる話。 「餞」も切ない。 事件を扱う作品だけれど、「人間」に焦点が当たっているのは横山秀夫ならではだと思う。 ちなみに家族はかなり前にこの作品を読んで、5段階で3だという評価だった。 うーん。

    11
    投稿日: 2023.11.20
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    終身検視官と呼ばれる倉石の周りの人々、八編。すべて短編なのに読後感がどれも良い。警察小説特有の男臭い重みもありながら、スッキリとした爽快感がある。横山秀夫さんは2冊目ですが、やはり面白くて堪らないです!

    0
    投稿日: 2023.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    職人のような検視官が主人公の短編集。 倉石検視官の鋭い観察眼や幅広い知識で解き明かされる事件の真相はあっとおどろくものばかり。短編ではあるが、1話1話、動機や謎をしっかり解明してくれるのでかなり読みやすかった。 ただ全体的に女性の扱われ方が酷い話が多いので再読はしなさそう。

    3
    投稿日: 2023.08.04
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    警察小説で、八つの短編集。 その短編全てに共通してでてくるのが、『終身検視官』の異名をもつ、52歳のベテラン検視官倉石。誰もが他殺と思う事件を殺人と見破り、殺人と思われる事件を事件性なしと覆していく。その観察眼で、組織に流されず検視官の仕事を淡々とこなしていくその姿がとにかくかっこいい。短編それぞれ内容が濃くて、飽きずに読めた。下剋上とか、組織をひっくり返すとかじゃなくて、淡々と事件が解決されていくし、そこに雑誌の記者たちも絡んできたりして、でもそれもひとつひとつ布石になってるのが巧みだなぁと思った!

    3
    投稿日: 2023.06.07
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    ●久しぶりに読んだ一冊。 ●倉石というキャラで統一感はあるが、これだけ多彩な話を組めるのは素晴らしい。 ●警察幹部の闘争ネタも好きだけど、こういう現場の話もいい。 ●何より警察出身じゃないのにリアル感がすごい…本当かどうかはわからないけれど、いかにもありそう、本物そうっていう描写が大事なんだよね

    5
    投稿日: 2023.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倉石検視官があまりにかっこよすぎる。 人間的に色々な意味で「綺麗」すぎないところもなお味がある。 読了する頃には自分も心酔するうちの一人だったし、全ての事件がきっぱりと気持ちよく終わるわけではないことも、端々に見える倉石検視官の人間味も全てが気持ちを揺さぶる一冊だった。

    4
    投稿日: 2023.04.29
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    ドラマ化されるとのことだったので久しぶりに横山さんの本を手に取りました。 横山作品は、個人的にあまり好きではないものもあるのですがこれは好き。 様々な人物の視点から、各事件と検視官・倉石氏が描かれており事件の謎解きのみならず心地よい人間臭さを楽しむことができます。 上手にドラマ化されることを期待します。

    3
    投稿日: 2022.10.22
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    倉石検視官の鋭い洞察力で真実を突き止めて行くところが面白く、特に「餞」と「十七年蝉」は検視官の人情が表れていて読み応えがありました。

    0
    投稿日: 2022.09.11
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    前に読んだかも。芝居っぽい人物の作り方とか好き。現場重視の職人が全てを読み切っているのはよくあるパターンかもしれないが、読んでいて気持ちが良い。スカッとする。男臭い、女はすべてメス、的なステレオタイプを受け入れられればおススメ 80

    2
    投稿日: 2022.07.08
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    「餞」と「十七年蝉」の話が特に好き。 ぶっきらぼうやけど、実は誰よりも人間味と情のある倉石検視官、かっこいい。

    2
    投稿日: 2022.06.13
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    捜査一課調査官倉石義男が活躍する人情味溢れるドラマ。死者からならメッセージを的確に調べ上げ己の道を貫く男の話。テレビドラマにもなっていたのでイメージしながら読むことができました。続きがあれば読みたいシリーズです。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    警察小説やけど、主人公は検視官。 「終身検視官」 「死体掃除人」 「クライシス・クライシ」 などなど、数々の異名を持ち、やくざのごとき風貌と辛辣な物言いで周囲に睨みをきかせている。 上には疎んじられてるはんめさ、若手には信奉社外が多い。 かっこええ生き方やな! 天才的に優秀やないと出来ん事ではあるけど。常に自身を磨き、真実を追求する。職人さんみたいに。 上に文句言わさん程の実績ないとあかんしな。 警察組織って、出世ばっかの人やなくて、こういう人が支えてるのかもしれんな。 警察組織だけやなく、会社とかにも、一部やけど、こんな人がおる。そういう人になりたいな!確かに出世は出来んけど、我が道を行く〜 自分も精進します〜!(^_^)v

    39
    投稿日: 2022.05.11
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    倉石さん!後半につれてイメージがどんどんよくなってきて最後は涙がでそうだった。。。おもしろかったー臨場するって言い方かっちょいー!

    2
    投稿日: 2022.04.15
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     テレビドラマ「臨場」の原作本だが、想像していたよりも捜査一課調査官・倉石義男の登場場面が少ない。8編収録の連作短編集であり、どの話にも倉石は登場するのだが、決して彼ばかりを主人公にしているわけではない。どちらかというと、倉石は脇役といったイメージの話が多い。それでも独特の存在感を醸し出しているのは、やはり特筆すべきところ。独特の観察眼はさすがの一言に尽きる。

    1
    投稿日: 2022.04.02
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    8編収録の警察小説 どの作品もおぉって感じる結末でした 調査官・倉石が主人公で他殺か自殺か見分け 事件の核心に迫る この人がいたら無敵なんじゃないだろうかと思わせました おもしろい作品ばかりでした

    10
    投稿日: 2022.03.11
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    警察官と犯罪者、相反する存在と思いがちだが著書というより横山秀夫ワールドにおいては人として脆さや儚さ、怒りや喜び全てひっくるめ事件を観ているような世界観が伝わってくる、犯罪を犯す一線を越えるのは人間誰しもあり得る事で、警官も一般人も関係ない、そこには色々な人生、生き方、人間臭さがあるのだと痛感した。良かった、また短編集ではあるが一つ一つの物語が独立して繋がっていく流れも非常に楽しめた、探偵ではなく検視官という視点も緊張感を味わえ、もっと著者の作品に触れてみたいと感じた。

    5
    投稿日: 2022.03.08
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    私はなぜ、今まで横山秀夫を読んでこなかったのだろう。そんな後悔を覚えるほど、濃密な佳作が詰まった短編集。 それぞれの話で主人公が変わり、それぞれの主人公視点で話が進む。が、内容は結局一人の検死官のことに集約されていく。「お仕事小説」にジャンル分けしてみたが、ミステリでもあり、人情話でもあり...割と何を書いてもネタバレになりそうで(^ ^; あらすじなどを書くのは諦めた(^ ^; 兎にも角にも、あらゆる角度と関係性から「検死」にまつわるストーリーと人物像を作り上げているが...主人公以外はとてもリアルな人々が登場する。主役はちょっと「マンガっぽい」ほどの完璧なヒーロー像で描かれるが、あえて主役を主人公に据えないことで、物語をリアルにすることに成功していると思う。 どんな仕事でも、経験を積めば「慣れ」が出てくる。慣れるということは、ある意味「パターン学習」の積み重ねであり、仕事の効率化には結びつくが、その反面予断が多くなるのが世の常である。ところがこのヒーローは、全ての予断を捨て去ることを自らに課し、鋭い観察眼と膨大な知識を持って、常に新鮮な目で事件と向き合う。そのために、他人が気づかないような痕跡を見つけ、辿り、真相にたどり着くことができる。 冷徹でありながら、決して人の心を忘れた訳ではなく、むしろその本質は人情家であると言えるくらい。鳥や虫などに詳しいという設定だが、おそらく作者が持つ膨大な知識が、それぞれのストーリーを紡ぎ出すことを可能にしている。ジューイチと鳴くカッコウの仲間など、全く知らなかった(^ ^; 最後の最後、「その後」が気になる終わり方をしているが...ぜひ長く続いてほしい、魅力的なキャラクターである。 ノースライトで打ちのめされて、さっそく横山氏の過去作を大量購入。しばらくは、私的「横山祭り」である(^ ^

    4
    投稿日: 2022.03.01
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    めちゃくちゃ面白い。 ただの警察小説かな、と思っていた自分が恥ずかしい。 連作短編集だが、長編で読んでみたいくらい内容が濃いと感じた。 『終身検視官』の異名を持つ倉石義男。 この男がカッコよすぎるんだな。 彼の“執念”と呼べるほど徹底した検視や鑑識眼が、事件の真相を見つけ出す。 そこに秘められた各人の想いを知った瞬間、あまりの切なさに涙が出そうだった。

    0
    投稿日: 2022.02.11
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    終身検視官、倉石。 監察を舞台にしたミステリ。 刑事が事件を解決するよりも、ロジカルで面白かったです。 裏方が主役の警察小説も良いです。

    1
    投稿日: 2021.12.13
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    読後、いろいろ思い返すエピソ-ド多数。 判りづらい短編も有るが、いろいろな人の生き方、考え、価値観、生き様 読書でしか絶対、出会う事の出来ない人々。 (結構本を読んでいるが)この短編集ほど、生き方の多様性を感じ取った本は無い。 横山秀夫って改めて凄いと感じた。 うぅん~。

    0
    投稿日: 2021.10.14
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    一番印象に残ったのは「餞」。 短編ではなく、ひとつひとつの事件をもっと長く味わいたかったし、倉石の過去や本人目線の回も見たいと思った。 作者が注ぐ人情や心理描写が魅力的で、その人間性は周りが語る。 変わり者だが人間臭く、人情深く、破天荒で無骨だが本物の職人であり、 真実を見抜く鋭い観察力と洞察力、豊富な知識と経験を持ち、死の真相を徹底的に調べ、最期の声を聞き逃すまいと真摯に向き合う姿勢に、熱い漢気を感じた。

    7
    投稿日: 2021.06.01
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    初めて読んだ横山秀夫さんですが、別々の話が8編入っているので読みやすかったです。検視官が現場に臨場した際にどこにまず目を付けるのか、どういうプロセスを経て死因を判断するのかが、読んでいて興味深かった。 倉石の生き様にも惹かれます。「どこにでもあるクソ人生でも、こいつらにとっちゃたった一度の人生だったってことだ。手を抜くんじゃねえ、検視で拾えるものは根こそぎ拾ってやれ」という発言が特に胸打たれました。 横山秀夫さんの他の警察小説も読んでみたいです!

    4
    投稿日: 2021.02.20
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    倉石義男の心理描写は一切無く淡々としており主人公という感じがしない。検視官なので犯人を追いかけたり逮捕することは無いが、そこに辿り着く見立てが凄いのだ。TVシリーズで先に知っていて細かい違いもあったがそれもよし。ただしTVのようにキュウリを齧りながら臨場はしなかった。

    8
    投稿日: 2021.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きな横山秀夫作品。臨場はドラマや映画で既に観てるので読む前から倉石のキャラが確立されてたけど、そんな先入観に負けず一話一話ハラハラさせられる短編集。一気読みでした。今年もたくさん小説読むぞー。

    2
    投稿日: 2021.01.05
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    横山さんが書く骨太な警察小説が好きですが、『臨場』は女性が不幸になる事件が多くて読んでる間モヤモヤしました。 終身検視官という異名を持つ倉石に、もっと集中できれば良かったんだけど。 なぜここまで被害者に寄り添ってくれるのか。 倉石の過去や人となりをもっと知りたかった。 「検視で拾えるものは根こそぎ拾ってやれ」という言葉が心に残りました。

    2
    投稿日: 2020.10.04
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    2020(R2)8.13-8.20 『64』以来の横山秀夫。骨太で重厚な物語を求めて読み始めたのだが、短編集だったことに驚きと少しの安堵。 と思ったら、なんのなんの! “終身検視官”の異名を持つ倉石という検視官を、短編集を貫く主人公に据え、それぞれの短編ごとの主人公との関わりを通して、物語のスケールを深くしている。 「これってドラマにすると面白いんじゃないかなぁ。」と思って、今調べてみたら、テレビ朝日ですでになってました。 そんなことも知らない、世間知らずな僕…。 『64』と『クライマーズ・ハイ』しか知らない僕が横山秀夫を語るのは憚られるが、『臨場』は、横山秀夫を知らない、あるいは少し遠ざけている方には、「入門編」としてふさわしい作品の気がします。

    17
    投稿日: 2020.08.20
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    医師とは異なる、検死官というしごと。生きているものより、時に雄弁に、うそ偽りなく語る。はがきの話に泣いてしまった。

    0
    投稿日: 2020.01.12
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    作中にはこじつけのような部分もありますが、話は面白い。 けど、警察小説ならではの専門用語とか、組織とかのくだりが古クサイ気がする。 一話があっという間に終わってしまい余韻が残らないので、長編でじっくり読みたいと思いました。

    1
    投稿日: 2019.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に読み取ってきた-誰もが自殺や病死と判断する案件を殺人だと見破り、また逆に殺人と見立てられた死体を「事件性なし」と覆す。 ”終身検察官”と呼ばれる彼の生き様を描いた八編収録。 ***** タイトルの”臨場”は”事件現場に臨み、初動捜査に当たること”を指すそう。 倉石さんは色々と呼び名をつけられている、伝説的な男。 ”倉石学校”と言って、彼を慕う人々からは”校長”と呼ばれたり。 本人は無骨で、けして気さくな人柄とは言い難いが、検視の腕は超一流。 遺体、そして、現場、洞察力、判断力、その正確さは圧巻。 上が何と言おうと、絶対に譲らないものもちゃんと持っている、他の人物視点で描かれる、部下や被害者への彼なりの思いにもぐっときた。 メインは倉石。 でも、語り手は全て彼以外の人物。 その人物たちの倉石への感情も実に様々。 色んな視点から倉石、という人物の生き様を読むことができる。 横山さん…警察小説、はまりそう。

    1
    投稿日: 2019.12.12
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    あらすじ 臨場-警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検死官』-。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。

    1
    投稿日: 2019.11.05
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    本作は読むより前に、以前、テレビドラマで見た。もともと刑事が犯人を追い詰め、ときには銃撃戦となる派手な刑事ドラマが大好きなのだが、その後、警察ドラマは科学的なテーマにシフトしていった。その一角を担っていた(と思っているが)「臨場」は、事件現場のありとあらゆるモノを手掛かりに、事件の真相を暴いて見せた。そのやり方がとても斬新で、決して刑事が拳銃片手に派手なアクションをしなくても、面白いドラマができるのだと感じた作品だった。 ドラマでは、検視官・倉石のキャラクターが立っていたが、それは小説でも同様だった。小説では、ドラマ以上に現場の状況や遺留品だけでなく、そこから事件に関わっている人々の心情や過去まで明らかにしてみせる。倉石はそこから立ち昇る真の動機や真相を、現場に落ちている「証拠」と重ね合わせ、真相を暴くのである。一見はぐれ者に見えて、実はクールな検視官というキャラクターは、オリジナルの小説でも健在だ。ミステリアスな私生活についても同様である。ドラマの脚本家は、倉石の人物造形は、オリジナルに忠実だったらしい。 短篇集だけに、そうした倉石の活躍が何度も楽しめる。短い物語の中にも、巧みなプロットと無駄のない記述だけに、濃度は高い。多くの物語の間で、主人公たる倉石のキャラクターもブレることはない。決して長い物語ではないけれども、懐石料理を味わったかのごとき充実感が得られるのではないかと思う。 組織(特に警察のような、ヒエラルキーがはっきりとした組織)の中で、その論理を少しばかり外れてしまい、しかしそれを卑下することなく孤高を貫く人物を描かせたら、横山秀夫の右に出る人はいないのではないか。

    14
    投稿日: 2019.10.30
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    会社にお世話になってる人からいただいた本です。 検視官が主人公の話。 現場を抑えて、 部下からは、慕われていて、 でも組織からはやっかみにされがちな存在。 内容的には、 今まで警察関係の小説って読んだことなかった。面白いと感じた半面、 当然やけど、やや現実味に欠けるのかなと。 あまり世界観に入れなかったかな。 私の読解力不足かな笑 ただ短編やったので、 通勤時には、読みやすかったです。

    2
    投稿日: 2019.08.29
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    臨場-警察組織では、事件現場に臨み、 初動捜査に当たることをいう。 操作一課調査官・倉石義男は 死者からのメッセージを的確に?み取る。 誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、 また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。 人呼んで、「終身検査官」。 組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、 ストイックに描いた傑作警察小説集。 全八編。 ************************************** よくそんな事に気づくなー、 なんて感心しながら読んだ。 一編目の「赤い名刺」、これが一番面白かった。 調査官の倉石以外に、もう一人の調査官、被害者、犯人、この繋がりが絶妙。 犯人が知らず知らずに犯したミスも 読んでて見逃してたけど、言われたら、あー、ってなった。 調査官の倉石は、厳しい顔ばかりじゃなく、 少しでも一緒に働いてた部下に対して、 自分の完璧な仕事よりも、その部下の為を想って行動する優しい一面もあって、すごい人やなと思った。 何編かは、全く理解ができへん事もあったけど、 最初の話がほんまに短編やのに、ぐっときた。

    6
    投稿日: 2019.08.11
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    捜査一課調査官の倉石は、初動捜査において死者からのメッセージを的確に掴み取る。 事件の真相を看破し、鑑識ネタでホシを挙げ、検視の現場では目から鱗の見立てをする。 このハードボイルドちっくな、己の道を貫く倉石が関わる物語が短編で綴られている。 短編嫌いな私には、1つの話が短すぎて悲しいところだが、短い中にも倉石の魅力を凝縮して描かれている。 ハードボイルドちっくではあるのだが、がっつりハードボイルドとも違い、女性目線でも読みやすいのではないかと思う。サクサクと読み進められる。 なかなかに面白い作品なので、長編で読んでみたくもある。

    18
    投稿日: 2019.08.10
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    「臨場」 漸く。 ドラマ臨場を見てから(随分前に)、漸く原作を読了(読もう読もう詐欺になっていた)。ドラマの記憶が残っている為、倉石は内野聖陽だし、一ノ瀬は渡辺大だ。しかし、年齢設定の違いに気づく。倉石は52で、一ノ瀬は41。ドラマは少し若い設定である。どうりで一ノ瀬はこんな歳だったっけ?と思っちゃった訳だ。 どこにでもあるクソ人生でも、こいつらにとっちゃ、たった一度の人生だったってことだ。手を抜くんじゃねえ。検視で拾えるものは根こそぎ拾ってやれ。 校長、終身検視官、異能、ミスターパーフェクト。数々の異名を持つスペシャリストである倉石は、検視から事実を拾いあげ、真実を突き止める。その能力だけでなく、癖の強さもある人間味が一ノ瀬たちを引きつけると同時に倉石の様にはなれないと痛感させる。ちょっと古畑っぽい。 各短編で倉石の存在感は異なる。抜群の推理力を披露するものもあれば、結局どうやって見抜いたんだ?と首をひねるものもある。頭が切れすぎる。 その中で「鉢植えの女」は、師としての立ち回りが光る。一ノ瀬の卒業試験の位置付けになっている(一ノ瀬が勝手にそう解釈しているだけだが)事件で、厳しかった師匠が最後は弟子を認めて送り出すような、空気を醸し出す終わりになっている。 また、倉石を一方的に嫌悪する(ライバル視だと思うが)、高嶋との戦い、と言うかふっかけ、も同時進行となる。こちらはさくっと高嶋のチンケな策略を葬り去る(倉石のキャラ的には、策略など知らんわ、みたいな感じなんだろうが)のだが、高嶋もミスターパーフェクトの異名を取ったと言うのは本当だろうか?と疑ってしまう。まあ、以後は倉石の実力を認める訳だから良しとしよう。 どれも綺麗に収まっている。すとんと落ちる感じで大変読みやすい。あんなにキャラ強いのに。

    5
    投稿日: 2019.08.02
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    読み終えてシリーズ物かどうか知りたくなった。 短編集で読みやすいが、一話一話に重みがある。 倉石検視官のクール過ぎる表面の内側にある熱い情熱が、部下や同僚、そして上司達にも伝わって人望を構築している。 なかなかのハードボイルド作品だった。

    3
    投稿日: 2019.07.03
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    ドラマを見てしまっているので倉石が内野さんになってしまったのですが、もし見ていなかったら全く別のイメージだった気がします。設定も少し違いますし、口癖と書かれていますが「俺のとは違うな」のセリフは出番が少なかったです。倉石は検視官という立場から事件に挑み鋭い推理を見せますが、解決に至るまでの経緯もきちんと書かれ、小説では短編それぞれ主役が違うことで事件だけでなく人間関係にも比重を置いて、短編一つ一つがとても読みごたえのあるものになっていました。倉石という男をもっともっと知りたくなりますが、この先の彼は…?

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    横山秀夫の警察小説短編集。 「終身検視官」の異名を持つ捜査一課調査官:倉石の活躍を、8篇の連作短編で描いています。 今回も角度の違った世界観で、読ませます。 ちなみに・・・私、この作品を読むまでまで「検視官」を「検死官」だと思ってました(^_^;)

    3
    投稿日: 2019.04.13
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    検視官をメインにした警察モノ。警察組織の中で我が道を貫く検視官倉石が現場の状況から誰もが気付かなかった真実を明らかにする。痛快でホロリとさせる話もありドラマ向きと思ったらもうドラマ化、映画化されてるのね。

    1
    投稿日: 2018.10.09
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    Vドラマは観ていなかったものの、まさか倉石警視の視点が一切挿入されていないとは思ってもみなかった。しかし、第三者視点を通して語られる【終身検視官】は孤高で気高く一本筋の通った正に【男が惚れる男】だ。各話50頁程度なのにどれも濃密で、二転三転する展開は複雑ながらも非常にドラマチック。飛躍し過ぎにも思える着眼点や推理は最早検視官どころか超能力者のレベルだが【常識】を疑うその姿勢には感服。目に見える真実だけが真実とは限らないのだ。マイベストは「鉢植えの女」だけど「声」も「黒星」も「十七年蝉」も捨て難いなあ…。

    2
    投稿日: 2018.06.20
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    コナンとかではあまり登場しない検視官。あまり馴染みがないから、読んでいてとても新鮮だった。この物語は検視官・倉石義男を中心として進む。愛想がなくて、口が悪いのにいろんな人に尊敬されているのは、卓越した検視の能力があるからだろうな…。でも、たまに情に厚いところがあってそこもいいところなんだろうなと『黒星』を読んで思ったり。

    2
    投稿日: 2018.06.17
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    臨場ー警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検死官』-。

    2
    投稿日: 2018.06.13
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    数年、積読になっていた本の1冊。 テレビドラマ化や映画化されていて、ドラマは再放送で何度か見たかな。 横山秀夫氏の本は初めてでしたが、とても読みやすかったし、物語の舞台が子どもの頃に観ていた刑事ドラマみたいでなんだか懐かしかった。 警察署小説はわりと好き。 警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることを「臨場」というそうです。その捜査一課調査官・倉石義男の物語。 群れに属さず「終身検視官」と呼ばれている男。 8編の短編小説のようになっていて、それぞれの事件があって、その事件ごとに様々な登場人物からの目線で描かれているのが面白い。そのため、主人公倉石の本心が見えないのがいい。 なんだか切ないお話が多いのですが、ひとつひとつ事件が解決されるたびに、倉石の不器用だけど熱いこころが見えてくる感じがしました。 特に「餞(はなむけ)」が良かったです。

    4
    投稿日: 2018.03.18
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    「餞(はなむけ)」が一番好きかな。退職する刑事部長に最後の報告。それは検視官倉石からの最良の贈り物。それにしても横山秀夫はすごいな。ここまで安定感のある作家って何人いるんだろ?彼のハズレが知りたくなる。

    2
    投稿日: 2018.02.14
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    ドラマの再放送を見て良かったので読んでみた。ドラマとは設定も違ったが本は本で良かった。全八編どれも安定感の横山秀夫という感じ。

    3
    投稿日: 2018.02.06
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    何度読んでも面白い。 初黒星の話は良かったなぁ。人間味あふれていて。 意味深な終わり方をしていたけど、病に勝てたんだろうか…。

    2
    投稿日: 2017.12.23
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    浪花節炸裂である。すぐれたエンタメ作品は浪花節を含んでいるものと思うが、本作ではその過剰(過ぎた盛り上げ方)がせっかくの物語を嘘っぽいものにしてしまっている。キャラクターの大事はわかるけれど、主人公倉石は圧倒的すぎるのである。ちと残念。本作のTVドラマ化されたものは愉しく観たけれど、こうした過剰はしかしTVドラマ仕様としては適当なものといえるのかもしれない。

    1
    投稿日: 2017.11.19
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    組織に与することなく己の道を貫く「終身検視官」主人公・倉石の神憑り的な眼力の凄さと生きざまを、周囲の目を通して描くという手法が相変わらず上手い! 全八編を飽きることなく読めた。 やはり安定感抜群だ。最高。オススメ!

    5
    投稿日: 2017.10.31
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    テレビドラマでは見ていましたが、小説で読むのは初めてで一つ一つの作品が重いものを背負っている感じで「この人が犯人かなぁ」と思いつつ最後までどうなんだ。と気になって読みました。 それにしてもドラマでは渡辺大さんが演じたイチがまさかのおじさまだとわ衝撃でした(笑)

    2
    投稿日: 2017.10.01
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    複数の話が入った短編集と言う感じ。遺体が残す事実から事件を紐解く。人間関係も絡んで面白い事件が多かった。

    2
    投稿日: 2017.09.20
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    短編集。 「十七年蝉」感想 永嶋にとって忘れられない17年前の出来事。 理不尽な暴力によって大切な人は傷つけられた。 犯人を突き止め仇を討ったつもりだったが、結局事件にはならなかった。 そして、結局大切な人は死を選んだ。 その後におきた専門学校生撲殺事件。そして新たにおきた高校生射殺事件。 喉に詰められた蝉の抜け殻だけがふたつの事件をつないでいた・・・。 「臨場」には切ない話が多い。 理不尽な死を迎えた人も生きてきた時間がある。 突然に断ち切られた時間は、もう二度と動くことはない。 死を受け止めなければならない周囲の人にとっては、突然の死と向き合うことを強いられる。 どんなに哀しくても悔しくても、死んだ人が戻ってくることはないのだから・・・。 過去を無理に忘れることはない。 ないけれど、過去に捉われていまを生きることをおろそかにしてはならないのだろう。

    2
    投稿日: 2017.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終身検視官と称される倉石が検視に向かい、 そこから、事件や自殺の背景を紐解く作品。 情景や展開にイマイチ馴染めず終わってしまいました。 それでも「赤い名刺」と「真夜中の調書」は楽しめました。

    1
    投稿日: 2017.02.26
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    おいおい、かっこいいな、このおっさんは。かっこいいおっさんは割と好きだ、ていうか大好きじゃないか。なんかイチイチ出木杉君な気もするけど、まぁたまにはこういうのも良いよね。

    3
    投稿日: 2016.10.25
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    やっぱおもろいな~、横山秀夫。始めのうち、短編集よりも、やっぱり長編作品でこそ遺憾なく発揮される魅力があるよな~、とか思いながら読んでいたんだけど、全く甘かったです。それぞれの短編にギュッと濃縮されたドラマがあって、遊び人で職場では浮いた存在だけど、超キレ者っていう主人公のキャラ設定もまた魅力的で、そんなこんなの相加相乗効果を感じつつ、一気に読ませられます。その彼が実は、重い病に侵されているかもしれないような、不安な物語で幕を閉じたけど、続きがあるのなら是非読んでみたいところです。

    2
    投稿日: 2016.10.21
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    面白い! 職場の読書家の先輩が 「横山秀夫にはずれ無し」と 言っていたが・・・確かにうなずける。 死因が分からないような最後は 迎えたくないけど もし万が一の時はこういう人達に 正しい眼で検死して貰いたい。 と思える話である。 頼もしい!

    2
    投稿日: 2016.09.28
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    読んだことのない作家・避けてきたジャンルを読んでみようキャンペーン第1弾。 というわけで、突然の警察小説、【横山秀夫/臨場】です。 CSIやボディ・オブ・プルーフはよく観てたのに、活字になった途端に敬遠しちゃうのは何なんでしょう。 さて、横山秀夫先生です。 半落ちや64、クライマーズ・ハイなどなど、映画化された作品は数知れず。社会派ミステリの代表作家です(多分)。 身構えて読んだけど意外と読みやすいな、というのが第一印象です。 読後感としては、高校時代に清涼剤ポジションだった赤川次郎に近い(って言うのは言い過ぎかな)。 冒頭で事件の顛末、あるいはキーパーソンの過去が語られ、「終身検死官」こと捜査一課調査官・倉石義男が登場、事件を見事解決。 テンプレっちゃテンプレですね← 改めて思いましたが、社会派ミステリの主人公は、「人」なんですね。とりわけ、「被害者」や「その関係者」がフォーカスされるのが印象的です。 一方、私の愛する本格ミステリの主人公は「探偵」であり「事件そのもの」です。被害者に心を寄せることはあっても、話の中心に据えられる事は滅多にありません。 どちらが良い悪いの二元論で語られるものではありませんが、本格ミステリが「文学」というジャンルにカテゴライズされない遠因は、こういうところにもあるのだろうなァと寂しく思う夏の夜でございました。 嘘です。そんな寂しくない← 本格ミステリの王道は、文学の王道を外れたところにこそあると本気で思ってます←←←

    3
    投稿日: 2016.09.03
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    ドラマは見たが原作は未読だった。短編ながら秀作が揃っている。中でも「餞」はかなり良かった。この設定で長編を読んでみたいな。

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    投稿日: 2016.08.30
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    倉石の部下への喝やふと口にする言葉にとても重厚さを感じた。沢山の経験を積み、苦労や失敗、時には屈辱を味わった人間だからこそ出せる重み、深みみたいなものをなぜか百戦錬磨の男倉石の言葉一つ一つに感じてしまった。

    2
    投稿日: 2016.06.26
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    横山作品としては普通の出来かな。悪くはないが、多少リァリティに欠ける。話を作りすぎてるように感じる。短編であるだけに、説明も粗いところがある。 だからと言って、この短編集がつまらないのではなく横山作品としては薄っぺらな感じを受けるというだけ。 一話一話のストーリーというか背景が似ているし、倉石の造形もやりすぎのように思う、恐らく、当初は、続編を書く気は横山氏もあまりなかったのではないだろうか 最後のオチが、それを端的に表していると思う。 続編はあくまでもドラマの為に書いたのかな?

    3
    投稿日: 2016.06.09
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    高校生の頃から慣れ親しんだミステリや推理小説といえば、綾辻行人や京極夏彦、有栖川有栖だった。中学生の頃は、子供向け装丁のポワロやミス・マープルが大好きだった。 そんな私だのに、この『臨場』を読んだ瞬間に強烈な懐かしさを覚えた。なぜだろう?と記憶を手繰った結果、嗚呼、母の蔵書の森村誠一や西村京太郎や内田康夫が奥からとぷりと出てきた。 私がミス・マープルや京極夏彦を選ぶ前、つまり、私が自ら本を選べるようになる前から、私のそばにあった推理小説たちと同じにおいがした。 家に既にあった本。 それは、子供にとって、住む場所や着る服を選んだり買ったりできないのと同じだ。好むと好まざるとに拘らず受け入れ、振り返ってみれば「子供時代」を形成する1ピースとして譲らない地位を確立している。 『臨場』の話に戻ろう。これは、倉石という、「無頼漢」という言葉が似合いの死体検視官の物語だ。短編集である。 作中、倉石は重要なファクターだ。登場人物だ。でも、語り手にはならないし、主人公かと問われても答えに窮する。 この、「主人公かどうか」という部分は人によって判断が分かれるだろう。 たとえば、私は十津川警部は主人公ではなくて、ものすごく重要な登場人物であり好ましい人と思っている。ポワロもヘースティングも主人公とはちょっと思えない。重要な登場人物だ。でも、金田一一くんは主人公だと思う。 それは、書き手が誰の目で書いたか(目線)とその目線の人物と読み手の距離(距離感)で決定されるのではないか。 目線ー方向と、距離。数学で教わったベクトルを思い出す。 私が『臨場』に感じた懐かしさは、このベクトルが「子供時代」に囲まれたものに近かったからだろう。 淡々と進むがそっけなさすぎない。 でも、甘くない。 子供の頃はハテナマークを飛ばして読んでいたであろう箇所の意味も拾えるようになった。 懐かしい、ただ懐かしい。 2000年代の推理小説で、1980年代生まれが懐かしさを感じるなんてこともあるんだなぁ。

    2
    投稿日: 2016.05.03
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    検視官の内情が見れておもしろかった。短編だったが読むのに時間がかかった。次は横山作品の64読みたいとおもっている。

    1
    投稿日: 2016.04.13
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    検視官の倉石が主役の短編集。 どの話も軽〜くサクサクっと読めた。 1話完結ドラマのために書いたかのような本。

    1
    投稿日: 2016.04.12
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    終身検視官・倉石の短編集 一度読んだはずだけど、ブクログに残していなかったっぽい。 前回読んだときよりも数段楽しめた感あり。 警察モノにハマっているからか?

    1
    投稿日: 2016.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あれですよ、 男が男に惚れるって感じに近いと思いますね。 僕はオトコノコですかね笑 個人的には第三の時効の楠見も好きですが、 この、 「臨場」の倉石義男も好きだなぁー。 「餞」がかっこよすぎだろう! と、 いうわけで、 第三の時効から臨場へ! 臨場とは、 事件に臨み初動捜査に当たることをいうみたいですね。 終身検視官と呼ばれる検視官が「倉石義男」です!

    2
    投稿日: 2016.03.10
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    半落ち、64、横山さんの本ははずれがない。 ちょうどドラマが再放送されており(ドラマは見ていないが)、きっと面白いのであろうと期待して購入。 他の方のレビューを見ると、ドラマファンの方の評判はイマイチのようだが、ドラマを知らない私からすると期待通り。 短編集なので、気軽に読める上、トリックやオチもそれなりにしっかりしてて、さすが横山さんと、納得の一冊でした。

    0
    投稿日: 2016.03.06
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    大好きな横山さんの大好きな物語を、やっと読み終わった。しかしドラマの方の印象が強すぎて今一つのめり込めなかったような気がする。内野氏の残像が消えないんだろうな~(((笑)

    1
    投稿日: 2016.01.17
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    終身検視官の異名を持つ警察官が主人公の全8話の短編小説。ほとんどの話が面白かったですが「眼前の密室」だけは全然ダメでした。それとは逆に「餞」はすごくよくできていて短い短編なのに感動までしてしまいました。ドラマとは違い主人公の倉石が要所要所にしか登場しないところも、良かったです。横山秀夫さんの警察小説はホント面白いです。

    1
    投稿日: 2016.01.11
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     終身検視官の異名をもつ倉石。死体と現場から全てを見透かす観察眼を持ち、若い刑事から崇められる存在。しかし少し出来すぎではないだろうか。確かに「鉢植えの女」など倉石の推理は冴えわたっているものの、唐突に真相が見抜かれ、事件が解決してしまっているのが全体を通しての印象。特に「眼前の密室」は、頁を読み飛ばしてしまったのかと勘違いしたほど色々足りない。また倉石の性格もあまり好みでなかった。

    1
    投稿日: 2015.10.12
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    横山さんの本は最初が【深追い】。それが面白かったので次々に・・・ 私はミステリーが大好きなのですが、警察を舞台にしたミステリーはほとんど読んだことがなかったのでこれがとっても新鮮で!気がついたら10冊も読んでました。

    4
    投稿日: 2015.09.27
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    超優秀な検視官が、事件もずばりと見抜くという・・・。彼が何を考えているかはほとんど語られず、周りの視点から人物が浮かび上がってくるところも良い。

    1
    投稿日: 2015.09.26
  • 真実は現場にあり

    いつもの事ながら、読み始めて数ページで一気に引き込まれる。 短編ならではの良さを持った切れ味鋭い作品が並ぶ。 主人公の「終身検視官」倉石が前面に出ていない分、強烈な存在感が増幅している。 著者が短編の名手である事は定着している。しかし「64」を知った今、新たな長編を待ち望むのは、私の身勝手さだろうか。期待したい。

    1
    投稿日: 2015.09.09
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    ドラマが大人気だった小説ですが、あのドラマは本当によくできてるなと驚きました。ドラマ→小説の流れで入ったのでそう思うのかもしれないけれど、原作でも倉持はほんとうにああいう感じ。無頼者で凄腕で部下から信頼されてて、上からは煙たがられてて、犯人は絶対逃がさなくて、最後には被害者に何がしかの救いをくれる。不器用な優しさを持つ倉持から目が離せない小説。

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    投稿日: 2015.08.23
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    全8編の短編集。ホードボイルド+ミステリー。 主人公倉石が格好良すぎです! 短編とはいえ、真相の解明と人間模様のあぶりだしは、読み応え十分な物語となっています。 本作に収録されているのは  赤い名刺  眼前の密室  鉢植えの女  餞(はなむけ)  声  真夜中の調書  黒星  十七年蝉 の8編 赤い名刺  同じ検視官の浮気相手の死。自殺か他殺か。他殺なら一番最初に疑われるのはその監察官... 眼前の密室  記者が張りこんでいた官舎の中で警察班長の夫人が殺される。いつ、どうやって殺されたのか... 鉢植えの女  ここでは二つの事件が。男と心中した女の物語とダイイングメッセージを残して死んだ男の物語。  特にダイイングメッセージとなった辞世の句は逸品! 餞  退官間際の刑事部長の下に長年届けられていた手紙。送られなくなってしまったその真相は? 声  地検で実習中の女の自殺。その自殺の真相と関わっていたその周りの男たち.. 真夜中の調書  最初は黙秘を続けていた男が1週間の沈黙を破って自白。その自白の裏側にあった壮絶な思い... 黒星  今まで間違ったことが一度もない「自殺」「他殺」の見立て。唯一黒星となったその事件とは.. 十七年蝉  十七年の歳月が結ぶ事件。その背後にあるものをあぶりだす。 それぞれの物語で、ストイックな主人公のこだわりとそこから明らかになる人間模様が短編ながらもしっかりと伝わってきます。トリックがどうこうよりもその中でおりなすヒューマンドラマというか、どろどろっとしたところがとてもよいです。 こういった読み応えのある物語は好きです。 さすが横山秀夫。 次の作品も期待大!! お勧め。

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    投稿日: 2015.05.31
  • かっこよすぎ!

    主人公監察医「倉石」全て読み終わった後に一言・・・。「かっこよすぎだろう!」と思わず言葉がでてしまうほどの人物描写力でした!最高です

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    投稿日: 2015.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    腕利きの検視官・倉石が活躍する、短編8作で構成された警察小説。横山秀夫さんの本を読むのはこれで2冊目。「64」が面白かったため、図書館で探して読んでみた。TVドラマは見ていないため、本だけの感想を記す。 どの短編も読み応えあるが、中でも「鉢植えの女」「声」「真夜中の調書」は良かった。登場人物の描写と事件に至るまでの心理が上手く書き出されている。  一方、「眼前の密室」は、密室の設定と、殺人の動機が今ひとつ。「17年蝉」は犯行周期を蝉の生態と無理やりこじつけた感があってすっきりしなかった。 いずれにしても、倉石の観察力・思考力がないと到達できない真相が多く描かれており、倉石の凄さと共に検視の重要性を強く感じた。 この本を読まなかったら、「臨場」の重要さに気を掛けることはなかったかもしれない。少し前の新聞に「死亡事件/事故の臨場率が改善」という記事が載っていて、その時は警察が重要視する意味がわからなかったが、この本を読んで腑に落ちた。

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    投稿日: 2015.03.01
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    『終身検視官』という異名を持つ倉石。 男と女の縺れた話、死体が語り出す真実を一欠片も逃さずキャッチし、真実をあぶり出す。 時には回り道をし、時には自分の回答を偽ってまで。 それでも、到達する真実に心を奪われる。 ぶっきらぼうに語る男の生き様がカッコイイ。

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    投稿日: 2015.02.04
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    8編の中では「鉢植えの女」が一番いいと思った。あとはさほどでも…以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou12508.html

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    投稿日: 2015.01.29
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    人間臭い「孤高の人」という倉石義男が上手に描かれている。どんな仕事でもいい、その部門でスペシャリストになることは大変なことだけど、それが自分を磨くことになり、満足のいく人生をつくり出すのだと思う。

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    投稿日: 2014.12.14
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    64を読んでから、今更かもしれませんが、横山秀夫にはまってしまいました。一つ一つの話しが良く練られています。

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    投稿日: 2014.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。人間を描き出す巧みさは相変わらずの上手さ。けれども、動機のような華麗さは感じられない。 若干、どうかな。と首をひねる話もあり、絶対的に面白いわけではないが、個人的には作者の文体などが好きなこともあり、読んでいて楽しい。

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    投稿日: 2014.08.18
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    短篇集であるから毎回物語の視点は違うものの、主題である臨場する主人公の検視官を全編を通して描いる。視点が変わることが効果的にその検視官の天才的な能力を際立たせており、よく練られた素晴らしい内容。

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    投稿日: 2014.08.13
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    8編の短編集。どの作品もよく考えられている。「終身検視官」と言われる倉石義男。検死にあたっては、自殺、他殺を状況証拠から割り出す。常にその判断は正しく、県警は長く検視官としてなかなか彼を異動をさせない。そんな主人公の警察小説だが、実際の警察はどうなんでしょうか?

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    投稿日: 2014.06.30
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    ドラマも映画も観たけど小説はやっぱすごい!うわあそうくるかっていうのが自分の速度でつかめるのがいいですね。 家族で回し読みしてみんなで楽しめました。短編じゃ勿体ないくらいのネタがいっぱい詰まってる贅沢な短編集です。

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    投稿日: 2014.06.26
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    確かドラマでやってたかなと思い購入。短編なので空いた時間に読みやすく、面白い。ドラマを見てみようと思った。 倉石検視官の洞察力がすばらしい。厳しくぶっきらぼうな言葉の合間に優しさがこもった言葉が入るのがなかなか魅力的です。

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    投稿日: 2014.05.23