【感想】香港警察東京分室

月村了衛 / 小学館
(57件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
14
20
16
4
0
  • 一気読みする面白さ

    素晴らしい、別にメカ(機龍警察)出てこなくてもちゃんと面白いじゃないですか。
    香港に着眼されたのは良かったと思います。
    ただし、その香港側のキャラの名前がどうも最初の内、頭に入ってこなかった。
    いえキャラ付けは充分出来てるんですが・表記にもう一工夫欲しかったかな?続きを読む

    投稿日:2023.07.06

ブクログレビュー

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  • 黒い☆安息日

    黒い☆安息日

    このレビューはネタバレを含みます

    機龍警察シリーズがあんだけ面白いんだから、月村了衛の警察小説が面白くないわけがない。
    登場人物たちの個性、ド派手アクション、現実の現代社会とリンクする問題点。読ませ処盛りだくさん。

    映像で観たいが、下手に映画化するとギャップに絶望するヤツやなぁと、特に実写映画化すると、無駄なラブコメとか下手なゲスト交えて、駄作に陥る未来が見える。

    続編の可能性を残して終わったので期待したい。機龍警察の前日譚と重なるとかの展開もありうるかと。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.24

  • 冬

    香港警察と日本警察

    香港の人は日本での警察活動の権限がなく日本の警察と行動を共にして同じパワーバランスにするためにも同じ階級のもの同士が配属

    香港側が追っているのはキャサリン、ユーというデモを先導した元大学教授で助手殺しの疑惑もあって日本に逃亡中

    そのキャサリン、ユーを信じ募っている民間人がかくまっていたり犯罪組織が関わっていたり

    内部で裏切りがいたり

    自分が思う信念、大事に思うものを守ろうとするために人はどんなことにもなれるしできる

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    投稿日:2024.03.14

  • 稲石浩司

    稲石浩司

    香港の警察とタッグを組んで日本での香港がらみの事件を追う警察小説。

    設定は面白く、背景となった香港事情も興味深かったです。特に自分も香港経由で海外出張に多くいってた時期と香港デモのころは重なっていて、香港の自由や民主がなくなっていくのを目の当たりにしただけに哀しみがぶり返してきました。
    ちょうど、周庭がカナダ亡命宣言をしたタイミングでもあり、物語の背景のリアルさも感じられました。
    登場人物は中日ともにクセがあって、キャラ付けが極端なのですが、おかげで10人のメンバーの違いも把握でき、一気に読むことができました。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • hosinotuki

    hosinotuki

    機龍警察の雰囲気がある、香港と日本からそれぞれ5人ずつのメンバーで構成されて、それぞれのスキルが高く、パットしないと思っていた小岩井君までも最後に活躍する。ある意味超人集団の組体部特殊共助係こと香港警察東京分室のメンバーたちに乾杯だ。シリーズとして書いてほしい。続きを読む

    投稿日:2024.03.11

  • kina

    kina

    キャラの個性とスリルは素晴らしかった。
    しかし、難しい専門用語、よく分からない漢字だらけの文字列に何度も挫折しかけた。
    一気に読まないとわからなくなる気がして一気読み。
    フィクションではあるが、知らなかった香港や中国のこともわかり、かなり勉強になった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.25

  • shintak5555

    shintak5555

    読書備忘録804号。
    ★★★★☆。

    月村さんの娯楽系エンターテイメント小説。
    実は機龍警察シリーズを読んでないのですが、それ系に近いのでしょうかね・・・。
    機龍そのうち絶対読むし!

    平和ボケした国、ニッポン。
    香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者はめちゃくちゃ増えてる。国際犯罪を未然に防ぐべくICPO(インターポール)を仲介役として、警察庁と香港警務処(いわゆる香港警察)が共同で作った組織、「組織犯罪対策部国際犯罪対策課特殊共助係」、略して組対部特殊共助係、人呼んで(バカにされて)香港警察東京「分室」接待係。

    メンバーは警視庁と香港警察からそれぞれ5名ずつが配置され、上から管理官、係長、主任、捜査員2名で構成される。このはぐれ者的10人のキャラが立っていて面白い!

    そして物語の柱となるミッション。
    香港で民主化デモを扇動し、助手を殺害して日本に逃れてきた民主活動家たちの象徴、元大学教授のキャサリン・ユーを確保・逮捕すること!
    日本で捜査権を持っていない香港警察のメンバーは、警視庁のメンバーと対となって捜査を開始!

    キャサリンが日本で潜伏した先、中国の犯罪組織サーダーン配下の末端密輸業者セントラル・アジアン創業。捜査の為に訪れた先で、キャサリンの命を狙う犯罪グループ黒指安の襲撃に出くわす!
    激しい銃撃戦!まるでショッカーのように次々に殺されていく使い捨て襲撃者たち!
    そして分室のメンバーは無敵!まるで西部警察の大門軍団のようです!

    なんとか襲撃を抑え込み、キャサリンを発見、病院へ搬送するが、そこでキャサリンは逃亡する?
    なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか?なぜ逃げたのか?
    そして、驚くべき中南海(北京中枢)の陰謀が明らかになる!
    外務省、警察庁、警視庁、香港警察の思惑がドロドロを絡み合う中で、飛び跳ねる無敵の分室の男女メンバーたち!

    水越(♀)管理官、グレアム(♂)隊長の知略!すっ呆けたやくざ嵯峨(♂)主任。強烈な身体能力、殺傷能力を発揮する山吹(♀)、シドニー(♂)、エイレン(♀)、山吹に逆らえない小岩井(♂)!

    そして、クライマックスの見せ場で、とんでもないドンパチアクション(またまたショッカーがバタバタ倒れていく!)の陰に隠れたストーリー、シドニーの生い立ちから来る怒りと最後の捕り物シーンでのお涙頂戴劇がまたまた良いです。

    もう!次の作品で彼らの活躍が早く読みたい!
    いじょう!
    続きを読む

    投稿日:2024.02.23

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