【感想】残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 1 ざまぁRTA記録24Hr.

天城望, 福留しゅん / KADOKAWA
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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  • とても良い出来

    よくある乙女ゲーム世界の悪役令嬢で、破滅を回避するために四苦八苦しながら奔走するというお話。
    …と思いきや、前世の記憶を思い出したのは断罪イベントの1日前。ほぼほぼ詰みの状態だが、それでも知恵を巡らせて破滅を回避しよう…というなかなか面白いあらすじ。

    漫画としては非常に良く描けている。演出・表現・台詞回し・構図のいずれも良く、特にテンポが良いためストレスなくすらすらと読む事ができる。地味ではあるが、読者にすらすら読ませるこの構成力が素晴らしい。画力も十分すぎるほど高く、キャラクターデザインも私好み。
    何より、一見ありきたりなようで非常に個性的なストーリーが素晴らしい。断罪イベントの1日前という設定と、読ませ方が上手い構成がいい感じに噛み合っており、テンポ良くスムーズに物語が展開していく。
    キャラクターも良い。本作の主人公は他作品のように「陥れられただけで実は悪役令嬢ではない」「前世の記憶を思い出すと共に改心・別人に」等の展開・設定はなく、あくまで主人公は悪役令嬢である。その主人公が綺麗にフラグを叩き折っていく、この過程・展開が素晴らしいカタルシスとして表現されている。
    内容的に恐らく2~3巻で終わる話だと思うが、魅力・評価点を損なわない程度にじっくり連載してほしいところ。
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    投稿日:2022.07.04

ブクログレビュー

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  • エリエール

    エリエール

    本当によく出来ている漫画です!
    乙女ゲームのヒロインを虐める悪役令嬢に必ず訪れるもの、それは断罪イベント。
    その断罪イベントが起こる前日に、ふいに頭に湧いたのは前世の記憶。
    平凡な社会人だった。その人生で楽しんでいた乙女ゲームゲーム「ドキエデ」に出てくる悪役令嬢に生まれ変わっていた。
    何とかしなければ、自分は明日断罪される。それをなんとか回避したい。回避しなければ。
    そう思い立った主人公は今自分が置かれてる状況をすぐに理解して、明日の断罪イベントに関わっている人物に次々接触していく。
    果たして断罪イベントはどうなるのか?

    1日で破滅フラグを次々とへし折って、断罪イベントに関わることを回避していって、証拠を掴んで、仲間に引き入れてと、そしてその結果どうなったのかが綺麗にまとめられている。
    読み終わった後達成感が訪れるほど。
    全3巻なのでぜひご一読を。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.13

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