【感想】豆腐尽くし 居酒屋お夏 春夏秋冬

岡本さとる / 幻冬舎時代小説文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
3
1
2
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0
  • 胸に染みる

    居酒屋を舞台にした江戸の人情ドラマが繰り広げられるこのシリーズは大好きです。
    前回のシリーズは親の仇を探して打つというサスペンスが土台にあり、やや事件性があって緊迫感が楽しめました。今の新章はそういう緊迫感が抜けた分、安心して人の心の機微を存分に味わえる感じでしょうか。
    特に今回の作品は一つ一つのドラマが濃いなと感じました。胸にじんわりと染み込む・・この感覚が誠に宜しい。このシリーズの醍醐味です。

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    投稿日:2021.09.07

ブクログレビュー

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  • Bookrium

    Bookrium

    続編に入ってから血生臭い場面が減り、お夏さんの居酒屋が常連と一緒に困った人を助ける人情味溢れる店に変わってきた。
    またその常連達が決して出しゃばり過ぎないところが好ましい。
    余裕があって良い雰囲気だなあ。続きを読む

    投稿日:2023.08.20

  • マミ

    マミ

    居酒屋お夏 春夏秋冬 シリーズ3

    目黒永峯町にある「居酒屋お夏」は
    毒舌女将・お夏と苦味走った料理人・清次が切り盛りしている。
    表には出さないが、身には人並み外れた武芸を備えた二人である。

    お夏の毒舌聞きたさに、今日も常連客達が、集まってくる。

    《豆腐尽くし》
    渡世人として苛烈に生きてきた牛頭の五郎蔵には、若い頃、惹かれあった、忘れられない女性がいた。

    《料理屋》
    料理屋「水月」の一人娘・お蔦は、両親と婿を亡くし、若女将として、店を切り盛りしなくてはいけなくなった。
    牛頭の五郎蔵が、お蔦のために、一肌脱ぐ。

    《酔醒》
    団子売りのおくみには、仕返しをしてやりたい男がいた。
    おくみの仕返しを助ける、浪人・津田幹蔵と茂利長十郎。
    幹蔵と、長十郎には、浅からぬ因縁があった。

    《ぶっかけ飯》
    小僧奉公から、線香問屋の婿養子となり、主人となった・香南堂久右衛門は、先代の言いつけを守り、贅沢を慎み、仕事に励んでいる。
    贅沢をしたくてたまらない姑と嫁は、久右衛門を懲らしめる策にでた。
    お夏や清次達が、そんな久右衛門を助ける。

    完全娯楽時代小説。読みやすい。
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    投稿日:2021.11.20

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     面白くて一気読みでした(^-^) 岡本さとるさんの居酒屋お夏新シリーズ№3「豆腐尽くし」、2021.8発行。お夏の魅力大放出(^-^) 豆腐尽くし、料理屋、酔醒、ぶっかけ飯の4話。どの話も秀逸です!

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    投稿日:2021.11.06

  • tvxqhitomi

    tvxqhitomi

    202108/新章シリーズの3作目。牛頭の五郎蔵の恋愛話の表題作。新章になってからは、こじんまりとした話になってるけど、これはこれで面白い。

    投稿日:2021.09.14

  • hanaasagi

    hanaasagi

    内容(ブックデータベースより)

    「お花という女がおりましてねえ」。渡世人として苛烈に生きてきた牛頭の五郎蔵。彼には人生に思い残したことがあるという。若い頃、一緒に料理屋を開く夢を抱き、献立を考えては笑い合った想い人。晩年を迎えた今、その女がどうしているかが気になると遠慮がちに語った。意を汲んで調べ始めたお夏。だが、その女は――。新シリーズ、感涙の第三弾。

    令和3年8月20日~22日
    続きを読む

    投稿日:2021.08.22

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