【感想】外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者 2

荒木風羽, ケンノジ, KWKM / 電撃コミックスNEXT
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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  • 穏やかで暖かなストーリー

    作品タイトルや表紙からは想像もできないほど優しいストーリー。
    今回には「奴隷堕ちした幼女を拾う」という、なろう作品にはよくあるパターンのエピソードが含まれている。
    しかし本作は、なろう作品にありがちな「救われた恩義で主人公に惚れる」「安易なエ口展開」「主人公を盲信して全肯定」といった展開にはしておらず、3話という少ない話数で極めて優しく暖かなストーリーにしてくれている。特に後編は構成・台詞・演出・間・表情が非常に上手く、思わず涙腺が緩んでしまった。
    それが終わると1巻序盤に登場した勇者とのコメディ展開に突入と、前レビューでも言及したがストーリーの緩急付けが上手。この少ない話数で丁寧に纏める技量は、地味ながらも作者の長所・評価点の一つだと思う。あと、「悠久の愚者」もそうだが、作者のギャグセンスと女性をいじった際のやり取りが素晴らしい。
    という訳で今回もオススメ。
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    投稿日:2021.01.10

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