【感想】ブランディング・ファースト―広告費をかける前に「ブランド」をつくる―

宮村岳志 / クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
(12件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • けいわ

    けいわ

    ・ブランディングファースト
    「規模の経済」から「品質の経済」へ

    ブランディングは攻めの姿勢でもあり、守りの姿勢でもある。

    「追いつく」POPと、競合他社にないものを伸ばして新たな要素を付加することで「追い越す」PODという2つの方向性がある。
    大企業と同じ土俵で戦うことが困難な中小企業は、PODの差別化を実現できる何かを探し、それで一点突破するためのブランディングを目指すべき。
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    投稿日:2023.11.10

  • katsuya

    katsuya

    中小企業における競争優位性を確保するためのブランディング。本書では、確かなブランドを作るためのノウハウや考え方が解説されている。文ランディングというと、単に高級品の証、などと思考停止してしまいがちだが、そのような狭い解釈ではなく、企業や商品の柱として「見つけ、育て、強くするもの」。とはいえ、最初からうまくいくわけでもなく、とにかく実際に市場に投入してくのが第一歩(マーケティング)。そして、ロゴマークやウェブサイトだけでなく、社員の態度にまで一貫性が求められるもの。品質ではなく「体験」に基づくものであるべき。などなど、参考になることが多い一冊でした。続きを読む

    投稿日:2023.08.12

  • ケンシ

    ケンシ

    ブランディングについてよくわかる1冊です。
    しかし、僕は、『ブランディングデザインの教科書』の方が整理されている印象を受けました。ぜひ読み比べてみてください。

    投稿日:2023.05.31

  • ntreach

    ntreach

    インナーブランディングについて誤解をしていたことに気づきました。
    本を読むまでは、ブランドのキャッチコピーやデザインを新たに生み出し、社内向けに浸透させることをインナーブランディングだと思っていました。しかし、本書ではブランディングを、今すでにあるものを「見つけ、育て、強くする」過程であると定義します。

    だから“インナー“が先。
    全社員が自社の強みを自覚し、柱として育てていくベクトルを一致させて、「自社の理想像」に向かい、一丸となって臨むのが大前提です。その結果として、初めは言葉が先行していたブランドに魂が入り、ブランド自体が成長し、強くなっていく好循環が生まれます。
    アウターブランディングを先にすると、社員さえもついていけず、言葉だけが独り歩きし、結果的に真のブランドとして成長する前に、組織がバラバラになってしまいます。

    本書ではデザインの重要性について多くのページを割いており、デザインが肝であることは理解しました。
    ただ、私の場合は、人材育成部門を担当しているため、デザインはその道のプロにお任せしつつ、ブランドを育てて、強くすることに関心をもち、できることについて考えました。

    人材育成部門としてできること
    ・自社の強みや優位性を社員が認知するための情報発信、教育、ワークショップの開催。
    ・柱を磨き、唯一無二のブランドに育て上げるための、マニュアル作成、教育、人材育成。
    ・ブランドモデルとして、誰よりもブランドイメージを体現する行動・振る舞いをする。

    今後、行動し始めたらさらに湧いてくるかもしれません。

    まだ行動をしていないので、イメージの領域は出ませんが、ブランディング(過程)は、たのしそうだなという印象を持ちました。
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    投稿日:2023.04.27

  • japapizza

    japapizza

     ブランディングの本質は、「企業の理想像」を明確にすることです。

     私はよく、ブランディングの大きな利点は、「投資したお金が単なる経費に終わらず、資産になること」だとクライアントに説明します。
     広告宣伝費はP/Lに記載され、毎年リセットされますが、ブランディングに投じた費用の結果は、実際に貸借対照表(B/S)の勘定科目には入るものではないものの、自社やプロダクトに対する好印象、自社を優先的に選んでくれるファン―といった形で、毎年積み上げられていきます。また、広告を打つにしても、ファンが多ければ多いほど効果も高くなります。

    ■プロダクトに作用するブランディングの3つの効果
    ①保証効果(知っていることで買っても大丈夫という保証になる)
    ②差別化効果(同じようなプロダクトの中でも選ばれる)
    ③付加価値効果(他のプロダクトより高価格でも選ばれる)

     ブランディングは、本当に「継続してこそ」です。
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    投稿日:2021.09.23

  • まめ

    まめ

    製品を良い方向にしたいという気持ち&行動力はあるけど、空振りしがちで向かう先が分からない…という人向けの本。「何のためにブランディングをするのか」に焦点が当てられたwhat本の印象を受けました。最近流行りのhow本ではないので手っ取り早く手法を知りたい人には不向きですが、個人的にはブランディングにで大事なのは「目的」だということを改めて教えてくれる良い本だと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.05

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