【感想】Winny 天才プログラマー金子勇との7年半

壇 俊光 / NextPublishing
(24件のレビュー)

総合評価:

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  • 変な「客観」報道とは一味違う記録

    この事件はリアルタイムでは全く追えておらず、村井純先生の証言報道あたりから「何か変なことが起こっている」ことに気が付いたままだった。担当弁護士の主観視点に徹底して語られた内容は、そのバイアスが明確なことも含めて勉強になった。続きを読む

    投稿日:2021.03.27

ブクログレビュー

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  • reon777

    reon777

    無罪になってよかったけど7年半もの間天才プログラマーの金子さんが新しい開発ができなかったというのが残念すぎるよ

    投稿日:2024.06.23

  • はや

    はや

    自分にはソフトウェアの詳しい知識も、裁判に関する知識もないのだが、それでもこの本には引き込まれてしまった。

    この本を読むきっかけとなったのは、しくじり先生というテレビ番組だった。なぜかはわからないが狩野英孝がプレゼンターを務め、Winnyの概要、その悪用、開発者の悲劇と戦いをわかりやすくまとめていた。
    Winnyは前から知っていた。知っていたといっても、名前を聞いたことがあり、情報漏洩ですごいことになった、ぐらいの、その程度の知識だ。
    番組を見て、Winnyの開発者である金子勇氏の人柄にひかれたのだと思う。

    本を読んでからも、金子勇氏の天才プログラマー像は崩れなかった。ただただプログラムが好き。そんな天才が日本にもいたのだ。そして、その天才とともに戦った人たちがいること。弁護士の壇俊光氏をはじめ、資金を援助した2ちゃねらーたち。特に壇氏は今も、IT関連の事件の弁護人として戦っているらしい。

    インターネットの技術は、今やなくてはならないものになった。そしてその中で起こる犯罪も多種多様になってしまった。インターネットは技術であり、手段にすぎない。それが悪いことに使われるか、善いことにに使われるかは使う人次第。技術を悪者にしないためにも、人々はインターネットについてもう少し知識を持つべきなのではないか。自分もそこまで詳しいわけではないが、そう思わずにはいられなかった。

    技術面に疎くても、裁判のことがわからなくても、この本は面白い。むしろそういうことはよくわからない、という人に読んでほしいと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.06.15

  • hyoko

    hyoko

    Winnyの開発者の逮捕から裁判までの経緯が読みやすくまとめられている
    P2P通信を利用した海賊版が流行ったこともあり、法令上の議論が必要だったのは間違いないが、
    有罪を前提に知識のない人たちが作ったストーリーで判決を下そうとしていたことはやはり間違っていると感じた続きを読む

    投稿日:2023.12.31

  • kz

    kz

    当時、WinMxやBitTorrentが流行っておりネットの新しい可能性を示してくれてた。
    金子さんはすごいプログラマーで逮捕されなければWinNyはもっと発展したり派生プログラムなどが日本のITを変えていたのかもしれない。
    けれど、2chからスタートしたことと匿名性を強化したということは違法ファイルを扱うことを想定していたと思う。
    合法ファイルを共有するなら匿名性は高くなくて良い。
    実際にファイル共有ソフトを使っているほとんどの人は違法ファイルを共有していたと思う。
    だから著作権侵害を助長していると考えられても仕方ない。
    それに、金子さんが逮捕されなくても日本のIT後進化は防げないと思う。
    なぜなら、YouTubeのような合法なサイトを作るという発想ができないから。

    本は天才プログラマー、日本のITの発展を守る弁護士とWinNyを犯罪としたい警察の攻防が詳しく書かれており技術的なことも結構書かれていて大変面白かった。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.02

  • RYTOE

    RYTOE

    Amazonプライムで読了。一時期、Winnyが流行っていたことは覚えていたが、その裏でこうした事が起きていたのはほとんど知らなかった。日本がIT関連で遅れを取った原因となった事件とも言われるし、はたまた捕まって当然だったとも言われる。色んな意味で興味深い事件、人物であることは間違いない。続きを読む

    投稿日:2023.07.28

  • けーこ

    けーこ

    小説としては読みにくかったけど、作者の熱い想いが文章に溢れすぎているからこそ対比して金子氏の冷静さが際立っててよかった。
    きっと本当の話って書くとどこかから訴えられるから小説として書いているんだろうけど、多分実話だよね?これが本当の話なら、日本の司法ってなに。検察は弁護士は誰のために仕事をしているんだろう。裁判官は人間関係で動いていいのだろうか。続きを読む

    投稿日:2023.06.01

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