【感想】ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

小川 一水 / ハヤカワ文庫JA
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
11
15
3
0
0
  • サイクロン・ランナウェイを予想させるラストが良かった。

    この物語が終わったところから本当のツインスター・サイクロン・ランナウェイが始まるのだと思った。ツインスターは、もちろんテラとダイオード。ランナウェイとは逃亡。何から逃げるのかというと、女はツイスタにはなれないとか、女はデコンパにならなければならないとか、女2人では漁師とは認めないとか、そんな因習から逃げるのだと思う。そしてこの物語が終わったところから、2人が、とんでもない大嵐を起こしながら逃げて行く姿を想像させるラストにワクワクした。続きを読む

    投稿日:2023.02.10

ブクログレビュー

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  • 賀茂川堂

    賀茂川堂

    ジャンル的にはハード百合SFになるんだとおもいます。導入部こそ「ハード」展開がいっぱいありましたが、さほど苦にもならず、だんだんふわふわ感が増してゆき、でも押さえるところは押さえている感じ。一気に読み終えました。次が気になる展開です。しかしこの作者は振り幅が広いですね。他の作品も楽しみです。続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • みにの

    みにの

    ハードボイルド百合SF。
    ふわふわしてるけど大胆(無自覚)なテラちゃんと、強気だけど甘えん坊なダイオードちゃんの掛け合いが好き。身長差含めて。
    最終盤、テラちゃんが特大受け爆弾をぶち込むよ。

    投稿日:2024.01.07

  • 椿

    椿

    宇宙を泳ぐ魚や自由自在に形を変える粘土の船ってアイデアが面白い。
    主人公ふたりのキャラ付けも最高!控えめなようで実は結構思いきるときは大胆なテラも、虚勢を張りながら強気に活躍するダイオードも可愛い。

    世界観や「なぜその役割分担が固定化したのか?」のあたりはまだまだ1巻時点では語られてない謎や歴史がありそう。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.01

  • よーぐる

    よーぐる

    初めの方はSFらしい難しい設定が多くて読みづらいけど、中盤以降は世界観にすんなり入れてキャラクターに感情移入しながら楽しく読めた

    投稿日:2023.08.29

  • yo-5h1n

    yo-5h1n

    巨大ガス惑星、大気を泳ぐ巨大な昏魚、自在に変型する宇宙船で漁をして暮らす人々。
    …という世界の設定だけでもわくわく。
    そして、夫婦で操船するルールの中で、異例の女性ペアで船を操る、テラとダイオードのぶっ飛びまくりの活躍。


    ぷはー、面白かった。
    ストーリーとしては、あらすじを書くこともできないんだけど、とにかくどっぷり濃いSFな世界と、シャイなんだかエッチなんだかピュアなんだか、ド可愛い女子ふたりのやりとりに、気持ちよく溺れるべし。


    続編あるんだ。
    そりゃ、外宇宙へ行くんだよね???

    小川一水さん、いつか読みたいと思いつつも、代表作「天冥の標」シリーズに挑まずに、つまみ食いしております。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.23

  • との

    との

    粘土練り練りして船や網にする機構。共同体同士の関係。そして主人公二人。
    体制やしがらみにとらわれないで自己実現する。
    はようイチャイチャしてくれ。
    周囲から求められる姿。慣習に整合できない自分。低下する自己肯定感。それでも自分は戦えると信じてる能力。自信を得て世界が変わる、或いは世界を変えるかも知れないし世界は冷たいままかも知れない。だけど、二人ならどこまでも飛べるような気がする。
    おっぱいは正義。
    〇〇ライクとプリントされた食べ物が結構気になる。
    続きを読む

    投稿日:2022.08.25

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