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芦沢央 / 新潮文庫 (301件のレビュー)
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総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
短編ならではのキレの良さ
書店に並んでいる文庫本の帯には、「このどんでん返しがスゴすぎる!!」とありました。う~ん看板に偽りなしと言ったところでしょうか。 短編でありますから、ストーリー展開が早く、人物像が彫り込まれてい…ない感があるかもしれませんが、いやいやどうして、流石のストーリーテラーぶりを発揮してくださいました。 「目撃者はいなかった」は、自業自得。「ありがとう、ばあば」は、思い込みの恐ろしさ。「絵の中の男」は夢野久作ばりのミステリーサスペンス?「姉のように」では、現在の社会問題にも通じる話。そして「許されようとは思いません」は、ムラという閉鎖社会の恐ろしさ?でも、ラストはちょっとほっこりします。 いずれも面白く、小説の楽しさを満喫できる短篇集でありました。続きを読む
投稿日:2020.10.01
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えりのゆ。
どのお話も、"終わり"と密接しているので、読み終わりに、ふぅっ…、、と息を吐いてしまうような気分になるのだな、と。 うわぁ、と思いながらも聞き耳を立ててしまうような第三者目線で物語に潜んでいる自分を想…像(妄想)してしまいました。 わたしは、「目撃者はいなかった」が好みでした。続きを読む
投稿日:2024.04.18
factory2009
合わなかった。 「よく考えられたストーリーだな」と思うけれど、「姉のように」の内容が自分にはダメ。仕掛けにはハッとさせられた。
投稿日:2024.04.10
Nao
五篇からなるノンシリーズ短編集。 俗に言うイヤミスにあたるのか(あまり詳しくない)。 まるで詰将棋のように無駄のない手筋が光る「目撃者」と、子育て経験者なら誰しもが胸を抉られる物語の裏で、意外な大ネタ…が炸裂する「姉のように」が双璧。 特に後者は、真相を知って読み返すと随所に作者の筆のうまさを発見できる、とても良くできた短編ミステリのお手本だと思った。 続きを読む
投稿日:2024.03.31
くらげ
サクッと読めるイヤミスでよかった。 叙述トリックとしては「姉のように」が面白かった。 「目撃者はいなかった」は自己保身に奔走する主人公に投げられる最後のセリフがよかったなー
投稿日:2024.03.22
YA
短編小説でしてどの作品もラストは、衝撃的で素晴らしかったです。 私は、特に冒頭の「目撃者はいなかった」と「姉のように」が凄く良くてハラハラしましたよ。
投稿日:2024.03.15
どんからす
「イヤミス」の文脈でおすすめされていたので、手に取ってみました。 読後感はそこまで嫌な感じではなかったです。 「姉のように」がいちばんよかった。
投稿日:2024.03.14
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