【感想】ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5

衣笠彰梧, トモセシュンサク / MF文庫J
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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  • 番外ではなく幕間

    7巻のその後と、8巻からの話の準備。まさに7.5巻。

    いつの間にか女子との付き合いが増えた綾小路が、いきなりクリスマスデート。
    経験不足で戸惑う一方でいろいろ計算していたりと、相変わらずギャップのある二面性が面白い。
    デートの相手は佐藤だが、話のメインは軽井沢との関係。こちらも情と計算の両方が絡む。
    堀北兄は関わってくるが、妹は出番なし。鈴音ファンには残念かな。

    恋愛話だけではなく、今後に向けたシビアな話も。
    敵が龍園から南雲に代わり、登場人物の立ち位置や関係を新たに配置し直す感じ。

    試験のようなクラスで越えるべき課題はないが、読んでも読まなくてもいいような番外編ではなく、あくまで本筋の流れにある巻。
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    投稿日:2018.03.04

ブクログレビュー

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  • kick

    kick

    このレビューはネタバレを含みます

    2学期ペーパーシャッフル後Cクラスと綾小路との対決後、冬休みの話。アニメ版はここまで。アニメ化されていないシーンも多々ある。

    ☆初めての冬

    ☆恋の矢
    軽井沢は佐藤から恋愛の相談を受ける。自身も経験が無いとは言えず、相談に乗ることになる。

    ☆伊吹澪の災難な一日
    綾小路は一人で映画を見に行くと偶然にも隣の席に来たのは伊吹澪だった。屋上での出来事に納得のいかない伊吹は綾小路に絡みだす。

    ☆それぞれの過ごし方
    綾小路は龍園、堀北学と会合を持つ。堀北からは新しい生徒会長・南雲雅を抑えるために手を貸すよう求められる。

    ☆波乱のWデート
    綾小路・佐藤・軽井沢・平田の4人はWデートに向かうことになる。

    ☆矢の行方
    南雲雅を抑えるために堀北学から紹介された人物と会う。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.08.11

  • 無垢野タイラ

    無垢野タイラ

    作品の良し悪しは自分で見なければわからない。参考指数にはなるが、レビューの1、2行で判断してはみる意味もなくなる。

    こういったフレーズはためになる。

    投稿日:2021.10.05

  • タカツテム

    タカツテム

    短編集、というよりもクリスマス直前のあれやこれやのほのぼのや策謀を纏めた長編と長編の間の話
    今回の話の肝はやっぱり軽井沢の心情変化。龍園との決着の時点で既にその兆候は見えていたけど、今回の話で本格的に寄生先として綾小路を選んだようで

    デートを申し込み、自身への好意が全開な佐藤に対し利用できるか出来ないかの基準でしか見ることが出来ない綾小路。自分は誰も好きになれないのではないかと思う彼と、自分を守ってくれる対象として彼氏を必要としてきた軽井沢。どちらも普通の恋愛が出来ないタイプであり、契約で繋がった二人はある意味最適なパートナーとなっていくのかもしれないと思えた。まあ、軽井沢の方は前回の決着を通して成長できた部分もあり、モノローグで自問しているようにそろそろ本格的に綾小路に恋心以上のものを抱いても可怪しくないような気もするけれど
    ラストの綾小路に名前呼びされて慌てる軽井沢は挿絵も相まってかなり破壊力が有りましたね

    又、前回決着で敗れたものの退学を思いとどまった龍園。野望を無くした彼がどのように残りの学園生活を過ごすのかと疑問に思っていたが、南雲の話を聞かされたことで一人大人しく過ごす道は無くなりそうな予感。やはり綾小路の本性を知っている人間は貴重だから、今後何らかの形で巻き込まれていくのだろうか?

    一方で興味深いのは坂柳の今後の行動や対南雲の構図が改めて表明された点か
    次巻以降も陰謀が飛び交う展開になりそうで楽しみだ
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    投稿日:2018.08.12

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