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月村了衛 / ハヤカワ文庫JA (13件のレビュー)
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総合評価:
future4227
アイルランドの民族独立運動と過酷な運命が綴られる
シリーズ第2弾。 機龍兵搭乗員の1人、ライザ・ラードナーの過去が明かされていく。 元テロリストで、死神と恐れられる暗殺者でもあった彼女が、今なぜここにこうしているのか? 前作で披露された桁外れの…戦闘能力とたった四小節だけのG線上のアリア、その背景にある少女の哀しい運命。 アイルランドを巡る独立運動史が垣間見れる。 民族問題にカトリックとプロテスタントの対立、組織間の対立などが複雑に絡み合い、暴力と差別が地域や学校でも常態化していく。 そんな中で、ごく普通の少女が凄腕のテロリストに変貌していく様が恐ろしい。 続きを読む
投稿日:2017.08.14
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はると
シリーズ第2作。 ラードナー警部について描かれている作品。北アイルランドのテロ組織の元テロリストでるラードナー警部がすごしてきた少女時代、そして、IRFに入るまでにどのような過程があるのかが描かれてい…る。続きを読む
投稿日:2022.10.18
Ghost Rider
シリーズ第二弾 地下鉄立て籠もり事件後、数ヶ月。 今回の主役はライザ・ラードナー警部。 元IRFのテロリストだが、現在は龍騎兵搭乗員として特捜部の警部となっている。 日本に潜入したIRFと中国マフ…ィア、ライザの過去と交錯しながら話は進む。続きを読む
投稿日:2022.08.28
マツ
機龍警察シリーズ第二弾 ライザの過去に焦点を当てながらIRF、フォングループの三つが絡み合うテロ捜査を進めていきます。同時にライザの生まれ故郷のアイルランドのIRA、宗教問題等の歴史も勉強出来ます。 …沖津が最後に放つ[敵だ]に鳥肌立ちつつ、下巻も楽しみです。続きを読む
投稿日:2022.04.17
nekotaro
警察に導入された人間が搭乗し操作するロボット機龍警察の話しです。装置の名称やらロボットの名前やら想像力不足なのかすんなり頭に入って来ません。著者の作品は何作か読んでいて面白かったのですが、本作は読み…にくく私には合わなかったです。続きを読む
投稿日:2021.07.30
にゃん
シリーズ2作目。 前作は世界観の説明的な感じであったが、本作はそれを受けて本格的な物語の開始という印象を受けた。 至近未来の警察小説と謳ってあるだけあり、警察の内状は迫真であり興味深い。 機甲兵装の戦…いは迫力がある。 とても面白く読んだ。 続きが読みたい。続きを読む
投稿日:2020.03.21
sakaiX
2010年に刊行が始まった月村了衛さんの『機龍警察』シリーズ。 似た設定の『機動警察パトレイバー』と比べると、よりサスペンス色の強いシリアスなハードボイルド作品になっています。 本作はその2作目にあた…り、日本SF大賞を受賞し、『このミス』9位に輝いた月村さんの出世作です。 1作目は読んでいたものの、以降が上下巻ということでなかなか手を出せていませんでしたが、ようやくこのたび読むことができました。 結論から言うと面白かったです。 やはりシリーズものなので1作目から続けて読んだほうがいいと思いますが、一応前作を読んでいなくても支障はないようには配慮されているようです。 設定もよく練られており、一読した限りでは不自然さや破綻はありませんでした。 横浜港で機甲兵装の大規模密輸事件が発生し、警視庁特捜部は北アイルランドのテロ組織IRFによるイギリス高官暗殺計画が日本で進行していることを掴みます。 実は龍機兵搭乗要員のひとりであるライザはIRFの元メンバーだったのでした。 組織を裏切ったライザの前に現れたIRFのテロリストたちに加え、浮かび上がった中国黒社会の面々。 ライザの過去を描いた第二章を挟んで、中盤は特捜部による捜査の場面が中心ですが、身内の警察や他省庁との腹の探り合いがなかなかスリリングです。 そして上巻のラスト、特捜部はIRFの居場所を掴み、密輸された機甲兵装との対決を迎えますが・・・ 以下下巻へ。続きを読む
投稿日:2020.02.29
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