【感想】だいじな本のみつけ方

大崎梢 / 光文社文庫
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
7
10
9
0
0
  • 本が取り持つ縁

    中学生が中学生らしくドタバタしながら小さな謎を解いていきます。
    気が合う人とだけ過ごしていられたら楽だけど、そうでない事の方が多いのが現実…。 気が合うけど趣味は違う、すっごく嫌な奴だけど趣味が合う、いろんな人との繋がりを本がとりもってくれる優しいお話です。
    運動部だけが熱い青春しているわけではないんだぞ-。という感じも〇でした。 大人になると、先へのワクワクより振り返ってしみじみする事が増えるので、主人公の昨日よりも前へ、今より前へ、少しずつという気持ちがすごくまぶしい!とても爽やかな読後感でした。
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    投稿日:2017.05.29

ブクログレビュー

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  • planets13

    planets13

    率直さと迂遠さを微妙なバランスで抱え込む中学生らしさと、本好きの夢が並走する分かりやすいお話。でもみんながみんな本好きというわけでもなく、そのハードルをあまりにあっさりと飛び越えてしまう気がしなくもなし。続きを読む

    投稿日:2023.12.24

  • MR

    MR

    日常の中の謎を一生懸命自分たちの力で解いていく、本を愛してやまない中学生のお話

    子供が読み聞かせしてもらっている時の真剣な顔を思い出しました

    そして、字がまだ読めない時に、ぬいぐるみを並べて読み聞かせをしている後ろ姿も

    本は色々な思い出を作ってくれます
    たくさん本に触れて素敵な大人になりますように!
    続きを読む

    投稿日:2023.06.11

  • hands

    hands

    本にまつわるストーリーで、大崎さんの本だったので読んだ。最初は中学生向けに書かれた内容で、なんというか、全てが良い方向に順調に進んでいくので物足りなさは感じたが、本を通じて人と繋がっていく様はとても面白かった。続きを読む

    投稿日:2023.05.23

  • ハルモヤ

    ハルモヤ

    読むうちに、気持ちが小学生の頃に通い詰めていた図書館の中に戻っていた。あの頃はページを繰るたびにドキドキしていた。中学以降は、好きなものというより読まなければいけないと思った本を読むことに追われるようになっていた気がする。社会に出てからはまた、興味だけで読むようになった。勉強だとか知識を得るためだとかではなく、本の中の世界に入り込める時間を大切にしたい。続きを読む

    投稿日:2023.01.28

  • やんばる

    やんばる

    大崎梢さんのクローバーレインが面白かったので、購入。
    中学生が主人公という事でなかなか感情移入が出来なかった。しかしながら若い世代の純粋な想いがストレートに表現されており素直に読めた。
    読後、30数年前の自分を思い起こそうとしたが、無理…。たまには青春小説を読むのも良いかなぁと思ったけど、この年ではやはり少し気恥ずかしいなぁ続きを読む

    投稿日:2022.10.15

  • hina

    hina


    あなたの「だいじな本」はなんですか?

    初めて自分で買った本。初めて泣いた本。お腹が痛くなるほど笑える本。勇気が出た本。人生を変えるきっかけをくれた本。

    さて、そのだいじな本は、どのように作られてどのような流れで店頭に並べられているか知っていますか?

    本が大好きな中学2年生の野々香。ある日の放課後、学校で誰かの忘れた本を見つけた。ブックカバーを外すとそこには野々香の大好きな作家の本。しかしその本は発売前の新刊だった。なぜここに?私が新刊を知らないだけ?そして1番の疑問、誰のもの?
    同級生の秀臣と持ち主探しが始まる。ただこの持ち主、案外あっさり見つかる。そう、本作は持ち主探しがテーマではない。あくまでタイトルにあるように、「だいじな本」を見つけるのだ。

    大好きな作家さんを目の前に、どれだけ本を愛しているかを語る野々香や秀臣の目はきっとキラキラしてただろう。
    作家がペンを持ち書店員が売り場に並べるまでに誰がどのような想いで本に携わっているかを知った2人。自分達も同じ立場になって初めて大変さを知る。今まで手にした本は全て、たくさんの人の汗と涙がある。
    悩まずスラスラ書ける作家はいないだろうし、店のポップを適当に作る店員もいないだろう。誰もが悩み考え抜いたからこそだいじな本になっていくのかな。

    だいじな本を、他人に教える。これは弱点を教えることと同じだという表現が印象的。
    小説だったり、児童書だったり、図鑑だったり、写真集だったり。確かに自分の心の中を見られているようでちょっと恥ずかしい。
    でも自分のだいじな本を、自分の勧めによって読んでもらえたら、それに褒めてまでもらえたら嬉しいだろうなぁ。書店員さんって素敵なお仕事。
    本屋さんに行くのが、ポップを見るのがもっと楽しくなった本。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.16

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