【感想】バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

藤木稟 / 角川ホラー文庫
(35件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
4
11
15
0
0
  • 豪華客船で行こう!

    シリーズ14冊目(長編としては12冊目)。舞台はハイチからスタートするものの、すぐに豪華客船に乗ってしまうので大半は海の上です。それでもハイチの歴史などにはけっこう触れられていて、なるほどそういう国なのか、と勉強になりました。実際の世界情勢やなんかが物語に絡んでくるところがリアルですね。
    それにしても、平賀とロベルトが乗る船は本当に豪華です。こんな船でクルーズなんて夢のようですが、これが「バチカン奇跡調査官」である限り、平和なクルーズとはいきませんよね……。というわけで、久々にグロ度高めな仕様となっています。
    今回は殺人事件が派手なせいで、奇跡調査パートはちょっと地味に思えてしまったのですが、そんな中でも平賀とシン博士のやり取りには笑わせてもらいました。ある意味いい関係だと思います。……たぶん。
    事件や調査の合間に、ちょっとだけくつろいだ様子の神父コンビが見られたのもよかったです。シリーズの今後に関わってきそうな要素もあったので、期待を込めて星5つで!
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    投稿日:2017.02.22

  • 読んだ!やっぱり凄い!

    待ちに待った新刊!今回はカリブ海という事で、期待通りブードゥーは出てくるわ、バミューダ・トライアングルは出てくるわ、で、相変わらずの蘊蓄を堪能しつつ、タイムリーなジカ熱やダイヤモンドの密輸、メタンハイドレート、ハーブなどの謎解きアイテムも充実していて、とても楽しめました。解放の神学も懐かしかったなあ。懐かしいといえば、あの方もこの人もお出ましで、安定の存在感。しかし、あの方と平賀さんがダンスとは、藤木先生、お戯れが過ぎまする(笑)。この人の再登場も間近かな、と思わせるところもあって、早くも次が待ち遠しいです。続きを読む

    投稿日:2016.12.22

ブクログレビュー

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  • tomojuju

    tomojuju

    シリーズものの良いところはキャラの意外な一面とかが見えてくるところだったり、お決まりの方にはまってくることの安心感。前作は平賀とロベルトの立場が逆転したような描写が多くて新鮮味があった。今回2人が定位置の活躍をする巻で、でも場所や設定が少し風変わりで心地よかった。

    2023.4.8
    58
    続きを読む

    投稿日:2023.04.08

  • ethan

    ethan

    このレビューはネタバレを含みます

    ルッジェリさん。イケメンで金持ちで社会的地位があるなんて、韓国ドラマの財閥かガウドウネしかいないでしょって穿った見方で読み進めていたらやっぱりか笑
    表紙のTHORES柴本さんのイラスト、カッコ良すぎでしょ。
    と、途中の仮面舞踏会で平賀をダンスに誘った女子がジュリアさんだったらウケると思ってたらまさかのこちらも予想的中してしまった。流石にマジシャンもジュリアさんとは思わなかったけど。
    でも危なかった。お姉さんの言葉に乗せられて平賀もドレス着てたらジュリアさんとダンス出来ないところだった。って、登場人物の中に女装して違和感ない人物が二人もいるってどういうことよ。
    ロベルトも数年休みを取ってないとか可哀想すぎる。バチカンブラック企業・・?
    折角サウロさんが1週間休みをくれたのに。。
    と、メインのストーリーとしては海に現れた十字架の奇跡調査と船内で起こる殺人事件の調査の平行で進むのだが、十字架の奇跡は前回同様ローレンの助けによって解明。殺人事件の方はあんまり後味良くない感じで解決。ハイチって南国リゾート的なイメージしかなかったけど、国の歴史としては結構凄惨な歴史だったんだなぁ。
    私の大好きなシン博士は今回も健在。
    「休暇中の定期連絡は不要です。」
    「私のプライバシーに干渉しないでください。」
    「十字架の最下部にロケット噴射口がついていたかもしれませんね!」
    もう、最高でした。
    平賀はその後死体の写真を博士に送りつける訳だけれども、案の定返信が来ない。
    絶対「ヒィッ」ってなってびっくりして返信がかけない状態だったんだと思う。
    そんなにシン博士をいじめないで。
    最後はやっぱりジュリアさん登場。
    ジュリアさんが上司的な感じかと思いきや、ルッジェリさんが上司側だった。
    うーん、第13弾も楽しみ。

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    投稿日:2022.12.17

  • 秋待

    秋待

    このレビューはネタバレを含みます

     今回は船上でのクローズドミステリ風味と、物語の舞台がだんだんバラエティ豊かになってきましたね。今回はシリーズ名物のトンデモトリックのぶっ飛びぶりが比較的控えめな印象で、そこそこすんなり受け入れた気がします。感覚がマヒしてきただけかもしれませんが(笑)もう暗示やパニック発作くらいじゃ何の疑問も抱かなくなってきた……。
     平賀とシン博士のメールのやりとりに癒されつつ、徐々に大きくなってきたローレンの陰がなんとも不穏ですね。

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    投稿日:2022.04.24

  • masao3966

    masao3966

    今回も楽しく面白く読めました 只 船内限定と言う事で 話の広がりに欠けた感が有る 最終的に悪者は逃げて スッキリしない終わり方でした

    投稿日:2021.01.27

  • クーコ

    クーコ

    このレビューはネタバレを含みます

    今回は豪華客船。
    久々に読んだバチカン奇跡調査官ですが、面白かった。
    いつも話の最初にある料理の紹介が無かったですが、
    まさかこんなところで来たか!!という感じw
    小さな謎も最終的には全部回収されてましま。

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    投稿日:2020.05.31

  • nonbe777

    nonbe777

    「バチカン奇跡調査官 楽園の十字架」再読。今度は神父二人が豪華客船に乗る。水上ルイと藤木稟は友人なのだろうかね?水上ルイにバチカン~とそっくりな連続殺人があるのでちょっと気になった。あ、それはこの本ではない。どれだっけか?続きを読む

    投稿日:2020.05.01

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