【感想】校閲ガール

宮木あや子 / 角川文庫
(128件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
17
50
46
1
2
  • 「解説」込みで

    TVドラマとは、ちょっとおもむきが違う感じ。
    「校閲」という仕事の凄さ、魅力が伝わってくる。
    悦子と一緒に校閲にチェレンジしてみるのも楽しみの一つ。結構難しい。。。。
    ただ誤字を探すだけかと思っていたのが、大変申し訳なくなってきます。
    巻末の角田光代さんの解説も読むと、さらに校閲の凄さがわかります。
    話としては、悦子のその後が気になる。



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    投稿日:2016.10.11

  • 感動的に読みやすい

    いわゆる裏方のドラマってのは面白い。
    出版物の校正(校閲)をしてくれる人と、一般の読者が接することはない。一般読者にとっては、校正者の存在すら気付くことはない。だが、出版に校正は不可欠だ。
    これは、不本意ながら校閲部に配属された女性が中心となったドラマ。ちょっとした謎解きも組み込まれていて、あっという間に読めた。続きを読む

    投稿日:2016.09.27

  • スゴい!・・・解説が・・・

    読んでいたら知らない間に読み終えていました。
    なんだか軽い本だなぁ程度に思っていたのですが、あっという間に読めてしまうのには、理由があった!
    それが、角田光代さんの解説に滔々と語られております。スゴいじゃないか!宮木あや子!
    私は、小説内小説が嫌いで、読み飛ばしていたのですが、これもスゴいテクニックらしいです・・・ハイ・・・読み直していませんが・・・。

    私は男なのですが、この本で分かったことは、男性のような言葉を話す女性が大嫌いということです。
    「・・・・じゃねーよ。」とか・・・そういうしゃべり方をする理由は書いてあるんだけど、もうこのキャラクターを受け付けない・・・・。
    古い人間ですね。ドラマでは、石原さとみが演じていましたが、よくこんなオファー受けたなぁと思っていましたが、小説も一緒でした。
    こういう小説は初めてでした。解説がないと、ちょっと嫌な本だなぁという感想だったと思います。

    それが、「この著者はスゴいテクニック使ってるんだ!」「文芸のぶの字も分からない自分がレビューを書くなんておこがましい!」って思えるくらい解説がうますぎる!
    小説を読んで、ぜひ解説を読んでください。そうすることでこの本がとても面白くなります。

    仕事の描写は中途半端で、もう少し仕事に焦点を当ててくれたらいいのに・・・という思いから★マイナス1。
    仕事の描写は、三浦しをんさんの「舟を編む」や「 神去なあなあ」シリーズのほうが、仕事への焦点の当て方が巧いと感じました。
    続きを読む

    投稿日:2016.12.25

  • 笑いました。

    登場人物の一人一人が魅力的で、特に主人公の悦子の言動は痛快です。
    不本意ながら校閲の仕事をしている悦子が仕事を好きになっていく過程や、小説家の苦労、現代の貧困問題などもさらりと書き込まれていて興味深いです。

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    投稿日:2017.06.16

ブクログレビュー

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  • mamiko

    mamiko

    校閲に全く興味がなかった主人公、河野悦子がまさかの文芸の校閲部で働くことに。硬そうなイメージですけど、笑いあり恋ありと面白かったです。作家さんもすごいですけど、校閲の人はそれを上回りますよね…。世に出回る前に読めていいなぁと思いましたけど、校閲者は読んではダメなんですね。感情移入して読むと冷静に校閲できなくなり、ミスが生じやすくなるそうで。
    せっかく読めても楽しめないのは悲しいですね。
    悦子とイケメンアフロの恋の続き、楽しみです。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • YURIKO

    YURIKO

    めちゃくちゃ読みやすくて面白かった。
    主人公の悦子はやたらと口が悪くて決していい性格ではないのに別に鼻につくこともなく…むしろ誰に何思われてもいいくらいの物言いは読んでてスカッとする。
    テンポもいいから悲観的にもならへんし…
    相手がどれだけ大御所の作家でも部長でも(部長のことエリンギ呼ばわりしてるしな)他部署の目上の人でも態度が変わらんのもいいな。
    実際にいたら友達になりたいかも。

    そしてただただ失礼な小娘ってわけでもなくて仕事はちゃんと完璧にするし興味のあることややりたい事への情熱も凄いし魅力的な人間やと思う!出た大学は決して良くはなくても頭の回転も早くて記憶力ずば抜けてるし。

    そういう悦子の校閲というお仕事ターンと、あとは作家さんとか編集との関わりやちょっとした事件と、個性豊かな周りのメンバーとの掛け合いと、そしてまさかの作家兼モデルとの恋愛と。色んな要素が短い中に詰め込まれてた。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • 史織

    史織

    宮木あや子さん独特の口の悪い女の子の語り口調が合えば、お仕事小説としてとても楽しめると思う。キャラがみんな魅力的で、好きなんです。憧れのファッション誌にいる元読者モデルの森尾も、編集部の「てつぱん」も、外国語ぺらぺらお嬢様受付嬢も。宮木さんのガールズトークのノリ、本当に好きだし1冊目がハマればぜひ3シリーズあるので全部読んでほしい!!!1続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • dende_bookshelf

    dende_bookshelf

    イッキ読み。
    ドラマも好きだったけれど、原作のこちらもかなりおもしろい。原作とドラマとは雰囲気違うなと思ったけれど、原作の方が“毒”があって、私は結構好き。

    ドラマとは違う悦子の言葉遣いに多少イラッとはするけれど、スカッともする。なぜか嫌な感じはしない。
    ファッション誌の編集の仕事をしたいがために必死に校閲の仕事をする悦子だけど、エリンギが校閲に採用したのは正しかったよな―と思う。

    続編を読むのも楽しみ!
    続きを読む

    投稿日:2024.02.04

  • エリエール

    エリエール

    ドラマから。
    開いた瞬間思ったのは、なんて読みやすい文書!!
    という感動。
    ドラマはだいぶ設定変えて来ているんだなぁというのに最初は慣れなかった。
    悦子は新卒入社だし。森尾は同期だし。受付嬢は勿論セシルでは無いし(笑)何より藤岩さんが校閲じゃなくて編集者で悦子の同期なこと!(笑)あと是永のキャラが完全違う。

    最初はドラマとの間違い探しのような感じがしたが、読んでいけば小説の世界にすぐに入り込めました。
    ただ、ドラマから入ると、話が散らかったまましっくり終わらないんだなっという印象が出ました。勿論、ドラマで起こるような事が起こるのだけど、ドラマはそれにだいぶ加筆しているしドラマらしい盛り上がりとちゃんとした一話完結を用意しているけど、小説では「あくまで自分は校閲の人間」というスタンスな悦子がいるため物語は動かない。
    続きを読めばもう少しわかるのだろうか?
    とりあえず入りやすい文章なので初心者さんにもおすすめ。続きも期待します。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.28

  • おそばチュロス

    おそばチュロス

    ドラマが面白かったので読んでみた
    原作の方が細かいストーリーがあってより面白かった。先にドラマ見てたから悦子のオシャレさがイメージしやすかった

    投稿日:2023.12.29

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