【感想】井伊直虎 女にこそあれ次郎法師

梓澤要 / 角川文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
3
1
2
0
0
  • 井伊家断絶を救った女城主

    徳川四天王のひとり、井伊長政。
    彼の活躍は、この井伊直虎がいなければ、なかったかもしれないし、もしかしたら存在すらしていなかったかもしれない。
    井伊直虎の生涯は、井伊家の歴史といっても過言でないと思う。戦乱の渦に飲み込まれその中で必死に家を守る。
    こんなことが女性にできたのだろうか…。

    乱世の世を女の細腕で家を守り抜いた彼女の活躍は、多くの人に知ってもらいたいと思う。
    2018年のNHKの大河ドラマで日本中に直虎旋風が巻き起こることに期待したい。
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    投稿日:2016.09.17

  • まさに女子(おなご)の直虎

    NHK大河ドラマの「おんな城主直虎」、
    高殿円「剣と紅」
    そして本書を読み比べると、
    とても同一人物とは思えないほどの
    造形の差に驚きます。

    どの直虎が一番史実に近いのか、
    読み比べてみるのも一興かと思います。

    個人的には、この梓澤要さんの描く直虎が
    一番、「おなご」かなと思います。
    恋愛要素も一番濃い印象があります。
    歴史小説というより、数奇な運命の元に生まれた一人の姫の
    物語というのが近いと思います。

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    投稿日:2017.05.04

ブクログレビュー

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  • 如月 はるか

    如月 はるか

    大河ドラマのキャストを思い浮かべながら読了。大河ももう一度見たくなった。
    大変な一生だなぁ。しんどかっただろうなあ。
    この人たちが生きた先に、私が生きているのだと、ふと思う。

    投稿日:2019.10.26

  • ばあチャル

    ばあチャル

    本日始まる大河ドラマに間に合った!というのは、どうでもういいが
    この本は少ない直虎の史実に、歴史的事実を組み合わせて、
    小説というより歴史をたどるような感じだったので、
    そこを、どうドラマ化してあるのか、「大河」が興味深い。

    つまり、枠組みは理解したので、フィクション仕立てがカギ。
    という話も私事で、どうでもいいか。

    時代がどうあれ
    長年生きてきて思うのは「自分は自分であること」ほど難しいものはないということ。
    甘えているわけではないが、自信がぐらつくことの多さ。

    ことの決断、実行、対処。
    すんなり出来たためしがないこと。
    これでよかったかの、反省・後悔、多々。

    ただ、事実が厳然とあるのだから、それを受け止めないでは前に進めない。
    それが孤独で厳しい現実なのである。
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    投稿日:2019.03.15

  • hon4173

    hon4173

    600ページの長ーい小説。でも飽きることなく最後まで面白く読めました。
    梓澤要の本をはじめて手にとりました。男性の小説家と思っていましたが、読み始めると文章がなんだか女性っぽい。調べてみたら女性でした
    永井路子や杉本苑子の女性小説家の歴史小説が好きなので、親しみやすかったです。
    梓澤要の別の小説もぜひ読んでみたいです。
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    投稿日:2017.01.10

  • nonmasashi003

    nonmasashi003

    久振りのノンフィクション?
    読み始めたら、次の大河ドラマの主人公と知れるが知らない方が良かった。
    原作本でないので無視して読んだがどうしてもテレビを意識せてこの場面は?と云う読み方、知らなかったくらい地味な存在をどう盛り上げるのか?
    伏線としては直政の血縁背景か?
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    投稿日:2016.12.13

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