【感想】ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

田中経一 / 幻冬舎文庫
(106件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
32
45
13
5
0
  • 料理は愛情を伝える!!

    主人公の直太朗は特別な舌を持つ
    一度食べた料理を再現させるための舌を

    内容はあるレシピをめぐり、70年の時を行ったり来たり…
    読み進めていくと途中で読む手を止められなくなりました

    読んでいるとその70年前のレシピを書いた料理人の熱量が嫌でも伝わってくる…
    そして、そのレシピを手に入れて作ってほしいと頼む謎の人物の登場…

    物語はそのあるレシピをめぐるミステリーに終始しますが、最後には感動が待っていました
    ここに書くことはできませんが、読み終わった今、この本の内容や感動について誰かに話したい気分です

    なにやら実写映画化もされる見たいですので気になった方はぜひ読んでみてください
    おすすめです!!
    続きを読む

    投稿日:2016.09.23

  • レシピに込めた想い

    最後の食卓に、思い出のある料理を食べたい。
    そんな人達に話を聞き、その料理を再現する料理人。
    その料理人が受けた一件の仕事が、壮大な話に展開されます。
    過去と現代が、どんどん繋がっていき、最後には
    理が思わぬ人間関係をあらわにし、
    感動のフィナーレへと繋がっていきます。
    料理の作りかたを記したレシピ。
    そのレシピに想いを込めた料理人。
    久しぶりに感動した素晴らしい作品です。
    続きを読む

    投稿日:2017.01.12

  • いいです

    読みやすい構成で、過去と現在を丁寧に、魅力的な登場人物を描いた作品と感じました。
    落ち着いた文体で広い空間と時間を淡々と行き来するうちに、出会いと食の不思議を堪能できるような物語だと思います。

    投稿日:2017.04.16

  • 読後感が最高です!

    最初はあまり接した事のないジャンルだったので、かなりまどろっこしい感じがしてなかなか進まなかったため、随分読破するのに時間が掛かりました。しかし後半になり前半の瑣末でどうでも良いと思っていた事が思いもよらぬ伏線となって次々と理解できるようになり、「あぁ、そうだったのか!」と何度頷いたり感心したり感動したりと、読み進むほどに作者の懐の深さ、緻密な構成に恐れ入った次第です。読破した後はしばらく他の小説を読む気にはならなかったほどです。次回作に大いなる期待をしています。続きを読む

    投稿日:2020.01.31

  • 素晴らしい作品、感動しました

    私もかなりに数の本を読んでいますが、久しぶりに良い作品に出会い、感動しました。
    現在、過去、現在、過去…のストリート展開も新鮮で、最後の結末にも驚かされるばかり。
    素晴らしい作品でした。

    投稿日:2017.11.18

  • 最高に素晴らしい作品

    実話みたいな話でぐいぐい引き込まれて最後は超感動しました。料理の鉄人に出てた名前は忘れたが関西系の料理人の言葉はあながちリアルだと感じました。

    投稿日:2017.11.27

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ブクログレビュー

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  • reader93

    reader93

    満州事変直後の時代と現在を行き来するスケールの大きな小説。軍の事情に振り回されながら素晴らしい料理のレシピを作り上げた直太郎。彼の血が後世に繋がって良かった。

    投稿日:2024.03.23

  • りな

    りな

    ★4.5/5.0
    個人的には面白く読めた作品でした!

    楊が中国共産党のスパイっていう話がでてきたあたりから、爆速で読み終えちゃいました笑
    それくらい、物語にのめり込めた。主な登場人物としては、満州国の時代に山形直太朗と千鶴、楊晴明、現代に、佐々木充(村田満)、幸、楊晴明っていう構成だったけど、個人的には中高で習った満州国の話が、こんなにもスラスラと入ってくるとは思わず、でも、物語に上手く組み込まれてるからこそ満州国が建国された時代がどのような時代だったかを以前よりも知ることが出来たと思うので、そこは良かったかな。
    「麒麟の舌」という表現は知らなかったので、この物語を通して知ることが出来た。絶対音感みたいなものなのね。
    山形直太朗が素晴らしい料理人だということ、楊晴明をはじめ、山形の周囲の人間はみな、山形の料理を絶賛してたことが分かったし、この物語の真相が明かされた時はスッキリした。
    「うちの家族は、どうしてレシピでしか愛情表現できないんですかね」っていうのがとても印象的で、でも、愛情表現のしかたって色々あるんだなとも思いました。
    春夏秋冬各51品、計204品の料理を、しかも、三宅少将に頼まれた時のレシピの内容だけじゃなく、大切な人たちのために書き換えたレシピも完成させた山形直太朗、やっぱり天才なのでは?と思ったそんな物語でした。

    まあ、5000万なんて大金がどこから出てるのかとか、あまりにも楊が色々と知りすぎているところとか、尾行の件とか、あんまり詳細に語られてない部分で気になる点は多少あるけど、家族愛みたいなものを感じられて良かったです。

    めちゃくちゃネタバレだけど、山形直太朗と楊晴明の関係、楊晴明と幸の関係、色々なものが最終的に修復されて本当に良かったです!
    続きを読む

    投稿日:2024.01.13

  • はっさく

    はっさく

    このレビューはネタバレを含みます

    過去と現在を行ったり来たりしながら、四季のレシピの謎に迫っていく。全部読んでないけど、きちんと全レシピを考えてあったのがすごい!
    「麒麟の舌」の伏線はわかったけど、どう繋がるのかがずっとわからず。単純だったけど、まあよかったなと思えた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.05.06

  • ラビ

    ラビ

    印刷所が微妙……ページをめくりにくい製本でプチストレス。
    ストーリーはほつれが目立つというか、精緻な作り込みがなされた物語ではなかった印象。あと個人的にラストの主人公の心境の変化にずっこけてしまったな。血のつながりってそんなに大切?続きを読む

    投稿日:2023.02.18

  • ゲルニカ

    ゲルニカ

    軽薄なストーリー展開でした。さすがテレビ屋らしい期待と予想どうりの展開で楽しめました。読者の求めるようにエンディングに持っていかれましたね。
    また、当時の日本軍を要所要所で悪役にする所も、作者自身のアリバイ作りもテレビ屋、エセ文化人に良くあるパターンも期待どうりでした。ディー級娯楽小説として楽しめましたが、この手の本を楽しんでしまう自分の堕落と刹那的さには、反省させられました。続きを読む

    投稿日:2022.12.15

  • でぶでぶ

    でぶでぶ

    昭和に書かれた壮大なレシピを追う。
    料理がしたくなる内容ではないけれど、よほど料理に詳しい人が書いたんだろなと。
    解説を読んで初めて、料理の鉄人のディレクターと知り納得。欠かさず観ていたもの。

    投稿日:2022.12.13

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