【感想】魔法科高校の劣等生(5)　夏休み編+1

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5巻はやっとアニメ化されていない話が満載で読みごたえがありました。
ショート6編：夏の休日、優等生の課外授業、アメリア・イン・ワンダーランド、友情と信頼とロリコン疑惑、メモリーズ・オブ・ザ・サマー、会長選挙と女王様。
最初と最後の2編以外はいわゆるSSで、基本的に主人公カップルの周りの話がメインでしたが、最初と最後が重要な話。
夏の休日ではまさかのほのか告白シーンと、みゆき、達也の独白シーンが入ってました。
最後の会長選挙と女王様では、次巻からの横浜騒乱編の前に、次期生徒会長の選挙がちゃんとあったのが描かれてました。みゆきが飛ばしすぎでちょっとやばい感じだった。でもこの話のメインテーマはやっぱり七種真由美ちゃん。だんだん彼女も本気になってきていて、今後が気になりました。

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夏休み近辺の短編集。

【夏の休日】
お兄様、ほのかを振るの巻。いや、でも率直に事情を言うだけ誠実ではあるよな。それがほのかにとっていいことか悪いことかは置いといて。

【優等生の課外授業】
森崎君がんばれ。達也が異常なだけで、彼も普通にできる人ではあるんだけどなあ…真っすぐ育ってくれ。

【アメリア・イン・ワンダーランド】
エイミィと十三束君活躍の巻。主人公達以外にもいろいろ事件があるのです。しかし設定的に仕方ないとはいえ物騒な世の中だ。

【友情と信頼とロリコン疑惑】
将輝と吉祥寺君のお話。吉祥寺君は一条家に囲い込みまっしぐらだなあ。まあ大人になったらそのぐらいの差はちょうどいいよ、吉祥寺君。ロリコンじゃないよ。

【メモリーズ・オブ・ザ・サマー】
達也と深雪のデート（？）話。やっぱり達也は自分の稼ぎで財力があるんだなあ…しかしただのバカップルである。

【会長選挙と女王様】
この話はわりと本筋に絡んでくる気がする話。あーちゃん頑張れ。あとがきで作者にもそう言われている、シルバーモデルでつられる新生徒会長の明日はどっちだ。

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ほのかの告白や、レンジゼロの登場、真由美が達也をエクストラと疑う、吉祥寺の茜とのやりとりなど、短編集ならではの楽しさがあった。ちょっと冗長だったけど。

深雪の笑顔を見るためにお金を使うことが一番いいお金の使い方って考えは同感。

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★★★★4　シリーズ初の短編集。普段あまりスポットが当たらない人物が主人公になっていてシリーズを深く知る上では非常に良かった。（それでも登場人物があまりに多く「この人どこで出てきたっけ？」と思い返しながら読んでいるのだが）個人的には最後の生徒会選挙のエピソードが一番いい。来年は深雪が生徒会長で決まりの予感がするので。その様はまさに「氷の女王」。その他はほのか主人公の「夏の休日」明智英美主人公の「アメリア・イン・ワンダーランド」がいい。

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