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たむらあやこ / モアイ (4件のレビュー)
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総合評価:
Reader Store オフィシャル
2
病いを受け入れ、一緒に生きていくということ
看護師として精力的に働いていた著者を突如襲った体調不良。自由がきかなくなった体を何とか動かしながら向かった病院で告げられたのは、ギラン・バレー症候群という耳慣れない病名でした。ギラン・バレー症候群は、…国が難病として指定する病気の1つ。著者の場合は特に症状が重く、寝たきりの状態から少しずつリハビリを重ねていきます。 本書で描かれるのは、本人の闘病生活だけでなく、それを支える家族の姿。特に競馬、パチンコ、麻雀とギャンブル依存症だった父親は、娘の悲惨な姿を目にして心機一転。カケゴトはすっぱりと辞め、娘のために自分の手で家のバリアフリー化を進めていきます。 壮絶な闘病記ではあるものの、随所で挿入されるコミカルな描写に思わず笑ってしまう本作。月日が流れ、改めて家族や主治医と当時の様子を振り返る巻末対談もお見逃しなく。続きを読む
投稿日:2016.08.15
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永杜
このレビューはネタバレを含みます
突如として、難病になった人のエッセイ漫画。 普通に働いていたと思ったら、体調不良。 あれよあれよというまに、病人に。 こうならないよう気を付けよう、という問題ではなく 診察したら、驚きの難病! 漫画もびっくり☆ の展開ですが、なった本人は びっくりしている暇もなく、痛みにのた打ち回り。 先生が早期に当ててくれたから まだ良かったのかも知れません。 長い病院生活、そしてそれを見て泣き続ける父親。 確かに、母親親戚が思う通り、父親のせいでは? と 思ってしまうような、作者の過去でしたが。 一番心にぐさっと来たのは、退院が出来て 別の病院に移って、家で生活していて…の 体調崩して再び入院した時の台詞。 分かっているからこそ怖くてたまらない、という叫び。 痛みしかない状況なら、そうなのは、当然です。
投稿日:2019.06.19
meguko1010
私は理学療法士として働き、年に何回かギラン・バレー症候群と診断された患者さんのリハビリを担当することがありますが、こんなにも重症な方は見たことがありません。 そんなに気分悪くなるの?そんなに痛いの?そんなに回復が遅いの!?と、私が知っているギラン・バレー症候群とは違う病気ではないのかと思うくらい、大変な症状で驚きました。 しかし作者は絵を描くという大好きなことを諦めず、病気に立ち向かい、周りへの感謝の気持ちを持ちながら前向きに頑張っており、応援したくなるお話でした。 彼女が言うように、私も周りの人に感謝しながら、毎日を丁寧に生きていこうと思いました。
投稿日:2016.07.10
ぶっかけ
タイトル、カバーを見て分かる通り、難病闘病エッセイ漫画。「絵を描けるだけですごい!」「~できるだけですごい!」という事柄が山ほど出てきます。中途半端な哀れみや同情など吹き飛ばして読み手の覚悟まで問われ…た気がしました。だって、病気って誰にでも、誰の周りにも起こるから。 そして、病気を抱える本人がその状態や思いを公にするって大切なんだと改めて思います。医者や看護師、医療スタッフ、家族、親族も立場が違えば見方も異なる。たとえ完治することがないと言われている病気でも生活の質を上げていくために何ができるのか。情報が増えれば考えられることも増えていくのではないでしょうか。続きを読む
投稿日:2016.05.27
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