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永六輔 / 幻冬舎文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
あゆみのパパ
3
亡くなって初めて触れた快作。
笑いと涙の刑務所講演録。 ここまで言うか?の加熱したユーモアに驚く。 永さんって本当に才人だったんだな。
投稿日:2016.08.16
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Starbo
2
七夕に星を見上げて
著者が亡くなったことは、私にとって昨年のエポックメーキングであった。小学生の頃、彼と同じ病であるパーキンソン病で亡くなった母が良く彼のラジオを聴きながら、手仕事をしていたのを良く覚えている。著書と母は…同学年ということも有り、良くラジオを聴いていたものであった。なので、その横でなんとなく聞いていた私も彼のファンとなり、中学・高校生の頃には、彼が出演する深夜放送やエッセイを読んだものであった。 この本は、彼が生前に全国の刑務所に慰問してきた際の講演をまとめたものであるが、良くテープが残っていたものであると感心するとともに、彼の人生哲学が滲み出る話しの内容であった。亡くなる数年前から、彼が出演していたラジオで何度か聞いたことのある話もあったが、改めて文書で読み見返すと感慨深いものがあった。続きを読む
投稿日:2017.02.15
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H.Sato
永さんの刑務所での講演会をまとめた本。なかなか面白い。ずばずばと永さんは囚人に対してもいろんなことを話す。 僕らの命は35億年以上。 僕がいきなり世の中に生まれてきたわけじゃなくて、僕が生まれてくる…ための理由はちゃんとあるわけです。 悪口を言っている人はね、自分が悪口を言ってるんだから、人も自分の悪口を言っているに違いないと思うようになるの。それが被害者意識を増やしていく。そうすると次第に孤立していく。悪口が多い人はだんだんひとりぼっちになってくる。だから悪口は言わない。悪口を言いたかったならば、相手が聞いて笑うようなユーモアを言うようなことを身につける。 叱る前に怒っちゃ損です。 赤ちゃんはひとりでは生きられないわけですから、そこでまわりにひとのお世話になって世の中に出て行くわけでしょ。 それなら周りの人たちにも理解されたり、応援されるようなそんな生き方をしたいよね。 人生の素晴らしさって何かなって思うとき、それはね、きっといくらでもやり直しがきくことだと思う。人生80年、100年の時代なんですから、先はいくらでもある。ゆっくり生きてしっかり借りを返さないとね。妙に突っ張った生き方をするのではなく、余裕をもってね。借りはゆっくり返せます。 どんなボランティアでも誰かが助かること、誰かがホッとすることをしてあげると自分が救われる。 誰かを助けてあげよう。誰かを助けてあげると、自分が助かる。続きを読む
投稿日:2010.10.31
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