世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

くさばよしみ, 中川学 / 汐文社
(78件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
24
26
12
1
1
  • リーダーのあり方

    自分が、知ったのはテレビから。
    世界で一番貧しい大統領。とても印象的でしたが、絵本にもなっていたんですね。リーダーのあり方や、人間社会における、自分のあり方、色々考えさせられるものがあります。

    投稿日:2017.04.24

ブクログレビュー

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  • mari

    mari

    夏休みにはいる前、中学生たちに、この本の読みきかせをした。読むとたっぷり15分はかかる。内容だって社会的なものだし、しっかり聴いてもらうには、対象を選ぶ。

    今までは、小学生への読み聞かせが多かったこともあり、すごくいい本だとわかっていたけれど、読み聞かせをしたことがなかった。今回この本を届けられて、とても うれしかった。
    後で気が付いたのだが、この本は、中3国語の教科書、「リオの伝説のスピーチ」単元末にある、「広がる読書」コーナーで紹介されている。

    小国 ウルグアイの大統領 、ホセ・ムヒカ氏が国際会議で語った、伝説のスピーチ。会場の人々は、最初は関心を寄せていなかった。けれどスピーチが終わった時、会場中から拍手が巻き起こったのだ。

    彼の言葉は、物事の本質をついている。きれいごとではなく、誰も指摘しない(したくない)部分を言葉にする。だから、人々の心を掴むのだ。

    環境問題が、いつまでたっても改善されない理由。それは
    私たちが追いかけてきた、「しあわせの中身」にある。

    多くのものを創りつづけ、それを買いつづけ、消費しつづけ、お金を払いつづけ、
    その お金を得るために、働き続ける。
    世界はそういう社会システムをつくりあげ、そういう豊かさを、しあわせの定義とする社会が、発展してきた。

    そうやって、人生の時間の多くを使い
    気がつくと、人生の残り時間は、わずかになってしまう。そのとき私たちは想うだろう。「これが、人生の行き着く先なのか」と。

    経済やお金が、力を持つ社会システム。
    どこの国の、どの人々を利用したら、儲かるだろうかという視点で
    物事は決められ、まわっている。

    「みんな一緒に、みんな仲良く」と言いながら、この社会を動かしている いちばん大きなエネルギーは、それとは真逆のものだ。

    いちばん、大切なのは
    命だ。
    生きていること
    生まれてくることは

    奇跡なんだよ

    人生の時間を、
    しあわせを感じるために
    世界をたっぷりと 味わうために
    私たちは、産まれてくる。

    なにかに搾取され、自由を失うためではなく、しあわせになるために。

    発展とは、人間の幸福の上に、成り立つものでなくてはならない。
    私たちが、本当に戦わなくてはならないのは

    私たち1人1人、
    そして社会の
    しあわせの中身、
    生き方を、変えることだ。

    ☆☆☆

    環境問題から、生き方や、道徳、哲学、
    広い視点に渡り、疑問と気付きを与えてくれる1冊です。
    小学校高学年以上、もちろん大人の方にも
    おすすめの絵本です。

    2021夏・ブックトークプログラム
    ☆「牧野富太郎 日本植物学の父」
    ☆「MOZUトリックラクガキアート集」
    ☆「また、同じ夢を見ていた」
    ☆「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(読み聞かせ)

    (約35分)
    続きを読む

    投稿日:2021.08.12

  • るき|読書ブロガー

    るき|読書ブロガー

    『人類の幸福とは何か・・・』

    ■読了時間 6分
    ■この本をオススメする人
     ・小学生以上のお子様がいる方
     ・教育現場に携わる方
    ■感想
     2012年、リオデジャネイロで開催された国際会議で、南米の小国ウルグアイのムヒカ大統領が行った演説を絵本化したものです。絵本とは言え、幼児への読み聞かせ用ではなく、小学生くらいのお子さんであれば解説すれば理解できるレベルの内容であり、中学生くらいの教育の場で使用するのに丁度よい内容であると感じました。大人が読んでも考えさせられます。

     今でこそSDGsが浸透し、表向きは各国が共通の目標に向かって協力しあっている様子がうかがえますが、当時は環境に配慮しながら環境を次々と破壊していく、資本主義の果て・人間の自己矛盾が問題視されており、それを世界に訴えかけた名スピーチであると思いました。

     「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっと欲しがることである。」

     とても深い言葉です。経済的な豊かさではなく、何が人間にとって幸せか考えさせられます。
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    投稿日:2021.06.17

  • 翠

    深い。
    大人だけど、何度も何度も読んでひとつひとつの言葉をきちんと理解したいと思った。
    だけど、難しい事が書かれている訳ではない。
    理解できない事が書かれている訳でもない。
    大人になるにつれて忘れていってしまった大事な事が詰まっている。続きを読む

    投稿日:2021.02.18

  • じゃすみん

    じゃすみん

    貧乏って欲深いことなんですね。
    今の自分が恥ずかしくなる感じ...。
    兄弟の下の子にも平等に習い事を通わせてあげようとしてるけど、いろいろきつい!と悩んでた現状。
    送迎や金銭面の圧迫でいっぱいいっぱいな自分が想像つく。そんなことよりおうちでニコニコ子供達とお話する時間の方が必要なのでは?幸せって。そんな時間を過ごせることが豊かってことなんだろうなって思うと、物のためにあくせく働いて、時間を売って、体を痛めていくって描写に自分が重なった。
    結局下の子にも同じ機会を与える道を選んだが、心の底ではシンプルに、あるもの、今に感謝を持って生きたい。
    そして、ザ現代人の我が子。将来が心配なので、さらにさらに噛み砕いてゆっくり一緒に読んだ。ちゃんと興味をもってしっかり聞いてくれたことは嬉しかった。伝わったかまでは...これから。
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    投稿日:2021.01.23

  • りゅう

    りゅう

    表紙に書いてあるワンちゃんと牛とニワトリがかわいかった。でも、かわいいだけじゃなくて、大とうりょうは、自分でワンちゃんやニワトリにえさをやる。牛は、ウルグアイの世界さい高の牛。
    大とうりょうは、人るいがはってんしすぎて地球がほろびちゃうこととか、よく深さに気を付けた方がいいことを教えてくれた。スピーチはよかったけど、みんなお金のことしか考えてないのが悲しくなった。目がぜにになっちゃっている。
    ぼくも、人は幸せになるために生まれてきたと思った。ぼくが今できることはよくわからないけど、歯ブラシとかティッシュとか消しゴムとか、そういうものをあまり大事にしていないから、気を付けたい。(小3)
    続きを読む

    投稿日:2021.01.23

  • alouette18

    alouette18

    ムヒカ大統領のこと、本のこと、名前だけは知っていたけどちゃんと読みたくて初めて手にとった。

    2012年以降、世界の指導者がもっとこのスピーチの内容を深く、世界全体のこととして受け止め、自分たちの生き方を見直そうとしていれば、コロナ禍であってもどうしても経済を止められない社会にはならなかっただろうか。

    日本社会は発展したことで、幸福をそこなってしまったと思えて仕方がない。

    絵本ではあるが、大人こそ読むべき本だと思う。

    続きを読む

    投稿日:2021.01.05

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