【感想】誓いて我に告げよ

佐木隆三 / 角川文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 2人の服役中の葛藤が書かれている。

    昭和30年に発生した丸正事件の犯人を描いた小説である。逮捕された2人は冤罪であると主張し弁護士は被害者の親族を真犯人として告発し逆に名誉毀損罪で告訴される。大変有名な事件で現在でもネットで検索すると沢山の情報が出てくる。それ故なのか本作品は裁判の詳細などは一切出てこない。2人とも模範囚であったが仮釈放には自分の罪を認め更生を誓う必要がある。しかし認めてしまえば出所しても再審請求はできない。堂々巡りの中で苦しみながらも真面目な模範囚として過ごす姿を淡々と描いている。続きを読む

    投稿日:2017.05.29

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