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重松清 / 講談社文庫 (341件のレビュー)
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総合評価:
ナチ_コチ_ショチ
2
感情の鈍くなった大人より、多感な時期の中高生に是非とも読んでほしい一冊。
重松氏の小説に外れは無いな~というのが読後の素直な感想。ここ数年の氏の小説は重いテーマが多い。癌による死をテーマにしたものがいくつかある:『その日のまえに』という読みやすい短編から、『カシオペアの丘』…のように非常に重いものまで。これらに加えて、本書『十字架』はいじめによる同級生の自殺、それを背負い続ける人たちのその後の歩み。重松氏にしかできない表現もたくさんあった。内容の出来・不出来/好き・嫌いではなく、登場人物たちの思考・感情の表現そのものに賛否両論はあろうと思うが、中・高校生の多感な時期に読んで欲しい一冊。続きを読む
投稿日:2016.12.21
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「押しつけがましい」
重松氏の著書は、3,4冊しか読んでいません。特に好きでも嫌いでもなかったのですが、この本に関してはまず「押しつけがましい」話しだと感じました。確かに重要な題材なのですが、実の親は気づいてやれなかったの…に、同級生だったから、助けなかったからといって長年にわたって息子の友達を責め続けることに違和感を覚えたし、また責められた子もそこまで負い目を感じ続けたことが不自然に思いました。続きを読む
投稿日:2017.01.05
1
子どもを持つ親こそ
読んでほしい本です。 親として、友として、人として、考えさせられました。
投稿日:2016.02.29
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中東 幸智
クラスでいじめが起こり、級友が死んだ。主人公はいじめを静観していたのに彼の遺書には親友として主人公の名前が残されていた。主人公はこの事件を背負い大人になっていく。いじめとその後を描いた物語。 自分だ…ったらどうしたかな、と何度も読みながら考えた。決して綺麗事ではなく、でも人間の優しい部分も見えるお話。自殺は多くの人を巻き込み、思い悩ませ、束縛するものだと感じた。続きを読む
投稿日:2024.04.08
チルコート
オチはまあまあだったけど、出てくる大人の理不尽さと身勝手さで共感できなかった。賞を受けるような内容かというのが 正直なところ。
投稿日:2024.03.31
いちご大福
いじめ、自殺。被害者と加害者、いじめを傍観していたクラスメイト、我が子を失ったご両親…。重くて苦しいテーマの作品で、ページを進めながら、どう気持ちをコントロールすればいいのか分からなかった。大人になる…こと、時間が解決してくれること、もちろんそんなことはあると思うけれど…変わることと忘れないでいることは、いつも紙一重で、大人になったからこそ、長い年月が過ぎたからこそ、気付くこともあるんだと思う。続きを読む
投稿日:2024.03.15
あああ
終始主人公に同情してしまったが、見て見ぬふりの罪の重さを考えさせられた。一生付きまとう罪の数十年に及ぶ償いを表しているのがすごい。
投稿日:2024.02.27
ゆきちょん
許されないことってあるんだな…って改めて考えさせられました。 重かった…重いけど、、、この十字架を背負ってどう生きていくのかが気になって読み進めました。 重いけど…読んで良かったです。
ジューゴ
このレビューはネタバレを含みます
人間関係ってほんと複雑。自分が仲良いと信じてる相手でも実際はそうでもなくて、むしろ嫌われてたりする。恋人関係も。自分では気づきにくいからタチが悪い。 この中だと親子が一番安定した人間関係なのかな。親は望んで子どもを得るから絶対的な愛情。子ども側も一人ずつしかいない両親への信頼。うざいと言いつつも離れられない関係。読後、意外と互いのこと気にかけてるかもしれないと思った。 作中の小百合さんの言葉が印象的だった。「ほんとうに大変です。(略)生きていくしかないんだなあ、と思っています」どんな状況でも、自分ができる事をして過ごしていく。行けるとこまで行く。意外と単純な面もあることに気づいた。
投稿日:2024.02.14
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