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司馬遼太郎 / 文春文庫 (200件のレビュー)
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総合評価:
Y-suke
1
秋山兄弟の努力に脱帽
(1)からの引き続きで 松山出身の歌人正岡子規と 軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を軸に 物語は進んでいます. やはり、率直な感想として 「この本の登場人物はよく勉強しているなー」 と感…じます 本を読みながら 「もっと勉強しないと!!」 と再認識します。 特に、彼らは勉強するために 英語・フランス語・ドイツ語の本を使います。 彼らの環境と比べるとどれだけ恵まれた環境か 再認識させられました。 今の環境に不満を持たず、努力する事を忘れない。 そんな初心を思い出させてくれる本です。 是非お勧めです!! 続きを読む
投稿日:2017.05.09
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kaido
自分は子規と比べるまでもなく凡庸な人だけど、幼なじみが出世して社会で影響力を増していく中で自分が燻っていることの悔しさとかこれでいいのかという気持ちはちょっとわかる。
投稿日:2024.02.20
koba-book2011
▼2巻は好古・真之・子規を追いつつ、日清戦争勃発。▼結局、秋山兄弟は貧乏のために軍人になる。正岡子規は貧乏とは言えない。なので軍人にはならぬ。単に出世を目指すが落ちこぼれて文学を目指す。その際に「"初…めて世代"は良いなあ。大したことなくても世に出れた」と、嘆き羨む。これはほぼ、「西洋化」の第一世代か。▼結局、正岡子規は、アメリカ開拓時代終盤の移民者が必死に空き土地を探すかのように、自分の居場所を探して俳句・短歌の文学評論にたどり着く。▼このあたりの心情は、デジタル化という現今の変化でも、似たようなことがあるんだろうなあ。続きを読む
投稿日:2023.11.26
えみほ
ロシアの成り立ち、ロシアに関連する人の説明がメインでした。日露戦争がなぜおこったのか背景が丁寧に説明されている。 一転正岡子規の章は松山のお国言葉なども交じりあたたかい気持ちになった。
投稿日:2023.09.21
星野 邦夫
日清戦争の描写に臨場感があり、三人の登場人物に感情移入しながら読める。戦争の渦中において三者それぞれの役割やその中で感情の機微を感じ取ることができ、且つ日本史を学ぶうえで転機となる戦争を日本の勝因、清…の敗因を冷静な切り口で分析されていて読み応えがある。続きを読む
投稿日:2023.09.09
芥川直木
日清戦争は、老朽しきった秩序の清国と新生したばかりの秩序の日本とのあいだにおこなわれた大規模実験のような性格を持つとのこと。 小学生か中学生の時、上記のような背景には触れず、「日本が勝利し、下関条約で…台湾、遼東半島などを割譲された云々」みたいなことを淡々と話されたくらいでした。続きを読む
投稿日:2023.07.16
43street
話は日露戦争に突入する直前まで。 ファンの方にとっては申し訳ないが、私はぜんぜんおもろない。 おもろないので、ぜんぜん進まない。 こんな調子で、全8巻、読み終えることができるんだろうか。 書かれてい…る事はすべて事実らしいので、日本の近代史、主に日露戦争について知っておかにゃあいかんだろうと勉強のために読んでるようなもんです。続きを読む
投稿日:2023.03.30
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