【感想】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11

渡航, ぽんかん8 / ガガガ文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
5
8
0
0
  • 本物の三人の関係

    本物から目をそらしてでも、この時間がずっと続けばいいのかもしれない。
    何も気づかないほうが良かったのかもしれない。

    何度もダメになりかけ、それでも何とか元に戻ったと思っていた三人の関係性
    八幡はその関係に違和感を覚えてしまう。本物なんて無いと分かっていてもそれを欺瞞だと言い切り、納得のいく答えを求めます。
    次巻以降、三人が出す本物の答えが気になりますね。
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    投稿日:2015.07.09

  • トライアングルの行方

    雪ノ下の好意が文章またはアニメで表面化した今回。
    離れたり近づいてまた離れたり、人の関係性の難しさと彼等彼女等の人間模様を丁寧に描いていった俺ガイルの本締めに近づいてきました。

    氷の女王のように冷徹に見通しただ正しくあろうとしていた雪ノ下が八幡の屈折した意地のわるさ(またそんな彼の優しさ)由比ヶ浜の壁を隔てない一途な好意にふれて、強く清楚な女性ではなく、弱さもある可憐な少女としての彼女のいじらしくらしさは今巻最高潮を迎えてます!ニヤけました!

    そんな彼女が八幡に好意を表し、また由比ヶ浜の気持ちに気づいた時どう物語は動きだすのか、楽しみでした。

    選びとるのか、壊れてはなれてしまうのか、気持ちを告げずにまた違和感の日々を過ごすのか。


    しかし、サブタイトルの「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹きはじめる」そして物語から、今までの八幡ではなく、だけど彼らしい答えを選ぶ。
    そんな期待想わせてくれました。
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    投稿日:2015.07.15

  • 明言されない感情

    ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡(※ただし、残念ゆえの、一人ぼっちの信念が半端ない)が、「奉仕部」に入り、学園一の美少女(かつ才女)・雪乃(※ただし、突出しているがゆえの、一人ぼっちの信念が揺るぎない)と出会い、様々な人の問題を導いていく話。

    11巻は、バレンタインを迎えるにあたって様々な人の依頼を一色と共に解決する回。

    今回の展開は、一般的に見てリア充的な展開を迎えており、かなりまっとうな解決策が進んでいく。しかし、八幡は違和感を感じ続けている。明らかに終盤に向けての伏線が散りばめられている。

    3時間くらいで読み終えることが出来ました。

    今回は解決策そのものに焦点は当たってないように思える。むしろ「奉仕部」のこれからについて、緩やかに問題提起している感じになっている。
    八幡の妹の小町と話している時が、素の八幡であり、外で奉仕部として会話している時が、何かを避けている八幡だというように見ると、感情のねじくれ具合が見えるように思う。
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    投稿日:2015.12.23

  • 本物をもとめて

    バレンタインです。
    葉山関係から生徒会を巻き込むイベントに。
    何か周りに女性が多くなってラブコメ感が出てきた比企谷君ですが、何かが違和感がある様子。
    本物を求めてどこに向かうのかそんな次の依頼に向かう為の脈動の巻です。
    最近目立っている一色も相変わらず可愛いですが、今回は雪ノ下、由比ヶ浜のメインヒロインに焦点が当たっている感じですね。
    読んでいて明るい楽しい感じではないですが比企谷君の語りがふざけている所が多いおかげで重たい感じではないですね。
    明確なひきで終わっているので次巻が楽しみですw
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    投稿日:2015.07.11

ブクログレビュー

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  • kumasank

    kumasank

    話の終わりに向けた節目の一冊? 三人の関係が変化して行かざるを得ない中で、存外に余韻を残すラストに。昔の楽しかった頃が懐かしいけど、3人+αが葛藤しどのような選択をしていくのか、期待したいです。

    投稿日:2019.10.04

  • mstcapri

    mstcapri

    バレンタインデーにどうやってチョコを意中の相手に食べてもらうか。
    それに関する奉仕活動もありつつ3人の関係がもやっとしてきてるのがどうなるのか不安でしかない。

    投稿日:2018.12.26

  • nira1013

    nira1013

    叙述トリックぎりぎりを思わせる回りくどいセリフまわし

    川崎からの精一杯の自分への好意(サキサキ可哀想)、
    由比ヶ浜、雪ノ下からの交錯しながらも向けられる自分への好意、
    これらに向き合わずに、やんわりとした交流のなかに埋没させている。

    ぼっちのヒッキーも葉山のような超上級者の対人(異性)スキルを無意識に実践していたことが明らかにされます。
    違和感→残り僅かなぼっちスキルが「本物じゃない」警告を発しているかのよう。
    平塚先生は成長と言い、陽乃さんは怒ってくれました。

    ラストはアニメが早かったのですが、小説メディア向けのやりとりだと思います。

    不明なところ
    ラストは2月14日入試の日の話。でも、前日にガハマさんちに泊まったゆきのんがしっかり着替えておしゃれしているのはおかしくないですか?
    着替えに帰って、陽乃さんねちねち言われるのはHP削られそうだし。
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    投稿日:2018.10.29

  • natsu

    natsu

    最後の方、ダメだ。
    私の頭が足りなくてついていけない。
    名言することを避けながら
    話しているからよりわかりづらいかな。
    理解力を磨かねば…!

    10.5に続きいろはすー(*´∀`)
    なんかだんだん癖になってくる(笑)
    そろそろ結末になっちゃうのかなー
    終わらないでほしいなー
    続きを読む

    投稿日:2017.04.23

  • asaitatsuya

    asaitatsuya

    俺ガイルの最新刊。バレンタインイベントの話と、奉仕部の3人で葛西臨海公園に行く話が描かれている。このシリーズはそろそろ佳境に差し掛かっており、バレンタインイベントで主要キャラが勢ぞろいし、みんなで楽しんでいる様子は、読んでいて哀愁を誘うものがある。この巻が出てから1年半以上経つのに続刊が刊行されないところをみると、この作品の終わらせ方に作者が相当悩んでいるのだろうな、と思う。奉仕部の3人の「本物」とは何なのか、彼らなりの結論を早く読みたい。続きを読む

    投稿日:2017.02.19

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

     女2人に男1人。定番の関係は「本物」ではないのか。本物でないにしても、欺瞞とは大分違う3人の関係。結衣なら満足できるのかも。なら、本物を求める八幡は?。自我のなさをブリザード・冷徹さという鎧で覆い隠し、今は八幡に自己を投影するしかない雪乃はどうか?。そして何より、姉を演ること、堅苦しい家の後継を演ることを強いられてきた陽乃。雪乃の超えるべき壁の役割を擬したとも見える彼女はどう見たんだろう?。◆求めるもの(本物)は三者三様なはずだが、奉仕部三人衆は最適解を見つけられるのか。意味深な引きが最終章の幕を開ける。
    「本物」が、関係性の明示や確定、さらにその前提となる心情の吐露を意味するならば、八幡には、どちらかの少女を傷つける決断と選択が求められるかもしれない。元来、八幡は、人間関係の波風を立てないため、ひいては自分の心の平穏の確保を目的に「ぼっち」を標榜していた。その彼が、リスクある選択と決断を下しうるのか。懊悩の中、ぼっちに回帰していかないか…。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.24

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