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宮沢賢治, 中原中也, 高村光太郎 / ゴマブックス (2件のレビュー)
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総合評価:
わたあめ
1
人の想いに触れること
小中高の授業の中でしか詩に触れたことがなく、最近になって改めて読んでみたいと思い購入した。詩に関してまったくの初心者で、何を買ったらいいのか分からなかった私にとって、こういった厳選集のようなのはあり…がたい。好みの詩人は見つかるかな?といった軽い気持ちで選んだのが本書です。 義務教育の頃、詩にはいろいろな技法があり、今日評価されている多くのものが、その技法を巧みに用いているものだと教わった。直喩だの、隠喩だの、対句だの擬人法だの・・・・・・正直、授業の詩で感銘を受けたことは一度もない。技法を意識しすぎるため、あの頃は詩に込められた作家の思いまで感じ取ることができなかった。もちろんすべてがそうであるとは限らないが、テストでしきりに問われていた記憶が先行してしまうというのは、そういうことなのだろう。 技法や形式をまったく気にせず、ただ目の前にある言葉の連なりを追いかけて読んでみた。するとそこには、先人たちの眼前の風景があった。 伝記やエッセイとはまた違う、誰にも気取ることのない独り言のような言葉が、真っ直ぐに心を撫でていく。それは何かを訴えているようでもあり、また忘れていたことを気付かせてくれているようでもある。 私は、紙とペン(あるいはスマホのメモ帳)を前にするとき、人と向かい合うときより少しだけ素直になれる気がします。自分の思いを伝えたいときは何かにまとめてから話すようにしてますが、本書の詩を読んでいると、先人たちもそうだったのかな、と思ったり。口に出すと難しい、けど自分の中から何か手段を持って吐き出したい。誰かに伝えたい。聞いてほしい。人間生きていれば誰だって一度は思うそんな気持ちが、詩として今日に残っているのかな、と感じた。 感じ取る内容は人それぞれ。中身がどうであれ、人の想いに触れることというのは、自分の心に触れることでもあると個人的には思うので、買ってよかったなと思います。この値段だともう少し数を豊富にしてもいいのでは?と思うのですが、この辺が妥当なのかな? 心の情緒に触れられる、いい機会でした。続きを読む
投稿日:2016.08.12
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moga
10
触れてみましょう!詩の世界。
皆、スゴい人なのでしょうが、7人しか知りませんでした(誰だかは秘密^^;)。有名といわれる詩・詩人でも、響くものもあれば、そうでないものもあるのは本音。しかしこのような本を読むことで、知らない詩にふ…れて、新しい発見を体験できたのはよいことでした。 タイトルの「これだけはおさえて・・・」とかいうと試験対策みたいでいまいちです。でもこんなタイトルの方が、私も含め一般読者は読む気になるのかなぁ。 余談:詩を読んでいると、つい5・7・5リズムになってしまって、タイミング?が合わない事多々あり。未熟だ・・・TT続きを読む
投稿日:2016.02.08
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