【感想】はだかの太陽〔新訳版〕

アイザックアシモフ, 小尾芙佐 / ハヤカワ文庫SF
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
6
7
1
0
0
  • これは短編小説にしたほうがスッキリする。

    この小説は長編小説にするほどの内容ではないと
    途中で感じ取りました。
    序盤はすごく良くて、これは久々の傑作かな?
    と思って読み進むと、短く語ればいいものを長くして
    最後の結末に持って行こうとしているように感じました。
    新訳以外の「はだかの太陽」を読んでないのでそれは
    どうなのかはよくわかりませんが、私としては長い長編にするよりも
    短い短編にしたほうが、もっと有名な作品になるし、
    映画化もできるのでは?と思いながら読みました。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.27

ブクログレビュー

"powered by"

  • kemukemu

    kemukemu

    アシモフの「ロボット三原則」
    それは矛盾と二律背反がもたらす面白さ……。

    舞台は高度にロボット文化の発達した惑星ソラリア。そこでは極端に少人数の住民が裕福に暮らしている。
    そこで起こった殺人事件を地球人である主人公が捜査することに……
    地球とソラリア、相反する二つの世界はその相違がゆえに同一であることが、徐々に印象的となる。

    物語自体もさることながら、アシモフ自身による「序文/ロボット小説の舞台裏」が面白い。
    ミステリーに強い興味を持っていたこと、当時のSFには半裸の美女を登場させないと売れないと言われていたにも関わらず、アシモフは女性を描くのが苦手と言われていたことなど、執筆時の様子が面白く分かりやすい。

    前作『鋼鉄都市』を未読のため、読み始めに地球の状態がイマイチ把握できていなかったことが残念。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.27

  • あまおと

    あまおと

    鋼鉄都市に続く二作目
    キャラ立ちもしていて内容も面白くサクサク読めた。
    アシモフの想像力に今回も脱帽、対面で接するのが何よりも苦痛な生物を生み出すなんて

    投稿日:2023.07.23

  • アワヒニビブリオバトル

    アワヒニビブリオバトル

    第66回アワヒニビブリオバトル「そら」で紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本
    2020.07.05

    投稿日:2023.05.04

  • お寿司

    お寿司

    このレビューはネタバレを含みます

    鋼鉄都市読後即買ったわ

    冬川さんの訳読んだ

    も〜楽しい ロボたちの人間守る!感今回強かった

    モブロボは主人倒れた時まともに喋れなくなってたけど、ダニールは全然まともで良い 流石最新式ヒューマノイド
    でもベイリが倒れかけた時だっけ?に膝ガクついたりため息ついたりしてて良い

    ベイリめちゃ頑張ってたけど普通にラスト付近おい!既婚者!!となった

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.06.17

  • はに

    はに

    前作の鋼鉄都市は一昔前の訳だったため古くさい言い回しが気になる部分があったけど、新訳だとスムーズにお話に入れた。
    イケメンロボットのダニールの出番がちょっと少なくて残念。でも登場場面ではいい仕事している。ベイリとダニールの関係性も変化しており続きも楽しみ。
    特に保護者的な扱いに反発したベイリに行動を制限されてしまう場面が切ない。ばかげたことと思いつつ、何かダニールに対して人間的なものを期待してしまうベイリもよい。

    半世紀以上前の小説なのにそのまんまのリモート会議が登場することに驚く。隔離生活が定着した無菌状態の惑星ソラリアで、病原菌扱いされ思いっきり差別される地球人ベイリ。これこそコロナ禍に読んでほしい作品だと思った。

    たくさんの要素を含むこの作品で、1番印象に残ったテーマをひとつ挙げるとすれば「価値観の違い」

    惑星の住人とは基本的に言葉が通じているのだが、植民して長いためか、同じ単語を用いたとしてもその意味に齟齬が生じる、という点は面白かった。

    惑星ソラリアではリモートで人と会うことが常であるために、「じかに会う」事がすごく下品で非常識なことだったり、異なる世界どうしの文化が交わる際に起こる価値観の摩擦が前作にも増して繰り返し描かれている。
    こういう事は現代でも常に起こっていると思う。
    そしてもしコロナの緊急事態宣言みたいな状態がずっと続いたら、私たちの世界も少しずつソラリアに近づいていくかも、、というのはコロナ前には持ちえなかった感想かも。

    そんな惑星で起こる殺人事件の解決過程を軸に、人工知能や、遺伝子の管理などのSF要素に加え、イケメンロボット×やんちゃなおじさんというブロマンス要素まで盛りだくさん。お腹いっぱいの作品でした。アシモフ先生ありがとう。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.29

  • daifukuomochi

    daifukuomochi

    50年以上前にリモート殺人小説が書かれてたなんてってなった トリックは現代には適用できないけど
    ベイリが執拗に直接会いたがるのもあと数十年経ったら意味不明になりそうだし読者もソラリア人のほうに賛同しそうな気もする
    ソラリアも感染症とかで大変なことになってこうなったのかな〜とかコロナの社会変容と重ねながら読めてよかった
    続きを読む

    投稿日:2021.04.20

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。