【感想】亜人(6)

桜井画門 / good!アフタヌーン
(18件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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10
2
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0
  • 「じゅわっ」と出てくる黒い幽霊の様のおもしろさ

    佐藤による要人襲撃を待ち伏せるため、主人公たちは秘密キャンプで作戦を立て話し合う。
    訓練や、オグラによる黒い幽霊(IBM)のレクチャーなどもあり、劇的に話は展開しない。
    作者はここではむしろ、今後のクライマックスに向けて登場人物のキャラクターの肉付けやその後の伏線を展開することに注力している。

    泉が戸崎の部下になるまでの過程と、刑務所で新キャラ琴吹が海斗に信頼を寄せ、脱獄の手伝いを約束するまでが描かれるているが、ドラマとしてはありきたりな流れで目新しさはない。
    「ウザいよ、バカか、違う、超バカなんだ」という三段論法は、昨今よくある「中途半端ではなく極端なヤツこそスゴい」というテーゼにひたすら忠実。
    逆に泉がどうしてそこまで戸崎に信頼を寄せるようになったかはよくわからない描かれ方。
    1巻では、アゴで使われている感じだった関係性からするとちょっと軌道修正がかかった感じにも読めた。

    それでもこの巻は前巻より面白い。
    絵や構図もだんだんうまくなってきて、時に大友克洋チック。
    (ただ戸崎の絵はなかなか安定せず、最初のシーンは情けないくらいカッコ悪い)。
    一番に気になったのは、頻繁にキャラの目元にフォーカスを当てる所で、コマもそれを意識して効果的に演出されている。

    全巻を通して、亜人で一番気に入っているのはIBMが出てくるところで、本巻でもオグラが「出してみろ」と挑発され圭が黒い幽霊を出すシーンはたまらない。
    「じゅわっ」と恐ろしく登場しているのに、次のコマではオグラに無理な要求をされて首をかたむけて途方に暮れた様子はおかしくていい。
    連続で何体も出すことができたり、IBM同士の衝突時の消失条件や、性格の反映など、今後のバトルに生かされるはずのゲームのルールが次々と出てくるので見逃せない。

    最後にReader Storeに注文。
    作者は最後のページで、アシスタントの方がどのページのどのコマの線画などを担当されたかを詳しく列記されている。
    ただそれを読もうと思っても、字がつぶれて読めなくなっている。
    容量の問題もあるので難しいとは思うが、大事な部分などでなんとか読みやすくなるよう工夫していただけるとありがたい。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.15

  • まさかの再登場

    誰とは言いませんが、もう出てこないと思っていました…

    下村さんの過去が出てきましたが、正直今となってはテンプレっぽくて
    彼女のキャラクターとしての魅力が、上がったようには感じませんかね。
    紅一点として、もっと魅力があって欲しいものですが。続きを読む

    投稿日:2016.09.27

ブクログレビュー

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  • ss512(試)

    ss512(試)

    このレビューはネタバレを含みます

    いやぁー面白くなってきた。懐かしい奴も出てきた。メンツは揃ってきたのかな?決戦は近い…最後の奴カッコいい!ヒロイン下村さんの過去がやっと判明。辛いね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.09

  • exe_sf

    exe_sf

    第25話、初日:クズとバカ
    第26話、Genius...!?:正反対な二人
    第27話、下村 泉:田井中 陽子
    第28話、壁:羽のある亜人

    投稿日:2022.03.12

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    このレビューはネタバレを含みます

    【あらすじ】
    不死のテロリスト・佐藤たちの大規模テロにより、亜人の恐怖が全国に蔓延した。そんな中、亜人として全人類に追われつつ寒村に潜伏していた高校生・永井圭は、同朋の少年・中野 攻とともに、佐藤を止めることを決意する。亜人管理委員会の戸崎と手を組むことで、亜人研究の権威、オグラ・イクヤ博士に会い、下村 泉や管理委員会のメンバーとも関わることになった圭。激変する戦況の中で、佐藤との最終決戦が迫る!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.06.21

  • machinobu

    machinobu

    亜人テロリスト、佐藤との対戦に備え、着々と作戦を進める木崎と永井。

    そして、下村 泉の壮絶な過去。
    物語は、ますます激しくなっていく。
    第6弾。



    投稿日:2018.07.01

  • saga-ref

    saga-ref

    永井は誰とも打ち解けず、下村泉の暗い過去が語られ、海斗は少年院で新たな亜人と出会う。ストーリーの亜人密度は高まってきたが、まだそれぞれがバラバラだ。6巻になっても話が拡散していくかに見えるが、さてどのように収斂していくのだろう?続きを読む

    投稿日:2017.08.26

  • Sugar

    Sugar

    7巻まで
    協力の申し出は受理され、対佐藤対策に取り組むことに
    それとは別に、主人公の友達も生きてたり、新しい亜人が現れたり
    そしてまた亜人に襲撃されるビル

    投稿日:2016.04.09

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