【感想】レフトハンド

中井拓志 / 角川ホラー文庫
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
2
7
8
2
0
  • LHVの脅威

    研究施設が閉鎖になり、その中で働いていた70数名が謎のウィルスに冒されてしまいます。
    自衛隊に隔離された施設に送りこまれた津川は、そこで凄惨な現状を目の当たりにします。
    研究者たちはどうなるのか?ウィルスの正体は何なのか?組織の思惑やそれに立ち向かう津川と関係者のやりとりは見ものです。
    ウィルスに汚染された現場は凄惨そのもの。
    一気読み必至です。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.17

ブクログレビュー

"powered by"

  • 猿山リム

    猿山リム

     わたしの六月はゾンビ月間・・・で6月中に読み終えられなくてやっと読了。
     感染すると左腕だけが抜け落ち活動する様になる奇病を扱ったSF。
     設定がしっかりしており、舞台装置は面白いのだが、折角の魅力的な舞台が全然活かされていない展開な印象。
     ちょっと厚めの本であるが、ページ数を思いっきり減らして、閉鎖された施設を舞台にレフトハンドの脅威を避け如何に生き延びるかというスタンダードな話の方が活きたと思った。
     謎で引っ張る割に、ご都合的な真相も残念。
     原作無視気味の実写映画化で面白くなるパターンかも…。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.12

  • みさき

    みさき

    なんというジャンルなのだろう。ホラーコメディ?くだらない笑いもありつつ全体的にはホラーという、あまり読んだことのないお話でした。と言っても安っぽいわけでもないし、ちゃんと読めました。

    投稿日:2022.01.31

  • あすみ

    あすみ

    そういう終わり方。感染すると左腕が抜け落ち人を襲い徘徊をするウイルス、レフトハンドウイルスに魅入られていく津川さん。1人で大暴走してヒヤヒヤ。主人公はたしかに主人公していたけれど最後にまさかの人も主人公格に。キーマン。何度も何度も同じ単語が繰り返されるので思わず数えたくなった。微妙に違いはあるけど最初と最後が同じようなシーンでぞくっとした続きを読む

    投稿日:2019.07.29

  • 小鳥遊小鳥

    小鳥遊小鳥

    このレビューはネタバレを含みます

    再読。

    最近すっかり脳科学方面に作風が変わっている(といってもこの作家さん、寡作なんですけど)中井拓志の第1作。

    B級映画っぽい、なんだろうバイオホラー、なのか?
    「人間の腕から左腕が心臓もろとも引っこ抜けて自走する」というトンデモなウイルスの設定が面白い。

    実写化しないかなぁ、と初めて読んだ時からずっと思っているんだけど。無理かなぁ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.05.24

  • 林檎飴甘

    林檎飴甘

    このレビューはネタバレを含みます

    けっして読みやすい物語ではない。
    難解な部分もかなり多く、登場人物たちの心理描写も独特の表現がされておりわかりにくい。
    研究者とはかくも自分勝手な存在なのかと思ってしまうほど、影山や津川の思考や行動は極端だ。
    研究はすべてのことに優先される。
    例えそれが人類の生存を脅かすウィルスだったとしてもだ。
    研究用に一株のウィルスでもいいから残したいと思う研究者。
    すべてを隠蔽するために、人間社会の未来を守るために、根こそぎ消し去ろうとする会社や国。
    もしもウィルスがどこかに保管されてしまったら、いつ何時、再び漏洩し社会を恐怖のどん底に突き落とすことになりかねない。
    危険性を十分に承知したうえで、それでもなおウィルスを守ろうとする影山たちの考えは、やはり理解しにくかった。
    終盤での展開には驚かされた。
    人間を宿主として成長し、やがて宿主から離れ自立し、宿主を食い散らかして生きていくもの。
    宿主と共生し、宿主を殺すことなく生きていくもの。
    どちらも想像すると吐き気がするほど気味が悪い。
    津川の選択が新しい道を切り開くのか。
    それとも、やはり闇に葬られてしまう存在になってしまったのか。
    国と研究者の戦いは、肝心の責任問題は棚上げにされたまま続いていく。
    それでも最後まで読み通したのは、LHVの秘密が知りたかったからだ。
    LHVはどこで生まれたのか。
    何故三号棟でその研究がされるようになったのか。
    何のためにLHVを研究していたのか。
    こういった分野に興味がある人にとっては面白い物語ではないだろうか。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.04.24

  • hissan3939

    hissan3939

    まさか、と思ったが読んでる最中は夜の暗闇がちょっとだけ怖かった。始めに正体バレてるのに、どうやって最後までひっぱるんやろう?って思っていたが、意外と最後は良かった。

    投稿日:2014.05.02

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。