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橘玲 / 幻冬舎文庫 (28件のレビュー)
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総合評価:
つんどくん
3
人は変わらない
前半から、遺伝的要因や進化論的な考え方から「人は変わらない」ということについて徹底的に説明していきます。自己啓発本好きな私としては、なかなか衝撃的な内容でした。 前半で、人は変われないということを説明…されて、それでこの残酷な世界での生き方を最終的にどうやって教えてくれるのだろうと思いながら読み進めました。 結論は、実践できてるかどうかは別として自分も少し思ってたことだったので納得しました。 おすすめです。続きを読む
投稿日:2015.07.01
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shigehachiman
2
さぁ!フリーだっ!
私達は常に「不安」という怪物に支配されている。 そして、常に生き残りを賭けた戦いをして、「幸福」という得体の知れない天使を捕まえる必要がある。 それはまさしく残酷な世界だ。 我々は、「幸福」なのだろ…うか。 一流の学校の教育を受け、一流といわれる大学に通い、一流といわれる企業に就職し、それなりの高級を受け生活をする。 一流の会社で、約40年間を過ごすことを余儀なくされ、自分の子に自分と同じような道を歩ませるというのは「幸福」なのだろうか。 我々は今、急速な技術の進歩の真っ只中にいる。これを頭を使って駆使すれば、「幸福」をつかみ取ることができるという提言だ。 そしてそれが自分がフリー(自由)になることであり、自分がフリー(自由)になる仕組みは、名だたるIT企業達がフリー(無料)で提供している。 さぁ、頭を使い、この残酷な世界を、誰からもフリー(自由)を目指して生きていこう! という本。・・・・僕はしばらく「不幸」な人生を送ることになりそうだ。この現実を知らされることに星マイナス1。 けれども、すでにフリー(自由)な人、フリーになりたい人、いやいやオレ(私)は無理だよと思う人、誰が読んでも説得力のある文章に圧倒されると思います。 そして、少しの勇気を与えてくれる本でもあります。しばらく、この著者の本を漁ってみようかと思える本でした。続きを読む
投稿日:2016.10.12
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1
身も蓋もない
自己啓発の功罪が非常におもしろかった。 しかし引用が多すぎる。
投稿日:2014.03.25
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EGGMAN
ガランを捨ててバザールへ向え。 恐竜の尻尾の中に恐竜の頭を探せ。 知識社会で重視される、言語的知能や論理数学的知能に恵まれない人々は、努力によってそれらの知能を向上させることはできないので、諦めて好…きなことをマネタイズできるニッチな市場で自分の生きる場所を探せ、という主旨。 橘玲さんの他の著作も色々と読んできたので、内容が重なる部分も多く、理屈ではよく理解できた。 ただ、知識社会に適応できないレベルの知能の人が、自分自身で自分の好きなことをマネタイズできるか?というと甚だ疑問。それもできなければマックジョブに人生を捧げるしかない、というのは残酷ながら真実かも。 とはいえ、このような本をきっちり読み込むような読者層の多くは知識社会に適応できていると思われるので、あまり自分事として捉えることはないのかもしれない。続きを読む
投稿日:2024.02.28
aiueo
能力は向上せず、自分も変えられない、幸福にはなりたいけど、幸福になれるようになっているわけではないとの流れで来るのだけど、全てすんなり納得してしまった。冒頭の伽藍を捨ててバザールに向かえ。恐竜の尾っぽ…の中に頭を探せが、最後の章に軽やかに書いてあるので、一瞬「あ、これだけ…?」とも思ってしまった笑 けど、本当にこれに限るのだろう。 あとがきの最後の一行でふふっとなった笑続きを読む
投稿日:2023.12.07
本好きの社長
勝間和代に始まる自己啓発の否定?疑問?からの書き出しは興味深かった。現代社会で幸せに生きるためにはどうすればいいのかを論理建てて解説。最終的にひとつの答えに続く。
投稿日:2023.09.12
Bikkie
単行本に対して一部加筆した版でした。 要は「好きなことを仕事にして小さく生きていく」という感じの提言で、これはシニアの生き方にぴったりなのではないかと思いました。 人間の進化が現在の社会に進化(コミ…ュニケーションの進化やデジタル化等)の速度に追い付いていない、ということがよくわかりました。 赤ちゃんが本能的に慣性の法則から外れた動きに驚く、という話が面白かったです。 (フレーズに引用しておきました)続きを読む
投稿日:2023.09.03
ayanahaku
橘さんの著書スピリチュアルがとても面白かったので楽しみに読んだが、私には合わなかった。 スピリチュアルは実際の研究などを多数引用して、学術的なことを新しい視点として述べているところが非常に面白かったが…、そういった志向の人にはだらだらと書かれている感じで読めないと思うのでお勧めしない。エッセイが好きな人が読むと面白いかもしれない。続きを読む
投稿日:2023.08.03
とっくり
勝間和代と香山リカの討論から広がる 「恐竜の尻尾の中に頭を探せ」 「伽藍を捨ててバザールにむかえ」 性格や知能も遺伝で決まる 身体的特徴が許されているのに知能の遺伝はなぜ認められないのか それは政治…的に正しくないからである。政治問題になってしまう 貨幣空間、政治空間(友情空間)、愛情空間と3つに大別でき幸せに感じるかは後者ほど大きく感じるが、現代は貨幣空間と友情空間がつながりつつある(評価経済社会) 評判が集まる人が結果的に金銭も手にする。現代は「評価」獲得のやりあい 貨幣空間が合理的でシンプルでストレスが少ない、PTAなどの中間共同体の崩壊で政治空間はほぼなくなり貨幣空間に愛情空間が向き合う「友達のいない世界」が現代 インターネットによる民主化により全体の大きなショートヘッドの中に、細かいジャンルごとのニッチなショートヘッドが続くフラクタル構造が実現している。 比較優位性を考えれば自分の好きで得意な領域を探してその中のショートヘッドになることが残酷な世界で生き残る方法である またその自分のニッチを見つけるためには伽藍を捨ててバザールに出向かなければいけない続きを読む
投稿日:2023.07.25
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