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河内遙 / 月刊flowers (10件のレビュー)
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総合評価:
ペンギンず
2
擬人化された文房具たちの可愛さ
先生に恋する作家志望の女子大生を陰ながら応援する筆記具たち。そんな彼女に恋する男子学生を見守る大事な鉛筆。王子様との出会いを夢見る文房具店のコンパス…。悩める人々にそっと寄り添う、擬人化された文具たち…がいじらしくも可愛らしい、不思議な魅力のある短篇集。ちょっとほっこり、身の回りの文具たちが愛おしく思える(?)、さわやかな作品です。続きを読む
投稿日:2015.06.05
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みみみん
このレビューはネタバレを含みます
文房具にまつわる8つの短編集。主役で出てきたキャラクターが違うエピソードでは脇役になってたりして、ストーリーが繋がってる。 ユーモアあるキャラクターたちの恋愛が微笑ましくも切ない。理想と現実にもがいたり、それでも真っ直ぐに行こうとしたり。 単なる恋愛ものじゃなくて、それを文房具が見守ってるというのも面白かった。
投稿日:2020.07.15
すんしん─金欠の腐クロウ─
もがき、成長、恋愛。 河内遥の描く人間性はいつだって苦くも美しい。 擬人化された文房具は、ひとつひとつ魅力を与えてられており単純な擬人化でおさまっていない、キャラが立っている。しかし文房具はあくまで…も主役ではなく、持ち主の傍らに生きるアクセントとして描かれる。 人間視点になったり文房具視点になったりして、情報が増える。物語に厚みを与えている。 とても良い。 書店のレンタルで読んだので未所持。続きを読む
投稿日:2019.02.24
へきくう
筆箱に入ってるような文房具擬人化。ただし、文房具が主役ではなく、あくまで人が主役。文房具を通して人と人との繫がりが描かれてるので、文房具擬人化!ヾ(*´∀`*)ノと思って手を出すと物足りなさを感じるん…じゃないかな。ナズナと原田はいつから付き合いはじめたのか?続きを読む
投稿日:2015.06.29
ちゅぐ
「夏雪ランデブー」の河内遙、最新短編集 夢と現実のギャップにあえぐナズナ。 ナズナに想いを寄せる八神。 漫画家として鳴かず飛ばずのハタノ。 しかしそれぞれの人生の傍には、知らぬところで支えてく…れる存在が…!? 心揺さぶる、煌めきの短編集!続きを読む
投稿日:2014.11.23
kzm076
たまたま行った 文房具×ビブリオバトル のチャンプ本。気になったからその場で買ったけど、これはいっそずるいなぁ!笑 だってこんなにテーマにぴったりな本選んだ段階でほぼ勝ち確だよー!自分ならどんな本紹介…するかなぁなんて考えてたのに悔しいなぁ。その上面白かったんだから文句のつけどころがない。 というのも文房具ってやっぱり何気なくそばにあるもので。あんまりピンとくるタイトルってないのだよね。名前を書くと人を殺せるノートの話とかもあるけどさ笑。そういうものにフォーカスをあてる感性もすごいよなぁ。と。物語はどこにでもある。続きを読む
投稿日:2014.10.18
komekome
鉛筆、消しゴム、定規、コンパス、万年筆…。 登場人物たちを見守る文房具が健気で可愛い。 見守られる人間たちも恋や仕事に、それぞれ必死で空回りするのがいじらしい。 なんだかほっこりする素敵な短編集です。
投稿日:2014.10.09
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